JP7004418B2 - 除草作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、放電を利用して除草を行う除草作業機に関する。
従来、特許文献1に開示された除草作業機が知られている。
特許文献1に開示の除草作業機は、高電圧発生装置と、植物に対して放電を行うための電極と、植物を切断する切削刃とを備えている。高電圧発生装置及び電極は、切断刃の上方に配置されており、放電を利用して草を枯死させる除草と植物の切断による除草とを行うことができる。
特開2002-186324号公報
しかしながら、特許文献1には、除草作業機において漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止するための対策について開示されていない。
本発明は、上記したような実情に鑑みて、漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止して作業者の安全性を確保することができる除草作業機を提供するものである。
本発明の一態様に係る除草作業機は、走行車両に装着され且つ地面に対して作業を行う対地作業機と、前記対地作業機に装着され且つ地面に植生した除去対象となる植物に向けて放電可能な放電装置と、前記放電装置が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する接地検知手段と、前記接地検知手段が前記放電装置の非接地状態を検知したときに前記放電装置の放電を停止する制御装置と、を備えている。
また、除草作業機は、前記放電装置の姿勢を検知する姿勢検知手段を備え、前記制御装置は、前記姿勢検知手段により検知された前記放電装置の姿勢が接地状態の姿勢と異なるときに前記放電装置の放電を停止する。
また、前記接地検知手段は、前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材が接地状態にあるか否かを検知することにより、前記放電装置が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する。
また、前記接地検知手段は、前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材の第1部位に取り付けられ且つ接地可能な第1導電板と、前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材の第2部位に取り付けられ且つ接地可能な第2導電板と、前記第1導電板及び前記第2導電板が接地したときに前記第1導電板と前記第2導電板とが電気的に導通状態となるように通電を行う通電部と、を有し、前記制御装置は、前記第1導電板と前記第2導電板とが導通状態にないときに前記放電装置の放電を停止する。
また、前記姿勢検知手段は、前記対地作業機の姿勢を検知することにより、放電装置の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知する。
また、前記姿勢検知手段は、前記対地作業機の地面に対する角度を検知する角度センサ又は地面からの高さを検知する高さセンサである。
また、除草作業機は、走行車両と、前記走行車両に対して前記対地作業機を昇降可能に連結する連結部と、を備え、前記姿勢検知手段は、前記連結部の地面に対する角度を検知する角度センサである。
また、除草作業機は、前記放電装置の周囲を覆う絶縁性カバーを備えている。
また、前記対地作業機は、多数の耕耘爪が回転軸に取り付けられた耕耘部を有するロータリ耕耘機である。
上記除草作業機によれば、接地検知手段によって放電装置が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかが検知され、制御装置によって接地検知手段が放電装置の非接地状態
を検知したときに放電装置の放電が停止される。これにより、アースがとれていない非接地状態では放電装置の放電が停止されるため、漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止して作業者の安全性を確保することができる。
除草作業機の一実施形態を示す側面図である。 除草作業機の一実施形態の要部を示す側面図である。 除草作業機の一実施形態の要部を示す平面図である。 放電装置を示す斜視図である。 放電装置を示す正面図である。 外殻体の内部構造を示す斜視図である。 外殻体の概略断面図である。 放電装置の放電対象の例を示す図である。 除草作業機の制御系の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1~図3は、除草作業機1の一実施形態を示す図である。
除草作業機1は、走行車両2と、対地作業機3と、放電装置4と、を備えている。
本実施形態の場合、走行車両2はトラクタである。以下、走行車両2がトラクタ2であるとして説明する。但し、走行車両2は、自走可能な車両であればよく、トラクタには限定されない。
以下、トラクタ(走行車両)2の運転席11に着座した運転者の前側(図1、図3の矢印A1方向)を前方、運転者の後側(図1、図3の矢印A2方向)を後方、運転者の左側(図3の矢印B1方向)を左方、運転者の右側(図3の矢印B2方向)を右方として説明する。また、走行車両2の前後方向(図1、図3のK1方向)に直交する方向である水平方向(図3のK2方向)を車両幅方向として説明する。
トラクタ2は、車体5と、走行装置6と、連結部7と、を備えている。
