JP7008267B2 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明はヘッドアップディスプレイ装置に関する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、運転者に運転に必要な情報などを車両の前方の景色と重ね合わせて虚像により表示する装置である。これにより、運転者は、運転中に大きな視線移動を行うことなく、必要な情報を把握することができる。
例えば特許文献1に開示されたヘッドアップディスプレイ装置では、外光により表示が見えにくくなることを防止するため、ケース内に外光検出ユニットを設けて外光の照度を検出し、調整制御することが行われている。外光検出ユニットは、ケース内にビスで固定されている。
特開2015-71391号公報
本発明は、光センサによる正確な外光検出ができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
視認者に虚像による表示を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
表示光を発する発光型表示器と、
前記表示光を反射する反射器と、
外光の照度を検出する外光検出ユニットと、
前記発光型表示器と前記反射器と前記外光検出ユニットを収容する内部空間と、前記反射器が反射した前記表示光を出射する開口窓部と、前記開口窓部を塞ぐ透光性カバーと、外部から外光を前記外光検出ユニットへ取り込むための貫通孔が形成され前記開口窓部から入射した外光が前記発光型表示器に入射することを防ぐ黒色の光遮蔽部と、を有するケースと、
前記光遮蔽部に貼付される低反射シートと、を備え、
前記低反射シートは、ポリエステル樹脂製のシート地と、前記シート地の前記光遮蔽部に対向する面である裏面に形成された接着層と、前記シート地の表面に形成されたウレタン樹脂製の発泡層と、を有する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、光センサによる正確な外光検出ができる。
本発明の実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図。 同実施形態による表示装置の概略断面図。 同実施形態による制御手段のブロック図。 同実施形態による外光検出ユニットの斜視図。 同実施形態によるケースを反転した斜視図及び部分拡大断面図。 同実施形態による反転したケースに外光検出ユニットを取り付けた状態の概略斜視図。 同実施形態による反転したケースに外光検出ユニットを取り付けた状態を示す要部断面図 同実施形態によるケースの低反射シートを除いた部分斜視図。 同実施形態によるケースの部分斜視図。 同実施形態による低反射シートの概略断面図。
以下、図面に基づいて、本発明を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した一実施形態を説明する。
なお、以下の説明では、運転者14から見た前後方向をX方向、運転者14から見た左右方向をY方向、運転者から見た上下方向をZ方向とする。また、X方向、Y方向及びZ方向を示す矢印が向く方向を+(プラス)方向、その反対方向を-(マイナス)方向として説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示すように、車両10のインストルメントパネル11内部に配設された表示ユニットである表示装置12が投射する表示光Lを投影部材である車両10のフロントガラス13で車両10の運転者(視認者)14の方向(-X方向)に反射させ、運転者14に対して虚像Vの表示を行うものである。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、表示装置12の後述する発光型表示器20から発せられる表示光Lをフロントガラス13(投影部材)に照射(投射)し、この照射によって得られた虚像(表示像)Vを運転者14に視認させるものである。これにより、運転者14は、運転席の正面前方(+X方向)に表示される虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置では、運転者(視認者)14に虚像Vによる表示を視認させる場合に、外光により表示が見えにくくなることを防止するように表示の照度の調整が行われる。