JP7018535B1 - 壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法 - Google Patents

壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法 Download PDF

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Abstract

【目的】壁掛け・アクセサリー又は置物として使用するために必要な強度及び軽量さなどを確保できる造花及びその制作方法を提供する。【構成】花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートが、複数回巻回され且つ複数の場合は互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状に形成されて成る花芯部と、それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートが、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態で前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定されて成る花弁部とを備えた造花及びその制作方法である。【選択図】 図1

Description

本発明は、発泡樹脂製の柔軟なシートを使用して制作する、壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花(又は、壁掛け・アクセサリーもしくは置物用の造花)の制作方法に関する。
従来より、合成樹脂、不織布などの様々な素材を利用した造花が提案又は市販等されている(例えば特許文献1参照)。
特開2009-299214号公報
しかしながら、従来より種々提案等されている造花においては、いずれも、壁掛け・アクセサリーもしくは置物のために使用するとき、例えば身飾品すなわちアクセサリーとして使用するときに必要な全体の強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)及び軽量さ(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)などを十分に確保することができないという問題があった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目して為されたものであって、壁掛け・アクセサリーもしくは置物のために使用するとき、例えば身飾品すなわちアクセサリー(本明細書中において「アクセサリー」は、ブレスレットなどの身体に直接付ける身飾品、ブローチなどの被服に付ける身飾品、髪飾りなどの頭髪用の身飾品、並びに靴飾りなどの履物(サンダルを含む)用の身飾品などを含む)として使用するときに必要な全体の強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)及び軽量さ(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)などを十分に確保することができる、壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花及びその制作方法を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本発明による造花は、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートが、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状に形成されて成る花芯部と、それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートが、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態で前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定されて成る第1の花弁部と、それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートが、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態で前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定されて成る、前記第1の花弁部よりも全体として異なるサイズを有する第2の花弁部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花は、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートが、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状に形成されて成る花芯部と、それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートが、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態で前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定されて成る第1の花弁部と、それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートが、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態で前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定されて成る、前記第1の花弁部よりも全体として異なるサイズを有する第2の花弁部と、前記第2の