JP7015592B1 - 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法 - Google Patents

建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7015592B1
JP7015592B1 JP2021069156A JP2021069156A JP7015592B1 JP 7015592 B1 JP7015592 B1 JP 7015592B1 JP 2021069156 A JP2021069156 A JP 2021069156A JP 2021069156 A JP2021069156 A JP 2021069156A JP 7015592 B1 JP7015592 B1 JP 7015592B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
bolt
column
building
pillar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021069156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022163986A (ja
Inventor
進一 津村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTS CO., LTD.
Original Assignee
JTS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTS CO., LTD. filed Critical JTS CO., LTD.
Priority to JP2021069156A priority Critical patent/JP7015592B1/ja
Priority to JP2021213919A priority patent/JP7061822B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7015592B1 publication Critical patent/JP7015592B1/ja
Priority to PCT/JP2022/005094 priority patent/WO2022219899A1/ja
Priority to TW111110343A priority patent/TWI800316B/zh
Priority to TW111136936A priority patent/TW202307316A/zh
Publication of JP2022163986A publication Critical patent/JP2022163986A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

【課題】鉄骨建築物の柱梁構造に用いる継ぎ手の運搬容易性と現場作業性を改善すること。【解決手段】下階柱20及び上階柱40を連結する継ぎ手30は、枠体31と枠体側面を貫通するボルト341と、枠体の内部に膨張コンクリートを充填して硬化させた充実部36とを備える。合成梁50は、H形鋼からなる梁本体と、梁本体の延伸方向の両端部のそれぞれに溶接された仕口プレート55と、を備え、仕口プレート55はボルトを貫通させるための貫通孔56が形成される。下階柱20の上端に継ぎ手30を固定し、仕口プレート55の貫通孔56にボルト341を貫通させてナット35をはめ合わせ、仕口プレート55と枠体31とを溶接して接合する。【選択図】図3

Description

本発明は、建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法に係り、特に鉄骨建築物の柱梁構造に関する。
角型鋼管柱を用いた柱梁構造の一例として、特許文献1には、「板状建築物の柱梁構造は、階層構造の各階で複数の専有部分が桁行方向に並べられるものであり、梁間方向に延びる梁間鉄骨梁と、桁行方向に延びる桁行鉄骨梁と、高さ方向に延びると共に梁間鉄骨梁及び桁行鉄骨梁が接合される鉄筋コンクリート柱とを備える(要約抜粋)」との記載が開示されている。
鉄骨建築物において、在来工法では柱と梁との非接合部に特許文献1に開示されるような柱継ぎ手が用いられる。図6は、在来工法による柱梁構造200を示す図である。図7は、非特許文献1に開示された在来工法に用いられる柱継ぎ手220の模式図である。
図6に示すように、従来の柱梁構造200は、施工現場にて下階柱210uの上端部と柱継ぎ手220の下端部、及び柱継ぎ手220の上端部と上階柱210tとを溶接し、柱210を構成する。下階柱210u、上階柱210tの名称は、注目する柱継ぎ手220を基準として下階、上階と称している。従って、注目する柱継ぎ手220が変われば、下階、上階の呼び名も変わる。構造物内において複数の柱210が水平方向(図6では梁間方向(Z方向))に間隔をあけて立設し、それらを梁間方向(Z方向)に延伸する梁250により連結される。
図7に示すように、柱継ぎ手220は、鋼管からなるパネル部221と、パネル部221の下端部に溶接される下ダイヤフラム222uと、パネル部221の上端部に溶接される上ダイヤフラム222tとを備える。更に柱継ぎ手220は、梁を接合させるための一つ以上、四つ以下のブラケット230を備える。
