JP2017036576A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉体との干渉を避けることができ、自重により幅方向中央下部が垂れ下がることを適切に抑制可能な開閉体収容ケースを提供する。【解決手段】開口部の幅方向に沿って対向して設けられた一対のブラケットと、ブラケットの隅部に位置し、当該ブラケット間に架設された複数の補強材と、複数の補強材のうち、ブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材の間においてブラケット間に架設され、奥行方向に互いに離間する補強材のいずれかとの間に開閉体が出入する開口部を形成する中間補強材と、開口部とは反対側の奥行方向において開閉体の開閉方向に沿って互いに離間する補強材間に架設された第1支持体と、ブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材のうち、開口部とは反対側に位置する補強材及び中間補強材の底部に渡って架設された第2支持体と、第1支持体及び第2支持体間に架設された垂れ下がり抑制手段とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、開閉装置に関し、特に、自重により幅方向中央部が垂れ下がることを抑制可能な開閉体収容ケースを備えた開閉装置に関する。
従来、ビル等の建物の出入り口や建物内部の通路等の開口部に設置される開閉装置の一例として、開口部を開放又は閉鎖する開閉体と、当該開閉体が巻き取られた状態で収容される開閉体収容ケースとを備えたシャッター装置が知られている。特許文献1には、開閉体の幅方向に互いに対向する一対のブラケットと、当該一対のブラケットの略四隅に配設され、ブラケット間に架け渡される複数の補強材と、開閉体の奥行方向に延長し、上部の補強材同士を連結する上部連結体及び下部の補強材同士を連結する下部連結体と、一端側が上部連結体に取付けられ、他端側が下部連結体に取付けられたターンバックルとを備えた開閉体収容ケースが開示され、ターンバックルを締め付け方向に回転させることにより開閉体収容ケースの幅方向中央下部の垂れ下がりを抑制可能な構成である。
特開2011−132736号公報
しかしながら、上記シャッター装置にあっては、ターンバックルの締め付け方向への回転により下部連結体が上方側に持ち上げられるものの、上部連結体が開閉体収容ケースの上面(天面)と接続されているため、当該上面が撓んで下方側に引き下げられて開閉体に接近し、仮に雪等の異物が付着した状態で開閉体が巻き取られ、開閉体の巻取り径が通常時よりも大きくなった場合、上面と開閉体とが干渉し、開閉体の巻取り動作に不都合が生じる可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するため、開閉体との干渉を避けることができ、自重により幅方向中央下部が垂れ下がることを適切に抑制可能な開閉体収容ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、開口部を開閉する開閉体が収容される開閉体収容ケースを備えた開閉装置であって、開閉体収容ケースは、開口部の幅方向に沿って対向して設けられた一対のブラケットと、一対のブラケットの隅部に位置し、当該ブラケット間に架設された複数の補強材と、複数の補強材のうち、一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材の間において一対のブラケット間に架設され、奥行方向に互いに離間する補強材のいずれかとの間に開閉体が出入する開口部を形成する中間補強材と、開口部とは反対側の奥行方向において開閉体の開閉方向に沿って互いに離間する補強材間に架設された第1支持体と、一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材のうち、開口部とは反対側に位置する補強材及び中間補強材の底部に渡って架設された第2支持体と、第1支持体及び第2支持体間に架設された垂れ下がり抑制手段とを備えた構成とした。
本構成によれば、第1支持体及び第2支持体間に架設された垂れ下がり抑制手段が、一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材のうち、開口部とは反対側に位置する補強材及び中間補強材に架設されるので、開閉体収容ケースの垂れ下がりを抑制することが可能となる。また、一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材のうち、開口部とは反対側に位置する補強材及び中間補強材の荷重は、開口部とは反対側の奥行方向において開閉体の開閉方向に沿って互いに離間する補強材間に架設された第1支持体が負担するので、上面の撓みによる開閉体の巻取り動作に不都合が生じるのを避けることができる。
