JP7042130B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばシャッター装置やオーバヘッドドア等、空間を仕切るようにして開閉体を閉鎖動作させる開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、躯体壁面の開口部の上方側に止着される箱状の収容ケースと、この収容ケースから下方へ繰り出されて前記開口部を閉鎖する開閉体とを備えたシャッター装置がある。
このようなシャッター装置は、例えば工場の開口部や、大型ガレージの開口部のように比較的間口の広い開口部を開閉する場合、収容ケースが横幅方向へ長尺になるため、この長尺な収容ケースが、その中央側で下方へ撓み、外観上の体裁を損ねたり、撓んだ部分が近接する他の部品に干渉したりすることが想定される。
そこで、例えば、特許文献1に記載される発明では、収容ケース内の上側の補強材と下側の補強材とをターンバックルにより引張り、特に収容ケース下部の垂れ下がりを抑制するようにしている。
また、特許文献2に記載される発明では、収容ケース内で縦断面L字状に配設される前側の補強材と下側の補強材とを、ターンバックルにより引張り、収容ケース下部の垂れ下がりを抑制するようにしている。
特開2011-132736号公報 特開2017-36576号公報
しかしながら、前者発明では、ターンバックルの引張力により収容ケースの上面パネルが下方へ撓むように変形し、この変形に伴い収容ケースの前面パネルも断面弓形に変形して、収容ケース全体の意匠性を損ねてしまうおそれがある。
また、後者発明においても、ターンバックルの引張力により前側の補強材が下側の補強材側へ倒れ込むように変形し、収容ケース全体の意匠性を損ねてしまうおそれがある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
躯体壁面の開口部の上方側に止着される収容ケースと、この収容ケースから下方へ繰り出されて前記開口部を閉鎖する開閉体とを備えた開閉装置において、
前記収容ケースは、開閉体幅方向の途中位置にて躯体壁面側から手前側へ延設されて当該収ケースの上部を補強する第一の補強部材と、同途中位置にて前記第一の補強部材の手前側から下方へ延設されて当該収ケースの前部を補強する第二の補強部材と、同途中位置にて前記第二の補強部材の下端側から躯体壁面側へ延設されて当該収ケースの下部を補強する第三の補強部材とを一体的に備え、
前記第一の補強部材と前記第三の補強部材の間には、これら補強部材を引き寄せる引寄せ具が設けられ、
前記引寄せ具は、前記第二の補強部材から躯体壁面側へ離れた位置にて一端側を前記第一の補強部材に接続するとともに他端側を前記第三の補強部材に接続しており、
前記第一の補強部材は、躯体壁面に接続される接続部と、この接続部から前記手前側へ延設された延設部とを一体に有し、
前記延設部は、一端側が前記接続部に接続されるとともに、他端側を前記収容ケースの第二の骨材へ向けて延設した平板部と、この平板部の幅方向の両縁から下方へ突出する側片部と、前記平板部の前記他端側から前記第二の骨材側へ突出する接続部とを一体に有し
前記第二の骨材側へ突出する接続部は、前記平板部から前記第二の骨材側へ突出して曲げられており、その突端面を、前記第二の骨材の内面に重ね合わせて止着していることを特徴とする開閉装置。
本発明は、以上説明したように構成されているので、収容ケースの撓みによる意匠性の低下を軽減することができる。
本発明に係る開閉装置の一例を示す正面図である。 収容ケースの一例を示す斜視図である。 同収容ケースの要部拡大斜視図である。 図2の(IV)-(IV)線に沿う断面図であり、切断面よりも先方に見える線を省略している。 第一の補強部材の一例を示す斜視図である。 同第一の補強部材の側面図である。 同第一の補強部材を躯体壁面に止着した状態を示す要部拡大図である。 図2の(V)-(V)線に沿う断面図である。 接続部材の一例を示す斜視図である。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第一の特徴は、躯体壁面の開口部の上方側に止着される収容ケースと、この収容ケースから下方へ繰り出されて前記開口部を閉鎖する開閉体とを備えた開閉装置において、前記収容ケースは、開閉体幅方向の途中位置にて躯体壁面側から手前側へ延設されて当該収ケースの上部を補強する第一の補強部材と、同途中位置にて前記第一の補強部材の手前側から下方へ延設されて当該収ケースの前部を補強する第二の補強部材と、同途中位置にて前記第二の補強部材の下端側から躯体壁面側へ延設されて当該収ケースの下部を補強する第三の補強部材とを一体的に備え、前記第一の補強部材と前記第三の補強部材の間には、これら補強部材を引き寄せる引寄せ具が設けられ、前記引寄せ具は、前記第二の補強部材から躯体壁面側へ離れた位置にて一端側を前記第一の補強部材に接続するとともに他端側を前記第三の補強部材に接続している(図1~4参照)。
