JP2021078305A - ロータ及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、冷却効率を向上させることを目的とするものである。【解決手段】ロータコア15の外周面には、3つの冷媒流路17が設けられている。各冷媒流路17は、第1側面17a、第2側面17b、及び底面17cを有している。第1側面17aの少なくとも一部は、回転軸心Cに対して傾斜している。第1側面17aは、第1上流端部17a1と、第1下流端部17a2とを有している。第1下流端部17a2は、第1上流端部17a1よりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。冷媒流路17の幅は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって連続して大きくなっている。【選択図】図3

Description

この発明は、ロータ、及びそれを備えた回転電機に関するものである。
従来の回転電機では、ロータ回転軸に平行な複数の空気流路が、ロータの外周面に設けられている。各空気流路の底面は、ロータの軸方向の一端から他端へ向けて徐々に回転軸に近付くように傾斜している(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−201926号公報
上記のような従来の回転電機では、各空気流路がロータ回転軸に平行な方向に沿って配置されているため、十分な空気を空気流路に取り込むことができず、冷却効率をさらに向上させることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、冷却効率を向上させることができるロータ及び回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係るロータは、回転軸心を中心として回転可能なロータコアを備え、ロータコアは、回転軸心に沿う方向の一方の端面である第1端面と、他方の端面である第2端面とを有しており、ロータコアには、第1端面から第2端面まで連続した冷媒流路が設けられており、冷媒流路は、第1側面と、第1側面に対してロータコアの回転方向の前側に位置する第2側面とを有しており、第1側面の少なくとも一部は、回転軸心に対して傾斜しており、第1側面は、第1端面に隣接する端部である上流端部と、第2端面に隣接する端部である下流端部とを有しており、下流端部は、上流端部よりも、ロータコアの回転方向の後ろ側に位置しており、冷媒流路の断面積は、第1端面から第2端面へ向かって大きくなっている。
この発明のロータ及び回転電機によれば、冷却効率を向上させることができる。
実施の形態1によるモータを示す斜視図である。 図1のモータ本体を示す斜視図である。 図2のロータを示す斜視図である。 図3のロータの断面図である。 実施の形態1によるロータの第1変形例を示す斜視図である。 実施の形態1によるロータの第2変形例を示す斜視図である。 実施の形態2によるロータを示す斜視図である。 実施の形態3によるロータを示す斜視図である。 実施の形態4によるロータを示す斜視図である。 実施の形態5によるロータを示す斜視図である。 実施の形態5によるロータの変形例を示す斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるモータを示す斜視図である。図において、モータは、モータ本体1、第1ブラケット2、第2ブラケット3、及びエンコーダ4を有している。モータには、図示しない減速機、図示しない変速機等が取り付けられる場合もある。
第1ブラケット2は、モータ本体1の負荷側、即ち出力側に固定されている。第2ブラケット3は、モータ本体1の反負荷側、即ち出力側とは反対側に固定されている。エンコーダ4は、第2ブラケット3のモータ本体1とは反対側に取り付けられている。
図2は、図1のモータ本体1を示す斜視図である。図2では、モータ本体1が図1とは異なる向きで示されている。モータ本体1は、フレーム11、円筒状のステータ12、及びロータ13を有している。
ステータ12は、フレーム11内に固定されている。ステータ12の外周面は、フレーム11により覆われている。ステータ12には、図示しない界磁巻線が設けられている。
ロータ13は、ステータ12の内側に挿入されている。ロータ13は、ステータ12に対して回転可能である。また、ロータ13は、円柱状のシャフト14、円筒状のロータコア15、及び複数の磁石16を有している。
シャフト14は、ロータコア15の中心を貫通している。また、シャフト14の両端部は、ロータコア15から突出している。
ロータコア15の外周面は、ギャップを介して、ステータ12の内周面に対向している。各磁石16は、ロータコア15に埋め込まれている。また、各磁石16としては、平板状の永久磁石が用いられている。