このため、ケース50内に外光検出ユニット40を設けて外光の照度を検出する必要があるが、外光検出ユニット40は、これまでのビスによる固定に代えてフック方式によって簡単かつ確実にケース50に固定できるようにしている。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、外光の照度を検出する光センサ(外光検出素子)41と、光センサ(外光検出素子)41を保持する素子ホルダ42と、を有する外光検出ユニット40と、外光検出ユニット40が内部空間53に収容され外部から外光が外光検出ユニット40へ導光される貫通孔57が形成されるケース50と、を備えている。そして、ケース50は、外光検出ユニット40を係止する係止爪部61を有するフック部材60と、フック部材60に向けて外光検出ユニット40を付勢する弾性付勢部材62と、弾性付勢部材62とともに外光検出ユニット40を挟み込む位置で外光検出ユニット40に当たる回り止め部材63と、を備えて構成されている。これにより、外光検出ユニット40をフック部材60、弾性付勢部材62及び回り止め部材63によってガタの発生を防止して確実にケース50に固定できるようにしている。
ヘッドアップディスプレイ装置では、図2に示すように、表示装置12は、表示光Lを発する発光型表示器20と、反射器30と、外光検出ユニット40と、ケース50とから主に構成されている。
発光型表示器20は、例えば液晶表示素子21と、レンズ22と、光源23と、配線基板24と、筐体25とから主に構成されている。
液晶表示素子21は、例えば、TFT型の液晶パネルの前後両面に偏光板を貼着したものが用いられる。液晶表示素子21は、例えば、車両の速度等を表示する。レンズ22は、アクリル等の透光性合成樹脂によって形成されており、液晶表示素子21と光源23の間に配置されている。光源23は、例えば、適宜色で発光するチップ型発光ダイオードで構成される。光源23からの光は、レンズ22を介して、液晶表示素子21を照明する。これにより、光源23が発光すると、液晶表示素子21からは、例えば、車両の速度等を表示する表示光Lが発せられる。
また、配線基板24は、所定の配線パターンが形成された硬質回路基板からなり、マイクロコンピュータである後述する制御手段70等が実装され、配線パターンに導通接続されている。筐体25は、液晶表示素子21とレンズ22と光源23と配線基板24とを収容するものであり、液晶表示素子21の表示面に対応する位置には、表示光Lを通過させるための略矩形状の開口部(図示せず)が形成されている。
反射器30は、液晶表示素子21(発光型表示器20)から発せられる表示光Lを反射させる凹面鏡(反射部材)31と、この凹面鏡31を保持するミラーホルダ32とを備えている。
凹面鏡31は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基材で構成され、凹面上に反射膜を蒸着形成して構成されている。凹面鏡31は、ミラーホルダ32に両面粘着テープにより接着されて取り付けられ、表面の反射膜がケース50の透光性カバー55と対向し、透光性カバー55から臨める位置に傾斜状態にて配設される。なお、ミラーホルダ32は、合成樹脂、例えば、ABS樹脂からなり、ケース50に固定される。これにより、凹面鏡31は、液晶表示素子21からの表示光Lを拡大し、拡大された表示光Lを、透光性カバー55を通してフロントガラス13に投射する。
外光検出ユニット40は、外光検出素子としての光センサ41と、素子ホルダ42と、光センサ41が実装(配設)される回路基板43とから構成されている。外光検出ユニット40では、図2に示すように、光センサ41は、回路基板43上に実装されて素子ホルダ42内に収容されている。素子ホルダ42は、後述するように、ケース50にフック部材60で取り付けられる。
光センサ41は、例えば、フォトダイオードが用いられており、外光の照度を検出して照度データを、後述する制御手段70に出力するものである。
なお、光センサ41の光軸は、車両10の前方側(透光性カバー55側、+X方向)を向いており、車両前方からの外光の照度を検出する。