図1に示すように、車体5は、車体フレーム8と、クラッチハウジング9と、ミッションケース10とを有している。車体フレーム8は、車体5の前後方向に延びている。車体フレーム5には、運転席11、エンジン12、オルタネータ13、バッテリ14が搭載されている。エンジン12は、本実施形態の場合は、ディーゼルエンジンである。エンジン12は、車体フレーム8に搭載されて車体5の前部に配置されている。オルタネータ13は、エンジン12の回転駆動力を受けて発電する。バッテリ14は、オルタネータ13の発電により生じた電気を蓄える。
クラッチハウジング9は、エンジン12の後部に連設されており、クラッチを収容している。ミッションケース10は、クラッチハウジング9の後部に連結されて後方に延びている。ミッションケース10は、図示しない変速機構や後輪差動装置等を収容している。
走行装置6は、車体5の前部に設けられた前輪6Fと、車体5の後部に設けられた後輪6Rと、を有している。前輪6Fは、車体フレーム8に支持されている。後輪6Rは、後輪差動装置の出力軸に支持されている。後輪6Rは、車輪であってもクローラであってもよい。
連結部7は、地面(圃場等)に対して作業を行う対地作業装置3をトラクタ2の後部に連結するための装置である。本実施形態の場合、連結部7は、3点リンク機構から構成されている。連結部7は、トップリンク7a、ロアーリンク7b、リフトアーム7c、リフトロッド7d、連結枠7eを有している。トップリンク7aは、前端側がトラクタ2の後部に枢支されている。ロアーリンク7bは、トップリンク7aの下方に配置され、前端側がトラクタ2の後部に枢支されている。リフトアーム7cは、前端側がトラクタ2の後部に枢支されており、油圧シリンダ(図示略)の駆動によって後端側が上昇又は下降するように揺動する。リフトロッド7dは、上端側がリフトアーム7cの後端側に連結されており、下端側がロアーリンク7bの中途部に連結されている。連結枠7eは、トップリンク7aの後端側とロアーリンク7bの後端側とを連結している。
連結部7は、油圧シリンダの駆動によりリフトアーム7cを揺動させることによって、トラクタ2に対して昇降可能である。連結部7を昇降することによって、対地作業装置3をトラクタ2に対して昇降させることができる。
トラクタ2は、当該トラクタ2を駆動するエンジン12からの動力を、対地作業装置2等に伝達するためのPTO軸15を備えている。PTO軸15は、ミッションケース10から後方に向けて突出している。
対地作業機3は、トラクタ(走行車両)2の後方に設けられている。対地作業機3は、地面(特に圃場)に対して作業(農作業)を行う作業機であればよく、その種類は特に限定されない。本実施形態の場合、対地作業機3は、地面を耕耘するロータリ耕耘機である。以下、本実施形態の説明において、対地作業機3がロータリ耕耘機3であるとして説明する。
ロータリ耕耘機3は、機枠16と、耕耘部17と、ロータリカバー18と、を有している。機枠16は、連結部7に着脱可能に取り付けられる。機枠16は、ギアケース19を有している。トラクタ2のエンジン12からの動力は、PTO軸15からジョイント20を介してギアケース19の入力軸(PIC軸)21へと伝達される。
耕耘部17は、爪軸(回転軸)22と耕耘爪23とを有している。爪軸22は、車両幅方向に延びており、伝動ケース24の下部に回転自在に支持されている。耕耘爪23は、地面を掻く(耕耘する)爪部であって、爪軸22の回転に伴って回転する。耕耘爪23は、爪軸22の軸方向(車両幅方向)に所定間隔で装着されたフランジ(図示略)に取り付けられている。
ギアケース19のPIC軸21に伝達された動力は、伝動ケース24に収容されたチェーン等の動力伝達機構を介して爪軸22に伝達される。これにより、爪軸22と共に耕耘爪23が回転して地面(土壌)が耕起される。図1、図2に仮想線で示された円は、耕耘爪23の先端の回転軌跡(最大回転軌跡)を表している。
ロータリカバー18は、車両幅方向に延びており、耕耘部17の上方及び後方を覆っている。ロータリカバー18は、上部カバー18Aと後部カバー18Bとを有している。上部カバー18Aは、耕耘部17の上方を覆っている。後部カバー18Bは、耕耘部17の後方を覆っている。後部カバー18Bは、第1後部カバー18B1と第2後部カバー18B2とを有している。第1後部カバー18B1は、上部カバー18Aの後部に装着されている。第1後部カバー18B1は、上部カバー18Aに対する装着部分を支点として上部カバー18Aに対して上方又は下方に揺動可能である。第1後部カバー18B1の上面は、弾下装置25により機枠16と連結されている。弾下装置25は、スプリング等の弾性体によって第1後部カバー18B1を下方(接地方向)に付勢する。
第2後部カバー18B2は、第1後部カバー18B1の後部に取り付けられている。第2後部カバー18B2は、第1後部カバー18B1に対して着脱可能である。第2後部カバー18B2は、第1後部カバー18B1と略同じ長さで車両幅方向に延びている。第1後部カバー18B1の上面後部には、第1取付部181が設けられている。第2後部カバー18B2の下面前部には、第2取付部182が設けられている。図2では、第1取付部181と第2取付部182は、車両幅方向において重なっている。
第1取付部181に対する第2取付部182の取り付け方法は、着脱可能な取り付け方法であれば特に限定されない。例えば、ボルトとナットを用いて取り付けてもよいし、凸状の係止部(フック等)を凹状の被係止部(切り欠き等)に対して係止することにより取り付けてもよい。
