JP7009189B2 - 切断機 - Google Patents

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Description

この発明は、定置式または卓上型の切断機に関し、詳しくは、回転刃具を回転させて被切断材を切断する定置式または卓上型の切断機に関する。
従来、金属製のパイプ等の被切断材を切断する電動工具として、定置式の金工用切断機(市場では通称「切断機」と呼ばれる)があり、これは製品自体を床に置いた状態で円盤形状の切断砥石や丸鋸刃を下方に揺動させることでベース上の被切断材を切断製品である。また、木材を切断する電動工具として、木工用卓上切断機(市場では通称「卓上マルノコ」と呼ばれるものや「スライドマルノコ」と呼ばれるものがある)があり、これは製品自体をテーブルの上や床に置いた状態で丸鋸刃を下方に揺動等させることでベース上の被切断材を切断する製品である。なお、「定置式の切断機」と「卓上型の切断機」との間に明確な定義があるわけではないが、少なくとも上記した製品群を含める表現として本明細書では「定置式または卓上型の切断機」という表現を用いる。ここで、下記特許文献1には、被切断材(図示しない)を切断する切断砥石103aに回転力を電動モータ130によって生じさせ、この電動モータ130の駆動をコントローラ170によって制御している定置式切断機101が開示されている(図9~10参照)。これにより、切断砥石103aの回転を制御できるため、この切断砥石103aを被切断材の切断に適した回転状態に制御できる。
特開2016-172302号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、コントローラ170は、一部を拡大したハンドルハウジング122に収容されている(図10参照)。したがって、このコントローラ170と電動モータ130とが離れてしまうため、これらコントローラ170と電動モータ130との配線距離が長くなってしまうことがあった。また、ハンドルハウジング122にコントローラ170を収容するスペースを確保する必要があるため、このハンドルハウジング122が大型化してしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、コントローラと電動モータとの配線距離を短くでき、さらに、ハンドルハウジングを小型化できる定置式または卓上型の切断機を提供することである。
本開示の1つの特徴によると、切断機は、回転刃具を回転させて被切断材を切断する定置式または卓上型である。切断機は、回転刃具に回転力が生じるように駆動する電動モータと、電動モータを収容するモータハウジングと、電動モータの駆動を制御するコントローラとを備えている。コントローラは、電動モータの外周とモータハウジングの内周との間に設けられたスペースに収容されている。
そのため、コントローラと電動モータとが離れてしまうことがないため、これらコントローラと電動モータとの配線距離が長くなってしまうことがない。したがって、これらコントローラと電動モータとの配線距離を短くできる。また、ハンドルハウジングにコントローラを収容するスペースを確保する必要がないため、このハンドルハウジングが大型化してしまうことがない。したがって、ハンドルハウジングを小型化できる。
本開示の他の特徴によると、スペースのうち、コントローラを収容したスペースを除いた残りのスペースには、電動モータとコントローラとを接続する電気部品が収容されている。
そのため、別途、電気部品を収容するスペースを確保する必要がない。したがって、切断機の大型化を抑制できる。
本開示の他の特徴によると、モータハウジングは、一体に形成された有底の器型となっている。そして、電動モータとコントローラとは、底部の反対側に形成された開口側からモータハウジングの内部に取り付け取り外し可能となっている。
そのため、モータハウジングが半割ハウジングによる接合された構造となっていないため、モータハウジングに対するブラシレスモータとコントローラとの組み付けを簡便に実施できる。したがって、切断機の組み立て性を向上させることができる。
本開示の他の特徴によると、電動モータの回転軸には、電動モータを冷却可能な遠心ファンが組み付けられている。遠心ファンの周囲には、ファンガイドが設けられている。コントローラは、電動モータの径方向において、ファンガイドに対して一部が重なり合うように設けられている。
そのため、電動モータの径方向において、切断機を小型化できる。
本開示の他の特徴によると、遠心ファンは、コントローラも冷却可能となっている。
そのため、電動モータと共にコントローラも冷却できる。したがって、別途に、コントローラの冷却用のファンを必要とすることなく、コントローラも冷却できる。結果として、コントローラを効率よく冷却できる。
