JP2010208054A - 電動昇降ボード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じく滑車等の構成部材を省略し、電動モーターにより駆動される回転軸を固定基枠内に横方向に軸支した電動昇降ボード装置であって、吊下げバランスが崩れる原因となる「伸び」を解消できるとともに、特別なウインチドラムを用いることなく巻取り、引き出し時の左右への移動がなく、摺動案内部を簡易な構造とすることができ、大幅なコストダウン、軽量化を図ることができる電動昇降ボード装置を提供せんとする。
【解決手段】固定基枠2に取付フレーム3を構成する縦杆31を上下に摺動自在に支持する摺動受け部6を設け、回転ドラム4を横方向に軸支し、所定幅を有する長尺シート5の一端部を回転ドラム4に巻取り可能に固定し、且つ他端部52を取付フレーム3の下桟30Bに固定したものであり、長尺シート5として、映写スクリーン生地の端材を用いた。
【選択図】図1

Description

本発明は、黒板又は白板のボードを電動で昇降させることのできる電動昇降ボード装置に関する。
この種の電動昇降ボード装置としては、従来、壁面に固定される固定基枠に対し、黒板等の取付フレームを上下昇降させる構造のものが種々提案されており、複数の滑車或いはスプロケット、カウンターウエイト、補助バネ、ウインチドラム、これらに複雑に係止されたワイヤーやロープ、チェーンが固定基枠内に設けられ、ワイヤー等の一端を取付フレームに固定して当該ワイヤー等を介して取付フレーム及び黒板を昇降させる構造のものが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。このような複雑な機構は、固定基枠の前後厚みを大きくできないことが理由であり、複雑であることから製造コスト、メンテナンスコストがかかり、またワイヤー等が長いことから使用により伸びると左右の吊下げバランスが崩れ、昇降動作に支障が生じやすい構造であった。
これに対し、上記滑車等の構成部材を少なくでき、しかも限られた固定基枠内の空間に収納できる上下昇降機構として、電動モーターにより駆動される回転軸を固定基枠内に横方向に軸支し、この回転軸上にワイヤーやベルトを巻き取るためのウインチドラムを装着し、下方に延出しているワイヤー等の先に取付フレームを固定することにより、当該回転軸を回転制御して取付フレームを昇降動作させることができる構造の装置が提案されている(例えば、特許文献4、5参照。)。このような装置によれば、ワイヤー等を固定基枠内で滑車等を介して複雑に組み込むことが不要となり、ワイヤー等の長さも必要最小限に抑え、コストダウンを図ることができる。
しかしながら、このような装置においても、長期使用によるワイヤーやベルトの伸びが生じ、左右の吊下げバランスが崩れるという問題は生じる。また、ワイヤーやベルトで取付フレームを吊下げる構造のため、当該取付フレームを固定基枠に対して昇降自在に摺動案内する案内部には相応の力が作用することになり、特に上記伸びによる吊下げバランスの崩れが生じると案内部への力もその分加重されてしまい、取付フレームの上下昇降がスムーズに行われなくなる虞があり、これを回避するためには、前記摺動案内部にベアリング装置等の高価な摺動受け部材を組み込むことが必要となる。また、ワイヤー等の伸びの有無にかかわらず、これらワイヤーやベルトを巻き取るウインチドラムにおいてワイヤーやベルトを左右に移動させることなく安定して巻き取ることのできる特別な構造を採用しないかぎり、昇降動作の度に摺動案内部に左右方向への不要な力が作用してしまい、摺動案内部が劣化・破損しやすくなり、スムーズな昇降動作を長期にわたり維持することが困難となる。更に、これらワイヤー等を巻き取るウインチドラムには取付フレームと黒板の荷重が集中するため、重厚な専用のウインチドラムを十分な強度を有する回転軸に装着する必要があり、重量化やコストアップの原因にもなる。
