JP2015220794A - 電動機の回転子、および空気調和機 - Google Patents

電動機の回転子、および空気調和機 Download PDF

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【課題】品質の向上とコスト低減を図ることが可能な電動機の回転子、および空気調和機を得る。【解決手段】回転子100は、シャフト1に熱可塑性樹脂を一体に成形してシャフト1の一部を円筒状に覆うと共に弾性体(長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30)とシャフト1との間に介在する樹脂部43と、この樹脂部43の一端側(短軸側)において樹脂部43の外周に形成され前記弾性体の一端側に配置されるフランジ41と、を備えたシャフト樹脂成形部品40と、樹脂部43の他端側(長軸側)の端部(接合部45)が嵌り込み、前記弾性体の他端側を押さえる弾性体押さえ部品50と、を備え、前記弾性体はシャフト樹脂成形部品40と弾性体押さえ部品50により挟持されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機の回転子、および空気調和機に関し、特に振動を抑制する電動機の回転子の構造に関するものである。
従来の永久磁石電動機は、回転子の回転時の振動防止を抑制する対策として、回転子に設けた永久磁石と回転子鉄心との間にエラストマ−等の緩衝部材を軸方向から挿入するように構成されている。下記特許文献1に記される従来技術では、回転子マグネットがその内周側においてシャフトへ向かって突形状の第一の受け部を有し、シャフトに形成されたコアがその外周側において回転子マグネットに向かって突形状の第二の受け部を有しており、これらの各受け部の間に緩衝部材である弾性体を介在させるように構成されている。さらに第二の受け部は、シャフトに平行で、第一の受け部の間に通る棒状部分を複数個有し、これら棒状部分の先端に爪部を有する。そして回転子マグネットの内側には、回転子マグネット側の第一の受け部と第二の受け部との間に弾性体を介在させ、この弾性体の端面に配置される端板に爪部を通すことで、この端板と第一の受け部と第二の受け部とによって、弾性体をシャフトの軸方向から押さえ込むように構成されている。この構成により、マグネット側の第一の受け部とコア側の第二の受け部とが連結され、これらの受け部の間の弾性体が押圧され、その弾性体がマグネットの内周およびコアの外周に当接するため、マグネットをコアに確実に保持させることができると共に、マグネットの保持が弾性体によって行われていることから、回転子の回転時の振動防止、偏心防止や傾き防止を図ることができる。
特開2000−295803号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術によれば、第一の受け部と第二の受け部との間に介在する端面に配置される端板に爪部を通すことで、弾性体をシャフトの軸方向から押さえ込むように構成されているため、爪部が端板に確実に係止するように構成しなければならないため、弾性体の軸方向の厚みや、棒状部分の軸方向の長さなどに高い製作精度が求められる。また爪部を端板に係止させる必要があるため、弾性体や棒状部分などの製作誤差に起因して棒状部分の軸方向の長さが相対的に短い場合には、大きな力を加えなければ爪部を端板に係止させることができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、品質の向上とコスト低減を図ることが可能な電動機の回転子、および空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、シャフトと回転子マグネットとの間に弾性体を配置した電動機の回転子であって、前記シャフトに熱可塑性樹脂を一体に成形して前記シャフトの一部を円筒状に覆うと共に前記弾性体と前記シャフトとの間に介在する樹脂部と、この樹脂部の一端側において前記樹脂部の外周に形成され前記弾性体の一端側に配置されるフランジと、を備えたシャフト樹脂成形部品と、前記樹脂部の他端側の端部が嵌り込み、前記弾性体の他端側を押さえる弾性体押さえ部品と、を備え、前記弾性体は前記シャフト樹脂成形部品と前記弾性体押さえ部品により挟持される。
