JP7008784B1 - 情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】細い枠体を実現し、本体筐体との干渉を回避しながら全体として薄型化が可能な情報機器を提供する。【解決手段】情報機器10は、本体筐体16とディスプレイ筐体14とがそれぞれの連結縁部分14a,16aに設けられたヒンジ12を介して0度から360度にわたって回動可能に構成されている。本体筐体16は、下面カバー32から突出しており、前後方向に離間し、後方寄りに設けられた第1支持脚34、および第1支持脚34よりもヒンジ12から遠い側に設けられた第2支持脚36を有する。ディスプレイ筐体14は、ディスプレイ18の表示面とは反対側の面を覆う背面カバー22と、ディスプレイ18と背面カバー22との間に設けられたディスプレイコントローラ24とを有する。ディスプレイコントローラ24は、側面視で前後行方向長さの中間部Mと第1支持脚34との間に設けられている。【選択図】図13

Description

本発明は、本体筐体とディスプレイ筐体とがそれぞれの連結縁部分に設けられたヒンジを介して回動可能に構成された情報機器に関する。
ノート型PCは、本体筐体とディスプレイ筐体とがそれぞれの連結縁部分に設けられたヒンジを介して回動可能に構成されている。ノート型PCには特許文献1のように、本体筐体に対してディスプレイ筐体を閉じた0度位置から反転した360度位置まで回動可能としたコンバーチブル型がある。このようなノート型PCはタブレット型PCとしても利用可能である。
ノート型PCのディスプレイ筐体には、ディスプレイとその周りを囲う枠体とが設けられている。ディスプレイの表示制御部は、一般的に特許文献2のように枠体分に設けられている。ディスプレイ筐体におけるディスプレイの表示面とは反対側の面は背面カバーで覆われている。
また、ノート型PCの本体筐体には、ポインティングデバイス装置としてタッチパッドの他に、特許文献3のようなポインティングスティックが設けられるものがある。ポインティングスティックは、キーボードの略中央部に設けられておりユーザが手をホームポジションにおいたままアクセスすることができる。ポインティングスティックは操作しやすいように周辺のキーよりもわずかに突出している。
特開2020-191499号公報 特開2001-075492号公報 特開2013-025418号公報
ところで、上記のようなノート型PCは、いわゆる大画面化・ナローベゼル化によって枠体が狭くなりつつあり、表示制御部品を枠体内に収納することが困難になっている。そのため、表示制御部をディスプレイと背面カバーとの間に設けることが検討される。
しかしながら、表示制御部品をディスプレイと背面カバーとの間に設けると、ディスプレイ筐体は表示制御部を設けた箇所が厚くなり、ディスプレイ筐体が360度位置に回動したときに本体筐体との干渉、安定性の低下などの懸念がある。この干渉を回避するためには、本体筐体とディスプレイ筐体とを幅方向に多少離す必要があるが、その分全体として厚くなってしまう。
また、ディスプレイ筐体が0度位置に回動した状態で、該ディスプレイ筐体が外力を受けてわずかに変形した場合には表示制御部品を設けた広厚箇所がポインティングスティックと干渉する懸念がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、細い枠体を実現し、本体筐体との干渉を回避しながら全体として薄型化が可能な情報機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1態様に係る情報機器は、 本体筐体とディスプレイ筐体とがそれぞれの連結縁部分に設けられたヒンジを介して回動可能に構成された情報機器であって、前記本体筐体と前記ディスプレイ筐体とは、前記本体筐体のキーボードと前記ディスプレイ筐体のディスプレイとが対面する第1状態から前記本体筐体におけるキーボードと反対側の下面カバーと前記ディスプレイ筐体における前記ディスプレイとは反対側の背面カバーとが対面する第2状態まで回動可能であり、前記本体筐体は、前記下面カバーから突出しており前記連結縁部分に直交する前後方向に離間し、前記ヒンジに近い側に設けられた第1支持脚、および前記第1支持脚よりも前記ヒンジから遠い側に設けられた第2支持脚を有し、前記ディスプレイ筐体は、前記ディスプレイと前記背面カバーとの間に設けられて前記ディスプレイの表示制御を行うディスプレイ制御部品を有し、前記第2状態において、前記ディスプレイ制御部品は、側面視で前記前後方向の長さの中間部と前記第1支持脚との間に設けられており、前記背面カバーは、側面視で前記ディスプレイ制御部品の収納されている箇所が最も高く、前記連結縁部分に向かって低くなるような第1傾斜面を備えている。
