JP6998613B2 - 筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含む腸機能の低下予防、改善または治療用組成物の生産方法 - Google Patents

筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含む腸機能の低下予防、改善または治療用組成物の生産方法 Download PDF

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Description

本発明は腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物、及び腸機能の低下予防または改善用食品組成物に関し、より詳細には、筍の酵素分解物または発酵物を含む腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物、腸機能の低下予防または改善用食品組成物に関するものである。
食生活やストレスまたは先天的な原因で腸機能の低下に伴う様々な不快感を経験する患者が増えている。
特に、便秘は昔から万病の元と言われており、食欲がなく、いつも腹部が膨満した状態にあるだけでなく、排泄されなかった便の毒素が腸に吸収されて血液中に吸収されることにより、肌の老化を促進し、頭痛やにきび、皮膚の発疹などが現れ、便秘がひどい場合、排便時痔裂の破損と痔核の脱出など痔の原因となり、ひどい場合大腸癌まで発生する。
便秘は週に2回以下排便し、排便量が35g以下である場合をいい、運動不足やストレスがたまると腸管運動が低下し、便の移動能力が落ちるからである。結腸内に大便が普通時間以上とどまる場合をいい、大便は、食品を摂取してから通常12~72時間後に排泄されるが、摂取する食品の形態は排便時間に影響を与える。即ち、繊維質の多い食品は腸で液体を吸収して体積が増加し、排泄物を作って排泄することができるように刺激を与えるのに対して、繊維質の含有量の少ないものはこれと逆の現象を起こす。便秘自体は病気ではなく、症状と言えるが、便秘による腸内異常発酵で生じた硫化水素、ニトロソアミン、アンモニア、フェノールなどのガスは頭痛、視力障害、アレルギーを引き起こす原因となり、腹痛、皮膚疾患、口臭、大腸疾患、動脈硬化、高血圧、脳卒中、免疫不全など多様で、深刻な二次疾患の原因となるので、積極的な予防と治療が必要である。便秘を改善し、腸機能を円滑にする療法として食物繊維、水分摂取量、運動などが全部便秘に対する治療療法の基本として試みられており、二次的に使用される便秘治療薬として下剤は、その効果が一時的で、種類によって各種副作用を誘発する。特に、刺激性下剤の場合、長期的に連用する場合、その効力が漸次に減少し、さらに長期的に服用する場合、腸筋神経叢が破壊されて、大腸の機能を喪失する場合もある。
便秘を解消するための機能性食品素材の中で最も一般的でなものが食物繊維であり、他にも昆布、ヤコン、ドクダミ、筍茶、冬葵子茶、アロエ、海藻類などを含む多様な食品が販売されているが、科学的にその効果が十分立証されたか疑問視されている。
前記の問題を解決するために、様々な方法が研究されており、人体に副作用がないながらも便秘などの多様な腸機能の低下の改善に役立つことができる物質の研究が必要な実情である。
本発明の目的は、便秘などの腸機能の低下を予防または治療するのに効果的であり、人体に副作用を引き起こさない植物由来の薬学的組成物を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、腸機能の低下を予防または改善するのに効果的であり、人体に副作用を引き起こさない植物由来の食品組成物を提供することにある。
本発明の一側面によれば、
筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含む腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物が提供される。
前記筍は淡竹(Sinoarundinaria nigra)、烏竹(Phyllostachys nigra)、真竹(Phyllostachys bambusoides)、雌竹(Arundinaria simonii)、高麗笹竹(Sasa borealis)及び済州笹竹(Sasa quelpaertensis)の中で選択された何れか一つの筍であってもよい。
