JP5379319B1 - 造花及びその造花が含まれている造花装飾体 - Google Patents

造花及びその造花が含まれている造花装飾体 Download PDF

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Abstract


【課題】 日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す造花及びその造花が含まれている造花装飾体を提供すること。
【解決手段】 造花及び造花装飾体を構成する花弁や葉は、日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すのに好適なもみ和紙などの紙材料、縮緬などの布材料、合成皮革などのレザー材料などの造花素材の同一材料或いは異なる材料の内の2以上の適宜な組み合わせとし、使用される造花素材は、適宜の色に着色されている造花素材を予め防水加工を施してから使用した。さらに、造花及び造花装飾体への加工、組合せ時にも、さらに適宜の防水加工やほつれ防止加工や両面貼り合わせや結束や刺繍及び装飾なども行った。
【選択図】 図7

Description

本発明は、和紙などの紙材料や縮緬などの布材料や合成皮革などのレザー材料等の造花素材を適宜組み合わせて花弁、萼、花芯、蕾、葉および茎などを模って日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す造花およびその造花が含まれている造花装飾体に関する。
従来の造花及びその造花が含まれている造花装飾体としては、まずポリエステルなどのプラスチックの成型品を組合せたものなどが知られているが、色彩や形状が限定されて個性が乏しく、美観に劣っていた。
つぎに、紙材料や布材料を造花素材として、花弁や萼や蕾や葉の形状に裁断して、染色や着色し、花弁や葉の風合いを良くするために蝋などを塗布して、所望の構造に組合せて造花及びその造花が含まれている造花装飾体を形成することも行われていた。
しかしながら、蝋などを塗布した造花素材は、風合いはかなり改善されるが、硬くなって花弁や葉を曲げると折れることもあり、また長時間放置すると劣化して、ひび割れたり白化したりすることもあった。
さらに、紙材料又は布材料を造花素材にして、所望の色に着色し、フッソ樹脂液を塗布し、然る後に柔軟で透明な硬化性シリコーン樹脂液を塗布して硬化する提案もされている(例えば、特許文献1参照)。
なお、造花素材を着色する前に、アクリル樹脂溶液を塗布して乾燥させてから染色や着色以降の操作をする提案もされている。
しかしながら、和紙などの紙材料や縮緬などの布材料及び合成皮革などのレザー材料などは、そのまま或いは単に染めただけの使用では、日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すような形状に表現するのは難しく、無理に伸ばすと皺になったり、折れたり、周囲がほつれたり、切断されたりするという問題が残され対策としては不十分であった。
ポリエステルなどのプラスチックを素材とする造花及びその造花が含まれている造花装飾体は、花弁が潰れたり、型崩れしたり、花首が茎から取れたり、葉などは裏貼りした葉脈が硬くはがれ易いこともあった。
特開平6−146104号公報
日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すのに好適なもみ和紙などの和紙材料や縮緬などの布材料および合成皮革や人工皮革などのレザー材料などの造花素材を用いて加工・組合せし、時間の経過と共に光や湿気などにより変色せず、変形することのない造花及びその造花が含まれている造花装飾体を提供すること。
上記課題を解決するために、本発明は、日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すために、予め花芯や萼や花弁や蕾や葉および茎などの造花構成部材に模した適宜の色に染色や着色されていて、表面が防水加工されている造花素材を、花芯や萼や花弁や蕾や葉および茎などの造花構成部材の形状に模して裁断し、加工、組み合わせて造花に仕上げる。
