JP2024022966A - 開閉装置 - Google Patents

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グエン・ヴァン・ヒエン
聡 猪俣
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Abstract

【課題】一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供する。【解決手段】本発明に係る開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレール5と、前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさ(内まぐさ7)と前記ガイドレール5とが締結部材(ねじ93)により連結されたことを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、開口部を開閉する開閉装置、特に、まぐさとガイドレールとの連結構造等に関する。
開口部を開閉する開閉体と、開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、ケースは、開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置(シャッター)が知られている(特許文献1参照)。
上述した従来の開閉装置においては、開閉装置を設置する施工現場において、一対のまぐさのうちの一方のまぐさとガイドレールとが溶接により連結されている。
特開2012-173028号公報
上述した従来の開閉装置においては、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造が、施工現場での開口部の上方である高所位置で行われる溶接にて実現されているため、溶接不良、溶接個所や溶接長さの不足、溶接強度の不足等が生じる可能性があり、作業性、連結構造の信頼性等の面での課題があった。
また、溶接した部分が下方から目視されてしまうという美観性についての課題もあった。
本発明は、上記課題を解消すべく、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供するものである。
本発明に係る開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさと前記ガイドレールとが締結部材により連結されたことを特徴とする。
また、前記一方のまぐさと前記ガイドレールとの連結構成部は、前記ガイドレールと前記一方のまぐさとの間に設定される間隙に対応して当該間隙を隠すために前記ガイドレールに設けられた間隙隠しと、前記間隙隠しの内側に位置されるように前記ガイドレールに設けられたねじ連結部と、前記一方のまぐさの前面側から当該まぐさ及び前記ねじ連結部に止付けられたことにより、前記一方のまぐさの後面と前記間隙隠しの前端縁とが近接し、かつ、前記一方のまぐさの後面と前記ねじ連結部の前面とが接触した状態となるように、前記一方のまぐさと前記ねじ連結部とを連結するねじとを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、一方のまぐさとガイドレールとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
また、前記ケースは、前記開口部の上方の被取付部に取付けられて前記開閉体の巻取体を回転可能に支持する左右のブラケットと、前記左右のブラケット間に設けられて前記被取付部に取付けられたケース板上取付部と、前記一方のまぐさの上部側に設けられたケース板下取付部と、上端側が前記ケース板上取付部に取付けられて下端側が前記ケース板下取付部に取付けられたケース板とを備え、前記ケース板下取付部の端部と前記ブラケットとが締結部材により連結されたことを特徴とする。
また、前記ケース板下取付部は、リップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部と前記ブラケットとの連結構成部は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼の各リップ板部の先端縁間の開口を覆ってかつ上面と各リップ板部の下面とが接触するように接合された下側板材と、各リップ板部の先端縁間に位置される前記下側板材の上面に接合された上側板材と、前記下側板材の下方から前記下側板材、前記上側板材及び前記ブラケットに止付けられたことにより、前記上側板材の上面と前記ブラケットの下面とが接触した状態に前記ケース板下取付部と前記ブラケットとを連結するねじとを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、ケース板下取付部とブラケットとの連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
さらに、前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、前記L字状連結板の縦板部及び前記一方のまぐさの上側縦板部に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする。
また、前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、前記一方のまぐさの上側縦板部を挟んで前記L字状連結板の縦板部と対向するように設置された補強板と、前記L字状連結板の縦板部、前記一方のまぐさの上側縦板部及び前記補強板に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする。