図8、図9、図10を参照して、在来工法による柱梁接合処理について説明する。図8は、柱継ぎ手220と梁250との接合処理を示す分解拡大図である。図9は、柱継ぎ手220と梁250との接合処理が完了した状態を示す部分拡大説明図である。図10は、柱継ぎ手220と梁250との接合処理が完了した状態を示す部分拡大側面図である。
ブラケット230はH形鋼からなり、下フランジ231u、上フランジ231t、下フランジ231u及び上フランジ231tに直交するウェブ232を含む。下フランジ231uは下ダイヤフラム222uと、上フランジ231tは上ダイヤフラム222tと、ウェブ232はパネル部221と溶接される。
柱継ぎ手220は、工場において下ダイヤフラム222u、パネル部221、上ダイヤフラム222tにブラケット230が溶接されて出荷される。
施工現場では、H形鋼からなる梁250がブラケット230に接合される。具体的には、下スプライスプレート(大)240u及び下スプライスプレート(大)240uの半値幅からなる下スプライスプレート(小)240uh1,240uh2を用いて、ブラケット230の下フランジ231u及び梁250の下フランジ251uを挟み込み、高力ボルト260で締結する。同様に上スプライスプレート(大)240t及び上スプライスプレート(大)240tの半値幅からなる上スプライスプレート(小)240th1,240th2を用いて、ブラケット230の上フランジ231t及び梁250の上フランジ251tを挟み込み、高力ボルト260で締結する。更に、ブラケット230のウェブ232と梁250のウェブ252とは、二枚の側方スプライスプレート240w1、240w2を用いてブラケット230のウェブ232と梁250のウェブ252の板厚方向に沿って挟み込み、高力ボルト260で締結する。ブラケット230、梁250のそれぞれと上スプライスプレート(大)240t、上スプライスプレート(小)240th1,240th2、下スプライスプレート(大)240u、下スプライスプレート(小)240uh1,240uh2、側方スプライスプレート240w1、240w2とは溶接する。
こうして在来工法に係る柱梁構造200では、柱継ぎ手220にブラケット230を予め溶接することで、下階柱210uと上階柱210tとを柱継ぎ手220を介して連結すると共に、ブラケット230に梁250を接合することで柱と梁250とを連結した剛接合を実現している。
特開2017-155415号公報
https://seko-kanri.com/diaphragm/
従来の柱継ぎ手220は、ブラケット230がパネル部221、下ダイヤフラム222u、上ダイヤフラム222tから突出しているため、柱継ぎ手220を工場から施工現場に運搬する際に、柱継ぎ手220を運搬車両の荷台に並列に載置したり、積み上げたりできず、運搬がしづらいという課題がある。
更に柱継ぎ手220に梁250を接合する際に、一つの梁250を接合するために下スプライスプレート(大)240u、下スプライスプレート(小)240uh1,240uh2、上スプライスプレート(大)240t、上スプライスプレート(小)240th1,240th2、側方スプライスプレート240w1、240w2とブラケット230及び梁250とを溶接する必要があり、溶接箇所が多いという課題がある。
また、一つの梁250を接合するために下スプライスプレート(大)240u、下スプライスプレート(小)240uh1,240uh2、上スプライスプレート(大)240t、上スプライスプレート(小)240th1,240th2、側方スプライスプレート240w1、240w2を要することから、接合金具を減らしてコストダウンを図りたいという要望には応えられていない。
加えて、柱継ぎ手220に梁250からかかる力に対する剛性は高い方が好ましい。柱継ぎ手220では、下ダイヤフラム222u及び上ダイヤフラム222tを用いて剛性を高めているものの、パネル部221は鋼管柱を用いて構成されるので、更なる工夫の余地がある。
本発明は上記課題及び実情に鑑みてなされたものであり、運搬性及び施工作業性の改善、柱継ぎ手の剛性の向上、及び柱梁接合に必要な部品点数の削減を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は特許請求の範囲に記載の構成を備える。その一例をあげるならば、本発明に係る建築物の柱梁構造は、
建築物の柱梁構造であって、
角型鋼管からなる下階柱及び上階柱と、
前記下階柱及び上階柱を高さ方向に連結して柱を形成する継ぎ手と、
前記建築物の桁行方向又は梁間方向に延伸する合成梁と、を備え、
前記継ぎ手は、
前記下階柱及び前記上階柱の外周径と同一とみなせる太さの角型鋼管からなる枠体と、
前記枠体の内側に備えられた内底面と、
前記枠体の四つの側面のうち、一組の対向する側面を前記枠体から両端部を突出させて貫通する第1ボルト及び前記枠体の四つの側面のうち、残りの一組の対向する側面を前記枠体から両端部を突出させて貫通する第2ボルトと、
前記枠体の内部に膨張コンクリートを充填して硬化させた充実部と、を備え、
前記第1ボルト及び前記第2ボルトの各先端にはねじ溝が形成され、
前記合成梁は、
H形鋼からなる梁本体と、
前記梁本体の延伸方向の両端部のそれぞれに溶接された仕口プレートと、を備え、
前記合成梁の仕口プレートには、前記第1ボルト又は前記第2ボルトを貫通させるための貫通孔が形成され、