なお、防水加工については、フッソ樹脂、シリコーン樹脂、ボロン樹脂、イソプロピルアルコールやグリコールエステルやトルエンやアセトンなどの有機溶剤などの液体溶液に漬け込んだり或いは筆などで塗ったり或いはスプレーで吹き付けるなどいずれの方法でも本来の機能を発揮するものであれば特に限定されるものではない。
次に、紙素材や布素材による花弁や葉などの異素材或いは同素材の造花素材の組み合わせは紙巻針金やテープや接着剤などによる結束、綿花や紙巻針金や接着剤などによる貼り付け、針や糸や接着剤などによる刺繍、接着剤や磁石などによる両面貼り合わせ、金粉や銀粉やタッセル紐付き房飾りやリボンやパールや組紐や紙紐や接着剤などによる装飾及び指などで花弁などにカーブをつけるなどで立体感などを増して日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すように加工、組合せて立体的などを増した造花及びその造花が含まれる造花装飾体に仕上げる。
また、花芯や萼や花弁や蕾や葉や茎などの造花構成部材に模して裁断された造花素材が造花構成部材へと加工、組み合わせ、仕上げ時には、状況に応じて適宜防水や型崩れ防止やほつれ防止の処理を施すと効果的である。
さらに、花芯や萼や花弁や蕾や葉や茎などの造花構成部材に模して裁断されて加工、組み合わせ、造花仕上げ時にも、状況に応じて適宜防水や型崩れ防止やほつれ防止の処理を施すとより効果的である。
なお、ほつれ防止処理方法については、被処理体の大きさなどに応じて、例えば小さい被処理体であればナイロン・アルコールを主成分とするほつれ防止剤の吹き付けでもよく、また被処理体が大きい場合は色糸などによる刺繍が効果的であり、本来の機能を発揮するものであれば、特に限定されるものではない。
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
もみ和紙や天狗和紙や柄和紙や雲竜和紙や落水和紙や半紙和紙などの紙材料や、紬や縮緬や絹や綸子やお召や紋りや塩瀬や絣や上布や羽二重や絽や友禅や小紋などの布材料、及び合成皮革や人工皮革などのレザー材料からなる造花素材は花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などを模って裁断される前に、予め適宜の色に染色や着色されていて、表面が防水処理されているので造花への加工、組合せ、仕上げなどが容易となる。
ついで、造花への加工、組合せは、紙巻針金やテープや接着剤などによる結束、綿花や紙巻針金や接着剤などによる貼り付け、針や糸や接着剤などによる刺繍、接着剤や磁石などによる両面貼り合わせ、指などで弁などにカーブをつけることなどで立体感などを増していて、さらに金粉や銀粉やタッセル紐付き房飾りやリボンやパールや組紐や紙紐や接着剤などによる装飾で日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すことが可能となった。
さらに、花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などを模って裁断された造花素材は、造花構成部材や造花への加工、組合せ、仕上げ時に、状況に応じて適宜防水、型崩れ防止およびほつれ防止処理が施されているので、より効果的に立体的な造花として維持することも可能となる。
本発明の芍薬の花芯制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の萼制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の花弁制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の蕾制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の葉制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の一輪花の制作の一実施例を示す。 本発明の芍薬の一本花の制作の一実施例を示す。 本発明の椿などの造花が含まれている造花装飾体の髪飾りの一例を示す。 本発明の椿や桜や鉄線などの造花が含まれている造花装飾体の手まりブーケの一例を示す。 本発明の桜などの造花が含まれている造花装飾体の扇形ブーケの一例を示す。 本発明の芍薬や藤などの造花が含まれている造花装飾体の花屏風の一例を示す。 本発明の芍薬などの造花が含まれている造花装飾体の花壁掛けの一例を示す。 本発明の夏椿と鉄線などの造花が含まれている造花装飾体の花テーブルの一例を示す。