前記筍は筍の皮と皮が除去された内容物の中の1種以上を含むことができる。
前記筍は、水とアルコールで順次に抽出して不溶性食物繊維の含有量を高めたものであってもい。
前記筍は筍の粉砕物または筍の抽出物であってもよい。
前記筍酵素分解物は、アラバナーゼ (arabanase)、セルロース(cellulose)、グルカナーゼ(glucanase)、ヘミセルロース(hemicellulose)、アミラーゼ(amylase)及びキシラナーゼズ(xylanase)の中から選ばれた1種以上の酵素による酵素分解物であってもよい。
前記筍発酵物は、枯草菌を接種して得られた発酵物であってもよい。
前記腸機能の低下は、便秘、消化不良、下痢、過敏性腸症候群、腹痛、及び腹部膨満の中から選択される1種以上でる。
本発明の他の側面によれば、
筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含む腸機能の低下予防または改善用食品組成物が提供される。
本発明の薬学的組成物は、便秘などの腸機能の低下を予防または治療するのに効果的であり、人体に対する副作用を最小化することができる。
また、本発明の食品組成物は、腸機能の低下を予防または改善するのに効果的であり、人体に対する副作用を最小化することができる。
試験例2による便の数を測定した結果を示したものである。 試験例2による便の重量を測定した結果を示したものである。 試験例3による便の水分含有量の測定結果を示したものである。 試験例4による消化管移動率に及ぼす影響の分析結果を示したものである。 試験例5による腸内便の数の測定結果を示したものである。 実施例の前処理段階をフローチャートで示したものである。
本発明は様々な変換を加えることができ、多様な実施例を有することができ、特定の実施例を図面に例示して詳細な説明で具体的に説明する。しかしながら、これは本発明を特定の実施形態によって限定するのではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変換、均等物乃至代替物を含むものと理解すべきである。本発明を説明するにあたって、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にする虞があると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
以下、本発明の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物について説明する。
本発明の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物は、筍の酵素分解物または筍の発酵物であることができ、より好ましくは、筍の酵素分解物であってもよい。
前記筍は淡竹(Sinoarundinaria nigra)、烏竹(Phyllostachys nigra)、真竹(Phyllostachys bambusoides)、雌竹(Arundinaria simonii)、高麗笹竹(Sasa borealis)及び済州笹竹(Sasa quelpaertensis)などの筍であってもよいが、本発明の範囲はこれに限定されず、同じ効果を奏することができる筍の種類であれば、何れも適用することができる。
前記筍は筍の皮や皮が除去された内容物を材料として用いることができる。
前記筍は、水とアルコールで順次に抽出して不溶性食物繊維の含有量を高める前処理過程を経ることが好ましい。
具体的には、水による抽出は筍の皮や筍を室温で水に1時間~5時間浸漬した後、80~100℃で30分~2時間加熱して不溶性食物繊維を得ることができる。その後、前記不溶性食物繊維にアルコールを加えて1時間~5時間の間15~70℃で加熱した後、上澄み液を除去し、残留した水溶性食物繊維を除去した不溶性食物繊維の含有量を高めることができる。不溶性食物繊維の含有量が高いほど、腸機能の改善により効果的である。
筍の前処理は、前記方法と同じであるが、本発明の範囲がこれに限定されず、通常の熱水抽出やアルコール抽出を適用することができる。
前記筍は筍の粉砕物または筍の抽出物であってもよい。
