JPH11234975A - 発電機の回転子の組み付け方法 - Google Patents
発電機の回転子の組み付け方法Info
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- JPH11234975A JPH11234975A JP10036302A JP3630298A JPH11234975A JP H11234975 A JPH11234975 A JP H11234975A JP 10036302 A JP10036302 A JP 10036302A JP 3630298 A JP3630298 A JP 3630298A JP H11234975 A JPH11234975 A JP H11234975A
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- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/27—Rotor cores with permanent magnets
- H02K1/2706—Inner rotors
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- H02K1/2726—Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of a single magnet or two or more axially juxtaposed single magnets
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- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/003—Couplings; Details of shafts
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K7/14—Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
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- Power Engineering (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、発電機の回転子の組み付け方法に
関し、円筒状のスリーブ及び永久磁石の両部材の機能や
特性を損なうことなく組み付け作業を行なえるようにす
る。 【解決手段】 永久磁石2を予め収納する円筒治具9の
一端に、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致させる
軸心調整部9aを形成し、スリーブ1を加熱した後、ス
リーブ1の一端と円筒治具9の一端とを重合させて、軸
心調整部9aによりスリーブ1と円筒治具9との軸心を
一致させ、その後、円筒治具9の他端側から永久磁石2
を押圧することによりスリーブ1に永久磁石2を圧入す
るように構成する。
関し、円筒状のスリーブ及び永久磁石の両部材の機能や
特性を損なうことなく組み付け作業を行なえるようにす
る。 【解決手段】 永久磁石2を予め収納する円筒治具9の
一端に、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致させる
軸心調整部9aを形成し、スリーブ1を加熱した後、ス
リーブ1の一端と円筒治具9の一端とを重合させて、軸
心調整部9aによりスリーブ1と円筒治具9との軸心を
一致させ、その後、円筒治具9の他端側から永久磁石2
を押圧することによりスリーブ1に永久磁石2を圧入す
るように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転源の駆動力に
より高速回転する発電機の回転子に用いて好適の、発電
機の回転子の組み付け方法に関する。
より高速回転する発電機の回転子に用いて好適の、発電
機の回転子の組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばガスタービンエンジン
のタービンに回転子として永久磁石を接続し、この永久
磁石を高速回転させて発電を行なうようにした発電機が
知られている。このような永久磁石のうち、ネオジウム
(Nd)やサマリウム(Sm)等の希土類金属製永久磁
石は、小型で磁束密度が高いため減速機を用いずにター
ビンと直結させて高速で駆動可能であり、ガスタービン
エンジンと組み合わせた発電機への適用がそのコンパク
トさと高効率の面で注目されている。
のタービンに回転子として永久磁石を接続し、この永久
磁石を高速回転させて発電を行なうようにした発電機が
知られている。このような永久磁石のうち、ネオジウム
(Nd)やサマリウム(Sm)等の希土類金属製永久磁
石は、小型で磁束密度が高いため減速機を用いずにター
ビンと直結させて高速で駆動可能であり、ガスタービン
エンジンと組み合わせた発電機への適用がそのコンパク
トさと高効率の面で注目されている。
【0003】ところで、このようなガスタービンエンジ
ンに用いられる発電機では、回転子は高速で回転駆動さ
れるため、永久磁石には大きな遠心力が作用する。この
遠心力は、径方向への引っ張り力として永久磁石に作用
するが、希土類金属は圧縮強度は高い(Nd−Fe−B
の場合は圧縮強度約66kg/mm2 )ものの、引っ張
り強度は低い(Nd−Fe−Bの場合は引っ張り強度約
8kg/mm2 )ため、上記のような高速発電機の回転
子に希土類金属製永久磁石を適用するには遠心力に対す
る対策が必要となる。
ンに用いられる発電機では、回転子は高速で回転駆動さ
れるため、永久磁石には大きな遠心力が作用する。この
遠心力は、径方向への引っ張り力として永久磁石に作用
するが、希土類金属は圧縮強度は高い(Nd−Fe−B
の場合は圧縮強度約66kg/mm2 )ものの、引っ張
り強度は低い(Nd−Fe−Bの場合は引っ張り強度約
8kg/mm2 )ため、上記のような高速発電機の回転
子に希土類金属製永久磁石を適用するには遠心力に対す
る対策が必要となる。
【0004】このような遠心力に対する対策としては、
一般的には、希土類金属製永久磁石の外周に高張力鋼の
補強スリーブを焼き嵌めして、永久磁石に予め残留圧縮
応力を付加しておき(このとき、スリーブ内面には引っ
張り応力が発生する)、高速回転時の引っ張り応力を低
減することが考えられる。
一般的には、希土類金属製永久磁石の外周に高張力鋼の
補強スリーブを焼き嵌めして、永久磁石に予め残留圧縮
応力を付加しておき(このとき、スリーブ内面には引っ