まず、花芯、萼、花弁、蕾、葉および茎などの造花構成部材が、もみ和紙などの紙材料又は縮緬などの布材料又合成皮革などのレザー材料などの造花素材からなる造花において、花弁や葉が紙材料又は布材料又はレザー材料の同一材料或いは異なる材料の内の2以上の異素材の組み合わせである構成とした。
2以上の異素材の組み合わせの好ましい例としては、異なる材料の紙材料のもみ和紙と布材料の縮緬及びレザー材料の合成皮革の組合せなどが効果的である。
また、紙材料又は布材料又はレザー材料の同一材料の異素材の組み合わせ例としては、もみ和紙と落水和紙などの紙材料同士や縮緬と綸子などの布材料同士や合成皮革と人工皮革などのレザー材料同士なども可能である。
つぎに、前記造花素材は予め花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などの造花構成部材に模した適宜の色に染色や着色されていて、表面がフッソ樹脂、シリコーン樹脂、ボロン樹脂やイソプロピルアルコールやグリコールエステルやトルエンやアセトンなどの有機溶剤などにより防水加工されているものを、花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などの造花構成部材の形状に模して裁断する。
そして、花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などの造花構成部材に模して裁断された造花素材の造花構成部材への加工、組み合わせ及び仕上げは紙巻針金やテープや接着剤などによる結束、綿花や紙巻針金や接着剤などによる貼り付け、針や糸や接着剤による貼り付けや刺繍、接着剤や磁石などによる両面貼り合わせ、金粉や銀粉や紐付きタッセル房飾りやリボンやパールや組紐や紙紐や接着剤などによる装飾及び指などで花弁などにカーブをつけることなどで立体感を付与し日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す。
また、花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などの造花構成部材に模して裁断された造花素材の造花構成部材への加工、組み合わせ及び仕上げは、状況に応じて適宜防水や型崩れ防止及びほつれ防止剤の吹き付けや刺繍などのほつれ防止処理などを施し日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す効果を高める。
さらに、花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎などの造花構成部材に模して裁断されて加工、組み合わせ及び仕上げた造花構成部材が、造花への加工、組み合わせ及び仕上げ時に、状況に応じて適宜に防水や型崩れ防止やほつれ防止剤の吹き付けや刺繍などのほつれ防止処理を1回以上施し、日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す効果をさらに高める。
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。実施例としては、様々な多くの制作工程が必要な芍薬の制作を例にして説明するが、以下の説明は一実施例であり、制作目的に合わして、あらゆる種類の花や大きさや形状及び制作数などは自在に対応することができるものである。