また、開閉装置の他の構成として、第1支持体及び第2支持体が、補強材の幅方向中央部に位置する構成とすれば、補強材の幅方向中央部の垂れ下がりをより効果的に抑制することができる。また、垂れ下がり抑制手段をターンバックルとしてもよい。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
シャッター装置の概略正面図である。 シャッターカーテン及びシャッターケースの縦断面図である。 シャッターケースの斜視図である。 支持体及び垂れ下がり抑制手段の斜視図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、本発明に係るシャッター装置10の概略正面図であり、図2は、シャッターカーテン30及びシャッターケース40の縦断面図である。
図1,図2において開閉装置としてのシャッター装置10は、構造物躯体12に形成された開口部14に設置される。構造物躯体12は、例えば住宅やビル、倉庫、工場等の構造物の内外を仕切る外壁や、構造物の内部において内部空間を仕切る内壁等である。開口部14は、構造物躯体12に開設され、内外を連通する空間として形成される。
シャッター装置10は、開口部14の幅方向の両側に互いに離間して立設されるガイドレール20;20と、ガイドレール20;20の長手方向に沿って移動し、開口部14を開放又は閉鎖する開閉体としてのシャッターカーテン30と、開口部14及びガイドレール20;20の上方に設けられるシャッターケース40と、シャッターケース40の内部の収容空間に設置される開閉機構90とを備える。
なお、本明細書において「幅方向」とは、シャッターカーテン30の開閉(上,下)方向と直交する方向(左右方向)を示し、「奥行方向」とは、シャッターカーテン30の厚み(一方,他方)方向を意味する。また、「巻取り方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って上昇し、開口部14が開放する方向を示し、「繰出し方向」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って降下し、開口部14が閉鎖する方向を示すものとする。
図1に示すように、ガイドレール20,20は、構造物躯体12に対して長手方向が垂直となるように、構造物躯体12に一部が埋設された状態で立設される。ガイドレール20;20は、横断面略コ字状の内部構造を有する中空状の部材である。ガイドレール20;20同士は、コ字状の開口が互いに向き合うように配設される。ガイドレール20;20には、後述するシャッターカーテン30の幅方向両端部が挿入される。これにより、シャッターカーテン30の幅方向端部は、ガイドレール20;20によって開閉方向(上下方向)に案内される。また、図2に示すように、ガイドレール20;20の上端部には、当該上端部から上方に向かって傾斜し、シャッターカーテン30を誘導するガイド部材22が設けられる。
図1、図2に示すように、シャッターカーテン30は、複数のスラット32がシャッターカーテン30の移動方向に沿って連結されて構成される。各スラット32は、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等からなる断面形状が略C字状の板体であり、開口部14の幅方向に沿って延在するとともに、その両端部がガイドレール20;20内に飲み込まれた状態でガイドされる。図2に示すように、スラット32は、全体として奥行方向の前側に向けて緩やかに凸状となるように湾曲する本体部32aと、本体部32aの上端部において、上端部と連続して前方に向けて湾曲しつつ延長する第1カール部32bと、本体部32aの下端部において、下端部と連続して後方に向けて湾曲しつつ延長する第2カール部32cとを有する。
図2に示すように、スラット32の第1カール部32bは、巻取り方向に隣接する他のスラット32の第2カール部32cと回転自在に係合する。また、スラット32の第2カール部32cは、繰り出し方向に隣接する他のスラット32の第1カール部32bと回転自在に係合する。つまり、複数のスラット32同士は、それぞれ第1カール部32b及び第2カール部32cを介して互いに回転自在に連結され、1のシャッターカーテン30を構成する。
図1,図2に示すように、シャッターカーテン30の繰出し方向の端部には、座板38が係合される。座板38は、シャッターカーテン30の幅方向に沿って延在する断面視台形状の板体であって、開口部14が全閉された状態において、床面や地面と接地する部分である。また、座板38は、スラット32の幅方向寸法よりも短く設定されている。具体的には、ガイドレール20;20間の寸法よりも僅かに短く設定され、その両端部がガイドレール20;20の内に飲み込まれることのない寸法である。