第二の特徴は、前記第一の補強部材が前記引寄せ具に引っ張られて下方へ撓む量を、前記第三の補強部材が前記引寄せ具に引っ張られて上方へ撓む量よりも大きくした(図4参照)。
第三の特徴として、前記第一の補強部材は、躯体壁面に接続される接続部と、この接続部から前記手前側へ延設された延設部とを一体に有し、前記延設部を、前記接続部よりも前記手前側で前記引寄せ具の引張力により下方へ撓ませるようにした(図4参照)。
第四の特徴として、前記引寄せ具は、前記第一の補強部材と前記第三の補強部材の間にわたって延設され、その延設方向の少なくとも一端側に、該延設方向に対する交差方向へ曲がった掛止部を有し、この掛止部を前記第一の補強部材又は前記第三の補強部材に掛け止めている(図4参照)。
第五の特徴として、前記収容ケースは、躯体壁面に沿って開閉体幅方向へ延設された第一の骨材と、この第一の骨材に対し前記手前側へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第二の骨材と、この第二の骨材に対し下方へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第三の骨材と、この第三の骨材と躯体壁面との間に位置し開閉体幅方向へ延設された第四の骨材とを備え、前記第一の補強部材が、前記第一の骨材と前記第二の骨材の間に接続され、前記第二の補強部材が、前記第二の骨材と前記第三の骨材の間に接続され、前記第三の補強部材が、前記第三の骨材と前記第四の骨材の間に接続されている(図2~図4参照)。
第六の特徴として、前記第一の補強部材は、前記第一の骨材に止着される上側止着片部と、この上側止着片部よりも下側で躯体壁面に止着される下側止着片部とを有し、前記下側止着片部の止着面を、前記上側止着片の止着面よりも躯体壁面側に配置している(図6参照)。
第七の特徴は、前記第一乃至第四の骨材の端部側にサイドパネルが設けられ、このサイドパネルには、該サイドパネルとは別体の接続部材が固定され、この接続部材が、第二の骨材又は第三の骨材に接続されている(図2及び図8参照)。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下の説明において、「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。また、「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。また、躯体壁面に対する「手前側」とは、躯体壁面から離れる方向側を意味する。
この開閉装置1は、躯体壁面Wの開口部Aの上方側に止着される収容ケース10と、この収容ケース10から下方へ繰り出されて開口部Aを仕切るように閉鎖する開閉体40と、開閉体40の幅方向の端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール50とを備え、開口部Aを開閉するシャッター装置を構成している。
収容ケース10は、開閉体40を巻き取ったり繰り出したりする巻取体61や、この巻取体61をチェーンやブラケット等の動力伝達手段を介して駆動回転する開閉機62等を収容する部材であり、図示例によれば、開閉体幅方向へ長尺な中空箱状に構成される。この収容ケース10は、その下端面の開口10aに開閉体40を通過させて開閉動作させる。
