JP2021049627A - グラインダ - Google Patents
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Abstract
Description
このようなグラインダにおいては、高速回転するモータのアンバランスとスピンドルに取り付けられた先端工具のアンバランスとに起因して振動が発生する場合がある。この振動がモータを収容するハウジングやハウジングに取り付けられたサイドハンドルを介して作業者の手に伝わることで、不快感を与えたり操作性に影響を与えたりするおそれがあった。
そこで、特許文献1では、振動源となるモータ及び工具回転軸等を収容するインナハウジングと、作業者が把持するグリップを有する本体ハウジング(アウタハウジング)との間に弾性部材を介在させて、本体ハウジングへの振動の絶縁を図る構成を開示している。
モータの前方で下向きに配置される最終出力軸と、
インナハウジングを内側に配置してハンドルが一体に設けられるアウタハウジングと、を含み、
インナハウジングと前記アウタハウジングとは、所定方向に延びる連結軸を介して相対回転可能に連結される一方、
インナハウジングは、連結軸の前方に配置した弾性体を介してアウタハウジングに保持され、
弾性体に、インナハウジングを位置決めするインナ用位置決め部と、アウタハウジングを位置決めするアウタ用位置決め部とがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記構成において、インナハウジングは、前後方向に延びる筒状で、弾性体は、インナハウジングに外装されるリング状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記構成において、アウタ用位置決め部は、弾性体から径方向外側へ突出し、アウタハウジングの内面に形成した受け凹部に係合する外位置決め突起であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記構成において、インナ用位置決め部は、弾性体の内面に凹設され、インナハウジングの外面に形成した嵌合凸部が嵌合する内位置決め凹部であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記構成において、インナ用位置決め部は、インナハウジングから外側へ突出するインナ側突起が係止するインナ側被係止部であり、アウタ用位置決め部は、アウタハウジングの内面から内側へ突出するアウタ側突起が係止するアウタ側被係止部であり、インナ側突起とアウタ側突起とが、弾性体の周方向で弾性体を挟んでいることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記構成において、連結軸は、インナハウジングの後端で上下方向に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上記構成において、アウタハウジングは、左右の半割ハウジングに分割され、外位置決め突起は、左右一対で設けられて各半割ハウジングにそれぞれ係合することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、上記構成において、弾性体の前端で左右両側には、アウタハウジングに対する接触面積を上下両側よりも少なくする逃がし部が形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、上記構成において、インナ用位置決め部は、径方向内側へ突出し、インナハウジングに形成したスリットに嵌合する内位置決め突起であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、上記構成において、連結軸は、インナハウジングを貫通し、両端が第2の弾性体を介してアウタハウジングに保持されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、上記構成において、モータ以外の電材部品は、アウタハウジング内に収容されていることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、上記構成において、アウタハウジングに電源となるバッテリーが設けられていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、上記構成において、アウタハウジングに、サイドハンドルを取り付けるためのハンドル取付部が設けられていることを特徴とする。
