JP7108745B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ筐体の撓みを抑制して長寿命を実現することのできる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器10は、本体筐体16とディスプレイ筐体14とが各連結縁14a,16aでヒンジ12によって回動可能に連結されている。ディスプレイ筐体14は、ディスプレイ18と、ディスプレイ18の後面を覆う背面カバー22と、連結縁14aで基端部がヒンジ12のディスプレイ側連結板12bとともに背面カバー22に固定されて、縁壁38bに沿って延在し、前面42aがディスプレイ18に固定されて後面42bが背面カバー22に固定された一対の補強板42とを有する。背面カバー22は、後方に向かって凸の湾曲形状であるメインプレート36と、その周囲に設けられて平坦面39が形成された射出成型樹脂枠38とを有し、補強板42は平坦面39に固定されている。【選択図】図6

Description

本発明は、本体筐体とディスプレイ筐体とが各連結縁でヒンジによって回動可能に連結された電子機器に関する。
一般的なノート型PCは本体筐体とディスプレイ筐体とが各連結縁でヒンジによって回動可能に連結されている(特許文献1参照)。ディスプレイ筐体は、ディスプレイと、該ディスプレイの後面を覆う背面カバーとを有している。ディスプレイ筐体を本体筐体に対して回動させる際には、ディスプレイ筐体の上端部を手で動かすことが多い。
特許第6843206号公報
ディスプレイ筐体の強度は背面カバーで確保されているが、電子機器の薄型化の要請に基づいて背面カバーも薄型化されている。また、ディスプレイの横幅と縦幅との比が従来は16:9であったのに対し近時は16:10が多くなりつつあって、縦幅が長くなる傾向にある。そのため、ディスプレイ筐体を本体筐体に対して回動させる際に背面カバーが撓みやすくなりユーザビリティが劣ることなる。また、撓んで湾曲した背面カバーはディスプレイの後面の一部に偏って当接してしまい、該ディスプレイにストレスを与える懸念がある。
ディスプレイ筐体を本体筐体に対して回動させる際には、ヒンジとの取り付け部分周辺に曲げ応力が集中する傾向がある。縦幅が長い背面カバーは特に大きな応力が発生するため、背面カバーを薄型化するとこの部分の強度確保が困難になり、寿命の低下が懸念される。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ディスプレイ筐体の撓みを抑制して長寿命を実現することのできる電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の実施態様に係る電子機器は、本体筐体とディスプレイ筐体とが各連結縁でヒンジによって回動可能に連結された電子機器であって、前記ディスプレイ筐体は、表示面が前方を指向するディスプレイと、前記ディスプレイの後面を覆う背面カバーと、前記連結縁で基端部が前記ヒンジの連結板とともに前記背面カバーに固定されて、前記ディスプレイ筐体の左右両側の側縁に沿って延在し、前面が前記ディスプレイに固定されて後面が前記背面カバーに固定された一対の補強板と、を有する。
このような電子機器によれば、ディスプレイ筐体は背面カバー、補強板およびディスプレイが一体的になるように固定されていることから、この3部材が協働的に強度部材を形成しており十分な強度が得られ、ディスプレイ筐体の撓みを抑制して長寿命を実現することができる。
前記背面カバーは、前記ディスプレイの後面の略全面を覆い、後方に向かって凸の湾曲形状であるメインプレートと、前記メインプレートと異なる材質で、前記メインプレートの周囲に設けられた射出成型樹脂枠と、を有し、前記射出成型樹脂枠には前記側縁に沿って前記ディスプレイの後面と平行な平坦面が形成され、前記補強板は前記平坦面に固定されていてもよい。
このように、背面カバーはコスト、形状、成型性等を考慮して場所によって2つの材質が使い分けることが好適である。また、メインプレートは後方に向かって凸の湾曲形状とすることにより、該メインプレートとディスプレイとの間にディスプレイコントローラなどの部品を配置することができる。さらに、メインプレートと射出成型樹脂枠とを使い分けることにより、メインプレートが湾曲形状であっても射出成型樹脂枠には平坦面を形成することが容易となり、補強板を固定するのに好適である。