これら開閉装置によれば、一方のまぐさとケース板下取付部との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置を提供できる。
また、前記ケース板下取付部における前記左右のブラケット間の中央側の下面に補強材を備えたことを特徴とする。
さらに、前記補強材は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼とは別のリップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼と前記補強材を構成する前記別の補強材とが上下に重なるように設けられたことを特徴とする。
以上のような構成とすれば、ケース板下取付部の左右のスパン間の中央側においてL字状連結板を不要とできL字状連結板の使用個数を減らすことができるとともに、ケース板下取付部の左右のスパン間の中央側を補強できる。
開閉装置の正面図。 開閉装置のケース部分の断面図を示し、(a)は図1のA矢視断面相当図、(b)は図1のB矢視断面相当図、(c)は図1のC矢視断面相当図。 内まぐさとケース板下取付部とが連結された複合部材を前下側から見た斜視図。 内まぐさとケース板下取付部とが連結された複合部材を前上側から見た斜視図。 複合部材の内まぐさとガイドレールとが連結され、かつ、複合部材のケース板下取付部とブラケットとが連結された状態を正面から見た正面図。 複合部材の内まぐさとガイドレールとが連結され、かつ、複合部材のケース板下取付部とブラケットとが連結された状態を正面から見た正面図。 内まぐさとケース板下取付部との連結構造を示す図(図5のA-A断面相当図)。 内まぐさとケース板下取付部との連結構造を示す図(図6のA-A断面相当図)。 ケース板下取付部の端部に構成されるガイドレールに対する連結構造部の構造を示す図であり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図、(c)は一端側から見た図。 (a)は複合部材と左側のガイドレール及び左側のブラケットとの関係を示す分解斜視図、(b)は右側のガイドレールの前側の側面に設けられた間隙隠し及びねじ連結部を前側から見た正面図。 (a)は複合部材と左側のガイドレール及び左側のブラケットとがねじを用いて連結された状態を示す斜視図、(b)は複合部材と右側のガイドレールとの連結構造を開口部側から見た側面図。
図1に示すように、実施形態に係る開閉装置1は、開閉体2と、開閉手段3と、ケース4と、ガイドレール5とを備える。
尚、本明細書においては、前、後、上、下、左、右は、図1乃至図4に示した方向と定義して説明する。例えば、図1において、「開口部10の前後方向」は、開口部10を開閉する開閉体2の開閉方向(上下方向)及び開閉体2の左右の幅方向(左右方向)と直交する方向であり、図1の紙面と直交する手前側を前側と定義して説明する。
開閉体2は、開閉体本体20と、当該開閉体本体20の他端に設けられた他端部構成部材21とを備え、一端が例えば図外の吊元と呼称される連結部材を介して後述する巻取体30に巻取り及び巻出し(繰出し)可能に連結されて、建築構造物等に形成された開口部10を開閉するように構成される。
開閉体2は、例えばシャッターカーテンと呼称される。
開閉体本体20は、例えばスラットカーテンと呼称される。
他端部構成部材21は、例えば座板又は水切と呼称される。
尚、「建築構造物」とは、一戸建て、マンション、ビル、倉庫、工場などの所謂建物や、車庫、カーポート、門、塀などの外構、トンネルや地下街などの建造物等をいう。
開閉手段3は、開閉体2を巻き取る巻取シャフトや巻取枠等の巻取体30と、巻取体30の中心線30C(図2(b),(c)参照)を回転中心として当該巻取体30を回転させることにより、開閉体2による開口部10の開閉動作を行わせる開閉駆動手段31とを備える。
開閉駆動手段31は、電動式の場合は、例えば図2(a)に示すように、巻取体30を巻取方向及び繰出方向に回転させる駆動源としてのモータ32、及び、モータ32の回転力を巻取体30に伝達する歯車やベルト等の動力伝達機構33などにより構成され、手動式の場合は、巻取体30を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取体30に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成される。
開閉駆動手段31により、開閉体2が巻取体30に巻き取られたり、開閉体2が巻取体30から繰り出されることによって、開口部10が開閉される。
ケース4は、開口部10の上方に設けられて、開閉体2が巻取可能及び繰出可能に取付られた巻取体30を回転可能に支持するとともに、当該巻取体30及び巻取体30に巻き取られた開閉体2を収容可能に構成された箱状体である。
左右のガイドレール5,5は、開口部10の左右に位置される被取付部11に設置されて、開閉体2の左右の幅方向端部22,22を開閉体2の開閉方向(上下方向)に沿ってガイドするガイド溝50を有した構成である。
尚、被取付部11は、例えば、壁,柱等の建物躯体である。
ケース4は、左右のブラケット40,40と、ケース板41と、ケース板上取付部42と、ケース板下取付部6と、一対のまぐさとを備える。
ブラケット40は、開口部10の上方に位置される被取付部12に取付けられて、巻取体30を回転可能に支持する支持部材である。
即ち、巻取体30は、両端部が、左,右のブラケット40,40に設けられた図外の軸受に回転可能に支持され、開閉体2を巻き取る方向、及び、開閉体2を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転するように構成されている。
尚、被取付部12は、例えば天井板13の上方である天井裏空間に設けられている下がり壁等の建物躯体である。