図3は、図2のロータ13を示す斜視図である。また、図4は、図3のロータ13の断面図であり、ロータコア15の回転軸心Cに直角な断面を示している。回転軸心Cは、シャフト14の両端面の中心を通る直線である。ロータコア15は、回転軸心Cを中心として、一方向へ回転可能である。図3及び図4では、ロータコア15の回転方向が矢印で示されている。
ロータコア15は、複数の電磁鋼板をロータコア15の軸方向に積層することによって得られる。ロータコア15の軸方向は、ロータコア15の回転軸心Cに沿う方向であり、図3の上下方向である。また、ロータコア15は、磁性粉を成形することによっても得られる。
実施の形態1では、6個の磁石16が用いられている。6個の磁石16は、ロータコア15の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。ロータコア15の周方向は、ロータコア15の回転軸心Cを中心とする円弧に沿う方向である。
ロータコア15の外周には、図4に示すように、3つの磁極P1,P2,P3が形成されている。各磁極P1,P2,P3の内部には、それぞれ2個の磁石16が配置されている。
ロータコア15は、第1端面15aと第2端面15bとを有している。第1端面15aは、ロータコア15の回転軸心Cに沿う方向の一方の端面である。第2端面15bは、ロータコア15の回転軸心Cに沿う方向の他方の端面である。
ロータコア15の外周面には、図2では省略したが、3つの冷媒流路17が設けられている。各冷媒流路17は、溝である。各冷媒流路17は、ロータコア15の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
また、各冷媒流路17は、第1端面15aから第2端面15bまで連続して設けられている。即ち、各冷媒流路17は、第1端面15aから第2端面15bまで、ロータコア15を貫通している。ロータ13が回転すると、冷媒としての空気が冷媒流路17を流れる。
冷媒流路17の数は、磁極P1,P2,P3間の数と同数以上とすることが望ましく、磁石16間の数と同数以上とすることがより望ましい。なお、実施の形態1では、磁極P1,P2,P3間の数は3つであり、磁石16間の数は6つである。
各冷媒流路17は、各磁石16が発生する磁束線への影響が小さい部分に配置されることが望ましい。また、各冷媒流路17は、各磁石16が発生する磁束線を遮らない部分に配置されることが望ましい。
また、各冷媒流路17は、第1側面17a、第2側面17b、及び底面17cを有している。第1側面17aと第2側面17bとは、互いに対向している。第1側面17aは、第2側面17bに対して、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。第2側面17bは、第1側面17aに対して、ロータコア15の回転方向の前側に位置している。
第1側面17a及び第2側面17bのうちでは、第2側面17bは、ロータコア15の回転時に先行する側面である。第1側面17a及び第2側面17bのうちでは、第1側面17aは、ロータコア15の回転時に後行する側面である。
第1側面17aの少なくとも一部は、回転軸心Cに対して傾斜している。実施の形態1では、第1側面17aの全体が、回転軸心Cに対して傾斜している。
第1側面17aは、第1上流端部17a1と、第1下流端部17a2とを有している。第1上流端部17a1は、第1端面15aに隣接する端部である。第1下流端部17a2は、第2端面15bに隣接する端部である。
第1下流端部17a2は、第1上流端部17a1よりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。第1上流端部17a1は、第1下流端部17a2よりも、ロータコア15の回転方向の前側に位置している。
冷媒流路17の外側において、回転軸心Cに直角な平面と第1側面17aとのなす角度、即ち第1端面15aと第1側面17aとのなす角度θ1は、60°以上、90°未満が好ましい。
実施の形態1では、第2側面17bも、回転軸心Cに対して傾斜している。第2側面17bは、第2上流端部17b1と、第2下流端部17b2とを有している。第2上流端部17b1は、第1端面15aに隣接する端部である。第2下流端部17b2は、第2端面15bに隣接する端部である。
第2下流端部17b2は、第2上流端部17b1よりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。第2上流端部17b1は、第2下流端部17b2よりも、ロータコア15の回転方向の前側に位置している。
冷媒流路17の外側において、回転軸心Cに直角な平面と第2側面17bとのなす角度θ2は、60°以上、120°以下が好ましい。即ち、第2側面17bは、回転軸心Cに対して平行であってもよく、回転軸心Cに対して第1側面17aとは反対側へ傾斜していてもよい。