張り応力が発生する)、高速回転時の引っ張り応力を低
減することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補強ス
リーブは高張力鋼であるとともに非磁性体でなければな
らず、このような条件のもとでは、補強スリーブの素材
は所定の高張力鋼(例えばクロムや鉄を含むニッケル系
合金)に限定される。このような所定の高張力鋼は、そ
の特性上、強度を得るためには熱処理が必要となるが、
希土類金属は高温では磁気的特性が低下するため、補強
スリーブに焼き嵌め後に熱処理を行なうのは好ましくな
い。
リーブは高張力鋼であるとともに非磁性体でなければな
らず、このような条件のもとでは、補強スリーブの素材
は所定の高張力鋼(例えばクロムや鉄を含むニッケル系
合金)に限定される。このような所定の高張力鋼は、そ
の特性上、強度を得るためには熱処理が必要となるが、
希土類金属は高温では磁気的特性が低下するため、補強
スリーブに焼き嵌め後に熱処理を行なうのは好ましくな
い。
【0006】なお、特開平2−123937号には、回
転軸に取り付けられる永久磁石を高張力・低変位量のサ
ーメット材のケースに圧入し、周囲から加わる圧縮応力
により永久磁石の歪みを抑制するとともにケース自体の
変形や永久磁石の破損を防止するようにした技術が開示
されているが、その組み付け方法については何ら開示さ
れていない。
転軸に取り付けられる永久磁石を高張力・低変位量のサ
ーメット材のケースに圧入し、周囲から加わる圧縮応力
により永久磁石の歪みを抑制するとともにケース自体の
変形や永久磁石の破損を防止するようにした技術が開示
されているが、その組み付け方法については何ら開示さ
れていない。
【0007】本発明は、このような観点に基づいて創案
されたもので、円筒状のスリーブと永久磁石とからなる
回転子について、両部材の機能や特性を損なうことなく
組み付けを行なえるようにした、発電機の回転子の組み
付け方法を提供することを目的とする。
されたもので、円筒状のスリーブと永久磁石とからなる
回転子について、両部材の機能や特性を損なうことなく
組み付けを行なえるようにした、発電機の回転子の組み
付け方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
発電機の回転子の組み付け方法では、まず、円筒状のス
リーブを単体で熱処理してスリーブに必要な強度を確保
しておく。そして、スリーブと永久磁石との組み付け時
には、永久磁石を予め円筒治具に収納しておき、スリー
ブを加熱した後、スリーブの一端を上記円筒治具の一端
に設けられた軸心調整部に重合させる。このとき、軸心
調整部によりスリーブと円筒治具との軸心が一致する。
そして、その後、円筒治具の他端側から永久磁石を押圧
することによりスリーブに容易に永久磁石が圧入(焼き
嵌め)される。
発電機の回転子の組み付け方法では、まず、円筒状のス
リーブを単体で熱処理してスリーブに必要な強度を確保
しておく。そして、スリーブと永久磁石との組み付け時
には、永久磁石を予め円筒治具に収納しておき、スリー
ブを加熱した後、スリーブの一端を上記円筒治具の一端
に設けられた軸心調整部に重合させる。このとき、軸心
調整部によりスリーブと円筒治具との軸心が一致する。
そして、その後、円筒治具の他端側から永久磁石を押圧
することによりスリーブに容易に永久磁石が圧入(焼き
嵌め)される。
【0009】請求項2記載の本発明の発電機の回転子の
組み付け方法では、軸心調整部として設けられた拡径部
の内径が上記スリーブの外径と略一致しており、さらに
は拡径部の軸心が円筒治具の軸心と同軸上に形成されて
いるため、スリーブの一端を軸心調整部に重合させると
スリーブと円筒治具との軸心が一致し、同軸度が保持さ
れる。このとき、軸心調整部を構成する爪部と切り欠き
部とが係合して、スリーブの収縮及び円筒治具の膨張
が、上記爪部及び切り欠き部により規制されて、スリー
ブと円筒治具との相対移動が規制される。
組み付け方法では、軸心調整部として設けられた拡径部
の内径が上記スリーブの外径と略一致しており、さらに
は拡径部の軸心が円筒治具の軸心と同軸上に形成されて
いるため、スリーブの一端を軸心調整部に重合させると
スリーブと円筒治具との軸心が一致し、同軸度が保持さ
れる。このとき、軸心調整部を構成する爪部と切り欠き
部とが係合して、スリーブの収縮及び円筒治具の膨張
が、上記爪部及び切り欠き部により規制されて、スリー
ブと円筒治具との相対移動が規制される。
【0010】請求項3記載の本発明の発電機の回転子の
組み付け方法では、永久磁石の圧入後に、回転子を上記
発電機のケースに回転自在に支持するための軸部をスリ
ーブの両端部に溶着する。さらに、本発明の発電機の回
転子の組み付け方法では、永久磁石をスリーブへの圧入
する以前に、上記永久磁石の端部に、面取り加工又はR
加工を施すことが好ましい。
組み付け方法では、永久磁石の圧入後に、回転子を上記
発電機のケースに回転自在に支持するための軸部をスリ
ーブの両端部に溶着する。さらに、本発明の発電機の回
転子の組み付け方法では、永久磁石をスリーブへの圧入
する以前に、上記永久磁石の端部に、面取り加工又はR
加工を施すことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
形態について説明すると、図1〜図4はいずれもその第
1実施形態としての発電機の回転子の組み付け方法を説
明する図であり、図5〜図7はいずれもその第2実施形
態を説明する図である。まず、第1実施形態について説
明すると、図2は本発明が適用される発電機の全体構成
を示す模式的な断面図である。この発電機5では、回転
子3が図示しないガスタービンエンジンの出力軸(回転
源)4に減速機等を介さず直結に接続されており、この
ガスタービンエンジンの駆動力により高速で回転駆動さ
れるようになっている。また、この回転子3の周囲に
は、コイル6が配設されている。
形態について説明すると、図1〜図4はいずれもその第
1実施形態としての発電機の回転子の組み付け方法を説
明する図であり、図5〜図7はいずれもその第2実施形
態を説明する図である。まず、第1実施形態について説
明すると、図2は本発明が適用される発電機の全体構成
を示す模式的な断面図である。この発電機5では、回転
子3が図示しないガスタービンエンジンの出力軸(回転
源)4に減速機等を介さず直結に接続されており、この
ガスタービンエンジンの駆動力により高速で回転駆動さ
れるようになっている。また、この回転子3の周囲に
は、コイル6が配設されている。
【0012】また、回転子3は、円筒状のスリーブ1及
び永久磁石2により構成されており、スリーブ1内に永
久磁石2が焼き嵌めにより固定されている。また、スリ