このような情報機器では、ディスプレイ制御部品がディスプレイと背面カバーとの間に設けられていることから、枠体を細くすることができる。また、ディスプレイ制御部品は、側面視で前後方向長さの中間部と第1支持脚との間に設けられていることから本体筐体との干渉を回避しながら全体として薄型化が可能となっている。
前記第2状態において、前記第1支持脚と前記背面カバーとの間には隙間が形成され、前記第2支持脚は前記背面カバーに当接してもよい。これにより、第2状態で本体筐体の前方部分が浮いてしまうことが防止されて安定する。
前記背面カバーは、正面視で前記ディスプレイ制御部品の収納されている箇所が最も高く、前記連結縁部分に沿った外寄り方向に向かって低くなっていてもよい。これにより背面カバーと第1支持脚との隙間を確保しやすくなる。
前記第1支持脚は、側面視で前記連結縁部分に向かって突出量が大きくなっていてもよい。また、前記第1支持脚は、正面視で前記連結縁部分に沿った外寄り方向に向かって突出量が大きくなっていてもよい。これにより、第1支持脚は背面カバーとの干渉を避けながら適度な突出量を確保することができる。
前記第1支持脚は左右一対設けられており、前記第2状態において、前記ディスプレイ制御部品は、正面視で左右一対の前記第1支持脚との間に設けられていてもよい。
前記本体筐体は、前記キーボードが設けられる範囲内で該キーボードよりも突出する入出力子を有し、前記第1状態において、前記ディスプレイ制御部品は、側面視で前記入出力子に対向する箇所を避けた位置に設けられていてもよい。これにより、第1状態でディスプレイ筐体が外力によってやや下方に向けて屈曲するように変形をしても、変形箇所が入出力子を直接的に押圧することがなく、ディスプレイを保護することができる。
本発明の第2態様に係る情報機器は、本体筐体とディスプレイ筐体とがそれぞれの連結縁部分に設けられたヒンジを介して回動可能に構成された情報機器であって、前記本体筐体は、キーボードが設けられる範囲内で該キーボードよりも突出する入出力子を有し、前記ディスプレイ筐体は、ディスプレイと、前記ディスプレイの表示面とは反対側の面を覆う背面カバーと、前記ディスプレイと前記背面カバーとの間に設けられて前記ディスプレイの表示制御を行うディスプレイ制御部品と、を有し、前記キーボードと前記ディスプレイとが対面する状態において、前記ディスプレイ制御部品は、側面視で前記入出力子に対向する箇所を避けた位置に設けられている。
本発明の上記態様によれば、ディスプレイ制御部品がディスプレイと背面カバーとの間に設けられていることから、枠体を細くすることができる。また、ディスプレイ制御部品は、側面視で前後方向長さの中間部と第1支持脚との間に設けられていることから本体筐体との干渉を回避しながら全体として薄型化が可能となっている。
図1は、一実施形態に係る情報機器の斜視図である。 図2は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の情報機器を斜め上から見た斜視図である。 図3は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の情報機器を斜め下から見た斜視図である。 図4は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の情報機器の側面図である。 図5は、ディスプレイ筐体を開いて反転させた状態の情報機器の側面図である。 図6は、図2におけるVI~VI線視による断面側面図である。 図7は、図2におけるVII~VII線視による断面側面図である。 図8は、図2におけるVIII~VIII線視による断面正面図である。 図9は、一対の第1支持脚の斜視図である。 図10は、図9におけるX~X線視による断面図である。 図11は、図9におけるXI~XI線視による断面図である。 図12は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の情報機器の模式側面図である。 図13は、ディスプレイ筐体を開いて反転させた状態の情報機器の模式側面図である。 図14は、図13の状態における第1支持脚およびその周辺の模式側面図である。 図15は、図13の状態における第1支持脚およびその周辺の模式正面面である。 図16は、第1比較例にかかる情報機器の模式側面図である。 図17は、第2比較例にかかる情報機器の模式側面図である。 図18は、第3比較例にかかる情報機器の模式側面図である。