冷媒流路17の幅は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって連続して大きくなっている。これにより、冷媒流路17の断面積は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって連続して大きくなっている。冷媒流路17の断面積は、回転軸心Cに直角な断面の面積である。冷媒流路17の深さは、冷媒流路17の全体で一定である。
ロータコア15が複数の電磁鋼板の積層体である場合、複数の冷媒流路17は、複数の冷媒流路17に対応する部分がそれぞれ打ち抜かれた複数の電磁鋼板を積層することによって形成することができる。この場合、打ち抜き幅を変更可能な打ち抜き金型を用いることによって、各冷媒流路17の幅をロータコア15の軸方向の位置によって変化させることができる。
複数の電磁鋼板を積層する際には、複数の磁石16が挿入される複数の孔を基準として、各電磁鋼板の位置決めを行うことにより、積層を容易に行うことができる。
また、ロータコア15が磁性粉の成形体である場合、複数の冷媒流路17に対応する複数の突起が設けられている金型を用いることによって、冷媒流路17を容易に形成することができる。
このようなロータ13では、第1側面17aが回転軸心Cに対して傾斜している。また、第1下流端部17a2は、第1上流端部17a1よりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。このため、ロータ13が図3の矢印方向へ回転すると、第1側面17aによって冷媒流路17内の空気が図3の下方へ押し出される。これによって、冷媒流路17内に十分な空気の流れが生じる。
また、ロータ13が回転しているときの冷媒流路17内の空気の圧力は、断面積が大きい第2端面15b側の端部よりも、断面積が小さい第1端面15a側の端部において高くなっている。この圧力差によっても、冷媒流路17内に十分な空気の流れが生じる。
従って、より多くの空気を冷媒流路17に取り込み、冷媒流路17における空気の流速を高くし、冷媒流路17を流れる空気の流量を増加させることができ、ロータ13及びそれに対向するステータ12の冷却効率を向上させることができる。
また、モータの冷却効率を向上させることによって、モータの小型化、高出力化、及び高効率化を図ることができる。例えば車両に搭載されるモータにおいては、モータの小型軽量化により、車両の軽量化、車内空間の拡大等を図ることができる。
また、冷媒流路17の幅は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって大きくなっている。このため、簡単な構成により、冷媒流路17の断面積を変化させることができる。
また、ロータ13の角速度が一定の場合、ロータコア15の各部における速度は、回転軸心Cからロータ13の径方向外側へ行くに従って高くなる。このため、冷媒流路17がロータコア15の外周面に設けられ、かつ冷媒流路17の幅が変化していることにより、より大きな圧力差を得ることができ、空気の流量を増加させることができる。
ここで、図5は、実施の形態1によるロータ13の第1変形例を示す斜視図である。第1変形例では、冷媒流路17の外側において第1端面15aと第1側面17aとがなす角度θ1が、図3よりも大きくなっている。また、第2側面17bが回転軸心Cに対して平行になっている。即ち、第1端面15aと第2側面17bとがなす角度θ2が90°となっている。
角度θ1及び角度θ2以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、図1〜4に示した構成と同様である。このように、第1側面17aの傾斜角度及び第2側面17bの角度は、任意に変更可能である。
また、図6は、実施の形態1によるロータ13の第2変形例を示す斜視図である。第2変形例では、冷媒流路17の深さが、第1端面15aから第2端面15bへ向かって連続して大きくなっている。これによっても、冷媒流路17の断面積は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって連続して大きくなっている。
冷媒流路17の深さ以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、図1〜4に示した構成と同様である。このように、冷媒流路17の深さを変化させることによって、冷媒流路17の断面積を変化させてもよい。
なお、第2側面は、第1側面に対して平行であってもよい。即ち、冷媒流路の幅を一定とし、冷媒流路の深さのみを変化させてもよい。
また、冷媒流路の第1側面に隣接する部分の深さと、冷媒流路の第2側面に隣接する部分の深さとが異なっていてもよい。例えば、冷媒流路の第2側面に隣接する部分の深さのみ変化させ、冷媒流路の第1側面に隣接する部分の深さは一定としてもよい。
また、冷媒流路の幅は、連続的ではなく、段階的に変化させてもよい。また、冷媒流路の幅は、直線的ではなく、曲線的に変化させてもよい。
また、冷媒流路の深さは、連続的ではなく、段階的に変化させてもよい。また、冷媒流路の深さは、直線的ではなく、曲線的に変化させてもよい。
実施の形態2.