前記補強板は、前記背面カバーにおける前記連結縁と反対側の上縁まで延在していてもよい。これによりディスプレイ筐体の強度が向上して一層撓みにくくなる。
前記背面カバーにおける前記側縁と前記上縁とが交わる隅部には、前記連結縁を指向する方向および前方に開口する凹部が形成され、前記補強板の先端は前記凹部に嵌り込んでいてもよい。これにより、補強板の先端は左右方向に関して容易かつ正確に位置決めされて安定する。
前記補強板は、先端側に向かって細くなる形状であってもよい。これにより、補強板には応力が略均等に加わることになり、いずれかの箇所が強度不足となり、または過剰強度となることがない。
前記連結板は前記ディスプレイ筐体の前記側縁を避けて内側に寄った位置にあり、前記補強板は、前記側縁に沿って延在する延在部と、前記延在部の基端部から内側に突出して前記連結板と固定される基端突出部と、を有してもよい。連結板が側縁を避けて内側に寄った位置にあると、ディスプレイ筐体の縁部を薄型化することができる。また、補強板は基端突出部で連結板と固定されてそれ以外の延在部は連結板よりも外寄りの位置に限定して設けることができ、重量が抑制されるとともに、レイアウト上でディスプレイコントローラなどを配置する支障とならない。
前記背面カバーは、前記側縁に沿い、前方に向かって立設する縁壁を有し、前記補強板は、前方に向かって90度屈曲して前記縁壁に当接して延在する屈曲部を有してもよい。補強板は屈曲部を有することにより一層撓みにくくなる。
前記縁壁は、前記屈曲部の前端縁に形成された係合溝に係合する係合突起を有してもよい。これにより、補強板は前後方向に関して容易かつ正確に位置決めされて安定する。
本発明の上記態様によれば、ディスプレイ筐体は背面カバー、補強板およびディスプレイが一体的になるように固定されていることから、この3部材が協働的に強度部材を形成しており十分な強度が得られ、ディスプレイ筐体の撓みを抑制して長い寿命を実現することができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 図2は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の電子機器の側面図である。 図3は、ディスプレイ筐体を閉じた状態の電子機器の正面図である。 図4は、ディスプレイ筐体の正面図である。 図5は、ディスプレイ、前面枠、およびディスプレイコントローラを取り外した状態のディスプレイ筐体の正面図である。 図6は、ディスプレイ筐体の一部拡大分解斜視図である。 図7は、図4におけるVII~VII線視による断面図である。 図8は、補強板の斜視図である。 図9は、比較例にかかる電子機器の模式断面側面図である。 図10は、電子機器の模式断面側面図である。 図11は、ディスプレイ筐体の左縁部分の一部拡大断面斜視図である。 図12は、ディスプレイ筐体の左上隅部の一部拡大斜視図である。
以下に、本発明にかかる電子機器の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器10の斜視図である。図1は、ヒンジ12によってディスプレイ筐体14を本体筐体16から開いた状態を示している。
図1に示すように、電子機器10は、ディスプレイ筐体14の下端部である連結縁14aと本体筐体16の後端部である連結縁16aとを左右一対のヒンジ12,12によって回動可能に連結した構成である。本体筐体16は、薄い矩形状の箱体である。本体筐体16の上面には、キーボード26及びタッチパッド28が設けられている。本体筐体16の下面は下面カバー30で覆われている。
以下、ディスプレイ筐体14およびその構成要素に関する説明では、連結縁14aを指向する側を下側とし、その反対側を上側とし、ディスプレイ18の表示面が指向する側を前側、その反対側を後側とする。後述する補強板42については、下側を基端、上側を先端とする。さらに、ディスプレイ筐体14の左端部の構造およびその構成要素については左側を外側、右側を内側とする。各図においてこれらの方向を適宜矢印で示す。
図2は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態の電子機器10の側面図である。図3は、ディスプレイ筐体14を閉じた状態の電子機器の正面図である。図4は、ディスプレイ筐体14の正面図である。