前記筍の抽出物は、筍の粉砕物に抽出溶媒を処理して得た粗抽出物だけでなく、粗抽出物の加工物も含む。例えば、筍抽出物は、減圧蒸留及び凍結乾燥または噴霧乾燥などのような追加過程によって粉末状態に製造されることができる。前記抽出物は、前記粗抽出物を追加的に分画(fractionation)した分画物も含む。
前記筍抽出物は水、炭素数1~4のアルコール、またはこれらの混合溶媒の抽出物であって、抽出方法は特に限定する必要はない。
溶媒として水を用いる場合、熱水抽出が好ましい。例えば、80~105℃、好ましくは90~100℃の水で0.5~24時間、好ましくは1~6時間抽出することができる。溶媒として熱水を使用しなくても、即ち、筍粉末を冷水または室温の水に希釈して混合した希釈液で筍の成分が抽出されることができる。冷水または室温の水を利用して筍成分を抽出する場合、発酵とは別途に抽出することもでき、前記発酵微生物を接種して発酵される過程で筍の成分が溶出されるようにすることもできる。
前記炭素数1~4のアルコール水溶液による抽出を利用することができる。例えば、エタノール、メタノール、イソプロパノールなどのアルコール水溶液、好ましくは20~80重量%のアルコール水溶液、さらに好ましくは50~70重量%のアルコール水溶液で抽出する。アルコール抽出物を使用する場合、枯草菌を接種する前に、まずアルコール抽出物のアルコールを気化させ、アルコール含有量を下げた濃縮液またはアルコール抽出物を濃縮及び乾燥させた後、水に溶解して用いる。
また、前記筍抽出物は、広い意味では、筍粉砕物を水に希釈した希釈液を含む。
前記筍の酵素分解物は、アラバナーゼ (arabanase)、セルロース(cellulose)、グルカナーゼ(glucanase)、ヘミセルロース(hemicellulose)、アミラーゼ(amylase)及びキシラナーゼズ(xylanase)などの酵素による酵素分解物であることが好ましいが、酵素の種類が、上述したものに限定されず、多様な炭水化物分解酵素を適用することができる。
前記筍発酵物は、枯草菌を接種して得られたものであってもよく、または伝統的な発酵法によって発酵されたものであってもよい。
前記筍発酵物は、筍固体発酵物または筍液状発酵物であってもよい。
前記筍固体発酵物は、筍粉砕物に水分を添加し、前記発酵微生物を接種して発酵させて得ることができる。水分の添加量は、発酵微生物が生育しながら発酵が行われることができるように、水分含有量が15~50重量%、好ましくは25~40重量%になるように水分を添加した後接種するか、前記水分を添加した後、筍粉砕物を水分にふやかした後接種することができる。
前記筍液状発酵物は、筍抽出物またはその希釈液に前記発酵微生物を接種して発酵させて得ることができる。
前記筍固体発酵物または筍液状発酵物の製造で発酵微生物を接種する前に、前記発酵微生物の生育を増進させるために、タンパク質源、炭水化物源、ビタミンまたはミネラルなどの発酵微生物の栄養源を追加的に混合することができる。前記発酵微生物の栄養源は、市販の培地を用いたり、或いは必要な栄養源のみを個別的に添加することができる。
また、前記筍粉砕物、筍抽出物、またはこれらと前記発酵微生物の栄養源の混合物は、前記発酵微生物を接種する前に加熱して殺菌することができる。
前記腸機能の低下は、便秘、消化不良、下痢、過敏性腸症候群、腹痛、腹部膨満などであることができるが、本発明の範囲がこれに限定されるのではなく、腸機能の低下に伴う様々な症状または疾患が含まれることができる。
一方、本明細書において、用語「有効成分として含む」とは、筍の酵素分解物または発酵物の効能または活性を達成するのに十分な量を含むことを意味する。本発明の一具体例において、本発明の組成物内で筍の酵素分解物または発酵物は、例えば、0.001mg/kg以上、好ましくは0.1mg/kg以上、より好ましくは10mg/kg以上、より好ましくは100mg/kg以上、さらに好ましくは250mg/kg以上、最も好ましくは1000mg/kg以上含まれる。筍の酵素分解物または発酵物は、天然物として過量投与しても、人体に副作用がないので、本発明の組成物内に含まれる筍の酵素分解物または発酵物の量的上限は当業者が適切な範囲内で選択して実施することができる。
本発明の薬学的組成物は、前記有効成分に加えて、薬学的に適合し、生理学的に許容される補助剤を用いて製造されることができ、前記補助剤としては、賦形剤、崩壊剤、甘味料、結合剤、被覆剤、膨張剤、潤滑剤、滑沢剤または香味剤などを用いることができる。