ケース板41は、上端側がケース板上取付部42に取付けられるとともに、下端側がケース板下取付部6に取付けられて、ケース4の前壁を形成する板材である。
左右のブラケット40,40間に、ケース板41が、例えば複数枚又は1枚設けられてケース4の前壁が構成される。
ケース板41は、図2(b)に示すように、上端部に形成された上係合部41aが後述するケース板上取付部42の被係合板部42dに係合するように取付けられるとともに、下端部に形成された下係合部41bが後述するケース板下取付部6の開口63を介してケース板下取付部6の内側に挿入されるように取付けられる。
ケース板上取付部42は、左右のブラケット40,40間に亘って連続して延長するように設けられた左右方向に長尺な形材等の長尺部材により形成され、被取付部12に取付けられている。
当該ケース板上取付部42は、例えば図2(b)に示すように、被取付部12に対向して長手方向である左右方向及び上下方向に延長するとともに、被取付部12に取付けられる取付板部42aと、取付板部42aの下端から前方に延長する下板部42bと、取付板部42aの上端から前方に延長する上板部42cと、上板部42cの延長端である前端から下方に延長する被係合板部42dとを備える。
ケース板下取付部6は、後述する内まぐさ7の上部側に取付けられる部材であって、例えば、リップ溝形鋼(C形鋼)6A(図5~図9参照)により構成される。
即ち、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aは、図3,図4,図9に示すように、左右方向に長尺な長尺平板により形成された基板部60と、基板部60の互いに対向する各長辺縁から上方に立ち上がる各立ち上がり板部61,61と、各立ち上がり板部61,61の上端から互いに近づく方向に延長するリップ板部62,62とを備え、各リップ板部62,62の先端間が長手方向に連続する開口63となるように形成されている。
当該リップ溝形鋼6Aは、開口63が上方に位置されて左右のブラケット40,40間に亘って連続して延長するように配置される。
ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aは、例えば、基板部60の板面と立ち上がり板部61,61の板面とが直交し、かつ、立ち上がり板部61の板面とリップ板部62の板面とが直交する断面矩形状の中空空間を有した左右方向に長い長尺部材により構成される。
一対のまぐさは、ケース4の下部に設けられて、開閉体2の開閉体本体20が通過する通過路(通過口)を形成すべく、所定の間隔D(図2(b)参照)を隔てて対向するように設けられた部材であり、例えば、一方のまぐさである内まぐさ7と他方のまぐさである外まぐさ8とで構成される。
内まぐさ7は、巻取体30に巻き取られた開閉体2における巻取体30の中心線(回転中心線)30Cに近い側となる面と対向するように配置されたまぐさである。
外まぐさ8は、巻取体30に巻き取られた開閉体2における巻取体30の中心線(回転中心線)30Cから遠い側となる面と対向するように配置されたまぐさである。
内まぐさ7は、左右のガイドレール5,5の前側の側面51,51間に亘って連続して延長するように設けられた左右方向に長い長尺板材により構成される。
図3,図4に示すように、内まぐさ7は、上下方向に延長する板面を有した上側縦板部70と、上側縦板部70の下端より後方に延長する上側横板部71と、上側横板部71の後端より下方に延長する下側縦板部72と、下側縦板部72の下端より前方に延長する下側横板部73と、下側横板部73の前端より上方に立ち上がる立ち上がり板部74とを備えた構成である。
内まぐさ7は、例えば、上側縦板部70の板面と上側横板部71の板面とが直交し、上側横板部71の板面と下側縦板部72の板面とが直交し、下側縦板部72の板面と下側横板部73の板面とが直交し、かつ、下側横板部73の板面と立ち上がり板部74の板面とが直交するように構成された、左右方向に長い長尺部材により構成される。
外まぐさ8は、左右のガイドレール5,5の後側の側面間に亘って連続して延長するように設けられた左右方向に長い長尺板材により構成される。
図2(c)に示すように、外まぐさ8は、内まぐさ7の下側縦板部72よりも後側に位置して下側縦板部72の板面と平行に対向する板面を有した縦板部82と、縦板部82の下端より後方に延長する横板部83と、横板部83の前端より上方に立ち上がる立ち上がり板部84と、縦板部82の上端より後方に延長する横板部81と、横板部81より延長して被取付部12に取付けられる取付部80とを備える。
実施形態に係る開閉装置1においては、図11に示すように、ケース板下取付部6と一方のまぐさである内まぐさ7とが第1,2の締結部材としての第1,2のねじ91,92を用いて連結されることにより、内まぐさ7とケース板下取付部6とが連結された複合部材670が構成される。
そして、複合部材670の内まぐさ7とガイドレール5とが締結部材としてのねじ93により連結される。
即ち、複合部材670における内まぐさ7の左端側と左のガイドレール5とがねじ93により連結されるとともに、当該内まぐさ7の右端側と右のガイドレール5とがねじ93により連結される。
さらに、複合部材670のケース板下取付部6とブラケット40とが締結部材としてのねじ94により連結される。
即ち、複合部材670におけるケース板下取付部6の左端側と左のブラケット40とがねじ94により連結されるとともに、当該ケース板下取付部6の右端側と右のブラケット40とがねじ94により連結される。
内まぐさ7とケース板下取付部6との連結構成部は、図7に示すように、内まぐさ7とケース板下取付部6とを連結する連結板としてのL字状連結板(アングル)65と、内まぐさ7の上側縦板部70の後面(裏面)に宛がわれる補強板としての裏当て板66と、L字状連結板65を内まぐさ7の上側縦板部70及び裏当て板66に連結するねじ91と、L字状連結板65とケース板下取付部6の基板部60とを連結するねじ92とを備える。