ーブ1の両端部には軸部7が設けられており、軸部7に
より、軸受け8を介して回転子3が発電機5のケース5
aに回転自在に支持されるようになっている。なお、こ
の第1実施形態では、軸部7は電子ビーム溶接によりス
リーブ1に接合されている。
び永久磁石2により構成されており、スリーブ1内に永
久磁石2が焼き嵌めにより固定されている。また、スリ
ーブ1の両端部には軸部7が設けられており、軸部7に
より、軸受け8を介して回転子3が発電機5のケース5
aに回転自在に支持されるようになっている。なお、こ
の第1実施形態では、軸部7は電子ビーム溶接によりス
リーブ1に接合されている。
【0013】ところで、上述したように、スリーブ1は
遠心力による永久磁石2の破損を防止する目的で設けら
れている。すなわち、回転子3は高速で回転駆動される
ため、永久磁石2には大きな遠心力が径方向への引っ張
り力として作用するが、スリーブ1に永久磁石2を焼き
嵌めして、永久磁石2に残留応力を付加することによ
り、遠心力による永久磁石2の損傷が防止されるように
なっているのである。
遠心力による永久磁石2の破損を防止する目的で設けら
れている。すなわち、回転子3は高速で回転駆動される
ため、永久磁石2には大きな遠心力が径方向への引っ張
り力として作用するが、スリーブ1に永久磁石2を焼き
嵌めして、永久磁石2に残留応力を付加することによ
り、遠心力による永久磁石2の損傷が防止されるように
なっているのである。
【0014】また、スリーブ1自体にも大きな遠心力が
作用するので、高速回転に十分に耐えられるような高張
力鋼により形成する必要があるほか、スリーブ1は非磁
性体である必要がある。このため、スリーブ1の素材と
しては上記の条件を満足する所定の素材(例えばクロム
や鉄を含むニッケル系合金)が用いられている。一方、
上記の条件を満足するような高張力鋼は、その特性上、
熱処理(例えば、焼入れ,焼きならし,焼きなまし及び
焼きもどし等の作業)を行なわないと必要な強度を得る
ことができない。
作用するので、高速回転に十分に耐えられるような高張
力鋼により形成する必要があるほか、スリーブ1は非磁
性体である必要がある。このため、スリーブ1の素材と
しては上記の条件を満足する所定の素材(例えばクロム
や鉄を含むニッケル系合金)が用いられている。一方、
上記の条件を満足するような高張力鋼は、その特性上、
熱処理(例えば、焼入れ,焼きならし,焼きなまし及び
焼きもどし等の作業)を行なわないと必要な強度を得る
ことができない。
【0015】また、永久磁石2は、小型で磁束密度が高
いネオジウム(Nd)やサマリウム(Sm)等の希土類
金属製永久磁石が用いられているが、このような希土類
金属製永久磁石2は、高温では磁気的特性が低下するの
で、スリーブ1に圧入後にスリーブ1を熱処理すること
ができない。そこで、本発明では、スリーブ1の熱処理
後に永久磁石2の焼き嵌めを行なうようになっている。
なお、回転子3の組み付け時の作業性を考慮して、永久
磁石2の着磁作業は、焼き嵌め後に行なわれるようにな
っている。
いネオジウム(Nd)やサマリウム(Sm)等の希土類
金属製永久磁石が用いられているが、このような希土類
金属製永久磁石2は、高温では磁気的特性が低下するの
で、スリーブ1に圧入後にスリーブ1を熱処理すること
ができない。そこで、本発明では、スリーブ1の熱処理
後に永久磁石2の焼き嵌めを行なうようになっている。
なお、回転子3の組み付け時の作業性を考慮して、永久
磁石2の着磁作業は、焼き嵌め後に行なわれるようにな
っている。
【0016】次に、図1(a),(b)を用いてこの回
転子3の組み付け作業について説明すると、(a)は回
転子3の組み付け作業を説明するための模式的な断面
図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。ま
た、図1(a),(b)において、9は永久磁石2をス
リーブ1に焼き嵌めする前に予め永久磁石2を収納して
おくための円筒治具、10は円筒治具9内の永久磁石2
をスリーブ1内に圧入するための圧入用治具である。
転子3の組み付け作業について説明すると、(a)は回
転子3の組み付け作業を説明するための模式的な断面
図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。ま
た、図1(a),(b)において、9は永久磁石2をス
リーブ1に焼き嵌めする前に予め永久磁石2を収納して
おくための円筒治具、10は円筒治具9内の永久磁石2
をスリーブ1内に圧入するための圧入用治具である。
【0017】ここで、円筒治具9の内径は、スリーブ1
の内径及び永久磁石2の外径と一致するか、又は僅かに
大きく形成されている。また、図示するように、円筒治
具9の一端部(図中左側端部)には、軸心調整部の一部
としての拡径部9aが設けられている。この拡径部9a
は、スリーブ1の外径と略一致するか又は僅かに大きい
内径を有しており、スリーブ1が拡径部9a内に挿入可
能に構成されている。
の内径及び永久磁石2の外径と一致するか、又は僅かに
大きく形成されている。また、図示するように、円筒治
具9の一端部(図中左側端部)には、軸心調整部の一部
としての拡径部9aが設けられている。この拡径部9a
は、スリーブ1の外径と略一致するか又は僅かに大きい
内径を有しており、スリーブ1が拡径部9a内に挿入可
能に構成されている。
【0018】また、この拡径部9aの軸心は、円筒治具
9の軸心と一致するように形成されている。したがっ
て、スリーブ1の一端部(図中右側端部)を拡径部9a
に合致させることにより、スリーブ1と円筒治具9との
軸心が一致するように両部材1,9を重合できるのであ
る。さらに、図1(b)に示すように、スリーブ1の一
端部には、軸心調整部の一部として径方向に突出する複
数の爪部1aが形成されており、拡径部9aには、軸心
調整部の一部として各爪部1aと係合しうる切り欠き部
9bが形成されている。つまり、軸心調整部は、拡径部
9a,切り欠き部9b及び爪部1aにより構成されてい
る。
9の軸心と一致するように形成されている。したがっ
て、スリーブ1の一端部(図中右側端部)を拡径部9a
に合致させることにより、スリーブ1と円筒治具9との
軸心が一致するように両部材1,9を重合できるのであ
る。さらに、図1(b)に示すように、スリーブ1の一
端部には、軸心調整部の一部として径方向に突出する複
数の爪部1aが形成されており、拡径部9aには、軸心
調整部の一部として各爪部1aと係合しうる切り欠き部
9bが形成されている。つまり、軸心調整部は、拡径部
9a,切り欠き部9b及び爪部1aにより構成されてい
る。
【0019】そして、このような軸心調整部により、熱
処理されたスリーブ1と円筒治具9とが重合したときに
