JP7330255B2 - 大型ペーパーフラワー及びその製造方法、ペーパーフラワーキット - Google Patents
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Description
従来からペーパーフラワーは、数多く製造されている。
また、最近、結婚式や販売促進のイベント等で使用される目的で、大型のペーパーフラワーも製造されるようになってきている。
尚、関連する先行技術として、特開2016-176171号公報「造花、造花キット及び造花の製造方法」(特許文献1)、特許第2985995号公報「造花の製造方法」(特許文献2)、特許第5379319号公報(特許文献3)がある。
特許文献2には、造花素材を着色してフッ素樹脂液を塗布し、更に硬化シリコン樹脂を塗布して硬化させる造花の製造方法が示されている。
特許文献3には、花弁が紙材料と伸縮する布材料の異なる材料の組み合わせで構成され、葉も2種類以上の素材の組み合わせで構成される造花が示されている。
更に、大型の造花であるため、精度よく製造することが困難であり、製作者の上手下手が目立ってしまい、誰でもきれいな仕上がりにすることができないものであった。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係るペーパーフラワー(本ペーパーフラワー)は、円柱型の発泡スチロールと、発泡スチロールの一方の平面に底面を接着させる円錐形状の厚紙と、発泡スチロールの他方の平面中央に差し込まれる心棒とから成る芯部を備え、発泡スチロールの側面を一周するようにサイズの小さい花びらが上側に、サイズの大きい花びらが下側に接着され、発泡スチロールの他方の平面を保持するよう、お椀型で中央に心棒を通す穴が設けられた紙皿が固定され、紙皿を覆うようがくが貼り付けられる大型のペーパーフラワーとしているので、大型の形状であっても、ボリューム感があって迫力があり、容易に製作でき、仕上がりが美しくなるものである。
本発明の実施の形態に係る第1のペーパーフラワー(第1のペーパーフラワー)について図1を参照しながら説明する。図1は、第1のペーパーフラワーの概略図である。
第1のペーパーフラワーは、直径30cm以上の大型の造花であって、図1に示すように、ボリューム感を持たせた芯部13cと、芯部13cの周囲に取り付けられるサイズが小さい複数の花弁11と、花弁11の外側に形成されるサイズが大きい複数の花弁12とを基本的に有している。
第1のペーパーフラワーの各部について図2~3を参照しながら具体的に説明する。図2は、花弁素材の概略図であり、図3は、芯素材の概略図である。
図2に示すように、花弁素材として、金色(砂金色)、白色(雪色)、朱色又は黒色の4色あって、幅16cm、長さ26cmの花弁11が6枚カット(裁断)されており、それよりサイズが大きい、同じ色の幅19cm、長さ33cmの花弁12が12枚カットされ、準備されている。無論、大型のペーパーから花弁11及び花弁12を切り出してもよい。
ここで、2種類の芯素材13を準備するのは、芯部にボリューム感を持たせるためで、第1の芯素材の長さに対して、第2の芯素材は2倍以上の長さとなるようにする。これは、第1の芯素材を巻いたものを第2の芯素材で更に巻くためである。詳細は後述する。
切り込みは、長辺から7cm程度残して形成するようにする。切り込み線13aの間隔は、1cm程度である。
図3では、切り込み線13aが若干長いので、左右の余白をそれぞれ7cm、中央の切り込み線13aを10cmとすることが望ましい。
また、切り込み線13aは、切り込みの目安であるため、自信のある製作者は、線と線の間に切り込みを入れたり、間引いたりして芯の形状に合わせて工夫して調整することも可能である。
次に、第1のペーパーフラワーの製造方法について図4~8を参照しながら説明する。図4は、花弁の作り方を示す図であり、図5は、芯部の作り方(1)を示す図であり、図6は、芯部の作り方(2)を示す図であり、図7は、花弁の取り付け方を示す図であり、図8は、がくの取り付け方を示す図である。
