JP2018201471A - 耕耘整地装置 - Google Patents

耕耘整地装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018201471A
JP2018201471A JP2017114209A JP2017114209A JP2018201471A JP 2018201471 A JP2018201471 A JP 2018201471A JP 2017114209 A JP2017114209 A JP 2017114209A JP 2017114209 A JP2017114209 A JP 2017114209A JP 2018201471 A JP2018201471 A JP 2018201471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilling
soil
width direction
tillage
leveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017114209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6975956B2 (ja
Inventor
宮丸 博隆
Hirotaka Miyamaru
博隆 宮丸
宮丸 雅博
Masahiro Miyamaru
雅博 宮丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAMARU ATTACHMENT KENKYUSHO KK
Miyamaru Attachment Co Ltd
Original Assignee
MIYAMARU ATTACHMENT KENKYUSHO KK
Miyamaru Attachment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIYAMARU ATTACHMENT KENKYUSHO KK, Miyamaru Attachment Co Ltd filed Critical MIYAMARU ATTACHMENT KENKYUSHO KK
Priority to JP2017114209A priority Critical patent/JP6975956B2/ja
Publication of JP2018201471A publication Critical patent/JP2018201471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6975956B2 publication Critical patent/JP6975956B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

【課題】一度の畝立て作業や土寄せ作業によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を確実に平坦面に均すことのできる耕耘整地装置を提供する。
【解決手段】耕耘ロータ30によって耕された土壌を平坦面状に均す整地部材62と、幅方向におけるチェーンケース21に対応する位置において土壌Sを削り取る残耕処理刃61と、を備え、残耕処理刃61の少なくとも一部分は、耕耘ロータ30の耕耘爪32の回転範囲Rの内側に位置している。これにより、整地部材62によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を平坦面に均すことができるので、一度の畝立て作業や土寄せ作業によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を確実に平坦面に均すことが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、前進する走行体の走行輪の回転方向と逆方向に耕耘ロータを回転させながら土壌を耕して整地するための耕耘整地装置に関するものである。
従来、この種の耕耘整地装置としては、トラクタ等の走行体に連結され、走行体が前進する際の走行輪の回転方向と逆方向に回転させながら圃場の土壌を耕す耕耘ロータ(所謂アップカットロータ)と、耕耘ロータによって耕した土壌を均すための整地部材と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記耕耘整地装置は、圃場において、耕耘ロータによって耕した土壌を走行体の幅方向両側に移動させることで、走行体の幅方向両側に畝を形成する畝立て作業や、畝と畝との間の土壌を畝に寄せる土寄せ作業に用いられる場合がある。前記耕耘整地装置は、畝立て作業や土寄せ作業に用いられる場合に、畝と畝との間の溝に位置する土壌を整地部材によって平坦面となるように均している。
