JP7127921B1 - 建物ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
[実施例1]
図1は、建物ユニット1を示している。図1Aにおいて、四隅に断面正方形状の角型鋼管による柱10a~10dを垂直方向に立設し、水平方向にH型鋼による床梁20a~20dおよび天井梁30a~30dで連結して、図1Aに示す建物ユニット1の骨組みが作成される。この骨組みに対して、図1Bに示すように、床梁20a~20dの上に床スラブ40が敷設される。その後、壁54、天井55はデザイン等に応じて取り付けられ、建物ユニット1は、間仕切り、内壁、配線、配管等の内装設備の殆どを仕上げられた状態にまで、建物ユニット生産工場において一貫生産される。図1Cは、建物ユニット1を、建築現場において上下左右に積み上げた状態を示している。建物ユニット1同士の連結や配線の接続等を実施して、建築物を組み立てる。
柱本体部60の側面61a、61b、61c、61dに上下に一続きとなるように位置している。このうち、コア胴部81、71のシアプレート84、85、74、75を有する側面81a、81b、71a、71bと切欠部65を有する側面61a、61bが上下に一続きとなるように配置される。また、第2ダイアフラム83、第3ダイアフラム72に対して柱本体部60の角型鋼管61の全周では、夫々付き合わせ完全溶け込み溶接が為される。第1ダイアフラム82、第2ダイアフラム83、第3ダイアフラム72、第4ダイアフラム73は、柱10aの軸心に対して垂直に交差する。
上記実施例においては、第1、第2、第3、第4ダイアフラム82、83、72、73を通しダイアフラムとしたが、このうち、第3ダイアフラム72については、柱10a~10dの角型鋼管中空に設置する内ダイアフラムを採用しても良い。図7は、第3ダイアフラム72を内ダイアフラムにした柱10aの例を示している。先の実施例に対応する構成については、同一の引用符号を付してある。内ダイアフラムであるので、コア胴部71に対応する角型鋼管は、柱本体部60の角型鋼管61が延長された角型鋼管部分171である。第3ダイアフラム72と床梁20bのフランジ21は、角型鋼管部分171の表裏において直線上に一体的に完全溶け込み溶接されている。
10a~10d 柱
20a~20d 床梁
30a~30d 天井梁
40 床スラブ
51 ガイドピン
52 フィラープレート
53 打ち込みピン
54 壁
55 天井
60 柱本体部
61 角型鋼管
61a~61d、71a~71d 側面
65 切欠部
66 補強板
70、80 コア
71、81 コア胴部
82、83、72、73 第1、第2、第3、第4ダイアフラム
72a 開口
73a、82a、52a ボルト孔
73b、82b、52b 打ち込みピン孔
73c、82c、52c ガイドピン孔
84、85、74、75 シアプレート
84a、85a、74a、75a 貫通孔
90 ワンサイドボルト
91 螺子軸
91a 頭部
91b ピンテール
91c 脆弱部
92 バルブスリーブ
93 グリップスリーブ
94 シャーワッシャー
95 ベアリングワッシャー
95a 溝
96 ナット
Claims (6)
- 4本の柱と、H型鋼からなる床梁及び天井梁とを連結し、床梁の上にコンクリート床スラブが打設された建物ユニットにおいて、
各柱は、角型鋼管からなる柱本体部と、上から第1、第2のダイアフラムがコア胴部の上下端の全周において完全溶け込み溶接された前記柱本体部の上側のコアと、上から第3、第4のダイアフラムがコア胴部の上下端の全周において完全溶け込み溶接された前記柱本体部の下側のコアとを具備し、
前記柱本体部の下側のコアのコア胴部は、前記柱本体部の側面に上下に一続きとなるように位置している四つの側面で囲う角型鋼管からなり、
前記第3、第4のダイアフラムは、前記床梁の上下のフランジのうち対応するフランジに夫々直接完全溶け込み溶接されており、
前記第3のダイアフラムは対応するフランジよりも厚くかつ、その中心にシャーレンチによるワンサイドボルトの締結作業のために必要な空間を提供する開口が設けられており、
前記第4のダイアフラムには、前記ワンサイドボルトが挿通される通し孔によるボルト孔が穿孔されており、
前記第1のダイアフラムには、前記第4のダイアフラムのボルト孔に対応する位置に、通し孔によるボルト孔が穿孔されており、