図4(a)に示すように、花弁11の下部を中心部分がM字となるようギャザー(ひだ)を寄せ、ワイヤー14を挟む。挟んだ後に、図4(b)に示すように、フローラルテープ15で2~3周巻き、図4(c)に示すように、花弁上に突出しているワイヤー14を花弁11とは反対側(手前側)に折り曲げ、図4(d)に示すように、花弁11の根元とワイヤー14とを一緒にフローラルテープ15で巻いて花弁を作成する。花弁12も同様に作成する。
長さ35cmの芯素材(第1の芯素材)13について、図5(a)に示すように、長辺が重なるように中表に半分に折る。これにより、裏面の切り込み線13aが外側面に現れる。そして、図5(b)に示すように、折り返した側から切り込み線13aに沿ってハサミで切り込みを入れ、端部は7cm程度残すようにする。切り込みは1cm幅としている。
そして、切り込みを入れたら、図5(c)に示すように、表面が外側になるようひっくり返す。これにより、切り込んだ部分がループ状に膨らんで第1弾のボリュームが得られる。
長さ80cmの芯素材(第2の芯素材)13についても、上記と同様に切り込みを入れて、折り目部分でひっくり返し、第2弾のボリュームを得る。
この場合、更なるボリューム感を持たせるために、内側の芯部13bに対して第2の芯素材を下側にずらして巻くようにすると、内側の芯部13bが上部に頭を出して、その下側の周囲に後から巻いた第2の芯素材が形成されて、芯部13cの総合的なボリューム感が増すものである。
そして、芯部13cを中心にサイズの小さい花弁11とサイズの大きい花弁12を取り付ける。
具体的には、図7に示すように、芯部13cの筒状部分に、サイズの小さい6枚の花弁11のワイヤー14を均等に配置してフラワーテープ16aで取り付け、サイズの大きい12枚の花弁12のワイヤー14を芯部13cの筒状部分に配置してフラワーテープ16aで取り付け、更にサイズの大きい6枚の花弁12のワイヤー14を芯部13cの筒状部分に配置してフラワーテープ16aで取り付ける。フラワーテープ16aを巻いた後は、グルーガンで固定する。
1~3層目の花弁は、完全に重ならないように配置すると、大型フラワーとしてのボリューム感を出すことができる。
図8(a)に示すように、裁断された黒色等の紙のがく17を複数、花の根元にグルーガンで巻き付ける。
次に、図8(b)に示すように、ドーナツ型に形成され、切り込みを入れた押さえ部18を花の根元に取り付けて、図8(c)に示すように、がく17と同じ色の紙の覆い部19で押さえ部18を覆うように貼り付ける。尚、図8(d)に示すように、飾りのリボン等を取り付けてもよい。
このようにして、第1のペーパーフラワーが製造されるものである。
次に、本発明の実施の形態に係る第2のペーパーフラワー(第2のペーパーフラワー)について図9を参照しながら説明する。図9は、第2のペーパーフラワーの概略図である。
第2のペーパーフラワーは、直径30cm以上の大型の造花であって、図9に示すように、芯部25と、芯部25の周囲に取り付けられる複数の花弁21と、花弁21の外側に形成される複数の花弁22と、花弁22の外側に形成される複数の花弁23と、花弁23の外側に形成される花弁24とを基本的に有している。
花弁素材について図10を参照しながら説明する。図10は、花弁素材の概略図である。
第2のペーパーフラワーの花弁素材は、図10に示すように、砂金色、雪色、朱色、黒色の4色で4種類あり、最もサイズが小さい花弁21の素材が6枚、次にサイズが大きい花弁22の素材が6枚、その次にサイズが大きい花弁23の素材が6枚、最もサイズが大きい花弁24の素材が6枚、準備されている。
予め裁断されたものをキットに含めるようにするが、型紙を配布して製作者がカットするようにしてもよい。
尚、花弁22~24の素材は、図10の下から縦方向1/3の程度に切り込み22aが形成され、花弁21の素材は、下から1/3程度の切り込み21aが形成されている。