特開2011−250749号公報
前記耕耘整地装置は、エンジン等の動力を耕耘ロータに伝達するための動力伝達機構を収納するケースを有している。耕耘ロータは、回転軸の軸方向の端部が、ケースの側面に接続されている。このため、前記耕耘整地装置は、耕耘ロータを回転させたときに、ケースの外周部において耕耘ロータの爪が到達しない部分が生じることになる。前記耕耘整地装置では、硬い土壌や粘土質の土壌に対して畝立て作業や土寄せ作業を行った場合に、ケースの下方に耕耘爪によって耕されない土壌(残耕)が線状に残り、整地部材によっても畝と畝との間の溝に位置する土壌を平坦面に均すことができない。
本発明の目的とするところは、一度の畝立て作業や土寄せ作業によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を確実に平坦面に均すことのできる耕耘整地装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、走行体の幅方向に延びる回転軸の外周部に複数の耕耘爪が取り付けられ、前進する走行体の走行輪の回転方向と逆方向に回転することで土壌を耕す耕耘ロータと、耕耘ロータによって耕された土壌を平坦面状に均す整地部材と、走行体の幅方向における、耕耘ロータを回転させる動力を耕耘ロータに伝達する動力伝達機構が収納されたケースに対応する位置に設けられ、土壌を削り取る残耕処理刃と、を備え、残耕処理刃は、ケースの後方において前後方向に延びるように形成され、残耕処理刃の少なくとも一部分は、耕耘ロータの耕耘爪の回転範囲の内側に位置している。
これにより、ケースの下方において耕されることなく残った土壌が残耕処理刃によって削り取られ、残耕処理刃によって削り取られた土壌が、残耕処理刃に隣接する耕耘ロータの耕耘爪に接触して前方に放出されることから、整地部材によって畝と畝との間の溝に位置する土壌が平坦面に均される。
本発明によれば、整地部材によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を平坦面に均すことができるので、一度の畝立て作業や土寄せ作業によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を確実に平坦面に均すことが可能となる。
本発明の一実施形態を示す耕耘整地装置を装着したトラクタの側面図である。 耕耘整地装置の側面図である。 耕耘ロータ及び残耕処理・整地部の概略図である。 残耕処理・整地部の斜視図である。 整地部材に対する残耕処理刃の取付構造を示す図である。 整地部材に対する残耕処理刃の取付構造を示す図である。 畝と畝との間において耕されることなく残る土壌(残耕)を示す図である。 残耕処理・整地部の側面図である。 残耕処理・整地部の平面図である。
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。尚、本実施形態における前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向を表す記載は、本発明の耕耘整地装置が装着されるトラクタの前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向に対応するものとする。
本発明の耕耘整地装置10は、図1に示すように、走行体としてのトラクタ1の後部に着脱自在に取り付けられる。この耕耘整地装置10は、走行するトラクタ1の後方において、圃場の土壌を耕すと共にトラクタ1の幅方向両側に畝を形成する畝立て作業や、複数の畝が形成された圃場における畝と畝との間の土壌をトラクタ1の幅方向両側の畝に寄せる土寄せ作業に用いられるものである。
トラクタ1は、図1に示すように、車体2の前側の幅方向両側に設けられた前輪3と、車体2の後側の幅方向両側に設けられた後輪4と、車体2の後側の幅方向中央部に設けられた搭乗部5と、を有している。トラクタ1は、オペレータが搭乗部5に搭乗した状態で、車体2の前側に設けられた図示しないエンジンの動力によって走行する。また、トラクタ1の車体2の後部には、エンジンの動力を取り出すための図示しないPTO機構が設けられ、PTO機構を介してエンジンの動力が耕耘整地装置10に伝達される。
耕耘整地装置10は、図1及び図2に示すように、トラクタ1に連結されるフレーム20と、フレーム20の下方に設けられた幅方向一対の耕耘ロータ30と、一対の耕耘ロータ30それぞれの上側の外周部を囲むカバー40と、フレーム20の後部に設けられた幅方向一対の耕深設定部50と、一対の耕深設定部50の前方に設けられた残耕処理・整地部60と、を有している。