より詳細に説明すれば、この収容ケース10は、図2に示すように、躯体壁面Wに沿って開閉体幅方向へ延設された第一の骨材11と、この第一の骨材11に対し開閉体厚さ方向へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第二の骨材12と、この第二の骨材12に対し下方へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第三の骨材13と、この第三の骨材13材と躯体壁面Wとの間に位置し開閉体幅方向へ延設された第四の骨材14と、これら第一乃至第四の骨材の両端側にそれぞれ止着されたサイドパネル15,15と、開閉体幅方向における途中位置(図2の一例によれば略中央部)にて第一の骨材11と第二の骨材12を連結して当該収容ケース10の上部を補強する第一の補強部材16と、同途中位置にて第二の骨材12と第三の骨材13を連結して当該収容ケース10の前部を補強する第二の補強部材17と、同途中位置にて第三の骨材13と第四の骨材14を連結して当該収容ケース10の下部を補強する第三の補強部材18と、第一の補強部材16と第三の補強部材18をこれらの間で引き寄せる引寄せ具19とを備える。
さらに、図示例の収容ケース10では、第一の骨材11と第二の骨材12を、第一の補強部材16から開閉体幅方向に離れた位置で接続し補強する第四の補強部材21,21と、左右のサイドパネル15を躯体壁面W寄りの下端側で接続する第五の骨材22と、これら骨材や補強材等を覆う上パネル31及び下パネル32とを具備している。
第一の骨材11,第二の骨材12及び第三の骨材13は、一例によれば断面略C字状の長尺部材であり(図4及び図8参照)、収容ケース10内へ向けて開閉体幅方向(図示例によれば略水平方向)へ連続している。
そして、これらの骨材のうち、第一の骨材11は、躯体壁面Wに対し止着具29(例えばネジやボルト等)によって止着される。
また、第四の骨材14は、図4及び図8に示す一例によれば角筒状の部材であり、開閉体40を通過させる開口10aを第五の骨材22との間に置くようにして、開閉体幅方向へ連続している。
第五の骨材22は、図4及び図8に示す一例によれば、上縁に鍔部を有し開口を躯体壁面W側へ向けた断面略凹状の部材であり、開閉体幅方向へ延設されている。
この第五の骨材22は、その延設方向の一端側が、一方のサイドパネル15の躯体壁面W寄りの下端側に止着され、他端側が、他方のサイドパネル15の躯体壁面W寄りの下端側に止着される(図2参照)。また、この第五の骨材22は、開閉体幅方向の途中位置で、止着具29によって躯体壁面Wに止着される(図4参照)。
第一の補強部材16は、第一の骨材11及び躯体壁面Wに接続された接続部16aと、この接続部16aから手前側(図4の右側)へ延設されて第二の骨材12に接続された延設部16bとを一体に有し、延設部16bを、接続部16aよりも手前側で引寄せ具19の引張力により下方へ撓ませるようにしている(図4参照)。
接続部16aは、図5~図7に示すように、開閉体幅方向に間隔を置いた二枚の略三角状の側片部16a1と、両側の側片部16a1,16a1をその上端側で連結する連結片部16a2と、各側片部16a1の躯体壁面W側の端部に曲げ形成された上側止着片部16a3及び下側止着片部16a4とを一体に有する。
上側止着片部16a3は、躯体壁面Wに略平行する平板状に形成される。
この上側止着片部16a3は、図7に例示するように、躯体壁面Wに重ね合わせられた第一の骨材11の内面に重ね合わせられる。そして、これら第一の骨材11及び接続部16aは、挿通される止着具29によって躯体壁面Wに止着固定される。
また、下側止着片部16a4は、上側止着片部16a3よりも下側で躯体壁面Wに略平行する平板状に形成される。
この下側止着片部16a4は、その止着面を、上側止着片部16a3の止着面よりも寸法t(図6参照)、躯体壁面W側に配置している。寸法tは、例えば、第一の骨材11の略肉厚に設定される。そして、この下側止着片部16a4の止着面は、躯体壁面Wに対し直接止着される。
第一の補強部材16における接続部16aと延設部16bを接続する手段は、本実施態様では溶接としているが、ねじ止めやリベット止め、嵌合等とすることが可能である。
延設部16bは、一端側が接続部16aに接続されるとともに、他端側を第二の骨材12へ向けて延設した平板部16b1と、この平板部16b1の幅方向の両縁から下方へ突出する側片部16b2と、一方の側片部16b2における第二の骨材12寄で引寄せ具19に掛止される被掛止部16b21と、平板部16b1の前記他端側から第二の骨材12側へ突出する接続部16b3とを一体に有する。
平板部16b1は、長尺な矩形平板状に形成され、躯体壁面W側にて、接続部16aの連結片部16a2に重ね合わせられる(図5参照)。
側片部16b2は、平板部16b1に沿って第二の骨材12側へ延設されるとともに下方突出しており、平板部16b1の撓みを適宜に抑制する。