次に、第2のペーパーフラワーの製造方法について図11~15を参照しながら説明する。図11は、花弁の作り方を示す図であり、図12は、芯部の作り方を示す図であり、図13は、芯部の概略図であり、図14は、花弁の貼り方を示す図であり、図15は、がくの貼り方を示す図である。
図11(a)に示すように、花弁素材24について、切り込み22aが入っていない側の先端部分を、図11(b)に示すように、ペンなどで丸め、クセをつける。そして、図11(c)に示すように、切り込み22aを重ね合わせるようにボンドで接着してカップ状にする。接着により中心側の窪んだ部分に対して、図11(d)に示すように、花弁のクセをつけた先端は反対側を向くようにする。これにより、花弁24を側面から見たときS字状となり、ボリュームが得られる。
芯部25の作り方は、第1のペーパーフラワーでの芯部13の製造方法と同様である。
ただ、第2のペーパーフラワーでは、芯素材の幅約12cmで長さ約80cmのサイズで、切り込んで残す部分は5cm程度となる。芯素材の色は、花弁が砂金色、雪色又は黒色の場合に金色であり、花弁が朱色の場合に黒色である。
図12(a)に示すように、芯部25の芯素材において、切り込みの補助線が形成された裏面を山折りにして補助線に沿って1cm幅で切り込みを入れ、切り込みが終了したら、図12(b)に示すように、山折りをひっくり返して、ループの膨らみを潰さないように、図12(c)に示すように、切り込みの入っていない部分を軸にして巻く。図12(d)に示すように、巻く途中で型崩れしないようにグルーガンで所々固定する。
そのように形成された芯部25は、図13に示すように、ループ状の部分を周辺部分は横方向に広げると、芯部25の上半分が半球状となり、フラワーの芯部として完成する。
次に、26cmの紙皿26を用いて花弁を貼って行く。
具体的には、図14(a)に示すように、紙皿26の内側の底に、サイズが最も大きい花弁24の根元側を、円を描くようにグルーガンで重ねて貼り合わせる。後ほど取り付けられる芯部25から最も遠い外側の第1層には、花弁24を6枚貼り付ける。
そして、図14(b)に示すように、サイズが次に大きい花弁23をグルーガンで6枚重ねて貼り合わせて、第2層を形成する。
図15(a)に示すように、フラワーをひっくり返し、図15(b)に示すように、紙皿26の裏面に6枚の緑色のがく27を貼っていく。最後に、図15(c)に示すように、緑色の円形のがく28を、がく27の上から貼って、がく27が剥がれるのを防いでいる。
このようにして、第2のペーパーフラワーが製造されるものである。
次に、本発明の実施の形態に係る第3のペーパーフラワー(第3のペーパーフラワー)について図16を参照しながら説明する。図16は、第3のペーパーフラワーの概略図である。
第3のペーパーフラワーは、直径30cm以上の大型の造花であって、図16に示すように、3種類の複数の花びら31,32,33と、茎となるスティック37と、葉34とを基本的に有している。
第3のペーパーフラワーの製造方法について図17~20を参照しながら説明する。図17は、芯部の作り方を示す図であり、図18は、花びらの作り方を示す図であり、図19は、花びらの中央部分の作り方を示す図であり、図20は、がくの取り付け方を示す図である。
尚、第3のペーパーフラワーを製造するための各部は、製造キットに含まれ、販売されるようになっている。
図17に示すように、卵型発泡スチロール36の下中央に、きり等で穴をあけ、緑色の手持ち用スティック37を差し込んで、根元をグルーガンで固定する。
図18(a)に示すように、花びらは、小型サイズの花びら31を10枚、中型サイズの花びら32を4枚、大型サイズの花びら33aを5枚、更に大きい大型サイズの花びら33bを5枚用いる。大型サイズの花びら33a,33bをまとめて「大型サイズの花びら33」と総称することがある。花びらの色は、朱色、雪色又は砂金色の3種類である。
各花びらは、下から中央に1/3程度切り込みが入っている。