図3はシャッターケース40の概略斜視図であり、図4は支持体50及び垂れ下がり抑制手段70の拡大斜視図である。図1〜図3に示すように、開閉体収容ケースとしてのシャッターケース40は、シャッターカーテン30及び後述する開閉機構90を収容する箱体であって、開口部14の上方に位置し、構造物躯体12に対してボルトや木ネジ、或いは溶接等の図外の固定手段により固定される。
シャッターケース40は、幅方向に離間して互いに対向する一対のブラケット42;42と、一対のブラケット42;42間に架け渡される複数の補強材46A〜46Eと、補強材46A〜46Eの幅方向中央部に設けられ、各補強材46A〜46E同士を連結して支持する支持体50と、支持体50に対して取付けられ、特に補強材46Eの幅方向中央部を持ち上げることによりシャッターケース40全体の垂れ下がりを抑制する垂れ下がり抑制手段70と、各補強材46A〜46Eの周囲に固定される複数のカバー板82;84;86とを備える。
図1〜図3に示すようにブラケット42;42は、側面視略台形状の板体であって、ガイドレール20;20間によって形成される開口部14の間口の幅と略対応するように互いに離間して設けられる。ブラケット42;42は、シャッターケース40の側面を形成する大きさに設定された平板状の基部と、当該基部の周縁から直角に僅かに折り曲げられたフランジ部とを有する構造である。ブラケット42の基部には、後述する開閉機構90のシャフト92を支持する図外の軸受や各補強材46A〜46Eを位置決めするための切欠き等が設けられる。
各補強材46A〜46Eは、例えばアルミニウムやステンレス等により形成された長尺部材であり、その両端部が一対のブラケット42;42に対して固定されることにより幅方向に沿って架設される。補強材46A〜46Dは、ブラケット42の四隅にそれぞれ配設され、縦断面略C字状に形成された内部構造を有する中空体である。一方、補強材46Eは、一対のブラケット42;42の下部に位置する補強材46Cと補強材46Dとの間で、奥行方向中央部よりも補強材46D側に架設される。補強材46Dと補強材46Eとの間の領域は、シャッターカーテン30が開閉動作するための開口部48として形成される。
図2に示すように、第1の補強材46Aは、ブラケット42の上部かつ奥行方向の一方側に位置し、C字状の開口が奥行方向の他方側を向くように配設される。第2の補強材46Bは、ブラケット42の上部かつ奥行方向の他方側に位置し、C字状の開口が奥行方向の一方側を向くように配設される。つまり、第1の補強材46Aと第2の補強材46Bとは、ブラケット42の上部において奥行方向に離間し、C字状の開口が互いに向き合った状態とされる。また、第3の補強材46Cは、ブラケット42の下部かつ奥行方向の他方側に位置し、C字状の開口が奥行方向の一方側を向くように配設される。即ち、第2の補強材46Bと第3の補強材46Cとは、ブラケット42の奥行方向の他方側において開閉方向に離間し、C字状の開口が同一方向を向いた状態である。
第4の補強材46Dは、外まぐさとも称される部材であって、略C字状に折曲された基部と、上方に折曲され、構造物躯体12の表面に沿って延長するフランジ部を有する。第4の補強材46Dは、ブラケット42の下部かつ奥行方向の一方側に位置し、C字状の開口が奥行方向の一方側、即ち、構造物躯体12側を向くように配設される。
中間補強材としての第5の補強材46Eは、上記外まぐさに対して内まぐさとも称される中空状の角材であり、第3の補強材46Cと第4の補強材46Dとの間に配設される。第4の補強材46Dと第5の補強材46Eとの間に形成される開口部48には、ガイドレール20の上端部が飲み込まれた状態で位置しており、当該開口部48を介してシャッターカーテン30が自在に開閉動作可能となる。また、第5の補強材46Eは、第1の補強材46A〜第4の補強材46Dと比較すると、奥行寸法や板厚が大きく設定されていることから、幅方向の寸法が増加するにつれて自重により幅方向中央部の垂れ下がり(撓み)が生じやすい部材である。
次に、図2〜図4を参照し、支持体50と垂れ下がり抑制手段70との関係について説明する。
各図に示すように各支持体50は、例えばアルミニウムやステンレス等により形成されるプレートであって、補強材46A〜46Eの幅方向中央部に設けられる。支持体50は、開口部14とは反対側(図示の例では奥行方向の他方側)に位置する第2の補強材46B及び第3の補強材46C間にわたって上下方向に延長するように取り付けられる第1支持体52と、第3の補強材46C及び中間補強材としての第5の補強材46E間にわたって奥行方向に延長するように取り付けられる第2支持体54と、当該第2支持体54と対向するように、第1の補強材46A及び第2の補強材46B間に渡って延長して取り付けられる第3支持体56とから構成される。即ち、支持体50は、補強材46A;46B;46C;46Eを取り囲むようにコの字状に延長する部材である。