裏当て板66は、内まぐさ7の上側縦板部70の後面(裏面)に工場にて予め溶接される。
尚、上側縦板部70の後面に設けられた裏当て板66の位置が上側縦板部70の前面側からわかるように、例えば裏当て板66の中央位置に相当する上側縦板部70の前面に図外の目印を設けておくことが好ましい。
そして、例えば、目印に基づいてL字状連結板65の縦板部65aの板面を内まぐさ7の上側縦板部70の前面の所定の位置に位置決めした状態で、図7に示すように、ねじ91を、L字状連結板65の縦板部65a,内まぐさ7の上側縦板部70,裏当て板66にねじ込むことで、L字状連結板65を内まぐさ7の上側縦板部70に連結する。
その後、ケース板下取付部6の後側の立ち上がり板部61の後面と内まぐさ7の上側縦板部70の上端側の前面とを接触させるととともに、ケース板下取付部6の基板部60の下面とL字状連結板65の横板部65bの上面とを接触させた状態で、ねじ92を、L字状連結板65の横板部65b,ケース板下取付部6の基板部60にねじ込むことで、L字状連結板65の横板部65bにケース板下取付部6を連結する。
尚、L字状連結板65の横板部65bにケース板下取付部6を連結した後に、L字状連結板65の縦板部65aを内まぐさ7の上側縦板部70に連結するようにしてもよい。
即ち、内まぐさ7とケース板下取付部6との連結構成部は、ケース板下取付部6の後側の立ち上がり板部61の後面と内まぐさ7の上側縦板部70の上部側の前面とが接触した状態におけるケース板下取付部6の下板部としての基板部60の下面と上側縦板部70の前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板65と、内まぐさ7の上側縦板部70を挟んでL字状連結板65の縦板部65aと対向するように設置された補強板としての裏当て板66と、L字状連結板65の縦板部65a、内まぐさ7の上側縦板部70及び補強板66に止付けられてL字状連結板65の縦板部65aと内まぐさ7とを連結する第1のねじとしてのねじ91と、L字状連結板65の横板部65b及びケース板下取付部6の下板部としての基板部60に止付けられてL字状連結板65の横板部65bとケース板下取付部6とを連結する第2のねじとしてのねじ92とを備えた構成である。
以上のように、開閉装置1の設置現場において、内まぐさ7とケース板下取付部7とがねじ91,92を用いた連結構成部により連結されて、図3,図4に示すような、ケース板下取付部6と内まぐさ7とが連結された複合部材670が構成される。
上述した内まぐさ7とケース板下取付部6との連結構成部は、補強板としての裏当て板66を備えているため、連結構成部の連結強度を向上できて好ましいが、内まぐさ7とケース板下取付部6との連結構成部は、当該裏当て板66を備えない構成であっても構わない。
即ち、当該連結構成部は、少なくとも、ケース板下取付部6の後側の立ち上がり板部61の後面と内まぐさ7の上側縦板部70の上部側の前面とが接触した状態におけるケース板下取付部6の下板部としての基板部60の下面と上側縦板部70の前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板65と、L字状連結板65の縦板部65a及び内まぐさ7の上側縦板部70に止付けられてL字状連結板65の縦板部65aと内まぐさ7とを連結する第1のねじとしてのねじ91と、L字状連結板65の横板部65b及びケース板下取付部6の下板部としての基板部60に止付けられてL字状連結板65の横板部65bとケース板下取付部6とを連結する第2のねじとしてのねじ92とを備えた構成であればよい。
尚、複合部材670は、図6,図8に示すように、左右間の中央側において、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの下にL字状連結板65を設けずに、リップ溝形鋼6Bを設けるようにした構成であってもよい。
図3,図4,図5,図7に示した複合部材670においては、左右間の長手方向に沿って所定の間隔でL字状連結板65,65…を配置して内まぐさ7とケース板下取付部6とを連結した構成である。
一方、図6,図8に示した複合部材670は、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの左右間の中央側においてはL字状連結板65を用いずに、当該リップ溝形鋼6Aの左右間の中央側の下に予め溶接などでリップ溝形鋼6Bが取付けられて、リップ溝形鋼6Aとリップ溝形鋼6Bとが一体化されたものを用いる。そして、当該リップ溝形鋼6Bを内まぐさ7にねじ91Aで連結した後に、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの左端部側を1個又は数個(例えば2個)のL字状連結板65を用いて内まぐさ7の左端側に連結するとともに、当該ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの右端部側を1個又は数個(例えば2個)のL字状連結板65を用いて内まぐさ7の右端側に連結した構成である。
即ち、図6,図8に示した複合部材670は、リップ溝形鋼6Bを用いることで、ケース板下取付部6の左右のスパン間の中央側においてL字状連結板65を不要とできL字状連結板65の使用個数を減らすことができるとともに、ケース板下取付部6の左右のスパン間の中央側を補強できるようにした構成である。