互いの温度差により熱伝導が生じてスリーブ1が収縮す
る方向へ変形し、円筒治具9が膨張する方向へ変形して
も、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致した状態に
維持することができるようになっているのである。すな
わち、これらの爪部1aと切り欠き部9bとが係合する
と、切り欠き部9bに爪部1aが規制されてスリーブ1
の収縮は径方向のみ可能となり、また、爪部1aに切り
欠き部9bが規制されて円筒治具9の膨張も径方向にの
み可能となる。したがって、スリーブ1と円筒治具9と
の軸心の相対的なずれが規制されるのである。
処理されたスリーブ1と円筒治具9とが重合したときに
互いの温度差により熱伝導が生じてスリーブ1が収縮す
る方向へ変形し、円筒治具9が膨張する方向へ変形して
も、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致した状態に
維持することができるようになっているのである。すな
わち、これらの爪部1aと切り欠き部9bとが係合する
と、切り欠き部9bに爪部1aが規制されてスリーブ1
の収縮は径方向のみ可能となり、また、爪部1aに切り
欠き部9bが規制されて円筒治具9の膨張も径方向にの
み可能となる。したがって、スリーブ1と円筒治具9と
の軸心の相対的なずれが規制されるのである。
【0020】なお、図中では、爪部1a及び切り欠き部
9bをそれぞれ3つずつ設けた例を示しているが、この
ような爪部1a及び切り欠き部9bの数は上述に限定さ
れるものではなく、適宜変更可能である。一方、図3
(a),(b)に示すように、永久磁石2の両端部に
は、面取り加工又はR加工が施されている。このような
加工を永久磁石2に施すのは、焼き嵌め後の永久磁石2
の両端部に発生する過大な応力を低減するためである。
つまり、スリーブ1と永久磁石2とを焼き嵌めすると、
その後スリーブ1は冷却にともない収縮し、これによ
り、永久磁石2の両端部に過大な応力が発生する。すな
わち、スリーブ1の両端部には軸部7を取り付けるた
め、この分だけスリーブ1の方が永久磁石2よりも長く
形成されており、図2に示すように、スリーブ1内の全
長に亘って永久磁石2が圧入されるのではなく、軸部7
の取付け前には、スリーブ1の両端側に空間部が形成さ
れることになる。これにより、スリーブ1が収縮する
と、スリーブ1の両端側では縮径するようにスリーブ1
が収縮して永久磁石2の両端の角部に応力が集中するの
である。
9bをそれぞれ3つずつ設けた例を示しているが、この
ような爪部1a及び切り欠き部9bの数は上述に限定さ
れるものではなく、適宜変更可能である。一方、図3
(a),(b)に示すように、永久磁石2の両端部に
は、面取り加工又はR加工が施されている。このような
加工を永久磁石2に施すのは、焼き嵌め後の永久磁石2
の両端部に発生する過大な応力を低減するためである。
つまり、スリーブ1と永久磁石2とを焼き嵌めすると、
その後スリーブ1は冷却にともない収縮し、これによ
り、永久磁石2の両端部に過大な応力が発生する。すな
わち、スリーブ1の両端部には軸部7を取り付けるた
め、この分だけスリーブ1の方が永久磁石2よりも長く
形成されており、図2に示すように、スリーブ1内の全
長に亘って永久磁石2が圧入されるのではなく、軸部7
の取付け前には、スリーブ1の両端側に空間部が形成さ
れることになる。これにより、スリーブ1が収縮する
と、スリーブ1の両端側では縮径するようにスリーブ1
が収縮して永久磁石2の両端の角部に応力が集中するの
である。
【0021】そこで、上述したように、永久磁石2の両
端部に予め面取り加工又はR加工を施すことにより、こ
のような応力を極力低減するようになっているのであ
る。なお、このような加工は、面取り加工及びR加工の
いずれの加工でもよいが、例えば、図3(b)に示すよ
うに、30°〜45°程度の範囲の角度で面取り加工を
行ない、角部を適当な曲率半径でR加工するのが好まし
い。
端部に予め面取り加工又はR加工を施すことにより、こ
のような応力を極力低減するようになっているのであ
る。なお、このような加工は、面取り加工及びR加工の
いずれの加工でもよいが、例えば、図3(b)に示すよ
うに、30°〜45°程度の範囲の角度で面取り加工を
行ない、角部を適当な曲率半径でR加工するのが好まし
い。
【0022】次に、回転子3の組み付け方法について具
体的に説明すると、まず、最初にスリーブ1に熱処理を
施しスリーブ1に所定の強度を与えておく。また、永久
磁石2の両端部に面取り加工又はR加工を施して角部を
除去し、その後、永久磁石2を円筒治具9内に収納す
る。なお、上述のスリーブ1の熱処理作業及び永久磁石
2の両端部の加工の2つの作業はどちらを先に行なって
もよい。
体的に説明すると、まず、最初にスリーブ1に熱処理を
施しスリーブ1に所定の強度を与えておく。また、永久
磁石2の両端部に面取り加工又はR加工を施して角部を
除去し、その後、永久磁石2を円筒治具9内に収納す
る。なお、上述のスリーブ1の熱処理作業及び永久磁石
2の両端部の加工の2つの作業はどちらを先に行なって
もよい。
【0023】次に、スリーブ1を焼き嵌めに適した温度
に加熱して、スリーブ1の一端を上記円筒治具9の一端
に設けられた拡径部9aに挿入して、スリーブ1と円筒
治具9との軸心を一致させる。そして、この状態で、円
筒治具9の他端側から圧入用治具10を用いて永久磁石
2を押圧してスリーブ1に永久磁石2を圧入する。この
とき、永久磁石2の両端部の角部が面取り加工又はR加
工により除去されているため、これがガイドとなりスリ
ーブ1に容易に永久磁石が圧入(焼き嵌め)される。
に加熱して、スリーブ1の一端を上記円筒治具9の一端
に設けられた拡径部9aに挿入して、スリーブ1と円筒
治具9との軸心を一致させる。そして、この状態で、円
筒治具9の他端側から圧入用治具10を用いて永久磁石
2を押圧してスリーブ1に永久磁石2を圧入する。この
とき、永久磁石2の両端部の角部が面取り加工又はR加
工により除去されているため、これがガイドとなりスリ
ーブ1に容易に永久磁石が圧入(焼き嵌め)される。
【0024】その後、スリーブ1と円筒治具9とを離隔
して、図2に示すような軸部7をスリーブ1の両端に挿
入し、軸部7を例えば電子ビーム溶接によりスリーブ1
に接合する。なお、軸部7をスリーブ1に溶接する場合
には、上述の電子ビーム溶接以外にも種々の溶接方法が
可能であるが、スリーブ1の熱処理後にスリーブ1を高
温に長時間晒すとスリーブ1の強度が低下するので、短
時間で且つ温度上昇範囲の小さい電子ビーム溶接で溶着
するのが適している。
して、図2に示すような軸部7をスリーブ1の両端に挿
入し、軸部7を例えば電子ビーム溶接によりスリーブ1
に接合する。なお、軸部7をスリーブ1に溶接する場合
には、上述の電子ビーム溶接以外にも種々の溶接方法が
可能であるが、スリーブ1の熱処理後にスリーブ1を高
温に長時間晒すとスリーブ1の強度が低下するので、短
時間で且つ温度上昇範囲の小さい電子ビーム溶接で溶着
するのが適している。
【0025】そして、スリーブ1の爪部1aの除去等の
種々の仕上げ作業や高速回転時のバランス修正作業を行
ない、最後に永久磁石2を着磁させる。なお、スリーブ
1への圧入後に永久磁石2を着磁させるのは、上述した
ように組み付け時の作業性を考慮しているためである。
そして、このように永久磁石2をスリーブ1に焼き嵌め
すると、スリーブ1の冷却にともないスリーブ1が収縮
して永久磁石2に残留応力が付与されて、高速回転時に
遠心力が作用しても、永久磁石2の破損等を防止するこ
とができるのである。もちろん、永久磁石2の両端部が
上述のように面取り加工又はR加工されているため、こ
の両端部に過大な残留応力が集中して作用することがな
く、永久磁石2には、略均一な残留応力が作用するよう
になる。
種々の仕上げ作業や高速回転時のバランス修正作業を行
ない、最後に永久磁石2を着磁させる。なお、スリーブ
1への圧入後に永久磁石2を着磁させるのは、上述した
ように組み付け時の作業性を考慮しているためである。
そして、このように永久磁石2をスリーブ1に焼き嵌め
すると、スリーブ1の冷却にともないスリーブ1が収縮
して永久磁石2に残留応力が付与されて、高速回転時に
遠心力が作用しても、永久磁石2の破損等を防止するこ
とができるのである。もちろん、永久磁石2の両端部が
上述のように面取り加工又はR加工されているため、こ
の両端部に過大な残留応力が集中して作用することがな
く、永久磁石2には、略均一な残留応力が作用するよう
になる。
【0026】本発明の第1実施形態としての発電機の回
転子の組み付け方法は、上述のように構成されているの
で、例えば図4に示すようなフローチャートにしたがっ
て組み付け作業が行なわれる。まず、例えばネオジウ
ム,鉄,ホウ素等からなる永久磁石2の素材を焼結し
て、所定形状及び所定寸法の永久磁石2を成形し(ステ
ップS1)、次に、外周の仕上げや両端部の面取り加工
又はR加工を行なう(ステップS2)。なお、外周の仕
上げ工程は、永久磁石2の外周とスリーブ1の内周とを
均一に当接させるために必要な工程であり、この仕上げ
工程により、永久磁石2の外周の寸法精度や表面粗さが
管理される。
転子の組み付け方法は、上述のように構成されているの
で、例えば図4に示すようなフローチャートにしたがっ
て組み付け作業が行なわれる。まず、例えばネオジウ
ム,鉄,ホウ素等からなる永久磁石2の素材を焼結し
て、所定形状及び所定寸法の永久磁石2を成形し(ステ
ップS1)、次に、外周の仕上げや両端部の面取り加工
又はR加工を行なう(ステップS2)。なお、外周の仕
上げ工程は、永久磁石2の外周とスリーブ1の内周とを
均一に当接させるために必要な工程であり、この仕上げ
工程により、永久磁石2の外周の寸法精度や表面粗さが
管理される。
【0027】また、これと並行して、スリーブ1を成形
する(ステップS3〜ステップS6)。すなわち、所定
の素材を用いて、所定形状及び所定寸法のスリーブ1を
成形し(ステップS3)、内外周の粗加工を行なう(ス
テップS4)。そして、スリーブ1を熱処理し、所定の
強度を付与する(ステップS5)。最後に、永久磁石2
と当接するスリーブ1の内周の仕上げを行ない、所定の
寸法精度及び所定の表面粗さに仕上げる(ステップS
6)。
する(ステップS3〜ステップS6)。すなわち、所定
の素材を用いて、所定形状及び所定寸法のスリーブ1を
成形し(ステップS3)、内外周の粗加工を行なう(ス
テップS4)。そして、スリーブ1を熱処理し、所定の
強度を付与する(ステップS5)。最後に、永久磁石2
と当接するスリーブ1の内周の仕上げを行ない、所定の
寸法精度及び所定の表面粗さに仕上げる(ステップS
6)。
【0028】次に、上記スリーブ1に永久磁石2を焼き
嵌めする(ステップS7)。具体的には、図1(a),
(b)に示すように、まず、円筒治具9内に永久磁石2
を収納しておく。そして、加熱したスリーブ1の一端を
円筒治具9の拡径部9aに挿入するとともに、スリーブ
1の爪部1aと拡径部9aの切り欠き部9bとを係合さ
せて、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致させる。
次に、この状態で、円筒治具9の他端側から永久磁石2
を押圧してスリーブ1に永久磁石2を圧入するのであ
る。
嵌めする(ステップS7)。具体的には、図1(a),
(b)に示すように、まず、円筒治具9内に永久磁石2
を収納しておく。そして、加熱したスリーブ1の一端を
円筒治具9の拡径部9aに挿入するとともに、スリーブ
1の爪部1aと拡径部9aの切り欠き部9bとを係合さ
せて、スリーブ1と円筒治具9との軸心を一致させる。
次に、この状態で、円筒治具9の他端側から永久磁石2
を押圧してスリーブ1に永久磁石2を圧入するのであ
る。
【0029】そして、上述により形成された回転子3の
端面の仕上げ加工(爪部1aの除去作業等)を行ない
(ステップS8)、その後、スリーブ1の両端に、永久
磁石2を挟むように軸部7を接合する(ステップS1
4)。ここで、軸部7の成形について簡単に説明してお
くと、まず、所定の素材を用いて軸部7の外形形状を形
成し(ステップS9)、外周の粗加工を行なう(ステッ
プS10)。次に、ネジ下加工(ステップS11)及び
熱処理(ステップS12)を施した後、スリーブ1に接
合される端面の仕上げ加工を行なう(ステップS1
3)。
端面の仕上げ加工(爪部1aの除去作業等)を行ない
(ステップS8)、その後、スリーブ1の両端に、永久
磁石2を挟むように軸部7を接合する(ステップS1
4)。ここで、軸部7の成形について簡単に説明してお
くと、まず、所定の素材を用いて軸部7の外形形状を形
成し(ステップS9)、外周の粗加工を行なう(ステッ
プS10)。次に、ネジ下加工(ステップS11)及び
熱処理(ステップS12)を施した後、スリーブ1に接
合される端面の仕上げ加工を行なう(ステップS1
3)。
【0030】そして、上述したように、この軸部7を電
子ビーム溶接によりスリーブ1の両端に接合する(ステ
ップS14)。その後、回転子3の外周及びネジ仕上げ
加工を行ない(ステップS15)、バランス修正作業を
行なう(ステップS16)。なお、このようなバランス
修正作業は、専用のバランシングマシンを用いて行なわ
れ、高速回転時の回転子3のバランスが確保される。そ
して、最後に回転子3を強い磁場に晒して永久磁石2を
着磁させる(ステップS17)。
子ビーム溶接によりスリーブ1の両端に接合する(ステ
