JPH11125119A - ラジエータキャップ - Google Patents
ラジエータキャップInfo
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- JPH11125119A JPH11125119A JP30637697A JP30637697A JPH11125119A JP H11125119 A JPH11125119 A JP H11125119A JP 30637697 A JP30637697 A JP 30637697A JP 30637697 A JP30637697 A JP 30637697A JP H11125119 A JPH11125119 A JP H11125119A
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- valve
- hole
- cap
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形容易なプラスチック製キャップ本体を有
する部品数の少ないラジエータキャップの提供。 【解決手段】 下部側に給水口部Bbの凸部55に掛合
する掛合突片13を有する周側板部12、掛合突片13
の突設上方に離型孔14を有する天板部11、離型孔1
4よりも内方に隆設された環状凸部15、環状凸部15
の内方に突設された組付け部16とを有するプラスチッ
ク製のキャップ本体10と、シール材32と、組付け部
16に組付けられて給水口部Bbの孔58よりもラジエ
ータ本体Ba側にある弁座54aに着座されてラジエー
タ本体側空間が所定圧以上となった際に開く圧力弁30
の弁体31と、弁体31にラジエータ本体側から備えら
れて孔31eを常時閉じるように付勢され、ラジエータ
本体側空間が所定圧よりも負圧となった際に孔31eを
開き出す弁体41を備えた負圧弁40とを有する。
する部品数の少ないラジエータキャップの提供。 【解決手段】 下部側に給水口部Bbの凸部55に掛合
する掛合突片13を有する周側板部12、掛合突片13
の突設上方に離型孔14を有する天板部11、離型孔1
4よりも内方に隆設された環状凸部15、環状凸部15
の内方に突設された組付け部16とを有するプラスチッ
ク製のキャップ本体10と、シール材32と、組付け部
16に組付けられて給水口部Bbの孔58よりもラジエ
ータ本体Ba側にある弁座54aに着座されてラジエー
タ本体側空間が所定圧以上となった際に開く圧力弁30
の弁体31と、弁体31にラジエータ本体側から備えら
れて孔31eを常時閉じるように付勢され、ラジエータ
本体側空間が所定圧よりも負圧となった際に孔31eを
開き出す弁体41を備えた負圧弁40とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの冷却
に用いられるラジエータに備えられるキャップ、特に、
自動車用ラジエータに用いられるプレッシャキャップの
提供に関する。
に用いられるラジエータに備えられるキャップ、特に、
自動車用ラジエータに用いられるプレッシャキャップの
提供に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ラジエータに用いられるプレッ
シャキャップは、図8で示されるように金属製のキャッ
プ体101に負圧弁103を備えた加圧弁102を、弁
座104cに対して所定圧で付勢するように設けると共
に、このキャップ体101を、その鍔部101aを、注
入口部104の鍔部104aに対して着脱可能に掛合す
るように構成してあると共に、この注入口部104の開
口縁104bに対して弾性シール材105を金属製のス
プリング板106によって押しつける構成としたものが
ある。
シャキャップは、図8で示されるように金属製のキャッ
プ体101に負圧弁103を備えた加圧弁102を、弁
座104cに対して所定圧で付勢するように設けると共
に、このキャップ体101を、その鍔部101aを、注
入口部104の鍔部104aに対して着脱可能に掛合す
るように構成してあると共に、この注入口部104の開
口縁104bに対して弾性シール材105を金属製のス
プリング板106によって押しつける構成としたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように金属製のキ
ャップ体101を備えて構成されるプレッシャキャップ
にあっては、これを、ラジエータの注入口部104に対
して、該開口部が密閉状態となるように都合良く着脱可
能に装着用いるために、弾性シール材105を、注入口
部104の開口縁104bに対して押圧する手段として
の金属製のスプリング板106を備える必要があり、し
かも、このスプリング板106をキャップ体101に対
して都合良く組付ける手段、及び組付け工程とを必要と
しており、プレッシャキャップの構成部品点数が多く、
しかも、その組付け工程が煩雑であった。
ャップ体101を備えて構成されるプレッシャキャップ
にあっては、これを、ラジエータの注入口部104に対
して、該開口部が密閉状態となるように都合良く着脱可
能に装着用いるために、弾性シール材105を、注入口
部104の開口縁104bに対して押圧する手段として
の金属製のスプリング板106を備える必要があり、し
かも、このスプリング板106をキャップ体101に対
して都合良く組付ける手段、及び組付け工程とを必要と
しており、プレッシャキャップの構成部品点数が多く、
しかも、その組付け工程が煩雑であった。
【0004】この発明は、かかる金属製のキャップ体1
01における不都合を解消し、部品数が少なく、しか
も、成形し易いプラスチック製キャップ本体を備えたラ
ジエータキャップの提供を主たる目的としている。
01における不都合を解消し、部品数が少なく、しか
も、成形し易いプラスチック製キャップ本体を備えたラ
ジエータキャップの提供を主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るラジエー
タキャップは、前記の主たる目的を達成するために、ラ
ジエータキャップを、天板部と、この天板部から下方に
向けて突き出すように設けられている環状の周側板部
と、この周側板部の下部側から内方に向けて突き出すよ
うに設けられてラジエータの給水口部に設けられている
外向きの凸部の下面側に掛合する掛合突片と、この掛合
突片の突設上方にある天板部に設けられている該掛合突
片成形型部の離型孔と、この離型孔よりも内方にある前
記天板部の下面から一体に隆起するように設けられてい
る環状凸部と、この環状凸部の内方にある天板部から一
体に突き出すように設けられている圧力弁の弁体の組付
け部とを備えたプラスチック製のキャップ本体と、前記
天板部の下面に添装されると共に、前記環状凸部によっ
て前記給水口部の上面に押圧されるように用いられるシ
ール材と、前記キャップ本体の組付け部に対して上下動
自在に組付けられると共に、前記給水口部内空間を外部
に連通させる孔よりもラジエータ本体側にあって、前記
給水口部の開口側を向いている環状の弁座に対して常時
密着するように付勢されて、前記孔の開口している給水
口部側空間と、前記ラジエータ本体側空間との間の通路
を閉じ、且つ、該ラジエータ本体側空間が所定圧以上と
なった際に前記付勢に抗して該通路を開く圧力弁の弁体
と、前記孔の開口している給水口部側空間と、前記ラジ
エータ本体側空間とを連通する孔を有する前記圧力弁の
弁体に、前記ラジエータ本体側から押し当てられるよう
に備えられると共に、該弁体に備えられた孔を常時閉じ
るように付勢され、且つ、ラジエータ本体側空間が所定
圧よりも負圧となった際に、該付勢に抗して前記弁体に
備えられた孔を開き出す弁体を備えた負圧弁とを有する
構成としてある。
タキャップは、前記の主たる目的を達成するために、ラ
ジエータキャップを、天板部と、この天板部から下方に
向けて突き出すように設けられている環状の周側板部
と、この周側板部の下部側から内方に向けて突き出すよ
うに設けられてラジエータの給水口部に設けられている
外向きの凸部の下面側に掛合する掛合突片と、この掛合
突片の突設上方にある天板部に設けられている該掛合突
片成形型部の離型孔と、この離型孔よりも内方にある前
記天板部の下面から一体に隆起するように設けられてい
る環状凸部と、この環状凸部の内方にある天板部から一
体に突き出すように設けられている圧力弁の弁体の組付
け部とを備えたプラスチック製のキャップ本体と、前記
天板部の下面に添装されると共に、前記環状凸部によっ
て前記給水口部の上面に押圧されるように用いられるシ
ール材と、前記キャップ本体の組付け部に対して上下動
自在に組付けられると共に、前記給水口部内空間を外部
に連通させる孔よりもラジエータ本体側にあって、前記
給水口部の開口側を向いている環状の弁座に対して常時
密着するように付勢されて、前記孔の開口している給水
口部側空間と、前記ラジエータ本体側空間との間の通路
を閉じ、且つ、該ラジエータ本体側空間が所定圧以上と
なった際に前記付勢に抗して該通路を開く圧力弁の弁体
と、前記孔の開口している給水口部側空間と、前記ラジ
エータ本体側空間とを連通する孔を有する前記圧力弁の
弁体に、前記ラジエータ本体側から押し当てられるよう
に備えられると共に、該弁体に備えられた孔を常時閉じ
るように付勢され、且つ、ラジエータ本体側空間が所定
圧よりも負圧となった際に、該付勢に抗して前記弁体に
備えられた孔を開き出す弁体を備えた負圧弁とを有する
構成としてある。
【0006】このように構成されるラジエータキャップ
にあっては、キャップ本体がプラスチック製とされ、し
かも、このラジエータキャップをラジエータの給水口部
に掛合する掛合突片が、天板部の側からの掛合突片成形
型部の離型によって、容易に、しかも、充分な突き出し
寸法を備えたものとして構成することができる。
にあっては、キャップ本体がプラスチック製とされ、し
かも、このラジエータキャップをラジエータの給水口部
に掛合する掛合突片が、天板部の側からの掛合突片成形
型部の離型によって、容易に、しかも、充分な突き出し
寸法を備えたものとして構成することができる。
【0007】また、この掛合突片の離型孔よりも内方に
位置した天板部の下面側に設けられている環状凸部によ
って、シール材を給水口部の上面に押しつけるようにラ
ジエータキャップがラジエータの給水口部に装着可能と
され、ラジエータキャップの装着面におけるシール性が
良好とされる。
位置した天板部の下面側に設けられている環状凸部によ
って、シール材を給水口部の上面に押しつけるようにラ
ジエータキャップがラジエータの給水口部に装着可能と
され、ラジエータキャップの装着面におけるシール性が
良好とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な一実施の
形態に係るラジエータキャップについて詳細に説明す
る。
形態に係るラジエータキャップについて詳細に説明す
る。
【0009】図1は、この実施の形態に係るラジエータ
キャップAの構成部品を分離すると共にラジエータの給
水口部を構成するフィラネックの要部と共に斜視図の状
態で示している。図2は、ラジエータBの給水口部Bb
を構成するフィラネック50にラジエータキャップAを
装着した状態を断面の状態で示しており、図3では、こ
のラジエータキャップAに備えられている圧力弁30が
動作している状態、即ち、ラジエータB内の圧力が所定
値以上となって、圧力弁30を浮動させている状態を、
また、図4では、この圧力弁30に備えられている負圧
弁40が動作している状態、即ち、ラジエータB内が所
定値よりも負圧の状態となり、負圧弁40を吸引してい
る状態を夫々断面の状態で示している。図5及び図6は
ラジエータキャップA自体を示すものであって、図5で
は、これを縦断面の状態で、図6では、これを、図5に
おけるY−Y矢視の向きで切断した状態で示している。
また、図7は、ラジエータキャップAのキャップ本体1
0、特に、周側板部12に設けられる掛合突片13の成
形状態を模式的に示す要部断面図である。
キャップAの構成部品を分離すると共にラジエータの給
水口部を構成するフィラネックの要部と共に斜視図の状
態で示している。図2は、ラジエータBの給水口部Bb
を構成するフィラネック50にラジエータキャップAを
装着した状態を断面の状態で示しており、図3では、こ
のラジエータキャップAに備えられている圧力弁30が
動作している状態、即ち、ラジエータB内の圧力が所定
値以上となって、圧力弁30を浮動させている状態を、
また、図4では、この圧力弁30に備えられている負圧
弁40が動作している状態、即ち、ラジエータB内が所
定値よりも負圧の状態となり、負圧弁40を吸引してい
る状態を夫々断面の状態で示している。図5及び図6は
ラジエータキャップA自体を示すものであって、図5で
は、これを縦断面の状態で、図6では、これを、図5に
おけるY−Y矢視の向きで切断した状態で示している。
また、図7は、ラジエータキャップAのキャップ本体1
0、特に、周側板部12に設けられる掛合突片13の成
形状態を模式的に示す要部断面図である。
【0010】この実施の形態に係るラジエータキャップ
Aは、前記の主たる目的を達成するために、ラジエータ
キャップAを、天板部11と、この天板部11から下方
に向けて突き出すように設けられている環状の周側板部
12と、この周側板部12の下部側から内方に向けて突
き出すように設けられてラジエータBの給水口部Bbに
設けられている外向きの凸部55の下面側に掛合する掛
合突片13と、この掛合突片13の突設上方にある天板
部11に設けられている該掛合突片成形型部Caの離型
孔14と、この離型孔14よりも内方にある前記天板部
11の下面から一体に隆起するように設けられている環
状凸部15と、この環状凸部15の内方にある天板部1
1から一体に突き出すように設けられている圧力弁30
の弁体31の組付け部16とを備えたプラスチック製の
キャップ本体10と、前記天板部11の下面に添装され
ると共に、前記環状凸部15によって前記給水口部Bb
の上面に押圧されるように用いられるシール材32と、
前記キャップ本体10の組付け部16に対して上下動自
在に組付けられると共に、前記給水口部Bb内空間を外
部に連通させる孔58よりもラジエータ本体Ba側にあ
って、前記給水口部Bbの開口側を向いている環状の弁
座54aに対して常時密着するように付勢されて、前記
孔58の開口している給水口部側空間と、前記ラジエー
タ本体側空間との間の通路を閉じ、且つ、該ラジエータ
本体側空間が所定圧以上となった際に前記付勢に抗して
該通路を開く圧力弁30の弁体31と、前記孔58の開
口している給水口部側空間と、前記ラジエータ本体側空
間とを連通する孔31eを備えた前記圧力弁30の弁体
31に、前記ラジエータ本体側から押し当てられるよう
に備えられると共に、該弁体31に備えられた孔31e
を常時閉じるように付勢され、且つ、ラジエータ本体側
空間が所定圧よりも負圧となった際に、該付勢に抗して
前記弁体31に備えられた孔31eを開き出す弁体41
を備えた負圧弁40とを有する構成としてある。
Aは、前記の主たる目的を達成するために、ラジエータ
キャップAを、天板部11と、この天板部11から下方
に向けて突き出すように設けられている環状の周側板部
12と、この周側板部12の下部側から内方に向けて突
き出すように設けられてラジエータBの給水口部Bbに
設けられている外向きの凸部55の下面側に掛合する掛
合突片13と、この掛合突片13の突設上方にある天板
部11に設けられている該掛合突片成形型部Caの離型
孔14と、この離型孔14よりも内方にある前記天板部
11の下面から一体に隆起するように設けられている環
状凸部15と、この環状凸部15の内方にある天板部1
1から一体に突き出すように設けられている圧力弁30
の弁体31の組付け部16とを備えたプラスチック製の
キャップ本体10と、前記天板部11の下面に添装され
ると共に、前記環状凸部15によって前記給水口部Bb
の上面に押圧されるように用いられるシール材32と、
前記キャップ本体10の組付け部16に対して上下動自
在に組付けられると共に、前記給水口部Bb内空間を外
部に連通させる孔58よりもラジエータ本体Ba側にあ