前記薬学的組成物は、投与のために、前記記載した有効成分に加えて、追加的に薬学的に許容可能な担体を1種以上含んで薬学的組成物として好ましく製剤化することができる。
前記薬学的組成物の製剤形態は、顆粒剤、散剤、錠剤、被覆錠、カプセル剤、坐剤、液剤、シロップ、汁、懸濁剤、乳剤、点滴剤または注射可能な液剤などになることができる。例えば、錠剤またはカプセル剤の形態への製剤化のために、有効成分は、エタノール、グリセロール、水などの経口、非毒性の薬学的に許容可能な不活性担体と結合されることができる。また、所望または必要な場合、適切な結合剤、潤滑剤、崩壊剤及び発色剤も混合物に含まれることができる。適切な結合剤は、これらに限定されるのではないが、澱粉、ゼラチン、グルコースまたはβラクトースのような天然糖、コーン甘味料、アカシア、トラガカントまたはオレイン酸ナトリウムのような天然及び合成ガム、ナトリウムステアレート、マグネシウムステアレート、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを含む。崩壊剤はこれに限定されるのではないが、澱粉、メチルセルロース、アガー、ベントナイト、キサンタンガムなどが含まれる。
液状溶液に製剤化される組成物において、許容可能な薬学担体としては、滅菌及び生体に適したものとして、生理食塩水、滅菌水、リンゲル液、緩衝食塩水、アルブミン注射液、デキストロース溶液、マルトデキストリン溶液、グリセロール、エタノール、及びこれらの成分の中の1成分以上を混合して用いることができ、必要によって、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤など他の通常の添加剤を添加することができる。また、希釈剤、分散剤、界面活性剤、結合剤、潤滑油を付加的に添加して水溶液、懸濁液、乳濁液などの注射用剤形、丸薬、カプセル、顆粒または錠剤に製剤化することができる。
本発明の薬学的組成物は、経口または非経口で投与することができ、非経口投与の場合、静脈内注入、皮下注入、筋肉注入、腹腔注入、経皮投与などで投与することができ、好ましくは、経口投与である。
本発明の薬学的組成物の適切な投与量は、製剤化方法、投与方式、患者の年齢、体重、性別、病的状態、食品、投与時間、投与経路、排泄速度、及び反応感応性などのような要因によって様々であり、一般的に熟練した医師は所望の治療または予防に効果的な投与量を容易に決定及び処方することができる。本発明の好ましい具現例によれば、本発明の薬学的組成物の1日投与量は0.001-10g/kgである。
本発明の薬学的組成物は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができる方法によって、薬学的に許容される担体及び/または賦形剤を用いて製剤化することで、単位容量形態に製造されるかまたは大容量容器内に入れて製造することができる。この時、製剤は、オイルまたは水性媒質中の溶液、懸濁液またはエマルジョン形態であるか、エキス剤、粉末剤、顆粒剤、錠剤またはカプセル剤形態であってもよく、分散剤または安定化剤をさらに含むことができる。
また、本発明は、筍の酵素分解物または発酵物を有効成分として含む腸機能の低下予防または改善用食品組成物を提供する。
前記食品組成物の説明は、上述した本発明の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物に対する説明と同じであるので、具体的な内容はその部分を参考することにする。
本発明に係る食品組成物は、機能性食品として利用したり、各種食品に添加することができる。本発明の組成物を添加することができる食品としては、例えば、飲料類、アルコール飲料類、菓子類、ダイエットバー、乳製品、肉、チョコレート、ピザ、パン類ラーメン、その他の麺類、ガム類、アイスクリーム類、ビタミン複合剤、健康補助食品類などがある。