この発明によれば、シャフト樹脂成形部品と弾性体押さえ部品により弾性体を挟みこむようにしたので、品質の向上とコスト低減を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる電動機の回転子の側面断面図である。 図2は、バックヨークの側面図である。 図3は、図2に示されるバックヨークの部分拡大図である。 図4は、ランナーを切除する前の回転子マグネットをランナー側から見た斜視図である。 図5は、回転子マグネット樹脂成形部品の斜視図である。 図6は、シャフト樹脂成形部品の斜視図である。 図7は、長軸側の弾性体の斜視図である。 図8は、短軸側の弾性体の斜視図である。 図9は、弾性体押さえ部品の斜視図である。 図10は、回転子の組立手順を説明するための図である。 図11は、本発明の実施の形態にかかる電動機の側面図である。 図12は、本発明の実施の形態にかかる空気調和機の構成図である。
以下に、本発明に係る電動機の回転子、および空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる電動機の回転子100の側面断面図である。図2は、バックヨーク61の側面図である。図3は、図2に示されるバックヨーク61の部分拡大図である。図4は、ランナーを切除する前の回転子マグネット60をランナー側から見た斜視図である。図5は、回転子マグネット樹脂成形部品3の斜視図である。図6は、シャフト樹脂成形部品40の斜視図である。図7は、長軸側の弾性体20の斜視図である。図8は、短軸側の弾性体30の斜視図である。図9は、弾性体押さえ部品50の斜視図である。図10は、回転子100の組立手順を説明するための図である。図11は、本発明の実施の形態にかかる電動機110の側面図である。
回転子マグネット樹脂成形部品3は、センサーマグネット10と、バックヨーク61に樹脂マグネット69を射出成形して得られる回転子マグネット60とを熱可塑性樹脂(樹脂68)で一体成形することで得られる。
バックヨーク61は、軟磁性体、又は、フェライトを含有する熱可塑性樹脂を射出成形して得られるが、バックヨーク61を成形する際に、金型のバックヨーク61の外周を形成する部分の外側に強力な磁石を配置して配向磁場を設けることで、バックヨーク61に含有される軟磁性体、又は、フェライトが極方向に対し異方性に配向される。
バックヨーク61は概略円筒状に形成されるが、外周は磁極が薄く、極間が厚くなる波形状で、バックヨーク61の一方の端面72の極間に、軟磁性体、又は、フェライトを含有する熱可塑性樹脂を注入するゲート口(ゲート処理跡71a:図3参照)を設けている。このゲート口を磁極の数に相当する数だけ設けることで、磁極に対し軟磁性体、又は、フェライトを含有する熱可塑性樹脂の射出時の注入状態が同様となり、配向の状態も均一化が可能となり、品質の向上が図れる。さらに極間の肉厚となる部分にゲート口を設けることで樹脂の流れに最適の位置とすることで、品質の向上が図れる。
また、ゲート口はバックヨーク61の端面72より丸形状で、かつ、軸方向に内側に所定の量を切り欠いた凹部71の中心とすることで、ゲート口に残るバリが端面72より表出することを防止することで、バリが製造工程中の位置決めの支障となることが抑制され、あるいはゴミの発生が抑制されるため、製造上の品質の向上が図れる。後述するが、ゲート口の凹部71は回転子マグネット60を熱可塑性樹脂でシャフト1と一体に成形される際にも利用される。
バックヨーク61の中空部63の内周面にはテーパ部73とストレート部74とが形成され、テーパ部73は、バックヨーク61のゲート口を備える側の端面72より狭く、かつ、軸方向の中心位置まで伸びるテーパ状に形成され、ストレート部74はテーパ部73の終着位置から端面72の反対側の端面(反対側端面75)までがストレート状に形成されている。ストレート部74は可動側の金型で形成される。このことで離型時において可動側金型に製品(バックヨーク61)が張り付く抵抗が生じ、固定側金型が製品からスムーズに離れ、製造上の品質向上が図れる。また、テーパ部73は固定側の金型で形成される。このことで離型時に固定側金型に製品が張り付く抵抗が低減され、金型から製品がスムーズに離れ、製造上の品質向上が図れる。後述するが、中空部63のストレート部74は、樹脂マグネット69をバックヨーク61と一体に成形する際にも利用される。
バックヨーク61のゲート口を備える側の端面72には、ゲート間となる磁極位置で、かつ、所定の巾で中空部63に達するテーパ状になった切り欠き70を備え、中空部63の円周に対し距離を等しくすることで、同軸度を確保している。金型で切り欠き70を保持する構造とすることで、樹脂マグネット69をバックヨーク61と一体に成形するときや回転子マグネット60を熱可塑性樹脂で一体に成形する際の同軸度と位相を確保することが可能となり、製造上の品質の向上が図れる。