使用時(上死点)の定置式切断機を左側から見た斜視図である。 図1の定置式切断機を右側から見た側面図である。 保管時(下死点)の定置式切断機を右側から見た斜視図である。 図3の定置式切断機を左側から見た側面図である。 図3の定置式切断機の背面図である。 図3の定置式切断機の平面図である。 図3の定置式切断機の縦断面図である。 図3の定置式切断機のモータハウジングの内部の拡大図である。 従来技術に係る定置式切断機を左側から見た側面図である。 図9の定置式切断機の主要部の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1~8を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『回転刃具』、『定置式または卓上型の切断機』、『電動モータ』の例として、『切断砥石3a』、『定置式切断機1(以下、「切断機1」と記す)』、『ブラシレスモータ30』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、切断機1を使用する作業者の使用状況に応じた方向となっている。なお、この切断機1における前側とは、切断機1を使用する作業者がいる側で規定されている。
切断機1は、ベース2と、ベース2に対して揺動可能と成っておりブラシレスモータ30の駆動によって回転する切断砥石3aを有する切断機本体3とから構成されている(図1~2参照)。以下に、これらベース2と切断機本体3とを個別に説明していく。
はじめに、ベース2から説明する(図1~4参照)。このベース2は、その上面であるテーブル面2aに金属製のパイプや溝形鋼等の被切断材(図示しない)を載置可能な矩形状のベース部材から構成されている。このベース2のテーブル面2aには、ベース部10aと、被切断材に当接可能な当接部10bとから成る略L字状のフェンス10が調整ねじ12およびレバー19を介して組み付けられている。このテーブル面2aとベース部10aとの間には、プレート状の介装部材24が介在する格好となっている。この調整ねじ12のねじ締めにより、介装部材24がベース2のテーブル面2aに固定されることとなっている。
また、このレバー19のねじ締めにより、フェンス10のベース部10aが介装部材24に固定されることとなっている。そのため、これら調整ねじ12およびレバー19のねじ締めにより、ベース2のテーブル面2aにフェンス10を組み付けることができる。なお、このフェンス10は、そのベース部10aに形成されている円弧状の長孔10cを介して調整ねじ12の軸回りにテーブル面2aに対して回転可能に組み付けられている。これにより、後述する被切断材の保持において、斜め保持でも対応可能となる。したがって、被切断材を斜めに切断できる。
また、このベース2のテーブル面2aには、バイスプレート11が前後方向にスライド可能に組み付けられている。このバイスプレート11には、送りハンドル13と一体を成す送りねじ14が噛み合った状態となっている。そのため、この送りハンドル13を回転操作することでバイスプレート11の前後のスライド位置を固定できる。したがって、これらフェンス10の当接部10bとバイスプレート11との間に被切断材を挟み込むことができるため、テーブル面2aに載せた被切断材を保持できる。
また、このベース2のテーブル面2aには、切断砥石3aが進退可能なスリット15が形成されている。また、このベース2のテーブル面2aの後側には、後述する切断機本体3を組み付けるための支持連結部16が設けられている。また、このベース2のテーブル面2aの後端には、切断砥石3aが被切断材を切断した時に生じる火花の飛散を防止する略U字状のスパークシュート17が設けられている。ベース2は、このように構成されている。
次に、切断機本体3を説明する(図1~7参照)。この切断機本体3は、主として、ブラシレスモータ30を収容するモータハウジング20と、このモータハウジング20の右側に連結され第2ギヤ47を収容するギヤハウジング21と、このギヤハウジング21の上側と前側とを跨ぐように連結されたハンドルハウジング22とから構成されている。
このモータハウジング20は、一体に形成された有底の略円筒状の器型であり、この底部20bの反対側には開口20aが形成されている(図8参照)。このブラシレスモータ30は、ロータ31とステータ32とを有するインナーロータ型のものから構成されている。このステータ32は、複数の積層鋼板から成る固定子鉄心33と、この固定子鉄心33の前後に設けられる絶縁部材と、これら両絶縁部材を介して固定子鉄心33に巻き回される6つのコイル34とから構成されている。