特に、インナハウジングを、前後方向に延びる筒状とし、弾性体を、インナハウジングに外装されるリング状とすれば、全周に亘って均等な防振効果が得られる。
また、アウタ用位置決め部を、弾性体から径方向外側へ突出し、アウタハウジングの内面に形成した受け凹部に係合する外位置決め突起とすれば、アウタハウジングの位置決めが簡単に行える。
また、インナ用位置決め部を、弾性体の内面に凹設され、インナハウジングの外面に形成した嵌合凸部が嵌合する内位置決め凹部とすれば、インナハウジングの位置決めが簡単に行える。
また、インナ用位置決め部を、インナハウジングから外側へ突出するインナ側突起が係止するインナ側被係止部とし、アウタ用位置決め部を、アウタハウジングの内面から内側へ突出するアウタ側突起が係止するアウタ側被係止部として、インナ側突起とアウタ側突起とが、弾性体の周方向で弾性体を挟む構成とすれば、弾性体の周方向でアウタハウジングとインナハウジングとの相対的ながたつきが規制されて信頼性の高い位置決めが可能となる。また、弾性体に突起部を設けないので、突起部の損傷等による弾性体の耐久性及び位置決め機能の低下も防止できる。
また、連結軸を、インナハウジングの後端で上下方向に配置すれば、インナハウジングを左右方向へ揺動可能に支持でき、キックバックの際の緩衝に効果的となる。
また、アウタハウジングを、左右の半割ハウジングに分割し、外位置決め突起を、左右一対で設けて各半割ハウジングにそれぞれ係合させれば、半割構造のアウタハウジングをバランスよく位置決め可能となる。
また、弾性体の前端で左右両側に、アウタハウジングに対する接触面積を上下両側よりも少なくする逃がし部を形成すれば、インナハウジングの左右(先端工具の回転面上での左右)への揺動をある程度許容しつつ弾性体による緩衝作用が得られる。
また、連結軸を、インナハウジングを貫通し、両端が第2の弾性体を介してアウタハウジングに保持される構成とすれば、連結軸も弾性支持されて防振効果の向上に繋がる。
図1は、グラインダの一例を示す斜視図である。図2は、グラインダの平面図である。図3は、グラインダの左側面図である。図4は、グラインダの中央縦断面図である。
グラインダ1は、前後方向に延びる工具本体1aを有している。工具本体1aの前部には、スピンドル6が下向きに設けられている。スピンドル6の下端には、円盤状砥石等の先端工具97が装着可能となっている。
工具本体1aは、筒状のアウタハウジング2と、アウタハウジング2の前側に保持される筒状のインナハウジング3とを有している。インナハウジング3は、図5にも示すように、ブラシレスモータ4を保持してアウタハウジング2から前方に突出している。また、工具本体1aは、インナハウジング3の前側に連結されるギヤハウジング5をさらに有している。ギヤハウジング5は、スピンドル6を下向きに突出させている。
また、制御回路基板21は、加速度センサ23を搭載している。加速度センサ23は、3軸加速度センサ素子を含む。この3軸加速度センサ素子は、例えば、可動電極部と検出電極部とを備えるMEMS(Micro Electro Mechanical System)型である。ここでは、外部から加えられた加速度に応じて可動電極部が揺動して検出電極部との間隙が変化する。すると、その間隙の変化に応じて両電極部間に生じる静電容量の変化に基づいて加速度の検出が行われる。
このように、ブラシレスモータ4を除く電材部品は、インナハウジング3の後方でアウタハウジング2内に収容されている。
インナハウジング3の内面には、図7及び図9(B)、図10に示すように、軸心側へ突出する4つの受け部32,32・・が形成されている。各受け部32は、周方向に等間隔をおいて前後方向に形成されている。各受け部32の後部には、図10(B)に示すように、前部よりも軸心側への突出量が大きくなる横断面三角形状の係止部33がそれぞれ形成されている。
また、インナハウジング3の右側面には、嵌合凸部36が形成されている。嵌合凸部36は、上下に所定幅を有する帯状で、テーパ部30からインナハウジング3の後端まで前後方向に形成されている。
さらに、インナハウジング3の後部内には、後部を閉塞した軸受保持部37が設けられている。軸受保持部37は、インナハウジング3の内面と連結する放射状の4つの連結板38,38・・によってインナハウジング3の軸心に保持されている。軸受保持部37は、後部をインナハウジング3から後方へ突出させている。軸受保持部37の後部には、上下に貫通する貫通孔39が形成されている。