以下に、本発明にかかる情報機器の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報機器10の斜視図である。図1は、ヒンジ12によってディスプレイ筐体14を本体筐体16から開いた状態を示している。図2は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態の情報機器10を斜め上から見た斜視図である。図3は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態の情報機器10を斜め下から見た斜視図である。図4は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態(第1状態)の情報機器10の側面図である。図5は、ディスプレイ筐体14を開いて反転させた状態(第2状態)の情報機器10の側面図である。
本実施形態の情報機器10は、ノート型PC及びタブレット型PCとして使用可能なコンバーチブル型PCである。ディスプレイ筐体14は、本体筐体16に対してディスプレイ18を閉じた0度位置から反転した360度位置まで回動可能である。なお、0度から360度とは厳密な角度でなく、ディスプレイ18とキーボード26とがほぼ対面するようにディスプレイ筐体14が閉じた角度から、下面カバー32と背面カバー22とがほぼ対面するようにディスプレイ筐体14が反転した角度まで回動可能であるという意味である。
情報機器10は、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して90度~180度程度の角度位置に回動させた状態ではノート型PCとして好適に使用できるノートモードとなる(図4の仮想線参照)。情報機器10は、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して360度位置まで回動させた状態ではタブレット型PCとして好適に使用できるタブレットモードとなる(図5参照)。
以下、図1に示すノートモードを基準とし、ディスプレイ18を視認しながらキーボード26を操作する使用者から見た方向で、手前側を前、奥側を後と呼び、本体筐体16の厚み方向を上下、幅方向を左右と呼んで説明する。
図1~図5に示すように、情報機器10は、ディスプレイ筐体14の下端部である連結縁部分14aと本体筐体16の後端部である連結縁部分16aとを左右一対のヒンジ12,12によって回動可能に連結した構成である。
ディスプレイ筐体14は、薄い矩形状の箱体である。ディスプレイ18は、ディスプレイ筐体14の前面に設けられている。ディスプレイ18は、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである。ディスプレイ筐体14は、ヒンジ12を通過したケーブルにより本体筐体16と電気的に接続されている。
本体筐体16は、薄い矩形状の箱体である。本体筐体16の上面には、キーボード26、ポインティングスティック(入出力子)28、及びタッチパッド30が設けられている。ポインティングスティック28は、ポインティングデバイスの一種であり傾動方向にカーソルを移動させる入力装置である。ポインティングスティック28は、キーボード26の略中央(例えば、「B」キー、「G」キーおよび「H」キーの中間部分)に設けられており、ユーザが手をホームポジションにおいたままアクセスすることができる。ポインティングスティックは操作しやすいように周辺のキーよりもわずかに突出している。本体筐体16の内部には、図示しないマザーボード、演算装置、及びメモリ等の各種電子部品が収納されている。
本体筐体16の下面は下面カバー32で覆われている。下面カバー32における一対のヒンジ12の近傍にはそれぞれ下方にやや突出する第1支持脚34a,34b(以下、代表的に第1支持脚34とも呼ぶ)が設けられている。第1支持脚34はヒンジ12と左右方向長さがほぼ等しく、該ヒンジ12に沿って、かつほぼ接する位置に設けられている。すなわち第1支持脚34は下面カバー32の大部分を占める平面状の底面部32a(図3参照)における後端近傍に設けられている。第1支持脚34aと第1支持脚34bとは左右対称形状である。第1支持脚34の形状についてはさらに後述する。