図2~図4に示すように、ディスプレイ筐体14は、薄い矩形状の箱体である。ディスプレイ18は、ディスプレイ筐体14の前面に設けられている。ディスプレイ18は、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである。ディスプレイ筐体14は、ヒンジ12を通過したケーブルにより本体筐体16と電気的に接続されている。
ディスプレイ筐体14はさらに、ディスプレイ18の前面側周囲を囲う前面枠20と、ディスプレイ18の後面(表示面とは反対側の面)を覆う背面カバー22と、ディスプレイ18と背面カバー22との間に設けられてディスプレイ18の制御を行うディスプレイコントローラ24とを有する。
ディスプレイコントローラ24は、ディスプレイ18に関して少なくともその一部の制御を行う部品である。ディスプレイコントローラ24は、例えばディスプレイ18の表示を行うためのタイミングコントローラである。表示制御に必要なグラフィックス機能部や表示メモリ等は本体筐体16のメインボードに備えられていてもよいし、ディスプレイコントローラ24に備えられていてもよい。ディスプレイ18がタッチパネル式である場合には、ディスプレイコントローラ24はそのタッチコントロールの一部または全部の機能を含んでいてもよい。ディスプレイコントローラ24は薄くて左右方向に長い。
背面カバー22は、ディスプレイ18との間にディスプレイコントローラ24を配置するために後方に向かってわずかに凸の湾曲形状となっている。すなわち、側面視(図2参照)では、背面カバー22の高さはディスプレイコントローラ24が収納されている箇所である頂部22aが最も高く形成され、前方に向かって低くなる傾斜面22bが形成され、さらに後方に向かって低くなる傾斜面22cが形成されている。また正面視(図3参照)では、背面カバー22の高さは、頂部22aが最も高くかつ平坦となっており、左右に向かって低くなる傾斜面22eを形成している。ディスプレイコントローラ24は適度に薄い部品であり、各傾斜面22b~22eは緩やかな傾斜である。各傾斜面22b~22eは連続した曲面を形成している。このように、背面カバー22は、頂部22aが最も高い略ドーム形状となっている。
図5は、ディスプレイ18、前面枠20、およびディスプレイコントローラ24を取り外した状態のディスプレイ筐体14の正面図である。図6は、ディスプレイ筐体14の一部拡大分解斜視図である。図7は、図4におけるVII~VII線視による断面図である。なお、図6~図8は、ディスプレイ筐体14における左側部分の構成または構成要素を示しているが、右側については左右対称であることから詳細な説明を省略する。
ヒンジ12は軸12aと、ディスプレイ側連結板(連結板)12bと、本体側連結板12cとを有している。本体側連結板12cは、図6における左側、つまり外寄りに設けられている。ディスプレイ側連結板12bは、図6における右側、つまり内寄りに設けられている。換言すれば、ディスプレイ側連結板12bは、ディスプレイ筐体14の側縁14bを避けて内側に寄った位置にある。本体側連結板12cは、本体筐体16における連結座(図示略)と連結される。ディスプレイ側連結板12bは、背面カバー22における連結縁14aに設けられた連結座32に対して3本のビス34によって連結される。ビス34に対応する連結座32の3つのビス孔32aは横方向に配列されている。連結座32は、ディスプレイ側連結板12bの位置に合うように、左端部を避ける位置に設けられている。連結座32は、前面枠20を細くすることにともなって連結縁14aと極めて近い位置に設けられている。
このように、ディスプレイ筐体14の左側端部は連結座32およびディスプレイ側連結板12bがないため薄型化することができる。ヒンジ12には、本体筐体16とディスプレイ筐体14とを任意の角度に維持することを可能とする摩擦機構が設けられている。本実施形態ではヒンジ12を1軸型としたが2軸型でもよい。ヒンジ12は本体筐体16とディスプレイ筐体14とを回動可能に連結するものであればよい。
背面カバー22は、ディスプレイ18の後面の略全面を覆うメインプレート36と、該メインプレート36の周囲に設けられた射出成型樹脂枠38とを有している。上記のとおり背面カバー22は湾曲形状となっているが、この湾曲形状は主にメインプレート36の部分である。メインプレート36は、例えばCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)で形成されている。射出成型樹脂枠38は、例えばGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)で形成されている。射出成型樹脂枠38は、メインプレート36とインサート成型されて一体化されている。