後インシュレータ44には、ロータコア61に挿入された永久磁石62の位置を検出するセンサ回路基板47が設けられている。センサ回路基板47の後側で後インシュレータ44には、結線部材48が取り付けられている。結線部材48は、各コイル45をヒュージング端子50を介して結線する端子金具49を備えている。また、後インシュレータ44には、図7及び図10(B)に示すように、インナハウジング3の4つの係止部33の位相に合わせて、4つの後切欠部51,51・・が形成されている。
ステータ40の前側でインナハウジング3内には、バッフルプレート55が前方から組み付けられている。バッフルプレート55は、前面がテーパ部30の前面と連続状に繋がるテーパ面となるリング状である。バッフルプレート55の上下には、一対の小筒部56,56が、径方向外側へ向けて突設されている。小筒部56,56は、インナハウジング3のスリット34,34に嵌合してネジボス部35,35に前方から当接する。各小筒部56の径方向内側には、図5及び図9(B)に示すように、インナハウジング3の内周面よりも径方向内側へ突出する横断面円弧状の前押さえ部57,57が一体に形成されている。
この位置決め状態でテーパ部30とバッフルプレート55とは、後述する遠心ファン66の後側で、インナハウジング3の径方向外側に位置するテーパ部30と、径方向内側に位置するバッフルプレート55とからなるすり鉢状の整流部67を形成する。
この状態で貫通孔68,68を介して前方から小筒部56,56を貫通させたネジ58,58をネジボス部35,35にねじ込む。すると、バッフルプレート55は、前面がテーパ部30の前面と連続状に繋がって整流部67を形成する位置で固定される。同時にバッフルプレート55は、係止部33との間でステータ40を挟持固定する。
回転軸60の後端は、軸受保持部37に保持された軸受63によって軸支される。回転軸60の前端は、ギヤハウジング5とインナハウジング3の拡開部31との間に組み付けられる仕切板64に、軸受65を介して軸支される。この状態で回転軸60の先端はギヤハウジング5内に突出する。仕切板64の後方で回転軸60には、遠心ファン66が取り付けられている。遠心ファン66は、バッフルプレート55の前側でインナハウジング3のテーパ部30から拡開部31に跨がって収容されている。整流部67は、遠心ファン66の後面外周に対向している。
ブラシレスモータ4を保持するインナハウジング3は、アウタハウジング2によって弾性的に保持されている。以下、この弾性保持構造について詳述する。
インナハウジング3の軸受保持部37の貫通孔39には、上下方向に金属製の連結ロッド70が貫通している。この連結ロッド70は、図7及び図11に示すように、アウタハウジング2の半割ハウジング2a,2bにそれぞれ形成された上下一対のロッド受け部71,71によって上下両端が支持される。各ロッド受け部71は角筒状である。左右で対向するロッド受け部71,71の合わせ面には、連結ロッド70の挿入孔72,72が形成されている。各挿入孔72の内部には、連結ロッド70の端部を受けるラバーキャップ73がそれぞれ保持されている。
よって、インナハウジング3は、軸受保持部37の後部を貫通する連結ロッド70がロッド受け部71に支持されることで、連結ロッド70を中心に左右へ揺動可能に保持される。支点となる連結ロッド70は、上下両端がラバーキャップ73,73を介してロッド受け部71,71へ弾性的に保持されることになる。
よって、連結ロッド70を中心に左右へ揺動可能なインナハウジング3は、前部全周が筒状ラバー74を介してアウタハウジング2に弾性保持されることになる。ここではラバーキャップ73の方が筒状ラバー74よりも硬度が低くなっている。
筒状ラバー74の右側の内周面には、位置決め溝79が全長に亘って形成されている。位置決め溝79は、インナハウジング3の嵌合凸部36と嵌合している。
筒状ラバー74の後端で左右の側面には、径方向外側へ突出する一対の外位置決め突起80,80が形成されている。アウタハウジング2の左右の内面には、外位置決め突起80,80が嵌合する一対の受け凹部81,81が形成されている。