バックヨーク61のゲート口を備える側の端面72の反対側端面75には、位置検出用マグネットであるセンサーマグネット10をバックヨーク61の反対側端面75から所定の距離隔てた位置に配置するための台座76が形成されている。台座76は、円周方向において磁極の位置に形成され、軸方向外側に突出する二つの突出部76aと二つの突出部76aの間に形成される開口部76bとで構成される。
台座76に形成された開口部76bは、樹脂マグネット69をバックヨーク61と一体に成形する際の、樹脂マグネット69を供給する経路となり、開口部76bの巾は樹脂マグネット69を供給するランナー巾(後述するリブ状ランナー77)と概略同一となっている。
回転子マグネット60は、バックヨーク61を金型に収め、バックヨーク61の外周に、例えば希土類であるサマ鉄の樹脂マグネット69を射出成形して一体化することで得られるが、樹脂マグネット69を成形する際に、金型の樹脂マグネット69の外周を形成する部分の外側に強力な磁石を配置して配向磁場を設けることで、樹脂マグネット69に含有される磁粉は極方向に対し異方性に配向される。
樹脂マグネット69を成形する金型においてバックヨーク61の中空部63へ挿入される芯部は固定側金型に形成され、芯部はバックヨーク61のゲートを備える側の端面72から挿入し、金型に組み込まれる。バックヨーク61が金型に組み込まれた状態で、樹脂マグネット69を成形する金型の芯部の端面は、バックヨーク61の台座76を備える側の端面(反対側端面75)に位置している。また、バックヨーク61の切り欠き70に嵌め合わされる凸部(下側金型の芯部に設けらる凸部)を、樹脂マグネット69を成形する金型の芯部に設けることで、配向磁場を作る磁石の位置に対する円周方向の位置決めが行われ、さらに金型が締められた際に芯部の凸部がテーパの切り欠き70に押し付けられることで樹脂マグネット69の外周に対する同軸度が確保される。
樹脂マグネット69を成形する金型の芯部の端面に形成されるドーナツ状のランナーには、樹脂マグネット69を成形する際の樹脂注入部が磁極の半分の数量(本実施の形態では10極の半分の5個)だけ周方向に等ピッチに設けられる。ドーナツ状ランナー78は、概略バックヨーク61の台座76の軸方向高さで、樹脂マグネット69またはバックヨーク61の端面(反対側端面75)から台座76側に突出している。リブ状ランナー77は、ドーナツ状ランナー78の外周から樹脂マグネット69に向けて、放射状に磁極の数と同数(ここでは10個)延設されている。リブ状ランナー77は、ドーナツ状ランナー78の軸方向高さと略同じ高さで形成されている。
ここで、樹脂マグネット69を成形する際の樹脂注入部(図示せず)は、リブ状のランナーの中間位置に配されている。ドーナツ状ランナー78とリブ状ランナー77は可動側の金型で形成するため、この金型において芯部の端面から軸方向に向けて徐々に狭くなるテーパ形状とすることで、離型時の可動側の金型への張り付きを低減する。さらに、ドーナツ状のランナーについては、芯部(下型)の端面より所定の量をストレートに凹状に掘り込むことで、離形の際のドーナツ状ランナー78の可動側金型への張り付きの抵抗となることで、製造上の品質の向上が図れる。
ドーナツ状のランナーから放射状に伸びるリブ状のランナーは、樹脂マグネット69を成形する金型の芯部の端面からバックヨーク61の台座側端面(反対側端面75)を渡り、台座76の内周側の開口部76bまで届き、さらに、台座76の外周側の開口部76bより外側に樹脂マグネット69の端面で、バックヨーク61の外周から所定の距離を確保する位置まで伸びる。
以上のように、樹脂マグネット69は、ドーナツ状のランナー形成部(図示せず)に注入され、流れの方向を90°曲げ、それぞれのゲートに対し、2手に分かれてリブ状のランナー形成部(図示せず)を通り、台座76の開口部76bを越えてリブ状のランナー形成部の終着部からさらに90°曲げられて、樹脂マグネット69の外周部に流れ込む。このとき、樹脂マグネット69の流れ方向を変える部分を、金型で行なうことが可能となっているため、例えば、バックヨーク61で流れ方向を変えた場合は射出圧力でバックヨーク61に穴が開く等のダメージを極力避けることが可能となり、製造上の品質の向上が図れる。また、バックヨーク61の中空部63を台座側端面(反対側端面75)よりストレートにすること、かつ、バックヨーク61の台座側端面よりストレート部74と嵌め合わされ樹脂マグネット69を成形する金型の芯部のすき間を極力小さくすることで、バックヨーク61の中空部63を台座側端面よりストレート部74と、樹脂マグネット69を成形する金型の芯部とのすき間への、樹脂漏れを抑えることが可能となり、製造上の品質の向上が図れる。希土類の樹脂マグネット69をバックヨーク61の外周に形成する場合、材料が高価なため樹脂マグネット69の肉厚を極力薄くすることが望ましい。ところがこの場合、外周に直接樹脂マグネット69を注入するゲート口も樹脂マグネット69の肉厚に合せて小さくする必要があり、ゲート口が小さくなることによって成形圧が増大する。これに対してドーナツ状のランナーでは任意にゲート径を設定することが可能となり、製造上の品質の向上が図れる。また、樹脂マグネット69の注入部を磁極に対し半減することで、成形品に対しランナー量の低減が可能なことから、コスト低減が図れ、または、ランナーリターンを全量実施している場合、リターン比率改善による物性の低下を抑制できるため、製造上の品質の向上が図れる。さらに、リブ状ランナー77を磁極の数量と同じとすることで、磁極に対して樹脂マグネット69の注入具合が同様となり、配向の状態も均一化が可能となり、製造上の品質の向上が図れる。
後述するが、樹脂マグネット69に形成されたリブ状ランナー77のバックヨーク61より外側の終着部を、回転子マグネット60が熱可塑性樹脂(樹脂68)でシャフト1と一体に成形される際の周方向の位置決めとなる位置決め突起とし、さらに、センサーマグネット10の外周を保持する台座76よりも突出する凸部となるセンサーマグネット10の保持突起77aを形成する。例えば、樹脂マグネット69のみで、シャフト1と一体に成形される際の周方向の位置決めとなる位置決め突起と、保持突起77aと台座76とを形成した場合、ドーナツ状ランナー78とリブ状ランナー77とを切除した際には、バックヨーク61の外周に形成した樹脂マグネット69とは、樹脂注入部のみで連結されることとなるため、強度が弱いという弱点があったが、バックヨーク61に台座76を形成し、さらに、中央部を開口して樹脂マグネット69を台座76と一体化させて強度が向上することで、製造上の品質の向上が図れる。
以上のように、樹脂マグネット69がドーナツ状のランナーからリブ状のランナーを通りバックヨーク61の外周に充填されて、バックヨーク61と樹脂マグネット69が一体化された後、台座76の内周側側面より内側の、リブ状ランナー77と、ドーナツ状ランナー78を切除することにより、回転子マグネット60が得られる。
図5(a)〜図5(c)に示されるように、回転子マグネット60の台座76にセンサーマグネット10を設置し、PBT等の熱可塑性樹脂で一体に成形することで図5(d)に示す回転子マグネット樹脂成形部品3が得られる。回転子マグネット60の樹脂成形の際、回転子マグネット60の切り欠き70に、回転子マグネット樹脂成形部品3の内径を形成する金型心金との同軸度が確保された突起が設置された状態で、樹脂成形がされることで、回転子マグネット樹脂成形部品3と回転子マグネット60との同軸度が確保される。従って後述する長軸側の弾性体20と短軸側の弾性体30が回転子マグネット樹脂成形部品3に組付けられた際、これらの同軸度が確保されて品質の向上が図れる。
また、回転子マグネット樹脂成形部品3の内周面には、径方向内側に伸び、回転トルクを弾性体を介して伝えるリブ67を備える。図示例ではリブ67が2枚形成されているが、機能を果たせれば1枚でもよいし2枚以上でもよい。また本実施の形態ではバックヨーク61の外周にサマ鉄の樹脂マグネット69を一体に成形して形成された回転子マグネット60が示されているが、例えば、フェライトの樹脂マグネット69単体で回転子マグネット60を形成する場合も、本発明が適用されることは言うまでもない。
図6に示されるシャフト樹脂成形部品40は、ローレットアヤメ2を施したシャフト1を金型に設置してPBT等の熱可塑性樹脂を成形して得る。シャフト樹脂成形部品40は、シャフト1の外周面の一部を円筒状に覆う円筒状の樹脂部43と、樹脂部43の外周部に形成される環状のフランジ41と、樹脂部43の外周面から径方向外側に伸び、かつ、フランジ41の長軸側面41a(弾性体押さえ部品50側の面)から軸方向に伸びる1本以上のリブ42と、樹脂部43の外周面から径方向外側に伸び、かつ、フランジ41の短軸側面41bから軸方向に伸びる1本以上のリブ47と、を有して構成されている。本実施の形態では、シャフト1の表出部の短い側(反負荷側)を短軸側と称し、シャフト1の表出部の長い側(負荷側)を長軸側と称する。
フランジ41は樹脂部43の短軸側の軸受け当接面46の近傍に形成され、フランジ41の外径は、短軸側の弾性体30が組付けられた際、短軸側の弾性体30の径方向の弾性体32を介して、回転子マグネット樹脂成形部品3に嵌め込まれ、かつ、フランジ41の外周近傍の長軸側面41aが、短軸側の弾性体30の軸方向の弾性体31を介して、回転子マグネット樹脂成形部品3に設置されるように構成されている。