特に図4に示すように、第1支持体52は、上下方向に延長する縦長矩形状の本体部52Aと、本体部52Aの上端部と連続して形成され、第2の補強材46Bに形成された断面C字状の中空部内に取り込まれるL字状の屈曲部52Bと、本体部52Aの下端部と連続して形成され、第3の補強材46Cの中空部内に取り込まれるL字状の屈曲部52Cとを有する。図2に示すように、屈曲部52B及び屈曲部52Cは、第2の補強材46B及び第3の補強材46Cの中空部内に取込まれた状態において、ボルトや溶接等の図外の固定手段を介して第2の補強材46B及び第3の補強材46Cに対して強固に固定される。これにより、第2の補強材46B及び第3の補強材46Cは、第1支持体52により連結、支持された状態となる。特に図4に示すように、本体部52Aの両側部には、奥行方向の一方側に屈曲するように立ち上がるとともに、その延長方向に沿って延長する一対の側部板58;58が形成される。一対の側部板58;58のうち、一方の側部板58の上部には、奥行方向の一方側に突出する部位が形成され、当該部位には、後述する垂れ下がり抑制手段70の一端部が係合するU字状の受部58Aが形成される。
図4に示すように、第2支持体54は、奥行方向に延長する矩形状の本体部54Aと、本体部54Aの奥行方向の他方側の端部と連続して形成され、第3の補強材46Cの中空部内に取込まれる略コ字状の屈曲部54Bとを有する。屈曲部54Bは、第3の補強材46Cの中空部内に取込まれた状態において、図外の固定手段を介して第3の補強材46Cに対して固定される。また、本体部54Aの奥行方向の一方側には、第5の補強材46Eの下面と当接した状態で図外の固定手段等を介して第5の補強材46Eに対して固定される荷重受け部55が形成される。これにより、第3の補強材46C及び第5の補強材46Eは、第2支持体54により連結、支持された状態となる。
特に図4に示すように、本体部54Aの両側部には、上方に向かって屈曲して立ち上がるとともに、その延長方向に沿って延長する一対の側部板60;60が形成される。一対の側部板60;60のうち、一方の側部板60には、後述する垂れ下がり抑制手段70の他端部と係合する円形状の貫通孔60Aが形成される。
垂れ下がり抑制手段70は、第1支持体52及び第2支持体54間に架設されたターンバックルにより構成される。第1支持体52及び第2支持体54間に架設される垂れ下がり抑制手段70の傾斜角度は、例えば80°〜85°の範囲となるように設定される。垂れ下がり抑制手段70は、第1支持体52側と係合する第1吊下ボルト72と、第2支持体54側と係合する第2吊下ボルト74と、第1吊下ボルト72及び第2吊下ボルト74を互いに連結する連結部材76とにより構成される。第1吊下ボルト72は、第1支持体52側に接続されるL字状の部材であって、上端部において幅方向に突出する係合突部72Aを有する。係合突部72Aは、前述した側部板58に形成されたU字状の受部58Aに係止される筒状体であり、当該係合突部72A内において回転可能に係止されることにより、第1支持体52と第1吊下ボルト72とが接続される。第2吊下ボルト74は、第2支持体54側に接続されるL字状の部材であって、第1吊下ボルト72と略同一構成を有する。下端部において幅方向に突出する係合突部74Aは、前述の側部板60に形成された貫通孔60A内に挿入された状態で係止されることにより、第2支持体54と第2吊下ボルト74とが接続される。
なお、強度、施工、操作等に支障がなければ、垂れ下がり抑制手段70は、ターンバックルに替えて、例えばシートベルトの自動ロック式巻取り装置のような長さや緊張力の調節が可能な紐状、帯状の部材であってもよい。また、垂れ下がり抑制手段70は、アナログ式部材であることが好ましいが、例えば留め金で留めるための複数の穴や孔が間隔をあけて形成された服飾ベルト状のようなデジタル式部材であってもよい。
連結部材76の両端部には、上記第1吊下ボルト72及び第2吊下ボルト74のネジ部と螺合するネジ部(雌ネジ)が形成されており、連結部材76を作業者が回転させることにより、第1吊下ボルト72及び第2吊下ボルト74間の距離が縮まり、緊張力を高めることが可能となる。