アウタハウジング2の前端で左右の側面には、図2及び図6等に示すように、一対のハンドル取付部84,84が一体に形成されている。ハンドル取付部84,84は、アウタハウジング2から左右外側へ張り出してギヤハウジング5の外側まで前方へ延びる。各ハンドル取付部84は、サイドハンドル26(図1,2等)の取付用である。各ハンドル取付部84は、上下及び前後方向で規定される平面に沿った板状に形成されて、インナハウジング3及び仕切板64の外面と非接触となっている。このハンドル取付部84は、図9(A)に示すように、ハンドル取付部84,84の各内面が固定リング82の平面部83,83に当接した状態で、左右外側から上下一対のネジ85,85によって固定リング82にネジ止めされている。こうしてアウタハウジング2の左右の半割ハウジング2a,2bは、互いのネジ止め連結の他、ハンドル取付部84,84を介して固定リング82にもネジ止め連結されることになる。
各ハンドル取付部84において、上下のネジ85,85の間には、枠部86が突設されている。枠部86の内側には、図6に示すように、サイドハンドル26の先端に設けたネジ部27をねじ込んで固定するためのネジ孔87が左右方向に貫通形成されている。
スピンドル6は、ギヤハウジング5と、ギヤハウジング5の下部に組み付けられたベアリングボックス95とに保持される上下の軸受96,96に軸支される。スピンドル6は、ベアリングボックス95から下方へ突出し、その下端に先端工具97が装着可能となっている。ベアリングボックス95の外周には、先端工具97の後半部を覆うホイールカバー(図示略)が装着可能となっている。
以上の如く構成されたグラインダ1においては、後筒部8を把持した指でロックオフレバー19を回転させてロックを解除する。この状態でスイッチレバー16を握り込む。すると、前述のように押圧板18がプランジャ13を押し込んでメインスイッチ12を先にON動作させる。これによりバッテリーパック11からの電源がコントローラ20の制御回路基板21に供給される。
さらにスイッチレバー16が握り込まれると、今度はロックオフレバー19がマイクロスイッチ14のボタン部15を押圧し、マイクロスイッチ14をON動作させる。すると、マイクロスイッチ14のON信号を得た制御回路基板21がバッテリーパック11から得られる電源をブラシレスモータ4に供給してブラシレスモータ4を起動させる。よって、ロータ41と共に回転軸60が回転してベベルギヤ91,92を介してスピンドル6を回転(上方から見て右回転)させる。こうして先端工具97による研磨作業等が可能となる。
しかし、インナハウジング3とアウタハウジング2との間には筒状ラバー74が介在されている。このため、振動が効果的に絶縁され、アウタハウジング2への振動が低減される。よって、メインハンドルである後筒部8を把持する作業者の手に振動が伝わりにくくなる。また、サイドハンドル26も、振動が絶縁されるアウタハウジング2のハンドル取付部84に装着されているため、サイドハンドル26を把持する作業者の手に振動が伝わりにくくなり、低振動化が達成できる。
アウタハウジング2内の空気流は、メインスイッチ12及びマイクロスイッチ14を通過してそれぞれ冷却する。その後、インナハウジング3内に進入し、ブラシレスモータ4のステータ40とロータ41との間を通ってブラシレスモータ4を冷却する。その後、整流部67から拡開部31を通って仕切板64を介してギヤハウジング5に至り、排気口93から外部へ排出される。
ここでは振動源を有するインナハウジング3と、作業者が把持する後筒部8及びサイドハンドル26を有するアウタハウジング2との間に筒状ラバー74が介在されている。よって、通常の作業時に発生する振動が緩和されて加速度センサ23に伝わらなくなる。従って、加速度センサ23の耐久性が確保できる上、誤検知が生じにくくなり、キックバックや振り回されが生じた際の加速度を精度よく判別することができる。
上記形態のグラインダ1は、ブラシレスモータ4(モータ)を収容するインナハウジング3と、ブラシレスモータ4の前方で下向きに配置されるスピンドル6(最終出力軸)と、インナハウジング3を内側に配置して後筒部8(ハンドル)が一体に設けられるアウタハウジング2と、を含む。また、インナハウジング3とアウタハウジング2とは、所定方向に延びる連結ロッド70(連結軸)を介して相対回転可能に連結される。一方、インナハウジング3は、連結ロッド70の前方に配置した筒状ラバー74(弾性体)を介してアウタハウジング2に保持される。そして、筒状ラバー74に、インナハウジング3を位置決めする内位置決め突起77及び内位置決め溝79(インナ用位置決め部)と、アウタハウジング2を位置決めする外位置決め突起80(アウタ用位置決め部)とをそれぞれ設けている。
