JP7000618B1 - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストコレクタから加工エリアに落下してくる微小物質を加工エリア内の意図した場所に落下させやすい構造が望まれている。【解決手段】工作機械は、ワークの加工エリアを区画形成するカバー体と、加工エリアにクーラントを吐出するための吐出部と、吐出部が加工エリアにクーラントを吐出することにより発生した気中の物質を吸引するためのミストコレクタとを備える。ミストコレクタは、カバー体よりも高い位置に設けられている。工作機械は、さらに、ミストコレクタとカバー体とを連通している連通部を備える。連通部は、ミストコレクタとの接続部分に相当する第1の口と、カバー体との接続部分に相当する第2の口とを含む。第2の口の面積は、第1の口の面積よりも狭い。【選択図】図7

Description

本開示は、ミストコレクタを備えた工作機械に関する。
工作機械が工具でワークを加工する際には、熱が発生する。この発熱を抑えるために、工作機械は、クーラントをワークに吐出する。このとき、クーラントが気化し、工作機械内においてミストが発生する。
発生したミストは、ミストコレクタによって収集される。これに関し、特許第6836683号公報(特許文献1)は、ミストコレクタを備えた工作機械を開示している。当該ミストコレクタは、工作機械に併設されている。また、当該工作機械の側面には吸気口が設けられ、当該工作機械内の上面には排気口が設けられている。当該ミストコレクタは、当該吸気口および当該排気口に接続されており、当該吸気口から当該排気口に向かう空気からミストを除去する。ミストが除去された空気は、当該排気口から排出される。
特許第6836683号公報
ミストコレクタは、工作機械の上部に設けられている場合がある。この場合、吸気口から吸い込まれた気中の微少物質(たとえば、ミストやワークの切り屑など)は、吸気口に逆戻りし、工作機械内の加工エリアに落下することがある。これに関して、ミストコレクタから落下してくる微小物質を加工エリア内の意図した場所に落下させやすい構造が望まれている。
本開示の一例では、工作機械は、ワークの加工エリアを区画形成するカバー体と、上記加工エリアにクーラントを吐出するための吐出部と、上記吐出部が上記加工エリアにクーラントを吐出することにより発生した気中の物質を吸引するためのミストコレクタとを備える。上記ミストコレクタは、上記カバー体よりも高い位置に設けられている。上記工作機械は、さらに、上記ミストコレクタと上記カバー体とを連通している連通部を備える。上記連通部は、上記ミストコレクタとの接続部分に相当する第1の口と、上記カバー体との接続部分に相当する第2の口とを含む。上記第2の口の面積は、上記第1の口の面積よりも狭い。
本開示の一例では、上記第2の口は、上記工作機械の上面視において上記第1の口と重なっている。
本開示の一例では、上記第2の口は、上記第1の口と平行である。
本開示の一例では、上記第1の口および上記第2の口は、水平面と平行である。
本開示の一例では、上記連通部は、上記第1の口から上記第2の口に向かうほど狭くなるテーパー形状を有する。
本開示の一例では、上記工作機械は、さらに、上記吐出部から上記加工エリアに吐出されたクーラントを回収するための回収機構を備える。上記回収機構は、当該クーラントの受け口を含む。上記第2の口は、上記工作機械の上面視において上記受け口と重なっている。
本開示の一例では、上記ミストコレクタは、上記加工エリアから収集した上記物質を捕集するためのフィルタと、上記フィルタを洗浄するための洗浄機構とを含む。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
工作機械の外観を示す図である。 工作機械内の様子を表わす図である。 図2とは異なる方向から工作機械内の様子を表わす図である。 工作機械における駆動機構の構成例を示す図である。 クーラントの循環機構の一例を示す図である。 図1に示されるミストコレクタの断面図を示す図である。 上方向から連通部を示す平面図である。 水平方向から連通部を示す正面図である。 連通部の開口とテーブルと回収機構との位置関係を上方向から示す図である。 ミストコレクタおよび本体間におけるドレンの連結態様の一例を示す図である。 ミストコレクタおよび本体間におけるドレンの連結態様の他の例を示す図である。 ミストコレクタおよび本体間におけるドレンの連結態様の他の例を示す図である。 ミストコレクタおよび本体間におけるドレンの連結態様の他の例を示す図である。 工作機械の制御部が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 変形例1に従うミストコレクタの断面図を示す図である。 変形例2に従うミストコレクタの断面図を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<A.工作機械100の外観>
図1を参照して、実施の形態に従う工作機械100について説明する。図1は、工作機械100の外観を示す図である。
本明細書でいう「工作機械」とは、ワークを加工する機能を備えた種々の装置を包含する概念である。本明細書では、工作機械100の一例として、横形のマシニングセンタを例に挙げて説明を行うが、工作機械100は、これに限定されない。たとえば、工作機械100は、縦形のマシニングセンタであってもよい。あるいは、工作機械100は、旋盤であってもよいし、付加加工機であってもよいし、その他の切削機械や研削機械であってもよい。さらに、工作機械100は、これらを複合した複合機であってもよい。
図1に示されるように、工作機械100は、ミストコレクタ40と、加工機能を備えた本体130とを含む。本体130は、その一部を構成するカバー体130Aを有する。カバー体130Aは、スプラッシュガードとも呼ばれ、工作機械100の外観を成すとともに、ワークWの加工エリアAR(図2参照)を区画形成している。
