JP7008182B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、陽極体、誘電体および陰極部を含むコンデンサ素子と、コンデンサ素子を封止する外装体と、外装体から一部が露出する陽極端子および陰極端子と、を具備する固体電解コンデンサに関する。
小型かつ大容量でESR(等価直列抵抗)の低いコンデンサとして、陽極部と、陽極部の表面に形成された誘電体と、誘電体の少なくとも一部を覆う陰極部とを具備する固体電解コンデンサが知られている。中でも、陰極部が固体電解質として導電性高分子を含む固体電解コンデンサが有望視されている。
固体電解コンデンサは、陽極体、誘電体および陰極部を具備するコンデンサ素子を封止する外装体を具備する。外装体は、コンデンサ素子を保護するとともに外部からの水分の浸入を抑制している。
一方、外装体は、固体電解コンデンサへの水分の浸入を完全に防止できるものではなく、コンデンサ素子は不可避的に浸入する水分の影響を受ける。そこで、特許文献1は、リフロー実装時に、固体電解コンデンサ内部の水分がガス化し、近傍部品を吹き飛ばす現象やツームストン現象を防止するために、外装体にガス抜き用の微細孔を設けることを提案している。また、特許文献2は、外装体を形成する樹脂体に、樹脂体よりも水蒸気透過性の高い物質で形成された通気路を設けることを提案している。
特開2000-299261号公報 特開2001-57321号公報
しかし、外装体に微細孔や通気路を設けると、この微細孔や通気路が外部の水分の浸入ルートとなり、固体電解コンデンサの内部への水分の浸入を抑制することが却って困難になる。内部に浸入した水分は、コンデンサ素子の内部やコンデンサ素子と外装体との界面近傍に偏在する傾向がある。このような水分は、リフロー実装時に膨張し、内圧を上昇させるため、固体電解コンデンサの外観不良を生じることがある。
上記に鑑み、本発明の一局面は、陽極体と、前記陽極体の表面に形成された誘電体と、陰極部と、を有するコンデンサ素子と、前記陽極体と電気的に接続する陽極フレームと、前記陰極部と電気的に接続する陰極フレームと、前記陽極フレームの一部と前記陰極フレームの一部とを露出させて前記コンデンサ素子を封止する外装体とを備え、前記陽極フレームおよび前記陰極フレームの少なくとも一方が、前記外装体との接着面に、前記陽極フレームまたは前記陰極フレームの延在方向と交差する少なくとも1つの溝を有する、固体電解コンデンサに関する。
本発明によれば、固体電解コンデンサの内部への水分の浸入を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る固体電解コンデンサの一例の縦断面模式図である。 陽極フレームの要部の拡大断面図である。 陰極フレームの要部の拡大断面図である。 フレームの要部のバリエーションを示す拡大断面図である。 溝形状のバリエーションを示すフレームの要部の平面図である。 無機フィラーの粒子の大きさと溝の幅との関係を示す概念図である。
本発明に係る電解コンデンサは、陽極体と、陽極体の表面に形成された誘電体と、陰極部とを有するコンデンサ素子と、陽極体と電気的に接続する陽極フレームと、陰極部と電気的に接続する陰極フレームと、陽極フレームの一部と陰極フレームの一部とを露出させてコンデンサ素子を封止する外装体とを備える。外装体から導出された陽極フレームの一部(露出部)は、陽極端子として機能する。外装体から導出された陰極フレームの一部(露出部)は、陰極端子として機能する。ここで、陽極フレームおよび陰極フレームの少なくとも一方(以下、単にフレームとも称する。)は、外装体との接着面に、フレームの延在方向と交差する少なくとも1つの溝を有する。
フレームの外装体との接着面とは、フレームの外装体に封止されている部位の表面である。ここでは、フレームと外装体との間に剥離が生じている場合も含めて接着面と称する。
フレームの延在方向とは、例えば、コンデンサ素子の重心と、フレームが露出し始める外装体の端面の中心とを結ぶ直線の方向と見なすことができる。また、フレームの延在方向は、フレームが外装体の内部のコンデンサ素子との接続部から外部に導出される方向である。