一方、このロータ31は、軸心に位置する回転軸35と、この回転軸35の周囲に設けられる筒状の回転子鉄心36と、この回転子鉄心36の外側に設けられ、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石(図示しない)と、これらの後側において放射状に設けられた複数のセンサ用永久磁石(図示しない)とから構成されている。また、この絶縁部材の後端には、ロータ31のセンサ用永久磁石の位置を検出して回転検出信号を出力する3つの回転検出素子を搭載したセンサ回路基板(図示しない)が設けられている。
この回転軸35は、モータハウジング20の左側に保持された軸受37と、ギヤハウジング21に保持された軸受38とによって回転可能に支持されている。また、この回転軸35の先端には第1ギヤ39が形成され、この第1ギヤ39はギヤハウジング21の内部に入り込んだ状態となっている。この第1ギヤ39は、ギヤハウジング21に保持された軸受45と軸受46とに回転可能に支持された出力軸44に固着された第2ギヤ47に噛み合った状態となっている。
この出力軸44の先端は、ギヤハウジング21に固着された固定カバー49内に突出した状態となっており、この突出した先端には、切断砥石3aがボルト48によって固着されている。この固定カバー49は、切断砥石3aの上側を覆うカバーであり、この固定カバー49に対して回転可能に組み付けられた可動カバー50は、常態で、この切断砥石3aの下側の一部を覆うように付勢されたカバーである。また、この回転軸35には、軸受38より左寄りの位置に遠心ファン40が固着されている。
このモータハウジング20の底部20bには、複数の第1風窓42と、この第1風窓42の上方に複数の第2風窓41とが形成されている。また、このステータ32の右側には、回転軸35に貫通されて遠心ファン40の周囲を囲む皿状のファンガイド43が設けられている。また、ブラシレスモータ30の外周30aとモータハウジング20の内周20cとの間における上側位置には、リブ20dを介して区画されたスペース20eが設けられている。このスペース20eには、コントローラ70が組み付けられている(図8参照)。すなわち、コントローラ70は、モータハウジング20に収容されている。
このコントローラ70は、制御処理装置、ブリッジ回路装置(いずれも図示しない)を有しており、ブラシレスモータ30の駆動を制御するためのものである。この制御処理装置は、CPUおよび適宜の記憶媒体(いずれも図示しない)を有して構成されている。このブリッジ回路装置は、ブラシレスモータ30を駆動させるためのスイッチング回路として構成されている。また、この制御処理装置は、ブラシレスモータ30を駆動させるための制御を行う他、回転軸35の回転を制動させる回生制動の制御も行うものとなっている。また、このブリッジ回路装置は、スイッチング素子としてのFETを有して構成されている。
つまり、この制御処理装置は、ブリッジ回路装置の制御を行うことによってブラシレスモータ30を駆動および回生制動させることとなっている。ちなみに、この制御処理装置は、センサ基板(図示しない)によるロータ31の回転に関する検出に基づいて制御処理を行っている。また、この制御処理装置には、充電式バッテリ62の電圧や温度等のバッテリ情報に関する信号が送信されている。また、この制御処理装置には、ブラシレスモータ30の温度等のモータ情報に関する信号も送信されている。
また、このコントローラ70は、ブラシレスモータ30の径方向において、ファンガイド43に対してコントローラ70のほぼ全域が重なり合うように設けられている(図7参照)。また、このコントローラ70は、ブラシレスモータ30と後述する2個の充電式バッテリ62と後述する内部スイッチ(図示しない)とに対してリード線(図示しない)、コンデンサ25等の電気部品を介して電気的に接続されている。また、ブラシレスモータ30の外周30aとモータハウジング20の内周20cとの間におけるリブ20dを介して区画された下側のスペース20fには、これらリード線、コンデンサ25等の電気部品が収容されている。なお、これらブラシレスモータ30とコントローラ70とは、モータハウジング20の開口20a側からモータハウジング20の内部に取り付け取り外し可能となっている。
一方、このハンドルハウジング22の前寄り位置には、作業者が切断機本体3を上下方向に揺動させるために、把持される第1把持部51が形成されている。また、このハンドルハウジング22の前寄り位置には、作業者の手が第1把持部51を握りながら引き操作可能なトリガ53が設けられている。このトリガ53が引き操作されると、この引き操作に応じて動作する内部スイッチから後述するコントローラ70に対して所定の信号(例えば、スイッチON信号)が送信されることとなる。