って、前記給水口部Bbの開口側を向いている環状の弁
座54aに対して常時密着するように付勢されて、前記
孔58の開口している給水口部側空間と、前記ラジエー
タ本体側空間との間の通路を閉じ、且つ、該ラジエータ
本体側空間が所定圧以上となった際に前記付勢に抗して
該通路を開く圧力弁30の弁体31と、前記孔58の開
口している給水口部側空間と、前記ラジエータ本体側空
間とを連通する孔31eを備えた前記圧力弁30の弁体
31に、前記ラジエータ本体側から押し当てられるよう
に備えられると共に、該弁体31に備えられた孔31e
を常時閉じるように付勢され、且つ、ラジエータ本体側
空間が所定圧よりも負圧となった際に、該付勢に抗して
前記弁体31に備えられた孔31eを開き出す弁体41
を備えた負圧弁40とを有する構成としてある。
【0011】このように構成されるラジエータキャップ
Aにあっては、キャップ本体10がプラスチック製とさ
れ、しかも、このラジエータキャップAをラジエータB
の給水口部Bbに着脱可能に掛合する掛合突片13が、
天板部11の側からの掛合突片成形型部Caの離型によ
って、容易に、しかも、充分な突き出し寸法を備えたも
のとして構成することができる。
Aにあっては、キャップ本体10がプラスチック製とさ
れ、しかも、このラジエータキャップAをラジエータB
の給水口部Bbに着脱可能に掛合する掛合突片13が、
天板部11の側からの掛合突片成形型部Caの離型によ
って、容易に、しかも、充分な突き出し寸法を備えたも
のとして構成することができる。
【0012】また、この掛合突片13の離型孔14より
も内方に位置した天板部11の下面側に設けられている
環状凸部15によって、シール材20を給水口部Bbの
上面に押しつけるようにラジエータキャップAをラジエ
ータBの給水口部Bbに装着可能とされ、ラジエータキ
ャップAの装着面におけるシール性が良好とされる。
も内方に位置した天板部11の下面側に設けられている
環状凸部15によって、シール材20を給水口部Bbの
上面に押しつけるようにラジエータキャップAをラジエ
ータBの給水口部Bbに装着可能とされ、ラジエータキ
ャップAの装着面におけるシール性が良好とされる。
【0013】先ず、このラジエータキャップAの装着用
いられるラジエータBは、典型的には密閉タイプのラジ
エータBであって、特に、その給水口部Bbの典型例に
ついて説明する。
いられるラジエータBは、典型的には密閉タイプのラジ
エータBであって、特に、その給水口部Bbの典型例に
ついて説明する。
【0014】このラジエータキャップAの装着されるラ
ジエータBの給水口部Bbは、典型的には、ラジエータ
本体Baを構成するアッパータンク60に一体に設けら
れたフィラネック50によって構成してある。即ち、こ
の図示例にあっては、アッパータンク60の開口に、こ
のアッパータンク60内部と連通するように一体にフィ
ラネック50を設けることによって給水口部Bbを構成
してある。
ジエータBの給水口部Bbは、典型的には、ラジエータ
本体Baを構成するアッパータンク60に一体に設けら
れたフィラネック50によって構成してある。即ち、こ
の図示例にあっては、アッパータンク60の開口に、こ
のアッパータンク60内部と連通するように一体にフィ
ラネック50を設けることによって給水口部Bbを構成
してある。
【0015】このフィラネック50は、上面が開口され
た円筒状の筒部51と、この筒部51の下部側に一体に
設けられた小径の取付け筒部52とを備えた異径管形状
としてあると共に、この筒部51と取付け筒部52との
間が段差状の底面部53としてある。また、この底面部
53、特に、取付け筒部52の筒孔の周縁を取り囲むよ
うに環状隆起部54が、この底面部53から上方に隆起
するように設けてあり、圧力弁30の弁体31の密着さ
れる環状の弁座54aとしてある。
た円筒状の筒部51と、この筒部51の下部側に一体に
設けられた小径の取付け筒部52とを備えた異径管形状
としてあると共に、この筒部51と取付け筒部52との
間が段差状の底面部53としてある。また、この底面部
53、特に、取付け筒部52の筒孔の周縁を取り囲むよ
うに環状隆起部54が、この底面部53から上方に隆起
するように設けてあり、圧力弁30の弁体31の密着さ
れる環状の弁座54aとしてある。
【0016】また、このフィラネック50の上端開口に
は、外鍔状の凸部55が外方に張り出すように設けてあ
り、この凸部55間に該凸部55の無い部分としての溝
状部56が、キャップ本体10の掛合突片13の導き入
れ手段として設けてある。
は、外鍔状の凸部55が外方に張り出すように設けてあ
り、この凸部55間に該凸部55の無い部分としての溝
状部56が、キャップ本体10の掛合突片13の導き入
れ手段として設けてある。
【0017】また、前記の弁座54aより上方にある筒
部51部分に、この筒部51内に構成される空間を外部
に連通させる孔58が設けてある。この図示例にあって
は、孔58が、大気開放タイプのサブタンク(図示省
略)に連通するように備えられたチューブ57として構
成してあり、エンジンの温度が下がり、ラジエータB内
部の圧力が負圧となった際に、サブタンク内の冷却水を
該チューブ57からラジエータB内に取り込むと共に、
冷却水が高温となり、ラジエータB内の圧力が所定値以
上となった際に、該チューブ57の孔58から、その圧
力をサブタンクを介して大気中に逃がす構成としてあ
る。
部51部分に、この筒部51内に構成される空間を外部
に連通させる孔58が設けてある。この図示例にあって
は、孔58が、大気開放タイプのサブタンク(図示省
略)に連通するように備えられたチューブ57として構
成してあり、エンジンの温度が下がり、ラジエータB内
部の圧力が負圧となった際に、サブタンク内の冷却水を
該チューブ57からラジエータB内に取り込むと共に、
冷却水が高温となり、ラジエータB内の圧力が所定値以
上となった際に、該チューブ57の孔58から、その圧
力をサブタンクを介して大気中に逃がす構成としてあ
る。
【0018】このようなフィラネック50として構成さ
れる給水口部Bbに装着用いられるラジエータキャップ
Aは、圧力弁30と、負圧弁40とを備えたラジエータ
キャップA、所謂プレッシャキャップとして構成してあ
り、特に、密閉タイプのラジエータBを構成するため
に、このラジエータキャップAが、給水口部Bbに対し
てシール材20によって気密的にシールされるように装
着用いられる構成としてある。
れる給水口部Bbに装着用いられるラジエータキャップ
Aは、圧力弁30と、負圧弁40とを備えたラジエータ
キャップA、所謂プレッシャキャップとして構成してあ
り、特に、密閉タイプのラジエータBを構成するため
に、このラジエータキャップAが、給水口部Bbに対し
てシール材20によって気密的にシールされるように装
着用いられる構成としてある。
【0019】かかるラジエータキャップAは、給水口部
Bbに対して密着状態に装着用いられるキャップ本体1
0と、このキャップ本体10に対して上下動自在に組付
けられる圧力弁30と、この圧力弁30に備えられた負
圧弁40と、前記キャップ本体10及び給水口部Bbの
上面間、即ち、フィラネック50の筒部51の上端及び
鍔状の凸部55の上面と前記キャップ本体10との間に
介装されるシール材20とを備えた構成としてある。
Bbに対して密着状態に装着用いられるキャップ本体1
0と、このキャップ本体10に対して上下動自在に組付
けられる圧力弁30と、この圧力弁30に備えられた負
圧弁40と、前記キャップ本体10及び給水口部Bbの
上面間、即ち、フィラネック50の筒部51の上端及び
鍔状の凸部55の上面と前記キャップ本体10との間に
介装されるシール材20とを備えた構成としてある。
【0020】ここでラジエータキャップAを構成するキ
ャップ本体10は、ナイロン66などの合成樹脂材料に
よって離型孔14を備えた天板部11、周側板部12、
掛合突片13、環状凸部15、組付け部16などを一体
に成形されたプラスチック成形品として構成される。
ャップ本体10は、ナイロン66などの合成樹脂材料に
よって離型孔14を備えた天板部11、周側板部12、