回路基板43は、所定の回路パターンが形成された硬質回路基板からなり、光センサ41が回路パターンに導通接続されている。なお、回路基板43は、発光型表示器20の配線基板24と、図示しないハーネス等の配線部材によって電気的に接続されている。
素子ホルダ42は、例えば、黒色の合成樹脂材料によって形成されている。
素子ホルダ42は、図4,図6及び図7に示すように、本体部44を備えており、本体部44は、底部分となる水平部(X-Y平面上)44aと、水平部44aから上方(+Z方向)に突き出して背面部分となる垂直部44bと、がL字状に一体に形成されている。本体部44の垂直部44bには、光センサ41(図4では図示せず、図2参照)を包囲するため前方(+X方向)が斜めに開口された略筒状の包囲部45が一体に形成されている。素子ホルダ42は、垂直部44bの下部に後方(-X方向)に突き出して、板状の回路基板43の下端面(-Z方向、図7のケース50を反転した場合の上端面(+Z方向))が装着される溝状の保持部46が上方(+Z方向)に開口して形成されている。さらに、素子ホルダ42は、板状の回路基板43の上端面に形成した2箇所の凹状の段部43aを係止する基板フック47を備えている。基板フック47は、爪部47aを一端に有して保持部46と対向し、他端が素子ホルダ42の本体部44から略水平(X-Y平面上)に突き出すように、素子ホルダ42と一体に合成樹脂材料で成形されて弾性を有している。
したがって、傾けた状態の回路基板43の下端面を溝状の保持部46に装着したのち、回路基板43を立てるように起こして段部43aに基板フック47を位置させて爪部47aを乗り越えるように押し込んで取り付ける。
これにより、溝状の保持部46に下端面が装着された回路基板43は、段部43aに入れられた基板フック47のアーム部分で、上端面が押さえられて上下方向(Z方向)の移動が規制され、段部43aに位置する基板フック47で左右方向(Y方向)の移動が規制される。さらに、本体部44の垂直部44bの背面と基板フック47の爪部47aとで、回路基板43の前後方向(X方向)の移動が規制され、回路基板43は素子ホルダ42にガタつくことなく、固定することができる。この素子ホルダ42に回路基板43を固定した状態では、光センサ41の光軸が包囲部45の中心軸上に位置するように固定される。
なお、素子ホルダ42の本体部44の水平部44aの両端部には、例えば、図4及び図7に示すように、ケース50への固定のための矩形断面の固定用突起部44cが左右(Y方向)に突き出して形成されている。
ケース50は、例えば黒色の合成樹脂材料にて箱状に形成されており、図2に示すように、中間部から上下(Z方向)に分割された断面略凹状の上側ケース体51と下側ケース体52とで構成されている。ケース50は、上側ケース体51と下側ケース体52とで形成される箱状の内部空間53に、発光型表示器20や反射器30、外光検出ユニット40等が収容される。
上側ケース体51は、上面(車両10のフロントガラス13側(+Z方向の面))に、開口する開口窓部54が形成されており、開口窓部54を塞ぐように透光性カバー55が配設されている。透光性カバー55は、透光性の合成樹脂材料、例えば、アクリル樹脂からなり、下方に凸状の湾曲形状に形成され、反射器30の凹面鏡31で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。透光性カバー55には、遮蔽層55aが設けられており、例えば透光性カバー55上に印刷された枠状の黒色印刷層で構成される。遮蔽層55aにより、ケース50内への外光の入射を抑えるようにする。
透光性カバー55により、凹面鏡31によって反射された表示光Lは、透光性カバー55を通じてフロントガラス13に投影され、運転者14に対し虚像Vの表示が行われる。
ケース50は、太陽光等の外光がケース50の上面に設けた透光性カバー55を通じて発光型表示器20に入射することを防ぐための光遮蔽部56を備えている。光遮蔽部56は、外光が発光型表示器20に入射し虚像Vが見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止するための遮光壁を構成し、上側ケース体51の上面部51aから斜め前方に垂下するように一体に形成されている。光遮蔽部56には、素子ホルダ42に取り付けられた回路基板43に実装された光センサ41の光軸(X方向)に合わせて、包囲部45の開口を介して外光を光センサ41へ導くための貫通した貫通孔57が形成してある。