リブ47は、フランジ41から軸受け当接面46までの間に形成され、リブ42は、長軸側の弾性体20が組付けられた際に、所定量嵌り込む位置まで伸びている。フランジ41の外径と樹脂部43の外径は、シャフト1との同軸度を確保するように形成されており、このことで長軸側の弾性体20と短軸側の弾性体30と回転子マグネット樹脂成形部品3とを組付けた際、回転子マグネット60とシャフト1との同軸度が確保され、品質の良い電動機の回転子100が得られる。
樹脂部43の長軸側の端部は、弾性体押さえ部品50の内径側に形成された接合面53と接する接合部45として機能し、樹脂部43の短軸側の端部は、軸受け80の内輪と接する軸受け当接面46として機能する。接合部45の一部には回り止め44として機能する切り欠きが形成されている。この回り止め44は、シャフト樹脂成形部品40が弾性体押さえ部品50に組付けられた際、弾性体押さえ部品50の回り止め58に係り止めされる。
図7(a)は長軸側の弾性体20の短軸側端面20aから見た斜視図であり、図7(b)は長軸側の弾性体20の長軸側端面20bから見た斜視図である。長軸側の弾性体20はゴム等を成形して得られ、その外径部24は、回転子マグネット樹脂成形部品3のテーパ部73に嵌り込むように形成されている。
長軸側の弾性体20の短軸側端面20aには、内径部25から径方向外側に伸びシャフト樹脂成形部品40のリブ42が嵌り込むリブ用切り欠き26と、外径部24から径方向内側に伸び回転子マグネット樹脂成形部品3のリブ67が嵌り込むリブ用切り欠き23を備える。
長軸側の弾性体20の長軸側端面20b側には、弾性体押さえ部品50と回転子マグネット樹脂成形部品3との間に介在し、かつ、弾性体押さえ部品50の径方向の動きを規制する径方向の弾性体22が形成されている。また径方向の弾性体22には、弾性体押さえ部品50と回転子マグネット樹脂成形部品3との間に介在し、かつ、弾性体押さえ部品50の軸方向の動きを規制する軸方向の弾性体21が形成されている。
径方向の弾性体22は、長軸側端面20bの外周側を取り囲み、かつ、回転子マグネット樹脂成形部品3のテーパ部73に嵌り込むように形成されている。
軸方向の弾性体21は、径方向の弾性体22の径方向外側において環状に形成され、かつ、回転子マグネット樹脂成形部品3の端面72に当接するように形成されている。
径方向の弾性体22の内径側には、弾性体押さえ部品50を嵌め込むための嵌め合い部27が形成されている。
このように構成することで、回転子マグネット樹脂成形部品3に長軸側の弾性体20を組付け、さらに長軸側の弾性体20の長軸側端面20bに弾性体押さえ部品50を組付けることによって、長軸側の弾性体20が弾性体押さえ部品50と回転子マグネット樹脂成形部品3とによって挟持される。なお、本実施の形態では弾性体が軸方向に分割される2つの長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30に区分されているが、長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30を一体に構成して、一体に構成された弾性体の一端側に、軸方向の弾性体31と径方向の弾性体32に相当する構造を形成し、他端側に軸方向の弾性体21と径方向の弾性体22に相当する構造を形成し、さらにリブ用切り欠き33、リブ用切り欠き36、リブ用切り欠き26、およびリブ用切り欠き23に相当する構造を形成することでも同様の効果を得ることができる。
また長軸側の弾性体20の外径部24の外径と嵌め合い部27の内径との同軸度を確保できる寸法に構成すると共に、各部品(弾性体押さえ部品50、長軸側の弾性体20、および回転子マグネット樹脂成形部品3)を組付けた際に径方向、軸方向、および円周方向が圧縮される寸法で構成することで、各部品を組付けた際、回転子マグネット樹脂成形部品3とシャフト1との同軸度が確保され、また各部品の間の隙間を無くしてガタつきが抑えられることで、品質の良い電動機の回転子100が得られる。
図8(a)は短軸側の弾性体30の短軸側端面30aから見た斜視図であり、図8(b)は短軸側の弾性体30の長軸側端面30bから見た斜視図である。短軸側の弾性体30は、ゴム等を成形して得られ、短軸側の弾性体30の外径部34は、回転子マグネット樹脂成形部品3のストレート部74に嵌り込むように形成されている。
短軸側の弾性体30は、短軸側端面30aから長軸側端面30bを連通するように形成され、内径部35から径方向外側に伸びるシャフト樹脂成形部品40のリブ42が嵌り込むリブ用切り欠き36を備える。