つまり、ケース板下取付部6における左右のブラケット40,40間の中央側の下面に補強材を備え、当該補強材は、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aとは別のリップ溝形鋼6Bにより構成され、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aと補強材を構成する別のリップ溝形鋼6Bとが上下に重なるように設けられて構成された複合部材670を用いたことにより、L字状連結板65の使用個数を削減できるという部品点数削減効果と、ケース板下取付部6の左右のスパンが長い場合に中央側のたわみを防止できるたわみ防止効果が得られる。
ガイドレール5の前側の側面51と下側縦板部72の後面72bとの間の間隙E(図11(b)参照)は、開閉体2の他端部構成部21(座板又は水切)の前後幅寸法に応じて設定される。
当該間隙Eが設定される場合、開閉体2が巻き取られて他端部構成部21が内まぐさ7と外まぐさ8との間の所定の間隔Dの開口を下方から塞いでいる場合は、下方から間隙Eを介してケース4内が見えないが、開閉体2が巻き取られておらず他端部構成部21が間隔Dの開口を下方から塞いでいない場合には、下方から間隙Eを介してケース4内が見えるようになってしまう。
そこで、ガイドレール5の前側の側面51と下側縦板部72の後面72bとの間の間隙Eに対応して当該間隙Eを隠すために、図10に示すような、間隙隠し52がガイドレール5の前側の側面51に設けられている。
従来、上述した間隙隠し52の前端縁52fと内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとを突き合せた状態で間隙隠し52の横板部52bと内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとを溶接して連結するようにしていたが、間隙隠し52の横板部52bと内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとの溶接作業は、作業者の熟練が必要であり、作業者の熟練度が低い場合、溶接不良等の懸念もあった。また、施工現場での開口部10の上方である高所位置での溶接作業となるため、作業性、安全性等の面での課題があり、溶接不良等の懸念もあった。さらに、間隙隠し52の横板部52bと内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとの溶接部分が下方から目視されてしまうという美観性についての課題もあった。
そこで、図10,図11に示すように、複合部材670の内まぐさ7をねじ93を用いてガイドレール5に連結する構成とした。
複合部材670の内まぐさ7とガイドレール5との連結構成部は、ガイドレール5の前側の側面51に設けられた間隙隠し52及びねじ連結部53と、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとねじ連結部53の前面により形成されたねじ連結面53fとを接触させた状態で、内まぐさ7の下側縦板部72をねじ連結部53に連結するねじ93とで構成される。
即ち、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bと対向するガイドレール5の前側の側面51において、間隙隠し52の内側に、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bと接触するねじ連結面53fを備えたねじ連結部53を設けた。
間隙隠し52は、例えば、上述した間隙Eに対応した板幅の長尺な平板材を折り曲げ加工したものを用いる。即ち、当該平板材の長手方向の中央部で当該平板材を折り曲げ、かつ、当該平板材の長手方向の両端側も折り曲げて形成された、縦板部52a、横板部52b、一端部52c、他端部52dを備えた構成の加工板を用いる。
間隙隠し52は、図10に示すように、縦板部52aがガイドレール5の前側の側面51における内側の側縁(開口部10側の側縁)に沿って上下方向に延長するとともに、横板部52bが縦板部52aの下端から側面51における外側の側縁に向けて延長し、かつ、一端部52cが縦板部52aの上端から側面51における外側の側縁に向けて延長して、他端部52dが横板部52bの延長端から上方に延長するように配置されて、縦板部52a、横板部52b、一端板部52c、他端板部52dの後端縁とガイドレール5の側面51とが予め工場にて溶接され、当該溶接部が仕上げ研削されている。
間隙隠し52は、例えば、縦板部52aの板面と横板部52bの板面とが直交し、縦板部52aの板面と一端板部52cの板面とが直交し、横板部52bの板面と他端板部52dの板面とが直交するように構成されている。
ねじ連結部53は、断面コ字状の板材により構成される。
即ち、所定の板幅の平板材の両端側を同方向に折り曲げ加工したものを用いる。つまり、ねじ連結面53fを形成する平板部53aと、平板部53aの上端より後方向に延長する上板部53bと、平板部53aの下端より後方向に延長する下板部53cとを備えた断面コ字状の板材である。
ねじ連結部53は、ガイドレール5の側面51に上述のように溶接された間隙隠し52の縦板部52aと他端板部52dとの間、及び、横板部52bと一端板部52cとの間に配置されて、予め工場にて、上板部53bの後端(先端)縁とガイドレール5の側面51とが溶接されるとともに、下板部53cの後端(先端)縁とガイドレール5の側面51とが溶接されている。
そして、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとねじ連結部53のねじ連結面53fとを接触させた状態で、内まぐさ7の下側縦板部72の前面側からねじ93を下側縦板部72及び平板部53aにねじ込むことで、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとねじ連結部53のねじ連結面53fとが接触して、かつ、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bと間隙隠し52の前端縁とが近接した状態となるように、内まぐさ7がガイドレール5にねじ止めされる。