第1後部カバー18B1の第1取付部181に対して第2後部カバー18B2の第2取付部182を取り付けることにより、第2後部カバー18B2を第1後部カバー18B1の後部に取り付けることができる。また、第1取付部181に対する第2取付部182の取り付けを解除することにより、第2後部カバー18B2を第1後部カバー18B1から取り外すことができる。
第2後部カバー18B2は、第1後部カバー18B1の後端部から後下方に延びており、後方に延びるにつれて次第に下方へと移行するように湾曲して延びている。第2後部カバー18B2の後端部(下端部)には、地面を均すための整地部184が設けられている。図3に示すように、整地部184は、第2後部カバー18B2の車両幅方向の全長にわたって設けられている。図2に示すように、整地部184の下面は、下向きに緩やかに膨らむ湾曲面に形成されている。整地部184は、ロータリ耕耘機3が下降したとき(作業姿勢にあるとき)に接地する。トラクタ2がロータリ耕耘機3を牽引しながら走行すると、整地部184が地面に当接しながら移動することによって地面を均すことができる。
第2後部カバー18B2は、放電装置4を取り付け可能な第3取付部183を有している。第3取付部183は、第2後部カバー18B2の内面(放電装置4側を向く面)に設けられている。本実施形態の場合、第3取付部183は、第2後部カバー18B2の内面上部から下方に突出して設けられている。但し、第3取付部183は、第2後部カバー18B2の別の位置に設けてもよい。例えば、第3取付部183は、第2後部カバー18B2の内面下部から前方に突出して設けてもよい。第3取付部183に対して放電装置4が着脱可能に取り付けられる。
第2後部カバー18B2の少なくとも内面は、放電装置4から放電される電気の導通を防ぐために絶縁性の素材で被覆されることが好ましい。具体的には、第2後部カバー18B2の全体を絶縁性の素材で構成してもよいし、第2後部カバー18B2の内面に絶縁性の素材をコーティングしたり、絶縁性のシートを貼付したりしてもよい。
ロータリ耕耘機3は、ゲージ輪26を有している。ゲージ輪26は、耕耘部17の後方に設けられている。ゲージ輪26は、機枠16と接続されたフレーム27に取り付けられており、接地しながら回転する。フレーム27には、ゲージ輪26の高さを調整するための高さ調整部28が設けられている。ゲージ輪26の高さを調整することによって、耕耘部17の高さを調整することができる。尚、図3ではゲージ輪26を省略している。
図1、図2に示すように、放電装置4は、トラクタ(走行車両)2の後方に設けられている。詳しくは、放電装置4は、耕耘部17の後方に設けられている。放電装置4は、第1後部カバー18B1の後方であって、第2後部カバー18B2の整地部184の前方に位置している。
放電装置4は、地面又は当該地面に植生した除去対象となる植物に向けて放電可能な装置である。
以下、図4~図7に基づいて放電装置4の構成を説明する。但し、図4~図7は、放電装置4の一例を示す図であって、放電装置4の構成は図4~図7に示す構成には限定されない。
放電装置4は、本体40と取付部材41とを有している。
本体40は、トラクタ2の後方であって且つ耕耘部17の後方に配置されている。本体40は、外殻体42、放電部43等を有している。
外殻体42は、放電部43の周囲を覆っている。本実施形態の場合、外殻体42は円筒形である。但し、外殻体42の形状は円筒形には限定されない。
外殻体42は、絶縁性の素材から構成されている。外殻体42は、長さ方向(円筒の中心軸方向)が車両幅方向を向いて配置されている。外殻体42の長さ(車両幅方向の長さ)は、対地作業機3における対地作業を行う部分の長さ(車両幅方向の長さ)以上であることが好ましい。本実施形態の場合、外殻体42の長さは、耕耘部17の車両幅方向の長さ以上に設定されている。外殻体42は、車両幅方向において、対地作業を行う部分(耕耘部17)とオーバーラップする範囲に設けられる。
外殻体42は、取付部材41の下部に、車両幅方向の軸回りに回転可能に取り付けられている。外殻体42は、トラクタ2の後方であって且つ耕耘部17の後方に配置されている。外殻体42は、トラクタ2の走行に伴って地面に当接しながら回転する。
導電軸44は、外殻体42の内部に配置され、外殻体42の長さ方向の一端部から他端部にわたって延びている。外殻体42は、導電軸44に対して回転自在に連結されている。導電軸44には、印加電極45が設けられている。印加電極45は、導電軸44と電気的に接続されている。印加電極45には、高電圧ケーブル46及び導電軸44を介して高電圧が印加される。印加電極45は、導電軸44の長さ方向に間隔をあけて複数設けられている。本実施形態の場合、印加電極45の数は5つであるが、印加電極45の数は限定されない。印加電極45は、先端部が尖っている。印加電極45は、導電軸44に対して軸受を介して回転自在に取り付けられており、導電軸44が回転しても自重で先端部が下向きとなる。
図5、図7に示すように、外殻体42の内側面には、複数の板状の受電部47が取り付けられている。複数の受電部47は、互いに間隔をあけて配置されており、互いに絶縁されている。尚、図5では、1つの受電部47のみを図示している。印加電極45の先端部と、当該先端部の下方にある受電部47との間には隙間が設けられている。印加電極45に高電圧が印加されると、印加電極45の先端部と受電部47との間の隙間で放電(プラズマ放電)が起こる。つまり、印加電極45と受電部47とにより放電部が構成されている。