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定された基部、又は、前記第2の花弁部の底面側よりもさらに前記第1の花弁部から離れた他の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定された基部であって、壁掛け・アクセサリー又は置物として使用するのに適した引っ掛け用具、取付け用具、もしくは接着・固定・載置用部分を備えているか又は対象物に載置するに適した形状又は重量を有している基部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花においては、前記花芯部に使用される柔軟シートは熱可塑性樹脂製であり、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分は加熱下において少なくとも部分的に一つ又は複数方向に湾曲され又は折り曲げられているようにしてもよい。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花においては、前記第1又は第2の花弁部に使用される柔軟シートは、熱可塑性樹脂製であり且つ加熱下において少なくとも部分的に複数方向に湾曲させられているようにしてもよい。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法は、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートを、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状の花芯部を形成する花芯部形成ステップと、それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第1の花弁部を形成する第1の花弁部形成ステップと、それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第2の花弁部を形成する第2の花弁部形成ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法は、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートを、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状の花芯部を形成する花芯部形成ステップと、それぞれが花弁状に形成された樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第1の花弁部を形成する第1の花弁部形成ステップと、それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第2の花弁部を形成する第2の花弁部形成ステップと、壁掛け・アクセサリー又は置物として使用するのに適した引っ掛け用具、取付け用具、もしくは接着・固定・載置用部分を備えているか又は対象物に載置するに適した形状又は重量を有している基部を、前記第2の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定するか、又は、前記第2の花弁部の底面側よりもさらに前記第1の花弁部から離れた他の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定する基部固定等ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法においては、前記花芯部形成ステップは、熱可塑性樹脂製の柔軟シートを使用するものであり、前記巻回の動作の前に、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が、少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形されるように、前記多数の針状もしくは突起状部分の一方の面にアイロンが当てられた状態で当該アイロンが前記柔軟シートの平面と略平行に細かく且つ素早く動かされ振動され、これにより少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形され、その後に前記柔軟シートが温度低下に伴い固化される過程を含むものである。
さらに、本発明による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法においては、前記第1の花弁部形成ステップ又は第2の花弁部形成ステップは、熱可塑性樹脂製の柔軟シートを使用するものであり、前記第1の花弁部又は第2の花弁部に使用する各柔軟シートを加熱下において少なくとも部分的に複数方向に湾曲させる動作を含むものであってもよい。
本発明に係る壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花又はその制作方法においては、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分は前記花芯部を構成する複数の細長いシートと一体に形成されており、且つ前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートが、複数回巻回され、又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されているから、前記花芯部は全体として強い強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)を有している。また、本発明においては、前記第1及び第2の花弁部を構成する各花弁状シートは、前記花芯部に対して又は前記花芯部に接着もしくは固定された各花弁状シートに対して接着もしくは固定されているから、前記第1及び第2の花弁部と前記花芯部とは、それらを合わせた全体として強い強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)を有している。さらに、本発明において、前記花芯部と前記第1及び第2の花弁部とを構成する各シートは発泡樹脂製であるから、それらを合わせた全体として軽量性(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)を有している。よって、本発明に係る壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花又はその制作方法によれば、造花を壁掛け・アクセサリーもしくは置物のために使用するとき、特に造花を身飾品すなわちアクセサリーとして使用するときに必要な全体の強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)及び軽量さ(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)などを十分に確保することができるようになる。