ミストコレクタ40は、鉛直方向において本体130よりも高い位置に設けられている。図1の例では、ミストコレクタ40は、カバー体130Aの天井部分に連結されている。ミストコレクタ40は、本体130内の気中の物質(以下、「微小物質」ともいう。)を収集し、本体130内の微小物質が工作機械100外に漏れることを防ぐ。ミストコレクタ40によって収集される微小物質は、たとえば、クーラントの排出により発生したミストと、ワークの加工により発生した微小な切り屑と、気中を浮遊するその他の異物などを含む。
<B.工作機械100の内部構成>
次に、図2および図3を参照して、工作機械100の内部構成について説明する。図2は、工作機械100内の様子を表わす図である。図3は、図2とは異なる方向から工作機械100内の様子を表わす図である。
図2および図3に示されるように、工作機械100は、その内部に、クーラントの吐出部125と、主軸頭131と、工具134と、テーブル136と、回収機構150とを含む。主軸頭131は、主軸132と、ハウジング133とを含む。
説明の便宜のために、以下では、主軸132の軸方向を「Z軸方向」とも称する。重力方向を「Y軸方向」とも称する。Y軸方向およびZ軸方向の両方に直交する方向を「X軸方向」と称する。
カバー体130Aの天井には開口135が形成されている。上述のミストコレクタ40は、開口135を覆うように設けられる。これにより、ミストコレクタ40は、開口135を介して加工エリアARから微小物質を収集する。
吐出部125は、工作機械100内に設けられ、ワークWの加工により生じた切り屑を回収機構150に排出するためにクーラントを吐出する。吐出部125は、1つ以上の吐出機構で構成されている。図2および図3には、吐出部125の一例として、吐出機構125A,125Bが示されている。
吐出機構125Aは、主軸頭131に設けられている。吐出機構125Aは、主軸頭131のハウジング133を通じて主軸132の端面からクーラントを吐出するサイドスルー仕様であってもよいし、主軸頭131の主軸中心を通じて主軸頭131に保持された工具の刃先からクーラントを吐出するセンタースルー仕様であってもよい。吐出機構125Aは、主に、ワークの加工点にクーラントを吐出することにより、主軸132および工具134に付着した切り屑を除去したり、ワークの加工点の発熱を抑えたりする。吐出機構125Aは、X軸方向を回転軸とした回転方向(すなわち、A軸方向)に駆動可能に構成されるとともに、Z軸方向を回転軸とした回転方向(すなわち、C軸方向)に駆動可能に構成される。これにより、吐出機構125Aは、A軸方向およびC軸方向におけるクーラントの吐出方向を変える。
吐出機構125Bは、吐出機構125Aよりも上方に設けられている。吐出機構125Bは、たとえば、カバー体130Aの天井部分に取り付けられる。吐出機構125Bは、主に、カバー体130Aから加工エリアARの全体にクーラントを吐出する。
主軸132は、ハウジング133の内部に設けられている。主軸132には、被加工物であるワークWを加工するための工具が装着される。図2および図3の例では、ワークWのミーリング加工に用いられる工具134が主軸132に装着されている。
回収機構150は、ワークWの加工によって生じた切り屑を加工エリアARの外へ排出する。また、回収機構150は、吐出部125から加工エリアARに吐出されたクーラントを回収する。
<C.工作機械100の駆動機構>
次に、図4を参照して、工作機械100における各種の駆動機構について説明する。図4は、工作機械100における駆動機構の構成例を示す図である。
図4に示されるように、工作機械100は、制御部50と、吸引機構66と、ポンプ109と、モータドライバ111A,111R,111X~111Zと、モータ112A,112R,112X~112Zと、移動体113と、吐出機構125A,125Bと、主軸頭131と、工具134と、テーブル136とを含む。
本明細書でいう「制御部50」とは、工作機械100を制御する装置を意味する。制御部50の装置構成は、任意である。制御部50は、単体の制御ユニットで構成されてもよいし、複数の制御ユニットで構成されてもよい。図4の例では、制御部50は、PLC(Programmable Logic Controller)としてのCPUユニット20と、CNC(Computer Numerical Control)ユニット30とで構成されている。CPUユニット20およびCNCユニット30は、通信経路B(たとえば、フィールドバスまたはLANケーブルなど)を介して互いに通信を行う。
CPUユニット20は、予め設計されているPLCプログラムに従って、工作機械100内の各種ユニットを制御する。当該PLCプログラムは、たとえば、ラダープログラムで記述されている。
一例として、CPUユニット20は、PLCプログラムに従って、吸引機構66を制御する。吸引機構66は、ミストコレクタ40のドレン65(図6参照)に繋がれている。吸引機構66は、ドレン65内に空気を圧送し、ドレン65を介してミストコレクタ40内の微小物質を吸引する。吸引機構66によって吸引された微小物質は、工作機械100の本体130に戻される。CPUユニット20は、たとえば、PLCプログラムに従って、吸引機構66による吸引のオン/オフ、および吸引機構66による吸引量などを制御する。
他の例として、CPUユニット20は、PLCプログラムに従って、ミストコレクタ40内のモータドライバ111Mを制御する。モータドライバ111Mは、モータ112Mの目標回転速度の入力をCPUユニット20から受け、モータ112Mを制御する。これにより、ミストコレクタ40の駆動のオン/オフ、およびミストコレクタ40によるミストの吸引量などが制御される。なお、モータ112Mは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
他の例として、CPUユニット20は、PLCプログラムに従って、ポンプ109を制御し、吐出部125によるクーラントの吐出を制御する。これにより、クーラントの吐出のオン/オフ、およびクーラントの吐出量などが制御される。
他の例として、CPUユニット20は、PLCプログラムに従って、モータドライバ111Aを制御する。モータドライバ111Aは、モータ112Aの目標回転速度の入力をCPUユニット20から受け、モータ112Aを制御する。これにより、回収機構150の駆動のオン/オフ、および回収機構150による切り屑の搬送速度などが制御される。なお、モータ112Aは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