前記仕口プレートの貫通孔に前記第1ボルト又は前記第2ボルトを貫通させてナットをはめ合わせることで前記合成梁を前記継ぎ手に接合し、前記仕口プレートと前記枠体とが溶接される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、運搬性及び施工作業性の改善、柱継ぎ手の剛性の向上、及び柱梁接合に必要な部品点数の削減を実現することができる。なお、上述した以外の目的、構成、効果については以下の実施形態において明らかにされる。
本実施形態に係る柱梁構造を示す図。 柱梁構造の施工手順の一部を示す図。 継ぎ手の分解説明図。 継ぎ手の梁の接合部の部分拡大図(側面視)。 継ぎ手の梁との接合部の部分拡大断面図(側面視)。 在来工法による柱梁構造を示す図。 在来工法に用いられる柱継ぎ手の模式図。 柱継ぎ手と梁との接合処理を示す分解拡大図。 柱継ぎ手と梁との接合処理が完了した状態を示す部分拡大説明図。 柱継ぎ手と梁との接合処理が完了した状態を示す部分拡大側面図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。全図と通じて同一の構成には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
<柱梁構造>
図1は、本実施形態に係る柱梁構造100を示す図である。図2は、柱梁構造100の施工手順の一部を示す図である。
図1に示す柱梁構造100は、鉄骨造りの建築物に用いられる構造である。柱梁構造100は、基礎10a、10bのそれぞれに角型鋼管からなる下階柱20a、20bを立設し、下階柱20a、20bの上端に接合された継ぎ手30a、30bを介して水平方向の一方向である梁間方向(Z方向)を合成梁50aし、更に継ぎ手30a、30bの上端に角型鋼管からなる上階柱40a、40bをそれぞれ立設して構成される。
図2に示すように、継ぎ手30a、30bには、桁行方向(X方向)にも合成梁50bが連結される。下階柱20aと継ぎ手30との接合部、及び上階柱40aと継ぎ手30との接合部のそれぞれは溶接により固定する。継ぎ手30aは下階柱20a及び上階柱40aの外周径とほぼ等しい(同一とみなせる太さでよく予め定めた許容範囲内の外周径の差があってもよい。)角柱状に形成される。継ぎ手30aと継ぎ手30bとは同一部材であるので、以下の説明では継ぎ手30a、30bと合成梁50a、50bとを特に区別する必要がない場合は継ぎ手30、合成梁50として説明する。
図3は、継ぎ手30の分解説明図である。図4は、継ぎ手30の合成梁50の接合部の部分拡大図(側面視)である。図5は、継ぎ手30の合成梁50の接合部の部分拡大断面図(側面視)である。
図3に示すように、継ぎ手30は、鋼管からなる枠体31と、枠体31の内側に設けられた内底面32(図5参照)とを備える。
枠体31の板厚d2(図5参照)は、下階柱20a及び上階柱40aの板厚d1(図5参照)の2倍以上とする。上記“2倍以上”と規定したのは、建築基準法からの要請に従うためであり、建築基準法の更改に伴って、鋼管柱の板厚d1に対する継ぎ手30の板厚d2の比は適宜変更される。
枠体31の各側面331,332,333,334には、2列3段、合計6個の貫通孔が設けられる。対向する側面331,333の各貫通孔に合計6本のボルト341を貫通させる。同様に対向する側面332,334の各貫通孔に合計6本のボルト342を貫通させる。ボルト341,342は枠体31の内部で交差するので、干渉しないよう高さ方向の位置を替えて枠体31を貫通して配置される。ボルト341,342は、第1ボルト、第2ボルトに相当する。
ボルト341,342のそれぞれは両端部を枠体31の外に向けて突出させる。ボルト341,342の端部にはねじ溝が設けられており、ナット35が着脱可能にははめ込まれる。ナット35は、ボルト341,342の各先端、合計24個が装着される。継ぎ手30の出荷時にはナット35がボルト341,342にはめ込まれた状態で出荷される。
継ぎ手30は、枠体31に12本のボルト341,342を貫通させた状態で、枠体31の内部を膨張コンクリートで充填し硬化させた充実部36を形成する。枠体31の内部を膨張コンクリートで充填することにより、枠体31の内側表面は硬化過程における膨張コンクリートの膨張に拘束を与え、枠体31と充実部36との間に隙間が生じにくくなる。充実部36は枠体31の内側表面に対して外側に向かう力を与えることで、枠体31が合成梁50から受ける力による変形を抑制する。すなわち、在来工法の柱継ぎ手220に用いた平板上のダイヤフラムを用いることなく、継ぎ手30に合成梁50から加わる力に対する剛性を向上させることができる。
合成梁50は、H形鋼からなる梁本体53と、梁本体53の延伸方向両端部のそれぞれに、延伸方向に対して直交する仕口プレート55を予め溶接して形成される。梁本体53は、ウェブ52と、ウェブ52を上下に挟んで対向する上フランジ51t及び下フランジ51uを含む。
仕口プレート55は鉄板により構成され、上フランジ51t,ウェブ52,下フランジ51uのそれぞれに溶接される。