本発明の食品組成物は、有効成分として筍の酵素分解物または発酵物だけでなく、食品製造時に通常添加される成分を含むことができ、例えば、タンパク質、炭水化物、脂肪、栄養素、調味剤及び香味剤を含む。前述した炭水化物の例は、単糖類、例えば、ブドウ糖、果糖など;二糖類、例えばマルトース、スクロース、オリゴ糖など;及び多糖類、例えばデキストリン、シクロデキストリンなどの通常の糖及びキシリトール、ソルビトール、エリスリトールなどの糖アルコールである。香味剤として、天然香味剤[タウマチン、ステビア抽出物(例えば、レバウジオシドA、グリシルリジンなど])及び合成香味剤(サッカリン、アスパルテームなど)を用いることができる。例えば、本発明の食品組成物がドリンク剤及び飲料類に製造される場合、筍の酵素分解物または発酵物に加えてクエン酸、液状果糖、砂糖、ブドウ糖、酢酸、リンゴ酸、果汁、及び各種植物抽出液などをさらに含むことができる。
本発明は、筍の酵素分解物または発酵物を有効成分として含む腸機能の低下の改善または予防用食品組成物を含む健康機能食品を提供する。健康機能食品とは、筍の酵素分解物または発酵物を飲料、茶類、香辛料、ガム、菓子類などの食品素材に添加したり、カプセル化、粉末化、懸濁液などに製造した食品で、これを摂取した場合、健康上特定の効果をもたらすことを意味するが、一般的な医薬品とは異なり、食品を原料として、薬を長期的に服用した時に発生し得る副作用などがないという利点がある。このようにして得られる本発明の健康機能食品は、日常的に摂取することができるので、非常に有用である。このような健康機能食品における筍の酵素分解物または発酵物の添加量は、対象の健康機能食品の種類によって異なり、一律に規定することができないが、食品本来の風味を損なわない範囲で添加すればよく、対象食品に対して通常0.01~50重量%、好ましくは0.1~20重量%の範囲である。また、丸剤、顆粒剤、錠剤またはカプセル剤の形態の健康機能食品の場合、通常0.1~100重量%、好ましくは0.5~80重量%の範囲で添加すればよい。一具体例において、本発明の健康機能食品は、丸剤、錠剤、カプセル剤または飲料の形態であることができる。
筍試料の用意
2015年6月潭陽郡で採取した淡竹(Sinoarundinaria nigra、S)を100℃以上で約1時間丸ごとゆでた後、冷水に浸して筍と皮を分離し、その後、それぞれ-80℃で急速冷凍して保管した。冷凍した筍と筍の皮は凍結乾燥した後、100meshサイズで均一に粉砕して冷蔵保管しながら使用した。試料の分析は、3回繰り返して、その平均値を求めた。
前処理段階
筍と筍の皮の食物繊維は、それぞれ水とエタノールを抽出溶媒として用いて抽出し、抽出方法と条件は以下に示した。前記方法によって得られた淡竹(Sinoarundinaria nigra、S)試料100gに蒸留水を入れ、常温で2時間浸漬した後、100℃で1時間加熱した。それにより、上澄み液(supernatant)である水溶性食物繊維(ステップ2)が除かれた、不溶性繊維のペレット型筍食物繊維が得られる(ステップ1)。その後、ペレット型筍食物繊維の3倍のエタノールを加え、25℃で2時間置いて、再度上澄み液である水溶性食物繊維(ステップ4)が除かれた不溶性のペレット型筍食物繊維が得られる(ステップ3)。このように、各ステップの過程を経て得られた筍食物繊維の分画を集めて実験の試料として用い、不溶性食物繊維の含有量が最も高いステップ3で得られた試料を用いて筍の酵素加水分解物を製造した。前処理段階のフローチャートは図6に示した。
実施例1:筍酵素加水分解物の製造
前記方法によって得られた筍粉末の不溶性食物繊維(ステップ3)分画を用いて酵素分解を行った。つまりpH5.0である50mMの酢酸緩衝液(sodium acetate buffer)300mlに分画10gを加えた後、50℃振とう培養器で180rpmで1時間膨張させた。その後0.5%Viscozyme、0.5%Celluclast、0.5%Fungamylを加え、同じ温度で180rpmで0、3、6、12、24時間酵素分解した。酵素反応の終了は、90℃で5分間加熱して酵素を不活性化させた。その後、酵素分解産物は、凍結乾燥機を用いて乾燥させ、製造された粉末は4℃で冷蔵保管した。
実施例2:筍の皮の酵素加水分解物の製造
筍粉末の代わりに、前記方法によって得られた筍の皮の粉を使用したことを除いては、実施例1と同じ方法で酵素加水分解物を製造した。
実施例3:筍の発酵物の製造
筍(淡竹)の皮と筍を分離した後、きれいに洗浄して皮を除いた筍試料を3~4cmのサイズに切断して使用し、筍1.5kg、枯草菌(Bacillus subtilis)、原糖900g、水450mlをガラス容器に入れて、温度30℃、相対湿度15%の発酵室で発酵させ筍発酵物を製造した。
