JP6988699B2 - 回転電機のロータ、及び回転電機 - Google Patents
回転電機のロータ、及び回転電機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6988699B2 JP6988699B2 JP2018105057A JP2018105057A JP6988699B2 JP 6988699 B2 JP6988699 B2 JP 6988699B2 JP 2018105057 A JP2018105057 A JP 2018105057A JP 2018105057 A JP2018105057 A JP 2018105057A JP 6988699 B2 JP6988699 B2 JP 6988699B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft member
- press
- fitting portion
- permanent magnet
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
以下、回転電機のロータ、及び回転電機を具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図4に示すように、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入された後、第1軸部材18の第1圧入部18aが筒部材16の端部16bの内側に圧入されるとともに、第2軸部材19の第2圧入部19aが筒部材16の端部16cの内側に圧入される。
(1−1)第1軸部材18及び第2軸部材19には、永久磁石17に向けて開口するとともに永久磁石17から遠ざかる方向へ延びる凹部としての穴31,32がそれぞれ形成されている。これによれば、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入された後に筒部材16に圧入される第1軸部材18及び第2軸部材19と永久磁石17との間の空気をそれぞれ穴31,32に逃がすことができる。よって、第1軸部材18及び第2軸部材19と永久磁石17との間に空気溜まりによる隙間が生じなくなる。その結果、第1軸部材18及び第2軸部材19を永久磁石17に接触させることができ、ロータ15全体における筒部材16の軸方向に対する曲げ方向の剛性が高まる。したがって、ロータ15に共振が発生し難くなり、回転電機10としての危険回転速度(共振回転数)が低下してしまうことが抑制され、ロータ15全体が筒部材16の軸方向に対して撓んでしまうことを抑制することができる。
以下、回転電機のロータ、及び回転電機を具体化した第2の実施形態を図5〜図7にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図7に示すように、永久磁石17が筒部材16の内周面16aに圧入された後、第1軸部材18の第1圧入部18aが筒部材16の端部16bの内側に圧入されるとともに、第2軸部材19の第2圧入部19aが筒部材16の端部16cの内側に圧入される。
(2−1)第1軸部材18の外周面18fの一部分、及び第2軸部材19の外周面19fの一部分には、凹部として、切欠41,42がそれぞれ形成されている。これによれば、第1軸部材18及び第2軸部材19と永久磁石17との間の空気を、切欠41,42を介して筒部材16の外部へ逃がしながら第1軸部材18及び第2軸部材19を筒部材16に圧入することができる。よって、第1軸部材18及び第2軸部材19を、筒部材16に対してスムーズに圧入することができる。
○ 第1軸部材18に穴31及び切欠41の両方が形成されていてもよい。また、第2軸部材19に穴32及び切欠42の両方が形成されていてもよい。
○ 第1の実施形態において、穴31,32内の一部を、炭素繊維強化プラスチックやチタン等の高剛性材料によって埋めてもよい。
○ 第2の実施形態において、切欠41,42の加工方法は、Dカット加工に限らない。
○ 上記各実施形態において、磁性体としては、永久磁石17に限らず、例えば、積層コア、アモルファスコア、又は圧粉コア等であってもよい。
○ 上記各実施形態において、永久磁石17が、例えば、中実四角柱状であってもよく、永久磁石17の形状は特に限定されるものではない。また、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが、例えば、四角柱状であってもよく、第1軸部材18の第1圧入部18aの形状、及び第2軸部材19の第2圧入部19aの形状は特に限定されるものではない。そして、例えば、永久磁石17が中実四角柱状であるとともに、第1軸部材18の第1圧入部18a及び第2軸部材19の第2圧入部19aが四角柱状である場合、筒部材16が四角筒状に形成されている必要がある。したがって、筒部材16の形状は、永久磁石17、第1軸部材18の第1圧入部18a、及び第2軸部材19の第2圧入部19aそれぞれの形状によって適宜変更してもよい。
Claims (5)
- 筒部材と、
前記筒部材の内周面に圧入された磁性体と、
前記筒部材の軸方向両側にそれぞれ圧入される第1軸部材及び第2軸部材と、を備えた回転電機のロータであって、
前記第1軸部材及び前記第2軸部材は、前記筒部材の内周面に圧入される圧入部を備え、
前記第1軸部材の前記圧入部における前記磁性体との対向面、及び前記第2軸部材の前記圧入部における前記磁性体との対向面の少なくとも一方には、前記磁性体に向けて開口するとともに前記磁性体から遠ざかる方向へ延びる凹部として、穴が形成され、
前記穴の底面は、前記磁性体と離間しており、
前記圧入部の径方向の厚さは、前記筒部材の径方向の厚さよりも厚いことを特徴とする回転電機のロータ。 - 前記圧入部における前記磁性体との対向面と前記穴の底面との前記第1軸部材又は前記第2軸部材の軸方向における長さは、前記圧入部の前記軸方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のロータ。
- 筒部材と、
前記筒部材の内周面に圧入された磁性体と、
前記筒部材の軸方向両側にそれぞれ圧入される第1軸部材及び第2軸部材と、を備えた回転電機のロータであって、
前記第1軸部材及び前記第2軸部材は、前記筒部材の内周面に圧接される圧入部を備え、