仕口プレート55は、枠体31の側面331から突出しているボルト341、又はボルト342を貫通させるためのボルト孔56を6つ備える。ボルト341とボルト342とは高さ方向の位置を変えて継ぎ手30に備えられているので、ボルト孔56の位置もそれに応じて変える。従って、継ぎ手30の側面331,333に接合する合成梁50と、継ぎ手30の側面332,334に接合する合成梁50とは、仕口プレート55に設けられるボルト孔56の位置が異なる。図3では説明の便宜のため、枠体31の側面332に接合する仕口プレート55については、この仕口プレート55に溶接されている合成梁50の上フランジ51t,ウェブ52,下フランジ51uの図示を省略している。
本実施形態にかかる柱梁構造100を含む建築物の施工方法について説明する。工場では、継ぎ手30と合成梁50とを含む建築部材を製造し、これらの建築部材(建築部材のキット)が施工現場に運び込まれる。
継ぎ手30は、枠体31にボルト341,342を貫通させた状態で膨張コンクリートを枠体31に流し込み、硬化させる。そしてボルト341,342にナット35をはめた状態で出荷する。
合成梁50は、H形鋼からなる梁本体53の両端部に仕口プレート55を溶接してから出荷する。
施工現場における施工方法(継ぎ手30と合成梁50との接合処理)は以下のとおりである。
(1)下階柱20の上端部に継ぎ手30を溶接する。
(2)ボルト341にはまっているナット35を取り外す。
(3)合成梁50の仕口プレート55を継ぎ手30の側面331に対向させ、仕口プレート55のボルト孔56にボルト311を貫通させて仕口プレート55を枠体31の側面331に当接する。
(4)ボルト341にナット35をはめ合わせる。
(5)仕口プレート55と継ぎ手30とを溶接する。
(6)継ぎ手30の上端部に上階柱40を溶接する。
従って、図4、図5に示すように、仕口プレート55をはさんでボルト341にナット35をはめ合わせた状態となる。
本実施形態によれば、継ぎ手30は、枠体31を基本とし、ボルト341,342がわずかに突出した外径形状として構成できる。よって、継ぎ手30がほぼ直方体形状に形成でき、車両に積載して、又は並列させて積載でき、運搬効率を向上させることができる。
更に在来工法では図7、図10に示すように柱継ぎ手220に合成梁50を溶接する際は、下スプライスプレート(大)240u、下スプライスプレート(小)240u1,240u2、上スプライスプレート(大)240t、上スプライスプレート(小)240t1,240t2、側方スプライスプレート240w1、240w2をブラケット230及び梁250のそれぞれに溶接する。これに対して本実施形態によれば、スプライスプレートを使うことなく、合成梁50の仕口プレート55の四辺を継ぎ手30に溶接すればよい。そのため、在来工法に比べて柱梁接合に際して接合金具を減らし、更に柱梁接合時の溶接箇所を減らし施工作業性を向上させることができる。
上記実施形態は本発明の一実施形態を表したにすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない各種変形態様は、本発明に含まれる。
例えば、枠体31に設けるボルト341,342の本数は、枠体31の一側面に6本に限定されない。
また本発明は、下階柱20及び上階柱40を構成する角型鋼管からなる柱部材と、仕口プレート55を延伸方向の両端に備えるH形鋼(梁鋼材)と、継ぎ手30とを含む建築部材のキット、継ぎ手30、合成梁50の各建築部材は、本発明に係る建築部材の権利範囲に含まれる。また、継ぎ手30、合成梁50を用いた柱梁構造100を含む建築物、その施工方法も本発明に含まれる。
10a,10b :基礎
20,20a,20b :下階柱
30,30a,30b :継ぎ手
31 :枠体
32 :内底面
35 :ナット
36 :充実部
40,40a,40b :上階柱
50,50a,50b :合成梁
51t :上フランジ
51u :下フランジ
52 :ウェブ
53 :梁本体
55 :仕口プレート
56 :ボルト孔
100 :柱梁構造
200 :柱梁構造(在来工法)
210 :柱
210t :上階柱
210u :下階柱
220 :柱継ぎ手
221 :パネル部
222t :上ダイヤフラム
222u :下ダイヤフラム
230 :ブラケット
231t :上フランジ
231u :下フランジ
232 :ウェブ
240t :上スプライスプレート(大)
240th1,240th2:上スプライスプレート(小)
240u :下スプライスプレート(大)
240uh1,240uh2:下スプライスプレート(小)
240w1,240w2 :側方スプライスプレート
250 :梁
251t :上フランジ
251u :下フランジ
252 :ウェブ
260 :高力ボルト
311 :ボルト
331,332,333,334 :側面
341,342 :ボルト
A,B :領域
d1,d2 :板厚
wl :溶接部

Claims (4)

  1. 建築物の柱梁構造であって、
    角型鋼管からなる下階柱及び上階柱と、
    前記下階柱及び上階柱を高さ方向に連結して柱を形成する継ぎ手と、
    前記建築物の桁行方向又は梁間方向に延伸する合成梁と、を備え、
    前記継ぎ手は、
    前記下階柱及び前記上階柱の外周径と同一とみなせる太さの角型鋼管からなる枠体と

    前記枠体の内側に備えられた内底面と、
    前記枠体の四つの側面のうち、一組の対向する側面を前記枠体から両端部を突出させ
    て貫通する第1ボルト及び前記枠体の四つの側面のうち、残りの一組の対向する側面を前
    記枠体から両端部を突出させて貫通する第2ボルトと、