外殻体42は、受電部47同士の間に貫通孔48を有している。貫通孔48の形状は、外殻体42の長さ方向に長く延びた長円形状である。但し、貫通孔48の形状は、長円形状には限定されない。印加電極45と受電部47との間の隙間で起こった放電に起因する放電生成物(空気イオン等)は、貫通孔48を通って外殻体42の外部に出てくる。また、帯電した受電部47から地面に対して二次放電による放電が生じる。
取付部材41は、本体40を後部カバー18Bに取り付けるための部材である。取付部材41は、絶縁性の素材から構成されている。取付部材41には、本体40が取り付けられている。本実施形態の場合、取付部材41の下部に外殻体42が回転可能に取り付けられている。
取付部材41は、本体40(外殻体42)の長さ方向(円筒の中心軸方向)の一端側と他端側にそれぞれ配置されている。以下、外殻体42の長さ方向の一端側に配置された取付部材を41Lと表記し、外殻体42の長さ方向の一端側に配置された取付部材を41Rと表記する場合がある。取付部材41Lと取付部材41Rとは、接続部材49により接続されている。
取付部材41の上部(取付部)41aは、後部カバー18Bに取り付けられる。図2に示すように、取付部材41の上部(取付部)を後部カバー18Bに取り付けることにより、取付部材41が第2後部カバー18B2に取り付けられている。具体的には、取付部材41の上部(取付部)41aは、第2後部カバー18B2の第3取付部183に対してボルトやナット等の取付具を介して取り付けられている。
取付部材41が後部カバー18B(第2後部カバー18B2)に取り付けられることにより、放電装置4が後部カバー18B(第2後部カバー18B2)に取り付けられる。第2後部カバー18B2は、放電装置4が取り付けられることにより、放電装置4と共に第1後部カバー18B1に対して着脱可能となる。
第2後部カバー18B2の整地部184は、接地した状態において、外殻体42の下端部と同じ高さか外殻体42の下端部よりも下方に位置する。整地部184は、金属等の導電性の素材から構成されることが好ましい。地面に接地する整地部184を導電性の素材から構成することにより、整地部184を地面に電気を逃がすアース電極として機能させることができる。尚、第2後部カバー18B2に整地部184とは別に導電性の部材(後述する第1導電板61、第2導電板62)を取り付け、当該部材をアース電極として使用してもよい。
取付部材41は、長さ調整が可能な構成(伸縮可能な構成)としてもよい。取付部材41の長さを調整可能とすることにより、外殻体42の地面からの高さ(本体40の地面からの高さ)を調整することが可能となる。具体的には、外殻体42を接地して配置することもできるし、地面との間に隙間をあけて配置することもできる。
取付部材41及び接続部材49は、内部に空間を有しており、当該空間に高電圧ケーブル46(図5、図6参照)が挿通されている。高電圧ケーブル46の基端側は、取付部材41から取り出されてトラクタ2に配置された高電圧発生部(図示略)と接続されている。高電圧発生部は、オルタネータ13により発電された電気(バッテリ14に蓄えられた電気を含む)を昇圧してパルス状の高電圧にて高電圧ケーブル46へと送ることができる
。高電圧ケーブル46は、中途部で二股に分岐されており、他端側は導電軸44の一端側と他端側とにそれぞれ接続されている。これにより、高電圧ケーブル46から導電軸44の両端部に高電圧を印加することができる。
図3に示すように、放電装置4は、外殻体42の長さ方向(円筒中心軸方向)が車両幅方向を向いて第2後部カバー18B2に取り付けられている。尚、図3では、1つの放電装置4が車両幅方向に延びて配置されているが、放電装置4の数は1つに限定されない。例えば、複数の放電装置4を車両幅方向や前後方向に並べて配置してもよい。
図1~図3に示すように、放電装置4は、後部カバー18Bに取り付けられた状態において、後部カバー18Bにより覆われる。具体的には、放電装置4は、第2後部カバー18B2に取り付けられた状態において、第2後部カバー18B2により上方及び後方が覆われる。放電装置4の外殻体42は、第2後部カバー18B2の整地部184が接地した状態において、上方から見たときに第2後部カバー18B2により覆われる。また、放電装置4の外殻体42は、第2後部カバー18B2の整地部184が接地した状態において、後方から見たときにも第2後部カバー18B2により覆われる。
図3に示すように、第2後部カバー18B2は、放電装置4(外殻体42)の側方(左方及び右方)を覆う側部板185を備えていることが好ましい。この場合、第2後部カバー18B2によって、放電装置4(外殻体42)の上方及び後方に加えて側方も覆われる。側部板185の少なくとも内面(放電装置4側を向く面)は、放電装置4から放電される電気の導通を防ぐために絶縁性の素材で被覆されることが好ましい。
放電装置4は、連結部7の昇降に伴う対地作業機(ロータリ耕耘機)3の昇降に伴って昇降する。放電装置4は、ロータリ耕耘機3が下降した状態(第2後部カバー18B2が接地した状態)において外殻体42が接地する。外殻体42が接地した状態で放電装置4を作動させ、トラクタ2の走行により外殻体42を除去対象となる植物(雑草等)の上方を通過させると、放電装置4の放電部(印加電極45、受電部47)から除去対象となる植物に向けて放電される。これにより、除去対象となる植物に対して電撃が与えられるため、当該植物を枯死させることができる。また、当該植物の周辺の土壌(耕耘された土壌)を殺菌したり、センチュウ等の害虫を死滅させたりすることもできる。