フレーム20は、前後方向に延びる部材であり、前端部がトラクタ1の後部に2点リンク機構を介して連結される。フレーム20は、前端部を回転中心としてトラクタ1に対して上下に揺動自在に構成されている。また、フレーム20には、幅方向中央部から下方に延びるように形成され、エンジンの動力を一対の耕耘ロータ30のそれぞれに伝達するためのチェーンとスプロケット等の動力伝達機構が収納されるチェーンケース21が設けられている。チェーンケース21は、前後方向の寸法が大きく、幅方向の寸法が小さくなるように偏平した形状を有しており、幅方向両側に耕耘ロータ30を構成する後述する回転軸が連結されている。
耕耘ロータ30は、図1乃至図3に示すように、チェーンケース21の幅方向の側面からそれぞれ幅方向外側に延びる回転軸31と、互いに回転軸31の周方向及び軸方向に間隔をおいて設けられた複数の耕耘爪32と、を有している。
回転軸31は、トラクタ1が前進する際における前輪3及び後輪4の回転方向と逆方向に回転する。回転軸31の外周部には、耕耘爪32を取り付けるための複数の爪取付ブラケット31aが設けられている。
複数の耕耘爪32は、ボルト及びナット等の締結部材によって、それぞれの基端側が回転軸31の爪取付ブラケット31aに固定される。複数の耕耘爪32は、基端側から先端側に向かって、回転軸31の回転方向の反対側に向かって湾曲するとともに、回転軸31の軸方向に湾曲する形状を有している。
複数の耕耘爪32は、図3に示すように、基端側から先端側に向かってトラクタ1の幅方向外側に湾曲する外向き爪32aと、基端側から先端側に向かってトラクタ1の幅方向内側に湾曲する内向き爪32bと、基端側から先端側に向かってトラクタ1の幅方向内側に湾曲すると共に幅方向外側に湾曲する偏心爪32cと、から構成される。外向き爪32aは、トラクタ1の後方において前方且つ幅方向外側に土壌を放出するためのものであり、チェーンケース21に隣接する位置を除く爪取付ブラケット31aに取り付けられる。また、内向き爪32b及び偏心爪32cは、トラクタ1の幅方向中央部側の土壌を耕すためのものであり、チェーンケース21に隣接する位置の爪取付ブラケット31aに取り付けられる。
カバー40は、図1及び図2に示すように、耕耘ロータ30の上方に位置する金属板等からなる上部カバー41と、上部カバー41の前端部から垂下されることで耕耘ロータ30の前方を覆うゴム板等の軟質の板状部材からなる前部カバー42と、上部カバー41の後端部から垂下されることで耕耘ロータ30の後方を覆う軟質の板状部材からなる後部カバー43と、を有している。
耕深設定部50は、図1及び図2に示すように、地面を転動する転動輪51と、転動輪51を回転自在に支持する転動輪支持部材52と、を有している。転動輪支持部材52は、フレーム20に対して取り付け高さを変更可能であり、耕耘ロータ30に対する転動輪51の高さを調整することが可能である。
残耕処理・整地部60は、図2乃至図4に示すように、チェーンケース21の下方において耕耘爪32によって耕されることなく残る土壌Sを削り取るための残耕処理刃61と、畝と畝との間の溝に位置する土壌を平坦面とするための整地部材62と、を有している。残耕処理刃61は、整地部材62の前方に位置し、整地部材62に支持されている。また、整地部材62は、耕深設定部50の前方に位置し、上下方向に延びる支持ブラケット63を介してフレーム20に支持されている。
残耕処理刃61は、前後方向に延びるとともに、前端部から後端部に向かって斜め上方に向かって延びる部材である。残耕処理刃61は、幅方向中央部を前後方向に延びる頂部61aと、頂部61aから幅方向両外側のそれぞれに向かって斜め下方に延びる一対の平坦部61bと、を有している。残耕処理刃61の後端側には、平坦部61bに沿って移動する削られた土壌を幅方向に案内するための土壌案内部61cが設けられている。土壌案内部61cは、一対の平坦部61bの一方の後端部に設けられた棒状の部材である。土壌案内部61cは、一対の平坦部61bの一方の後端部から後方に向かって斜め上方に延びるとともに、一対の平坦部61bの一方から他方に向かって幅方向に斜めに延びている。
整地部材62は、下端部が幅方向に延びるように形成され、下端部から上端部に向かって後方に傾斜することで前方の斜め上方を臨む傾斜面62aを有している。整地部材62の上端側には、耕耘ロータ30によって耕される土壌の後方への飛散を防止する飛散防止板62bが、傾斜面62aを上方に延長するように取り付けられている。飛散防止板62bは、ゴム板等の軟質の板状部材からなる。
残耕処理刃61は、下端部の高さが、整地部材62の下端部の高さと略同一となるように整地部材62に支持されている。残耕処理刃61及び整地部材62は、フレーム20に対して取り付け高さを変更可能であり、耕耘ロータ30に対する高さの調整が可能である。
ここで、残耕処理刃61は、図2及び図3に示すように、トラクタ1の幅方向中央部に位置するチェーンケース21の下方且つ後方に配置されている。残耕処理刃61は、図2に示すように、少なくとも一部が、耕耘爪32(内向き爪32b及び偏心爪32c)の回転範囲Rの径方向内側に位置している。