底面部32aにおける前端部には左右に離間した位置に下方にやや突出する一対の第2支持脚36,36が設けられている。換言すれば、第1支持脚34と第2支持脚36とは前後方向に離間しており、ヒンジ12に近いものが第1支持脚34であり、第1支持脚34よりもヒンジ12から遠い側に設けられたものが第2支持脚36である。第1支持脚34および第2支持脚36は、例えばゴム材であり適度な弾力がある。下面カバー32の後端近傍には排熱孔38が設けられている。
ディスプレイ筐体14はさらに、ディスプレイ18の前面側周囲を囲う前面枠20と、ディスプレイ18の表示面とは反対側の面を覆う背面カバー22と、ディスプレイ18と背面カバー22との間に設けられてディスプレイ18の制御を行うディスプレイコントローラ(ディスプレイ制御部品)24とを有する。情報機器10では、前面枠20の部分には少なくともディスプレイコントローラ24は配置されないため、該前面枠20を細くすることができる。
ディスプレイコントローラ24は、ディスプレイ18に関して少なくともその一部の制御を行う部品である。ディスプレイコントローラ24は、例えばディスプレイ18の表示を行うためのタイミングコントローラである。表示制御に必要なグラフィックス機能部や表示メモリ等は本体筐体16のメインボードに備えられていてもよいし、ディスプレイコントローラ24に備えられていてもよい。ディスプレイ18がタッチパネル式である場合には、ディスプレイコントローラ24はそのタッチコントロールの一部または全部の機能を含んでいてもよい。
図2に示すように、ディスプレイコントローラ24は左右方向に長く、前後方向に短い形状となっている。ディスプレイコントローラ24はディスプレイ筐体14における連結縁部分16aの近傍で、左右方向の中心に配置されている。ディスプレイコントローラ24は、左右方向長さがディスプレイ筐体14の略半分程度であり、左右方向に沿って設けられている。ディスプレイコントローラ24の配置についてはさらに後述する。
図4および図5に示すように、ヒンジ12は、第1ヒンジ軸40と、第2ヒンジ軸42と、ヒンジ筐体44とを備える。第1ヒンジ軸40は本体筐体16と固定されており、第2ヒンジ軸42はディスプレイ筐体14と固定されている。ヒンジ筐体44の内部には、第1ヒンジ軸40の回転と第2ヒンジ軸42の回転とを同期させるギヤ機構が収納されている。ヒンジ12は、ヒンジ軸40,42が同期回転する構成ではなく、ディスプレイ筐体14の回動範囲に応じて回転軸を切り替える構成としてもよい。
ヒンジ筐体44の内部にはさらに、第1ヒンジ軸40および第2ヒンジ軸42に対して所定の回転トルクを発生させるトルク発生機構が収納されている。これにより情報機器10は、ディスプレイ筐体14と本体筐体16との間の回動動作がある程度の回転トルクを持った安定且つ円滑なものとなっている。
図6は、図2におけるVI~VI線視による断面側面図である。図7は、図2におけるVII~VII線視による断面側面図である。図8は、図2におけるVIII~VIII線視による断面正面図である。
図6の断面側面図に示すように、背面カバー22の高さは、ディスプレイコントローラ24が収納されている箇所である頂部22aが最も高く形成され、前方に向かって低くなる傾斜面22bが形成され、さらに後方に向かって低くなる傾斜面(第1傾斜面)22cが形成されている。
図7の断面側面図に示すように、ディスプレイコントローラ24が収納されていない箇所においても、背面カバー22は前方に向かって傾斜面22bを形成し、後方に向かって傾斜面22cを形成している。
図8の断面正面図に示すように、背面カバー22の高さは、頂部22aが最も高くかつ平坦となっており、左右に向かって低くなる傾斜面(第2傾斜面)22eを形成している。ディスプレイコントローラ24は適度に薄い部品であり、各傾斜面22b~22eは緩やかな傾斜である。各傾斜面22b~22eは連続した曲面を形成している。このように、背面カバー22は、頂部22aが最も高い略ドーム形状となっている。
図9は、一対の第1支持脚34a,34bの斜視図である。図10は、図9におけるX~X線視による断面図である。図11は、図9におけるXI~XI線視による断面図である。第1支持脚34aは底面部32a(図3参照)の左側、第1支持脚34bは右側に設けられる。上記のとおり第1支持脚34は左右に長尺な形状となっており、適度に広い面積を有している。