外部からコンデンサ素子に至るまでの水分の移動経路は、外装体とフレームとの界面に沿って形成されることが多い。よって、フレームの延在方向は、水分が外部からコンデンサ素子に至るまでの水分の進行方向と対応している。溝の延在方向をフレームの延在方向と交差させることで、溝と水分の進行方向とが交差する。これにより、水分の浸入は溝により遮られ、もしくは溝の延在方向に沿って水分の進行方向が変更される。よって、水分はコンデンサ素子に到達しにくくなる。また、フレームの延在方向に水分の移動経路が形成された場合でも、移動経路は直線的ではなく、溝の凹凸に沿った迂回経路になる。
フレームの外装体との接着面に溝を設ける場合、外装体とフレームとの接触面積が大きくなるとともにアンカー効果が生じるため、外装体とフレームとが剥離しにくくなり、外装体とフレームとの密着性も高められる。これにより、水分の移動経路の形成が大きく抑制される。
以上のような溝の作用により、固体電解コンデンサの内部への水分の浸入が抑制されることで、リフロー実装時の膨張による固体電解コンデンサの外観不良が生じにくくなる。また、固体電解コンデンサの内圧の上昇が抑制されるため、リーク電流の発生も抑制される。更に、水分の浸入に起因するESRの増大なども抑制される。
溝の延在方向とフレームの延在方向とは、直交することが好ましいが、溝の延在方向とフレームの延在方向とが成す小さい方の角度θが、45°≦θ<90°であってもよい。ただし、θが90°に近いほど、固体電解コンデンサの内部への水分の浸入を抑制する効果は大きくなる。
溝は、直線状であってもよく、曲線状であってもよく、直線部と曲線部とを含む形状であってもよい。溝がいずれの形状であっても、溝の延在方向は、溝の一方の端部と他方の端部とを結ぶ直線の方向であり、溝の延在方向を一義的に決定することができる。
溝の一方の端部と他方の端部とを結ぶ直線の距離Lは、固体電解コンデンサの内部への水分の浸入を抑制する効果を高める観点から、長いほど好ましい。距離Lは、フレームの延在方向に対して垂直な方向の幅Wの10%以上であることが好ましく、L=Wであることがより好ましい。
溝の深さdは、フレームの強度を十分に高く維持する観点から、フレームの厚さTの1~80%が好ましい。また、溝幅wは、水分の浸入を遮り、進行方向を変更させる効果を大きくする観点からは、あまり幅広でないことが好ましい。溝幅wは、例えば1~100μmが好ましく、1~40μmがより好ましい。ここでは、溝幅wとは、溝の開口側の最大幅を意味する。
溝の数が多いほど、水分の浸入を遮り、もしくは水分の進行方向を変更させる作用は大きくなる。また、外装体とフレームとの密着性も向上しやすく、迂回経路も長くなる。ただし、フレームの強度を十分に高く維持する観点からは、例えば溝の数を1~100本とすることが好ましい。また、溝内での水分の移動をできるだけ抑制する観点から、複数の溝は、互いに交差しないことが好ましい。
以下、本発明の一実施形態に係る固体電解コンデンサについて、図1を参照しながら説明する。図1は、固体電解コンデンサの一例の断面模式図である。
<固体電解コンデンサ>
固体電解コンデンサ20は、コンデンサ素子10と、コンデンサ素子10を封止する外装体11と、外装体11の外部に一部が露出する陽極フレーム7と、外装体11の外部に一部が露出する陰極フレーム9とを備える。コンデンサ素子10は、多孔質焼結体である陽極体1と、陽極リード2と、陽極体1の表面に形成された誘電体層3と、誘電体層3の表面に配置された固体電解質層4と、固体電解質層4の表面に形成された陰極部(導電性カーボン層5および銀ペースト層6)とを有する。
陽極リード2の一端を含む埋設部2aは、陽極体1の一面から陽極体1の内部に埋設されている。陽極リード2の他端を含む延出部2bは、外装体11で封止されている陽極フレーム7の陽極接続部7aと、溶接等により電気的に接続されている。一方、陰極部は、外装体11で封止されている陰極フレーム9の陰極接続部9aと、導電性接着材8(例えば熱硬化性樹脂と金属粒子との混合物)を介して電気的に接続されている。
陽極フレーム7は、陽極接続部7aと、外装体11の外部に露出する陽極端子7bと、陽極接続部7aと陽極端子7bとの間の中間部7cとを具備する。また、陰極フレーム9は、陰極接続部9aと、外装体11の外部に露出する陰極端子9bと、陰極接続部9aと陰極端子9bとの間の中間部9cとを具備する。陽極フレーム7の中間部7cおよび陰極フレーム9の中間部9cは、外装体11により封止されており、それらの両面が外装体と接着されている。
陽極端子7bおよび陰極端子9bは、それぞれ外装体11の異なる側面から引き出され、一方の主要平坦面(図1では下面)まで延在している。この平坦面における各端子の露出箇所は、固体電解コンデンサ20を搭載すべき基板(図示せず)との半田接続等に用いられる。