次に、図7は、実施の形態2によるロータ13を示す斜視図である。実施の形態2では、冷媒流路17の中間部から第2端面15bまでの範囲において、第1側面17aが、第2側面17bから離れる方向へ湾曲している。これにより、冷媒流路17の幅は、冷媒流路17の中間部から第2端面15bへ向けて、非線形的に増大している。
冷媒流路17の第1端面15aから中間部までの範囲において、第1側面17aと第2側面17bとは互いに平行である。第1側面17a以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、実施の形態1と同様である。また、ロータコア15の製造方法も、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、第1側面17aが湾曲しているため、冷媒流路17を流れる空気の流速をさらに高くし、冷却効率をさらに向上させることができる。
なお、実施の形態2のロータでは、第1側面の少なくとも一部が湾曲していればよく、第1側面の全体が湾曲していてもよい。
また、第2側面の少なくとも一部を、第1側面と同方向又は反対方向へ湾曲させてもよい。
実施の形態3.
次に、図8は、実施の形態3によるロータ13を示す斜視図である。第1側面17aは、第1上流端部17a1を含む第1上流部分17dと、第1中間部分17eと、第1下流端部17a2を含む第1下流部分17fとを有している。
第1中間部分17eは、第1上流部分17dと第1下流部分17fとの間に位置している。第1上流部分17dは、第1中間部分17eと第1端面15aとの間に位置している。第1下流部分17fは、第1中間部分17eと第2端面15bとの間に位置している。
第1上流部分17dと第1下流部分17fとの間には、第1中間部分17eによって、段差が設けられている。これにより、第1下流部分17fは、第1上流部分17dの延長上から外れて、第1上流部分17dよりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。
第1中間部分17eと第1上流部分17dとの間は、曲面により繋がっている。第1中間部分17eと第1下流部分17fとの間も、曲面により繋がっている。
第2側面17bは、第2上流端部17b1を含む第2上流部分17gと、第2中間部分17hと、第2下流端部17b2を含む第2下流部分17iとを有している。
第2中間部分17hは、第2上流部分17gと第2下流部分17iとの間に位置している。第2上流部分17gは、第2中間部分17hと第2端面15bとの間に位置している。第2下流部分17iは、第2中間部分17hと第2端面15bとの間に位置している。
第2上流部分17gと第2下流部分17iとの間には、第2中間部分17hによって、段差が設けられている。これにより、第2下流部分17iは、第2上流部分17gの延長上から外れて、第2上流部分17gよりも、ロータコア15の回転方向の後ろ側に位置している。
第2中間部分17hと第2上流部分17gとの間は、曲面により繋がっている。第2中間部分17hと第2下流部分17iとの間も、曲面により繋がっている。
このような第1側面17a及び第2側面17bの形状変化により、冷媒流路17は、中間部においてクランク状に折れ曲がっている。また、冷媒流路17の幅は、第1端面15aから第2端面15bへ向けて連続的に増大している。
冷媒流路17以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、実施の形態1と同様である。また、ロータコア15の製造方法も、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、冷媒流路17の中間部において、空気の流れの方向が変化する。これにより、熱が逃げにくいロータコア15の軸方向の中間部において、空気の流れを遅くし、ロータコア15の軸方向の中間部における冷却効率をより向上させることができる。
なお、第1上流部分17dと第2上流部分17gとは、互いに平行であってもよい。
また、第1上流部分17d、第1下流部分17f、第2上流部分17g、及び第2下流部分17iの少なくとも一部を曲面としてもよい。例えば、第1下流部分17fを、実施の形態2に示したような曲面としてもよい。
実施の形態4.