この放電装置4の放電による除草作業は、耕耘部17の回転による耕耘作業を行いつつ実行することができる。そのため、除草作業及び耕耘作業の作業効率を向上させることができる。また、放電装置4の放電による土壌の殺菌作業や害虫の駆除作業も、耕耘部17の回転による耕耘作業を行いつつ実行することができるため、作業効率に優れている。また、放電装置4が後部カバー18Bにより覆われているため、作業者が放電を受ける危険性がなく、作業者の安全性を確保することができる。
図8(a)に示すように、放電装置4は、地面GLに植生した除去対象となる植物Pと当該植物Pの周囲の土壌に向けて放電することができる。また、図8(b)に示すように、地面GLに植生した除去対象となる植物Pのみに向けて放電することもできる。また、図8(c)に示すように、除去対象となる植物がない対地作業機3の作業対象となる地面GLの土壌に向けて放電することもできる。
除去対象となる植物Pに向けて放電することによって植物Pを枯死させることができる。地面GLの土壌に向けて放電することによって土壌を殺菌したり土壌中の害虫(センチュウ等)を死滅させたりすることができる。除去対象となる植物Pと当該植物Pの周囲の土壌の両方に向けて放電することによって、除去対象となる植物Pの枯死、土壌の殺菌、土壌中の害虫の死滅が可能となる。
図2、図3に示すように、除草作業機1には、放電装置4の外殻体42が接地した状態において外殻体42の周囲(上方、前方、後方、側方)を覆う絶縁性カバー51を設けてもよい。絶縁性カバー51を設けることによって、放電装置4から除去対象となる植物以外への意図しない放電を確実に防止することができる。
図9は、除草作業機1の制御系の構成を示している。図9に示すように、除草作業機1は、接地検知手段60と、姿勢検知手段65と、制御装置66と、を備えている。尚、以下では、対地作業機3がロータリ耕耘機3である場合について説明するが、対地作業機3がロータリ耕耘機以外の対地作業機である除草作業機1においても、接地検知手段60、姿勢検知手段65、制御装置66を備えることができる。
接地検知手段60は、放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する手段である。接地検知手段60は、対地作業機3における放電装置4が装着される部材が接地状態にあるか否かを検知することにより、放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する。
接地検知手段60は、第1導電板61、第2導電板62、通電部63、導通検知部64を有している。
第1導電板61及び第2導電板62は、アース電極である。図1、図2に示すように、第1導電板61及び第2導電板62は、ロータリ耕耘機(対地作業機)3における放電装置4が装着される部材に取り付けられている。第1導電板61は、ロータリ耕耘機3における放電装置4が装着される部材の第1部位に取り付けられている。第2導電板62は、ロータリ耕耘機3における放電装置4が装着される部材の第2部位に取り付けられている。本実施形態の場合、第1導電板61は、第2後部カバー18B2の第1部位に取り付けられている。第2導電板62は、第2後部カバー18B2の第2部位に取り付けられている。
第1部位と第2部位とは車両幅方向に隔てられており、第1導電板61と第2導電板62とは車両幅方向に離れた位置に配置される。本実施形態の場合、第1導電板61が取り付けられる第1部位は、第2後部カバー18B2の左部である。第2導電板62が取り付けられる第2部位は、第2後部カバー18B2の右部である。第1導電板61及び第2導電板62は、第2後部カバー18B2の下面から下方に延びている。
第1導電板61及び第2導電板62は、ロータリ耕耘機3が下降しているときに接地可能である。具体的には、第1導電板61及び第2導電板62は、ロータリ耕耘機3が下降しているときに地面に突き刺さることにより、確実に接地することができる。
上述した通り、ロータリ耕耘機3が下降しているとき、放電装置4(具体的には、外殻体42)が接地する。そのため、放電装置4(外殻体42)が接地しているとき、第1導電板61及び第2導電板62が接地する。
通電部63は、バッテリ14から供給される電気を利用して第1導電板61又は第2導電板62に対して通電する。通電部63により通電した状態において、第1導電板61及び第2導電板62が接地すると、第1導電板61と第2導電板62とが電気的に導通状態となる。一方、通電部63により通電した状態において、第1導電板61と第2導電板62の一方又は両方が接地していないと、第1導電板61と第2導電板62とは電気的に導通状態とならない。
第1導電板61と第2導電板62とは、導通検知部64を介して接続されている。導通検知部64には、第1導電板61と第2導電板62とが電気的に導通状態にあるとき(第1導電板61及び第2導電板62が接地したとき)には電気が流れ、導通状態にないとき(第1導電板61と第2導電板62の一方又は両方が接地していないとき)には電気が流れない。これにより、導通検知部64は、第1導電板61と第2導電板62とが電気的に導通状態にあるか非導通状態にあるかを検知する。