また、特に、本発明においては、前記引っ掛け用具、取付け用具、もしくは接着・固定・載置用部分を備えているか又は対象物(テーブル又は床など)に載置するに適した形状又は重量を有している基部を、前記第2の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定するか又は前記第2の花弁部の底面側よりもさらに前記第1の花弁部から離れた他の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定するようにしたので、前記花芯部と前記第1及び第2の花弁部とが組み合わせられて成る造花を、極めて容易に壁掛け・アクセサリー又は置物として使用でるようになる。
また、本発明において、前記花芯部を、熱可塑性樹脂製の柔軟シートを使用して、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分を加熱下において少なくとも部分的に一つ又は複数方向に湾曲し又は折り曲げるようにしたときは、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る部分をより現実の花のおしべ又はめしべの形状に近付けることができ、造花をより興趣深いものとすることができる。さらに、本発明において、前記第1の又は第2の花弁部に使用する熱可塑性樹脂製の各柔軟シートを加熱下において少なくとも部分的に複数方向に湾曲させるようにしたときは、前記第1の又は第2の花弁部をより現実の花の花弁の形状に近付けることができ、造花をより興趣深いものとすることができる。
本発明の一実施形態に係る造花の花芯部を形成するための素材となる細長い柔軟シートを示す斜視図である。 図1に示す柔軟シートを花芯部を構成するのに適した長さに切断した後に花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された複数種類の柔軟シートを示す斜視図である。 図1に示す柔軟シートを花芯部を構成するのに適した長さに切断した後に花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された複数種類の柔軟シートの他の例を示す斜視図である。 図2,3に示す柔軟シート中の多数の針状もしくは突起状部分を加熱させて部分的に湾曲等させることにより花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分を形成した柔軟シートを示す斜視図である。 図4に示す柔軟シートの複数個を略渦巻き状に巻回して形成した略円柱状の花芯部を示す斜視図である。 図4に示す柔軟シートの複数個を略渦巻き状に巻回して形成した略円柱状の花芯部の他の例を示す斜視図である。 本実施形態において素材となる柔軟シートから各花弁状シートを形成する際に使用する型紙を示す斜視図である。 前記型紙を使用して形成した柔軟シート、及びこれを加熱下で部分的に複数方向に湾曲させた柔軟シートを示す斜視図である。 前記各花弁状シートを前記花芯部に取り付け固定するときの動作等を説明するための斜視図である。 前記各花弁状シートを前記花芯部に取り付け固定するための動作を説明するための斜視図である。 複数の花弁部を前記花芯部に取り付け固定しさらに壁掛け用の基板(壁掛け用のリングを含む基板・基台)を取り付けた造花を示す斜視図である。 複数の花弁部を前記花芯部に取り付け固定した他の複数種類の造花を説明するための斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る造花及びその制作方法を図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る造花の花芯部を形成するための素材となる細長い柔軟シートを示す斜視図、図2は図1の柔軟シートを花芯部を構成するのに適した長さに切断した後に花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された複数種類の柔軟シートを示す斜視図、図3は図1の柔軟シートを花芯部を構成するのに適した長さに切断した後に多数の針状もしくは突起状部分が形成されたさらに他の複数種類の柔軟シートの他の例を示す斜視図、図4は図2,3の柔軟シート中の多数の針状もしくは突起状部分を加熱させて部分的に湾曲等させることにより花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分を形成した柔軟シートを示す斜視図、図5は図4の柔軟シートの複数個を略渦巻き状に巻回して形成した略円柱状の花芯部を示す斜視図、図6は図4の柔軟シートを略渦巻き状に巻回して形成した略円柱状の花芯部の他の例を示す斜視図、図7は本実施形態において素材となる柔軟シートから各花弁状シートを形成する際に使用する型紙を示す斜視図、図8は前記型紙を使用して形成した柔軟シート及びこれを加熱下で部分的に複数方向に湾曲させた柔軟シートを示す斜視図、図9は前記各花弁状シートを前記花芯部に取り付け固定するときの動作を説明するための斜視図、図10は前記各花弁状シートを前記花芯部に取り付け固定するときの動作を説明するための斜視図、図11は複数の花弁状部を前記花芯部に取り付け固定しさらに壁掛け用の基板を取り付けた造花を示す斜視図、図12は複数の花弁状部を前記花芯部に取り付け固定した他の複数種類の造花を説明するための斜視図である。
