JP2004534692A - タンク内のバルブ装着 - Google Patents
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Abstract
燃料タンクは、上部壁の内側表面に形成された凹所を有する。通気バルブから、可撓性ディスク及びこの可撓性ディスクから間隔をもった案内ディスクが形成された取付部分が延びている。可撓性ディスクは、凹所に挿入したとき、変形されて、その外周部がタンク壁の凹所の内表面に摩擦係合する。案内部材は、凹所内に摺動嵌合して、取付部分が横方向に移動して、凹所から外れるのを防止する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料タンク、例えばタンクからの燃料蒸発ガスの通気制御を目的としてバルブを使用する自動車燃料タンクの内部に設けるフロート制御通気バルブ等のタンク内のバルブの装着に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車燃料タンクシステムにおいて、特に給油中のタンクからの燃料蒸発ガスの放出を抑止することが要求される。一般に、ガソリン燃料を燃焼させる乗用車及び小型トラック製品は、燃料タンクから、炭質材料を満たしたキャニスタ等の貯留容器へ接続する蒸発ガス通気ラインを有しており、炭質材料によって、車両エンジン停止中に蒸発ガスを吸着し、その後、車両エンジン運転中にこれを浄化する。
【0003】
従来、自動車燃料タンク用の燃料蒸発ガス通気バルブは、タンクに設けられた取付開口に挿通してタンクの上壁に装着されており、この取付開口は、バルブボディすなわちハウジング部分をタンクの外部へ延出し、フロート及びフロート作動バルブを内蔵した部分をタンク内部に挿入するために設けられている。
【0004】
燃料タンク蒸発ガス通気バルブの取付開口は、バルブをタンク内の蒸発ガスドームに配置するために、タンクの上部壁の最上部に設ける必要がある。このため、蒸発ガス通気バルブ用の取付開口は、フロート作動燃料レベルトランスデューサ、すなわち、いわゆる燃料レベル信号「センダ」をタンク内に装着するための取付開口とは別に配置しなければならなかった。このような構造は、独立したタンクの取付開口へのバルブボディの取付およびシールを必要とする。
【0005】
現在、大量生産の自動車燃料タンクは、タンクの使用及び取付に耐えるために要求される機械的特性を有する材料である成型プラスチック等の非金属材料で形成されている。このことは、燃料蒸発ガスを浸透させない特性ではなく、その機械的特性から選択された材料のタンクのプラスチック壁に対する蒸発ガスの浸透の問題を引起す。タンク壁を浸透する蒸発ガスの問題は、要求される機械的特性を有し、より浸透性の高い材料で形成されたタンク壁に、比較的燃料非浸透性材料の遮断層を設けたタンクを形成することなった。この構造は、独立した通気バルブ用の取付開口が蒸発ガス遮断層に割り込むとき、通気バルブボディおよびタンク壁の燃料非浸透性シールに問題を招く。
【0006】
独立した取付開口の回りをシールするシール部材の周りに配置される独立したファスナによって、バルブボディをタンク壁に取付けることは、非常に高コストで煩雑なことがわかっている。従来、高コストの独立したファスナの使用を解消するため、バルブボディの一部は、例えば熱板溶接又は回転溶接等の適当な溶接技術によって、タンク壁材料に溶接可能なプラスチック材料で形成されている。
【0007】
しかしながら、タンク壁の蒸発ガス遮断層の取付開口は、蒸発ガスがバルブ及びタンク壁部のより浸透しやすい材料を貫通して大気へ逃げる通路を提供することがわかっている。
【0008】
タンク内に燃料蒸発ガス通気バルブを取付けるためにタンクの独立した取付開口を設けるために使用される上述の手段は、自動車に搭載するのに先立ってタンクを製造及び組立する間、困難であり非常に高コストとなることがわかっている。
【0009】