実開昭60−164085号公報 実開平5−41889号公報 特開2005−168787号公報 特開昭60−4098号公報 特許第3515929号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、同じく滑車等の構成部材を省略し、電動モーターにより駆動される回転軸を固定基枠内に横方向に軸支した電動昇降ボード装置であって、吊下げバランスが崩れる原因となる「伸び」を解消できるとともに、特別なウインチドラムを用いることなく巻取り、引き出し時の左右への移動がなく、摺動案内部を簡易な構造とすることができ、大幅なコストダウン、軽量化を図ることができる電動昇降ボード装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、壁面に固定される固定基枠に対し、黒板又は白板のボードが取り付けられる取付フレームを上下昇降可能に支持してなる電動昇降ボード装置において、前記固定基枠に、前記取付フレームを構成する縦杆を上下に摺動自在に支持する摺動受け部を設け、電動モーターにより駆動される回転ドラムを横方向に軸支し、所定幅を有する長尺シートの一端部を前記回転ドラムに巻取り可能に固定し、且つ他端部を前記取付フレームを構成する下側の横フレームに固定し、当該長尺シートを介して前記取付フレーム及びボードの荷重を支持するとともに、前記回転ドラムを回転させて長尺シートを巻き取ることにより前記取付フレーム及びボードを上昇させ、前記回転ドラムを逆方向に回転させて長尺シートを引き出すことにより前記取付フレーム及びボードを下降させる電動昇降ボード装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記長尺シートが、繊維生地シート、合成樹脂シート、又は繊維生地に合成樹脂を積層した複合シートであることが好ましい(請求項2)。
また、前記長尺シートとして、映写スクリーン生地の端材を用いることが好ましい(請求項3)。
以上にしてなる本願発明に係る電動昇降ボード装置は、所定幅を有する長尺シートを回転ドラムに巻取り、先端を取付フレームに固定して昇降させる構造であるので、ワイヤーやベルトに比べて長手方向の伸びを小さくすることが可能であり、左右吊下げバランスが崩れるという問題を解消することが容易となる。また、所定幅の長尺シートを巻き付ける際には複数重ねて安定して巻き付けることが可能となるため、ワイヤーやベルトに比べて巻き付け、引き出し時の左右へのズレが格段に少なく、また集中荷重もかからないため、左右へのズレを防止するための重厚なウインチドラムを特別に設けることも不要であり、回転ドラムに長尺シートを巻き付けるだけのシンプルな構造で安定した昇降動作を実現でき、固定基枠と取付フレームの摺動受け部についても、ベアリング等の高価な摺動受け部材を組み込む必要がなく、簡易な構造とすることができる。このように、本発明の装置では、長期間安定した昇降動作を維持できるとともに、大幅なコストダウン及び軽量化を図ることができる。特に、長尺シートとして、映写スクリーン生地の端材を用いれば、更なるコストダウンを図ることができる。
本発明の代表的実施形態に係る電動昇降ボード装置のボードを省略した斜視図。 同じく電動昇降ボード装置の下降姿勢を示す正面図。 同じく縦断面図。 同じく電動昇降ボード装置の上昇姿勢を示す正面図。 同じく縦断面図。 摺動受け部を示す要部の説明図。 長尺シートを3枚にした変形例を示す斜視図。 摺動受け部の変形例を示す説明図。 ボード取付部の要部を示す説明図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動昇降ボード装置のうちボードを省略した斜視図であり、図1〜6は代表的実施形態を示し、図中符号1は電動昇降ボード装置、2は固定基枠、3は取付フレーム、4は回転ドラム、5は長尺シート、6は摺動受け部をそれぞれ示している。