被掛止部16b21は、一方の側片部16b2に形成された貫通状の丸孔であり、引寄せ具19の上端側が掛止される。この被掛止部16b21は、前記丸孔に換えて、引寄せ具19の掛止部19b1を掛止可能な形状の切欠部とすることが可能である。
接続部16b3は、平板部16b1から第二の骨材12側へ突出して曲げられており、その突端面を、第二の骨材12の内面に重ね合わせて止着している。
そして、上記構成の延設部16bは、引寄せ具19に引っ張られることで、図4に示すように、接続部16aよりも第二の補強部材17側(言い換えれば第二の骨材12側)の部分で、水平線Hに対し、下方へ撓んで傾斜する。
すなわち、第一の補強部材16の手前側(図4によれば右側)は、引寄せ具19によって引っ張られる前は、水平線Hの位置、もしくは水平線Hよりも若干上側や若干下側に位置するが、引寄せ具19に引っ張られることで下方へ撓んで傾斜する。したがって、収容ケース10の上面は、手前側が下方へ傾斜した状態となる。この傾斜は、収容ケース10上面に付着する水を流す等の作用を奏する。
また、第二の補強部材17は、第一の補強部材16の手前側の第二の骨材12から下方へ延設されて、その下端を第三の骨材13に接続している。
この第二の補強部材17は、上下方向へわたる略平板状の本体片部17aと、この本体片部17aの上端側で第二の骨材12側へクランク状に曲げ形成された止着片部17bと、本体片部17aの下端側で第三の骨材13側へクランク状に曲げ形成された止着片部17cとから一体に構成される。
本体片部17aは、上下方向へ連続する長尺矩形平板状に形成される。この本体片部17aは、第一の補強部材16と第三の補強部材18が引寄せ具19によって引き寄せられた際に大きく変形し過ぎないように、その厚み寸法及び幅寸法が適宜に設定されている
この本体片部17aは、図示例によれば、前記したように長尺矩形平板状に形成されるが、より変形し難い態様としては、その幅方向の一端部又は両端部に、本体片部17aに対する交差方向へ折れ曲がった折曲部17a1(図4の二点鎖線参照)を設けるようにしてもよい。
上側の止着片部17bは、その端面を第二の骨材12の内面に重ね合わせて、止着具29によって止着される。
下側の止着片部17cも、同様に、その端面を第三の骨材13の内面に重ね合わせて、止着具29によって止着される。
第三の補強部材18は、第二の補強部材17下端側の第三の骨材13から躯体壁面側へ延設されて第四の骨材14に接続されている。
この第三の補強部材18は、第三の骨材13と第四の骨材14の間にわたって延設された本体部18aと、この本体部18aの両端部からそれぞれ突出した接続部18b,18cとを一体に有する。
本体部18aは、上方を開口した溝形鋼状に形成され、その幅方向の一方の端縁から上方へ立ち上がる側片部18a1に、引寄せ具19の下端によって掛止される被掛止部18a11を有する。被掛止部18a11は、図示例によれば丸孔としているが、引寄せ具19下端側の掛止部19c1を掛止可能な形状の切欠部とすることも可能である。
上記構成の第三の補強部材18は、本体部18aの側片部18a1の上下幅Y2を、第一の補強部材16の側片部16b2の上下幅Y1よりも大きく設定しており、この設定により、第一の補強部材16よりも上下方向へ撓み変形し難くなっている。
このため、引寄せ具19の引張力が作用した際、第三の補強部材18はほとんど撓むことなく、主に、上側の第一の補強部材16が下方へ撓むことになる(図4参照)。
引寄せ具19は、第一の補強部材16と第三の補強部材18の間にわたって上下に延設され、その延設方向の一端側と他端側に、該延設方向に対する交差方向へ曲がった掛止部19b1,19c1を有する。これら掛止部19b1,19c1は、それぞれ、第一の補強部材16と第三の補強部材18に掛け止められる。
詳細に説明すれば、この引寄せ具19は、長手方向の中央側に位置する本体部19aと、該本体部19aの上端側に螺合された上側螺合部19bと、同本体部19aの下側に螺合された下側螺合部19cとを備え、上側螺合部19bの先端側にフック状の掛止部19b1を有し、下側螺合部19cの先端側にもフック状の掛止部19c1を有する。そして、この引寄せ具19は、本体部19aが回されることで、上下の掛止部19b1,19c1間を狭めるように構成される。なお、この引寄せ具19には、周知構造のターンバックルを用いることが可能である。