次に、図9は、実施の形態4によるロータ13を示す斜視図である。実施の形態4では、第1上流部分17dと第2上流部分17gとが、互いに平行になっている。また、第1下流部分17fと第2下流部分17iとが、互いに平行になっている。
第1下流部分17fと第2下流部分17iとの間隔は、第1上流部分17dと第2上流部分17gとの間隔よりも大きい。これにより、冷媒流路17の幅は、第1端面15aから第2端面15bへ向かって段階的に大きくなっている。
第1中間部分17eは、回転軸心Cに直角な面に対して平行である。第2中間部分17hは、第2上流部分17gに対して、第1側面17aとは反対側へ鈍角をなして屈曲している。
冷媒流路17以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、実施の形態1と同様である。また、ロータコア15の製造方法も、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、冷媒流路17の中間部から下流側において、冷媒流路17の幅が大きくなっている。これにより、熱が逃げにくいロータコア15の軸方向の中間部において、空気との接触面積を大きくして、ロータコア15の軸方向の中間部における冷却効率をより向上させることができる。
なお、第1上流部分17dと第2上流部分17gとは、互いに平行でなくてもよい。また、第1下流部分17fと第2下流部分17iとは、互いに平行でなくてもよい。
また、第1上流部分17d、第1下流部分17f、第2上流部分17g、及び第2下流部分17iの少なくとも一部を曲面としてもよい。例えば、第1下流部分17fを、実施の形態2に示したような曲面としてもよい。
実施の形態5.
次に、図10は、実施の形態5によるロータ13を示す斜視図である。実施の形態5では、冷媒流路17に平板状のフィン18が設けられている。フィン18は、冷媒流路17の中間部よりも下流側、即ち第2端面15b側に配置されている。また、フィン18は、冷媒流路17の幅方向の中央に配置されており、冷媒流路17を2つに分岐させている。
フィン18は、複数の電磁鋼板の打ち抜き、又は成形によって、ロータコア15の一部として形成しても、別部材として冷媒流路17の底面17cに固定してもよい。
フィン18の厚さ及び長さは、任意の大きさでよい。フィン18の厚さとは、ロータコア15の周方向のフィン18の寸法である。フィン18の長さとは、冷媒流路17内の空気の流れに沿う方向のフィン18の寸法である。
フィン18の高さは、冷媒流路17から突出しない寸法である。フィン18の高さとは、冷媒流路17の深さ方向のフィン18の寸法である。また、フィン18の高さは、長さ方向に沿って変化していてもよい。また、フィン18の表面は、滑らかな面であっても、凹凸を有する粗い面であってもよい。
フィン18以外のロータ13の構成及びモータ全体の構成は、実施の形態1と同様である。また、ロータコア15の製造方法も、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、冷媒流路17にフィン18が設けられているので、ロータ13の冷却効率をさらに向上させることができる。
ここで、図11は、実施の形態5によるロータ13の変形例を示す斜視図である。変形例では、フィン18の平面形状が三角形となっている。フィン18の平面形状とは、冷媒流路17の深さ方向、即ちロータコア15の径方向に沿って見たフィン18の形状である。
フィン18の第1側面17aに対向する面は、第1側面17aに対して平行である。フィン18の第2側面17bに対向する面は、第2側面17bに対して平行である。
このように、フィン18の平面形状は、平板状に限定されるものではなく、例えば多角形であってもよい。多角形としては、三角形、四角形、五角形等が挙げられる。
なお、実施の形態5において、フィンの平面形状の任意の面を曲面としてもよい。