本発明の電動昇降ボード装置1は、図1〜3に示すように、壁面に固定される固定基枠2に対し、黒板又は白板のボード8が取り付けられる取付フレーム3を、上下方向に昇降可能に支持したものであり、特に本発明においては、固定基枠2に対して前記取付フレーム3を上下昇降させる手段として、回転ドラム4に巻取り可能な所定幅の長尺シート5が用いられ、これにより左右吊下げバランスが崩れるという問題を解消し、特別な摺動受け部材やウインチドラムも不要とし、簡易な構造で安定した昇降動作を可能としたことを特徴としている。
ボード8を取り付ける取付フレーム3は、横方向に延びる上桟30A及び下桟30Bと、これら上下の桟を側端部において上下に互いに連結する左右の縦杆31、31とより構成され、上桟30Aと下桟30Bの左右端部間にそれぞれ縦杆31、31が上下に架設されることで全体として略矩形形状に構成されている。上桟30Aと下桟30Bは、いずれも断面視略コ字状に形成された金属製の板材であり、それぞれ略コ字状断面の凹部を内側に向けて上下に配置されている。また、これらを上下連結している左右の縦杆31、31は、円筒パイプ状または円柱状の金属製の棒体であり、その上下端部がそれぞれ上桟30A,下桟30Bの前記凹部の底面に取付ネジ35,35にて固定されている。本例では取付フレーム3の各構成部材を金属製としたが、合成樹脂製や木製その他の材料を、全部又は一部に採用することも勿論可能である。
縦杆31、31は、後述するように固定基枠2の摺動受け部6、6に挿通され、上下に摺動自在に支持されるものであり、ボード8は直接は固定されない。ボード8は、上桟30A、下桟30Bに対して固定されている。具体的には、上桟30A(下桟30B)の上面に穿設されたネジ孔30aを利用して、図3及び図9に示すように平板状のブラケット片39を取付ボルト40で取り付けて前方に突出させ、突出部をボード8の上枠81(下枠82)に取付ネジ83で固定することによりボード8が支持されている。
尚、本例ではこのように上桟30A及び下桟30Bによりボード8を支持しているが、同じく支持用の縦フレームを前記縦杆31とは別に構成してもよい。すなわち、縦杆31よりも外側の位置で且つ固定基枠2にも緩衝しない端部の位置に、縦フレームを上下に架設し、該縦フレームによりボード8の縦枠を更に支持するように構成することも可能である。また、縦杆31、31の間の内側の位置であっても、固定基枠2よりも前方に縦フレームを上下に架設することにより、固定基枠2に緩衝することなく縦フレームを設けることが可能である。ただし、軽量化の観点からはできるだけフレーム部材は省略することが好ましく、ボード8の構造とも関係するが、十分な強度が維持できるのであれば図示したものが好ましい構造となる。
また、本例では、上桟30A,30Bを断面視略コ字状に形成し、軽量化を図りつつ必要な強度を維持しているが、その他の断面形状に構成することも勿論可能である。ただし、特に下桟30Bについては、後述するように本例では長尺シート5の下端部52を固定する固定用ロール33や取付ブラケット32が設けられることから、図示したように略コ字状に形成することで、その凹部内にこれら部材を収納でき、美観の維持、管理上のトラブル(破損等)の防止、強度維持を図ることができることから好ましい構造となっている。また、同じく左右の縦杆31についても、円筒パイプ状または円柱状として固定基枠2側の摺動受け部6、6の筒状内周面に外面が摺動案内されるように構成しているが、摺動受け部6、6の構成と関連付けることを条件に、その他の形状にすることも勿論可能である。