図10に示すように、第1支持脚34aは、左側(つまり本体筐体16の外寄り側)が比較的厚く、右側(つまり本体筐体16の内寄り側)が比較的薄くなるように緩やかな傾斜を有している。図11に示すように、第1支持脚34aは、後側が比較的厚く、前側が比較的薄くなるように緩やかな傾斜を有している。すなわち、第1支持脚34aは、後方外寄り部分が高く、前方内寄り部分が薄くなるような形状となっている。なお、上記のとおり第1支持脚34bは第1支持脚34aと左右対称形状である。また、拡大の図示は省略するが、一対の第2支持脚36は頂部が略平坦の突起となっている。
図12は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態、つまり本体筐体16とディスプレイ筐体14との開閉動作によって相互の角度が0度の状態の情報機器10の模式側面図である。この状態は、本体筐体16のキーボード26とディスプレイ筐体14のディスプレイ18とが対面する状態(以下、第1状態ともいう)であり、主に不使用時または携行時の状態である。
上記のとおり、ポインティングスティック28は本体筐体16におけるキーボード26の略中央で上方にやや突出するように設けられている。一方、ディスプレイコントローラ24はディスプレイ筐体14における連結縁部分16aの近傍に設けられており、これに応じて背面カバー22の頂部22aは十分に後ろ寄りに形成されている。
換言すれば、ディスプレイコントローラ24および頂部22aは、ディスプレイ筐体14において側面視でポインティングスティック28に対向する箇所を避けた位置に設けられている。ところで情報機器10の携行時等において、背面カバー22の頂部22aは他の板状体90(例えば、本など)が当接して押圧されることがある。そうすると、ディスプレイ筐体14は薄いことから頂部22aおよびディスプレイコントローラ24の周辺部が下方に突出するようにわずかながら屈曲し得る。しかしながら、頂部22aおよびディスプレイコントローラ24は、第1状態でポインティングスティック28に対向する箇所を避けた位置に設けられていることから、下方に突出変形する部分はポインティングスティック28を直接的に押圧することがなく、ディスプレイ18およびポインティングスティック28の双方が保護される。
なお、ディスプレイ18を保護対象とする相手方の対象物は、ポインティングスティック28に限らず他の入出力子であってもよい。入出力子としては、例えばスライド式入力装置や所定のインジケータランプなどが挙げられる。また、ディスプレイ18が入出力子から保護される作用は、図12のようにディスプレイ筐体14が閉じた状態で発揮されるものであり、図13のようにディスプレイ筐体14が反転して360度状態となっている状態では無関係である。すなわち、コンバーチブル型に限らず、本体筐体16とディスプレイ筐体14との回動角度が、例えば0度~略180度のノート型PCであってもこのような作用が得られる。
また、上記のとおり第1支持脚34は後方外寄り部分が高く、前方内寄り部分が薄くなるような形状となっているが、載置面92に載置されてやや圧縮変形した場合に第2支持脚36と同程度の高さとなる。したがって、情報機器10の本体筐体16は、載置面92に対して水平に載置される。載置面92に当接したとき、第1支持脚34は箇所によって圧縮程度に多少の偏りが生じうるが、上記のとおり左右に長尺で適度に広い面積を有していることから情報機器10を安定して支持することができる。
図13は、ディスプレイ筐体14を開いて反転させた状態、つまり本体筐体16とディスプレイ筐体14との開閉動作によって相互の角度が360度の状態の情報機器10の模式側面図である。この状態は、本体筐体16における下面カバー32とディスプレイ筐体14における背面カバー22とが対面する状態(以下、第2状態ともいう)であり、主にタブレットモードとして使用される状態である。図14は、第2状態における第1支持脚34aおよびその周辺の模式側面図である。図15は、第2状態における第1支持脚34aおよびその周辺の模式正面面である。