図1は本発明の芍薬の花芯制作の一実施例を示し、図2は本発明の芍薬の萼制作の一実施例を示し、図3は本発明の芍薬の花弁制作の一実施例を示し、図4は本発明の芍薬の蕾制作の一実施例を示し、図5は本発明の葉制作の一実施例を示し、図6は本発明の芍薬の一輪花制作の一実施例を示し、図7は本発明の芍薬の一本花の制作の一実施例を示し、図8は本発明の椿などの造花が含まれている造花装飾体の髪飾りの一例を示し、図9は本発明の椿や桜や鉄線などの造花が含まれている造花装飾体の手まりブーケの一例を示し、図10は本発明の桜などの造花が含まれている造花装飾体の扇形ブーケの一例を示し、図11は本発明の芍薬や藤などの造花が含まれている造花装飾体の花屏風の一例を示し、図12は本発明の芍薬などの造花が含まれている造花装飾体の花壁掛けの一例を示し、図13は本発明の夏椿と鉄線などの造花が含まれている造花装飾体の花テーブルの一例を示す。
図1は本発明の芍薬の花芯制作の一実施例で、図1(A)、(B)及び(C)は花芯中心部の制作を示し、図1(D)は花芯構成体の制作を示し、図(E)は花芯基本体および花芯本体の制作を示す。
まず、予め花芯の色に模して適宜な色に染色や着色され、防水処理されたたもみ和紙や天狗紙などの紙材料の造花素材の円形カット体1の中心部に、先端を円形状にした適宜の紙巻針金2の円形部に接着剤を介して綿花3を貼りつけた花芯の土台となる花芯構成中心単体4を、接着剤を介して綿花3全体を包み込むように貼りつけ花芯の中心部材となる花芯構成単体5を制作し、該花芯構成単体5を適宜の紙巻針金6で3個束ねて花芯中心部7を制作する。
ついで、前記花芯中心部7に、従来通常に使用されているけし粒玉ペップ8を半分に折り曲げて、適宜の紙巻針金9でその中心で結束させた花芯構成体10を適宜な個数、適宜の紙巻針金11で結束し円形状に取り付け花芯12を制作する。
さらに、前記花芯12は美的効果を増すために、金粉13や銀粉などをふりかけるとより効果的である。
図2は本発明の芍薬の萼制作の一実施例で、花用と蕾用の長萼と丸萼の制作例を示し、図2(A)、(B)及び(C)は長萼の制作を示し、(D)は丸萼の形状を示し、(E)は長萼と丸萼の組合せの制作を示す。
なお、花用と蕾用の長萼及び花用と蕾用の丸萼は、各々大きさが異なるだけで、同じ工程で制作されるので、花用の長萼についてのみ示している。
花用の長萼は、予め花萼の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施した縮緬などの布材料や、もみ和紙や天狗紙などの紙材料や、合成皮革などのレザー材料などの造花用素材を適宜の花用長萼形状に裁断し花用長萼表面14を制作し、該花用長萼表面14と同様に造花用素材を裁断しその中心部に縦状に茎部の長さを加えた適宜の紙巻針金15を接着剤を介して貼り花用長萼裏面16を制作する。
ついで、前記花用長萼表面14と前記花用長萼裏面16とを接着剤を介して表裏貼り合わしリバーシブルな構造の花用長萼体17を制作する。
さらに、前記花用長萼体17は外周部をナイロン・アルコールなどを主成分とするほつれ防止剤でほつれ防止加工18し、さらに、フッソ樹脂やシリコーン樹脂およびボロン樹脂などからなる防水剤による防水加工なども施し花用長萼19を制作する。
なお、蕾用長萼、花用丸萼20および蕾用丸萼については、前記花用長萼19と同様の方法で各々適宜の形状に裁断して、蕾用長萼、花用丸萼20及び蕾用丸萼を制作する。
そして、花萼を制作する場合は、適宜の枚数の前記花用長萼19と前記花用丸萼20とを交互に接着剤などを介して貼り合わせ花萼21を制作する。
なお、蕾萼を制作する場合は前記花萼21と同様の方法で、蕾の大きさに合わした適宜の大きさの、適宜の枚数の蕾用長萼と蕾用丸萼とを交互に接着剤などを介して貼り合わせ蕾萼を制作する。
図3は本発明の芍薬の花弁制作の一実施例で、図3(A)は表花弁用面を示し、図3(B)は裏花弁用面を示し、図3(C)は表花弁用面と裏花弁用面を貼り合わせて、ほつれ防止などの加工を施して仕上げた両面貼りのリバーシブルな構造の花弁の表面を示す。