つまり、複合部材670の内まぐさ7とガイドレール5との連結構成部は、ガイドレール5と内まぐさ7との間に設定される間隙Eに対応して当該間隙Eを隠すためにガイドレール5に設けられた間隙隠し52と、間隙隠し52の内側に位置されるようにガイドレール5に設けられたねじ連結部53と、内まぐさ7の前面側から当該内まぐさ7及びねじ連結部53に止付けられたことにより、内まぐさ7の後面72bと間隙隠し52の前端縁52fとが近接し、かつ、内まぐさ7の後面72bとねじ連結部53の前面であるねじ連結面53fとが接触した状態となるように、内まぐさ7とねじ連結部53とを連結するねじ93とを備えた構成とした。
また、従来、複合部材670のケース板下取付部6のリップ板部62,62の上面とブラケット40の下板部40aの下面とを突き合せた状態でケース板下取付部6とブラケット40とを溶接して連結するようにしていたが、ケース板下取付部6のリップ板部62,62の上面とブラケット40の下板部40aの下面との溶接作業は、作業者の熟練が必要であり、作業者の熟練度が低い場合、溶接不良等の懸念もあった。また、施工現場での開口部10の上方である高所位置での溶接作業となるため、作業性、安全性等の面での課題があり、溶接不良等の懸念もあった。さらに、図9(a)に示すように、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aのリップ板部62と立ち上がり板部61との境界の外面6rはR加工されており、この外面6rとブラケット40の下板部40aの下面と間の溶接部は、溶接強度を十分に確保できないという課題もあった。
そこで、図9,図10,図11に示すように、複合部材670のケース板下取付部6をねじ94を用いてブラケット40に連結する構成とした。
複合部材670の内まぐさ7とケース板下取付部6とブラケット40との連結構成部は、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの長手方向の端部側において設けられる補強板材67、下側板材68、上側板材69と、ケース板下取付部6に設けられた下側板材68及び上側板材69とブラケット40の下板部40aとを連結するねじ94とを備えて構成される。
補強板材67は、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの断面内側空間形状である矩形板により構成され、下端縁がリップ溝形鋼6Aの基板部60の内面(上面)に接触し、前後縁が前後の立ち上がり板部61,61の内面(前後面)に接触し、上端縁がリップ板部62,62の内面(下面)に接触した状態となるように、予め工場にて、リップ溝形鋼6Aの内面に溶接されている。
下側板材68は、リップ溝形鋼6Aの各リップ板部62,62の先端縁62a,62a間の開口63を下方から覆ってかつ上面と各リップ板部62,62の内面(下面)とが接触するように、予め工場にて、各リップ板部62,62に溶接されている。
上側板材69は、リップ溝形鋼6Aの各リップ板部62,62の先端縁62a,62a間に位置されて、下面と下側板材68の上面とが接触するように下側板材68の上面に載置されて、予め工場にて、下側板材68に溶接されている。
尚、上側板材69の上面と各リップ板部62,62の上面とが同一平面上に位置されるか、あるいは、上側板材69の上面が各リップ板部62,62の上面よりも僅かに上方に位置されるように構成される。
また、リップ溝形鋼6Aの基板部60の端部には、下方からねじ94をねじ止するための工具等を位置させるための切り欠き凹部60aが形成されている。
そして、図10,図11に示すように、複合部材670のケース板下取付部6の基板部60の下方から切り欠き凹部60aを介して、ねじ94を、下側板材68、上側板材69、及び、ブラケット40の下板部40aにねじ込むことで、上側板材69の上面とブラケット40の下板部40aの下面とが接触した状態に、ケース板下取付部6がブラケット40にねじ止めされる。
尚、上述したケース板下取付部6とブラケット40との連結構成部は、補強板材67を備えているため、ケース板下取付部6の端部の剛性及び強度を向上できて好ましいが、内まぐさ7とケース板下取付部6との連結構成部は、当該補強板材67を備えない構成であっても構わない。
つまり、ケース板下取付部6とブラケット40との連結構成部は、少なくとも、ケース板下取付部6を構成するリップ溝形鋼6Aの各リップ板部62,62の先端縁間の開口63を覆ってかつ上面と各リップ板部62,62の下面とが接触するように接合された下側板材68と、各リップ板部62,62の先端縁間に位置される下側板材68の上面に接合された上側板材69と、下側板材68の下方から下側板材68、上側板材69及びブラケット40に止付けられたことにより、上側板材69の上面とブラケット40の下板部40aの下面とが接触した状態にケース板下取付部6とブラケット40とを連結するねじ94とを備えた構成であればよい。
複合部材670とガイドレール5及びブラケット40とがねじを用いて連結された後、内まぐさ7の立ち上がり板部74の上端縁74a、及び、外まぐさ8の立ち上がり板部84の上端縁に、例えば天井板13が載置される(図2参照)。尚、天井板13は設けられない場合もある。
以上説明したように、実施形態に係る開閉装置1によれば、複合部材670の内まぐさ7とガイドレール5とをねじ93で連結した構成とした。
即ち、施工現場において、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとねじ連結部53のねじ連結面53fとを接触させ、かつ、内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bと間隙隠し52の前端縁52fとを近接させた状態で、内まぐさ7をガイドレール5にねじ連結できるようになったので、内まぐさ7とガイドレール5との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