前記柱本体部には、前記コンクリート床スラブよりも高い位置であって、前記柱本体部の隣合う2つの側面に連続して切り欠かれた、シャーレンチによる前記ワンサイドボルトの締結作業のために必要な空間を提供する切欠部を備えたことを特徴とする建物ユニット。
- 4本の柱と、H型鋼からなる床梁及び天井梁とを連結し、床梁の上にコンクリート床スラブが打設された建物ユニットにおいて、
各柱は、角型鋼管からなる柱本体部と、上から第1、第2のダイアフラムが完全溶け込み溶接された前記柱本体部の上側のコアと、上から第3、第4のダイアフラムが完全溶け込み溶接された前記柱本体部の下側のコアとを具備し、
前記柱本体部の下側のコアのコア胴部は、前記柱本体部の角型鋼管が延長されたものであり、
前記第3、第4のダイアフラムは、前記床梁の上下のフランジのうち対応するフランジに夫々直接完全溶け込み溶接され、
前記第3のダイアフラムは対応するフランジよりも厚くかつ、その中心にシャーレンチによるワンサイドボルトの締結作業のために必要な空間を提供する開口が設けられており、
前記第4のダイアフラムには、前記ワンサイドボルトが挿通される通し孔によるボルト孔が穿孔されており、
前記第1のダイアフラムには、前記第4のダイアフラムのボルト孔に対応する位置に、通し孔によるボルト孔が穿孔されており、
前記柱本体部には、前記コンクリート床スラブよりも高い位置であって、前記柱本体部の隣り合う2つの側面に連続して切り欠かれ、シャーレンチによる前記ワンサイドボルトの締結作業のために必要な空間を提供する切欠部を備えたことを特徴とする建物ユニット。
- 前記ボルト孔に挿通されるワンサイドボルトは、所定の締め付けトルクに到達すると、脆弱部が破断することで、締め付けトルクの制御が可能なボルトであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2のいずれかに記載の建物ユニット。
- 前記切欠部が設けられた二つの側面に、各側面を切り欠く面積よりも大きい面積の長方形状の補強板が切欠部と同一周上の切り残された箇所に重ねられ夫々溶着されていることを特徴とする請求項3に記載の建物ユニット。
- 前記第1のダイアフラムにガイドピンが立設されており、前記第4のダイアフラムには、前記ガイドピンが挿入されるガイドピン孔が穿孔されていることを特徴とする請求項4の建物ユニット。
- 左右に並べられた建物ユニットにおいて隣同士となる2つの第1ダイアフラムの上を橋渡しするように載せられさらに、その上に、上の階の建物ユニットの第4ダイアフラムが載せられるフィラープレートを有し、
前記フィラープレートは、前記隣同士となる2つの第1ダイアフラムを合わせた長方形状とほぼ同形であり、かつ当該2つの第1ダイアフラムのガイドピンとボルト孔の夫々に対応して、ガイドピン孔とボルト孔とが穿孔されていることを特徴とする請求項5に記載の建物ユニット。
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003184184A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Komatsu House Ltd | 建物ユニットの接合構造および接合方法 |
JP2007162289A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Hironobu Kuroda | 建築用鉄骨構造 |
JP2011247039A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Misawa Homes Co Ltd | 混構造ユニット式建物および混構造ユニット式建物の施工方法 |
JP2014190045A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 建築物の異径柱接合用柱梁接合構造 |
JP2020076282A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社スーパーホテル | 建物の接合構造 |
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- 2022-04-18 JP JP2022068116A patent/JP7127921B1/ja active Active
Patent Citations (5)
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