また短軸側の弾性体30の長軸側端面30bには、外径部34から径方向内側に伸び回転子マグネット樹脂成形部品3のリブ67が嵌り込むリブ用切り欠き33を備える。
短軸側の弾性体30の短軸側端面30a側には、シャフト樹脂成形部品40のフランジ41と回転子マグネット樹脂成形部品3との間に介在し、かつ、シャフト樹脂成形部品40の径方向の動きを規制する径方向の弾性体32が形成されている。また径方向の弾性体32には、シャフト樹脂成形部品40のフランジ41と回転子マグネット樹脂成形部品3との間に介在し、かつ、シャフト樹脂成形部品40の軸方向の動きを規制する軸方向の弾性体31が形成されている。
径方向の弾性体32は、短軸側端面30aの外周側を取り囲み、かつ、回転子マグネット樹脂成形部品3のストレート部74に嵌り込むように形成されている。
軸方向の弾性体31は、径方向の弾性体32の径方向外側において環状に形成され、かつ、ストレート部74の軸方向端面79に当接するように形成されている。
径方向の弾性体32の内径側には、弾性体押さえ部品50を嵌め込むための嵌め合い部37が形成されている。
このように構成することで、回転子マグネット樹脂成形部品3に短軸側の弾性体30を組付け、さらに短軸側の弾性体30の短軸側端面30aにシャフト樹脂成形部品40を組付けることによって、短軸側の弾性体30が回転子マグネット樹脂成形部品3とシャフト樹脂成形部品40によって挟持される。
また短軸側の弾性体30の外径部34の外径と嵌め合い部37の内径との同軸度を確保できる寸法に構成すると共に、各部品(シャフト樹脂成形部品40、短軸側の弾性体30、および回転子マグネット樹脂成形部品3)を組付けた際に径方向、軸方向、および円周方向が圧縮される寸法で構成することで、各部品を組付けた際、回転子マグネット樹脂成形部品3とシャフト1との同軸度が確保され、また各部品の間の隙間を無くしてガタつきが抑えられることで、品質の良い電動機の回転子100が得られる。
図9(a)は弾性体押さえ部品50の嵌め合い部54の長軸側端面54bから見た斜視図であり、図9(b)は弾性体押さえ部品50の嵌め合い部54の短軸側端面54aから見た斜視図である。弾性体押さえ部品50は、PBT等の熱可塑性樹脂を成形して得られ、弾性体押さえ部品50の円形状の嵌め合い部54の中央には、弾性体押さえ部品50の長軸側端面54bから長軸側へ伸びる筒状の円筒部56が形成され、円筒部56にはシャフト1が嵌め合わされる穴52が形成されている。円筒部56の長軸側端部には軸受け当接面51が形成されている。
円筒部56の穴52は軸受け当接面51から短軸側端面54aまで連通している。嵌め合い部54の短軸側端面54aの中央には、円筒部56の穴52より大きく形成され、かつ、軸方向に所定深さの凹部57が形成されている。
この凹部57にはシャフト樹脂成形部品40の樹脂部43が嵌り込み、その底部には、樹脂部43の接合部45が当接する接合面53が形成されている。
また凹部57の内周面57aには回り止め58が形成されている。回り止め58は、その内径側の面がシャフト樹脂成形部品40の回り止め44に係り止めされるように形成されている。回り止め58を設けることにより、弾性体押さえ部品50とシャフト樹脂成形部品40が弾性体押さえ部品50に組付けられた際、シャフト樹脂成形部品40の回り止め44に係り止めされる。
嵌め合い部54は、回転子マグネット樹脂成形部品3のテーパ部73に嵌り込むように形成され、その外径はシャフト1との同軸度が確保されるように形成されており、このことで弾性体押さえ部品50と回転子マグネット樹脂成形部品3とを組付けた際、回転子マグネット60とシャフト1との同軸度が確保され、品質の良い電動機の回転子100が得られる。
さらに嵌め合い部54にはフランジ55が形成されている。フランジ55は、嵌め合い部54の短軸側端面54aよりも長軸側に位置し、かつ、嵌め合い部54の外周を取り囲むように形成されている。フランジ55は、長軸側の弾性体20に弾性体押さえ部品50が組付けられた際、長軸側の弾性体20の軸方向の弾性体21を押さえる。
図10を参照して回転子100の組立手順を説明する。まず回転子マグネット樹脂成形部品3の長軸側の開口部より長軸側の弾性体20を挿入し、回転子マグネット樹脂成形部品3のリブ67を長軸側の弾性体20のリブ用切り欠き23に嵌め込む。次に、回転子マグネット樹脂成形部品3の、短軸側の開口部より短軸側の弾性体30を挿入し、回転子マグネット樹脂成形部品3のリブ67を短軸側の弾性体30のリブ用切り欠き33に嵌め込む。このことで回転子マグネット樹脂成形部品3に2つの弾性体が組付けられる。