実施例4:筍の皮の発酵物の製造
筍の代わりに筍の皮を使用したことを除いては、実施例3と同じ方法で筍の皮発酵物を製造した。
筍の食物繊維の分析
前記筍の食物繊維の抽出による抽出ステップ別筍の食物繊維の分析結果を、以下の表1に示した。この時、筍の食物繊維(水溶性食物繊維+不溶性食物繊維)の量は、公典法によって測定した。
Figure 0006998613000001
酵素分解時間による食物繊維収率の測定
実施例1及び2によって製造された酵素分解物の酵素分解時間による総食物繊維の量を前記方法によって測定して、その結果を以下の表2に示した。
Figure 0006998613000002
[試験例]
実験動物と飼育条件
下記の条件のような実験用マウスを使用した。
-系統と種:SDラット(Sprague Dawley(SD)rat)
-供給源:(株)サムタコス(SAMTAKO)
-購入時動物数及び性別:雄
-購入時動物週齢及び体重範囲:6週齢、190g~220g
-投与時動物数(雄):49匹
-投与時動物週齢及び体重範囲:7週齢、210g~240g
動物を購入した後、7日間、動物飼育室の環境下で検疫及び順化させ、一般的な健康状態を観察した後、健康な個体を選別して試験に用いた。
個体の識別は、油性マジックを用いて尾に各個体番号を表示した。飼育箱は試験番号、試験物質名、試験項目、入手日、順化期間、群の分離日、試験期間、性/動物番号及び試験責任者を記載した個体識別カードを付着して識別した。
順化期間中に異常が発生した個体と、体重が正常に増えない個体を除いた後、各群間の平均体重及び標準偏差が均一に群を分離した。各処理区当たり7匹ずつ7群に分けて配置し、1匹ずつ分離して飼育した。
本試験の環境は、温度(22±3)℃、相対湿度(50±20)%、換気回数(10~15)回/時間、照明サイクル12時間(8:00~20:00)、照度(150~300)Luxの飼育環境に設定された動物飼育室で飼料と飲料水を給与して飼育し、順化及び試験期間の間隔離して飼育した。
順化及び試験期間中に、クリーン飼育室内プラスチック製飼育箱[270(W)×500(D)×200(H)mm]に1匹ずつ分離して飼育した。
飼料は実験動物用マウス飼料(実験動物用マウス飼料、38057、ピュリナコリア)を、飲用水は自由に摂取することができるようにした。
試験群の構成及び試験物質の投与
試験群の構成は以下の表3に示す通りである。
Figure 0006998613000003
1週間の順化期間後、試験物質、つまり便秘誘発物質であるロペラミド(loperamide)、従来の便秘治療剤であるビサコジル(bisacodyl)、実施例1及び2の酵素分解物(24時間発酵されたもの)、及び実施例3と4の発酵物を経口投与用の注射器(ゾンデ)を利用して、それぞれ胃内に1日1回計7日間繰り返し投与した。対照群(Con)を除いて、全部loperamide(4mg/kg)を投与して、便秘を誘発したのである。
ビサコジル(bisacodyl)は刺激性下剤(stimulant laxatives)の一つで、主に便秘の治療に用いる薬である。大腸を刺激して腸の蠕動運動を起こして排便に役立つようにし、腸でほとんど吸収されず排泄される。これは感覚神経末端を刺激して、副交感神経反射を起こして、大腸の蠕動運動を誘発する。また、局所的な軸索(axon)反射と分節性反射を起こして、大腸の蠕動運動を広めすることができる。
統計処理
本試験で、実験結果は、平均±標準誤差で表記し、各グループの間の差は、スチューデントのt検定(Student t test)分析法を利用して統計学的有意性を判定し、p値が0.05未満(p<0.05)の場合を統計学的に有意であると見た。
試験例1:体重、食餌摂取量及び飲水量の測定
体重は、実験前日、群分類時と投与翌日から週2回測定し、実験食餌は、一定の時間に100gずつ供給し、24時間後に残った量を測定して食餌摂取量を測定した。飲水は、一定の時間に250mlずつ供給し、その次の日に残った飲水を測定して飲水量を測定した。
試験期間中の体重変化量、食餌摂取量及び飲水量は以下の表4及び表5に示す通りである。7日の間、各群の体重変化量及び飲水量は対照群(Con)と試験物質との間の有意な変化はなかった。
Figure 0006998613000004