以下、陽極フレーム7の中間部7cまたは陰極フレーム9の中間部9cに溝を設けた場合を説明する。ただし、陽極接続部7aおよび/または陰極接続部9aに溝を設けてもよく、以下の例は、溝を設ける場所を限定するものではない。
図2は、陽極フレーム7の要部(図1中の破線Xで囲まれた中間部7c)の拡大断面図である。図2中の破線xは、陽極フレーム7の中間部7cと露出部(陽極端子7b)との境界を示している。図3は、陰極フレーム9の要部(図1中の破線Yで囲まれた中間部9c)の拡大断面図である。図3中の破線yは、陰極フレーム9の中間部9cと露出部(陰極端子9b)との境界を示している。
中間部7cおよび中間部9cは、各フレームの裏表二つの主面がいずれも外装体11と接着もしくは対向している部位である。また、中間部7cは、陽極接続部7aよりも外装体11の外部側に位置している。よって、中間部7cに溝7Gを形成することで、コンデンサ素子10からより遠い位置(破線xにより近い位置)で、水分の浸入を遮り、もしくは進行方向を変更させることができる。同様に、中間部9cは、陰極接続部9aよりも外装体11の外部側の部位(すなわち陰極フレーム9の陰極部と接合されていない部位)に位置している。よって、中間部9cに溝9Gを形成することで、コンデンサ素子10からより遠い位置(破線yにより近い位置)で、水分の浸入を遮り、もしくは進行方向を変更させることができる。
図2、3において、溝7Gおよび溝9Gの延在方向に対して垂直な断面形状は、楔形である。ただし、溝の断面形状は特に限定されない。また、溝7Gおよび溝9Gは、それぞれ中間部7cおよび中間部9cの両面に形成されているが、図4(a)に拡大断面図で示すように、溝Gをフレーム7(9)の一方の面だけに形成してもよい。また、図4(b)に拡大断面図で示すように、フレーム7(9)を波形にプレス加工することにより、溝GとリブRとを交互に形成してもよい。
溝形状(溝自身の延在方向に沿った形状)も、特に限定されず、図5(a)に概念的な平面図で示すように直線状の溝Gaでもよく、図5(b)に概念的な平面図で示すように波線状の溝Gbでもよく、図5(c)に概念的な平面図で示すようにジグザグ形状の溝Gcでもよい。また、図5(d)に概念的な平面図で示すように、溝Gdをフレーム7(9)の幅Wよりも短く形成したり、千鳥状に配置したりしてもよい。
外装体11は、コンデンサ素子10を封止できる絶縁性材料であればよいが、中でも、樹脂と無機フィラーとの複合材料が好ましい。このような複合材料は、フレームとの接着性に優れ、かつ強度や寸法安定性に優れている。ここで、無機フィラーが、粒状物である場合、粒状物の平均粒径は溝幅w(すなわち最大幅)よりも大きいことが好ましい。この場合、無機フィラーの粒子は、溝に侵入しにくい大きさを有する。これにより、溝には樹脂が優先的に充填されるため、外装体とフレームとの接着性を向上させやすくなる。
図6は、無機フィラーの粒子P1、P2の大きさと溝Gの幅との関係を示す概念図である。図6(a)に示す粒子P1は、溝幅wよりも大きい粒径D1を有し、図6(b)に示す粒子P2は、溝幅wよりも小さい粒径D2を有する。粒子P1は、溝Gに侵入することができないため、圧力が印加されるトランスファー成形のような工法では、溝Gの開口が粒子で塞がれることがなく、樹脂が溝Gの奥深くまで充填される。一方、粒子P2は、溝Gに侵入できるため、溝Gに嵌り込んだ状態となる。よって、粒子P2は、圧力が印加されても溝Gに嵌り込んだままで移動することができず、樹脂は溝Gの奥深くまで充填されにくい。そのため、溝G内には、粒子P2と溝Gとで閉ざされた空隙Vが形成されやすい。このような空隙Vが形成されると、空隙Vに水分が凝縮しやすくなる。
水分が凝縮しやすい空隙を低減する観点から、粒状物の平均粒径Dは、溝幅wの1~100倍であることが好ましく、2~10倍であることがより好ましい。
外装体の形成は、例えば、トランスファー成形法により行われる。絶縁性材料には、トランスファー成形の際に硬化する熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミドイミド、不飽和ポリエステル等が挙げられる。
次に、コンデンサ素子の主要な構成要素について説明する。
(陽極体)