CNCユニット30は、CPUユニット20からの加工開始指令を受けたことに基づいて、予め設計されている加工プログラムの実行を開始する。当該加工プログラムは、たとえば、NC(Numerical Control)プログラムで記述されている。CNCユニット30は、当該加工プログラムに従ってモータドライバ111R,111X~111Zを制御し、テーブル136に固定されているワークWを加工する。
モータドライバ111Rは、CNCユニット30から目標回転速度の入力を逐次的に受け、モータ112Rを制御する。モータ112Rは、Z軸方向を中心として主軸132を回転駆動する。モータ112Rは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
モータ112Rがサーボモータである場合、モータドライバ111Rは、モータ112Rの回転角度を検知するためのエンコーダ(図示しない)のフィードバック信号からモータ112Rの実回転速度を算出する。そして、モータドライバ111Rは、算出した実回転速度が目標回転速度よりも小さい場合にはモータ112Rの回転速度を上げ、算出した実回転速度が目標回転速度よりも大きい場合にはモータ112Rの回転速度を下げる。このように、モータドライバ111Rは、モータ112Rの回転速度のフィードバックを逐次的に受けながらモータ112Rの回転速度を目標回転速度に近付ける。
モータドライバ111Xは、CNCユニット30から目標位置の入力を逐次的に受け、モータ112Xを制御する。モータ112Xは、主軸頭131が取り付けられている移動体113をボールネジ(図示しない)を介して送り駆動し、X方向の任意の位置に主軸132を移動する。モータドライバ111Xによるモータ112Xの制御方法は、モータドライバ111Rと同様であるので、その説明については繰り返さない。なお、モータ112Xは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
モータドライバ111Yは、CNCユニット30から目標位置の入力を逐次的に受け、モータ112Yを制御する。モータ112Yは、主軸頭131が取り付けられている移動体113をボールネジ(図示しない)を介して送り駆動し、Y方向の任意の位置に主軸132を移動する。モータドライバ111Yによるモータ112Yの制御方法は、モータドライバ111Rと同様であるので、その説明については繰り返さない。なお、モータ112Yは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
モータドライバ111Zは、CNCユニット30から目標位置の入力を逐次的に受け、モータ112Zを制御する。モータ112Zは、主軸頭131が取り付けられている移動体113をボールネジ(図示しない)を介して送り駆動し、Z方向の任意の位置に主軸132を移動する。モータドライバ111Zによるモータ112Zの制御方法は、モータドライバ111Rと同様であるので、その説明については繰り返さない。なお、モータ112Zは、交流モータであってもよいし、ステッピングモータであってもよいし、サーボモータであってもよいし、その他の種類のモータであってもよい。
<D.クーラントの循環機構>
次に、図5を参照して、クーラントの循環機構について説明する。図5は、クーラントの循環機構の一例を示す図である。
工作機械100は、加工機能を備えた本体130を有する。本体130は、カバー体130Aを少なくとも含む。本体130は、さらに、クーラントタンク130Bを含んでもよい。
吐出部125から吐出されたクーラントは、工作機械100内を循環する。工作機械100は、クーラントの循環機構の構成として、流路R1,R2A~R2C,R3と、ポンプ109と、バルブ110と、吐出部125と、クーラントタンク130Bと、回収機構150と、液面センサ151と、ポンプ152とを含む。吐出部125は、たとえば、吐出機構125A~125Cを含む。
クーラントタンク130Bには、クーラントが貯蔵されている。クーラントタンク130Bは、流路R1の一端に繋がっている。流路R1の他端は、流路R2A~R2Cと繋がっている。
流路R2Aは、吐出機構125Aと繋がっている。吐出機構125Aは、流路R2Aを通じて圧送されたクーラントを主軸頭131に向けて吐出する。これにより、主軸頭131に付着したワークの切り屑が回収機構150に排出される。
流路R2Bは、吐出機構125Bと繋がっている。吐出機構125Bは、流路R2Bを通じて圧送されたクーラントを加工エリアAR全体に向けて吐出する。これにより、加工エリアAR内にあるワークの切り屑が回収機構150に排出される。
流路R2Cは、吐出機構125Cと繋がっている。吐出機構125Cは、流路R2Cを通じて圧送されたクーラントをベッドBDの壁面に向けて吐出する。これにより、ベッドBD上に溜まっている切り屑が回収機構150に排出される。
ポンプ109は、その駆動に伴って、クーラントタンク130Bに貯留されたクーラントを、流路R1を介して、流路R2A~R2Cのそれぞれに圧送する。
バルブ110は、流路R1,R2A~R2Cの流路上に設けられている。バルブ110は、クーラントタンク130Bから吐出機構125A~125Cに向けて圧送されるクーラントの流量を制御する制御弁である。バルブ110は、上述の制御部50によって制御される。なお、バルブ110は、ポンプ109と一体的に構成されてもよいし、別に構成されてもよい。
回収機構150は、吐出部125から加工エリアARに吐出されたクーラントを回収する。回収機構150は、たとえば、濾過機構10と、クーラント槽11とを有する。濾過機構10は、クーラントに含まれる切り屑などの異物を捕獲可能なフィルタから構成されている。濾過機構10によって切り屑が除去されたクーラントは、クーラント槽11に排出される。
液面センサ151は、クーラント槽11に溜まっているクーラントの液面までの高さを検知する。当該高さは、上述の制御部50に出力される。制御部50は、当該高さが一定になるようにポンプ152によるクーラントの汲み上げ量を調整する。