この構成により、インナハウジング3とアウタハウジング2との間に筒状ラバー74を介在させても両ハウジング2,3を正しく位置決めでき、効果的な防振効果が得られる。
また、アウタ用位置決め部は、筒状ラバー74から径方向外側へ突出し、アウタハウジング2の内面に形成した受け凹部81に係合する外位置決め突起80となっている。よって、アウタハウジング2の位置決めが簡単に行える。
また、インナ用位置決め部は、筒状ラバー74の内面に凹設され、インナハウジング3の外面に形成した嵌合凸部36が嵌合する内位置決め溝79(内位置決め凹部)となっている。また、インナ用位置決め部として、筒状ラバー74の内面に突設され、インナハウジング3に形成したスリット34に係合する内位置決め突起77,77(内位置決め突起)も採用している。よって、インナハウジング3の位置決めが簡単に行える。
また、アウタハウジング2は、左右の半割ハウジング2a,2bに分割され、外位置決め突起80,80は、左右一対で設けられて各半割ハウジング2a,2bにそれぞれ係合する。よって、半割構造のアウタハウジング2をバランスよく位置決め可能となる。
また、筒状ラバー74の前端で左右両側には、アウタハウジング2に対する接触面積を上下両側よりも少なくする逃がし部76,76が形成されている。よって、インナハウジング3の左右(先端工具97の回転面上での左右)への揺動をある程度許容しつつ筒状ラバー74による緩衝作用が得られる。
また、連結ロッド70は、インナハウジング3を貫通し、両端がラバーキャップ73(第2の弾性体)を介してアウタハウジング2に保持されている。よって、連結ロッド70も弾性支持されて防振効果の向上に繋がる。
また、インナ用位置決め部として、インナハウジングのスリットに係合する内位置決め突起も採用しているが、スリットでなく凹部とする等、この場合も具体的な形状は変更できる。但し、スリットと内位置決め突起とによるインナ用位置決め部は省略可能である。
また、アウタ用位置決め部も、外位置決め突起と受け凹部との数や配置は適宜変更できる。突起と凹部との関係を逆にしてもよい。
また、連結軸は、上記形態の連結ロッドのようにインナハウジングと別部品とせず、軸受保持部へ一体に形成してもよい。連結軸の向きも上下方向に限らない。
また、弾性体も、筒状ラバーの形状は適宜変更可能である。筒状ラバーを分割したり、別の弾性体を追加したりしてもよい。
筒状ラバー74の左右の側面には、後端から前方へ向けて3つの切込み100A〜100Cが、周方向へ所定間隔をおいて形成されている。インナハウジング3の左右の外面には、中央の切込み100B,100Bに係止するインナ側突起101,101が形成されている。アウタハウジング2の左右の内面には、上下の切込み100A,100Cに係止する上下一対のアウタ側突起102,102がそれぞれ形成されている。なお、嵌合凸部36及び内位置決め溝79は左側に配置されて、左側のインナ側突起101は嵌合凸部36の外面に形成されている。
よって、組み付け状態では、筒状ラバー74の左右の切込み100B,100Bにインナ側突起101,101が係止してインナハウジング3が位置決めされる。また、筒状ラバー74の左右の切込み100A,100Cにアウタ側突起102,102がそれぞれ係止してアウタハウジング2が位置決めされる。この位置決め状態では、筒状ラバー74の周方向でインナ側突起101とアウタ側突起102,102との間に筒状ラバー74が挟まれる格好となる。
よって、筒状ラバー74の周方向でアウタハウジング2とインナハウジング3との相対的ながたつきが規制されて信頼性の高い位置決めが可能となる。また、先の形態のように筒状ラバー74に外位置決め突起のような突起部を設けないので、突起部の損傷等による筒状ラバー74の耐久性及び位置決め機能の低下も防止できる。
なお、インナ側被係止部及びアウタ側被係止部は、切込みに限らず、透孔や凹部としてもよい。インナ側突起とアウタ側突起との形状や数も変更可能である。
また、アウタハウジングは、上記形態のように半割構造でなく、インナハウジングと同様に一体の筒状であっても差し支えない。逆にインナハウジングを半割構造とする等、複数の部品から形成してもよい。