図18(b)(c)に示すように、花びら31において、切り込んだ部分を1cm程重ねてボンドで貼り合わせてカップ状にする。
花びらの中央部分は、図19(a)(b)に示すように、カップ状にした小型の花びら31を2枚用いて、小型の花びら31の下半分にボンドを付けて、卵型発泡スチロール36の上側からその真ん中あたりの高さに貼り付ける。花びら31のボンドが付いていない上半分をまるめて円錐形になるように花びら31にボンドを付けて形成する。
そして、図19(c)に示すように、小型の花びら31を上記と同様の方法でもう一枚、まるめて円錐形になるように貼り付ける。その際に、既に貼ってある花びら31と向き合うように貼り付ける。
そして、カップ状にした中型の花びら32を4枚、小型の花びら31と同様に、卵型発泡スチロール36を一周するように貼り付ける。その際に、中型の花びら32の高さが、高くなったり、低くなったりしないよう気を付ける。
ワイヤーが巻かれた5枚の花びら33aを、卵型発泡スチロール36を一周するようスティック37にフローラルテープ38で巻きつける。更に、別の5枚の大型の花びら33bを下側からもう一周するようフローラルテープ38で巻きつける。その際に、1周目の花びら33aと2周目の花びら33bは、完全に重ならないようずらして配置するよう気を付ける。
スティック37に大型花びら33がワイヤーでフローラルテープ38により固定されている状態は、図20(a)に示す通りである。
お椀型の紙皿39の中央にきりで穴をあける。穴は、スティック37がギリギリ通る程度の大きさとする。
図20(b)に示すように、お椀型の紙皿39の凹部中央の穴にスティック37を通して、紙皿39を花びら33がしっかり固定するところまで持ち上げて、紙皿39をグルーガンで固定する。紙皿39の固定によって大型フラワーをしっかり保持することができるものである。
図20(c)に示すように、紙皿39を覆うように、緑のがく35を部分的に重なり合うよう貼り付ける。
植木鉢に粘土を敷き詰め、乾く前にスティック37を刺し、緑のガーデニング装飾を敷き詰める。これにより、第3のペーパーフラワーが完成する。
第3のペーパーフラワーも、製造に必要な花びら31~33、葉34、スティック37、紙皿39等が製造キットに含めて販売されるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る第4のペーパーフラワー(第4のペーパーフラワー)について図21を参照しながら説明する。図21は、第4のペーパーフラワーの概略図である。
第4のペーパーフラワーは、直径30cm以上の造花で、図21に示すように、芯部43と、複数の花弁41とを基本的に有している。
第4のペーパーフラワーの製造方法について図22~25を参照しながら説明する。図22は、花弁の作り方(1)を示す図であり、図23は、花弁の作り方(2)を示す図であり、図24は、芯部の作り方を示す図であり、図25は、がくの作り方を示す図である。
尚、第4のペーパーフラワーを製造するための各部は、製造キットに含まれ、販売されるようになっている。
第4のペーパーフラワーにおいて、花弁素材は、オレンジ、ホワイト、アクア、ピーチ、レッドの5色の薄紙が用意されており、その薄紙8枚を短辺同士が重なるように折り、その折り目に沿って切る。切った半分の8枚を2組重ねて、更に短辺が重なるように折り目を付ける。
その一方の短辺に、図22(a)(b)に示すように、花弁の線が描かれており、その線に沿って16枚をまとめて切る。
折っていた部分は、後ほどジャバラを作る際に、広がるのに役立つものである。
そして、折っていく過程で、中央の折り目部分から広がるようになる。ジャバラ41aが折り終えたら、先ほど印を付けた所をワイヤー42で留める。
図23(a)~(e)に示すように、ワイヤー42で留めた短い方の端部を山形状に切る。ワイヤー42で留めた長い方の端部は、花弁の線によって切り取られているので、ひらひらしたボリュームが得られている。山形状に端部を切り終えたら1枚ずつ開いて小花41aを形成する。