ポンプ152は、流路R3に繋がっている。ポンプ152は、クーラント槽11に溜まっているクーラントを汲み上げ、流路R3を通じてクーラントタンク130Bに戻す。これにより、クーラントタンク130Bは、回収機構150によって回収されたクーラントを貯蔵する。
<E.ミストコレクタ40の内部構造>
次に、図6を参照して、ミストコレクタ40内の内部構造について説明する。図6は、図1に示されるミストコレクタ40の断面図を示す図である。
ミストコレクタ40は、ハウジング52を含む。また、ミストコレクタ40には、連通部80が繋がっている。連通部80は、ミストコレクタ40および上述の加工エリアARの間を連通している。ミストコレクタ40は、加工エリアAR内の気中の微小物質を、連通部80を介してハウジング52内に導く。連通部80の詳細については後述する。
ハウジング52の内部は、第1フィルタリングエリア52Aと、第2フィルタリングエリア52Bとに分けられている。加工エリアARから収集された微小物質は、第1フィルタリングエリア52Aおよび第2フィルタリングエリア52Bを順に通過する。
第1フィルタリングエリア52Aは、筒状部分55Aと、筒状部分55Bとで構成されている。筒状部分55Aは、筒状部分55Bと連結している。筒状部分55Aおよび筒状部分55Bは、軸AXを中心軸として同軸上に配置されている。
以下では、軸AXの直交方向を「径方向」とも称する。典型的には、径方向における筒状部分55Aの内径は、径方向における筒状部分55Bの内径よりも長い。
第1フィルタリングエリア52Aには、シャフト54が収容されている。シャフト54には、回転フィルタ56およびファン57が固定されている。シャフト54は、上述のモータ112Mに接続されており、軸AXを中心として回転可能に構成されている。これにより、シャフト54は、回転軸として機能し、回転フィルタ56およびファン57を連動して回転する。
回転フィルタ56は、ハウジング52の筒状部分55Aに収容されている。回転フィルタ56の径方向は、筒状部分55Aの内面と直交している。ここでいう「直交」とは、90度だけでなく、略90度も含み得る概念である。すなわち、回転フィルタ56の径方向と、筒状部分55Aの内面とが成す角度は、90度であってもよいし、略90度(たとえば、85度以上95度以下)であってもよい。
ファン57は、ハウジング52の筒状部分55Bに収容されている。ファン57は、回転フィルタ56を通過する気流を発生させるための動翼として機能する。すなわち、ファン57が回転することで、加工エリアAR内の微小物質は、回転フィルタ56に導かれる。回転フィルタ56は、遠心力を利用して衝突した微小物質を径方向に飛ばす。これにより、当該微小物質は、回転フィルタ56に捕集される。回転フィルタ56によって捕集された微小物質は、上述のカバー体130A内または上述のクーラントタンク130B内に戻される。
第2フィルタリングエリア52Bには、多層フィルタ70が収容されている。多層フィルタ70は、回転フィルタ56とは異なり不動である。多層フィルタ70は、回転フィルタ56を通過した微小物質を捕集する。
以上のように、本体130からミストコレクタ40に吸引された微小物質は、回転フィルタ56、ファン57、多層フィルタ70の順に通過する。これにより、空気のみが排気口72から排気される。
<F.連通部80>
次に、図7および図8を参照して、図6に示される連通部80の形状について説明する。図7は、上方向(Y方向)から連通部80を示す平面図である。図8は、水平方向(Z方向)から連通部80を示す正面図である。
連通部80は、ミストコレクタ40およびカバー体130Aの間を連通している。連通部80は、ミストコレクタ40と一体的に構成されていてもよいし、ミストコレクタ40とは別体として構成されてもよい。また、連通部80は、ミストコレクタ40と一体的に構成されていてもよいし、ミストコレクタ40とは別体として構成されてもよい。
連通部80は、開口82A(第1の口)と、開口82B(第2の口)と、内壁面83とを含む。開口82Aは、ミストコレクタ40との接続部分に相当する。開口82Bは、カバー体130Aとの接続部分に相当する。開口82Bの面積は、開口82Aの面積よりも狭い。
ここで、ミストコレクタ40によって捕集された微少物質(たとえば、液化したミストやワークの気中の切り屑など)は、連通部80に逆戻りし、吸気口である開口82Bから加工エリアAR内に落下する。このとき、開口82Bの面積が開口82Aの面積よりも狭いため、工作機械100の設計者は、連通部80に逆戻りした微少物質を加工エリアAR内の意図した場所に落下させることができる。
好ましくは、開口82Bは、工作機械100の上面視において開口82Aと重なっている。ここでいう上面視とは、開口82Aから開口82Bに向かう方向(すなわち、重力方向)に連通部80を見た場合を指す。開口82Bは、少なくとも一部において上面視で開口82Aと重なっていればよい。すなわち、開口82Bの一部が上面視において開口82Aと重なっていてもよいし、開口82Bの全部が上面視において開口82Aと重なっていてもよい。
なお、図8には、開口82Aの形状が円形である例が示されているが、開口82Aの形状は、円形に限定されない。一例として、開口82Aの形状は、正方形または長方形などの矩形であってもよいし、その他の多角形であってもよい。
同様に、図8には開口82Bの形状が円形である例が示されているが、開口82Bの形状は、円形に限定されない。一例として、開口82Bの形状は、正方形または長方形などの矩形であってもよいし、その他の多角形であってもよい。
開口82Bは、開口82Aと対向している。また、開口82Bは、開口82Aと平行である。典型的には、開口82Aおよび開口82Bは、水平面と平行である。
連通部80は、たとえば、開口82Aから開口82Bに向かうほど開口面積が狭くなる構造を有する。異なる言い方をすれば、連通部80の内径は、開口82Aから開口82Bに向かうほど短くなる。これにより、連通部80に逆戻りした微小物質は、連通部80の内壁面において集合しやすくなり、加工エリアARに戻りやすくなる。