掛合突片13、環状凸部15、組付け部16などを一体
に成形されたプラスチック成形品として構成される。
【0021】このキャップ本体10は、一対の突部10
a、10aを両側方に突き出すように備えたキャップ形
状として構成してある。即ち、円形状板部11aの両側
方に張出し板部11b、11bを備えた天板部11と、
この天板部11から、その円形状板部11aの外周に沿
うように該天板部11に対して一体となるように、垂下
状態に設けた円環状の周側板部12と、この円環状をな
す周側板部12の外方にあって、前記張出し板部11b
の外周に沿うと共に、この周側板部12の外周面に一体
に連続され、しかも該周側板部12の下面と同面とされ
る下端面を有する張出し周側板部12aとを備えた構成
としてある。
a、10aを両側方に突き出すように備えたキャップ形
状として構成してある。即ち、円形状板部11aの両側
方に張出し板部11b、11bを備えた天板部11と、
この天板部11から、その円形状板部11aの外周に沿
うように該天板部11に対して一体となるように、垂下
状態に設けた円環状の周側板部12と、この円環状をな
す周側板部12の外方にあって、前記張出し板部11b
の外周に沿うと共に、この周側板部12の外周面に一体
に連続され、しかも該周側板部12の下面と同面とされ
る下端面を有する張出し周側板部12aとを備えた構成
としてある。
【0022】また、この各突部10a、10a間の略中
央部分の周側板部12の下端部分から、内方、即ち、互
に近づく向きに一対の掛合突片13、13が、略水平の
突き出し片として設けてある。また、この掛合突片13
の突設位置の上方にある天板部11には、この掛合突片
13の成形型部Caの離型孔14が設けてある。
央部分の周側板部12の下端部分から、内方、即ち、互
に近づく向きに一対の掛合突片13、13が、略水平の
突き出し片として設けてある。また、この掛合突片13
の突設位置の上方にある天板部11には、この掛合突片
13の成形型部Caの離型孔14が設けてある。
【0023】この天板部11に設けられる離型孔14
は、アンダーカット部としての掛合突片13を、両面開
きの成形型C1 、C2 によって成形することを前提と
し、この掛合突片13の内側、即ち、天板部11に面し
ている側を成形する成形型部Caを該天板部11の側に
離型する際に必要とされる孔として構成してある。
は、アンダーカット部としての掛合突片13を、両面開
きの成形型C1 、C2 によって成形することを前提と
し、この掛合突片13の内側、即ち、天板部11に面し
ている側を成形する成形型部Caを該天板部11の側に
離型する際に必要とされる孔として構成してある。
【0024】図7は、かかる離型孔14と掛合突片13
とが、成形型C1 、C2 によって成形される態様を模式
的に示すものであって、この天板部11に備えられる離
型孔14は、成形型C1 、C2 によって成形される天板
部11を通り抜けて、この成形型C1 、C2 によって成
形される掛合突片13の内側面を少なくとも形成する型
面を備えた成形型部Caの離型される孔として構成され
る。
とが、成形型C1 、C2 によって成形される態様を模式
的に示すものであって、この天板部11に備えられる離
型孔14は、成形型C1 、C2 によって成形される天板
部11を通り抜けて、この成形型C1 、C2 によって成
形される掛合突片13の内側面を少なくとも形成する型
面を備えた成形型部Caの離型される孔として構成され
る。
【0025】かかる離型孔14、14よりも内方にある
天板部11の下面に、前記給水口部Bbの開口上面、よ
り具体的には、フィラネック50の筒部51の上端面に
シール材20を圧接する円環状凸部15を、該天板部1
1と一体に設けてあり、天板部11の下面に添装したシ
ール材20を、この環状凸部15によって給水口部Bb
の上面に圧接した際に、前記掛合突片13の上端面が、
給水口部Bbの凸部55、より具体的にはフィラネック
50の鍔状凸部55の下面に対してがたなく掛合される
構成としてある。
天板部11の下面に、前記給水口部Bbの開口上面、よ
り具体的には、フィラネック50の筒部51の上端面に
シール材20を圧接する円環状凸部15を、該天板部1
1と一体に設けてあり、天板部11の下面に添装したシ
ール材20を、この環状凸部15によって給水口部Bb
の上面に圧接した際に、前記掛合突片13の上端面が、
給水口部Bbの凸部55、より具体的にはフィラネック
50の鍔状凸部55の下面に対してがたなく掛合される
構成としてある。
【0026】また、この掛合突片13は、フィラネック
50における鍔状凸部55間に、この鍔状凸部55の無
い部分として構成されている溝状部56から、この凸部
55の下方に案内されると共に、キャップ本体10に備
えられたシール材20を給水口部Bbの上面に圧接する
ようにして該キャップ本体10を回した際に、このキャ
ップ本体10の掛合突片13が、鍔状凸部55の下面に
摺り込み、該キャップ本体10をフィラネック50に対
して、がたなく装着できる構成としてあり、また、この
キャップ本体10を回転して、このキャップ本体10の
掛合突片13を、前記溝状部56に案内すると共に、こ
のキャップ本体10を上方に引き上げることで該キャッ
プ本体10をフィラネック50から取り外し得る構成と
してある。
50における鍔状凸部55間に、この鍔状凸部55の無
い部分として構成されている溝状部56から、この凸部
55の下方に案内されると共に、キャップ本体10に備
えられたシール材20を給水口部Bbの上面に圧接する
ようにして該キャップ本体10を回した際に、このキャ
ップ本体10の掛合突片13が、鍔状凸部55の下面に
摺り込み、該キャップ本体10をフィラネック50に対
して、がたなく装着できる構成としてあり、また、この
キャップ本体10を回転して、このキャップ本体10の
掛合突片13を、前記溝状部56に案内すると共に、こ
のキャップ本体10を上方に引き上げることで該キャッ
プ本体10をフィラネック50から取り外し得る構成と
してある。
【0027】更に、前記の円環状凸部15で囲まれた内
方の天板部11の下面から略円環状をなすように圧力弁
30の弁体31の組付け部16が突き出し状態に設けて
ある。
方の天板部11の下面から略円環状をなすように圧力弁
30の弁体31の組付け部16が突き出し状態に設けて
ある。
【0028】この組付け部16は、前記フィラネック5
0内に突き出すように備えられる構成としてあり、円筒
体16aの先端側が6本の割溝16b〜16bによって
6片の保持片16c〜16cとして構成してあると共
に、この保持片16c〜16cの一個おき毎の保持片1
6c’に掛合窓穴16dが設けてある。
0内に突き出すように備えられる構成としてあり、円筒
体16aの先端側が6本の割溝16b〜16bによって
6片の保持片16c〜16cとして構成してあると共
に、この保持片16c〜16cの一個おき毎の保持片1
6c’に掛合窓穴16dが設けてある。
【0029】尚、この掛合窓穴16dの備えられている
保持片16c’が、その内側面より外側面を幅狭とし、
しかも、この各保持片16c’、16c’間にある保持
片16c”が、その外側面より内側面を幅狭とするよう
に、この各保持片16cを区分する各割溝16bが、円
筒体16aの半径方向に対して傾いた向きの溝として構
成してある。
保持片16c’が、その内側面より外側面を幅狭とし、
しかも、この各保持片16c’、16c’間にある保持
片16c”が、その外側面より内側面を幅狭とするよう
に、この各保持片16cを区分する各割溝16bが、円
筒体16aの半径方向に対して傾いた向きの溝として構
成してある。
【0030】また、この組付け部16の円筒体16aの
内方にある天板部11の面には圧縮コイルバネ33のガ
イド突起17が設けてある。
内方にある天板部11の面には圧縮コイルバネ33のガ
イド突起17が設けてある。
【0031】かかる構成よりなるキャップ本体10に、
環円板状をなすシール材20を、その中央穴20aに組
付け部16の円筒体16aの基部側を密に嵌め込むと共
に、その板状面が前記環状凸部15を覆うように組付け