まず、本実施形態における花芯部及びこれを制作する方法・動作について説明する。図1は花芯部を構成する素材となる細長い柔軟シート(ボード)の一例を示している。図1に示す柔軟シート1は、例えば発泡ポリエチレン樹脂等の発泡熱硬化性樹脂製で、幅10-150mm程度、厚さ0.5-5mm程度の柔軟シートが購入時にはロール状に巻回されて成るものを、例えば300-2000mm程度の適切な長さに切断(機械により自動的に切断してもよい)して、形成する。前記柔軟シート1の幅、厚さ、長さは、制作しようとする造花のサイズに応じて決められる。造花のサイズとしては、例えば縦方向の全体の長さが10mmの小型の造花、同1000mmの大型の造花など様々なサイズの造花があり得る。柔軟シート1の色しては、白色、黒色その他の様々な色のシートが使用できる(後述する花弁状シートにおいても同じ)。本実施形態では、例えば、幅25mm、厚さ1-2mmの柔軟シートがロール状に巻回されて成るものを例えば600mmにカッター、ハサミ等で切断したものを使用する。
次に、上記のように切断したシートを、ハサミ等を使用して、図2(a)の符号2aで示す針状又は突起状部分が多数形成されるように、一方の縁部から他方の縁部に向う途中部分まで、幅方向(長手方向と略直交する方向)の切り込みを形成していくか又は略V字状にカットしていく(機械により自動的にカットしてもよい)。この針状又は突起状部分2a(図2(a))は、花芯部中において「花のおしべ又はめしべ」に擬される部分を構成する。なお、図2(b)の符号2b、図2(c)の符号2c、図3(a)の符号2d、図3(b)の符号2e、及び図3(c)の符号2fも、上記と同様の方法により多数形成された針状又は突起状部分の他の例を示すものである。
次に、上記のように形成した針状又は突起状部分2a~2fを例えばアイロン又はドライヤー等により加熱して一方向(又は複数方向)に湾曲(カール)するように変形させる(図4(a)又は図4(b)に示す例。例えば前述のように一方の縁部から他方の縁部に向けてその途中部分まで細かくカッティングすることにより形成した多数の針状又は細い突起状部分に対して、その一方の面からアイロンを当てて例えば約30-約90度に加熱するようにすると、前記多数の針状又は細い突起状部分は、当該アイロンが当てられた面の側が膨張して全体として凸となるように、すなわち図4(a)又は図4(b)に示すように全体的に湾曲(カール)する)。又、上記のように形成した針状又は突起状部分2a~2fを多数方向にランダムに曲がるように変形させる(図4(c)に示す例。例えば前述のように一方の縁部から他方の縁部に向けてその途中部分まで細かくカッティングすることにより形成した多数の針状又は細い突起状部分に対して、一方の面からアイロンを当てて前記範囲の温度で加熱しながら当該アイロンを当該シート面と略平行に細かく素早く動かす(上記略平行に細かく振動させる)ことにより、図4(c)に示すように、多数の方向に且つランダム(不規則)に前記多数の針状又は細い突起状部分をバラバラに湾曲又は変形させる)。これにより花芯用シート2(図4に示す、湾曲等された針状又は突起状部分2a~2fを備える細長いシート)を形成する。前記花芯用シート2は発泡熱可塑性樹脂製であり、前記針状又は突起状部分2a~2fはそのような花芯用シート2の一部であるから、例えばアイロン等により加熱することにより容易に変形させることができる。前記アイロン等により加熱する温度は、選択する発泡熱可塑性樹脂の種類により、すなわちその熱可塑性樹脂が加熱で柔らかくなる融点の温度により、例えば30-100度又はそれ以上の様々な加熱温度とすることが可能である(以上の加熱及び湾曲等の加工は機械により自動的に行ってもよい)。前記花芯用シート2は発泡熱可塑性樹脂製であるから、前述のように加熱した段階で湾曲加工した後にその温度を室温まで低下されれば、当該湾曲加工された形状はそのまま保持される。
次に、上記のようにして制作した針状又は突起状部分2a~2fを有する花芯用シート2を、しかもそれら複数個(複数種類)の花芯用シート2を順次、所定回数ずつ巻回して略円柱状の花芯部4を形成する(図5、図6参照。なお、複数個(複数種類)の花芯用シート2ではなく、1個(1種類)だけの花芯用シート2を所定回数巻回するだけに止めてもよい。また上記の巻回動作は機械により自動的に行ってもよい。前述のように花芯部4を形成するために複数個(複数種類)の花芯用シート2を所定回数ずつ順次巻回する場合、複数の各花芯用シート2の互いの継ぎ目近くを構成する各近傍部分は、それらを互いに接着剤等で固定する。また、前記花芯用シート2をどのくらいの回数だけ巻回するか、その結果として前記花芯部4の略円柱状の直径をどのようなサイズとするかは、制作しようとする造花のサイズにより様々となり得る。前記花芯部4の略円柱状の平面側の直径のサイズ例としては、制作しようとする造花のサイズにより、例えば10mmから100mmまでなど、様々である。
図5は、計4種類(計4個)の花芯用シート2(図4参照)を使用して制作した花芯部4を示している。図5(a)はこの花芯部4を底面側から示す斜視図、図5(b)は同側方から示す斜視図、図5(c)は同上方から示す斜視図である。図5に示す例では、まず、図5(b)の符号4dで示す「針状又は突起状部分」(図4の符合3a~3c参照。花のおしべ又はめしべに擬せられ得る部分。以下同じ。)を備えた花芯用シート2を巻回することにより小径の円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図5(b)の符号4cで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図5(b)の符号4bで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図5(b)の符号4aで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部4を形成している。