ケース50は、素子ホルダ42をケース50の上側ケース体51に固定するためのフック部材60などを備えている(例えば、図5参照)。すなわち、ケース50は、外光検出ユニット40を係止する係止爪部61を有するフック部材60と、フック部材60に向けて外光検出ユニット40を付勢する弾性付勢部材62と、弾性付勢部材62とともに外光検出ユニット40を挟み込む位置で外光検出ユニット40に当たる回り止め部材63と、を備えて構成されている(図5~図7参照)。
フック部材60は、図5に示すように、上側ケース体51の上面部51aから下方(-Z方向)に突き出すように一体に形成してあり、固定台部60aと弾性フック60bとを対向させて構成され、素子ホルダ42の大きさに合わせて左右(Y方向)に間隔をあけて2組設けてある。固定台部60aには、L字状の段部64が形成され、矩形断面の固定用突起部44cの上面(+Z方向の面)及び前面(+X方向の面)を当てることができるようにしてある。フック部材60の先端部に形成される係止爪部61は、弾性フック60bの先端部に形成されており、固定台部60aの段部64と対向して固定用突起部44cの下面(-Z方向の面)及び後面(-X方向の面)を押さえることができるように形成され、ケース50と一体に形成されて弾性を有している。係止爪部61は、下端から固定台部60aの段部64側の上端に向けて厚さが増大する傾斜面を備えており、素子ホルダ42を装着する場合のガイド部となる。
フック部材60は、ケース50と合成樹脂で一体成形され、係止爪部61を金型で形成する際に金型が通過する離型孔58がケース50に貫通して形成される(図5,図7及び図8参照)。離型孔58は、固定台部60aと弾性フック60bとの間に形成されることになり、2組のフック部材60に対応して2つの離型孔58が形成される。2つの離型孔58は、光遮蔽部56の外光検出用の貫通孔57よりも外側(ケース50の外壁面側(図8での+X方向の壁面側)に形成されるようにしている。こうすることで、離型孔58がケース50の外側から見えにくくなり、見栄えを向上することができる。
一方で、離型孔58は、光遮蔽部56を貫通し外光が入射することになるため光遮蔽部56の外面に、図9に示すように、低反射シート65が貼り付けられて離型孔58が塞がれるとともに、外光の反射を抑えている。
なお、低反射シート65で離型孔58を塞ぐ代わりに、離型孔58が運転者14から視認できないように、離型孔58を透光性カバー55に形成された遮蔽層55aで覆って隠蔽するようにしても良い(図2参照)。
低反射シート65は、図10に示すように、例えば、ポリエステル製のシート地65aの表面に、黒色に着色された発泡ウレタン65bが塗布され、シート地65aの裏面には、両面テープなどの接着層65cが設けられている。
低反射シート65で、貫通した離型孔58を上側ケース体51の光遮蔽部56の表面側から塞ぐことで、外光の反射や外光の入射を防止することができ、表示光Lが見えにくくなることを防止できる。
なお、離型孔58は、他の素材によって塞ぐようにしても良く、低反射シート65に限定するものでない。
また、反射を抑えるため、離型孔58をシートなどで塞ぎ、黒色の塗料で塗装したり、シボ加工を施したシートで塞ぐようにしても良い。
また、光遮蔽部56のケース50の内部に、配線されるコードを押さえるコードクランプを一体に形成する場合にも、フック部材60と類似の形状となり、離型孔が光遮蔽部56に形成される場合がある。この場合にも、低反射シート65で離型孔を塞ぐことで、外光の入射や外光の反射を抑えることができる。
ケース50は、弾性付勢部材62を備えている。弾性付勢部材62は、フック部材60による素子ホルダ42の固定位置とは離れた回路基板43の背面をフック部材60に向けて付勢する。弾性付勢部材62は、ケース50の上面部51aから下方(-Z方向)に突き出して垂下するように、左右(Y方向)に間隔をあけて2箇所に形成してある。
2つの弾性付勢部材62の間には、図5(a)および図7に示すように、外光検出ユニット40に前面側から当てる回り止め部材63がケース50の上面部51aから下方に突き出して垂下するように1つの回り止め部材63が一体に形成してある。