メインプレート36は広い面積を有しており湾曲形状であるが、射出成型樹脂枠38の部分と比較して薄板状の単純な形状である。CFRPのメインプレート36は薄板状であるが、GFRPの射出成型樹脂枠38と比較して高強度である。射出成型樹脂枠38は上記の連結座32を有するとともに後述する平坦面39、係合突起38bb、凹部38bcを有し、さらに軽量化を目的とした有底穴やデバイスの取り付け構造などを有するやや複雑な形状であり、成型性に富むGFRPが用いられている。このように、背面カバー22はコスト、形状、成型性等を考慮して場所によって異なる2つの材質が使い分けられている。射出成型樹脂枠38の材質は、メインプレート36の材質よりも成型性に富むものを用いるとよい。メインプレート36の材質は、射出成型樹脂枠38の材質より強度の高いものを用いるとよい。メインプレート36は金属板を用いてもよい。
射出成型樹脂枠38は、メインプレート36の縁に対して射出成型によって一体的に固定される枠体部38a(図7参照)と、該枠体部38aの外側の縁から前方に向かって立設する縁壁38bとを有する。枠体部38aの前方側には平坦面39が形成されている。
平坦面39は、側縁14bに沿って延在し、ディスプレイ18の後面と平行であって、適度な幅を有している。射出成型樹脂枠38はGFRPであって成型性に優れることから、平坦面39を精度よく平坦に成型することができる。なお、本実施形態においては、図7に示す異ように平坦面39を後述する粘着テープ46の厚みや絞り溝54aの突出量に合わせて、高さがわずかに異なる第1平坦面39aと第2平坦面39bとに分けて設けている。設計条件により粘着テープ46の厚みや絞り溝54aを特に考慮する必要が無い場合には平坦面39を一つの面で形成してもよい。
縁壁38bの前方面38baも平坦であって、該前方面38baには前面枠20が粘着テープ40によって固定される。前面枠20は、前方面38baからディスプレイ18の縁部にわたって粘着テープ40で固定される。縁壁38bの前方端からは内向きにやや突出する係合突起38bbが複数設けられている。背面カバー22における側縁14bと上縁14cとが交わる隅部14dには、下方および前方に開口する凹部38bc(図12参照)が形成されている。
ディスプレイ筐体14には、側縁14bに沿って延在する一対の補強板42が設けられている。補強板42はディスプレイ筐体14における左右端で前面42aがディスプレイ18の後面に粘着テープ44で固定され、後面42bが背面カバー22における射出成型樹脂枠38の平坦面39に粘着テープ46で固定される。補強板42は、例えば金属板やカーボンプレートであって適度な強度を有する。補強板42は適度に薄くて軽量である。
図8は、補強板42の斜視図である。補強板42は、側縁14bおよび縁壁38bに沿って上縁14c(図1参照)まで延在する延在部48と、延在部48の基端部から内向きに突出してディスプレイ側連結板12bともに連結座32に対して3つのビス34で共締めされる基端突出部50とを有する。上縁14cは連結縁14aとは反対側の縁である。補強板42は、上縁14cまで延在しているとディスプレイ筐体14が撓まないように補強する良好な作用が得られるが、強度やレイアウトなどを勘案した総合的な設計条件によっては、側縁14bの途中まで延在する長さであってもよい。
基端突出部50は、ディスプレイ側連結板12bと連結座32とに挟持される状態で共締めされる。基端突出部50は内向きに突出しているが、延在部48はディスプレイ側連結板12bおよび連結座32よりも外寄りの位置に限定して設けられており、重量が抑制されるとともに、レイアウト上でディスプレイコントローラ24などを配置する支障とならない。
延在部48は、ディスプレイ筐体14の側縁38bの全長に亘って延在しており、基端側がやや太く、先端側に向かって細くなる形状である。補強板42は、外側端で、前方に向かって90度屈曲して側縁14bに沿って延在する屈曲部52を有しており、撓みにくい。屈曲部52は縁壁38bに当接しながら延在しており安定している。屈曲部52の前端縁には複数の浅い係合溝52aが形成されている。