また、図6は、計5種類(計5個)の花芯用シート2(図4参照)を使用して制作した花芯部5を示しており、図6(a)はこの花芯部5を底面側から示す斜視図、図6(b)は同側方から示す斜視図、図6(c)は同上方から示す斜視図である。図6に示す例では、まず、図6(c)の符号5eで示す「針状又は突起状部分」(図4の符合3a~3c参照。花のおしべ又はめしべに擬せられ得る部分)を備えた花芯用シート2を巻回することにより小径の円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図6(c)の符号5dで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図6(c)の符号5cで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図6(c)の符号5bで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回して一回り大きな円柱状の花芯部を形成し、その外周側にさらに図6(c)の符号5aで示す「針状又は突起状部分」を備えた別の花芯用シート2を巻回することにより一回り大きな円柱状の花芯部5を形成している。
次に、本実施形態における花弁部及びこれを制作する方法・動作について説明する。図7は本実施形態のために使用する花弁部の形状を示す型紙である。例えば発泡ポリエチレン等の発泡熱硬化性樹脂製の柔軟シートに、図7(a)に示す型紙10aを当てて、ハサミ又はカッター等で切断することにより(機械により自動的に切断してもよい)、図8(a)に示す花弁状の平面状シート11を形成する。この平面状シート11を構成する柔軟シートの厚さは、例えば、厚さ0.5-5mm(望ましくは1.5-2mm)などであるが、このサイズは、制作しようとする造花のサイズに対応して様々なサイズが採用され得る。
次に、この花弁状の平面状シート11をアイロン等で加熱して指などを適宜使用することにより、図8(b)に示すような、複数箇所ごとに部分的に互いに異なる複数の方向に湾曲させて全体として緩やかな凹凸状にする(以上の加熱及び湾曲等の加工動作は機械により自動的に行うようにしてもよい)。図8(b)の符号12は、このようにして湾曲等の加工がされた後の花弁状シートである。前記平面状シート11(図8(a))は発泡熱可塑性樹脂製であるから、前述のように加熱して湾曲等の加工をした場合、その後に室温まで温度が低下した後は、図8(b)の花弁状シート12は、当該加工されたときの形状のまま保持される。なお、図8(c)に示す花弁状シート13は、図7(b)の型紙10bを当ててカットした平面シートを加熱して湾曲加工した例を示す斜視図である。
次に、複数の花弁状シートを花芯部に取り付け固定する方法について、図9及び図10を参照して説明する。図9(a)は花弁状シート12を示している。また図9(b)は、前記花弁状シート12を、複数個、前記花芯部4,5(図5,図6参照)の底面側にグルーガンなどを使用して花芯部の底面側に部分的に接着・固定した状態を示している。なお、図9(b)において、符号20は本実施形態において前記花弁状シートの花芯部4,5への取り付けが終了した後にその底面側に取り付け固定(接着)する基板(基部)、符号20aは前記基板(基部)20の一部に取り付けられた壁掛け用の引っ掛け用具(リング。フックなどでもよい)である。
次に、複数個の花弁状シートの花芯部への具体的な取り付け方法について、図10を参照して説明する。図10(a)~(c)は、いずれも、複数個の花弁状シート12の花芯部4への取り付け過程における途中の状態、すなわち前記複数の花弁状シート12を3個だけ前記花芯部4の底面側に接着、固定したときの状態を示すものである。複数個の花弁状シート12の花芯部4への取り付け過程においては、まず、1つの花弁状シート12の下方側(各花弁の基部側)の端部にグルーガン等でホットメルト接着剤(ホットボンド)等を付けて、その部分を花芯部4の底面側に接着、固定させる。その後、それに隣接するように、他の花弁状シート12を同様に前記花芯部4の底面側に接着、固定する。この接着、固定は、前記花弁状シート12が前記花芯部4の底面側の略円形の外周縁を一周してほぼ覆うまで順次、繰り返す(図10では、花芯部4の底面側に対し2個の花弁状シート12を互いに隣接させて接着、固定しただけの状態を示している)。その後、上記の「順次、繰り返す」動作を終了したら、次に、前記花芯部4の底面側の略円形の外周縁を一周してほぼ覆うまで順次接着・固定された複数個の花弁状シート12の底面側に、さらに上記と同様にして、他の複数個の花弁状シート12を、前記の順次接着・固定された複数個の花弁状シート12の底面側をさらに一周してほぼ覆うまで順次、部分的に接着、固定させる。このような動作は、以上のように2回だけで止めてもよいし、さらにもう一回又は複数回、繰り返しても良い。
図11は、上記のような順次接着・固定する動作を計3回繰り返して、計3層から成る花弁状シート12,13,14を前記花芯部4の底面側に取り付けた後の造花の一例を示す斜視図である。すなわち、図11(a)~(c)に示す造花では、図示中央に在る花芯部4(図11では花芯部4の「花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分4a」のみが表示されている)の底面側に、まず当該花芯部4の底面側に複数の花弁状シート14が互いに隣接しながら略円形状に一周するように接着・固定され、当該複数の花弁状シート14の底面側に他の複数の花弁状シート13が互いに隣接しながら略円形状に一周するように接着・固定され、さらに当該複数の花弁状シート13の底面側に他の複数の花弁状シート12が互いに隣接しながら略円形状に一周するように接着・固定され、その結果、「全体で3層に構成された複数の花弁状シート12~14」(花弁部)が前記花芯部4の底面側に取付け、組み合わせられている。