陽極体1は、例えば、弁作用金属の粉末または弁作用金属を含む合金の粉末を焼結して得られる多孔質焼結体である。陽極体1は、弁作用金属の粉末等を例えば六面体に加圧成形し、焼結することにより作製される。このとき、陽極リード2の埋設部2aを六面体に埋め込んだ状態で加圧成形し、焼結することにより、陽極体1の一面から延出部2bを引き出すことができる。
陽極体1を構成する材料としては、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)等の弁作用金属を、1種または2種以上組み合わせて用いることができる。弁作用金属の酸化物は、誘電率が高いため、陽極体の構成材料として適している。なお、上記材料は、2種以上の金属からなる合金であってもよい。
(陽極リード)
陽極リード2は、例えば、導電性を有するワイヤーから構成されている。陽極リード2を構成する導電性材料としても弁作用金属が好ましい。陽極体1および陽極リード2を構成する材料は、同種であってもよいし、異種であってもよい。
(誘電体層)
誘電体層3は、陽極体1の表面を、化成処理等により陽極酸化することにより形成される。陽極酸化は、公知の方法により行えばよい。なお、誘電体層3はこれに限定されず、誘電体として機能する絶縁性の層であればよい。
(固体電解質層)
固体電解質層4は、誘電体層3の表面の少なくとも一部に形成される。固体電解質層4は、例えば、マンガン化合物や導電性高分子を含む。導電性高分子として、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンおよびこれらの誘導体などを用いることができる。導電性高分子を含む固体電解質層4は、例えば、原料モノマーを誘電体層3の表面において化学重合および/または電解重合することにより形成することができる。
(陰極部)
陰極は、例えば、カーボン層5と、カーボン層5の表面に形成された金属(例えば銀)ペースト層6とを有する。ただし、陰極部の構成は、これに限られず、集電機能を有する構成であればよい。
本発明は、様々な固体電解コンデンサに適用し得るが、中でも、陽極体がタンタル粉末の焼結体を具備するチップ型の固体電解コンデンサに適している。本発明に係る固体電解コンデンサは、水分の浸入を受けにくいため、高温でリフロー実装される固体電解コンデンサとして好適である。
1:陽極体、2:陽極リード、2a:埋設部、2b:延出部、3:誘電体層、4:固体電解質層、5:カーボン層、6:金属ペースト層、7:陽極フレーム、7a:陽極接続部、7b:陽極端子、7c:中間部、8:導電性接着材、9:陰極フレーム、9a:陰極接続部、9b:陰極端子、9c:中間部、10:コンデンサ素子、11:外装体、20:固体電解コンデンサ、G:溝、R:リブ

Claims (4)

  1. 陽極体と、前記陽極体の表面に形成された誘電体と、陰極部と、を有するコンデンサ素子と、
    前記陽極体と電気的に接続する陽極フレームと、
    前記陰極部と電気的に接続する陰極フレームと、
    前記陽極フレームの一部と前記陰極フレームの一部とを露出させて前記コンデンサ素子を封止する外装体とを備え、
    前記陽極フレームおよび前記陰極フレームの少なくとも一方が、前記外装体との接着面に、前記陽極フレームまたは前記陰極フレームの延在方向と交差する少なくとも1つの溝を有し、
    前記外装体が、樹脂と無機フィラーとの複合材料であり、
    前記無機フィラーが、粒状物であり、
    前記粒状物の平均粒径が、前記溝の幅よりも大きい固体電解コンデンサ。
  2. 複数の互いに交差しない前記溝を有する、請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記溝は、前記陰極フレームの前記陰極部と接合されていない部位に形成されている、請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記コンデンサ素子が、前記陽極体に一端が埋設された陽極リードを具備し、
    前記陽極リードの他端が、前記陽極フレームと溶接されており、
    前記溝は、前記陽極フレームの前記陽極リードと溶接されている部位よりも前記外装体の外部側の部位に形成されている、請求項1~のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
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