制御装置66は、トラクタ2又はロータリ耕耘機3に搭載される。制御装置66は、例えば、CPUや所定のプロクラムを記憶した記憶部等を備えたコンピュータから構成されている。制御装置66は、接地検知手段60及び姿勢検知手段65から検知結果を示す検知信号を受信し、検知結果に基づいて放電装置4を制御する。
制御装置66は、接地検知手段60の導通検知部64による検知結果に基づいて放電装置4を制御し、第1導電板61と第2導電板62とが電気的に導通状態でないときに放電装置4の放電を停止する。制御装置66は、導通検知部64によって非導通状態が検知された場合、高電圧発生部と高電圧ケーブル46との間に設けられた電気的接点を遮断する等の方法によって、高電圧発生部から高電圧ケーブル46への給電を停止し、放電装置4の放電を停止させる。
上記除草作業機1によれば、第1導電板61及び第2導電板62が接地しているとき(放電装置4が接地状態にあるとき)には、放電装置4の放電が許容される。このときは、第1導電板61及び第2導電板62が接地しているため、放電装置4からの漏電等が発生しても電気が地面に逃げるため安全である。一方、第1導電板61及び第2導電板62が接地していないとき(放電装置4が接地状態にないとき)には、放電装置4の放電が停止される。そのため、放電装置4からの漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止することができる。
尚、接地検知手段60は、放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを直接的に検知する構成としてもよい。この場合、例えば、第1導電板61及び第2導電板62を放電装置4に取り付ける。具体的には、第1導電板61を外殻体42の車両幅方向の一端側に取り付け、第2導電板62を外殻体42の車両幅方向の他端側に取り付ける構成とすることができる。
姿勢検知手段65は、放電装置4の姿勢を検知する。姿勢検知手段65は、放電装置4が装着された対地作業機(ロータリ耕耘機)3の姿勢を検知することにより、放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知する。
具体的には、姿勢検知手段65は、対地作業機(ロータリ耕耘機)3の姿勢が作業姿勢にあるとき(下降しているとき)、放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢であることを検知する。また、対地作業機(ロータリ耕耘機)3の姿勢が非作業姿勢にあるとき(上昇しているとき)、放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知する。
本実施形態の場合、姿勢検知手段65は、角度センサである。角度センサは、ロータリ耕耘機3の地面(水平面)に対する角度(傾き)を検知する角度センサ(傾きセンサ)であってもよいし、連結部7の地面(水平面)に対する角度(傾き)を検知する角度センサ(傾きセンサ)であってもよい。また、姿勢検知手段65は、ロータリ耕耘機3の地面からの高さを検知する高さセンサであってもよい。
姿勢検知手段65がロータリ耕耘機3の地面に対する角度又は地面からの高さを検知する場合、角度センサ又は高さセンサは、例えば、耕耘部17の回転軸22、ロータリカバー18、ギアケース19、伝動ケース24等に取り付けられる。連結部7の地面に対する角度を検知する場合、角度センサは、例えば、ロアーリンク7b、トップリンク7a、連結枠7e等に取り付けられる。
制御装置66は、姿勢検知手段65による検知結果に基づいて放電装置4を制御する。具体的には、制御装置66は、姿勢検知手段65により検知された放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なるときに、放電装置4の放電を停止する。例えば、ロータリ耕耘機3が上昇している状態(接地していない状態)にあるとき、言い換えれば、ロータリ耕耘機3が作業姿勢にないとき、放電装置4は接地状態の姿勢と異なるため、制御装置66は放電装置4の放電を停止する。これにより、放電装置4からの放電に起因する作業者の感電を防止することができる。
制御装置66は、接地検知手段60が放電装置4の非接地状態を検知した場合(第1の場合)と、姿勢検知手段65により検知された放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なる場合(第2の場合)の少なくともいずれかの場合に該当するとき、放電装置4の放電を停止する。例えば、姿勢検知手段65により検知された放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢にある場合(ロータリ耕耘機3が下降している場合等)であっても、接地検知手段60が放電装置4の非接地状態を検知した場合には、放電装置4の放電を停止する。これにより、放電装置4からの放電や漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止することができる。
<効果>
上記除草作業機によれば、以下の効果を奏する。
除草作業機1は、機枠16と、機枠16に回転可能に支持され且つ多数の耕耘爪23を有する耕耘部17と、耕耘部17の上方を覆う上部カバー18Aと、耕耘部17の後方を覆い且つ地面を均す整地部184を有する後部カバー18Bと、後部カバー18Bにより覆われ且つ地面又は当該地面に植生した除去対象となる植物に向けて放電可能な放電装置4と、を備えている。