ップS14)。その後、回転子3の外周及びネジ仕上げ
加工を行ない(ステップS15)、バランス修正作業を
行なう(ステップS16)。なお、このようなバランス
修正作業は、専用のバランシングマシンを用いて行なわ
れ、高速回転時の回転子3のバランスが確保される。そ
して、最後に回転子3を強い磁場に晒して永久磁石2を
着磁させる(ステップS17)。
【0031】以上詳述したように、本発明の第1実施形
態の発電機の回転子の組み付け方法によれば、スリーブ
1を加熱した後、円筒治具9と重合させたときに、軸心
調整部としての拡径部9a,切り欠き部9b及び爪部1
aによりスリーブ1及び円筒治具9の相対変形を径方向
にのみ許容するように構成し、圧入治具10を用いて永
久磁石2をスリーブ1に圧入するという簡単な作業で、
永久磁石2及びスリーブ1の軸心を同軸に保持しつつ、
スリーブ1内に永久磁石2を速やかに焼き嵌め(圧入)
することができるという利点がある。
態の発電機の回転子の組み付け方法によれば、スリーブ
1を加熱した後、円筒治具9と重合させたときに、軸心
調整部としての拡径部9a,切り欠き部9b及び爪部1
aによりスリーブ1及び円筒治具9の相対変形を径方向
にのみ許容するように構成し、圧入治具10を用いて永
久磁石2をスリーブ1に圧入するという簡単な作業で、
永久磁石2及びスリーブ1の軸心を同軸に保持しつつ、
スリーブ1内に永久磁石2を速やかに焼き嵌め(圧入)
することができるという利点がある。
【0032】また、スリーブ1を予め単体で熱処理し、
その後永久磁石2を焼き嵌めするので、永久磁石2の磁
気的特性を損なうことなく永久磁石2に圧縮応力を付与
することができる。また、スリーブ1を用いて永久磁石
2に圧縮応力を与えることにより、引っ張り強度が比較
的低い希土類金属製永久磁石2を高速回転させることが
でき、強度不足による損傷を防止することができる。
その後永久磁石2を焼き嵌めするので、永久磁石2の磁
気的特性を損なうことなく永久磁石2に圧縮応力を付与
することができる。また、スリーブ1を用いて永久磁石
2に圧縮応力を与えることにより、引っ張り強度が比較
的低い希土類金属製永久磁石2を高速回転させることが
でき、強度不足による損傷を防止することができる。
【0033】また、永久磁石2の両端部を面取り加工又
はR加工することにより、スリーブ1への圧入時にはこ
れがガイドとして機能して、円滑に圧入作業を行なうこ
とができるという利点があるほか、永久磁石2の両端部
に作用する応力を低減することができる利点がある。つ
まり、スリーブ1への圧入後には、スリーブ1が冷却に
より収縮し、このときに永久磁石2の両端部に圧縮応力
が集中することになるが、両端部に上述のような加工を
施すことにより、両端部に過大な応力が作用することを
防止でき、永久磁石2に略均一な圧縮応力を与えること
ができるのである。
はR加工することにより、スリーブ1への圧入時にはこ
れがガイドとして機能して、円滑に圧入作業を行なうこ
とができるという利点があるほか、永久磁石2の両端部
に作用する応力を低減することができる利点がある。つ
まり、スリーブ1への圧入後には、スリーブ1が冷却に
より収縮し、このときに永久磁石2の両端部に圧縮応力
が集中することになるが、両端部に上述のような加工を
施すことにより、両端部に過大な応力が作用することを
防止でき、永久磁石2に略均一な圧縮応力を与えること
ができるのである。
【0034】さらに、軸部7を永久磁石2の圧入後にス
リーブ1による応力の小さい部分であるスリーブ1の両
端で溶接することにより、確実に両部材1,7を接合す
ることができるという利点がある。また、軸部7を電子
ビーム溶接により溶接した場合には、溶接時の熱により
スリーブ1や永久磁石2の強度が低下するようなことも
ない。
リーブ1による応力の小さい部分であるスリーブ1の両
端で溶接することにより、確実に両部材1,7を接合す
ることができるという利点がある。また、軸部7を電子
ビーム溶接により溶接した場合には、溶接時の熱により
スリーブ1や永久磁石2の強度が低下するようなことも
ない。
【0035】なお、本実施形態では、軸心調整部として
スリーブ1の外径と略一致する内径を有し円筒治具9の
軸心と同軸上に形成された拡径部9aを設けた場合につ
いて説明したが、軸心調整部はこのような拡径部9aに
限定されるものではなく、円筒治具9とスリーブ1との
軸心を一致させるものであれば、他の構成のものでもよ
い。例えば、円筒治具9の一端に、軸心方向に沿って複
数(具体的には3つ以上)の突起部を軸心調整部として
設け、この突起部によりスリーブ1の外周を把持して軸
心を一致させるようにしてもよい。
スリーブ1の外径と略一致する内径を有し円筒治具9の
軸心と同軸上に形成された拡径部9aを設けた場合につ
いて説明したが、軸心調整部はこのような拡径部9aに
限定されるものではなく、円筒治具9とスリーブ1との
軸心を一致させるものであれば、他の構成のものでもよ
い。例えば、円筒治具9の一端に、軸心方向に沿って複
数(具体的には3つ以上)の突起部を軸心調整部として
設け、この突起部によりスリーブ1の外周を把持して軸
心を一致させるようにしてもよい。
【0036】次に、第2実施形態について説明すると、
この第2実施形態では、上述の第1実施形態に対して、
軸部7を永久磁石2と同時に焼き嵌めするという点での
み異なっており、これ以外は第1実施形態と同様であ
る。したがって、以下では主に第1実施形態と異なる部
分について説明し、その他の部分については極力説明を
省略する。
この第2実施形態では、上述の第1実施形態に対して、
軸部7を永久磁石2と同時に焼き嵌めするという点での
み異なっており、これ以外は第1実施形態と同様であ
る。したがって、以下では主に第1実施形態と異なる部
分について説明し、その他の部分については極力説明を
省略する。
【0037】さて、図5に示すように、この第2実施形
態では、永久磁石2の焼き嵌め時に、予め円筒治具9に
永久磁石2と軸部7とを収納しておき、その後、圧入用
治具10により、これらの永久磁石2及び軸部7を同時
にスリーブ1内に圧入するようにしたものである。な
お、図5においては、軸部7は1つしか図示していない
が、焼き嵌め時には、まず最初に、円筒治具9及び圧入
用治具10を用いて、加熱したスリーブ1の一端に一方
の軸部7が圧入され、その後、永久磁石2と他方の軸部
7とが同時に圧入されるようなっている。
態では、永久磁石2の焼き嵌め時に、予め円筒治具9に
永久磁石2と軸部7とを収納しておき、その後、圧入用
治具10により、これらの永久磁石2及び軸部7を同時
にスリーブ1内に圧入するようにしたものである。な
お、図5においては、軸部7は1つしか図示していない