そして、上記構成の引寄せ具19は、第二の補強部材17から躯体壁面側へ離れた位置であって、且つ巻取体61に干渉しない位置にて、一端側を第一の補強部材16の被掛止部16b21に掛止するとともに、他端側を第三の補強部材18の被掛止部18a11に掛止している。
この掛止状態において、引寄せ具19は、その上端側が下端側よりも、第二の補強部材17に近くに位置し、図4に示すように側面視傾斜状の姿勢になる。
上記構成の引寄せ具19は、本体部19aの回転により、その全長が短縮することで、第一の補強部材16と第三の補強部材18を引き寄せる。
また、サイドパネル15は、図8に示すように、平面視略矩形平板状のパネル本体15aと、パネル本体15aの手前側(図8によれば右側)において上側の角部分と下側の角部分に位置する二つの接続部材15bとを具備している(図8参照)。
パネル本体15aは、平板状の板金部材を適宜にプレス加工及び曲げ加工してなり、各辺側に補強等のための折曲部15a1,15a2,15a3,15a4を有する。そして、このパネル本体15aは、折曲部15a4を躯体壁面Wに接触させて、躯体壁面Wに対し止着具29(ネジやボルト等)によって止着固定される。
接続部材15bは、サイドパネル15とは別体の部材を、サイドパネル15に対し、一体的に固定したものである。
この接続部材15bは、固着片部15b1と、接続片部15b2と、受片部15b3とを、互いに交差(図示例によれば直交)するように具備している(図9参照)。
一方の接続部材15bにおける固着片部15b1は、サイドパネル15の第二の骨材12に対向する角側に、ネジ止めやリベット止め、溶接等によって強固に固定される。そして、同接続部材15bにおける接続片部15b2は、第二の骨材12の内面に重ね合わせられ、止着具29(ネジやリベット等)によって止着される。
また、同接続部材15bにおける受片部15b3は、第二の骨材12内の上面に近接又は接触する。
他方の接続部材15bにおける固着片部15b1は、サイドパネル15の第三の骨材13に対向する角側に、ネジ止めやリベット止め、溶接等によって強固に固定される。そして、同接続部材15bにおける接続片部15b2は、第三の骨材13の内面に重ね合わせられ、止着具29によって止着される。
また、同接続部材15bにおける受片部15b3は、第三の骨材13内の下面に近接又は接触する。
また、第四の補強部材21は、開閉体幅方向において第一の補強部材16とサイドパネル15の間に位置し、第一の骨材11と第二の骨材12を接続し補強している(図2参照)。
また、上パネル31は、第一の骨材11、第二の骨材12、第一の補強部材16、第四の補強部材21等を上方側から覆う略平板状の部材であり、前記骨材や補強部材等に対し適宜箇所で止着され固定される(図2参照)。
下パネル32は、第二の骨材12、第三の骨材13、第二の補強部材17、第四の骨材14、第三の補強部材18等を、覆う縦断面L字状の部材であり、前記骨材や補強部材等に対し適宜箇所で止着され固定される(図2参照)。
なお、これら上パネル31及び下パネル32は、単数又は複数の部材から構成することが可能であり、例えば、L字状の下パネル32を略垂直なパネルと略水平なパネルから構成したり、上パネル31及び下パネル32を一体の縦断面コ字状の部材から構成したりすることも可能である。
また、開閉体40は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラット41aを、上下に隣接するスラット41a,41a間で回動するように複数連接することで開閉体本体41を構成し、この開閉体本体41の下端部に、開閉体本体41と相対的に上下方向へ移動可能に可動座板42を接続している(図1参照)。
この開閉体40の幅方向の端部には、必要に応じて、ガイドレール50からの抜け出しを阻む抜け防止部材が設けられる。
この開閉体40の他例としては、複数のパネルやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、シート状物やネット状物からなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせた態様とすることが可能である。
また、ガイドレール50は、開閉体40の全閉時の当接対象部位Gと収容ケース10との間にわたって連続する長尺状の部材であり、開閉体40の幅方向の両端部をそれぞれ横断面凹状に囲んで上下方向へ案内する。