そして、連結部材76の回転により、第1吊下ボルト72及び第2吊下ボルト74の緊張力が高められると、第2支持体54に形成された荷重受け部55が矢印Fで示す方向に引き上げられる。第2支持体54の引き上げにより、当該第2支持体54の荷重受け部55上に位置する第5の補強材46Eも同時に上方に引き上げられ、幅方向中央部において生じ易い第5の補強材46Eの撓み、及び当該撓みに起因するシャッターケース40全体の垂れ下がりを抑制することが可能となる。またこのとき、緊張力の増加による荷重は、第2の補強材46B及び第3の補強材46C間において上下方向に架設された第1支持体52が負担することとなるため、従来のようにシャッターケースの上面が撓むことはなく、シャッターカーテン30の巻取り動作を阻害することがない。また、垂れ下がり抑制手段70が、構造物躯体12や、第4の補強材46D及び第5の補強材46Eにより形成される開口部48とは離れる側(図示の例では奥行方向の他方側)に配設された第2の補強材46B及び第3の補強材46C側に配設されていることから、垂れ下がり抑制手段70自体がシャッターカーテン30と干渉することを回避できる。
図2,図3に戻り、第3支持体56は、第1の補強材46Aから第2の補強材46Bに渡って下方に傾斜しつつ奥行方向に延在する本体部56Aと、本体部56Aの奥行方向の一方の端部と連続して形成され、第1の補強材46Aの中空部内に取り込まれる略L字状の屈曲部56Bと、本体部56Aの奥行方向の他方の端部と連続して形成され、第2の補強材46Bの中空部内に取込まれる略コ字状の屈曲部56Cとを有する。屈曲部56B及び屈曲部56Cは、第1の補強材46A及び第2の補強材46Bの中空部内に取込まれた状態において、図外の固定手段を介して第1の補強材46A及び第2の補強材46Bに対して固定される。これにより、第1の補強材46A及び第2の補強材46Bは、第3支持体56により連結、支持される。
このように、シャッターケース40は、幅方向に対向するブラケット42;42間に架設された第1〜第5の補強材46A〜46Eと、補強材46B;46C間、補強材46C;46E間及び補強材46A;46B間にそれぞれ架設された第1支持体52、第2支持体54及び第3支持体56よりなるフレームを有する構造体であって、各フレームが形成する領域には、第1〜第3のカバー板82;84;86が取り付けられる。
第1のカバー板82は、第1の補強材46Aと第2の補強材46B間を覆う板体であって、シャッターケース40の天面を構成する。第1のカバー板82の奥行方向の一方の端部は、上方に屈曲しており、構造物躯体12の表面と密接に固定される。第1のカバー板82の奥行方向の他方の端部は、第2の補強材46Bの上面及び他方側の面を取り囲むように屈曲しており、図外の固定手段によって第2の補強材46Bと強固に固定される。
第2のカバー板84は、第2の補強材46Bと第3の補強材46C間を覆う板体であって、シャッターケース40の奥行方向の他方側の面を構成する。第2のカバー板84の開閉方向の一方の端部は、第3の補強材46Cの他方側の面及び下面を取り囲むように屈曲しており、図外の固定手段によって第3の補強材46Cと強固に固定される。第2のカバー板84の開閉方向の他方の端部は、第2の補強材46Bまで延長し、第2の補強材46B及び第1のカバー板82の奥行方向の他方の端部に挟まれた状態とされる。
第3のカバー板86は、第3の補強材46Cと第5の補強材46E間を覆う板体であって、シャッターケース40の下面を構成する。第3のカバー板86の奥行方向の一方の端部は、第5の補強材46Eの一方側の面及び下面を取り囲むように屈曲しており、図外の固定手段によって第5の補強材46Eと強固に固定される。第3のカバー板86の奥行方向の他方の端部は、第3の補強材46Cまで延長し、第3の補強材46C及び第2のカバー板84の奥行方向の一方の端部に挟まれた状態とされる。
次に、シャッターカーテン30を巻取り方向又は繰り出し方向に動作させる開閉機構90について概説する。図1,図2に示すように、開閉機構90は、シャッターケース40内に設置され、シャッターカーテン30を巻取り、又は繰出す機構である。開閉機構90は、一対のブラケット42;42間に架設されるシャフト92と、シャフト92の回転と同期して巻取り方向及び繰出し方向に回転自在なホイール94;94と、シャフト92を巻取り方向又は繰出し方向に回転させる図外のモータとを備える。
シャフト92は、ガイドレール20;20の幅方向に延在する支柱であって、両端部がブラケット42;42に設けられた図外の軸受によって、回転自在に支承される。また、シャフト92の一端部の軸周りには、無端状のチェーンやベルト等の連結体99と連結される従動輪98が設けられる。従動輪98は、連結体99を介して図外のモータの出力軸に設けられた駆動輪と連結されており、モータの回転力は、駆動輪、連結体99及び従動輪98を介してシャフト92に伝達される。
ホイール94;94は、シャフト92に対して所定の間隔をもって設けられる円筒状の金属部材である。ホイール94;94は、中心部に開設された図外の嵌挿孔を介してシャフト92と嵌め合され、シャフト92を回転中心として自在に回転する。また、ホイール94;94同士は、複数の巻取り部材96により接続される。巻取り部材96は、シャフト92と平行に延在する支柱であって、両端部がホイール94;94の嵌挿孔を中心として円周方向に等間隔に開設された図外の接続孔に嵌め込まれる。