また、このハンドルハウジング22の後寄り位置には、作業者が切断機1を持ち運ぶために、把持される第2把持部52が形成されている。なお、作業者が切断機1を持ち運ぶときには、本体支持部23に設けられたロックピン26を左方向にスライドさせ、切断機本体3を下死点で固定させた位置にして行う。なお、ロックピン26は棒形状で本体支持部23の後方に設けられた左右に貫通する孔部(図示しない)に挿入されている。ロックピン26を右にスライドさせた状態では切断機本体3は上下に自由に揺動させることができるが、左にスライドさせると支持連結部16と干渉する位置関係となるため完全にスライドさせることができない。しかし、切断機本体3を下死点にした状態では、本体支持部23は支持連結部16の上端より上方の位置を通過するので、ロックピン26を左にスライドさせることが可能になる。その後、切断機本体3に対する下方への力を抜くと、切断機本体3は上方へ上がり(ロックピン26は下方へ下がり)、ロックピン26と支持連結部16は当接して切断機本体3の下死点状態が維持される。
また、このハンドルハウジング22の後方には、金属製(例えば、アルミ製)の本体支持部23が設けられている。この本体支持部23には、合成樹脂製で矩形状のバッテリ装着ベース60の一部が連結されている。このバッテリ装着ベース60は、本体支持部23における切断砥石3aが被切断材を切断した時の火花(図示しない)が生じる側の反対側に連結されている。このように連結されていると、このバッテリ装着ベース60にとって、本体支持部23が火花を遮蔽することとなる。もちろん、この本体支持部23は、生じる火花を遮蔽できるように、十分に幅広に設定されている。これにより、後述するようにバッテリ装着ベース60に装着する2個の充電式バッテリ62を火花から遮蔽できる。
また、このバッテリ装着ベース60は、バッテリ装着ベース60自身の長手方向とハンドルハウジング22の長手方向とが一致するように本体支持部23の反切断砥石3a側に連結されている。このバッテリ装着ベース60には、その長手方向に沿って2個のバッテリ装着部61が設けられている。この2個のバッテリ装着部61には、一方向に長い直方体の充電式バッテリ62がそれぞれ装着可能となっている。充電式バッテリ61は、その長手方向に対して平行に動かすことで装着する。そして、この2個の充電式バッテリ62をハンドルハウジング22の長手方向(前後方向)に対して充電式バッテリ62の長手方向が直角の姿勢になるように装着できる。そのため、充電式バッテリ62の装着方向も、ハンドルハウジング22の長手方向に対して直角である。また、このバッテリ装着部60には充電式バッテリ62の端子と電気的に接続するための端子が設けられている。バッテリ装着ベース60はハンドルハウジング22にも一部が連結しており、この端子からハンドルハウジング22内の回路までリード線を介して電気的につながっている。
なお、この充電式バッテリ62の装着は、バッテリ装着部61に対する充電式バッテリ62の左側から右側へ向けてのスライド装着となっている。そして、このバッテリ装着部61に対して充電式バッテリ62が装着されると、このバッテリ装着部61に対して充電式バッテリ62が係合爪(図示しない)を介してロックされた状態となっている。そのため、この充電式バッテリ62のロック解除ボタン63を押し操作すると、この係合爪のロックが解除された状態となり、このバッテリ装着部61から充電式バッテリ62を右側から左側に向けてスライドさせ取り外すことができる。切断機本体3は、このように構成されている。
このように構成されている切断機本体3の本体支持部23とベース2の支持連結部16とは、支軸18を介して回転可能(揺動可能)に組み付けられている。これにより、ベース2に対して切断機本体3を揺動させることができる。このとき、これら本体支持部23と支持連結部16との間には、ばね(例えば、図示しないトーションばね)が掛け留めされている。これにより、常態において、ベース2に対して切断機本体3を上死点に保持できる(図1~2参照)。切断機1は、このように構成されている。
続いて、上述したように構成されている切断機1の動作を説明する。作業者の手がハンドルハウジング22のトリガ53を引き操作すると、内部スイッチからコントローラ70に対して所定の信号が送信される。すると、2個の充電式バッテリ62からブラシレスモータ30に電源が供給され回転軸35が駆動(回転)する。これにより、この動力が第1ギヤ39と第2ギヤ47とを介して出力軸44に伝達されるため、この伝達によって切断砥石3aが回転する。したがって、切断機本体3を下側に向けて揺動させると、ベース2のテーブル面2aに保持した被切断材を切断できる。このとき、切断砥石3aの下側は、ベース2のテーブル面2aのスリット15に進入した状態となっている。
