JP7018281B2 - 止血器具 - Google Patents
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帯体21は、可撓性を備える帯状の部材によって構成している。
支持板22は、図2に示すように、帯体21の長手方向に長い形状を備えている。支持板22の長手方向における中央部22aは、ほとんど湾曲せずに平板状になっている。中央部22aの両側には、それぞれ、内面側に向かって、かつ、帯体21の長手方向(手首Wの周方向)に沿って湾曲した第1湾曲部22b(図2の左側)および第2湾曲部22c(図2の右側)が形成されている。支持板22は、帯体21よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。なお、支持板22は、その少なくとも一部が内周側に向かって湾曲する形状を備えていればよく、また、中央部22aのような平板状の部分を有さず、全長にわたって湾曲しているものであってもよい。
固定部材30は、本実施形態では、面ファスナー(例えば、日本でVELCRO(登録商標)又はマジックテープ(登録商標)のような一般的な製品として知られるhook and loop fastener)によって構成している。
拡張部材40は、図2および図6に示すように、気体が注入されることによって拡張して、穿刺部位Pを圧迫する第1拡張部材41と、第1拡張部材41と帯体21との間に配置されるとともに、第1拡張部材41が手首Wに付与する圧迫力F1の方向を調整する第2拡張部材42と、を備えている。以下、拡張部材40の各部について説明する。
マーカー50は、図2に示すように、第1拡張部材41の外表面のうち、帯体21に臨む側の面の略中央に設けられている。術者は、マーカー50を穿刺部位Pに対して位置合わせすることによって、第1拡張部材41の穿刺部位Pに対する位置ずれを抑制することができる。また、マーカー50は、本実施形態では、第1拡張部材41の帯体21に臨む側の面に設けられているため、マーカー50が穿刺部位Pに直接接触しない。なお、マーカー50を設ける位置は、第1拡張部材41を穿刺部位Pに位置合わせ可能である限り、特に限定されない。例えば、マーカー50は、第1拡張部材41の内表面のうち、手首W側に配置される側の略中央に設けられていてもよい。また、例えば、マーカー50は、第2拡張部材42の外表面のうち、第1拡張部材41の中央に近い側の端部に設けられていてもよい。
フィルム状弁部材60は、図3に示すように、本実施形態では、矩形状の2枚のフィルム部材61、62(可撓性を備えるシート部材)を重ね合わせ、かつ、重ね合わせた2枚のフィルム部材61、62の長手方向Yに伸びている2つの縁部の一部を接合したものによって構成している。2枚のフィルム部材61、62は、長手方向Yと交差する方向の縁部が接合されておらず、長手方向Yと交差する方向の縁部の間には、開口部60a、60bが形成されている。また、2枚のフィルム部材61、62間には、一方の開口部60aと他方の開口部60bとを連通する連通路63が形成されている。このように、フィルム状弁部材60は、2枚のフィルム部材61、62を重ねたものによって構成しているため、図5Bおよび図5Cに示すように、拡張した拡張部材40の内圧Tによって、連通路63を閉じる方向(2枚のフィルム部材61、62が互いに接近する方向)に容易に変形して、互いに密着する。なお、フィルム状弁部材60は、2枚のフィルム部材61、62を重ねたものではなく、1枚のフィルム部材を折り返し、折り返した1枚のフィルム部材の長手方向Yの縁部同士を接合したものによって構成してもよい。
注入部材70は、図1に示すように、フィルム状弁部材60の連通路63に配置されるチューブ71と、チューブ71の基端側Y2の部分に取り付けられるとともに、シリンジS(「流体供給源」に相当)を連結可能な中空のコネクタ72と、を備えている。以下、注入部材70について説明する。なお、注入部材70は、注入部材70が止血器具10から抜去された状態で、コネクタ72側を「基端側」と称し、その反対側(チューブ71の端部のうち、チューブ71のコネクタに取り付けられていない側)を「先端側」と称する。
次に、本実施形態に係る止血器具10の使用例について説明する。
図8Aおよび図8Bは、変形例1に係る止血器具110を示す図である。以下、前述した実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9Aおよび図9Bは、変形例2に係る止血器具210を示す図である。以下、前述した実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。
21 帯体、
30 固定部材、
40 拡張部材、
60 フィルム状弁部材、
63 連通路、
63a 拡張部材の外部の連通路、
63b 拡張部材の内空の連通路、
70 注入部材、
71b テーパ部、
71c 固定部、
72 コネクタ、
180、280 減圧機構、
281、282 溝部、
P 穿刺部位(止血すべき部位)、
T 拡張部材の内圧、
W 手首(肢体)。
Claims (6)
- 肢体の止血すべき部位に巻きつけるための帯体と、
前記帯体を前記肢体に巻きつけた状態で固定する固定部材と、
前記帯体が前記肢体に巻き付けられた状態で、前記帯体の内周面側に配置される拡張部材と、
前記拡張部材に配置され、前記拡張部材の内空と外部とを連通する連通路を備えたフィルム状弁部材と、
前記連通路を介して前記拡張部材の前記内空に流体を導入可能な注入部材と、
前記注入部材の先端が前記連通路の先端よりも基端側の位置に配置された状態で、前記注入部材を前記フィルム状弁部材に固定する固定部と、を備え、
前記拡張部材は、平面視において、周縁部の一部が外方に向かって突出した突出部を有する2枚のシート材を重ねて、前記2枚のシート材の周縁部同士を接合した袋体で構成され、
前記拡張部材の前記外部の前記連通路は、前記拡張部材の前記内空の前記連通路よりも短く形成されており、
前記拡張部材が拡張され、かつ、前記注入部材が前記フィルム状弁部材から抜去された状態で、前記フィルム状弁部材は、前記拡張部材の内圧により、前記拡張部材の前記内空に位置する前記連通路を閉じる方向に変形可能に構成され、
前記注入部材は、前記拡張部材が未拡張の状態では、前記連通路に配置され、
前記固定部は、前記フィルム状弁部材の外部側に位置し、前記注入部材と前記フィルム状弁部材とを接合する接合部であり、使用者が前記注入部材を引く動作に伴って前記注入部材と前記フィルム状弁部材の固定状態を解除可能に構成され、
前記突出部は、前記フィルム状弁部材の外表面に気密に接合される、止血器具。 - 前記注入部材は、その基端側の部分に、前記注入部材に流体を供給する流体供給源を連結可能なコネクタを備える、請求項1に記載の止血器具。
- 前記注入部材は、その先端側の部分に、前記注入部材の先端側に向かって先細るテーパ部を備える、請求項1または2に記載の止血器具。
- 前記フィルム状弁部材が、前記拡張部材の内圧により、前記拡張部材の前記内空に位置する前記連通路を閉じる方向に変形した際に、前記拡張部材の前記内空と前記外部とを連通して、前記拡張部材内の前記流体を徐々に前記外部に排出する減圧機構をさらに備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の止血器具。
- 前記減圧機構は、前記連通路に配置される連続気泡型の発泡体を備える、請求項4に記載の止血器具。
- 前記減圧機構は、前記フィルム状弁部材の内面において、前記連通路に沿って形成された溝部を備える、請求項4に記載の止血器具。
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