好ましくは、連通部80の内壁面83は、テーパー形状を有する。テーパーとしては、たとえば、線形テーパー、指数関数テーパー、および放物線テーパーなどが挙げられる。
線形テーパーは、開口82Aから開口82Bに向かう距離に応じて連通部80の内径が線形に短くなる形状である。指数関数テーパーは、開口82Aから開口82Bに向かう距離に応じて連通部80の内径が指数関数的に短くなる形状である。放物線テーパーは、開口82Aから開口82Bに向かう距離の平方根に比例して連通部80の内径が短くなる形状である。
<G.連通部80の開口82Bの位置>
次に、図9を参照して、連通部80の開口82Bの位置について説明する。図9は、連通部80の開口82Bと、図2に示されるテーブル136と、図2に示される回収機構150との位置関係を上方向(Y方向)から示す図である。
上述のように、ミストコレクタ40によって捕集された微少物質(たとえば、液化したミストやワークの微少な切り屑など)は、連通部80に逆戻りし、吸気口である開口82Bから加工エリアAR内に落下する。このとき、微少物質は、上述の回収機構150に落下することが好ましい。
より具体的には、回収機構150は、上述の吐出部125から吐出されたクーラントの受け口150Aを有する。回収機構150は、加工エリアARよりも低い位置に設けられており、受け口150Aを介して加工エリアARと連通している。これにより、吐出部125から吐出されたクーラントは、受け口150Aを介して回収機構150に回収される。受け口150Aは、たとえば、加工エリアAR内に設けられているベッドBDと繋がっている。
連通部80は、その開口82Bが工作機械100の上面視において回収機構150の受け口150Aと重なるように加工エリアARの上部に配置される。異なる言い方をすれば、連通部80の開口82Bは、回収機構150の受け口150Aと対向している。
なお、開口82Bの少なくとも一部が上面視において受け口150Aと重なっていればよい。すなわち、開口82Bの一部が上面視において受け口150Aと重なっていてもよいし、開口82Bの全部が上面視において受け口150Aと重なっていてもよい。
連通部80の開口82Bが回収機構150の受け口150Aと対向しているため、連通部80に逆戻りした微少物質は、開口82Bから受け口150Aに直接落下する。また、連通部80に逆戻りした微少物質は、テーブル136上のワークに落下しにくくなる。その結果、当該落下した微小物質がテーブル136上のワークを傷付けることが防がれる。
なお、図9では、連通部80の開口82Bが上面視において回収機構150の受け口150Aと重なっている例について説明したが、連通部80の開口82Bは、ベッドBD上に設けられてもよい。ベッドBDは、回収機構150の受け口150Aよりもテーブル136からさらに離れているため、連通部80の開口82Bから落下した微小物質がテーブル136上のワークを傷付けることをより確実に防ぐことができる。
<H.ドレン65および吸引機構66>
次に、図10を参照して、上述のドレン65および上述の吸引機構66について説明する。図10は、ミストコレクタ40および本体130間におけるドレン65の連結態様の一例を示す図である。
ドレン65は、ミストコレクタ40と本体130との間を繋ぎ、ミストコレクタ40内の微小物質を本体130に戻す。一例として、ドレン65の一端は、回転フィルタ56を通過する気流の方向において回転フィルタ56よりも下流側に連結されている。また、ドレン65の他端は、本体130に連結されている。
以下では、説明の便宜のために、ミストコレクタ40との接続部分に当たるドレン65の一端を「ドレン65の吸気口65A」ともいう。また、本体130との接続部分に当たるドレン65の他端を「ドレン65の排気口65B」ともいう。
ドレン65の途中には、吸引機構66が設けられている。吸引機構66は、ドレン65の吸気口65Aからドレン65の排気口65Bに向けて気流を発生させる。当該気流は、たとえば、吸引機構66がドレン65の排気口65Bに向けて空気を圧送することにより発生する。
このように、吸引機構66は、バキュームフローとして機能し、回転フィルタ56(第1フィルタ)を通過した微小物質をミストコレクタ40からドレン65に吸引する。その結果、当該微小物質は、回転フィルタ56を通過した場合であっても、ドレン65を通じてミストコレクタ40外に排出される。ドレン65を通じてミストコレクタ40から排出される微小物質は、たとえば、クーラントの吐出により発生したミスト、当該ミストが液化したクーラント、ワークの加工により発生した微小な切り屑、その他の異物などを含む。
なお、ドレン65は、ミストコレクタ40と本体130との間において任意の箇所に連結され得る。
一例として、ドレン65の吸気口65Aは、ミストコレクタ40に連結される。また、ドレン65の排気口65Bは、カバー体130Aに連結される。これにより、ドレン65内に吸引された微小物質は、カバー体130Aに戻される。
好ましくは、ドレン65の吸気口65Aは、回転フィルタ56を通過してファン57を通過する前の微小物質を本体130に排出するようにミストコレクタ40に連結される。異なる言い方をすれば、ドレン65の吸気口65Aは、回転フィルタ56を通過する気流の方向において回転フィルタ56よりも下流側で、かつ、ファン57を通過する気流の方向においてファン57よりも上流側に連結されている。これにより、回転フィルタ56を通過後かつファン57を通過前における微小物質がドレン65内に吸引される。
<I.ドレン65の変形例1>
次に、図11を参照して、ドレン65の連結態様の変形例1について説明する。図11は、ミストコレクタ40および本体130間におけるドレン65の連結態様の他の例を示す図である。
上述の図10の例では、ドレン65の吸気口65Aはミストコレクタ40に連結され、ドレン65の排気口65Bはカバー体130Aに連結されていた。これに対して、本変形例では、ドレン65の吸気口65Aはミストコレクタ40に連結され、ドレン65の排気口65Bはクーラントタンク130Bに連結されている。これにより、ミストコレクタ40から吸引された微小物質は、ドレン65を通じてクーラントタンク130Bに戻される。
<J.ドレン65の変形例2>