つまり、隙間隠し52を備えている場合、ガイドレール5の側面51と内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとを面接触させることができず、ガイドレール5の側面51と内まぐさ7の下側縦板部72の後面72bとの間に隙間が生じるので、安定なねじ連結を実現できないという課題があったが、実施形態では、ねじ連結部53を備えたことで、安定でかつ信頼性の高いねじ連結を実現できるようになり、ガイドレール5と内まぐさ7とのねじ連結を確実にできる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
また、実施形態では、複合部材670のケース板下取付部6とブラケット40とをねじ94で連結した構成とした。
即ち、施工現場において、ケース板下取付部6の上側板材69の上面とブラケット40の下板部40aの下面とを接触させた状態で、ケース板下取付部6をブラケット40にねじ連結できるようになったので、ケース板下取付部6とブラケット40との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
つまり、ケース板下取付部6は、各リップ板部62,62の先端62a,62a間が開口63となっているため、そのままでは、ケース板下取付部6をブラケット40にねじ連結できなかったが、実施形態では、下側板材68と上側板材69とを用いてねじ連結したので、安定でかつ信頼性の高いねじ連結を実現できるようになり、ケース板下取付部6とブラケット40とのねじ連結を確実にできる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
また、実施形態では、ケース板下取付部6と内まぐさ7とをねじ91,92を用いて連結した構成とした。
即ち、施工現場において、ケース板下取付部6と内まぐさ7とをねじ連結できるようになったので、ケース板下取付部6と内まぐさ7との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
つまり、ケース板下取付部6と内まぐさ7とを溶接にて連結した場合、溶接作業は、作業者の熟練が必要であり、作業者の熟練度が低い場合、溶接不良等の懸念があったり、あるいは、溶接箇所、長さなどの不足で溶接強度を十分に確保できていない場合等、内まぐさ7が落下する恐れも考えられるが、実施形態では、L字状連結板65と裏当て板66とを用いてねじ連結したので、安定でかつ信頼性の高いねじ連結を安定なねじ連結を実現できるようになり、ケース板下取付部6と内まぐさ7とのねじ連結を確実にできる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
また、図2(c)に示すように、内まぐさ7の後面側には、開閉体2の開閉動作をスムーズにするための押車等と呼ばれるスムーザ43が設けられているため、開閉体2の開閉時に複合部材670に荷重が加わる。そこで、この荷重に対して複合部材670を補強するための補強枠9Aが設けられている。
実施形態では、図1に示すように、当該補強枠9Aの上端側を、ねじ95を用いて、被取付部12に取付けるとともに、図2(c)に示すように、当該補強枠9Aの下端側を、ねじ95を用いて、ケース板下取付部6及び内まぐさ7に取付けた構成としたので、補強枠9Aと被取付部12との連結構造、補強枠9Aとケース板下取付部6及び内まぐさ7との連結構造において、作業性、美観性に優れるとともに、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる構成の開閉装置1を提供できるようになった。
さらに、開閉体2の開閉時に複合部材670に加わる荷重に対して複合部材670を補強するために、図7,図8に示すように、内まぐさ7の上側縦板部70の後面と上側横板部71の上面とに予め工場にて溶接される補強材としての内まぐさ振れ止め材9Bを、内まぐさ7の長手方向に沿って所定の間隔を隔てて設けた構成としたので、内まぐさ7の剛性を高め、内まぐさ7の振れを抑えることができるようになった。
このように、実施形態によれば、施工現場での開閉装置1の設置作業をねじ連結作業で実現できるようになったので、施工現場が、溶接作業を行えない火気厳禁場所である場合であっても、開閉装置1の設置作業を、安全、かつ、確実に行えるようになる。
また、ねじでの連結構造により、作業性、美観性に優れ、溶接不良等を原因とした部材落下などを防止できる、安定でかつ信頼性の高い連結構造を実現できる開閉装置1を提供できるようになった。
尚、上記では、巻取体30が、図2(b),(c)のように右回転して開閉体2を巻き取る構成の場合を例示したが、巻取体30が、図2(b),(c)において左回転して開閉体2を巻き取る構成の場合もある。
また、本発明で説明した「一方のまぐさ」とは、ブラケット40が取り付けられる被取付部12に取付けられるまぐさではなく、当該まぐさよりも開口部10の前方側に位置されてガイドレール5に連結されるまぐさのことである。
また、上記では、締結部材としてねじを用いた例を示したが、締結部材としては、リベットやその他の締結部材を用いてもよい。
本発明の適用対象となる開閉装置(シャッター装置)の開閉体(シャッターカーテン)の構成態様としては、所謂スラットを上下方向に複数連設した態様だけではなく、パイプ、パネル、シート状物又はネット状物を単数もしくは複数連設して成る態様の開閉体、あるいは、スラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物を適宜に組み合せた開閉体でもよい。所謂、オーバヘッドタイプの開閉体にも適用できる。