2つの弾性体を組付けた回転子マグネット樹脂成形部品3の開口部(短軸側の弾性体30の開口部)よりシャフト樹脂成形部品40を挿入し、シャフト樹脂成形部品40のリブ42を、短軸側の弾性体30のリブ用切り欠き36に嵌め込むと共に、長軸側の弾性体20のリブ用切り欠き26に嵌め込む。
さらに、弾性体押さえ部品50の短軸側端面54aから、弾性体押さえ部品50の穴52に長軸側のシャフト1を通し、シャフト樹脂成形部品40の回り止め44と弾性体押さえ部品50の回り止め58に嵌め合わせる。
さらに弾性体押さえ部品50の接合面53にシャフト樹脂成形部品40の接合部45を設置させた状態で、例えば接着剤を塗布して接合し、あるいは超音波溶着で接合することで、図1に示す電動機の回転子100を得る。
回転子100の組立ての際、シャフト樹脂成形部品40の長軸側が回転子マグネット樹脂成形部品3の上側に位置するようにすれば、長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30を組付けた回転子マグネット樹脂成形部品3を鉛直方向(重力の方向)に移動させた状態で組付けが行える。長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30も同方向に移動させた状態で組付けが行える。また弾性体押さえ部品50も同方向に組付けることができる。従って回転子100の組立てが容易化され、コスト低減が図れる。
また前述の通りに各部品の同軸度を確保して作成することで、シャフト1に対する回転子マグネット樹脂成形部品3の同軸度が確保され、精度良く組上げられるため、品質の向上が図れる。
さらに、シャフト樹脂成形部品40は、径方向、軸方向、および円周方向に弾性体を介して回転子マグネット60が組付けられているため、振動の伝達を抑制可能となり、低振動で、低騒音の電動機が得られる。また、リブ42に関しては、抑制したい振動に合わせて、数量変更の対応が可能なため、用途別に対応可能となり、品質の向上が図れる。なお、各弾性体と、シャフト樹脂成形部品40と、回転子マグネット樹脂成形部品3と、弾性体押さえ部品50とは、接着剤等で一部、または、全てを固着しても、本発明は適用可能である。
このようにして組立てられた回転子100に軸受け80を組付けた後、モールド固定子82に設置してブラケット81を圧入して組上げれば図11に示す電動機110を得られる。
図12は、本発明の実施の形態にかかる空気調和機200の構成図である。空気調和機200は、室内機210と、室内機210に接続される室外機220とを備える。これらの室内機210および室外機220には図11の電動機110が送風機用の電動機として用いられているため、空気調和機200は、従来の空気調和機に比べて、低騒音化を図りながら、品質が高く、かつ、低減コスト化を図ることができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る回転子100は、シャフト1に熱可塑性樹脂を一体に成形してシャフト1の一部を円筒状に覆うと共に弾性体(長軸側の弾性体20および短軸側の弾性体30)とシャフト1との間に介在する樹脂部43と、この樹脂部43の一端側(短軸側)において樹脂部43の外周に形成され前記弾性体の一端側に配置されるフランジ41と、を備えたシャフト樹脂成形部品40と、樹脂部43の他端側(長軸側)の端部(接合部45)が嵌り込み、前記弾性体の他端側を押さえる弾性体押さえ部品50と、を備え、前記弾性体はシャフト樹脂成形部品40と弾性体押さえ部品50により挟持されるように構成されている。この構成により、従来技術のような爪部を板部に通す必要がないため、長軸側の弾性体20や短軸側の弾性体30などの製作において高い精度が要求されることがなく、またこれらの弾性体の製作誤差がある場合でも容易に組立てが可能である。
また回転子100は、回転子マグネット60と位置検出用のセンサーマグネット10とを熱可塑性樹脂で一体に成形して成る回転子マグネット樹脂成形部品3の内周面から径方向内側に伸び、弾性体に嵌り込むリブ67と、樹脂部43の外周面から径方向外側に伸び、弾性体に嵌り込むリブ42とを備える。この構成により、回転子マグネット樹脂成形部品3の回転トルクを、弾性体を介してシャフト樹脂成形部品40へ効率的に伝達することが可能である。
また弾性体は、軸方向に分割される2つの弾性体(長軸側の弾性体20、短軸側の弾性体30)に区分され、各弾性体は、回転子マグネット樹脂成形部品3のリブ67と樹脂部43のリブ42とが嵌り込むように形成されている。この構成により、回転子マグネット樹脂成形部品3の回転トルクを、弾性体を介してシャフト樹脂成形部品40へ効率的に伝達することが可能である。