次に、図12を参照して、ドレン65の連結態様の変形例2について説明する。図12は、ミストコレクタ40および本体130間におけるドレン65の連結態様の他の例を示す図である。
上述の図10の例では、ドレン65の吸気口65Aは、回転フィルタ56を通過してファン57を通過する前の微小物質を本体130に排出するようにミストコレクタ40に連結されていた。また、ドレン65の排気口65Bは、カバー体130Aに連結されていた。
これに対して、本変形例では、ドレン65の吸気口65Aは、ファン57を通過して多層フィルタ70を通過する前における微小物質を本体130に排出するようにミストコレクタ40に連結されている。異なる言い方をすれば、ドレン65の吸気口65Aは、ファン57を通過する気流の方向においてファン57よりも下流側で、かつ、多層フィルタ70を通過する気流の方向において多層フィルタ70よりも上流側に連結されている。また、ドレン65の排気口65Bは、カバー体130Aに連結されている。
これにより、回転フィルタ56およびファン57を通過した微小物質は、多層フィルタ70を通過する前にドレン65内に吸引され、カバー体130A内に戻される。
<K.ドレン65の変形例3>
次に、図13を参照して、ドレン65の連結態様の変形例3について説明する。図13は、ミストコレクタ40および本体130間におけるドレン65の連結態様の他の例を示す図である。
上述の図10の例では、ドレン65の吸気口65Aは、回転フィルタ56を通過してファン57を通過する前の微小物質を本体130に排出するようにミストコレクタ40に連結されていた。また、ドレン65の排気口65Bは、カバー体130Aに連結されていた。
これに対して、本変形例では、ドレン65の吸気口65Aは、ファン57を通過して多層フィルタ70を通過する前における微小物質を本体130に排出するようにミストコレクタ40に連結されている。異なる言い方をすれば、ドレン65の吸気口65Aは、ファン57を通過する気流の方向においてファン57よりも下流側で、かつ、多層フィルタ70を通過する気流の方向において多層フィルタ70よりも上流側に連結されている。また、ドレン65の排気口65Bは、クーラントタンク130Bに連結されている。
これにより、回転フィルタ56およびファン57を通過した微小物質は、多層フィルタ70を通過する前にドレン65に吸引され、クーラントタンク130B内に戻される。
<L.制御フロー>
次に、図14を参照して、上述の吸引機構66の制御フローについて説明する。図14は、工作機械100の制御部50が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
図14に示される処理は、制御部50が制御プログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS110において、制御部50は、工作機械100が加工中から非加工中に遷移したか否かを判断する。工作機械100が加工中から非加工中に遷移したか否かは、種々の方法で判断される。一例として、制御部50は、加工プログラムの最終行の実行が完了したことに基づいて、工作機械100が加工中から非加工中に遷移したと判断する。あるいは、制御部50は、主軸132の回転が停止したことに基づいて、工作機械100が加工中から非加工中に遷移したと判断する。一例として、主軸132の回転が停止したことは、主軸132に設けられている加速度センサを用いて判断されてもよい。制御部50は、工作機械100が加工中から非加工中に遷移したと判断した場合(ステップS110においてYES)、制御をステップS112に切り替える。そうでない場合には(ステップS110においてNO)、制御部50は、ステップS110の処理を再び実行する。
ステップS112において、制御部50は、上述のモータドライバ111Mを制御し、工作機械100が加工中である時よりも回転フィルタ56の回転速度を下げる。
ステップS114において、制御部50は、上述の洗浄機構90に対してクーラントの吐出開始指令を出力する。これにより、洗浄機構90からクーラントが吐出され、回転フィルタ56が洗浄される。
ステップS116において、制御部50は、上述の吸引機構66に対して吸引開始指令を出力する。これにより、吸引機構66は、微小物質の吸引処理を開始し、ミストコレクタ40内の微小物質をドレン65内に吸引する。
ステップS120において、制御部50は、洗浄機構90による洗浄処理が終了したか否かを判断する。一例として、制御部50は、洗浄機構90による洗浄処理を開始してから予め定められた時間が経過したことに基づいて、洗浄機構90による洗浄処理を終了する。制御部50は、洗浄機構90による洗浄処理が終了したと判断した場合(ステップS120においてYES)、制御をステップS122に切り替える。そうでない場合には(ステップS120においてNO)、制御部50は、制御をステップS116に戻す。
ステップS122において、制御部50は、上述の吸引機構66に対して吸引停止指令を出力する。これにより、吸引機構66は、微小物質の吸引処理を停止する。なお、吸引停止指令は、洗浄機構90による洗浄処理が終了した直後に出力されてもよいし、洗浄機構90による洗浄処理が終了してから所定時間後に出力されてもよい。
<M.ミストコレクタ40の変形例1>
次に、図15を参照して、ミストコレクタ40の変形例1について説明する。図15は、変形例1に従うミストコレクタ40の断面図を示す図である。
図15に示されるミストコレクタ40は、洗浄機構90をさらに備える点で図6に示されるミストコレクタ40とは異なる。洗浄機構90以外の構成については図6に示されるミストコレクタ40と同じであるので、以下では、それらの構成については説明を繰り返さない。
洗浄機構90は、回転フィルタ56を洗浄するための機構である。洗浄機構90は、ミストコレクタ40のハウジング52に固定されている。
洗浄機構90は、筒状部分55Bの内部に配置されている。洗浄機構90は、軸AXの方向において、回転フィルタ56およびファン57の間に配置されている。異なる言い方をすれば、洗浄機構90は、回転フィルタ56を通過する気流の方向において回転フィルタ56よりも下流側で、かつ、ファン57を通過する気流の方向においてファン57よりも上流側に配置されている。