また、図11(c)に示す例では、前記「全体で3層構造の花弁状シート12~14」の底面側に、さらに壁掛け用の円盤状基板(基部)20が接着・固定されている。この円盤状基板(基部)20は例えば前記花弁状シート12~14と同じ発泡熱可塑性樹脂(発泡ポリエチレン樹脂)製の柔軟シートを所定の大きさの円形状に形成したものである。この円盤状基板(基部)20を構成する柔軟シートのサイズは、例えば、厚さ2-10mm(望ましくは3-5mm)、円形平面の直径は5-1000mm(望ましくは10mm-30mm)、など造花のサイズに対応して様々なサイズが採用され得る。
また、図11(c)において、符号20aは前記円盤状の基板(基部)20の一部(端部など)に取り付けられた壁掛け用の引っ掛け用具(金属製リング、又は金属製フックなど)の一例を示すものである(この引っ掛け用具に関しては、図9(b)に関して既に前述した)。
次に、図12は、複数の花弁部を前記花芯部に取り付け固定した造花の他の例を示す斜視図である。図12(a)に示す例では、「花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分4a」を備えた花芯部4の底面側に略円形状に一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート26と、この複数の花弁状シート26の底面側に同一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート25と、この複数の花弁状シート25の底面側に同一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート24と、この複数の花弁状シート24の底面側に同一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート23と、この複数の花弁状シート23の底面側に同一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート22と、この複数の花弁状シート22の底面側に同一周するように互いに隣接しながら固定された複数の花弁状シート21とから成る「全体で6層に構成された複数の花弁状シート12~14」(花弁部)が、前記花芯部4の底面側に固定されている。
次に図12(b)に示す例では、前記花芯部4の底面側に固定された複数の花弁状シート12を含む造花が、紙製などの軽量の容器30に一部収容されており、前記花芯部4には壁掛け用の引っ掛け用具としての布製の紐(リング)20bが固定されている(なお前記紐20bは前記容器30に固定するようにしてもよい)。
さらに図12(c)に示す例では、前記花芯部4の底面側に固定された複数の花弁状シート12を含む造花が、前記花芯部4の底面側に固定された細い棒状のワイヤ(図示省略)に固定されており、前記ワイヤ(その外周面には装飾用の布製テープなどが巻回されている)はユーザーが手で持てるように構成されている。
以上説明したように、本実施形態による壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花及びその制作方法においては、花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分4a~4dは前記花芯部4を構成する複数の細長いシート2(図2、図3など参照)と一体に形成されており(図2など参照)、且つ前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分4a~4dが形成された樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シート2が、複数回巻回され且つ当該柔軟シートが複数の場合は互いに接着もしくは固定されているから、前記花芯部4は全体として強い強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)を有している。また、本実施形態においては、花弁部(図11の「全体で3層に構成された複数の花弁状シート12~14」など参照)を構成する各花弁状シート12~14,21~26は、前記花芯部4,5に対して又は前記花芯部4,5に接着もしくは固定された他の各花弁状シート12~14,21~26に対して接着もしくは固定されているから、前記第1及び第2の花弁部と前記花芯部とは、合わせて全体として、強い強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)を有している。さらに、本実施形態において、前記花芯部4と前記花弁部12~14,21~26とを構成する各シート11~14は発泡樹脂製であるから、全体として軽量性(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)を有している。よって、本実施形態に係る壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花及びその制作方法によれば、造花を壁掛け・アクセサリーもしくは置物のために使用するとき、特に造花を身飾品すなわちアクセサリーとして使用するときに必要な全体の強度(使用中に形態が崩れたりしない特性)及び軽量さ(ユーザーが使用中にその重量が気にならない特性)などを十分に確保することができるようになる。
また、本実施形態においては、前記花芯部4を、熱可塑性樹脂製の柔軟シート11~14を使用して、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分4a~4d,5a~5eを加熱下において少なくとも部分的に湾曲等させるようにしているので、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る部分をより現実の花のおしべ又はめしべの形状に近付けることができ、造花をより興趣深いものとすることができる。
さらに、本実施形態においては、前記花弁部に使用する熱可塑性樹脂製の各柔軟シート11~14を加熱下において少なくとも部分的に複数方向に湾曲等させるようにしているので、前記花弁部をより現実の花の花弁の形状に近付けることができ、造花をより興趣深いものとすることができる。