Figure 0006998613000005
試験例2:便の数と便の重量の変化を測定
便は毎日一定時間に採取してその数及び重量を測定した。そして70℃の乾燥機で24時間乾燥させた。
便秘誘発後、7日目に便の数を測定した結果を図1に示した。それによると、Con群(55.14±2.06)に比べてLop群(44.40±2.54)で便の数が有意に減少して便秘が誘導されたことを確認した(P<0.05)。Lop群と試験物質群との間の有意な変化は現れなかった。
また、各試験群の数及び重量の測定結果を図2に示した。それによると、Con群(7.52±0.30g)に比べてLop群(5.02±0.36g)で有意な減少が現れ(P<0.05)、Bis群(6.82±0.35g)、1-100群(6.70±0.45g)、1-200群(6.75±0.45g)、2-100群(6.93±0.32g)、2-200群(7.54±0.43g)、3-200群(6.62±0.33g)、4-200群(6.69±0.34g)でLop群に比べて有意な増加が現れた(P<0.05)。
また、発酵法によって製造された発酵物投与群である3-200群と4-200群は酵素分解物群である1-200群と2-200群に比べて相対的に便の重量が多少低く現れ、筍の発酵物よりも酵素を利用した加水分解物が相対的に便秘に効果的であると判断される。
試験例3:便の水分含有量の測定
便は毎日一定時間に採取してその数及び重量を測定した。そして70℃の乾燥機で24時間乾燥した。水分含有量の割合は、乾燥前の重量から乾燥後の重量を引いて水分量を計算し、全体便の重量に対する割合で示した。
それによる便の水分含有量の測定結果を図3に示した。図示したように、Lop群(29.98±1.89%)に比べてBis群(44.02±1.34%)、1-100群(41.01±2.35%)、1-200群(42.62±2.05%)、2-100群(48.49±2.09%)、2-200群(47.97±2.29%)、2-200群(7.54±0.43g)、3-200群(38.80±1.75%)、4-200群(37.8±2.04%)で有意に増加したことが現れ、特に、2-100群と2-200群で便の水分含有量が最も多く増加したことが現れた。(P<0.05)。
また、発酵物投与群である3-200群と4-200群は酵素分解物群である1-200群と2-200群に比べて相対的に便の水分含有量が低く測定され、筍の発酵物より酵素を利用した加水分解物が相対的に便秘に効果的であると判断される。
試験例4:消化管移動率に及ぼす影響の分析
便秘誘導7日目に、15時間絶食させた後、実験動物に10%のarabic gum(Sigma、USA)と5%のactivated charcoal(Sigma、USA)懸濁液を0.5ml経口投与した。30分後犠牲にして消化管を摘出して十二指腸から直腸までの腸管距離で青便が出る長さを通過時間で割って移動率を計算した。本実験に使用した活性炭は、様々な有機物質を燃やして製造したもので、吸着性が強く、毒性がなく、薬理効能のない物質である。
*試験物質が消化管移動率に及ぼす影響に対する実験結果を図4に示した。それによると、Con群(68.63±2.72%)に比べてLop群(42.10±3.49%)で有意な減少が観察された(P<0.01)。Bis群(65.02±2.86%)と1-100群(61.64±1.51%)、1-200群(63.69±4.22%)、2-100群(70.45±1.79%)と2-200群(64.61±0.91%)、3-200群(56.62±2.25%)、4-200群(53.05±1.89%)の全てでロペラミド単独投与群に比べて有意な増加が観察された(P<0.05、P<0.01)。
また、発酵物投与群である3-200群と4-200群は酵素分解物群である1-200群と2-200群に比べて相対的に消化管移動率が低く測定されて筍の発酵物より酵素を利用した加水分解物が相対的に便秘に効果的であると判断される。
試験例5:腸内便の数の測定
腸内便の数はロペラミド投与後8日目に実験用マウスを犠牲にして、大腸管内に残留している便の数を観察した。