前記第1軸部材の前記圧入部における前記磁性体との対向面、及び前記第2軸部材の前記圧入部における前記磁性体との対向面の少なくとも一方には、前記磁性体に向けて開口するとともに前記磁性体から遠ざかる方向へ延びる凹部として、切欠が形成され、
前記切欠は、前記筒部材の内周面に圧接される前記圧入部の外周面の一部分を、前記第1軸部材又は前記第2軸部材の軸方向に沿って切り欠いて形成されており、
前記第1軸部材又は前記第2軸部材の軸方向における前記切欠の長さは、前記圧入部の前記軸方向における長さよりも短いことを特徴とする回転電機のロータ。 - 前記切欠は、前記第1軸部材又は前記第2軸部材の軸方向に延びる延在面と、前記軸方向に対して直交する又は斜交する方向に延びる底面と、を有している請求項3に記載の回転電機のロータ。
- ステータと、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転電機のロータと、を備えることを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018105057A JP6988699B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018105057A JP6988699B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019213281A JP2019213281A (ja) | 2019-12-12 |
JP6988699B2 true JP6988699B2 (ja) | 2022-01-05 |
Family
ID=68845630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018105057A Active JP6988699B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6988699B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019226B2 (ja) * | 1978-12-27 | 1985-05-15 | 株式会社東芝 | 永久磁石同期電動機の回転子 |
JPS62119182U (ja) * | 1985-09-07 | 1987-07-29 | ||
JPH06205554A (ja) * | 1992-11-16 | 1994-07-22 | Yaskawa Electric Corp | 同期回転電機の回転子 |
JPH11234975A (ja) * | 1998-02-18 | 1999-08-27 | Mitsubishi Motors Corp | 発電機の回転子の組み付け方法 |
JP4253199B2 (ja) * | 2003-02-28 | 2009-04-08 | 株式会社東芝 | 永久磁石形回転電機およびその製造方法 |
DE102010023813A1 (de) * | 2010-06-15 | 2011-12-15 | Maxon Motor Ag | Elektrokleinmotor |
CN105226872B (zh) * | 2015-11-16 | 2017-12-05 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 电机转子轴、电机和电机转子轴的制造方法 |
-
2018
- 2018-05-31 JP JP2018105057A patent/JP6988699B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019213281A (ja) | 2019-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5626415B2 (ja) | 回転電気機械 | |
JP4815967B2 (ja) | 永久磁石式回転電機 | |
JP5061806B2 (ja) | アキシャルギャップ型回転電機 | |
JP6557180B2 (ja) | 回転子部材、回転子、及び電動機 | |
JP5602815B2 (ja) | 永久磁石を位置決めするための突起を有する回転子及びそのような回転子を備える電動機 | |
JP7068151B2 (ja) | 磁石を押圧する補強部材を有する同期電動機の回転子 | |
JP7428517B2 (ja) | 電気機械のためのスプリットステータ本体 | |
JP6988699B2 (ja) | 回転電機のロータ、及び回転電機 | |
JP2004248461A (ja) | ファン駆動用永久磁石モータ | |
JP5276473B2 (ja) | プーリ構造体 | |
JP2008131742A (ja) | モータ | |
JP2019201502A (ja) | 回転電機のロータ、及び回転電機 | |
JP6659015B2 (ja) | 固定子および回転機 | |
JP4957891B2 (ja) | 同期モータ | |
WO2017122289A1 (ja) | 回転電機および加振装置 | |
JP6975129B2 (ja) | 回転電機のロータ | |
JP2022027152A (ja) | 回転電機のロータ、及び回転電機のロータの組立方法 | |
JP2018133948A (ja) | モータ | |
JP6059970B2 (ja) | 電動機 | |
JP2015220950A (ja) | 回転電機 | |
JP7077986B2 (ja) | 埋込磁石型ロータ | |
JP6946119B2 (ja) | アキシャルギャップ型回転電機 | |
JP7032675B1 (ja) | コア、回転電気機械、及び静止器 | |
JP7183139B2 (ja) | ロータ及び回転電機 | |
JP5903545B2 (ja) | コア素材、ステータコアおよびこのステータコアを備えたモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210601 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211115 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6988699 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |