JP7010765B2 - 建築用シャッター装置 - Google Patents
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Description
ところで建築用シャッター装置は、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムの左右両端部を左右の支持ブラケットで支持することになるが、該支持ブラケットは、躯体側に設けられる縦面(縦壁)に前後方向一端部が取付けられる(固定される)一方で、該左右の支持ブラケット間に、躯体側とのあいだに間隙(隙間)を存する状態でマグサ部を設け、該間隙を移動経路(移動空間)として前記巻取りドラムから繰出されるシャッターカーテンが開閉移動をする構成になっている。
このようなマグサ部は、左右両端部については支持ブラケットを介して躯体側に支持できるため強度上の問題が生じない構成にすることはできるが、左右方向中間部については、躯体側に対して前記間隙を存するものであるため、躯体側からの直接的な支持を受けることができず、この結果、どうしても強度的に弱いものになりがちであって、この傾向は間口幅が広いものほど顕著になり、場合によっては、マグサ部の左右方向中間部位が重みにより垂れ下がったものになってしまう惧れがある。
このような建築用シャッター装置において、巻取りドラム等の構成部材が外部から視認される建付け構成となるものがあり、このようなものでは、これら構成部材全体をシャッターケースで覆蓋して外部から視認できないようにする(目隠しする)ことになるが、このような場合のシャッターケースは、外部に露出するものであるため耐久性が要求されることになって強度的に強いものとなるのが一般的である。そこでこのようなシャッターケースが設けられるものでは、該シャッターケースの上板(天板)から垂設した補強部材を前記マグサ部側に連結するようにし、これによって該マグサ部の補強をするようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。
ところが建築用シャッター装置のなかには、シャッターカーテンを含めた装置全体の重量が重い重量式の建築用シャッター装置に数多く見受けられるが、巻取りドラムを含めた構成部材を天井内に収容して通常ではこれら構成部材が外部から直接視認できないようにして建て付けるものがあり、このようなものでは前記のようなシャッターケースが必ずしも必要でないため、シャッターケース自体が設けられていないもの(無いもの)、またはシャッターケースが設けられていたとしても、該シャッターケースは、単に巻取りドラムに巻装されたシャッターカーテンを覆蓋する程度の簡易的なものであれば十分であって強度的に弱く、これらのような場合には、前記マグサ部を、強度的に強いシャッターケースを利用して補強する、ということは事実上できないものとなる。
そこでこのようにシャッターケースが設けられていなかったり、設けられていても強度的に弱いものであったりした場合、上端部が躯体側に固定されたコ字形をした補強部材の下端部をマグサ部側に連結することで該マグサ部の補強をするように構成したものが提唱されている(例えば特許文献2参照。)。
ところで補強部材としては、前記設置条件に対応したものを予め工場にて熔着(溶接)により組立て、これを現場に供給するようにしているが、このようにした場合、工場では現場に対応した数多くの補強部材を製作し、在庫として保管しておく必要があるため、工場での生産管理、在庫管理等の管理が煩雑になるだけでなく、工場での広い保管場所の確保、さらには現場搬送するときに広い荷台スペースの確保が必要になってしまうという問題がある。
また万が一、現場搬送された補強部材の納まり寸法が実際要求されるものと異なっていた場合、補強部材は溶着固定されたものであるため現場での修正ができず、急遽、補強部材を工場に再発注して対応しなければならなくなるが、この場合、補強部材を修正したり発注品が納品されるまでのあいだ建築用シャッター装置の組立て作業が中断され、場合によっては納期に間に合わない等の事態が発生する惧れがある。
この様なことを想定して、補強部材を現場組立てすることが提唱されるが、現場のなかには火気厳禁であって溶接設備を用意できないようなところもあり、また現場では、工場のように正確な寸法出しをする設備も整っていない場合もある等の理由から工場組立てをせざるを得ないのが実情であり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
前記マグサ部を補強するための補強部材を設けるにあたり、
該補強部材は、巻取りドラムの上方に配される状態で基端部が躯体側に支持される第一補強体と、巻取りドラムの下方に配される状態で基端部がマグサ部側に支持される第二補強体と、巻取りドラムの躯体側とは反対側に配される状態で前記第一、第二補強体の先端部に上下端部が前後方向移動自在かつ着脱自在に支持される第三補強体とを備えて構成されていることを特徴とする建築用シャッター装置である。
請求項2の発明は、第一補強体は躯体側に対して前後方向移動自在に支持され、第二補強体はマグサ部側に対して前後方向移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置である。
請求項3の発明は、第三補強体は、第一、第二補強体に対してそれぞれ上下方向移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置である。
請求項4の発明は、第一補強体と第三補強体とのあいだには、第一補強体に対しては前後方向移動自在で、第三補強体に対しては上下方向移動自在な第一補助補強体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置である。
請求項5の発明は、第二補強体と第三補強体とのあいだには、第二補強体に対しては前後方向移動自在で、第三補強体に対しては上下方向移動自在な第二補助補強体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用シャッター装置である。
請求項6の発明は、第一補強体は、躯体側に対して前後方向移動自在かつ着脱自在に支持され、第二補強体は、マグサ部側に対して前後方向移動自在かつ着脱自在に支持されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用シャッター装置である。
請求項2の発明とすることにより、第一、第二補強体についても、前後方向の取付け位置の調節が現場でできることになって補強部材組付けの自由度が向上する。
請求項3の発明とすることにより、第三補強体の第一、第二補強体に対する上下位置の調節ができることになって補強部材組付けの自由度が向上する。
請求項4の発明とすることにより、第一、第三補強体とのあいだの強度が、第一補助補強体により向上することになる。