この構成によれば、耕耘部17の回転による耕耘作業を行いつつ放電装置4の放電による除草作業を行うことができるため、除草作業及び耕耘作業の作業効率を向上させることができる。また、耕耘部17の回転による耕耘作業を行いつつ、放電装置4の放電によって、植物の周辺の土壌(耕耘された土壌)を殺菌したり、当該土壌中のセンチュウ等の害虫を死滅させたりすることができるため、作業効率に優れている。また、放電装置4が後部カバー18Bにより覆われているため、作業者が放電を受ける危険性がなく、作業者の安全性を確保することができる。
また、後部カバー18Bは、上部カバー18Aの後部に取り付けられた第1後部カバー18B1と、第1後部カバー18B1の後部に取り付けられ且つ整地部184を有する第2後部カバー18B2と、を有し、放電装置4は第2後部カバー18B2に取り付けられている。
この構成によれば、第1後部カバー18B1の後部に取り付けられた第2後部カバー18B2に放電装置4を取り付けることにより、放電装置4を第2後部カバー18B2により覆いつつ耕耘部17の後方に容易に配置することができる。
また、第2後部カバー18B2は、放電装置4と共に第1後部カバー18B1に対して着脱可能である。
この構成によれば、放電装置4と第2後部カバー18B2とを一体的に第1後部カバー18B1に対して着脱することができるため、放電装置4の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。
また、第2後部カバー18B2は、放電装置4の上方、後方及び側方を覆う。
この構成によれば、放電装置4から上方、後方及び側方への放電を防ぐことができるため、除去対象となる植物以外への放電を回避することができて安全である。
また、放電装置4は、絶縁性の外殻体42と、外殻体42により覆われ且つ地面に向けて放電を行う放電部43と、後部カバー18Bに取り付け可能な取付部41aと、を有している。
この構成によれば、取付部41aによって放電装置4を後部カバー18Bに容易に取り付けることができると共に、絶縁性の外殻体42によって放電部43から意図しない方向への放電を防止することができて安全である。
また、外殻体42は、地面に当接しながら回転する円筒形である。
この構成によれば、外殻体42が地面に当接しながら回転することで、地面に植生した除去対象の植物に対して放電部43を接近させることができるため、当該植物に対する放電を確実に行うことが可能となる。
また、除草作業機1は、走行車両2に装着され且つ地面に対して作業を行う対地作業機3と、対地作業機3に装着され且つ地面に植生した除去対象となる植物に向けて放電可能な放電装置4と、放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する接地検知手段60と、接地検知手段60が放電装置4の非接地状態を検知したときに放電装置4の放電を停止する制御装置66と、を備えている。
この構成によれば、接地検知手段60によって放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかが検知され、制御装置66によって接地検知手段60が放電装置4の非接地状態を検知したときに放電装置4の放電が停止される。これにより、アースがとれていない非接地状態では放電装置4の放電が停止されるため、漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止して作業者の安全性を確保することができる。
また、除草作業機1は、放電装置4の姿勢を検知する姿勢検知手段65を備え、制御装置66は、姿勢検知手段65により検知された放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なるときに放電装置4の放電を停止する。
この構成によれば、例えば、対地作業機3が走行車両2に対して上昇しているとき(接地していないとき)など、放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なるときには、放電装置4の放電が停止されるため、放電装置4からの放電が除去対象となる植物以外に向かうことを回避できて安全である。
また、接地検知手段60は、対地作業機3における放電装置4が装着される部材が接地状態にあるか否かを検知することにより、放電装置4が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する。
この構成によれば、対地作業機3における放電装置4が装着される部材(第2後部カバー18B2)が接地状態にあるか否かを検知することによって、間接的に放電装置4の接地状態と非接地状態を検知することができる。
また、接地検知手段60は、対地作業機3における放電装置5が装着される部材の第1部位に取り付けられ且つ接地可能な第1導電板61と、対地作業機3における放電装置4が装着される部材の第2部位に取り付けられ且つ接地可能な第2導電板62と、第1導電板61及び第2導電板62が接地したときに第1導電板61と第2導電板62とが電気的に導通状態となるように通電を行う通電部63と、を有し、制御装置66は、第1導電板61と第2導電板62とが導通状態にないときに放電装置4の放電を停止する。
この構成によれば、対地作業機3における放電装置4が装着される部材が放電装置4と共に下降しているときには、第1導電板61と第2導電板62を接地させて確実にアースをとることができる。また、対地作業機3における放電装置4が装着される部材が放電装置4と共に上昇しているときなど、第1導電板61及び第2導電板62が接地していない場合、放電装置4の放電が停止されるため、放電装置4からの漏電等に起因する作業者の感電を確実に防止することができる。