また、残耕処理刃61は、整地部材62に支持された状態において、図6の矢印に示すように、整地部材62に対する取付け位置を幅方向に変更可能である。
残耕処理刃61には、図5及び図6に示すように、後端側から後方に延び四角柱状の支持部61dが設けられている。また、整地部材62には、図5及び図6に示すように、傾斜面62aの下部から後方に延びる支持部61dを挿入可能な筒状部62cと、筒状部62c内において支持部61dの位置決め及び固定を行うための複数の位置決め固定ボルト62dと、が設けられている。
筒状部62cは、内周側の幅方向寸法が支持部61dの幅方向寸法よりも所定の長さ(例えば、6mm〜10mm)大きく形成されている。筒状部62cに挿入された支持部61dは、筒状部62c内において幅方向に移動可能である。
位置決め固定ボルト62dは、筒状部62cの外周側から内周側に向かって挿入され、先端部を筒状部62cの内周面から突出させることが可能である。位置決め固定ボルト62dは、筒状部62cの上側における後側、及び、筒状部62cの幅方向両側面部のそれぞれにおける後側及び前後方向略中央部、の合計5箇所に設けられている。筒状部62cの上側の位置決め固定ボルト62dは、筒状部62c内の上面から下方に向かって先端を突出させることによって、位置決め固定ボルト62dの先端と筒状部62c内の下面との間で支持部61dを筒状部62c内において位置決めすると共に固定する。筒状部62cの幅方向両側の位置決め固定ボルト62dは、それぞれ筒状部62c内の側面からの突出寸法を調整することによって、幅方向両側から突出する位置決め固定ボルト62dの先端部の間で支持部61dを筒状部62c内において位置決めすると共に固定する。
以上のように構成された耕耘整地装置10は、走行するトラクタ1の後方において、圃場の土壌を耕すと共にトラクタ1の幅方向両側に畝Aを形成する畝立て作業や、複数の畝Aが形成された圃場における畝Aと畝Aとの間の土壌をトラクタ1の幅方向両側の畝Aに寄せる土寄せ作業を行う。
畝立て作業や土寄せ作業では、圃場においてトラクタ1を走行させながら、トラクタ1が前進する際における前輪3及び後輪4の回転方向に対して逆方向に耕耘ロータ30を回転させる。また、畝立て作業や土寄せ作業では、フレーム20に対する耕深設定部50の転動輪51の高さを調整することで耕耘ロータ30によって耕される土壌の深さが設定される。
畝立て作業や土寄せ作業では、耕耘ロータ30におけるチェーンケース21側の端部に位置する内向き爪32b及び偏心爪32cと、残耕処理刃61と、が互いに接触しないように、残耕処理刃61の幅方向の位置を設定する。残耕処理刃61は、筒状部62cの幅方向両側面部から幅方向内側に突出する複数の位置決め固定ボルト62dそれぞれの先端部の筒状部62cの内面からの突出寸法を調整することで、整地部材62に対する幅方向の位置が設定される。また、残耕処理刃61は、筒状部62cの内面から突出する複数の位置決め固定ボルト62dの先端部で支持部61dを筒状部62c内に固定することによって、整地部材62に対して位置が固定される。
畝立て作業や土寄せ作業では、耕耘ロータ30の回転によって、土壌を耕すとともに、耕した土壌を前方且つ幅方向外側に放出する。このとき、耕耘ロータ30におけるチェーンケース21側の端部に位置する内向き爪32b及び偏心爪32cは、図3に示すように、チェーンケース21の下方に到達しない。このため、土壌が硬い場合や粘土質である場合には、図7に示すように、畝Aと畝Aとの間の溝においてチェーンケース21の下方に位置する土壌Sが、耕されることなく残耕として線状に残る場合がある。
しかし、チェーンケース21の下方において耕されることなく残る土壌(残耕)Sは、図8に示すように、チェーンケース21の下方且つ後方に位置する残耕処理刃61によって削り取られる。
ここで、残耕処理刃61の少なくとも一部は、図2及び図8に示すように、耕耘爪32の回転範囲Rの内側に位置している。このため、残耕処理刃61によって削り取られた土壌Sは、チェーンケース21に隣接した位置に設けられた内向き爪32b及び偏心爪32cが接触することで前方に放出される。
また、残耕処理刃61によって削り取られた土壌Sが、残耕処理刃61の平坦部61bに沿って後方に移動した場合に、平坦部61bを通過した土壌Sは、土壌案内部61cに沿って移動する。土壌案内部61cは、一対の平坦部61bの一方の後端部から後方に向かって斜め上方に延びるとともに、一対の平坦部61bの一方から他方に向かって幅方向に斜めに延びている。残耕処理刃61の平坦部61bを通過した土壌Sは、図3及び図9に示すように、土壌案内部61cによって幅方向一方から他方に向かって案内される。このため、残耕処理刃61の平坦部61bに沿って後方に移動した土壌Sは、土壌案内部61cによって幅方向に案内されることで、チェーンケース21に隣接する内向き爪32b及び偏心爪32cが接触することで前方に放出される。