実験最終日に実験動物を全部犠牲にして、結腸部位に残留している便の数を測定した結果を図5に示した。それによると、Con群(1.86±0.55)に比べてLop群(5.66±0.63)で便の数が有意に増加し、Lop群に比べてBis群(3.62±0.86)と1-100群(3.89±0.64)、1-200群(3.23±0.68)、2-100群(2.47±0.65)、2-200群(2.91±0.24)、3-200群(4.09±0.32)、4-200群(4.50±0.26)の全てで有意な結果を示し、腸管内に残留する便の数が減少することを確認した(P<0.05)。
また、発酵物投与群である3-200群と4-200群は酵素分解物群である1-200群と2-200群に比べて相対的に残留する便の数がたくさん測定されて筍の発酵物より酵素を利用した加水分解物が相対的に便秘に効果的であると判断される。
以上、本発明の実施例について説明したが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の思想から逸脱しない範囲内で、構成要素の付加、変更、削除または追加等により、本発明を多様に修正及び変更することができ、これも本発明の権利範囲内に含まれるとすべきである。
本発明の薬学的組成物は、便秘などの腸機能の低下を予防または治療するのに効果的であり、人体に及ぼす副作用を最小化することができる。
また、本発明の食品組成物は、腸機能の低下を予防または改善するのに効果的であり、人体に及ぼす副作用を最小化することができる。

Claims (6)

  1. 筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含み、
    前記筍酵素分解物または筍発酵物の材料である筍は、水による抽出とアルコールによる抽出を順次に行う前処理過程を行ったものであり、
    前記水による抽出は筍を室温で水に1時間~5時間浸漬した後、80~100℃で30分~2時間加熱して不溶性食物繊維を得ることであり、
    前記アルコールによる抽出は前記不溶性食物繊維にアルコールを加えて1時間~5時間の間15~70℃で加熱した後、上澄み液を除去し、残留した水溶性食物繊維を除去した不溶性食物繊維の含有量を高めることであることを特徴とする腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物の生産方法
  2. 前記筍は、淡竹(Sinoarundinaria nigra)、烏竹(Phyllostachys nigra)、真竹(Phyllostachys bambusoides)、雌竹(Arundinaria simonii)、高麗笹竹(Sasa borealis)及び済州笹竹(Sasa quelpaertensis)の中で選択された何れか一つの筍であることを特徴とする請求項1に記載の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物の生産方法
  3. 前記筍は筍の皮及び皮が除去された内容物の中の1種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物の生産方法
  4. 前記筍酵素分解物は、アラバナーゼ (arabanase)、グルカナーゼ(glucanase)、及びアミラーゼ(amylase)の中から選択された1種以上の酵素による酵素分解物であることを特徴とする請求項1に記載の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物の生産方法
  5. 前記筍発酵物は、枯草菌を接種して得られた発酵物であることを特徴とする請求項1に記載の腸機能の低下予防または治療用薬学的組成物の生産方法
  6. 筍酵素分解物または筍発酵物を有効成分として含み、
    前記筍酵素分解物または筍発酵物の材料である筍は、水による抽出とアルコールによる抽出を順次に行う前処理過程を行ったものであり、
    前記水による抽出は筍を室温で水に1時間~5時間浸漬した後、80~100℃で30分~2時間加熱して不溶性食物繊維を得ることであり、
    前記アルコールによる抽出は前記不溶性食物繊維にアルコールを加えて1時間~5時間の間15~70℃で加熱した後、上澄み液を除去し、残留した水溶性食物繊維を除去した不溶性食物繊維の含有量を高めることであることを特徴とする腸機能の低下予防または改善用食品組成物の生産方法
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