が、焼き嵌め時には、まず最初に、円筒治具9及び圧入
用治具10を用いて、加熱したスリーブ1の一端に一方
の軸部7が圧入され、その後、永久磁石2と他方の軸部
7とが同時に圧入されるようなっている。
【0038】また、これ以外にも、スリーブ1の図中左
端側にも円筒治具9を配設し、一方の円筒治具9から永
久磁石2及び軸部7を圧入し、他方の円筒治具9から軸
部7を圧入するようにしてもよい。さらには、1つの円
筒治具9に軸部7,永久磁石2,軸部7の順に各部材を
配設し、1回の圧入作業で、永久磁石2とその両端の軸
部7とを同時に焼き嵌めしてもよい。
端側にも円筒治具9を配設し、一方の円筒治具9から永
久磁石2及び軸部7を圧入し、他方の円筒治具9から軸
部7を圧入するようにしてもよい。さらには、1つの円
筒治具9に軸部7,永久磁石2,軸部7の順に各部材を
配設し、1回の圧入作業で、永久磁石2とその両端の軸
部7とを同時に焼き嵌めしてもよい。
【0039】ところで、図6は第2実施形態が適用され
る発電機の全体構成を示す模式的な断面図であるが、こ
の図6では、第1実施形態の図2と比較して、軸部7と
スリーブ1との接合部分が異なっている。すなわち、図
6に示すように、本実施形態では、軸部7はスリーブ1
に焼き嵌めにより接合されているので、軸部7のスリー
ブ1の内周面に当接する面積が大きくとられており、こ
れにより軸部7が確実に接合されるようになっているの
である。
る発電機の全体構成を示す模式的な断面図であるが、こ
の図6では、第1実施形態の図2と比較して、軸部7と
スリーブ1との接合部分が異なっている。すなわち、図
6に示すように、本実施形態では、軸部7はスリーブ1
に焼き嵌めにより接合されているので、軸部7のスリー
ブ1の内周面に当接する面積が大きくとられており、こ
れにより軸部7が確実に接合されるようになっているの
である。
【0040】本発明の第2実施形態としての発電機の回
転子の組み付け方法は、上述のように構成されているの
で、例えば、図7に示すフローチャートにしたがって組
み付け作業が行なわれる。ここで、ステップS1〜S6
及びステップS9〜S13までは、第1実施形態と同様
であるので説明を省略し、以下では、スリーブ1,永久
磁石2及び軸部7を成形してスリーブ1を熱処理した後
の、ステップS20以降の作業工程について説明する。
転子の組み付け方法は、上述のように構成されているの
で、例えば、図7に示すフローチャートにしたがって組
み付け作業が行なわれる。ここで、ステップS1〜S6
及びステップS9〜S13までは、第1実施形態と同様
であるので説明を省略し、以下では、スリーブ1,永久
磁石2及び軸部7を成形してスリーブ1を熱処理した後
の、ステップS20以降の作業工程について説明する。
【0041】ステップS20では、まず円筒治具9に一
方の端部の軸部7を収納して、圧入用治具10により軸
部7を押圧してスリーブ1に圧入する。そして、図5に
示すように、円筒治具9内に永久磁石2と軸部7とを収
納して、円筒治具9の他端側から永久磁石2及び軸部7
を押圧してスリーブ1に永久磁石2と軸部7とを同時に
圧入するのである。
方の端部の軸部7を収納して、圧入用治具10により軸
部7を押圧してスリーブ1に圧入する。そして、図5に
示すように、円筒治具9内に永久磁石2と軸部7とを収
納して、円筒治具9の他端側から永久磁石2及び軸部7
を押圧してスリーブ1に永久磁石2と軸部7とを同時に
圧入するのである。
【0042】そして、その後、回転子3の外周及びネジ
仕上げ加工(ステップS21)及びバランス修正作業
(ステップS22)を行なった後、最後に回転子3を強
い磁場に晒して永久磁石2を着磁させる(ステップS2
3)。なお、このようなステップS21〜S23は、第
1実施形態におけるステップS15〜S17と同じもの
である。
仕上げ加工(ステップS21)及びバランス修正作業
(ステップS22)を行なった後、最後に回転子3を強
い磁場に晒して永久磁石2を着磁させる(ステップS2
3)。なお、このようなステップS21〜S23は、第
1実施形態におけるステップS15〜S17と同じもの
である。
【0043】このように、本発明の第2実施形態として
の発電機の回転子の組み付け方法では、上述の第1実施
形態と略同様の効果や利点に加えて、以下のような効果
や利点がある。すなわち、スリーブ1と軸部7とを溶接
により接合するのではなく、永久磁石2と同時にスリー
ブ1に焼き嵌めするため、溶接工程がなくなり作業工程
を簡略化することができる。また、溶接にともなうコス
ト増を回避することができ、より安価なコストで回転子
3を製造することができるという利点がある。
の発電機の回転子の組み付け方法では、上述の第1実施
形態と略同様の効果や利点に加えて、以下のような効果
や利点がある。すなわち、スリーブ1と軸部7とを溶接
により接合するのではなく、永久磁石2と同時にスリー
ブ1に焼き嵌めするため、溶接工程がなくなり作業工程
を簡略化することができる。また、溶接にともなうコス
ト増を回避することができ、より安価なコストで回転子
3を製造することができるという利点がある。
【0044】さらには、溶接時の熱によりスリーブ1や
永久磁石2の強度が低下するおそれもない。以上、本発
明の実施形態について説明したが、本発明の発電機の回
転子の組み付け方法は上述に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能であ
る。例えば、上述した発電機5は必ずしもガスタービン
エンジンエンジンと組み合わせて用いられるものではな
く、種々の発電機に本発明を適用することができる。
永久磁石2の強度が低下するおそれもない。以上、本発
明の実施形態について説明したが、本発明の発電機の回
転子の組み付け方法は上述に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変形が可能であ
る。例えば、上述した発電機5は必ずしもガスタービン
エンジンエンジンと組み合わせて用いられるものではな
く、種々の発電機に本発明を適用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の発電機の回転子の組み付け方法によれば、スリー
ブを加熱した後、円筒治具に設けられた軸心調整部によ
り簡単にスリーブ,円筒治具及び永久磁石の軸心を同軸
に保持することができ、永久磁石を押圧するだけでスリ
ーブ内に永久磁石を速やかに焼き嵌めすることができる
という利点がある。
発明の発電機の回転子の組み付け方法によれば、スリー
ブを加熱した後、円筒治具に設けられた軸心調整部によ
り簡単にスリーブ,円筒治具及び永久磁石の軸心を同軸
に保持することができ、永久磁石を押圧するだけでスリ
ーブ内に永久磁石を速やかに焼き嵌めすることができる