上記形態のグラインダ1は、ブラシレスモータ4を収容する工具本体1aと、ブラシレスモータ4の駆動により回転し、先端工具97が装着されるスピンドル6とを含む。また、グラインダ1は、工具本体1a内に設けられる加速度センサ23と、加速度センサ23により検出される加速度を監視してブラシレスモータ4の駆動を制御するコントローラ20と、を含む。そして、加速度センサ23は、工具本体1a内で弾性的に支持されている。
この構成により、通常の使用時に発生する振動に基づく加速度を誤検知したり、キックバックや振り回されによる加速度を精度よく判別できなかったりするおそれがなくなる。また、振動によって加速度センサ23自体が故障したり破損したりするおそれも低減される。よって、加速度センサ23によってキックバックや振り回され現象を精度よく検知できて信頼性に優れる。また、加速度センサ23の耐久性も確保できる。
また、アウタハウジング2は、インナハウジング3を前側で保持し、加速度センサ23は、インナハウジング3よりも後方に配置されている。よって、加速度センサ23を振動源から離れた位置に配置でき、振動低減に効果的となる。
また、コントローラ20は、アウタハウジング2に設けられて、加速度センサ23は、コントローラ20に配置されている。よって、コントローラ20と共に加速度センサ23を防振側へ容易に配置できる。
また、加速度センサは、バッテリー装着部に限らず、後筒部や前筒部内に配置してもよい。
また、加速度センサは、アウタハウジングにおけるインナハウジングとオーバーラップする領域に配置してもよい。この場合、筒状ラバーを利用して弾性支持させることもできる。
また、防振構造を有しないグラインダでも本発明は採用できる。この場合、工具本体内で加速度センサのみ、或いは加速度センサを含むコントローラをゴム等の弾性体で弾性支持すればよい。
また、駆動側ハウジングに第2の加速度センサを配置して、コントローラに、防振側ハウジングの加速度センサと第2の加速度センサとからそれぞれ検出される加速度の差分を監視させて、その差分を閾値と比較等することでモータの駆動を制御させることも可能である。
上記形態のグラインダ1は、ブラシレスモータ4(モータ)を収容するインナハウジング3(ハウジング)と、ブラシレスモータ4の駆動に伴って回転し、インナハウジング3内にブラシレスモータ4の冷却風を生成する遠心ファン66(ファン)とを含む。また、グラインダ1は、インナハウジング3に形成され、遠心ファン66を収容するテーパ部30及び拡開部31(筒状部)と、遠心ファン66に対向して冷却風の上流側に設けられる整流部67とを含む。そして、整流部67は、テーパ部30及び拡開部31の径方向で内外に分割されて、径方向の外側がテーパ部30で形成され、径方向の内側が、インナハウジング3に組み付けられるバッフルプレート55により形成される。
この構成により、インナハウジング3の一部とバッフルプレート55とを利用して整流部67が形成でき、インナハウジング3の軸長が長くなったり、無駄なスペースが生じたりすることがなくなる。よって、軸方向にコンパクト且つ省スペースとなる構造で整流部67が形成可能となる。
また、バッフルプレート55は、インナハウジング3にネジ止めされることで前押さえ部57によりステータ40を固定する。よって、バッフルプレート55の固定と同時にステータ40も固定できる。
また、バッフルプレート55をネジ止めするネジ58を通過させる貫通孔68(ネジ通過部)が、整流部67に設けられている。よって、ネジ58をインナハウジング3及びステータ40に近い位置に配置でき、インナハウジング3のコンパクト化を維持できる。
また、バッフルプレート55のネジ止め後に貫通孔68を塞いでテーパ部30とバッフルプレート55との連続面を形成する内位置決め突起77(スペーサ)が、インナハウジング3へ着脱可能に設けられている。よって、貫通孔68を設けても整流部67の機能を低下させることがない。
また、インナハウジング3の外側に、筒状ラバー74(弾性体)を介して連結されるアウタハウジング2を有し、内位置決め突起77は、筒状ラバー74の一部として形成されている。よって、筒状ラバー74と共に内位置決め突起77を容易に組み付け可能となる。
また、内位置決め突起77は、筒状ラバー74に対してインナハウジング3を位置決めする。よって、筒状ラバー74を利用したインナハウジング3の位置決めが容易に行える。