延在部48には、後方にわずかに突出する3本の絞り溝54a,54b,54cが形成されている。絞り溝54a~54cのうち、絞り溝54aは最も外側に配置され、絞り溝54cは最も内側に配置されている。絞り溝54a~54cは、延在部48の基端部近傍から先端に向かい互いに平行に延在している。絞り溝54a~54cは後方に突出していることからディスプレイ18に当接することがない。
外寄りの絞り溝54aはディスプレイ筐体14の上下方向寸法のほぼ全長に亘って延在している。延在部48は先端に向かって先細りの形状であることから、該延在部48の幅に応じて絞り溝54bは、絞り溝54aの略半分程度の長さであり、絞り溝54cの長さはさらに短くなっている。絞り溝54aと絞り溝54bとの間には適度な間隔が確保されている。
絞り溝54aと絞り溝54bとの間で、前面42aには粘着テープ44が貼られてディスプレイ18と固定され、後面42bには粘着テープ46が貼られて平坦面39と固定される。粘着テープ44,46は補強板42の上下方向略全長に亘って貼られており、ディスプレイ18および背面カバー22に対して補強板42を固定する。
図9は、比較例にかかる電子機器500の模式断面側面図である。図10は、電子機器10の模式断面側面図である。
図9、図10に示すように、ディスプレイ筐体14を本体筐体16に対して回動させる場合には、ユーザは上端部を手Hで操作することが多い。またヒンジ12は摩擦機構を備えていることからある程度固定的になっている。そしてディスプレイ18が16:10の比である場合には16:9の仕様と比較してディスプレイ筐体14の縦寸法が長く、しかも背面カバー22は薄型化される傾向にある。
この場合、図9の比較例にかかる電子機器500のように、補強板42がなく、しかも背面カバー22とディスプレイ18とが固定されてなくて隙間Gが存在していると、手Hとヒンジ12との間の強度部材は背面カバー22だけになり、強度不足で撓みやすくなる。また撓んだ背面カバー22はディスプレイ18の後面の一部を偏って押圧して、該ディスプレイ18にストレスを与え得る。
手Hでディスプレイ筐体14の上端部を操作すると、ディスプレイ筐体14を曲げようとする応力は作用点である手Hからの距離に略比例する。したがって、背面カバー22を撓ませる力は、ヒンジ12のディスプレイ側連結板12bとの接続部近傍Pに集中応力を発生させ、この部分の短寿命化が懸念される。また、この場合ディスプレイ筐体14は強度不足から揺れやすくディスプレイ18の視認性に劣る。
これに対して、図10に示す本実施の形態にかかる電子機器10では、ディスプレイ筐体14は背面カバー22、補強板42およびディスプレイ18が隙間なく一体的になるように固定されていることから、この3部材が協働的に強度部材を形成しており十分な強度が得られて撓みはほとんど生じない。特に、補強板42は屈曲部52や絞り溝54a~54cを有していることから高強度であって撓みにくい。この場合ディスプレイ筐体14は適度な強度があって揺れにくいためディスプレイ18の視認性に優れ、高いユーザビリティが得られる。
補強板42はディスプレイ18の後面に対して上下方向全長に亘って固定されていて隙間はなく偏った圧力を与えないため、該ディスプレイ18に対してストレスを与えない。図9の例で、集中応力が特に発生するのはディスプレイ側連結板12bの接続部近傍Pであるのに対し、図10の電子機器10では、ディスプレイ側連結板12bは連結座32以外にも基端突出部50と共締めされていることから、ヒンジ12の摩擦機構に基づいて発生する力は背面カバー22と補強板42とに分散されていずれか一方に過度の応力集中が発生することがなく長寿命となる。ディスプレイ18を曲げようとする応力は手Hからの距離に略比例するが、補強板42は先端側ほど細くなっていることから応力が略均等に加わることになり、いずれかの箇所が強度不足となり、または過剰強度となることがない。このように、電子機器10ではディスプレイ筐体14の撓みを抑制して長寿命を実現することができる。
図11は、ディスプレイ筐体14の左縁部分の一部拡大断面斜視図である。図11および次に示す図12では、ディスプレイ18および前面枠20を取り外した状態としている。図11に示すように、縁壁38bの前端で内向きに突出する係合突起38bbは、屈曲部52の前端縁に形成された係合溝52aに係合している。係合突起38bbと係合溝52aとの組み合わせによる係合部は、ディスプレイ筐体14の縁壁38bに沿って複数が適度な間隔で設けられている(図6参照)。これにより、補強板42は前後方向に関して容易かつ正確に位置決めされて安定する。