という利点がある。
【0046】また、請求項2記載の本発明の発電機の回
転子の組み付け方法によれば、極めて簡素な構成で、ス
リーブと円筒治具との相対移動を径方向にのみ許容し軸
心を一致させることができるという利点がある。また、
請求項3記載の本発明の発電機の回転子の組み付け方法
によれば、軸部を永久磁石の圧入後にスリーブに溶接す
るので、確実に軸部をスリーブに接合することができる
という利点がある。特に、軸部をスリーブによる応力の
小さい部分であるスリーブの両端で溶接することによ
り、確実に両者を接合することができるのである。
転子の組み付け方法によれば、極めて簡素な構成で、ス
リーブと円筒治具との相対移動を径方向にのみ許容し軸
心を一致させることができるという利点がある。また、
請求項3記載の本発明の発電機の回転子の組み付け方法
によれば、軸部を永久磁石の圧入後にスリーブに溶接す
るので、確実に軸部をスリーブに接合することができる
という利点がある。特に、軸部をスリーブによる応力の
小さい部分であるスリーブの両端で溶接することによ
り、確実に両者を接合することができるのである。
【0047】なお、スリーブへの圧入以前に永久磁石の
端部に面取り加工又はR加工を施した場合には、スリー
ブへの圧入時にはこれがガイドとして機能して、円滑に
圧入作業を行なうことができるという利点があるほか、
永久磁石の両端部に過大な圧縮応力が作用することを防
止でき、永久磁石に略均一な圧縮応力を与えることがで
きる利点がある。
端部に面取り加工又はR加工を施した場合には、スリー
ブへの圧入時にはこれがガイドとして機能して、円滑に
圧入作業を行なうことができるという利点があるほか、
永久磁石の両端部に過大な圧縮応力が作用することを防
止でき、永久磁石に略均一な圧縮応力を与えることがで
きる利点がある。
【図1】(a),(b)はいずれも本発明の第1実施形
態としての発電機の回転子の組み付け方法における回転
子の組み付け作業を説明するための図である。
態としての発電機の回転子の組み付け方法における回転
子の組み付け作業を説明するための図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての発電機の回転子
の組み付け方法が適用される発電機の全体構成を示す模
式的な断面図である。
の組み付け方法が適用される発電機の全体構成を示す模
式的な断面図である。
【図3】(a),(b)はいずれも本発明の第1実施形
態としての発電機の回転子の組み付け方法が適用される
永久磁石を示す模式的な断面図である。
態としての発電機の回転子の組み付け方法が適用される
永久磁石を示す模式的な断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態としての発電機の回転子
の組み付け方法における組み付け作業の流れを説明する
ためのフローチャートである。
の組み付け方法における組み付け作業の流れを説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態としての発電機の回転子
の組み付け方法における回転子の組み付け作業を説明す
るための図である。
の組み付け方法における回転子の組み付け作業を説明す
るための図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての発電機の回転子
の組み付け方法が適用される発電機の全体構成を示す模
式的な断面図である。
の組み付け方法が適用される発電機の全体構成を示す模
式的な断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態としての発電機の回転子
の組み付け方法における組み付け作業の流れを説明する
ためのフローチャートである。
の組み付け方法における組み付け作業の流れを説明する
ためのフローチャートである。
1 スリーブ 1a 爪部 2 永久磁石 3 回転子 5 発電機 5a 発電機のケース 9 円筒治具 9a 軸心調整部としての拡径部 9b 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 真治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状のスリーブと上記スリーブ内に収
納された永久磁石とをそなえ、回転源により駆動される
発電機の回転子の組み付け方法であって、 上記永久磁石を予め収納する円筒治具の一端に、上記ス
リーブと上記円筒治具との軸心を一致させる軸心調整部
が設けられ、 上記スリーブを加熱した後、上記スリーブの一端と上記
円筒治具の一端とを重合させて、上記軸心調整部により
上記スリーブと上記円筒治具との軸心を一致させ、その
後、上記円筒治具の他端側から上記永久磁石を押圧する
ことにより上記スリーブに上記永久磁石を圧入すること
を特徴とする、発電機の回転子の組み付け方法。 - 【請求項2】 上記軸心調整部は、 上記スリーブの外径と略一致する内径を有するととも
に、上記円筒治具の軸心と同軸上に形成された拡径部
と、 上記拡径部に径方向に形成された切り欠き部と、 上記スリーブの一端において径方向に突出するように形
成され、上記切り欠き部と係合しうる爪部とから構成さ
れていることを特徴とする、請求項1記載の発電機の回
転子の組み付け方法。 - 【請求項3】 上記回転子は、上記スリーブの両端部に
設けられ発電機のケースに回転自在に支持される軸部を
有し、上記軸部は、上記永久磁石の圧入後に上記スリー
ブに溶接されることを特徴とする、請求項1又は2記載
の発電機の回転子の組み付け方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10036302A JPH11234975A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 発電機の回転子の組み付け方法 |
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JPH11234975A true JPH11234975A (ja) | 1999-08-27 |
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ID=12466037
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- 1998-02-18 JP JP10036302A patent/JPH11234975A/ja not_active Withdrawn
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