このため、独立したファスナ又は溶接なしでタンク内部にバルブを装着し、タンク壁の燃料蒸発ガス不浸透遮断層を完全に維持し、かつ、バルブを装着するためのタンク壁の独立した取付開口の必要性を解消する方法又は手段を提供することが要求されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、タンク壁を貫通する独立した取付開口を必要とすることなく、また、ファスナ又は溶接を必要とすることなく、バルブをタンクの内壁に取付けるための技術を提供する。本発明は、特に、蒸発ガス通気バルブ用の独立した取付開口を必要とせず、これにより、非金属製タンクの燃料蒸発ガス遮断層を傷付けることなく、蒸発ガス通気バルブを燃料タンク上部の内壁への取付けることに関する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、バルブボディの取付部分から延びて、タンク内壁に形成された凹所に挿入されたとき変形する可撓性取付部材を設ける。可撓性部材の外周部は、凹所に摩擦係合して、バルブをその中で保持する。案内部材は、可撓性部材から間隔をもって取付部材に設けられ、同様にバルブボディの取付部分から外側へ延びており、この案内部材は、可撓性部材の挿入時に、凹所に入る。案内部材は、凹所の内表面に接触して、可撓性部材の横方向の移動を防止し、可撓性部材が凹所との係合から外れるのを防止する。好ましい実施形態では、可撓性部材は、複数の隙間を有する比較的薄いディスクを含み、隙間は、径方向に延びる複数のスロットを含み、これらのスロットがその間に可撓性のフィンガ状部分を形成する。好ましい実施形態では、案内部材も比較的薄いディスク形状を有するが、取付凹所内を自由に摺動する。これにより、本発明は、バルブボディ取付部分、可撓性部材及び案内部材を好ましくは、プラスチック材料の成型加工によって、一体構造で形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1及び図2を参照して、バルブアセンブリは、全体として符号10で示され、フロートアセンブリ16を収容する下部14及び下部に緊締された上部18を有する、全体として符号12で示されるバルブボディ、すなわちハウジングを含み、上部18は、出口ポート22が内部に形成された出口管継手20を有している。出口ポート22への蒸発ガスの流れを制御するためのハウジング12の内部のフロート制御バルブの機能及び作動は、従来技術において公知であり、その説明は簡潔のため省略する。
【0013】
バルブハウジングの上部18は、これと一体に設けられ、そこから上方へ、好ましくはロッド状に、延びる取付部分24を有している。取付部分24は、その上端部に、そこから突出された参照符号26で示される可撓性部材が設けられており、この部材26は、好ましくは複数の隙間28を有するディスク状で、隙間28の間に可撓性部分を有している。好ましい本実施の形態では、可撓性部材26は、図2に示されるような径方向外側へ延びるスロット状に形成された隙間を有する。このディスク26の外周部は、面取りされて鋭角となっており、好ましい実施形態は、参照符号30で示されるように、両面が面取りされており、その目的は、以下に詳細に説明する。
【0014】
案内部材32は、取付部分24に沿って配置されて、可撓性部材26から間隔をもって突出されており、この案内部材32は、好ましい本実施形態では、図示されるように、比較的薄いディスク状となっている。本発明の実施形態では、取付部分24、可撓性部材26及び案内部材32は、好ましくは適当な合成樹脂又はプラスチック材料を成型することによって、好ましくはワンピース部材として一体に形成される。しかしながら、取付部分24は、バルブボディ12、同様に部材26及び32とは別に形成することができることがわかる。
【0015】
図3を参照して、燃料タンク34の上壁の一部が、バルブアセンブリ10を取付ける凹所37を設けるために形成された内周部38を有する持上げられた部分、すなわち倒立されたカップ状部分36を有するものとして示されている。
【0016】
可撓性部材26の外周部は、上部タンク壁の凹所37の内周部38に僅かに締り嵌めとなるような寸法とされている。本発明の実施形態では、案内部材32の外周部は、上部タンク壁の基部の内周部38内に、締り嵌めであるが摺動嵌めとなるように形成されている。しかしながら、この代りに、案内部材32を可撓性部材26と同様に形成して、これらの両方を変形可能とすることもできる。しかしながら、この変形構造は、より大きな装着力を必要とする。
【0017】
図3を参照すると、装着時に、可撓性部材26が凹所37に挿入されると、部材26の面取30によって形成された鋭角の外周縁部を有する突出部分が図3に示されるように傘のような形状に変形し、凹所37の内壁に摩擦係合して、可撓性部材26が外れるのを防止できることがわかる。案内部材32は、凹所37の内壁に摺動可能に接触して、バルブが一旦凹所37に装着された後は、取付部分24の横方向の移動を防止する。
【0018】
このように、本発明は、バルブをタンクの内壁に装着する、特に、蒸発ガス通気バルブを燃料タンクの上壁に、タンク壁の独立した取付開口、ファスナ又は溶接を必要とすることなく装着するための独特で新規な技術を提供する。