また、ネジ通過部は、インナハウジングのテーパ部とバッフルプレートとに跨がって設けず、何れか一方側にのみ設けてもよい。スペーサも、インナハウジングの位置決めと兼用しなくてもよいし、筒状ラバー等の弾性体と別体にしてネジ通過部を塞ぐようにしてもよい。
また、バッフルプレートはネジ止めに限らず、一体に形成した係止片をインナハウジングに係止させて固定する等、ネジを用いない構造も採用できる。
また、この発明はグラインダに限らず、ハウジングの筒状部にファンと整流部とを備えた電動工具であれば、アングルドリルやレシプロソー、マルノコ等であっても適用可能である。よって、アウタハウジングとインナハウジングとを有するものに限らない。ファンも、モータの出力軸でなく、出力軸から回転伝達される別の軸に設けても差し支えない。
Claims (13)
- モータを収容するインナハウジングと、
前記モータの前方で下向きに配置される最終出力軸と、
前記インナハウジングを内側に配置してハンドルが一体に設けられるアウタハウジングと、を含み、
前記インナハウジングと前記アウタハウジングとは、所定方向に延びる連結軸を介して相対回転可能に連結される一方、
前記インナハウジングは、前記連結軸の前方に配置した弾性体を介して前記アウタハウジングに保持され、
前記弾性体に、前記インナハウジングを位置決めするインナ用位置決め部と、前記アウタハウジングを位置決めするアウタ用位置決め部とがそれぞれ設けられていることを特徴とするグラインダ。 - 前記インナハウジングは、前後方向に延びる筒状で、前記弾性体は、前記インナハウジングに外装されるリング状であることを特徴とする請求項1に記載のグラインダ。
- 前記アウタ用位置決め部は、前記弾性体から径方向外側へ突出し、前記アウタハウジングの内面に形成した受け凹部に係合する外位置決め突起であることを特徴とする請求項2に記載のグラインダ。
- 前記インナ用位置決め部は、前記弾性体の内面に凹設され、前記インナハウジングの外面に形成した嵌合凸部が嵌合する内位置決め凹部であることを特徴とする請求項2又は3に記載のグラインダ。
- 前記インナ用位置決め部は、前記インナハウジングから外側へ突出するインナ側突起が係止するインナ側被係止部であり、
前記アウタ用位置決め部は、前記アウタハウジングの内面から内側へ突出するアウタ側突起が係止するアウタ側被係止部であり、
前記インナ側突起と前記アウタ側突起とが、前記弾性体の周方向で前記弾性体を挟んでいることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のグラインダ。 - 前記連結軸は、前記インナハウジングの後端で上下方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のグラインダ。
- 前記アウタハウジングは、左右の半割ハウジングに分割され、前記外位置決め突起は、左右一対で設けられて各前記半割ハウジングにそれぞれ係合することを特徴とする請求項3に記載のグラインダ。
- 前記弾性体の前端で左右両側には、前記アウタハウジングに対する接触面積を上下両側よりも少なくする逃がし部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のグラインダ。
- 前記インナ用位置決め部は、径方向内側へ突出し、前記インナハウジングに形成したスリットに嵌合する内位置決め突起であることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のグラインダ。
- 前記連結軸は、前記インナハウジングを貫通し、両端が第2の弾性体を介して前記アウタハウジングに保持されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載のグラインダ。
- 前記モータ以外の電材部品は、前記アウタハウジング内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のグラインダ。
- 前記アウタハウジングに電源となるバッテリーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のグラインダ。
- 前記アウタハウジングに、サイドハンドルを取り付けるためのハンドル取付部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のグラインダ。
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