る。かかるシール材20は、典型的にはゴム材、ゴム状
弾性材などの弾性シール材が用いられる。
環円板状をなすシール材20を、その中央穴20aに組
付け部16の円筒体16aの基部側を密に嵌め込むと共
に、その板状面が前記環状凸部15を覆うように組付け
る。かかるシール材20は、典型的にはゴム材、ゴム状
弾性材などの弾性シール材が用いられる。
【0032】かかる構成よりなるキャップ本体10の組
付け部16に対して上下動自在に組付けられる圧力弁3
0の弁体31は、ナイロン66などの合成樹脂材料によ
って成形されると共に、この弁体31の下面に前記給水
口部Bbの弁座54aに密着するシール材32を備えた
構成とされ、ステンレススチールなどからなる圧縮コイ
ルバネ33によって常時下方、即ち、前記給水口部Bb
の弁座54aに向けて該シール材32を押しつけるよう
に付勢して用いられる構成としてある。
付け部16に対して上下動自在に組付けられる圧力弁3
0の弁体31は、ナイロン66などの合成樹脂材料によ
って成形されると共に、この弁体31の下面に前記給水
口部Bbの弁座54aに密着するシール材32を備えた
構成とされ、ステンレススチールなどからなる圧縮コイ
ルバネ33によって常時下方、即ち、前記給水口部Bb
の弁座54aに向けて該シール材32を押しつけるよう
に付勢して用いられる構成としてある。
【0033】かかる圧力弁30を構成する弁体31は、
円板部31aと、この円板部31aの中央部分から上方
に起立して前記円環状をなす保持片16c〜16c及び
円筒体16aなどの組付け部16内に略がたなく嵌まり
合う円筒部31bと、この円筒部31bと共に、この組
付け部16を挟むように、この組付け部16の外方に起
立するように前記円板部31aの外周部から上方に起立
されたガイド片31cと、前記円筒部31b内にあっ
て、この円筒部31bと同心状に円板部31aから起立
するように設けられている短寸のガイド筒部31dと、
更に、このガイド筒部31dより内側にあって負圧弁4
0の弁体41に備えられるガイドロッド41bを案内す
ると共に、このガイドロッド41bとの間に気体ないし
は液体の流通隙間44を生ずる孔31eと、更にシール
材32の取付け筒部31fとを一体に備えた、例えば、
プラスチック成形品として提供される。
円板部31aと、この円板部31aの中央部分から上方
に起立して前記円環状をなす保持片16c〜16c及び
円筒体16aなどの組付け部16内に略がたなく嵌まり
合う円筒部31bと、この円筒部31bと共に、この組
付け部16を挟むように、この組付け部16の外方に起
立するように前記円板部31aの外周部から上方に起立
されたガイド片31cと、前記円筒部31b内にあっ
て、この円筒部31bと同心状に円板部31aから起立
するように設けられている短寸のガイド筒部31dと、
更に、このガイド筒部31dより内側にあって負圧弁4
0の弁体41に備えられるガイドロッド41bを案内す
ると共に、このガイドロッド41bとの間に気体ないし
は液体の流通隙間44を生ずる孔31eと、更にシール
材32の取付け筒部31fとを一体に備えた、例えば、
プラスチック成形品として提供される。
【0034】ここで用いられる弁体31の円板部31a
は、この円板部31aの下面に添装用いられるシール材
32が、前記給水口部Bbにおける弁座54aに対して
都合良く密着状態に着座する形状、即ち、前記開口側を
向いて円環状に設けられている弁座54aに対して、給
水口部Bbの開口側から、この弁座54a上を完全に覆
う大きさと、この弁座54aにシール材32を都合良く
密着させる平らな下面とを備えた構成としてある。
は、この円板部31aの下面に添装用いられるシール材
32が、前記給水口部Bbにおける弁座54aに対して
都合良く密着状態に着座する形状、即ち、前記開口側を
向いて円環状に設けられている弁座54aに対して、給
水口部Bbの開口側から、この弁座54a上を完全に覆
う大きさと、この弁座54aにシール材32を都合良く
密着させる平らな下面とを備えた構成としてある。
【0035】かかる円板部31a上に起立状態に設けら
れる円筒部31bは、前記組付け部16を構成する3個
の保持片16c’の夫々の掛合窓穴16d内に収まり、
しかも、この掛合窓穴16d内を、弁体31の上下動に
伴って移動して、この弁体31を、この組付け部16に
対して所定範囲内において上下動させる3個の掛合突起
31gを、その外周部に、夫々が外方に向けて突き出す
ように設けてある。
れる円筒部31bは、前記組付け部16を構成する3個
の保持片16c’の夫々の掛合窓穴16d内に収まり、
しかも、この掛合窓穴16d内を、弁体31の上下動に
伴って移動して、この弁体31を、この組付け部16に
対して所定範囲内において上下動させる3個の掛合突起
31gを、その外周部に、夫々が外方に向けて突き出す
ように設けてある。
【0036】尚、この円筒部31bに設けられる掛合突
起31gは、前記組付け部16の各保持片16c’を外
方に撓めながら、この各保持片16c’の掛合窓穴16
dに導き入れられるために、その上部側から下部側に向
けて、漸次外方に突き出す傾斜面31g’を備えたもの
とし、下端顎部31g”が掛合窓穴16dの下端に掛合
して、組付け部16から抜け落ちない構成としてある。
起31gは、前記組付け部16の各保持片16c’を外
方に撓めながら、この各保持片16c’の掛合窓穴16
dに導き入れられるために、その上部側から下部側に向
けて、漸次外方に突き出す傾斜面31g’を備えたもの
とし、下端顎部31g”が掛合窓穴16dの下端に掛合
して、組付け部16から抜け落ちない構成としてある。
【0037】また、この弁体31を構成する円筒部31
bには、この円筒部31bを内外に連通させる孔31h
が、その立上り基部側に設けてあり、この弁体31によ
って弁座54aが閉じられている状態で、この孔31h
に案内される気体、液体などが前記組付け部16の保持
片16c’などに妨げられることなく移動できるように
してある。
bには、この円筒部31bを内外に連通させる孔31h
が、その立上り基部側に設けてあり、この弁体31によ
って弁座54aが閉じられている状態で、この孔31h
に案内される気体、液体などが前記組付け部16の保持
片16c’などに妨げられることなく移動できるように
してある。
【0038】かかる構成よりなる弁体31の円板部31
aの下面側に設けられるシール材32は、略円板状をな
して、前記弁座54aに対して密着される構成としてあ
り、典型的には、ゴム材、ゴム状弾性材などの弾性シー
ル材によって構成してある。
aの下面側に設けられるシール材32は、略円板状をな
して、前記弁座54aに対して密着される構成としてあ
り、典型的には、ゴム材、ゴム状弾性材などの弾性シー
ル材によって構成してある。
【0039】また、このシール材32は、前記円板部3
1aの下面側にあって、前記孔31eの孔縁に沿って突
設されている取付け筒部31fに被嵌状に組付けられ、
この取付け筒部31fの先端にある先窄まりの外鍔31
f’によって、その嵌め込み部が掛止されて弁体31に
対して組付けられており、更に必要に応じて円板部31
aに対して接着して用いられる。
1aの下面側にあって、前記孔31eの孔縁に沿って突
設されている取付け筒部31fに被嵌状に組付けられ、
この取付け筒部31fの先端にある先窄まりの外鍔31
f’によって、その嵌め込み部が掛止されて弁体31に
対して組付けられており、更に必要に応じて円板部31
aに対して接着して用いられる。
【0040】かかる構成よりなる弁体31は、前記円筒
部31bとガイド筒部31dとの間に圧縮コイルバネ3
3を収め入れると共に、円筒部31bを組付け部16の
保持片16c’内に嵌め入れ、この円筒部31bの外周
に設けた掛合突起31gを該保持片16c’の掛合窓穴
16dに掛合させることで、この弁体31を常時下方に
向けて付勢するようにキャップ本体10に組付け用い
る。
部31bとガイド筒部31dとの間に圧縮コイルバネ3
3を収め入れると共に、円筒部31bを組付け部16の
保持片16c’内に嵌め入れ、この円筒部31bの外周
に設けた掛合突起31gを該保持片16c’の掛合窓穴