また、耕耘ロータ30の回転によって後方に放出された土壌は、整地部材62の上部側に位置する飛散防止板62bに衝突して下方に落下する。
畝Aと畝Aとの間の溝に位置する土壌は、耕されることなく残る土壌(残耕)Sが残耕処理刃61によって取り除かれた後に整地部材62の下端部によって均されて平坦面となる。
このように、本実施形態の耕耘整地装置によれば、耕耘ロータ30によって耕された土壌を平坦面状に均す整地部材62と、幅方向におけるチェーンケース21に対応する位置において土壌Sを削り取る残耕処理刃61と、を備え、残耕処理刃61の少なくとも一部分は、耕耘ロータ30の耕耘爪32の回転範囲Rの内側に位置している。
これにより、整地部材62によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を平坦面に均すことができるので、一度の畝立て作業や土寄せ作業によって畝と畝との間の溝に位置する土壌を確実に平坦面に均すことが可能となる。
また、残耕処理刃61には、削り取った土壌Sを幅方向に案内する土壌案内部61cが設けられている。
これにより、残耕処理刃61の先端部で削り取った土壌Sが平坦部61bに沿って後方に移動した場合に、平坦部61bを通過した土壌を幅方向に案内することができるので、残耕処理刃61によって削り取った土壌Sをチェーンケース21に隣接する内向き爪32b及び偏心爪32cに接触させて確実に前方に放出することが可能となる。
また、残耕処理刃61は、耕耘ロータ30の後方において耕した土壌を平面状に均す整地部材62に支持されている。
これにより、残耕処理刃61をフレーム20に取り付ける専用の部材を必要とすることなく、残耕処理刃61を整地部材62と一体にチェーンケース21の下方且つ後方に配置することが可能となる。
また、残耕処理刃61は、整地部材62に対する幅方向の位置を変更可能である。
これにより、支持ブラケット63の歪等によってフレーム20に対する整地部材62の位置が変化した場合においても、整地部材62に対する残耕処理刃61の幅方向の位置を変更させることによって、チェーンケース21に隣接する内向き爪32b及び偏心爪32cと残耕処理刃61との接触を防止することが可能となる。
また、残耕処理刃61は、各位置決め固定ボルト62dの先端部の筒状部62cの内面からの突出寸法を調整するとともに、筒状部62cの内面から突出する複数の位置決め固定ボルト62dの先端部で支持部61dを筒状部62c内に固定することによって、整地部材62に対する幅方向の位置が設定される。
これにより、複数の位置決め固定ボルト62dによって、残耕処理刃61を確実に目的の位置に設定することができると同時に、残耕処理刃61を確実に整地部材62に固定することが可能となる。
尚、前記実施形態では、トラクタ1の後部に取り付けられる耕耘整地装置10に対して本発明を適用したものを示したが、これに限られるものではない。例えば、オペレータが搭乗することなく作業の操作を行う管理機に取り付けられる耕耘整地装置や耕耘機に対しても本発明を適用することが可能である。
また、前記実施形態では、トラクタ1の前進する際の前輪3及び後輪4の回転方向と逆方向に回転する耕耘ロータ30を有する耕耘整地装置10に残耕処理刃61を適用したものを示したが、これに限られるものではない。本発明の残耕処理刃は、走行体の走行輪の回転方向と同じ方向に回転する耕耘ロータを有する耕耘整地装置に対して適用しても、前記実施形態とほぼ同様の効果を得ることが可能である。
1…トラクタ、10…耕耘整地装置、21…チェーンケース、30…耕耘ロータ、31…回転軸、32…耕耘爪、32b…内向き爪、32c…偏心爪、60…残耕処理・整地部、61…残耕処理刃、61c…土壌案内部、61d…支持部、62…整地部材、62c…筒状部、62d…位置決め固定ボルト。

Claims (5)

  1. 走行体の幅方向に延びる回転軸の外周部に複数の耕耘爪が取り付けられ、前進する走行体の走行輪の回転方向と逆方向に回転することで土壌を耕す耕耘ロータと、
    耕耘ロータによって耕された土壌を平坦面状に均す整地部材と、
    走行体の幅方向における、耕耘ロータを回転させる動力を耕耘ロータに伝達する動力伝達機構が収納されたケースに対応する位置に設けられ、土壌を削り取る残耕処理刃と、を備え、
    残耕処理刃は、ケースの後方において前後方向に延びるように形成され、
    残耕処理刃の少なくとも一部分は、耕耘ロータの耕耘爪の回転範囲の内側に位置している
    耕耘整地装置。
  2. 残耕処理刃には、削り取った土壌を走行体の幅方向に案内する土壌案内部が設けられている
    請求項1に記載の耕耘整地装置。
  3. 残耕処理刃は、整地部材に支持されている