上記のとおり、背面カバー22は頂部22aが最も高く、後方に向かって傾斜面22cが形成され外寄りに向かって傾斜面22eが形成されている。一方、第1支持脚34aは後方外寄り部分が高く、前方内寄り部分が薄くなるような形状となっているため、図14および図15に示すように背面カバー22との間には隙間46が確保されている。したがって図13に示すように、本体筐体16はディスプレイ筐体14に対して後方部では当接することなく、前方部の第2支持脚36で当接することになる。これにより、本体筐体16の前方部分が浮いてしまうことが防止されて安定する。
また、ディスプレイコントローラ24および頂部22aは、ディスプレイ筐体14において側面視で十分後ろ寄りに設けられていることから、背面カバー22の大部分を占める前方側の傾斜面22bと本体筐体16における下面カバー32の底面部32aとを略平行で、かつ互いの隙間48を十分に狭くすることができる。これにより、本体筐体16とディスプレイ筐体14とを十分に接近させ、タブレットモードにおける情報機器10を薄型化することができる。情報機器10が薄型化可能である理由について、さらに比較例を挙げて説明する。
図16は、第1比較例にかかる情報機器100の模式側面図である。図17は、第2比較例にかかる情報機器102の模式側面図である。図18は、第3比較例にかかる情報機器104の模式側面図である。各比較例において上記の情報機器10と同様の構成要素については同符号を付してその詳細な説明を省略する。各比較例にかかる情報機器100,102,104では、第2状態でディスプレイコントローラ24および頂部22aがディスプレイ筐体14において側面視で前後方向の中間部Mに設けられている。
図16に示すように情報機器100では、頂部22aと下面カバー32の底面部32aとの隙間がほとんどなくなり、寸法誤差によっては干渉し得る。この干渉を避けるためには本体筐体16とディスプレイ筐体14とを一層離間させなければならず、情報機器100は厚くなる。
図17に示すように情報機器102では、背面カバー22の前方側の傾斜面22bと底面部32aとが略平行となるように設定されている。こうすると頂部22aと底面部32aとの隙間寸法は適度に確保されるが、背面カバー22の後方側の傾斜面22cが相当に後ろ下がりとなり、ヒンジ12のヒンジ筐体44を長くせざるを得ず、しかも情報機器102は後方部分が厚くなる。また、ヒンジ筐体44を長く設定すると、図示を省略するが、第1状態で該ディスプレイ筐体14が前方に突出し、情報機器102は前後方向寸法が長くなってしまう。
図18に示すように情報機器104では、背面カバー22の後方側の傾斜面22cと底面部32aとが略平行となるように設定されている。こうすると頂部22aと底面部32aとの隙間寸法は適度に確保されるが、背面カバー22の前方側の傾斜面22bが相当に前下がりとなり、第2支持脚36とディスプレイ筐体14との間に隙間が生じてしまい、タブレットモードで本体筐体16が不安定となる。
なお、ディスプレイコントローラ24および頂部22aを側面視でディスプレイ筐体14における前寄り位置に設けると、本体筐体16のメインボードとディスプレイコントローラ24とを接続する電線を相当に長くしなければならず、コストが上昇するとともに、配策経路の確保および組み立て工程における配索作業に困難が生じる。
そうすると、タブレットモードで背面カバー22と底面部32aとの隙間を適度に保ちながらシステムの上下方向寸法を抑制するためには、図13で示す情報機器10のように、ディスプレイコントローラ24および頂部22aをディスプレイ筐体14において側面視で十分後ろ寄りに設けることが望ましい。ただし、ディスプレイコントローラ24は、側面視で前後方向長さの中間部Mよりも後方にあれば、その位置に応じて相応の効果が得られる。
また、背面カバー22はディスプレイコントローラ24を収納している頂部22aが最も高くなるドーム形状であることから、第2状態で第1支持脚34との干渉を回避するために該ディスプレイコントローラ24は第1支持脚34よりも前方に設けることが望ましい(図14参照)。すなわち、第2状態において、ディスプレイコントローラ24は、側面視で前後方向長さの中間部Mと第1支持脚34との間に設けられていることが望ましい。
また、図14に示すように、背面カバー22における後方部分の傾斜面22cは第1支持脚34との干渉を避けるように、後方に向けて低くなるように傾斜している。傾斜面22cと第1支持脚34との下面とは平行になるように設定するとよい。さらに、傾斜面22cの傾斜により下面カバー32の下方部分には後方に向けて開口する空間部が確保され、排熱孔38(図3参照)からの気流が流れやすくなる。