この回り止め部材63は、外光検出ユニット40の素子ホルダ42の垂直部44b(2つの基板フック47を連結する部分)に当てることで、2つの弾性付勢部材62と協働して素子ホルダ42を挟み込んで押さえるようにする。
これにより、素子ホルダ42の2つのフック部材60で取り付けられる部分を結ぶ方向(Y方向)を中心軸(Y方向の軸)として素子ホルダ42が回転しようとする動きを抑制する回り止めとして機能する。
素子ホルダ42の上側ケース体51への固定は、上側ケース体51の光遮蔽部56の貫通孔57の中心に、素子ホルダ42の包囲部45の中心軸(X方向)が一致するように位置合わせをする。この後、素子ホルダ42の水平部44aの両端部の固定用突起部44cをフック部材60の間に押し込むようにするとともに、回路基板43の背面が弾性付勢部材62の前面と接触し、垂直部44bの前面が回り止め部材63の背面と接触するように押し込む。
こうすることで、固定用突起部44cがフック部材60の固定台部60aの段部64と弾性フック60bの係止爪部61とで上下(Z方向)・左右(Y方向)が挟まれて固定される。また、弾性付勢部材62で素子ホルダ42が前方(+X方向)の固定台部60aの段部64側に押し付けられることで、前後方向(X方向)のがたつきをなくして固定される。さらに、2つの弾性付勢部材62と対向する回り止め部材63とによって外光検出ユニット40の素子ホルダ42が挟み込まれ、素子ホルダ42が取り付けられるフック部材60を回転中心(Y方向の軸)とするケース50から離反するような回転が抑制される。
したがって、外光検出ユニット40は、素子ホルダ42を介してケース50にフック部材60で固定することができ、ガタ付きの発生が防止され、所定の位置に固定することができる。
これにより、光センサ41は、透光性カバー55を透過し、且つ、光遮蔽部56に設けられた貫通部57及びこの貫通部57に連通するように設けられている包囲部45を通過した外光を光センサ41で検出し、高精度の照度データを制御手段70に出力することができる。
制御手段70は、図3に示すように、マイクロコンピュータであるCPU71、RAM72、ROM73等を有する。制御手段70は、配線基板24に搭載されており、液晶駆動回路74を介して液晶表示素子21を駆動し、また光源駆動回路75を介して光源23を駆動する。制御手段70は、光センサ41が検出し、出力された照度データに基づいて、ROM73に記憶されたプログラムに従って、所定の演算処理を行い、光源23(発光型表示器20)の照度を調整するように構成されている。
また、制御手段70には、例えば、車速センサ76が接続され、車速センサ76からの速度データに基づき、表示光Lを発光照射して運転者に虚像Vを視認させる。
以上、実施形態とともに、具体的に説明したように、本発明のヘッドアップディスプレイ装置によれば、運転者(視認者)14に虚像Vによる表示を視認させるヘッドアップディスプレイ装置で、外光の照度を検出する光センサ(外光検出素子)41と、光センサ(外光検出素子)41を保持する素子ホルダ42と、を有する外光検出ユニット40と、外光検出ユニット40が内部空間53に収容され外部から外光が外光検出ユニット40へ導光される貫通孔57が形成されるケース50と、を備え、ケース50は、外光検出ユニット40を係止する係止爪部61を有するフック部材60と、フック部材60に向けて外光検出ユニット40を付勢する弾性付勢部材62と、弾性付勢部材62とともに外光検出ユニット40を挟み込む位置で外光検出ユニット40に当たる回り止め部材63と、を備えているので、外光検出ユニット40をケース50に設けたフック部材60の係止爪部61によって取り付けることができ、弾性付勢部材62で付勢することで、ガタ付きをなくすことができる。また、弾性付勢部材62と回り止め部材63とで挟み込むことで、フック部材60を中心とする回転を抑えて一層確実に固定することができるとともに、外光検出ユニット40の回転方向のガタ付きを抑えることもできる。
これにより、ビスなどで固定する場合に比べ、組み立て作業の向きの制約が緩和され、ケース50の下側からでも簡単に組み立てることができ、組み立て工数を削減することができる。