この花弁を5つ製作する。
芯部43となるのは、花弁の色がオレンジ、ピーチ又はレッドの場合に茶色、花弁の色がホワイトの場合に灰色、花弁の色がアクアの場合にホワイトの20cm幅の薄紙であり、この薄紙を3cmの幅でジャバラに折り、中央をワイヤー44で固定する。ワイヤー44は、後ほど紙皿46に取り付けるために長めに端部を残しておく。そして、ジャバラにした短辺の両端をギザギザに切る。
切り終わったら、紙を1枚ずつ開いて球形の芯部43を形成する。
図25(a)に示すように、直径30cm紙皿46より直径が10cm程大きい緑の円状の紙45を用意し、円の周囲に中心に向けて切り込みを入れる。この紙45ががくの底面となるものである。
図25(b)~(d)に示すように、紙45を紙皿46の下に敷き、紙皿46の周囲に紙45の切り込みを折り込むようにグルーガンで固めていく。固め終わったら、紙皿46の真ん中とその周り5箇所にきりで穴をあけておく。紙皿46に予め穴の位置の印を付けておくと便利である。
そして、5つ製作した花弁のワイヤー42を紙皿46の中心以外の穴に差し込んで開いて固定する。
これにより、図21に示した第4のペーパーフラワーが完成する。
第4のペーパーフラワーも、製造に必要な花弁素材、芯素材、円状の紙45、紙皿46等が製造キットに含めて販売されるようになっている。
次に、本発明の実施の形態に係る第5のペーパーフラワー(第5のペーパーフラワー)について図26を参照しながら説明する。図26は、第5のペーパーフラワーの概略図である。
第5のペーパーフラワーは、30cm以上の大型の造花であって、図26に示すように、球体のボンボンをデコレーションしたものとなっている。
尚、第5のペーパーフラワーを製造するための各部は、製造キットに含まれ、販売されるようになっている。
第5のペーパーフラワーの製造方法について図27~29を参照しながら説明する。図27は、花弁の作り方(1)を示す図であり、図28は、花弁の作り方(2)を示す図であり、図29は、くきの取り付けとデコレーションの仕方を示す図である。
花弁51となるのは、オレンジ、ホワイト、アクア、ピーチ又はレッドの5色の薄紙が用意されており、その薄紙を12枚、短辺同士を重ねるように折り曲げ、折り目に沿って切る。
図27(a)(b)に示すように、切った一方の花弁素材を4cm幅のジャバラに折っていき、折り終わったら、切った他方の花弁素材も同様にジャバラに折る。
図27(c)(d)に示すように、ジャバラに折った2つをまとめて、真ん中をワイヤー52で留める。
図28(a)(b)に示すように、ジャバラになっている花弁51の紙の端部を丸くカットする。
次に、図28(c)(d)に示すように、花弁51の花弁素材を一枚ずつ開いて、球体のボンボンを作成する。
くき53となる棒の先に、粘着テープ付きのハリパネ54を差し込む。粘着テープは、花弁側に向くようにする。
そして、図29(a)(b)に示すように、ハリパネ54付きくき53の棒を丸くなった花弁51のボンボンの中に差し込み、ハリパネ54の粘着テープで花弁51に留める。
植木鉢に粘土を敷き詰め、乾く前にくき53の棒を刺し、緑のガーデニング装飾を粘土の上に敷き詰める。
これにより、第5のペーパーフラワーが製造される。
第5のペーパーフラワーの応用例について図30を参照しながら説明する。図30は、第5のペーパーフラワーのリボン付きタイプを示す図である。
図30の例では、ハリパネ54付きの棒を用いず、リボン57を用いて吊り下げるタイプである。
次に、第3のペーパーフラワーの別の製造方法について図31~36を参照しながら説明する。図31は、芯素材の円柱型発泡スチロールを示す概略図であり、図32は、芯素材となる加工前の厚紙を示す図であり、図33は、円錐形状に加工した厚紙の概略図であり、図34は、グルーガンで接着する様子を示す概略図であり、図35は、接合部分をテープで固定した概略図であり、図36は、円柱型の発泡スチロールに芯棒を差し込み、グルーガンで固定する様子を示す概略図である。