洗浄機構90は、クーラントの吐出口を有する。洗浄機構90は、当該吐出口が回転フィルタ56と対向するように配置されている。クーラントは、たとえば、上述のクーラントタンク130Bから供給される。洗浄機構90に供給されたクーラントは、吐出口を通じて、回転フィルタ56に吐出される。これにより、洗浄機構90は、回転フィルタ56の下流側に付着している微小物質を回転フィルタ56の上流側から除去する。除去された微小物質は、連通部80を介して加工エリアARに戻される。
このように、洗浄機構90がミストコレクタ40に設けられている場合には、大量のクーラントが連通部80から加工エリアARに落下する。上述のように、連通部80の開口82Bの面積は、連通部80の開口82Aの面積よりも狭い。この構造は、大量のクーラントを加工エリアARの意図した場合に落下させる場合に特に有効となる。
なお、洗浄機構90から吐出される流体は、クーラントに限られず、たとえば、エアであってもよい。
洗浄機構90は、上述の制御部50によって制御される。一例として、洗浄機構90は、上述のCPUユニット20によって制御される。CPUユニット20は、たとえば、PLCプログラムに従って、洗浄機構90によるクーラントの吐出のオン/オフ、および洗浄機構90からのクーラントの吐出量などを制御する。
制御部50は、洗浄機構90による回転フィルタ56の洗浄処理を実行している間に、上述の吸引機構66による吸引処理を実行する。これにより、吸引機構66は、回転フィルタ56を通過した微小物質だけでなく、洗浄機構90からのクーラントの吐出によって発生したミストを吸引することができる。
<N.ミストコレクタ40の変形例2>
次に、図16を参照して、ミストコレクタ40の変形例2について説明する。図16は、変形例2に従うミストコレクタ40の断面図を示す図である。
図16に示されるミストコレクタ40は、第2フィルタリングエリア52Bを有さない点で図6に示されるミストコレクタ40とは異なる。すなわち、変形例2に従うミストコレクタ40は、第1フィルタリングエリア52Aでフィルタリングされた空気を、第2フィルタリングエリア52Bを介さずに機外に排気する。
図16を参照して、ミストコレクタ40は、さらに、第1隔壁部241と、第2隔壁部246と、第3隔壁部251とを有する。第1隔壁部241、第2隔壁部246および第3隔壁部251は、ハウジング52内に設けられている。第1隔壁部241、第2隔壁部246および第3隔壁部251は、軸AXに直交する平板からなる。第1隔壁部241、第2隔壁部246および第3隔壁部251は、水平面に平行に配置されている。
第1隔壁部241、第2隔壁部246および第3隔壁部251は、上下方向(軸AX方向)において、互いに間隔を設けて並んでいる。第1隔壁部241は、連通部80の開口82Aの上方に設けられている。第2隔壁部246は、第1隔壁部241の上方に設けられている。第3隔壁部251は、第2隔壁部246の上方に設けられている。
第1隔壁部241の下方には、第1内部空間210が形成されている。連通部80の開口82Aは、第1内部空間210と繋がっている。第1隔壁部241および第2隔壁部246の間には、第2内部空間220が形成されている。第2隔壁部246および第3隔壁部251の間には、第3内部空間230が形成されている。第3隔壁部251の上方には、第4内部空間240が形成されている。排気口72は、第4内部空間240に開口している。
ミストコレクタ40は、衝突板243をさらに有する。衝突板243は、第1内部空間210に設けられている。衝突板243は、軸AX方向において、第1隔壁部241から下方に突出するように設けられている。衝突板243は、下方を向いて開口する受け皿形状を有する。衝突板243は、軸AXを中心とする円錐状の受け皿形状を有する。衝突板243がなす開口は、軸AX方向において、連通部80の開口82Bがハウジング52になす開口と対向している。
第1隔壁部241には、第1開口部242が設けられている。第1開口部242は、軸AX方向において第1隔壁部241を貫通する貫通孔からなる。第1開口部242は、第1内部空間210および第2内部空間220を互いに連通させている。第1開口部242は、軸AX方向に見た場合に、衝突板243からずれた位置に設けられている。第1開口部242は、軸AX方向に見た場合に、衝突板243の外周上に設けられている。
第2隔壁部246には、第2開口部247が設けられている。第2開口部247は、軸AX方向において第2隔壁部246を貫通する貫通孔からなる。第2開口部247は、第2内部空間220および第3内部空間230を互いに連通させている。第2開口部247は、軸AXを中心とする円形の開口をなしている。
ミストコレクタ40は、モータ112M(駆動部)と、シャフト264とをさらに有する。モータ112Mは、洗浄機構90の噴出口が対向する回転フィルタ56における位置が変化するように、回転フィルタ56を動作させる。
モータ112Mは、第4内部空間240に設けられている。モータ112Mは、回転を出力する出力軸262を有する。出力軸262は、軸AXの軸上で延び、第3内部空間230に向けて延出している。モータ112Mは、出力軸262の回転中心が軸AXとなるように設けられている。
シャフト264は、第2開口部247を通って、第2内部空間220および第3内部空間230の間で延びている。シャフト264は、軸AXの軸上で延びている。シャフト264は、モータ112M(出力軸262)および回転フィルタ56を連結している。シャフト264の一方端は、カップリング263を介して出力軸262に接続されている。シャフト264の他方端は、回転フィルタ56に接続されている。シャフト264の他方端は、回転フィルタ56に接続されている。
第3隔壁部251には、第3開口部252が設けられている。第3開口部252は、軸AX方向において第3隔壁部251を貫通する貫通孔からなる。第3開口部252は、第3内部空間230および第4内部空間240を互いに連通させている。第3開口部252は、軸AX方向に見た場合に、モータ112Mの外周上に設けられている。