また、このとき、駆動する回転軸35と共に遠心ファン40も回転するため、モータハウジング20の第1風窓42から吸い込まれた空気は、ブラシレスモータ30の内部を通過してブラシレスモータ30を冷却させた後、ファンガイド43によってギヤハウジング21へ送られる。このようにブラシレスモータ30を冷却させることから、この空気を「第1冷却風W1」と記すこととする。なお、この第1風窓42とブラシレスモータ30とは隣り合う位置関係となっている(図7参照)。そのため、この第1風窓42から吸い込まれたばかりの空気(冷たい外気)によって、直ぐに、ブラシレスモータ30を冷却させることができる。したがって、この冷却効率を高めることができる。
また、このとき、遠心ファン40によって生じた負圧によってモータハウジング20の第2風窓41からも空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、コントローラ70の内部を通過して制御処理装置、ブリッジ回路装置を冷却させた後、遠心ファン40の左側(上流側)で合流し、合流した風がファンガイド43によってギヤハウジング21へ送られる。このようにコントローラ70を冷却させることから、この空気を「第2冷却風W2」と記すこととする。この記載が、特許請求の範囲に記載の「前記遠心ファンは、前記コントローラも冷却可能となっている」に相当する。なお、この第2風窓41とコントローラ70とは隣り合う位置関係となっている(図7参照)。そのため、この第2風窓41から吸い込まれたばかりの空気(冷たい外気)によって、直ぐに、コントローラ70を冷却させることができる。したがって、この冷却効率を高めることができる。
また、ギヤハウジング21へ送られた第1冷却風W1、第2冷却風W2の多くは、固定カバー49内に吹き出されている。そして、この吹き出された第1冷却風W1、第2冷却風W2の多くは、切断砥石3aの回転に伴って発生する空気流(図示しない)と合流して固定カバー49の右側面に形成された排気口(図示しない)から排出されることとなっている。
本発明の実施形態に係る切断機1は、上述したように構成されている。この構成によれば、ブラシレスモータ30の外周30aとモータハウジング20の内周20cとの間における上側位置には、リブ20dを介して区画されたスペース20eが設けられている。このスペース20eには、コントローラ70が組み付けられている。すなわち、コントローラ70は、モータハウジング20に収容されている。そのため、このコントローラ70とブラシレスモータ30とが離れてしまうことがないため、これらコントローラ70とブラシレスモータ30との配線距離が長くなってしまうことがない。したがって、これらコントローラ70とブラシレスモータ30との配線距離を短くできる。また、ハンドルハウジング22にコントローラ70を収容するスペースを確保する必要がないため、このハンドルハウジング22が大型化してしまうことがない。したがって、ハンドルハウジング22を小型化できる。
また、この構成によれば、ブラシレスモータ30の外周30aとモータハウジング20の内周20cとの間におけるリブ20dを介して区画された下側のスペース20fには、リード線、コンデンサ25等の電気部品が収容されている。そのため、別途、この電気部品を収容するスペースを確保する必要がない。したがって、切断機1の大型化を抑制できる。
また、この構成によれば、モータハウジング20は、一体に形成された底部20bの略円筒状の器型であり、この底部20bの反対側には開口20aが形成されている。そして、ブラシレスモータ30とコントローラ70とは、モータハウジング20の開口20a側からモータハウジング20の内部に取り付け取り外し可能となっている。このように形成されていると、モータハウジング20が半割ハウジングによる接合された構造となっていないため、モータハウジング20に対するブラシレスモータ30とコントローラ70との組み付けを簡便に実施できる。したがって、切断機1の組み立て性を向上させることができる。
また、この構成によれば、このコントローラ70は、ブラシレスモータ30の径方向において、ファンガイド43に対して一部が重なり合うように設けられている。そのため、ブラシレスモータ30の径方向において、切断機1を小型化できる。
また、この構成によれば、ブラシレスモータ30の回転軸35と共に遠心ファン40も回転するため、モータハウジング20の第1風窓42から吸い込まれた空気は、ブラシレスモータ30の内部を通過してブラシレスモータ30を冷却させた後、ファンガイド43によってギヤハウジング21へ送られる。このとき、モータハウジング20の第1風窓42から吸い込まれた空気は、コントローラ70の内部を通過して制御処理装置、ブリッジ回路装置を冷却させた後、ファンガイド43によってギヤハウジング21へ送られる。そのため、ブラシレスモータ30と共にコントローラ70も冷却できる。したがって、別途に、コントローラ70の冷却用のファンを必要とすることなく、コントローラ70も冷却できる。