    前記枠体の内部に膨張コンクリートを充填して硬化させた充実部と、を備え、
    前記第1ボルト及び前記第2ボルトの各先端にはねじ溝が形成され、
    前記合成梁は、
    H形鋼からなる梁本体と、
    前記梁本体の延伸方向の両端部のそれぞれに溶接された仕口プレートと、を備え、
    前記合成梁の仕口プレートには、前記第1ボルト又は前記第2ボルトを貫通させるため
    の貫通孔が形成され、
    前記仕口プレートの貫通孔に前記第1ボルト又は前記第2ボルトを貫通させてナットを
    はめ合わせることで前記合成梁を前記継ぎ手に接合し、前記仕口プレートと前記枠体とが
    溶接される、
    ことを特徴とする建築物の柱梁構造。
  2. 請求項1に記載の建築物の柱梁構造であって、
    前記枠体を構成する角型鋼管の板厚は、前記下階柱及び前記上階柱を構成する角型鋼管
    の壁厚の2倍以上である、
    ことを特徴とする建築物の柱梁構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建築物の柱梁構造を有することを特徴とする建築物。
  4. 柱梁構造を有する建築物の施工方法であって、
    前記柱梁構造は、角型鋼管からなる下階柱及び上階柱と、前記下階柱及び上階柱を高さ
    方向に連結して柱を形成する継ぎ手と、前記建築物の桁行方向又は梁間方向に延伸する合
    成梁と、を備え、
    前記継ぎ手は、前記下階柱及び前記上階柱の外周径と同一とみなせる太さの角型鋼管か
    らなる枠体と、前記枠体の内側に備えられた内底面と、前記枠体の四つの側面のうち、一
    組の対向する側面を前記枠体から両端部を突出させて貫通する第1ボルト及び前記枠体の
    四つの側面のうち、残りの一組の対向する側面を前記枠体から両端部を突出させて貫通す
    る第2ボルトと、前記枠体の内部に膨張コンクリートを充填して硬化させた充実部と、を
    備え、前記第1ボルト及び前記第2ボルトの各先端にはねじ溝が形成され、
    前記合成梁は、H形鋼からなる梁本体と、前記梁本体の延伸方向の両端部のそれぞれに
    溶接された仕口プレートと、を備え、前記合成梁の仕口プレートには、前記第1ボルト又
    は前記第2ボルトを貫通させるための貫通孔が形成され、
    前記下階柱の上端部に前記継ぎ手を接合するステップと、
    前記仕口プレートの貫通孔に前記第1ボルト又は前記第2ボルトを貫通させてナットを
    はめ合わせるステップと、
    前記仕口プレートと前記枠体の側面とを溶接するステップと、
    を含むことを特徴とする建築物の施工方法。
JP2021069156A 2021-04-15 2021-04-15 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法 Active JP7015592B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021069156A JP7015592B1 (ja) 2021-04-15 2021-04-15 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法
JP2021213919A JP7061822B1 (ja) 2021-04-15 2021-12-28 建築部材
PCT/JP2022/005094 WO2022219899A1 (ja) 2021-04-15 2022-02-09 建築物の柱梁構造、建築物、建築物の施工方法、及び建築部材
TW111110343A TWI800316B (zh) 2021-04-15 2022-03-21 建築物的梁柱構造、建築物以及建築物的施工方法
TW111136936A TW202307316A (zh) 2021-04-15 2022-03-21 建築構件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021069156A JP7015592B1 (ja) 2021-04-15 2021-04-15 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021213919A Division JP7061822B1 (ja) 2021-04-15 2021-12-28 建築部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7015592B1 true JP7015592B1 (ja) 2022-02-03
JP2022163986A JP2022163986A (ja) 2022-10-27

Family

ID=80808970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021069156A Active JP7015592B1 (ja) 2021-04-15 2021-04-15 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7015592B1 (ja)