16dに掛合させることで、この弁体31を常時下方に
向けて付勢するようにキャップ本体10に組付け用い
る。
【0041】また、ここで、キャップ本体10に対して
上下動自在に組付けられる弁体31は、このキャップ本
体10を給水口部Bbとしてのフィラネック50に装着
した際に、この弁体31の下面にあるシール材32が弁
座54aに対して所定圧で当接するように、該弁体31
を前記圧縮コイルバネ33の付勢に抗して若干上方に押
し上げられた態様でラジエータBに備えられており、前
記弁座54aと共に圧力弁30を構成する。
上下動自在に組付けられる弁体31は、このキャップ本
体10を給水口部Bbとしてのフィラネック50に装着
した際に、この弁体31の下面にあるシール材32が弁
座54aに対して所定圧で当接するように、該弁体31
を前記圧縮コイルバネ33の付勢に抗して若干上方に押
し上げられた態様でラジエータBに備えられており、前
記弁座54aと共に圧力弁30を構成する。
【0042】また、ここでキャップ本体10に組付けら
れる弁体31は、ラジエータB内の圧力が所定圧以上と
なった際に、前記圧縮コイルバネ33の付勢に抗して、
弁座54aから弁体31を浮き上がらせ、この弁座54
aと弁体31、特に、シール材32下面との間の隙間3
4から図3で示されるように気体、液体などを給水口部
Bbの内部空間側、更には、孔58を介してサブタンク
(図示省略)側に送り出し、ラジエータB内の圧力を所
定値まで下げ得るように、該圧縮コイルバネ33の付勢
力を調整してあると共に、このキャップ本体10の組付
け部16に沿って、前記機能を満足するように移動でき
る構成としてある。
れる弁体31は、ラジエータB内の圧力が所定圧以上と
なった際に、前記圧縮コイルバネ33の付勢に抗して、
弁座54aから弁体31を浮き上がらせ、この弁座54
aと弁体31、特に、シール材32下面との間の隙間3
4から図3で示されるように気体、液体などを給水口部
Bbの内部空間側、更には、孔58を介してサブタンク
(図示省略)側に送り出し、ラジエータB内の圧力を所
定値まで下げ得るように、該圧縮コイルバネ33の付勢
力を調整してあると共に、このキャップ本体10の組付
け部16に沿って、前記機能を満足するように移動でき
る構成としてある。
【0043】次いで、前記の圧力弁30の弁体31に備
えられる負圧弁40は、この弁体31の上下を貫通し
て、孔58の開口している給水口部Bbの内部空間と、
ラジエータ本体Ba側にある内部空間とを連通する孔3
1e内に気体、液体などの流通隙間44を残して、この
孔31eの下方から挿通されているガイドロッド41b
と、このガイドロッド41bの下端外周から略水平の向
きに向けられた後、上方に傾斜状に起立した鍔状をな
し、しかも、その先端が前記シール材32の面に密着す
るように構成されている鍔状弁体部41aとを有する弁
体41と、この弁体41の前記鍔状弁体部41aが、前
記孔31eを取り囲むように備えられているシール材3
2の面として構成される弁座45に対して密着するよう
に付勢するステンレススチール材などからなる圧縮コイ
ルバネ42とを有するものとして構成してある。
えられる負圧弁40は、この弁体31の上下を貫通し
て、孔58の開口している給水口部Bbの内部空間と、
ラジエータ本体Ba側にある内部空間とを連通する孔3
1e内に気体、液体などの流通隙間44を残して、この
孔31eの下方から挿通されているガイドロッド41b
と、このガイドロッド41bの下端外周から略水平の向
きに向けられた後、上方に傾斜状に起立した鍔状をな
し、しかも、その先端が前記シール材32の面に密着す
るように構成されている鍔状弁体部41aとを有する弁
体41と、この弁体41の前記鍔状弁体部41aが、前
記孔31eを取り囲むように備えられているシール材3
2の面として構成される弁座45に対して密着するよう
に付勢するステンレススチール材などからなる圧縮コイ
ルバネ42とを有するものとして構成してある。
【0044】また、この弁体41を構成するガイドロッ
ド41bの上端には、頚部41c’と、これに続く先窄
まりの頭部41c”とを備えた掛止突部41cが設けて
あり、挿入孔43aを弾性掛合片43bによって形成し
てある板状のプッシュナット43を、これに嵌めつけ止
着できる構成としてある。
ド41bの上端には、頚部41c’と、これに続く先窄
まりの頭部41c”とを備えた掛止突部41cが設けて
あり、挿入孔43aを弾性掛合片43bによって形成し
てある板状のプッシュナット43を、これに嵌めつけ止
着できる構成としてある。
【0045】かかる構成よりなる弁体41は、前記弁体
31の孔31eの下方から、そのガイドロッド41bを
挿通すると共に、ガイド筒部31dとの間に圧縮コイル
バネ42の下部を収め入れるようにして該圧縮コイルバ
ネ42を嵌めつけ、この圧縮コイルバネ42の上端を、
前記掛止突部41cにプッシュナット43を嵌めつける
ことで、圧縮状態とし、鍔状弁体部41aの外周上端が
所定圧でシール材32の面として構成されている弁座4
5に対して密着するように弁体31に組付けられる。
31の孔31eの下方から、そのガイドロッド41bを
挿通すると共に、ガイド筒部31dとの間に圧縮コイル
バネ42の下部を収め入れるようにして該圧縮コイルバ
ネ42を嵌めつけ、この圧縮コイルバネ42の上端を、
前記掛止突部41cにプッシュナット43を嵌めつける
ことで、圧縮状態とし、鍔状弁体部41aの外周上端が
所定圧でシール材32の面として構成されている弁座4
5に対して密着するように弁体31に組付けられる。
【0046】かかる弁体31に備えられる負圧弁40
は、ラジエータB内が所定値よりも負圧状態となった際
に、前記圧縮コイルバネ42の付勢に抗して弁体41を
下方に引き下し、図4に示されるように鍔状弁体部41
aとシール材32面として構成されている弁座45との
間に隙間46を作り出し得るように前記圧縮コイルバネ
42の付勢力を調整してあると共に、前記圧縮コイルバ
ネ42の付勢によって鍔状弁体部41aがシール材32
面に密着している態様から、この鍔状弁体部41aを該
シール材32面から引き離してラジエータB内の負圧を
効果的に解消する位置まで移動可能に弁体31に設けて
あり、鍔状弁体部41aが給水口部Bbの内壁面などに
接触しない構成としてある。
は、ラジエータB内が所定値よりも負圧状態となった際
に、前記圧縮コイルバネ42の付勢に抗して弁体41を
下方に引き下し、図4に示されるように鍔状弁体部41
aとシール材32面として構成されている弁座45との
間に隙間46を作り出し得るように前記圧縮コイルバネ
42の付勢力を調整してあると共に、前記圧縮コイルバ
ネ42の付勢によって鍔状弁体部41aがシール材32
面に密着している態様から、この鍔状弁体部41aを該
シール材32面から引き離してラジエータB内の負圧を
効果的に解消する位置まで移動可能に弁体31に設けて
あり、鍔状弁体部41aが給水口部Bbの内壁面などに
接触しない構成としてある。
【0047】かかる構成よりなる負圧弁40は、ラジエ
ータB内が、圧縮コイルバネ42の設定圧よりも負圧と
なった際に、図4に示されるように、その弁体41が下
方に引き下げられ、鍔状弁体部41aと、シール材32
の面との間に隙間46を生ずることとなり、孔58から
給水口部Bbの内部空間に取り込まれる気体、液体など
が前記孔31hから孔31eとガイドロッド41bとの
隙間44からラジエータ本体Ba側にある内部空間に案
内されて、ラジエータB内を所定の内圧状態とする。
ータB内が、圧縮コイルバネ42の設定圧よりも負圧と
なった際に、図4に示されるように、その弁体41が下
方に引き下げられ、鍔状弁体部41aと、シール材32
の面との間に隙間46を生ずることとなり、孔58から
給水口部Bbの内部空間に取り込まれる気体、液体など
が前記孔31hから孔31eとガイドロッド41bとの
隙間44からラジエータ本体Ba側にある内部空間に案
内されて、ラジエータB内を所定の内圧状態とする。
【0048】尚、前記負圧弁40は、これを弁体31に
対して組付け用意すると共に、この負圧弁40を備えた