結果として、コントローラ70を効率よく冷却できる。なお、コントローラ70の冷却は、ブラシレスモータ30を冷却した後の空気をコントローラ70に当てる方法としても一定の冷却効果をあげることは可能である。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施形態では、『回転刃具』、『定置式または卓上型の切断機』、『電動モータ』の例として、『切断砥石3a』、『定置式切断機1』、『ブラシレスモータ30』を説明した。すなわち、『定置式切断機1』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『卓上マルノコ』、『スライドマルノコ』、『テーブルソー』等であっても構わない。また、『回転刃具』が『チップソー』であっても構わない。
また、実施形態では、モータハウジング20の器型は略円筒状である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、モータハウジング20の器型は、略角筒状、略楕円筒状等であっても構わない。略円筒状部と底部20bは一体に形成されたものを例示したが、それぞれ別の部品とした上で、ねじ等で結合するものとしても構わない。
また、実施形態では、コントローラ70がスペース20eに収容され、他の電気部品がスペース20fに収容されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、これとは逆に、コントローラ70がスペース20fに収容され、他の電気部品がスペース20eに収容されていても構わない。また、実施形態では、充電式バッテリ62が2個の形態を示したが、1個や3個以上であっても構わない。
1 切断機(定置式切断機)
2 ベース
2a テーブル面
3 切断機本体
3a 切断砥石(回転刃具)
10 フェンス
10a ベース部
10b 当接部
10c 長孔
11 バイスプレート
13 ハンドル
14 送りねじ
15 スリット
16 支持連結部
17 スパークシュート
18 支軸
19 レバー
20 モータハウジング
20a 開口
20b 底部
20c 内周
20d リブ
20e スペース
20f スペース
21 ギヤハウジング
22 ハンドルハウジング
23 本体支持部
24 介装部材
25 コンデンサ
26 ロックピン
30 ブラシレスモータ(電動モータ)
30a 外周
31 ロータ
32 ステータ
33 固定子鉄心
34 コイル
35 回転軸
36 回転子鉄心
37 軸受
38 軸受
39 第1ギヤ
40 遠心ファン
41 第2風窓
42 第1風窓
43 ファンガイド
44 出力軸
45 軸受
46 軸受
47 第2ギヤ
48 ボルト
49 固定カバー
50 可動カバー
51 第1把持部
52 第2把持部
53 トリガ
60 バッテリ装着ベース
61 バッテリ装着部
62 充電式バッテリ
63 ロック解除ボタン
70 コントローラ
W1 第1冷却風
W2 第2冷却風

Claims (4)

  1. 回転刃具を回転させて被切断材を切断する定置式または卓上型の切断機であって、
    前記回転刃具に回転力が生じるように駆動する電動モータと、
    前記電動モータを収容するモータハウジングと、
    前記電動モータの駆動を制御するコントローラと、を備えており、
    前記コントローラは、前記電動モータの外周と前記モータハウジングの内周との間に設けられたスペースに収容されており、
    前記モータハウジングは、一体に形成された有底の器型であり、
    前記電動モータと前記コントローラとは、底部の反対側に形成された開口側から前記モータハウジングの内部に取り付け取り外し可能となっている定置式または卓上型の切断機。
  2. 請求項1に記載の定置式または卓上型の切断機であって、
    前記電動モータの回転軸には、前記電動モータを冷却可能な遠心ファンが組み付けられており、
    前記遠心ファンの周囲には、ファンガイドが設けられており、
    前記コントローラは、前記電動モータの径方向において、前記ファンガイドに対して一部が重なり合うように設けられている定置式または卓上型の切断機。
  3. 請求項1~2のいずれかに記載の定置式または卓上型の切断機であって、
    前記スペースのうち、前記コントローラを収容したスペースを除いた残りのスペースには、前記電動モータと前記コントローラとを接続する電気部品が収容されている定置式または卓上型の切断機。
  4. 請求項2および請求項2を引用する請求項3に記載の定置式または卓上型の切断機であって、
    前記遠心ファンは、前記コントローラも冷却可能となっている定置式または卓上型の切断機。
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