請求項5の発明とすることにより、第二、第三補強体とのあいだの強度が、第二補助補強体により向上することになる。
請求項6の発明とすることにより、第一補強体の躯体側に対する取付けの自由度、第二補強体のマグサ部に対する取付けの自由度が向上する。
そして前記他方のマグサ材12は、左右支持ブラケット5、6に架け渡されるようにして設けた角パイプ(マグサ受け)14、連結材15に連結されることで補強されており、このようにして本実施の形態では、本発明のマグサ部Xに相当するものが構成されている。
尚、図中、2aはガイドレール2の上端部に形成されるシャッターカーテン3の呑み込みガイド、16は前記支持ブラケット5、6の大きさ(外形)内に納まる状態で、巻取りドラム4に巻装された最大径のシャッターカーテン3を囲撓するようにして設けられる略半円弧筒形状をしたシャッターケース、18はシャッターカーテン3の左右方向中間部位を案内するべく角パイプ14に支持されるスムーサーローラ、19はシャッターカーテン3の巻取り異常があったことを検知するべく図示しない検知スイッチに設けられる検知バーである。
この構成については第二補強体17bについても同様であって、該第二補強体17bは、マグサ部Xの構成部材である角パイプ14に基端部を固定支持した第二支持具21に対して前後移動自在に螺入し、そして所望位置まで螺入した状態で第二支持具21の側面から螺入する固定用のビス21aの緊締により、該所望位置での第二補強体17bのマグサ部X側に対する固定支持ができるようになっている。
一方、25は第二補助補強体であって、該第二補助補強体25は、第二補強体17bと第三補強体17cとのあいだに筋かい状(傾斜状)に設けられることで両補強体17b、17c同士を補強するものであるが、上下両端部には、第二、第三補強体17b、17cの螺子溝が上下方向、前後方向移動自在に螺入する雌螺子部が形成された上下の連結部25b、25aが設けられており、これら連結部25a、25bの位置調節がなされたら、連結部25a、25bから螺入するビス25cにより固定支持できるようになっている。
尚、本実施の形態では、基材27の下端部に前記第一支持具20が固定支持されている。また28は左右支持ブラケット5、6の先端部と躯体縦壁Wとのあいだに設けられる補強材である。
しかもこの場合に、第一、第二補強体17a、17bは、躯体側、マグサ部左側に対して着脱自在になっているため、これら第一、第二補強体17a、17bを現場にて組付けることができ組付け性の向上がさらに図れることにになる。
さらに第一補強体17aについては、躯体側に対して第三補助補強体26を介して補強されるため、補強部材17の強度確保に大いに寄与できることになるが、この第三補助補強体26も前後方向移動自在に取付けられるため、取付けの自由度が達成できる。
2 ガイドレール
3 シャッターカーテン
4 巻取りドラム
5 支持ブラケット
6 支持ブラケット
17 補強部材
17a 第一補強体
17b 第二補強体
17c 第三補強体
20 第一支持具
21 第二支持具
22 第一連結具
23 第二連結具
24 第一補助補強体
25 第二補助補強体
26 第三補助補強体
M 間隙
X マグサ部
W 縦壁
Claims (6)
- 前後方向に通過可能な開口部の開閉をするシャッターカーテンと、該シャッターカーテンの開閉案内をするガイドレールと、前記シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムと、該巻取りドラムの左右各端部を支持するべく躯体側に取付けられる左右の支持ブラケットと、巻取りドラムから繰出されるシャッターカーテンの移動を許容するべく躯体側とのあいだに間隙を存する状態で左右支持ブラケット間に設けられるマグサ部とを備えて構成される建築用シャッター装置において、
前記マグサ部を補強するための補強部材を設けるにあたり、
該補強部材は、巻取りドラムの上方に配される状態で基端部が躯体側に支持される第一補強体と、巻取りドラムの下方に配される状態で基端部がマグサ部側に支持される第二補強体と、巻取りドラムの躯体側とは反対側に配される状態で前記第一、第二補強体の先端部に上下端部が前後方向移動自在かつ着脱自在に支持される第三補強体とを備えて構成されていることを特徴とする建築用シャッター装置。 - 第一補強体は躯体側に対して前後方向移動自在に支持され、第二補強体はマグサ部側に対して前後方向移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置。
- 第三補強体は、第一、第二補強体に対してそれぞれ上下方向移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用シャッター装置。
- 第一補強体と第三補強体とのあいだには、第一補強体に対しては前後方向移動自在で、第三補強体に対しては上下方向移動自在な第一補助補強体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置。
- 第二補強体と第三補強体とのあいだには、第二補強体に対しては前後方向移動自在で、第三補強体に対しては上下方向移動自在な第二補助補強体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用シャッター装置。
- 第一補強体は、躯体側に対して前後方向移動自在かつ着脱自在に支持され、第二補強体は、マグサ部側に対して前後方向移動自在かつ着脱自在に支持されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用シャッター装置。
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JP2018102353A JP7010765B2 (ja) | 2018-05-29 | 2018-05-29 | 建築用シャッター装置 |
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JP2018102353A JP7010765B2 (ja) | 2018-05-29 | 2018-05-29 | 建築用シャッター装置 |
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JP2018102353A Active JP7010765B2 (ja) | 2018-05-29 | 2018-05-29 | 建築用シャッター装置 |
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2018
- 2018-05-29 JP JP2018102353A patent/JP7010765B2/ja active Active
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