まず、表花弁面は、予め花弁の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施した縮緬やもみ和紙などの造花用素材を花弁形状に裁断して表花弁用面22を制作し、該表花弁用面22に色彩的グラデーションをつけ立体感を出すことを目的として、該表花弁用面22の下部に該表花弁用面22より少し濃い色の縮緬やもみ和紙や落水紙や天狗紙などの造花用素材を適宜の形状に裁断して接着剤を介して貼りつけて表花弁用面下部23とし、該表花弁用面22の中心部24と該中心部24の左右の花弁脈部25は美的効果や立体感をだすため、外周部26などはほつれ防止などを目的として金糸や銀糸などの色糸27で刺繍を施し表花弁面28を制作する。
ついで、裏花弁面は、予め花弁の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施したもみ和紙や天狗紙などの造花用素材を花弁形状に裁断した裏花弁用面29を制作し、該裏花弁用面29の全面部に接着剤をつけて、該裏花弁用面29の中心部縦状と茎部を加えた長さの適宜の紙巻針金30を貼り、該裏花弁用面29全体が立体感を持つように適宜の場所に綿花31を貼り裏花弁面32とし、さらに、前記表花弁面28と該裏花弁面32を貼り合わせて両面貼りのリバーシブルな構造の花弁基体33を制作する。
さらに、前記花弁基体33は、花の優雅な優しさや立体感を出すためには、前記花弁基体33の表面にカーブ34を付けたり、金粉35や銀粉をふりかけ、予め刺繍をしていない前記花弁基体33は外周部にほつれ防止加工36を施して補強して花弁37を制作する。
図4は本発明の芍薬の蕾制作の一実施例で、図4(A)、(B)、(C)及び(D)は芍薬の蕾芯体の制作を示し、図4(E)は芍薬の蕾本体及び芍薬の花弁付蕾本体の制作を示す。まず予め蕾の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施した縮緬やもみ和紙などの造花用素材を円形に裁断し蕾土台円形体38を制作し、該蕾土台円形体38の中心を適宜紙巻針金39で結ぶか、適宜の糸で縫って芍薬の蕾原体を制作する。
つぎに、先を楕円形にした適宜の紙巻針金41の先の楕円形の回り部を接着剤を介して楕円形部全体を包み込むように綿花42を貼り、その上に再度該蕾原体の中心を内側にして綿花42を包み込むように貼り芍薬の蕾芯体43を制作する。
そして、前記蕾芯体43に芍薬の蕾用の長萼と丸萼の数枚を交互に接着剤を介して、前記花萼21の制作と同様に、貼り合わせて、適宜の紙巻針金44で結束し、本発明の造花用素材からなる茎布45やフローラルテープなどで巻いて芍薬の蕾基部46を制作する。
花弁付蕾基部の制作は、前記蕾芯体43に芍薬の蕾用の小さい前記花弁37を数枚接着剤を介して貼り、その上に該蕾基部46と同様に前記花萼21を適宜の紙巻針金47などで結束して、その上を、前記蕾基部46と同様に本発明の造花用素材からなる茎布45やフローラルテープなどで巻いたり、接着剤などを介して貼り合わせて花弁付蕾基部48を制作する。
前記蕾基部46及び前記花弁付蕾基部48は美的効果を増すために金粉49や銀粉などをふりかけて芍薬の蕾50及び芍薬の花弁付蕾51を制作する。
図5は本発明の芍薬の葉制作の一実施例で、図5(A)は芍薬の葉の表面の制作を示し、図5(B)は芍薬の葉の裏面の制作を示し、図5(C)は表面葉と裏面葉を貼り合わせたリバーシブルな、ほつれ防止加工を施した1枚葉を示し、図5(D)は1枚葉を3枚組み合わせた構造の3枚葉の表面を示し、図5(E)、(F)及び(G)は大きい1枚葉の制作を示す。
まず予め葉の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施したもみ和紙などの紙材料や縮緬などの布材料や合成皮革などのレザー材料などの造花素材を芍薬の葉形に裁断して芍薬の表面葉原体52を制作し、該表面葉原体52が布材料の場合は中心縦状に金糸や銀糸などの色糸53で刺繍し、該表面葉原体52が紙材料やレザー材料の場合は刺繍をせずに金糸や銀糸などの色糸53と接着剤を介して貼り付けて表面葉54を制作する。
ついで、予め葉の色に模して適宜の色に染色や着色され、防水加工を施したもみ和紙や天狗紙などの紙材料の造花素材を芍薬の葉形に裁断して芍薬の裏面葉原体55を制作し、該裏面葉原体55の全面に接着剤を塗り、中心部縦状に該裏面葉原体55と茎分を加えた長さの適宜の紙巻針金56を貼り付けて裏面葉57を制作する。