また、本発明のヘッドアップディスプレイ装置によれば、ケース50には、ケース50に一体に成形されたフック部材60の係止爪部61を金型で形成する際に金型が通過する離型孔58が貫通して形成され、離型孔58は、ケース50に取り付けられる低反射シート65で塞がれているので、係止爪部61を備えるフック部材60をケース50に一体成形することで離型孔58が生じても低反射シート65で塞ぐことで、外観の見栄えの低下を防止することができ、外光がケース50内に入り込んで迷光となることを防止することができる。
これにより、ケース50へのフック部材60の成形が容易にとなり、離型孔58の処理も低反射シート65を貼るだけで簡単にできる。
したがって、このようなヘッドアップディスプレイ装置によれば、光センサ41が実装された回路基板43を素子ホルダ42を介して、上側ケース体51に取り付ける場合に、上側ケース体51に一体形成された係止爪部61を有するフック部材60と、弾性付勢部材62と、回り止め部材63とを利用して、取り付けることで、外光検出ユニット40の光軸等の位置ズレが防止され、これにより光センサ41による正確な外光検出が可能となる。
なお、本実施形態では、発光型表示器20から発せられる表示光Lが、フロントガラス13に投射される例について説明したが、例えばフロントガラス13に表示光Lを良好に運転者14方向に反射させるコンバイナフィルムを設けてもよく、あるいはフロントガラス13とは別の専用の反射体に表示光Lを投射する構成としてもよい。
本発明は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に好適である。
10 車両
11 インストルメントパネル
12 表示装置(表示ユニット)
13 フロントガラス(投影部材)
14 運転者(観察者)
20 発光型表示器
21 液晶表示素子
22 レンズ
23 光源
24 配線基板
25 筺体
30 反射器
31 凹面鏡(反射部材)
32 ミラーホルダ
40 外光検出ユニット
41 光センサ(外光検出素子)
42 素子ホルダ
43 回路基板
43a 段部
44 本体部
44a 水平部
44b 垂直部
44c 固定用突起部
45 包囲部
46 保持部
47 基板フック
47a 爪部
50 ケース
51 上側ケース体
51a 上面部
52 下側ケース体
53 内部空間
54 開口窓部
55 透光性カバー(透光部)
55a 遮蔽層
56 光遮蔽部
57 貫通孔
58 離型孔
60 フック部材
60a 固定台部
60b 弾性フック
61 係止爪部
62 弾性付勢部材
63 回り止め部材
64 段部
65 低反射シート
65a シート地
65b 発泡ウレタン
65c 接着層
70 制御手段
71 CPU
72 RAM
73 ROM
74 液晶駆動回路
75 光源駆動回路
76 車速センサ
L 表示光
V 虚像
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向

Claims (1)

  1. 視認者に虚像による表示を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    表示光を発する発光型表示器と、
    前記表示光を反射する反射器と、
    外光の照度を検出する外光検出ユニットと、
    前記発光型表示器と前記反射器と前記外光検出ユニットを収容する内部空間と、前記反射器が反射した前記表示光を出射する開口窓部と、前記開口窓部を塞ぐ透光性カバーと、外部から外光を前記外光検出ユニットへ取り込むための貫通孔が形成され前記開口窓部から入射した外光が前記発光型表示器に入射することを防ぐ黒色の光遮蔽部と、を有するケースと、
    前記光遮蔽部に貼付される低反射シートと、を備え、
    前記低反射シートは、ポリエステル樹脂製のシート地と、前記シート地の前記光遮蔽部に対向する面である裏面に形成された接着層と、前記シート地の表面に形成されたウレタン樹脂製の発泡層と、を有する、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
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