このガイドレール50には、必要に応じて、開閉体40よりも下方側の障害物を感知する障害物感知センサ51が設けられる。図示例の障害物感知センサ51は、開口部A内に上下方向に間隔を置いた多数の光線経路を形成し、何れかの光線経路が障害物によって遮られるのを感知する多光軸センサである。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
上記構成の開閉装置1は、先ず幅方向両側のサイドパネル15,15がそれぞれ躯体壁面Wに止着固定される。そして、これらサイドパネル15,15の間に、第一の骨材11、第二の骨材12、第三の骨材13、第四の骨材14、第五の骨材22、側片部16b2、第二の補強部材17、第三の補強部材18、引寄せ具19、第四の補強部材21等が組付けられる。
この組付け状態において、引寄せ具19の本体部19aを回転させて上側螺合部19bと下側螺合部19cをそれぞれ内側へ移動させれば、これら上側螺合部19b,下側螺合部19cによって第一の補強部材16及び第三の補強部材18が、ケース内側へ引っ張られる(図3及び図4参照)。
このため、この緊張状態によって、収容ケース10全体が、横幅方向の中央寄りで下方へ撓むのを抑制することができる。しかも、第一の補強部材16と第三の補強部材18の間が狭まろうとする力に、第二の補強部材17が対向するため、各部の変形を必要最小限に止めることができる。
特に本実施の形態の好ましい一例によれば、第一の補強部材16について、手前寄り(図4の右寄り)の部分を第三の補強部材18よりも撓み易く構成しているため、下側の第三の補強部材18がほとんど撓まずに、上側の第一の補強部材16の前記手前寄りの部分が効果的に下方へ撓む。
このため、比較的目視され難い収容ケース10上面が部分的に下方へ撓み、比較的目視され易い収容ケース10の下面側がほとんど撓まないことになり、収容ケース10全体の意匠性が良好である。
また、第一の補強部材16の下側止着片部16a4の止着面を、上側止着片部16a3の止着面よりも躯体壁面W側に配置したため、第一の補強部材16全体が傾いた状態で躯体壁面Wに固定されてしまうのを防ぐとともに、収容ケース10全体の躯体壁面Wに対する止着強度を良好に維持することができる。
すなわち、仮に、上側止着片部16a3と下側止着片部16a4とを面一にした場合には、第一の骨材11内面と躯体壁面Wの段差により第一の補強部材16全体が傾いて、躯体壁面Wに対する止着状態が不安定になるおそれがあるが、このようなことを防ぐことができる。
また、引寄せ具19の上下端側のフック状部分が、第一の補強部材16又は第三の補強部材18に対し掛止されるようにしているため、収容ケース10の組立作業性が良好である。
また、サイドパネル15は、パネル本体15aに対し別体の接続部材15bを具備するため、多種にわたるサイズに対応が容易である。例えば、大型の躯体側間口に応じて大型の開閉装置1を設置する場合には、サイドパネル15も比較的大きいものになるが、接続部材15bのみを共通部品として用いることが可能である。
なお、上記実施態様によれば、第一の補強部材16と第二の補強部材17と第三の補強部材18をそれぞれ別体の部材としたが、他例としては、これらを一体の側面視略コ字状の部材とすることが可能である。
また、上記実施態様によれば、引寄せ具19を周知のターンバックルと略同様に構成したが、この引寄せ具19は、第一の補強部材16と第三の補強部材18を引き寄せる作用を奏するものであればよく、例えばこの引寄せ具19の他例としては、一端側を第一の補強部材16に止着するとともに他端側を第三の補強部材18に止着した引張りバネとすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、上記構成の補強部材16,17,18を、図2に示すように、収容ケース10における開閉体幅方向の中央寄りに単数設けたが、他例としては、同補強部材を開閉体幅方向における中央部から離れた位置に設けたり、同補強部材を開閉体幅方向に間隔をおいて複数設けたり等することも可能である。この場合、前記間隔及び前記補強部材の数は、収容ケース10の開閉体幅方向の寸法に応じて、適宜に設定すればよい。
また、上記実施態様によれば、第一の補強部材16と第三の補強部材18の間に引寄せ具19を単数設けたが、他例としては、第一の補強部材16と第三の補強部材18の間に複数の引寄せ具19を並列状に設けたり、第一の補強部材16と第三の補強部材18の間に複数の引寄せ具19を直列状に設けたり等することも可能である。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