そして、前記表面葉54と前記裏面葉57を両面貼り合わせして、外周面をナイロン・アルコールなどを主成分とするほつれ防止剤でほつれ防止加工58してリバーシブルな構造の1枚葉原体59を制作し、美的効果を増すために金粉60や銀粉などをふりかけて1枚葉61を制作し、該1枚葉61を、茎布などを介して3枚組み合わせて3枚葉62を制作する。
また、大きい1枚葉は、まず前記表面葉54と同様の方法で、適宜の大きさと形状の大きい1枚葉用の表面葉原体を制作して、該表面葉原体を前記表花弁面28と同様の方法で色彩的なグラデーション63を付けたり、葉の中心部やその左右の葉脈部や外周りに金糸や銀糸などの色糸64で刺繍したりして大きい1枚葉用表面葉65を制作する。
ついで、前記裏面葉57と同様の方法で、適宜の大きさと形状の大きい1枚葉用裏面葉66を制作する。
そして、前記大きい1枚葉用表面葉65と前記大きい1枚葉用裏面葉66とを接着剤などを介して両面貼り合わせしてリバーシブルな構造とし、前記花弁37制作と同様に葉に指でカーブ67を付け美的効果を増すために金粉68などをふりかけて大きい1枚葉69を制作する。
図6は本発明の芍薬の一輪花制作の一実施例で、図6(A)は芍薬の一輪花上部の制作を示し、図6(B)は芍薬の一輪花の制作を示す。芍薬の一輪花の制作は、まず図1に示した方法で制作した前記花芯12と図3に示した方法で制作した前記花弁37のさまざまな大きさの花弁数枚とを接着剤を介して各々貼り付けて、適宜の紙巻針金70で強固に取り付けて一輪花上部71を制作する。
ついで、前記一輪花上部71の花部の下部に、図2に示した方法で制作した前記花萼21の前記花用長萼19と前記花用丸萼20を接着材を介して各々貼り付け、適宜の紙巻針金72で巻き付けて取り付け一輪花73を制作する。
図7は本発明の芍薬の一本花制作の一実施例で、図7(A)は芍薬の一輪花への茎布巻き制作を示し、図7(B)は芍薬の一本花への仕上げの制作を示し、まず前記芍薬の一輪花73に前記芍薬の1枚葉61及び3枚葉62を各々適宜の数を前記茎布45を巻きながら、接着剤などを介して取り付けて、つぎに、前記芍薬の蕾50と前記芍薬の花弁付蕾51のどちらか或いは両方を前記茎布45を巻きながら接着剤などを介して取り付けて、さらに前記大きい1枚葉69を前記茎布45を巻きながら接着剤などを介して取り付けて一本花である本発明の造花74を制作する。
前記一本花74は、制作後にも品質改良および品質保持などを目的にして防水、型崩れ防止およびほつれ防止などの処理を施すことが効果的である。
図8、図9及び図10(A)は、本発明の造花74が含まれている造花装飾体の髪飾り76、手まりブーケ77及び扇形ブーケ78などの、本発明の花弁や萼や花芯や蕾や葉および茎などを組合せ加工して制作した椿や桜や鉄線や芍薬などの本発明の造花74を、紐付きタッセル房飾り79やリボン80やパール81や組紐82や紙紐83や磁石84や接着剤などと組合せ加工して制作した造花装飾体の一例を示し、図10(B)は扇形ブーケの閉じた状態の一例を示し、図10(C)は扇形ブーケの中心に磁石が利用された一例を示し、前記髪飾り76、手まりブーケ77及び扇形ブーケ78などは、結婚式や卒業式や成人式や七五三などで、花嫁や装着者などが日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出せるように表現することができる。
本発明の造花74には、例えば、桜、鉄線、椿、藤などがあり、本発明の造花74と磁石84を組合せることにより、扇形ブーケ78などでは、開いた扇の任意の表裏両面に本発明の造花を貼り合わせることも可能で、さらにより一層の日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出す効果を実現できる。
また、図11、図12及び図13も、本発明の造花74が含まれている造花装飾体の花屏風85、花壁飾り86及び花テーブル87などの、本発明の花弁や萼や花芯や蕾や葉及び茎などを組合せ加工して制作した芍薬や藤や鉄線や夏椿などの本発明の造花74を、屏風や壁飾りやテーブルなどと組合せ加工して制作した造花装飾体であり、インテリア的装飾体としても同様に日本独特の優美で華麗な美しさ醸し出せるように表現することができる。