具体的には、円錐形状の厚紙62の底面の外周部分が円柱型発泡スチロール61に接触する部分にグルーガン63の接着剤63aを塗布し、円錐形状の厚紙62を円柱型発泡スチロール61上に搭載して接着する。
更に、図36に示すように、円柱型発泡スチロール61の底面中央に芯棒65を差し込み、その差し込み部分をグルーガン63で固定する。
図31~図36による芯部分の製造であれば、円柱型発泡スチロール61と半円状の厚紙62を材料とするので、製造コストを低減できる効果がある。
本ペーパーフラワーによれば、円柱型の発泡スチロール61と、発泡スチロール61の一方の平面に底面を接着させる円錐形状の厚紙62と、発泡スチロール61の他方の平面中央に差し込まれる心棒65とから成る芯部を備え、発泡スチロール61の側面を一周するように小型サイズの花びら31、中型サイズの花びら32、大型サイズの花びら33が上から下に順に接着され、発泡スチロール61の他方の平面を保持するよう、お椀型で中央に心棒65を通す穴が設けられた紙皿62が固定され、紙皿62を覆うようがく35が貼り付けられる大型のペーパーフラワーとしているので、大型の形状であっても、ボリューム感があって迫力があり、きれいで容易に製作できる効果がある。
尚、第1~5のペーパーフラワーは、30cm以上の大型のものを想定したが、30cm以下のペーパーフラワーに用いても構わない。
Claims (4)
- 紙を用いて製作される直径30cm以上ある大型のペーパーフラワーであって、
1枚ずつ裁断されており、サイズが小さい形状のものと大きい形状のものとを有し、それぞれがカップ状に形成できる複数の花びらと、
円柱型の発泡スチロールと、前記発泡スチロールの一方の平面に底面を接着させる円錐形状の厚紙と、前記発泡スチロールの他方の平面中央に差し込まれる心棒とから成る芯部と、
お椀型で中央に前記心棒を通す穴が設けられた紙皿と、
前記紙皿を覆うがくとを有し、
前記芯部の前記発泡スチロールの側面を一周するようにサイズの小さい前記花びらが前記側面の上側に、サイズの大きい前記花びらが前記側面の下側に接着され、前記発泡スチロールの他方の平面を保持するよう前記紙皿が固定され、前記紙皿を覆うよう前記がくが貼り付けられることを特徴とするペーパーフラワー。 - 花びらの芯部への接着側にギャザーを寄せて形成した突起部にワイヤーが巻かれ、当該ワイヤーが前記芯部の発泡スチロールの側面に接着するようテープで固定されることを特徴とする請求項1記載のペーパーフラワー。
- 直径30cm以上ある紙を用いた大型のペーパーフラワーの製造方法であって、
円柱型の発泡スチロールと、前記発泡スチロールの一方の平面に底面を接着させる円錐形状の厚紙と、前記発泡スチロールの他方の平面中央に差し込まれる心棒とから成る芯部の前記発泡スチロールの側面を一周するようにサイズの小さい花びらが前記側面の上側に、サイズの大きい花びらが前記側面の下側に接着され、前記発泡スチロールの他方の平面を保持するよう、お椀型で中央に前記心棒を通す穴が設けられた紙皿が固定され、前記紙皿を覆うようがくが貼り付けられることを特徴とするペーパーフラワーの製造方法。 - 直径30cm以上ある大型のペーパーフラワーを製造するキットであって、
1枚ずつ裁断されており、サイズが小さい形状のものと大きい形状のものとを有し、それぞれがカップ状に形成できる複数の花びらと、
円柱型で、側面を一周するようにサイズの小さい前記花びらが前記側面の上側に、サイズの大きい前記花びらが前記側面の下側に接着される発泡スチロールと、前記発泡スチロールの一方の平面に底面を接着させる円錐形状の厚紙と、前記発泡スチロールの他方の平面中央に差し込まれる心棒とを備える芯部と、
お椀型で中央に前記心棒を通す穴が設けられ、前記発泡スチロールの他方の平面を保持するよう固定される紙皿と、
前記紙皿を覆い貼り付けられるがくとを有することを特徴とするペーパーフラワーキット。
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