さらにまた、背面カバー22はディスプレイコントローラ24を収納している頂部22aが最も高くなるドーム形状であることから、第2状態で第1支持脚34との干渉を回避するために該ディスプレイコントローラ24は正面視で左の第1支持脚34aと右の第1支持脚34bとの間に設けることが望ましい(図3および図15参照)。
そして、図15に示すように、背面カバー22における左右の傾斜面22eは第1支持脚34との干渉を避けるように、左右に向けて低くなるように傾斜している。傾斜面22eと第1支持脚34との下面とは平行になるように設定するとよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 情報機器
12 ヒンジ
14 ディスプレイ筐体
14a 連結縁部分
16 本体筐体
16a 連結縁部分
18 ディスプレイ
20 前面枠
22 背面カバー
22a 頂部
22c 傾斜面(第1傾斜面)
22e 傾斜面(第2傾斜面)
24 ディスプレイコントローラ(ディスプレイ制御部品)
26 キーボード
28 ポインティングスティック(入出力子)
32 下面カバー
32a 底面部
34,34a,34b 第1支持脚
36 第2支持脚
46,48 隙間

Claims (7)

  1. 本体筐体とディスプレイ筐体とがそれぞれの連結縁部分に設けられたヒンジを介して回動可能に構成された情報機器であって、
    前記本体筐体と前記ディスプレイ筐体とは、前記本体筐体のキーボードと前記ディスプレイ筐体のディスプレイとが対面する第1状態から前記本体筐体におけるキーボードと反対側の下面カバーと前記ディスプレイ筐体における前記ディスプレイとは反対側の背面カバーとが対面する第2状態まで回動可能であり、
    前記本体筐体は、前記下面カバーから突出しており前記連結縁部分に直交する前後方向に離間し、前記ヒンジに近い側に設けられた第1支持脚、および前記第1支持脚よりも前記ヒンジから遠い側に設けられた第2支持脚を有し、
    前記ディスプレイ筐体は、前記ディスプレイと前記背面カバーとの間に設けられて前記ディスプレイの表示制御を行うディスプレイ制御部品を有し、
    前記第2状態において、前記ディスプレイ制御部品は、側面視で前記前後方向の長さの中間部と前記第1支持脚との間に設けられており、
    前記背面カバーは、側面視で前記ディスプレイ制御部品の収納されている箇所が最も高く、前記連結縁部分に向かって低くなるような第1傾斜面を備えていることを特徴とする情報機器。
  2. 請求項1に記載の情報機器において、
    前記第2状態において、前記第1支持脚と前記背面カバーとの間には隙間が形成され、前記第2支持脚は前記背面カバーに当接することを特徴とする情報機器。
  3. 請求項1又は2に記載の情報機器において、
    前記背面カバーは、正面視で前記ディスプレイ制御部品の収納されている箇所が最も高く、前記連結縁部分に沿った外寄り方向に向かって低くなるような第2傾斜面を備えていることを特徴とする情報機器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の情報機器において、
    前記第1支持脚は、側面視で前記連結縁部分に向かって突出量が大きくなるような形状であることを特徴とする情報機器。
  5. 請求項4に記載の情報機器において、
    前記第1支持脚は、正面視で前記連結縁部分に沿った外寄り方向に向かって突出量が大きくなるような形状であることを特徴とする情報機器。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の情報機器において、
    前記第1支持脚は左右一対設けられており、
    前記第2状態において、前記ディスプレイ制御部品は、正面視で左右一対の前記第1支持脚との間に設けられていることを特徴とする情報機器。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の情報機器において、
    前記本体筐体は、前記キーボードが設けられる範囲内で該キーボードよりも突出する入出力子を有し、
    前記第1状態において、前記ディスプレイ制御部品は、側面視で前記入出力子に対向する箇所を避けた位置に設けられていることを特徴とする情報機器。
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