本発明の造花及び本発明の造花が含まれている造花装飾体は、今までは実現することができなかった日本独特の優美で華麗な美しさを醸し出すことを可能とした造花及び造花装飾体であるので、前述した髪飾り76や手まりブーケ77や扇形ブーケ78などの装飾品分野や花屏風85や花飾り86や花テーブル87などのインテリア装飾体分野のみに限定されることなく様々な分野に応用することも可能である。
本発明の造花及び本発明の造花が含まれている造花装飾体は、今までは実現できなかった日本独特の優美で華麗な美しさ醸し出すことを可能とした造花及び造花装飾体であり、本発明の造花及び本発明の造花が含まれている造花装飾体に接したあらゆる人々の方々に深い感動・感銘を感じていただけるものと思われる。
1 円形カット体
2 紙巻針金
3 綿花
4 花芯構成中心単体
5 花芯構成単体
6 紙巻針金
7 花芯中心部
8 けし粒玉ペップ
9 紙巻針金
10 花芯構成体
11 紙巻針金
12 花芯
13 金粉
14 花用長萼表面
15 紙巻針金
16 花用長萼裏面
17 花用長萼体
18 ほつれ防止加工
19 花用長萼
20 花用丸萼
21 花萼
22 表花弁用面
23 表弁用表面下部
24 表花弁用面中心部
25 花弁脈部
26 表花弁用面外周部
27 色糸
28 表花弁面
29 裏花弁用面
30 紙巻針金
31 綿花
32 裏花弁面
33 花弁基体
34 カーブ
35 金粉
36 ほつれ防止加工
37 花弁
38 蕾土台用円形体
39 紙巻針金
41 紙巻針金
42 綿花
43 蕾芯体
44 紙巻針金
45 茎布
46 蕾基部
47 紙巻針金
48 花弁付蕾基部
49 金粉
50 蕾
51 花弁付蕾
52 表面葉原体
53 色糸
54 表面葉
55 裏面葉原体
56 紙巻針金
57 裏面葉
58 ほつれ防止加工
59 1枚葉原体
60 金粉
61 1枚葉
62 3枚葉
63 色彩的なグラデーション
64 色糸
65 大きい1枚葉用表面葉
66 大きい1枚葉用裏面葉
67 カーブ
68 金粉
69 大きい1枚葉
70 紙巻針金
71 一輪花上部
72 紙巻針金
73 一輪花
74 一本花
74 本発明の造花
76 髪飾り
77 手まりブーケ
78 扇形ブーケ
79 紐付きタッセル房飾り
80 リボン
81 パール
82 組紐
83 紙紐
84 磁石
85 花屏風
86 花壁飾り
87 花テーブル

Claims (4)

  1. 花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎の造花構成部材からなる造花において、該花弁がもみ和紙や天狗和紙や柄和紙や雲竜和紙や落水和紙や半紙和紙の和紙である紙材料と縮緬である布材料の異素材の2以上の組合せで構成され、該葉がもみ和紙や天狗和紙や柄和紙や雲竜和紙や落水和紙や半紙和紙の和紙である紙材料或いは縮緬である布材料或いは合成皮革や人工皮革であるレザー材料ともみ和紙や天狗和紙や柄和紙や雲竜和紙や落水和紙や半紙和紙の和紙である紙材料の異素材の2以上の組合せで構成されていることを特徴とする造花。
  2. 前記花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎の造花構成部材からなる造花において、該花弁への加工、組合せ及び仕上げが綿花による立体感付与がされていることを特徴とする請求項1記載の造花。
  3. 前記花芯や萼や花弁や蕾や葉及び茎の造花構成部材からなる造花において、該花弁と該葉への加工、組合せ及び仕上げが、防水や型崩れ防止やほつれ防止の処理を1回のみでなく複数回行うことにより、品質改良や品質保持効果を高めていることを特徴とする請求項1又は2記載の造花。
  4. 前記請求項1から3のいずれかに記載の造花が含まれていることを特徴とする造花装飾体。



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