10:収容ケース
11:第一の骨材
12:第二の骨材
13:第三の骨材
14:第四の骨材
15:サイドパネル
15a:パネル本体
15b:接続部材
16:第一の補強部材
16a:接続部
16b:延設部
17:第二の補強部材
18:第三の補強部材
19:引寄せ具
40:開閉体
50:ガイドレール
A:開口部
W:躯体壁面

Claims (7)

  1. 躯体壁面の開口部の上方側に止着される収容ケースと、この収容ケースから下方へ繰り出されて前記開口部を閉鎖する開閉体とを備えた開閉装置において、
    前記収容ケースは、開閉体幅方向の途中位置にて躯体壁面側から手前側へ延設されて当該収ケースの上部を補強する第一の補強部材と、同途中位置にて前記第一の補強部材の手前側から下方へ延設されて当該収ケースの前部を補強する第二の補強部材と、同途中位置にて前記第二の補強部材の下端側から躯体壁面側へ延設されて当該収ケースの下部を補強する第三の補強部材とを一体的に備え、
    前記第一の補強部材と前記第三の補強部材の間には、これら補強部材を引き寄せる引寄せ具が設けられ、
    前記引寄せ具は、前記第二の補強部材から躯体壁面側へ離れた位置にて一端側を前記第一の補強部材に接続するとともに他端側を前記第三の補強部材に接続しており、
    前記第一の補強部材は、躯体壁面に接続される接続部と、この接続部から前記手前側へ延設された延設部とを一体に有し、
    前記延設部は、一端側が前記接続部に接続されるとともに、他端側を前記収容ケースの第二の骨材へ向けて延設した平板部と、この平板部の幅方向の両縁から下方へ突出する側片部と、前記平板部の前記他端側から前記第二の骨材側へ突出する接続部とを一体に有し
    前記第二の骨材側へ突出する接続部は、前記平板部から前記第二の骨材側へ突出して曲げられており、その突端面を、前記第二の骨材の内面に重ね合わせて止着していることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記第一の補強部材が前記引寄せ具に引っ張られて下方へ撓む量を、前記第三の補強部材が前記引寄せ具に引っ張られて上方へ撓む量よりも大きくしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記延設部を、躯体壁面に接続される接続部よりも前記手前側で前記引寄せ具の引張力により下方へ撓ませるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記引寄せ具は、前記第一の補強部材と前記第三の補強部材の間にわたって延設され、その延設方向の少なくとも一端側に、該延設方向に対する交差方向へ曲がった掛止部を有し、この掛止部を前記第一の補強部材又は前記第三の補強部材に掛け止めていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 前記収容ケースは、躯体壁面に沿って開閉体幅方向へ延設された第一の骨材と、この第一の骨材に対し前記手前側へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第二の骨材と、この第二の骨材に対し下方へ離れた位置で開閉体幅方向へ延設された第三の骨材と、この第三の骨材と躯体壁面との間に位置し開閉体幅方向へ延設された第四の骨材とを備え、
    前記第一の補強部材が、前記第一の骨材と前記第二の骨材の間に接続され、
    前記第二の補強部材が、前記第二の骨材と前記第三の骨材の間に接続され、
    前記第三の補強部材が、前記第三の骨材と前記第四の骨材の間に接続されていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 前記第一の補強部材は、前記第一の骨材に止着される上側止着片部と、この上側止着片部よりも下側で躯体壁面に止着される下側止着片部とを有し、前記下側止着片部の止着面を、前記上側止着片の止着面よりも躯体壁面側に配置していることを特徴とする請求項5記載の開閉装置。
  7. 前記第一乃至第四の骨材の端部側にサイドパネルが設けられ、
    このサイドパネルには、該サイドパネルとは別体の接続部材が固定され、この接続部材が、第二の骨材又は第三の骨材に接続されていることを特徴とする請求項5又は6記載の開閉装置。
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