【0019】
以上に本発明を図示の実施形態に関連して説明してきたが、本発明は、様々な修正及び変形が可能であり、特許請求の範囲によってのみ限定されることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る取付構造を用いるバルブの側面図である。
【図2】図1のバルブアセンブリの斜視図である。
【図3】本発明に係るバルブアセンブリの取付部分が装着された燃料タンクの壁部の縦断面図である。
【0001】
本発明は、燃料タンク、例えばタンクからの燃料蒸発ガスの通気制御を目的としてバルブを使用する自動車燃料タンクの内部に設けるフロート制御通気バルブ等のタンク内のバルブの装着に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車燃料タンクシステムにおいて、特に給油中のタンクからの燃料蒸発ガスの放出を抑止することが要求される。一般に、ガソリン燃料を燃焼させる乗用車及び小型トラック製品は、燃料タンクから、炭質材料を満たしたキャニスタ等の貯留容器へ接続する蒸発ガス通気ラインを有しており、炭質材料によって、車両エンジン停止中に蒸発ガスを吸着し、その後、車両エンジン運転中にこれを浄化する。
【0003】
従来、自動車燃料タンク用の燃料蒸発ガス通気バルブは、タンクに設けられた取付開口に挿通してタンクの上壁に装着されており、この取付開口は、バルブボディすなわちハウジング部分をタンクの外部へ延出し、フロート及びフロート作動バルブを内蔵した部分をタンク内部に挿入するために設けられている。
【0004】
燃料タンク蒸発ガス通気バルブの取付開口は、バルブをタンク内の蒸発ガスドームに配置するために、タンクの上部壁の最上部に設ける必要がある。このため、蒸発ガス通気バルブ用の取付開口は、フロート作動燃料レベルトランスデューサ、すなわち、いわゆる燃料レベル信号「センダ」をタンク内に装着するための取付開口とは別に配置しなければならなかった。このような構造は、独立したタンクの取付開口へのバルブボディの取付およびシールを必要とする。
【0005】
現在、大量生産の自動車燃料タンクは、タンクの使用及び取付に耐えるために要求される機械的特性を有する材料である成型プラスチック等の非金属材料で形成されている。このことは、燃料蒸発ガスを浸透させない特性ではなく、その機械的特性から選択された材料のタンクのプラスチック壁に対する蒸発ガスの浸透の問題を引起す。タンク壁を浸透する蒸発ガスの問題は、要求される機械的特性を有し、より浸透性の高い材料で形成されたタンク壁に、比較的燃料非浸透性材料の遮断層を設けたタンクを形成することなった。この構造は、独立した通気バルブ用の取付開口が蒸発ガス遮断層に割り込むとき、通気バルブボディおよびタンク壁の燃料非浸透性シールに問題を招く。
【0006】
独立した取付開口の回りをシールするシール部材の周りに配置される独立したファスナによって、バルブボディをタンク壁に取付けることは、非常に高コストで煩雑なことがわかっている。従来、高コストの独立したファスナの使用を解消するため、バルブボディの一部は、例えば熱板溶接又は回転溶接等の適当な溶接技術によって、タンク壁材料に溶接可能なプラスチック材料で形成されている。
【0007】
しかしながら、タンク壁の蒸発ガス遮断層の取付開口は、蒸発ガスがバルブ及びタンク壁部のより浸透しやすい材料を貫通して大気へ逃げる通路を提供することがわかっている。
【0008】
タンク内に燃料蒸発ガス通気バルブを取付けるためにタンクの独立した取付開口を設けるために使用される上述の手段は、自動車に搭載するのに先立ってタンクを製造及び組立する間、困難であり非常に高コストとなることがわかっている。
【0009】
このため、独立したファスナ又は溶接なしでタンク内部にバルブを装着し、タンク壁の燃料蒸発ガス不浸透遮断層を完全に維持し、かつ、バルブを装着するためのタンク壁の独立した取付開口の必要性を解消する方法又は手段を提供することが要求されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、タンク壁を貫通する独立した取付開口を必要とすることなく、また、ファスナ又は溶接を必要とすることなく、バルブをタンクの内壁に取付けるための技術を提供する。本発明は、特に、蒸発ガス通気バルブ用の独立した取付開口を必要とせず、これにより、非金属製タンクの燃料蒸発ガス遮断層を傷付けることなく、蒸発ガス通気バルブを燃料タンク上部の内壁への取付けることに関する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、バルブボディの取付部分から延びて、タンク内壁に形成された凹所に挿入されたとき変形する可撓性取付部材を設ける。