以上、本実施形態についてしたが、本発明はこれに限られるものではなく、様々な変更等が可能である。例えば、前記実施形態においては、造花を壁に掛けるための壁掛け用基部として引っ掛け用具としての金属製リング20a(図11(c)参照)又は紐(リング)20b(図12(b)参照)を備えた円盤状の基板(基部)20の例を示したが、本発明においては、これら限られることなく、例えば、壁又は家具に取り付けるための磁石等を備えた基板(基部)、被服又は靴(サンダル等を含む)に取り付けるための安全ピンもしくは磁石等を備えた基板(基部)、被服又は靴(サンダル等を含む)に取り付けるための接着等で固定するための部分(例えば接着剤を付する領域部分)を備えた基板(基部)、置物とするのに適した比較的大きな重量を有する金属製の錘を内蔵した基板(基部)、置物とするのに適した比較的大きな重量及び形状を有する金属製の基板(基部)などを、前記壁掛け・アクセサリー又は置物として使用するための基板(基部)として採用するようにしてもよい。
また、以上の実施形態の説明では、造花を手工業的に手作業で制作する場合を念頭にして説明したが、本発明においては、以上の各ステップの一部又は全部を機械により自動化して造花を制作するようにしてもよいことは勿論である。
1,2,3 柔軟シート
3a~3c,4a~4d,5a~5e 花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分
4,5 花芯部
10a,10b 型紙
11 花弁用の平面状シート
12~14,21~26 花弁状シート
20 円盤状基板(基部)
20a 壁掛け用の引っ掛け用具(金属製リング)
20b 壁掛け用の引っ掛け用具としての布製紐(リング)

Claims (2)

  1. 花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡熱可塑性樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートを、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状の花芯部を形成する花芯部形成ステップであって、前記巻回の動作の前に、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が、少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形されるように、前記多数の針状もしくは突起状部分の一方の面にアイロンが当てられた状態で当該アイロンが前記柔軟シートの平面と略平行に細かく且つ素早く動かされ振動され、これにより少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形され、その後に前記柔軟シートが温度低下に伴い固化される過程を含む花芯部形成ステップと、
    それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第1の花弁部を形成する第1の花弁部形成ステップと、
    それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第2の花弁部を形成する第2の花弁部形成ステップと、
    を含むことを特徴とする壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法。
  2. 花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が形成された発泡熱可塑性樹脂製の1つ又は複数の細長い柔軟シートを、複数回巻回されることにより又前記複数回巻回される柔軟シートが複数個のシートである場合はそれらの少なくとも互いに近傍の部分が互いに接着もしくは固定されることにより、全体として略円柱状の花芯部を形成する花芯部形成ステップであって、前記巻回の動作の前に、前記花のおしべ又はめしべに擬せられ得る多数の針状もしくは突起状部分が、少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形されるように、前記多数の針状もしくは突起状部分の一方の面にアイロンが当てられた状態で当該アイロンが前記柔軟シートの平面と略平行に細かく且つ素早く動かされ振動され、これにより少なくとも部分的に花芯部の中央側に近づく方向及びその反対方向を含む多数方向に且つ不規則に湾曲又は変形され、その後に前記柔軟シートが温度低下に伴い固化される過程を含む花芯部形成ステップと、
    それぞれが花弁状に形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記花芯部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第1の花弁部を形成する第1の花弁部形成ステップと、
    それぞれが前記第1の花弁部の各花弁状シートと異なるサイズに形成された発泡樹脂製の柔軟な複数枚の各花弁状シートを、互いに略水平方向に略隣接するように配置された状態となるように前記第1の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定することにより第2の花弁部を形成する第2の花弁部形成ステップと、
    壁掛け・アクセサリー又は置物として使用するのに適した引っ掛け用具、取付け用具、もしくは接着・固定・載置用部分を備えているか又は対象物に載置するに適した形状又は重量を有している基部を、前記第2の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定するか、又は、前記第2の花弁部の底面側よりもさらに前記第1の花弁部から離れた他の花弁部の底面側に部分的に接着もしくは固定する基部固定等ステップと、
    を含むことを特徴とする壁掛け・アクセサリー又は置物に適した造花の制作方法。
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