また、実施の形態5において、フィンの数及び位置は、上記の例に限定されない。例えば、冷媒流路に2つ以上のフィンを設けてもよい。
また、実施の形態2〜4の冷媒流路にフィンを設けてもよい。
また、実施の形態2〜5において、実施の形態1で説明したように、冷媒流路の深さを第1端面から第2端面へ向けて深くしてもよい。
また、実施の形態1〜5において、冷媒は、空気に限定されず、空気以外の気体又は液体であってもよい。空気以外の気体としては、二酸化炭素、代替フロン等が挙げられる。液体としては、例えば潤滑油が挙げられる。
また、冷媒流路は、溝に限定されず、貫通孔であってもよい。
また、円筒状のロータが、ステータの外側に配置されていてもよい。この場合、ロータの内周面が、ギャップを介して、ステータの外周面に対向する。また、冷媒流路が溝である場合、冷媒流路はロータコアの内周面に設けられる。
また、実施の形態1〜5のモータの用途は、特に限定されず、電気自動車、電車、ロボット等に適用することができる。
また、回転電機は、モータに限定されず、発電機、発電電動機等であってもよい。
12 ステータ、13 ロータ、15 ロータコア、15a 第1端面、15b 第2端面、17 冷媒流路、17a 第1側面、17a1 第1上流端部、17a2 第1下流端部、17b 第2側面、17d 第1上流部分、17e 第1中間部分、17f 第1下流部分、18 フィン。

Claims (7)

  1. 回転軸心を中心として回転可能なロータコア
    を備え、
    前記ロータコアは、前記回転軸心に沿う方向の一方の端面である第1端面と、他方の端面である第2端面とを有しており、
    前記ロータコアには、前記第1端面から前記第2端面まで連続した冷媒流路が設けられており、
    前記冷媒流路は、第1側面と、前記第1側面に対して前記ロータコアの回転方向の前側に位置する第2側面とを有しており、
    前記第1側面の少なくとも一部は、前記回転軸心に対して傾斜しており、
    前記第1側面は、前記第1端面に隣接する端部である上流端部と、前記第2端面に隣接する端部である下流端部とを有しており、
    前記下流端部は、前記上流端部よりも、前記ロータコアの回転方向の後ろ側に位置しており、
    前記冷媒流路の断面積は、前記第1端面から前記第2端面へ向かって大きくなっているロータ。
  2. 前記冷媒流路の幅が、前記第1端面から前記第2端面に向かって大きくなっている請求項1記載のロータ。
  3. 前記第1側面の少なくとも一部は、前記第2側面から離れる方向へ湾曲している請求項2記載のロータ。
  4. 前記第1側面は、前記上流端部を含む上流部分、前記下流端部を含む下流部分、及び前記上流部分と前記下流部分との間に位置する中間部分とを有しており、
    前記中間部分によって前記上流部分と前記下流部分との間に段差が設けられていることにより、前記下流部分は、前記上流部分の延長上から外れて、前記上流部分よりも、前記ロータコアの回転方向の後ろ側に位置している請求項2又は請求項3に記載のロータ。
  5. 前記冷媒流路には、前記冷媒流路を分岐させるフィンが設けられている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のロータ。
  6. 前記冷媒流路は溝であり、
    前記冷媒流路の深さが、前記第1端面から前記第2端面に向かって大きくなっている請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のロータ。
  7. ステータ、
    前記ステータに対向しており、前記ステータに対して回転可能な請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のロータ
    を備えている回転電機。
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