固定基枠2は、左右に配置された縦方向の側板21、21と、その上端間に横方向に架設される断面視略コ字状の上フレーム20Aと、側板21の下端部から前記上フレーム20Aと略平行に内側に所定距離だけ延設される下側ガイド板20B、20Bと、これら下側ガイド板20B、20Bの間に、後述する長尺シート5に緩衝しない位置を横方向に前記上フレーム20Aと略平行に架設される下フレーム22とより基本骨格部分が形成されており、側板21、上フレーム20A及び下側ガイド板20Bは、いずれも断面視略コ字状に形成された金属製の板材よりなり、下フレーム22は断面略ロ字状の金属製の筒材より構成されている。側板21の壁面側の後端部には、略L字状に屈曲して延びるフランジ部27が設けられており、当該フランジ面に穿設した固定ボルト用孔27aを用いて当該固定基枠2が壁面にボルト止めされる。符号25は上フレーム20Aと下側ガイド板20Bを縦方向に連結して補強する補強フレームである。
上フレーム20Aの左右両端部には、取付フレーム3の縦杆31を上下に摺動自在に支持する摺動受け部6、6が設けられ、左右の各下側ガイド板20Bにも、それぞれ上フレーム20Aの左右両端部と同軸状に同様の摺動受け部6が設けられ、左右の縦杆31、31はそれぞれ左右の上フレーム20Aの摺動受け部6、下側ガイド板20Bの摺動受け部6の2箇所で上下摺動可能に支持されている。具体的には、摺動受け部6は縦杆31を挿通する扁平筒状の合成樹脂製の係止キャップ60であり、その内周面が縦杆31の外周面に微小隙間を介して摺動案内するガイドとして機能し、図6に示すように上フレーム20A及び下側ガイド板20Bに同軸状に形成された取付孔23、24にそれぞれ装着される。
係止キャップ60は、取付孔23、24に係止される係止爪60aが設けられ、容易に外れない完全な装着状態が維持されている。本発明の装置では長尺シート5で枠フレーム3を昇降させる構造であるため、当該枠フレーム3の左右ブレが殆ど生じず、この係止キャップ60が縦杆31から受ける外力は、従来のワイヤー式等に比べて非常に小さい。したがって、従来のようなベアリング等の複雑高価な摺動受け部材を用いる必要がなく、本例においては上記のとおり合成樹脂製の扁平筒状キャップを用いることができるのである。本例では、合成樹脂製としたが、勿論金属製その他の材料からなる部材でもよい。また、図8に示すように上下に分けて取り付けるのではなく一体のものを取り付けてもよい。更に、取付孔23、24の代わりに縦杆31をスムーズに摺動案内できるように開口部をアール状にする等の工夫をした孔とすることにより、本例の係止キャップ60のような別途摺動受け部材を装着することも省略することが可能となる。
上フレーム20Aの左右両端部における前記摺動受け部6より内側の位置には、回転ドラム4を軸支する支持ブラケット26、26が下方に突設されており、これら支持ブラケット26、26間に電動モーター7で駆動される回転ドラム4が横方向に軸支されている。回転ドラム4には、所定幅を有する長尺シート5の一端部51が巻取り可能に固定されており、該長尺シート5の他端部52が上記した取付フレーム3の下桟30Bに固定され、該長尺シート5により取付フレーム3及びボード8の荷重が支持される。長尺シート5としては、薄手の繊維生地シートや合成樹脂シート、又は繊維生地に合成樹脂を積層した複合シートが好適であり、具体的には映写スクリーン生地の端材を活用することが好ましい。
長尺シート5の他端部52を下桟30Bに固定する構造については、略L字状の取付ブラケット32が上側に開口した略コ字状の下桟30Bの内面底部に上向きに突出して設けるとともに、筒状の固定用ロール33に長尺シート5の他端部52を数回巻き付けた状態で、当該固定用ロール33を前記取付ブラケット32と下桟30Bの後壁との間に形成される隙間に挟み込み、取付ブラケット32と固定用ロール33と下桟30B後壁を貫通した固定用ボルト34を固定用ナット36で締めこむことにより、簡易な構造で確実に、且つ長尺ロール5に負担を掛けることなく安定した状態に固定されている。
本例では、2本の長尺シート5、5がそれぞれ回転ドラム4の左右両端側に寄せて固定されており、当該2本の長尺シート5、5により取付フレーム2をバランスよく支持している。各長尺シート5の左右幅は、支持する取付フレーム2やボード8の重さ、長尺シートの数等に応じて適宜設定すればよく、ボードの大きさにもよるが、スクリーン生地の端材を用いた場合、概ね100mm〜300mm、好ましくは150〜250mmに設定される。