可撓性部材の外周部は、凹所に摩擦係合して、バルブをその中で保持する。案内部材は、可撓性部材から間隔をもって取付部材に設けられ、同様にバルブボディの取付部分から外側へ延びており、この案内部材は、可撓性部材の挿入時に、凹所に入る。案内部材は、凹所の内表面に接触して、可撓性部材の横方向の移動を防止し、可撓性部材が凹所との係合から外れるのを防止する。好ましい実施形態では、可撓性部材は、複数の隙間を有する比較的薄いディスクを含み、隙間は、径方向に延びる複数のスロットを含み、これらのスロットがその間に可撓性のフィンガ状部分を形成する。好ましい実施形態では、案内部材も比較的薄いディスク形状を有するが、取付凹所内を自由に摺動する。これにより、本発明は、バルブボディ取付部分、可撓性部材及び案内部材を好ましくは、プラスチック材料の成型加工によって、一体構造で形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1及び図2を参照して、バルブアセンブリは、全体として符号10で示され、フロートアセンブリ16を収容する下部14及び下部に緊締された上部18を有する、全体として符号12で示されるバルブボディ、すなわちハウジングを含み、上部18は、出口ポート22が内部に形成された出口管継手20を有している。出口ポート22への蒸発ガスの流れを制御するためのハウジング12の内部のフロート制御バルブの機能及び作動は、従来技術において公知であり、その説明は簡潔のため省略する。
【0013】
バルブハウジングの上部18は、これと一体に設けられ、そこから上方へ、好ましくはロッド状に、延びる取付部分24を有している。取付部分24は、その上端部に、そこから突出された参照符号26で示される可撓性部材が設けられており、この部材26は、好ましくは複数の隙間28を有するディスク状で、隙間28の間に可撓性部分を有している。好ましい本実施の形態では、可撓性部材26は、図2に示されるような径方向外側へ延びるスロット状に形成された隙間を有する。このディスク26の外周部は、面取りされて鋭角となっており、好ましい実施形態は、参照符号30で示されるように、両面が面取りされており、その目的は、以下に詳細に説明する。
【0014】
案内部材32は、取付部分24に沿って配置されて、可撓性部材26から間隔をもって突出されており、この案内部材32は、好ましい本実施形態では、図示されるように、比較的薄いディスク状となっている。本発明の実施形態では、取付部分24、可撓性部材26及び案内部材32は、好ましくは適当な合成樹脂又はプラスチック材料を成型することによって、好ましくはワンピース部材として一体に形成される。しかしながら、取付部分24は、バルブボディ12、同様に部材26及び32とは別に形成することができることがわかる。
【0015】
図3を参照して、燃料タンク34の上壁の一部が、バルブアセンブリ10を取付ける凹所37を設けるために形成された内周部38を有する持上げられた部分、すなわち倒立されたカップ状部分36を有するものとして示されている。
【0016】
可撓性部材26の外周部は、上部タンク壁の凹所37の内周部38に僅かに締り嵌めとなるような寸法とされている。本発明の実施形態では、案内部材32の外周部は、上部タンク壁の基部の内周部38内に、締り嵌めであるが摺動嵌めとなるように形成されている。しかしながら、この代りに、案内部材32を可撓性部材26と同様に形成して、これらの両方を変形可能とすることもできる。しかしながら、この変形構造は、より大きな装着力を必要とする。
【0017】
図3を参照すると、装着時に、可撓性部材26が凹所37に挿入されると、部材26の面取30によって形成された鋭角の外周縁部を有する突出部分が図3に示されるように傘のような形状に変形し、凹所37の内壁に摩擦係合して、可撓性部材26が外れるのを防止できることがわかる。案内部材32は、凹所37の内壁に摺動可能に接触して、バルブが一旦凹所37に装着された後は、取付部分24の横方向の移動を防止する。
【0018】
このように、本発明は、バルブをタンクの内壁に装着する、特に、蒸発ガス通気バルブを燃料タンクの上壁に、タンク壁の独立した取付開口、ファスナ又は溶接を必要とすることなく装着するための独特で新規な技術を提供する。
【0019】
以上に本発明を図示の実施形態に関連して説明してきたが、本発明は、様々な修正及び変形が可能であり、特許請求の範囲によってのみ限定されることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る取付構造を用いるバルブの側面図である。