また、図2に示すように、シャッターカーテン30は、ホイール94の円周面上に締結された吊元部材36によりホイール94と連結される。吊元部材36は、金属製の板体であって、ホイール94の円周面の曲率と対応する湾曲形状である。吊元部材36は、ホイール94の円周面に開設された締結孔を介して、ボルトナット等の締結手段によりホイール94と一体に締結される。また、吊元部材36の繰り出し方向の端部には、カール状の連結部36Aが形成される。連結部36Aは、シャッターカーテン30を構成する複数のスラット32のうち、最も巻取り方向側に位置するスラット32の第1カール部32bと係合する。
以下、上記構成からなるシャッターカーテン30の開閉動作について説明する。
図2に示すように、シャッターカーテン30が開口部14を閉鎖した状態(全閉状態)から、図外の操作盤を操作によりモータが駆動制御され、シャフト92が巻き取り方向に回転すると、シャフト92の回転に対応してホイール94が回転し、シャッターカーテン30は、徐々にホイール94の外周面に沿って巻き取られながら開口部14を開放する。そして、ホイール94による巻取り方向への回転が継続し、ホイール94の周長分以上のシャッターカーテン30が巻き取られると、2周目以降に巻き取られるシャッターカーテン30は、1周目の回転において巻き取られたシャッターカーテン30上に積層されながら巻き取られ、開口部14の全域が開放(全開状態)される。
一方、シャッターカーテン30が開口部14を開放した状態(全開状態)から、モータが逆方向に駆動制御され、シャフト92が繰り出し方向に回転すると、シャフト92の回転に対応してホイール94が回転し、積層されたシャッターカーテン30が順次繰出されることとなる。そして、図2に示すように、ホイール94の繰出し方向への回転が継続し、開口部14の全域がシャッターカーテン30により閉鎖(全閉状態)される。
なお、上記実施形態に係る開閉機構90は、モータを有する電動式の開閉機構90を例示したが、例えばシャフト92の軸周りに介挿されるコイルばね等の付勢手段を用いた手動式の開閉機構を採用してもよい。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記実施形態においては、スラット式のシャッターカーテン30を前提として説明したが、シャッターカーテンの構成として複数の平板状パネルを組み合わせたパネルカーテンや不燃性樹脂等のシートをから構成されるシートカーテン、もしくはこれらの部材を組み合わせたカーテンを有するシャッター装置に対しても適用することができる。
10 シャッター装置、14 開口部、20 ガイドレール、
30 シャッターカーテン、32 スラット、
40 シャッターケース、42 ブラケット、
46A〜46E 補強材、50 支持体、70 垂れ下がり抑制手段、
90 開閉機構、92 シャフト、94 ホイール。

Claims (3)

  1. 開口部を開閉する開閉体が収容される開閉体収容ケースを備えた開閉装置であって、
    前記開閉体収容ケースは、
    前記開口部の幅方向に沿って対向して設けられた一対のブラケットと、
    前記一対のブラケットの隅部に位置し、当該ブラケット間に架設された複数の補強材と、
    前記複数の補強材のうち、前記一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材の間において前記一対のブラケット間に架設され、前記奥行方向に互いに離間する補強材のいずれかとの間に前記開閉体が出入する開口部を形成する中間補強材と、
    前記開口部とは反対側の奥行方向において前記開閉体の開閉方向に沿って互いに離間する補強材間に架設された第1支持体と、
    前記一対のブラケットの下部において奥行方向に互いに離間する補強材のうち、前記開口部とは反対側に位置する補強材及び前記中間補強材の底部に渡って架設された第2支持体と、
    前記第1支持体及び前記第2支持体間に架設された垂れ下がり抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記第1支持体及び第2支持体が、前記補強材の幅方向中央部に位置することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記垂れ下がり抑制手段が、ターンバックルであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開閉装置。
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