弁体31をキャップ本体10に対して、圧縮コイルバネ
33を介装しながら組付けることで、ラジエータキャッ
プAを構成する。
対して組付け用意すると共に、この負圧弁40を備えた
弁体31をキャップ本体10に対して、圧縮コイルバネ
33を介装しながら組付けることで、ラジエータキャッ
プAを構成する。
【0049】かくして構成されたラジエータキャップA
は、ラジエータBの給水口部Bbとして構成されるフィ
ラネック50に対して、その弁体31が弁座54aに対
して付勢状態で密着し、しかも、天板部11下面のシー
ル材20が給水口部Bbの上面に対して環状凸部15に
よって密着状態に押しつけられるように、その掛合突片
13を鍔状凸部55の下面に摺り込ませるようにして、
当該給水口部Bに対して取付け用いられる。
は、ラジエータBの給水口部Bbとして構成されるフィ
ラネック50に対して、その弁体31が弁座54aに対
して付勢状態で密着し、しかも、天板部11下面のシー
ル材20が給水口部Bbの上面に対して環状凸部15に
よって密着状態に押しつけられるように、その掛合突片
13を鍔状凸部55の下面に摺り込ませるようにして、
当該給水口部Bに対して取付け用いられる。
【0050】尚、前記の典型的な実施の形態に係るラジ
エータキャップAにあって、このラジエータキャップA
の弁体31と共に圧力弁30を構成する弁座54aを、
給水口部Bbとラジエータ本体Baとの境界線上に設
け、フィラネック50によって構成される給水口部Bb
と、アッパータンク60として構成されるラジエータ本
体Baとの間を、圧力弁30によって開閉するように構
成してあっても良い。
エータキャップAにあって、このラジエータキャップA
の弁体31と共に圧力弁30を構成する弁座54aを、
給水口部Bbとラジエータ本体Baとの境界線上に設
け、フィラネック50によって構成される給水口部Bb
と、アッパータンク60として構成されるラジエータ本
体Baとの間を、圧力弁30によって開閉するように構
成してあっても良い。
【0051】前記構成よりなるラジエータキャップAの
装着されたラジエータBにあっては、給水口部Bbの開
口がシール材20を備えたキャップ本体10によって気
密的に塞がれていると共に、圧力弁30の弁体31が圧
縮コイルバネ33によって弁座54aに密着されてお
り、しかも負圧弁40の弁体41が弁座45に対して圧
縮コイルバネ42によって密着された態様とされる。
(図2参照)
装着されたラジエータBにあっては、給水口部Bbの開
口がシール材20を備えたキャップ本体10によって気
密的に塞がれていると共に、圧力弁30の弁体31が圧
縮コイルバネ33によって弁座54aに密着されてお
り、しかも負圧弁40の弁体41が弁座45に対して圧
縮コイルバネ42によって密着された態様とされる。
(図2参照)
【0052】かかるラジエータキャップAの装着状態に
おいて、ラジエータB内の圧力が前記圧縮コイルバネ3
3の設定値以上となった際に、図3で示されるように弁
体31を弁座54aから浮き上らせ、このラジエータB
の内部を孔58を介して大気に開放させることで、該ラ
ジエータB内部の圧力調整をなす。
おいて、ラジエータB内の圧力が前記圧縮コイルバネ3
3の設定値以上となった際に、図3で示されるように弁
体31を弁座54aから浮き上らせ、このラジエータB
の内部を孔58を介して大気に開放させることで、該ラ
ジエータB内部の圧力調整をなす。
【0053】また、かかるラジエータキャップAの装着
状態において、ラジエータB内が、前記圧縮コイルバネ
42の設定値よりも負圧となった際に、図4で示される
ように弁体41を弁座45から引き離し、ラジエータB
の内部を孔58を介して大気に開放させることで、該ラ
ジエータB内部の圧力調整をなす。
状態において、ラジエータB内が、前記圧縮コイルバネ
42の設定値よりも負圧となった際に、図4で示される
ように弁体41を弁座45から引き離し、ラジエータB
の内部を孔58を介して大気に開放させることで、該ラ
ジエータB内部の圧力調整をなす。
【0054】
【発明の効果】この発明に係るラジエータキャップは、
天板部と、この天板部から下方に向けて突き出すように
設けられている環状の周側板部と、この周側板部の下部
側から内方に向けて突き出すように設けられてラジエー
タの給水口部に設けられている外向きの凸部の下面側に
掛合する掛合突片と、この掛合突片の突設上方にある天
板部に設けられている該掛合突片成形型部の離型孔と、
この離型孔よりも内方にある前記天板部の下面から一体
に隆起するように設けられている環状凸部と、この環状
凸部の内方にある天板部から一体に突き出すように設け
られている圧力弁の弁体の組付け部とを備えたプラスチ
ック製のキャップ本体と、前記天板部の下面に添装され
ると共に、前記環状凸部によって前記給水口部の上面に
押圧されるように用いられるシール材と、前記キャップ
本体の組付け部に対して上下動自在に組付けられると共
に、前記給水口部内空間を外部に連通させる孔よりもラ
ジエータ本体側にあって、前記給水口部の開口側を向い
ている環状の弁座に対して常時密着するように付勢され
て、前記孔の開口している給水口部側空間と、前記ラジ
エータ本体側空間との間の通路を閉じ、且つ、該ラジエ
ータ本体側空間が所定圧以上となった際に前記付勢に抗
して該通路を開く圧力弁の弁体と、前記孔の開口してい
る給水口部側空間と、前記ラジエータ本体側空間とを連
通する孔を備えた前記圧力弁の弁体に、前記ラジエータ
本体側から押し当てられるように備えられると共に、該
弁体に備えられた孔を常時閉じるように付勢され、且
つ、ラジエータ本体側空間が所定圧よりも負圧となった
際に、該付勢に抗して前記弁体に備えられた孔を開き出
す弁体を備えた負圧弁とを有する構成としてあることか
ら、ラジエータキャップをラジエータの給水口部に掛合
する掛合突片が、天板部の側からの掛合突片成形型部の
離型によって、容易に、しかも、充分な突き出し寸法を
備えたものとして構成することができる。
天板部と、この天板部から下方に向けて突き出すように
設けられている環状の周側板部と、この周側板部の下部
側から内方に向けて突き出すように設けられてラジエー
タの給水口部に設けられている外向きの凸部の下面側に
掛合する掛合突片と、この掛合突片の突設上方にある天
板部に設けられている該掛合突片成形型部の離型孔と、
この離型孔よりも内方にある前記天板部の下面から一体
に隆起するように設けられている環状凸部と、この環状
凸部の内方にある天板部から一体に突き出すように設け
られている圧力弁の弁体の組付け部とを備えたプラスチ
ック製のキャップ本体と、前記天板部の下面に添装され
ると共に、前記環状凸部によって前記給水口部の上面に
押圧されるように用いられるシール材と、前記キャップ
本体の組付け部に対して上下動自在に組付けられると共
に、前記給水口部内空間を外部に連通させる孔よりもラ
ジエータ本体側にあって、前記給水口部の開口側を向い
ている環状の弁座に対して常時密着するように付勢され
て、前記孔の開口している給水口部側空間と、前記ラジ
エータ本体側空間との間の通路を閉じ、且つ、該ラジエ
ータ本体側空間が所定圧以上となった際に前記付勢に抗
して該通路を開く圧力弁の弁体と、前記孔の開口してい
る給水口部側空間と、前記ラジエータ本体側空間とを連
通する孔を備えた前記圧力弁の弁体に、前記ラジエータ
本体側から押し当てられるように備えられると共に、該
弁体に備えられた孔を常時閉じるように付勢され、且
つ、ラジエータ本体側空間が所定圧よりも負圧となった
際に、該付勢に抗して前記弁体に備えられた孔を開き出
す弁体を備えた負圧弁とを有する構成としてあることか
ら、ラジエータキャップをラジエータの給水口部に掛合
する掛合突片が、天板部の側からの掛合突片成形型部の
離型によって、容易に、しかも、充分な突き出し寸法を
備えたものとして構成することができる。
【0055】また、この掛合突片の離型孔よりも内方に
位置した天板部の下面側に設けられている環状凸部によ
って、シール材を給水口部の上面に押しつけるようにラ
ジエータキャップをラジエータの給水口部に装着可能と
され、ラジエータキャップの装着面におけるシール性が