1 開閉装置
2 開閉体
4 ケース
5 ガイドレール
6 ケース板下取付部
6A リップ溝形鋼
7 内まぐさ(一方のまぐさ)
8 外まぐさ
10 開口部
40 ブラケット
41 ケース板
42 ケース板上取付部
52 間隙隠し
52f 間隙隠しの前端縁
53 ねじ連結部
53f ねじ連結面(ねじ連結部の前面)
62 リップ板部
63 開口
65 L字状連結板
65a L字状連結板の縦板部
65b L字状連結板の横板部
66 裏当て板(補強板)
68 下側板材
69 上側板材
70 内まぐさの上側縦板部
91 第1のねじ(締結部材)
92 第2のねじ(締結部材)
93,94 ねじ(締結部材)。

Claims (8)

  1. 開口部を開閉する開閉体と、
    前記開閉体を開閉方向に沿ってガイドするガイドレールと、
    前記開閉体の巻取体が収容されたケースとを備え、
    前記ケースは、前記開閉体の通過路を形成する一対のまぐさを備えた開閉装置において、
    前記一対のまぐさのうちの一方のまぐさと前記ガイドレールとが締結部材により連結されたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記一方のまぐさと前記ガイドレールとの連結構成部は、
    前記ガイドレールと前記一方のまぐさとの間に設定される間隙に対応して当該間隙を隠すために前記ガイドレールに設けられた間隙隠しと、
    前記間隙隠しの内側に位置されるように前記ガイドレールに設けられたねじ連結部と、
    前記一方のまぐさの前面側から当該まぐさ及び前記ねじ連結部に止付けられたことにより、前記一方のまぐさの後面と前記間隙隠しの前端縁とが近接し、かつ、前記一方のまぐさの後面と前記ねじ連結部の前面とが接触した状態となるように、前記一方のまぐさと前記ねじ連結部とを連結するねじとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記ケースは、
    前記開口部の上方の被取付部に取付けられて前記開閉体の巻取体を回転可能に支持する左右のブラケットと、
    前記左右のブラケット間に設けられて前記被取付部に取付けられたケース板上取付部と、
    前記一方のまぐさの上部側に設けられたケース板下取付部と、
    上端側が前記ケース板上取付部に取付けられて下端側が前記ケース板下取付部に取付けられたケース板とを備え、
    前記ケース板下取付部の端部と前記ブラケットとが締結部材により連結されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
  4. 前記ケース板下取付部は、リップ溝形鋼により構成され、
    前記ケース板下取付部と前記ブラケットとの連結構成部は、
    前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼の各リップ板部の先端縁間の開口を覆ってかつ上面と各リップ板部の下面とが接触するように接合された下側板材と、
    各リップ板部の先端縁間に位置される前記下側板材の上面に接合された上側板材と、
    前記下側板材の下方から前記下側板材、前記上側板材及び前記ブラケットに止付けられたことにより、前記上側板材の上面と前記ブラケットの下面とが接触した状態に前記ケース板下取付部と前記ブラケットとを連結するねじとを備えたことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。
  5. 前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、
    前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、
    前記L字状連結板の縦板部及び前記一方のまぐさの上側縦板部に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、
    前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  6. 前記一方のまぐさの上部側と前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼との連結構成部は、
    前記一方のまぐさの上側縦板部の上部側の前面と前記リップ溝形鋼の後面とが接触した状態における前記リップ溝形鋼の下面と前記一方のまぐさの前面とに接触するように宛がわれるL字状連結板と、
    前記一方のまぐさの上側縦板部を挟んで前記L字状連結板の縦板部と対向するように設置された補強板と、
    前記L字状連結板の縦板部、前記一方のまぐさの上側縦板部及び前記補強板に止付けられて前記L字状連結板の縦板部と前記一方のまぐさとを連結する第1の締結部材と、
    前記L字状連結板の横板部及び前記ケース板下取付部の下板部に止付けられて前記L字状連結板の横板部と前記ケース板下取付部とを連結する第2の締結部材とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  7. 前記ケース板下取付部における前記左右のブラケット間の中央側の下面に補強材を備えたことを特徴とする請求項4に記載の開閉装置。
  8. 前記補強材は、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼とは別のリップ溝形鋼により構成され、前記ケース板下取付部を構成する前記リップ溝形鋼と前記補強材を構成する前記別の補強材とが上下に重なるように設けられたことを特徴とする請求項7に記載の開閉装置。

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