    請求項1または2に記載の耕耘整地装置。
  4. 残耕処理刃は、整地部材に対する走行体の幅方向の位置を変更可能である
    請求項3に記載の耕耘整地装置。
  5. 残耕処理刃は、前後方向に延びる支持部の前端に設けられ、
    整地部材には、支持部が挿入可能であり、内周面の幅方向寸法が支持部の幅方向寸法よりも大きく形成された筒状部が設けられ、
    筒状部の幅方向両側面部には、筒状部の外周側から内周側に向かって挿入され、先端部を筒状部の内周面から突出させることが可能な前後複数の位置決め固定ボルトが設けられ、
    残耕処理刃は、各位置決め固定ボルトの先端部の筒状部の内面からの突出寸法を調整するとともに、筒状部の内面から突出する複数の位置決め固定ボルトの先端部で支持部を筒状部内に固定することによって、整地部材に対する幅方向の位置が設定される
    請求項4に記載の耕耘整地装置。
JP2017114209A 2017-06-09 2017-06-09 耕耘整地装置 Active JP6975956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114209A JP6975956B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 耕耘整地装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017114209A JP6975956B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 耕耘整地装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018201471A true JP2018201471A (ja) 2018-12-27
JP6975956B2 JP6975956B2 (ja) 2021-12-01

Family

ID=64954368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017114209A Active JP6975956B2 (ja) 2017-06-09 2017-06-09 耕耘整地装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6975956B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6975956B2 (ja) 2021-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5204565B2 (ja) 農作業機
JP4526991B2 (ja) 除草機
GB459297A (en) Improvements in or relating to rotary land cultivators or tilling machines
JP2010193776A (ja) 中耕除草機
JP2018201471A (ja) 耕耘整地装置
JP2008022716A (ja) 農作業機
JP2013059356A (ja) 歩行型管理機
JP7114445B2 (ja) 除草作業機
JP4133661B2 (ja) 農作業機
JP6691352B2 (ja) 耕耘爪
JP2548541B2 (ja) 深耕用アップカットロ−タリ耕うん装置
JPH0622603A (ja) 作業の進行方向に対して斜めに延びたロータを有する土地を耕す農業機械
US3283830A (en) Rod weeder with enclosed, dust-tight chain drive
JP6327811B2 (ja) 農作業機
US2125359A (en) Adjustable rod weeder point
JP7004418B2 (ja) 除草作業機
JPH084809Y2 (ja) 深耕用農耕機
JP2004121018A (ja) 畦切り装置
JP2018088889A (ja) 耕耘爪
US1751682A (en) Cultivator attachment
JP2011155943A (ja) 農作業機
US1701137A (en) Cotton-chopper attachment for cultivators
US1345966A (en) Harrow
JP3968258B2 (ja) 複数の作業ユニットを備えた農作業機の伝動軸
JP2016015964A (ja) 耕耘ロータリの残耕処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6975956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150