【図2】図1のバルブアセンブリの斜視図である。
【図3】本発明に係るバルブアセンブリの取付部分が装着された燃料タンクの壁部の縦断面図である。
Claims (15)
- (a)バルブの一端部に取付部分を設け、
(b)前記取付部分に可撓性突出部材を配置し、該可撓性突出部材から間隔をもって第2突出部材を配置し、
(c)タンクの壁部の内側表面に凹所を形成し、前記可撓性突出部材を前記凹所に締り嵌めとなる寸法とし、
(d)前記可撓性突出部材の外周部を前記凹所の内表面に係合して、前記可撓性突出部材を前記凹所に挿入して変形させ、前記第2突出部材を前記凹所に挿入する、
各ステップを含むことを特徴とするバルブをタンクの内側表面に取付ける方法。 - 前記凹所を形成するステップは、円筒状に形成された内壁を有する凹所を成型することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記可撓性突出部材を配置するステップは、比較的薄いディスクを形成することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記可撓性突出部材を配置するステップは、周方向に間隔をもった複数の隙間を有する比較的薄いディスクを形成することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記隙間を有するディスクを形成するステップは、径方向に延びる複数のスロットを形成することを含む請求項4に記載の方法。
- 前記第2突出部材を配置するステップは、その外周部を前記凹所に摺動嵌めする寸法にすることを含む請求項1に記載の方法。
- 前記可撓性突出部材及び前記第2突出部材を配置するステップは、ワンピース部材を一体に成型することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記可撓性突出部材を配置するステップは、比較的薄いディスクを形成することを含む請求項1に記載の方法。
- (a)出口及び該出口への流れを制御するバルブを有するバルブハウジングと、
(b)前記バルブハウジングの一端部に配置され、タンクの壁部の内側表面の凹所に挿入及び係合する可撓性突出部材を有する取付部分と、
(c)前記取付部分から突出され、前記可撓性突出部材から間隔をもって配置された案内部材とを含むことを特徴とするタンク内に装着するためのバルブアセンブリ。 - 前記可撓性突出部材は、前記タンクの凹所に締り嵌めとなる寸法とされた外周部を有することを特徴とする請求項9に記載のバルブアセンブリ。
- 前記可撓性突出部材は、比較的薄いディスクを含むことを特徴とする請求項9に記載のバルブアセンブリ。
- 前記ディスクは、周方向に間隔をもった複数の隙間を含むことを特徴とする請求項11に記載のバルブアセンブリ。
- 前記隙間は、径方向に延びるスロットを含むことを特徴とする請求項12に記載のバルブアセンブリ。
- 前記取付部分、前記可撓性突出部材及び前記案内部材は、ワンピースとして一体に形成されていることを特徴とする請求項9に記載のバルブアセンブリ。
- 前記ワンピースは、成型加工によって形成されていることを特徴とする請求項14に記載のバルブアセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/907,358 US6584996B2 (en) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | Installing a valve in a tank |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004534692A true JP2004534692A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=25423956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003513804A Withdrawn JP2004534692A (ja) | 2001-07-17 | 2002-07-16 | タンク内のバルブ装着 |
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Country | Link |
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