また、姿勢検知手段65は、対地作業機3の姿勢を検知することにより、放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知する。
この構成によれば、放電装置4が装着された対地作業機3の姿勢を検知することによって、間接的に放電装置4の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知することができる。
また、姿勢検知手段65は、対地作業機3の地面に対する角度を検知する角度センサ又は地面からの高さを検知する高さセンサである。
この構成によれば、姿勢検知手段65である角度センサ又は高さセンサによって、対地作業機3の姿勢が対地作業時の姿勢と異なることを確実に検知することができる。また、制御装置66は、姿勢検知手段65である角度センサ又は高さセンサにより検知された対地作業機3の姿勢が対地作業時の姿勢と異なるときに、放電装置4の放電を停止する。これにより、放電装置4からの放電に起因する作業者の感電を防止することができる。
また、除草作業機1は、走行車両2と、走行車両2に対して対地作業機3を昇降可能に連結する連結部7と、を備え、姿勢検知手段65は、連結部7の地面に対する角度を検知する角度センサである。
この構成によれば、姿勢検知手段65である角度センサが連結部7の地面に対する角度を検知することによって、対地作業機3の姿勢が対地作業時の姿勢と異なることを確実に検知することができる。
また、除草作業機1は、放電装置4の周囲を覆う絶縁性カバー30,38,80を備えている。
この構成によれば、絶縁性カバー30,38,80によって、放電装置4から除去対象となる植物以外への意図しない放電を防止することができるため、安全性に優れている。
また、対地作業機3は、多数の耕耘爪23が回転軸22に取り付けられた耕耘部17を有するロータリ耕耘機である。
この構成によれば、ロータリ耕耘機によって地面を耕耘しながら、放電装置4によって除草を行うことができるため、作業性に優れている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 除草作業機
2 走行車両
3 対地作業機
4 放電装置
7 連結部
17 耕耘部
22 回転軸
23 耕耘爪
30 絶縁性カバー
38 絶縁性カバー
60 接地検知手段
61 第1導電板
62 第2導電板
63 通電部
65 姿勢検知手段
66 制御装置
80 絶縁性カバー

Claims (9)

  1. 走行車両に装着され且つ地面に対して作業を行う対地作業機と、
    前記対地作業機に装着され且つ地面に植生した除去対象となる植物に向けて放電可能な放電装置と、
    前記放電装置が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する接地検知手段と、
    前記接地検知手段が前記放電装置の非接地状態を検知したときに前記放電装置の放電を停止する制御装置と、
    を備えている除草作業機。
  2. 前記放電装置の姿勢を検知する姿勢検知手段を備え、
    前記制御装置は、前記姿勢検知手段により検知された前記放電装置の姿勢が接地状態の姿勢と異なるときに前記放電装置の放電を停止する請求項1に記載の除草作業機。
  3. 前記接地検知手段は、
    前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材が接地状態にあるか否かを検知することにより、前記放電装置が接地状態と非接地状態のいずれの状態にあるかを検知する請求項1に記載の除草作業機。
  4. 前記接地検知手段は、
    前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材の第1部位に取り付けられ且つ接地可能な第1導電板と、
    前記対地作業機における前記放電装置が装着される部材の第2部位に取り付けられ且つ接地可能な第2導電板と、
    前記第1導電板及び前記第2導電板が接地したときに前記第1導電板と前記第2導電板とが電気的に導通状態となるように通電を行う通電部と、
    を有し、
    前記制御装置は、前記第1導電板と前記第2導電板とが導通状態にないときに前記放電装置の放電を停止する請求項3に記載の除草作業機。
  5. 前記姿勢検知手段は、前記対地作業機の姿勢を検知することにより、放電装置の姿勢が接地状態の姿勢と異なることを検知する請求項2に記載の除草作業機。
  6. 前記姿勢検知手段は、前記対地作業機の地面に対する角度を検知する角度センサ又は地面からの高さを検知する高さセンサである請求項5に記載の除草作業機。
  7. 走行車両と、
    前記走行車両に対して前記対地作業機を昇降可能に連結する連結部と、
    を備え、
    前記姿勢検知手段は、前記連結部の地面に対する角度を検知する角度センサである請求項5に記載の除草作業機。
  8. 前記放電装置の周囲を覆う絶縁性カバーを備えている請求項1~7のいずれか1項に記載の除草作業機。
  9. 前記対地作業機は、多数の耕耘爪が回転軸に取り付けられた耕耘部を有するロータリ耕耘機である請求項1~8のいずれか1項に記載の除草作業機。
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