また、図7に示すように回転ドラム4の中央部に更に1本の長尺シートを追加したものや、合計で4本以上の長尺シートを設けたもの、或いは、幅広の長尺シートを1本のみ設けたものでも良い。本例ではガラス繊維からなる繊維生地を前後の合成樹脂層(例えばPVCシート)で挟み込んだシートを採用した複合シートを左右2本組み込んだものとされている。
そして、例えば図2及び図3に示すようにボード8が最も下まで下降している下降状態から、回転ドラム4を回転させ、長尺シート5、5を当該回転ドラム4に巻き取ることにより、取付フレーム3及びボード8が長尺シート5、5と一緒に上昇し、図4及び図5に示すようなボード8が最も上まで上昇した上昇状態まで移動可能とされている。また、この上昇状態から、回転ドラム4を逆方向に回転させ、長尺シート5、5を当該回転ドラム4から下方に送り出すことにより、取付フレーム3及びボード8が長尺シート5、5と一緒に下降し、図2及び図3の下降状態まで移動可能とされている。
ボード8の高さ位置は、回転ドラム4の駆動モーターの回転数により制御することができ、操作一つで下降状態と上昇状態を切り替えできるように構成してもよいし、任意の途中位置で止められるように構成してもよい。この回転ドラム4による昇降機構の制御については、長尺シート5の巻き付け、送出(巻き下げ)の制御であることから、従来から公知の映写スクリーンにおけるスクリーン生地の巻き上げ、送出機構をそのまま応用することが可能であり、既存の映写クスリーン用の回転ドラム、長尺シートとして映写スクリーンの端材を用い、赤外リモコン式の制御を行うなど、利便性が高く、信頼性のある昇降制御機構が実現できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
W 壁面
1 電動昇降ボード装置
2 固定基枠
3 取付フレーム
4 回転ドラム
5 長尺シート
6 摺動受け部
7 電動モーター
8 ボード
20A 上フレーム
20B 下側ガイド板
21 側板
22 下フレーム
23,24 取付孔
25 補強フレーム
26 支持ブラケット
27 フランジ部
27 固定ボルト用孔
30A 上桟
30B 下桟
30a ネジ孔
31 縦杆
32 取付ブラケット
33 固定用ロール
34 固定用ボルト
35 取付ネジ
36 固定用ナット
37,38 前面
39 ブラケット片
40 取付ボルト
51,52 端部
80 ボード面
81 上枠
82 下枠
83 取付ネジ

Claims (3)

  1. 壁面に固定される固定基枠に対し、黒板又は白板のボードが取り付けられる取付フレームを上下昇降可能に支持してなる電動昇降ボード装置において、
    前記固定基枠に、前記取付フレームを構成する縦杆を上下に摺動自在に支持する摺動受け部を設け、
    電動モーターにより駆動される回転ドラムを横方向に軸支し、
    所定幅を有する長尺シートの一端部を前記回転ドラムに巻取り可能に固定し、且つ他端部を前記取付フレームを構成する下側の横フレームに固定し、
    当該長尺シートを介して前記取付フレーム及びボードの荷重を支持するとともに、
    前記回転ドラムを回転させて長尺シートを巻き取ることにより前記取付フレーム及びボードを上昇させ、
    前記回転ドラムを逆方向に回転させて長尺シートを引き出すことにより前記取付フレーム及びボードを下降させる電動昇降ボード装置。
  2. 前記長尺シートが、繊維生地シート、合成樹脂シート、又は繊維生地に合成樹脂を積層した複合シートである請求項1記載の電動昇降ボード装置。
  3. 前記長尺シートとして、映写スクリーン生地の端材を用いてなる請求項1又は2記載の電動昇降ボード装置。
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