ミストコレクタ40は、ファン57をさらに有する。ファン57は、回転フィルタ56(フィルタ本体部87)を通過する気流を発生させるための動翼である。
ファン57は、第3内部空間230に設けられている。ファン57は、軸AX方向において、モータ112M(出力軸262)および回転フィルタ56の間に配置されている。ファン57は、出力軸262および回転フィルタ56の間において、シャフト264に接続されている。
モータ112Mの駆動時、出力軸262からの回転が、シャフト264を介して回転フィルタ56およびファン57に伝達される。これにより、回転フィルタ56およびファン57は、軸AXを中心に回転する。ファン57が回転することにより、ハウジング52内には、図16中の矢印に示される吸気口としての開口82Bから排気口72に向かう気流が形成される。
<O.ミストコレクタ40の変形例3>
次に、ミストコレクタ40の変形例3について説明する。
上述の図6においては、回転フィルタ56およびファン57が水平面に平行に設けられている横形のミストコレクタ40について説明を行ったが、ミストコレクタ40は、横形のミストコレクタ40に限定されない。ミストコレクタ40は、縦形のミストコレクタ40であってもよい。この場合、ミストコレクタ40は、回転フィルタ56およびファン57が水平面に直交するように配置される。
この場合、ドレン65の吸気口65Aは、回転フィルタ56とファン57との間におけるハウジング52内の底面に連結される。あるいは、ドレン65の吸気口65Aは、ファン57と多層フィルタ70との間におけるハウジング52内の底面に連結されてもよい。
<P.まとめ>
以上のようにして、連通部80は、ミストコレクタ40およびカバー体130Aの間を連通しており、開口82Aと開口82Bとを有する。開口82Aは、ミストコレクタ40との接続部分に相当する。開口82Bは、カバー体130Aとの接続部分に相当する。
ミストコレクタ40によって捕集された微少物質(たとえば、液化したミストやワークの気中の切り屑など)は、連通部80に逆戻りし、吸気口である開口82Bから加工エリアAR内に落下する。このとき、開口82Bの面積が開口82Aの面積よりも狭いため、工作機械100の設計者は、連通部80に逆戻りした微少物質を加工エリアAR内の意図した場所に落下させることができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 濾過機構、11 クーラント槽、20 CPUユニット、30 CNCユニット、40 ミストコレクタ、50 制御部、52 ハウジング、52A 第1フィルタリングエリア、52B 第2フィルタリングエリア、54 シャフト、55A 筒状部分、55B 筒状部分、56 回転フィルタ、57 ファン、65 ドレン、65A 吸気口、65B 排気口、66 吸引機構、70 多層フィルタ、72 排気口、80 連通部、82A 開口、82B 開口、83 内壁面、87 フィルタ本体部、90 洗浄機構、100 工作機械、109 ポンプ、110 バルブ、111A モータドライバ、111M モータドライバ、111R モータドライバ、111X モータドライバ、111Y モータドライバ、111Z モータドライバ、112A モータ、112M モータ、112R モータ、112X モータ、112Y モータ、112Z モータ、113 移動体、125 吐出部、125A 吐出機構、125B 吐出機構、125C 吐出機構、130 本体、130A カバー体、130B クーラントタンク、131 主軸頭、132 主軸、133 ハウジング、134 工具、135 開口、136 テーブル、150 回収機構、150A 受け口、151 液面センサ、152 ポンプ、210 第1内部空間、220 第2内部空間、230 第3内部空間、240 第4内部空間、241 第1隔壁部、242 第1開口部、243 衝突板、246 第2隔壁部、247 第2開口部、251 第3隔壁部、252 第3開口部、262 出力軸、263 カップリング、264 シャフト。

Claims (6)

  1. 工作機械であって、
    ワークの加工エリアを区画形成するカバー体と、
    前記加工エリアにクーラントを吐出するための吐出部と、
    前記吐出部が前記加工エリアにクーラントを吐出することにより発生した気中の物質を吸引するためのミストコレクタとを備え、前記ミストコレクタは、前記カバー体よりも高い位置に設けられており、
    前記工作機械は、さらに、前記ミストコレクタと前記カバー体とを連通している連通部を備え、
    前記連通部は、
    前記ミストコレクタとの接続部分に相当する第1の口と、
    前記カバー体との接続部分に相当する第2の口とを含み、
    前記第2の口の面積は、前記第1の口の面積よりも狭く、
    前記ミストコレクタは、前記加工エリアから収集した前記物質を捕集するための回転フィルタを含み、
    前記回転フィルタは、前記工作機械の上面視において前記第1の口と重なっており、
    前記連通部は、前記第1の口から前記第2の口に向かうほど狭くなるテーパー形状を有する、工作機械。
  2. 前記第2の口は、前記工作機械の上面視において前記第1の口と重なっている、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第2の口は、前記第1の口と平行である、請求項1または2に記載の工作機械。
  4. 前記第1の口および前記第2の口は、水平面と平行である、請求項1~3のいずれか1項に記載の工作機械。
  5. 前記工作機械は、さらに、前記吐出部から前記加工エリアに吐出されたクーラントを回収するための回収機構を備え、前記回収機構は、当該クーラントの受け口を含み、
    前記第2の口は、前記工作機械の上面視において前記受け口と重なっている、請求項1~のいずれか1項に記載の工作機械。
  6. 前記ミストコレクタは、
    前記回転フィルタを洗浄するための洗浄機構を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の工作機械。
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