TW (2) TW202307316A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7015592B1 (ja) * 2021-04-15 2022-02-03 株式会社Jts 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831604Y1 (ja) * 1965-07-28 1973-09-27
JPH02272122A (ja) * 1989-04-14 1990-11-06 Kajima Corp 柱・梁接合部構造
JPH0586645A (ja) * 1991-05-10 1993-04-06 Asahi Chem Ind Co Ltd 柱梁の接合部構造
JPH08270071A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Asanumagumi:Kk コンクリート建造物の柱・梁接合部構造
JP2007177403A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Nippon Steel Corp コンクリート充填角形鋼管柱と梁の高力ボルト引張接合構造
JP6765735B1 (ja) * 2019-11-25 2020-10-07 黒沢建設株式会社 3軸圧縮柱梁接合部を有する鉄骨構造及びその構築方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7015592B1 (ja) * 2021-04-15 2022-02-03 株式会社Jts 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831604Y1 (ja) * 1965-07-28 1973-09-27
JPH02272122A (ja) * 1989-04-14 1990-11-06 Kajima Corp 柱・梁接合部構造
JPH0586645A (ja) * 1991-05-10 1993-04-06 Asahi Chem Ind Co Ltd 柱梁の接合部構造
JPH08270071A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Asanumagumi:Kk コンクリート建造物の柱・梁接合部構造
JP2007177403A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Nippon Steel Corp コンクリート充填角形鋼管柱と梁の高力ボルト引張接合構造
JP6765735B1 (ja) * 2019-11-25 2020-10-07 黒沢建設株式会社 3軸圧縮柱梁接合部を有する鉄骨構造及びその構築方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW202244368A (zh) 2022-11-16
TW202307316A (zh) 2023-02-16
JP2022163986A (ja) 2022-10-27
TWI800316B (zh) 2023-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101848699B1 (ko) 용접 없이 기둥과 보의 접합이 가능한 접합부 코어 및 이를 이용한 기둥과 보의 접합 방법
JP7015592B1 (ja) 建築物の柱梁構造、建築物、及び建築物の施工方法
JP7061822B1 (ja) 建築部材
JP6763653B2 (ja) ユニット建物
JP6752599B2 (ja) 耐震構造及び耐震補強方法
JPH09209451A (ja) 上下柱と梁の接合構造および接合方法
JPH1122001A (ja) 閉鎖形断面柱と梁の接合部構造
JPH09256473A (ja) ユニット式建物およびその建築方法
JPH08232337A (ja) 複合半pc版及び壁体又は床版の構築方法
JP7416022B2 (ja) 出隅部の梁と柱に関するリフォーム方法
JP7498160B2 (ja) 鋼管コンクリート柱、鋼管コンクリート柱と鉄骨梁の接合構造及びその構築方法
JP7127921B1 (ja) 建物ユニット
KR102175363B1 (ko) 기둥과 보의 접합을 위한 접합부 코어
JP3287807B2 (ja) はりの組立装置
JP7211915B2 (ja) 耐震補強構造
JP7503510B2 (ja) 接合構造および接合構造の構築方法
JP2003013498A (ja) 鉄骨構造建物の柱体
JPH09296513A (ja) 異径鋼管柱の柱・柱接合金物および接合構造
JP2008297832A (ja) 免震建物の補強構造
JPH03275835A (ja) 柱梁接合用ウイングプレート
JP6518446B2 (ja) 柱梁施工方法
JP2022122012A (ja) 接合構造および接合構造の構築方法
JP2021031971A (ja) トラス梁接合方法
JP2021130966A (ja) 建物ユニットの連結構造
JP2023002219A (ja) 接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211112

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7015592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150