図12は、ディスプレイ筐体14の左上隅部の一部拡大斜視図である。図12に示すように、補強板42の先端は隅部14dの凹部38bcにほぼ隙間なく嵌り込んでいる。これにより補強板42の先端は左右方向に関して容易かつ正確に位置決めされて安定する。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 電子機器
12 ヒンジ
12a 軸
12b ディスプレイ側連結板(連結板)
14 ディスプレイ筐体
14a,16a 連結縁
14b 側縁
14c 上縁
16 本体筐体
18 ディスプレイ
20 前面枠
22 背面カバー
24 ディスプレイコントローラ
32 連結座
36 メインプレート
38 射出成型樹脂枠
38a 枠体部
38b 縁壁
38bb 係合突起
38bc 凹部
39 平坦面
42 補強板
42a 前面
42b 後面
48 延在部
50 基端突出部
52 屈曲部
52a 係合溝
54a,54b,54c 絞り溝

Claims (7)

  1. 本体筐体とディスプレイ筐体とが各連結縁でヒンジによって回動可能に連結された電子機器であって、
    前記ディスプレイ筐体は、
    表示面が前方を指向するディスプレイと、
    前記ディスプレイの後面を覆う背面カバーと、
    前記連結縁で基端部が前記ヒンジの連結板とともに前記背面カバーに固定されて、前記ディスプレイ筐体の左右両側の側縁に沿って延在し、前面が前記ディスプレイに固定されて後面が前記背面カバーに固定された一対の補強板と、
    を有し、
    前記背面カバーは、
    前記ディスプレイの後面の略全面を覆い、後方に向かって凸の湾曲形状であるメインプレートと、
    前記メインプレートと異なる材質で、前記メインプレートの周囲に設けられた射出成型樹脂枠と、
    を有し、
    前記射出成型樹脂枠には前記側縁に沿って前記ディスプレイの後面と平行な平坦面が形成され、
    前記補強板は前記平坦面に固定されていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記補強板は、前記背面カバーにおける前記連結縁と反対側の上縁まで延在していることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項に記載の電子機器において、
    前記背面カバーにおける前記側縁と前記上縁とが交わる隅部には、前記連結縁を指向する方向および前方に開口する凹部が形成され、前記補強板の先端は前記凹部に嵌り込んでいることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記補強板は、先端側に向かって細くなる形状であることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記連結板は前記ディスプレイ筐体の前記側縁を避けて内側に寄った位置にあり、
    前記補強板は、
    前記側縁に沿って延在する延在部と、
    前記延在部の基端部から内側に突出して前記連結板と固定される基端突出部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載の電子機器において、
    前記背面カバーは、前記側縁に沿い、前方に向かって立設する縁壁を有し、
    前記補強板は、前方に向かって90度屈曲して前記縁壁に当接して延在する屈曲部を有することを特徴とする電子機器。
  7. 本体筐体とディスプレイ筐体とが各連結縁でヒンジによって回動可能に連結された電子機器であって、
    前記ディスプレイ筐体は、
    表示面が前方を指向するディスプレイと、
    前記ディスプレイの後面を覆う背面カバーと、
    前記連結縁で基端部が前記ヒンジの連結板とともに前記背面カバーに固定されて、前記ディスプレイ筐体の左右両側の側縁に沿って延在し、前面が前記ディスプレイに固定されて後面が前記背面カバーに固定された一対の補強板と、
    を有し、
    前記背面カバーは、前記側縁に沿い、前方に向かって立設する縁壁を有し、
    前記補強板は、前方に向かって90度屈曲して前記縁壁に当接して延在する屈曲部を有し、
    前記縁壁は、前記屈曲部の前端縁に形成された係合溝に係合する係合突起を有することを特徴とする電子機器。
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