良好とされる。
位置した天板部の下面側に設けられている環状凸部によ
って、シール材を給水口部の上面に押しつけるようにラ
ジエータキャップをラジエータの給水口部に装着可能と
され、ラジエータキャップの装着面におけるシール性が
良好とされる。
【図1】典型的な一実施の形態に係るラジエータキャッ
プの構成部品を分離した状態、及びフィラネック部の要
部の斜視図
プの構成部品を分離した状態、及びフィラネック部の要
部の斜視図
【図2】同ラジエータキャップの装着状態を示す要部断
面図
面図
【図3】同ラジエータキャップにおいて圧力弁が動作し
ている状態の断面図
ている状態の断面図
【図4】同ラジエータキャップにおいて負圧弁が動作し
ている状態の断面図
ている状態の断面図
【図5】同ラジエータキャップの断面図
【図6】図5におけるY−Y矢視の断面図
【図7】同ラジエータキャップを構成するキャップ本体
の成形状態を、仮想線で、その成形型を併せて示した要
部の断面図
の成形状態を、仮想線で、その成形型を併せて示した要
部の断面図
【図8】従来のラジエータキャップの装着状態を示す要
部の断面図
部の断面図
A ラジエータキャップ B ラジエータ Ba ラジエータ本体 Bb 給水口部 C 成形型 Ca 成形型部 10 キャップ本体 11 天板部 12 周側板部 13 掛合突片 14 離型孔 15 環状凸部 16 組付け部 20 シール材 30 圧力弁 31 弁体 31e 孔 40 負圧弁 41 弁体 45 弁座 54a 弁座
Claims (1)
- 【請求項1】 天板部と、この天板部から下方に向けて
突き出すように設けられている環状の周側板部と、この
周側板部の下部側から内方に向けて突き出すように設け
られてラジエータの給水口部に設けられている外向きの
凸部の下面側に掛合する掛合突片と、この掛合突片の突
設上方にある天板部に設けられている該掛合突片成形型
部の離型孔と、この離型孔よりも内方にある前記天板部
の下面から一体に隆起するように設けられている環状凸
部と、この環状凸部の内方にある天板部から一体に突き
出すように設けられている圧力弁の弁体の組付け部とを
備えたプラスチック製のキャップ本体と、 前記天板部の下面に添装されると共に、前記環状凸部に
よって前記給水口部の上面に押圧されるように用いられ
るシール材と、 前記キャップ本体の組付け部に対して上下動自在に組付
けられると共に、前記給水口部内空間を外部に連通させ
る孔よりもラジエータ本体側にあって、前記給水口部の
開口側を向いている環状の弁座に対して常時密着するよ
うに付勢されて、前記孔の開口している給水口部側空間
と、前記ラジエータ本体側空間との間の通路を閉じ、且
つ、該ラジエータ本体側空間が所定圧以上となった際に
前記付勢に抗して該通路を開く圧力弁の弁体と、 前記孔の開口している給水口部側空間と、前記ラジエー
タ本体側空間とを連通する孔を備えた前記圧力弁の弁体
に、前記ラジエータ本体側から押し当てられるように備
えられると共に、該弁体に備えらた孔を常時閉じるよう
に付勢され、且つ、ラジエータ本体側空間が所定圧より
も負圧となった際に、該付勢に抗して前記弁体に備えら
れた孔を開き出す弁体を備えた負圧弁とを有することを
特徴とするラジエータキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30637697A JPH11125119A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ラジエータキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30637697A JPH11125119A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ラジエータキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125119A true JPH11125119A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17956300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30637697A Pending JPH11125119A (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | ラジエータキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11125119A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293582A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Mazda Motor Corp | ラジエータの給水口構造 |
KR101282486B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2013-07-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 라디에이터 캡 |
JP2016098807A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | ラジエータ圧力制御用安全キャップ装置及びその圧力制御方法 |
WO2017163892A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
WO2022065177A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | いすゞ自動車株式会社 | 車載タンクのキャップ |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP30637697A patent/JPH11125119A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293582A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Mazda Motor Corp | ラジエータの給水口構造 |
KR101282486B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2013-07-04 | 쌍용자동차 주식회사 | 자동차용 라디에이터 캡 |
JP2016098807A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | ラジエータ圧力制御用安全キャップ装置及びその圧力制御方法 |
DE102015208498B4 (de) | 2014-11-26 | 2022-05-05 | Hyundai Motor Company | Sicherheitsabdeckungsvorrichtung zum Steuern eines Drucks in einem Kühler und Verfahren zum Steuern von Druck unter Verwendung derselben |
WO2017163892A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JPWO2017163892A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2019-02-14 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
WO2022065177A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | いすゞ自動車株式会社 | 車載タンクのキャップ |
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