また弾性体の一方の軸方向の端面(短軸側端面30a)には、シャフト樹脂成形部品40のフランジ41が嵌る嵌め合い部37が形成され、弾性体の他方の軸方向の端面(短軸側端面20a)には、弾性体押さえ部品50が嵌る嵌め合い部27が形成されている。この構成により、弾性体押さえ部品50と長軸側の弾性体20との間の隙間が小さくなり、またシャフト樹脂成形部品40と短軸側の弾性体30との間の隙間が小さくなることで、各部品間のガタつきが抑制され、品質の良い電動機の回転子100が得られる。
また弾性体押さえ部品50が嵌る嵌め合い部27とシャフト樹脂成形部品40のフランジ41が嵌る嵌め合い部37は、弾性体押さえ部品50およびシャフト樹脂成形部品40の軸方向と径方向の動きを規制する弾性体(軸方向の弾性体31、径方向の弾性体32、軸方向の弾性体21、径方向の弾性体22)で形成されている。この構成により、弾性体押さえ部品50と長軸側の弾性体20との間の隙間を無くすことができ、またシャフト樹脂成形部品40と短軸側の弾性体30との間の隙間を無くすことができ、より品質の良い電動機の回転子100が得られる。
また回転子100は、弾性体押さえ部品50とシャフト樹脂成形部品40のそれぞれの端面(軸受け当接面51、軸受け当接面46)に軸受けを当接させるように構成されている(図11参照)。この構成により、回転子100の軸方向の動きが規制され、回転子100の回転に伴う振動をより低減することが可能である。
また回転子100は、弾性体を組付けた回転子マグネット樹脂成形部品3を、シャフト樹脂成形部品40に組付ける方向と、弾性体押さえ部品50を回転子マグネット樹脂成形部品3に組付ける方向とが同じになるように構成されている。この構成により、回転子100の組立てが容易化され、コスト低減が図れる。
なお、実施の形態に示した電動機の回転子、および空気調和機は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、電動機の回転子、および空気調和機に適用可能であり、特に、品質の向上とコスト低減を図ることができる発明として有用である。
1 シャフト、2 ローレットアヤメ、3 回転子マグネット樹脂成形部品、10 センサーマグネット、20 長軸側の弾性体、20a 短軸側端面、20b 長軸側端面、21 軸方向の弾性体、22 径方向の弾性体、23 リブ用切り欠き、24 外径部、25 内径部、26 リブ用切り欠き、27 嵌め合い部、30 短軸側の弾性体、30a 短軸側端面、30b 長軸側端面、31 軸方向の弾性体、32 径方向の弾性体、33 リブ用切り欠き、34 外径部、35 内径部、36 リブ用切り欠き、37 嵌め合い部、40 シャフト樹脂成形部品、41 フランジ、41a 長軸側面、41b 短軸側面、42 リブ、43 樹脂部、44 回り止め、45 接合部、46 軸受け当接面、47 リブ、50 弾性体押さえ部品、51 軸受け当接面、52 穴、53 接合面、54 嵌め合い部、54a 短軸側端面、54b 長軸側端面、55 フランジ、56 円筒部、57 凹部、57a 内周面、58 回り止め、60 回転子マグネット、61 バックヨーク、63 中空部、67 リブ、68 樹脂、69 樹脂マグネット、70 切り欠き、71 凹部、71a ゲート処理跡、72 端面、73 テーパ部、74 ストレート部、75 反対側端面、76 台座、76a 突出部、76b 開口部、77 リブ状ランナー、77a 保持突起、78 ドーナツ状ランナー、79 軸方向端面、80 軸受け、81 ブラケット、82 モールド固定子、100 回転子、110 電動機、200 空気調和機、210 室内機、220 室外機。

Claims (8)

  1. シャフトと回転子マグネットとの間に弾性体を配置した電動機の回転子であって、
    前記シャフトに熱可塑性樹脂を一体に成形して前記シャフトの一部を円筒状に覆うと共に前記弾性体と前記シャフトとの間に介在する樹脂部と、この樹脂部の一端側において前記樹脂部の外周に形成され前記弾性体の一端側に配置されるフランジと、を備えたシャフト樹脂成形部品と、
    前記樹脂部の他端側の端部が嵌り込み、前記弾性体の他端側を押さえる弾性体押さえ部品と、を備え、
    前記弾性体は前記シャフト樹脂成形部品と前記弾性体押さえ部品により挟持される電動機の回転子。
  2. 前記回転子マグネットと位置検出用のセンサーマグネットとを熱可塑性樹脂で一体に成形して成る回転子マグネット樹脂成形部品の内周面から径方向内側に伸び、前記弾性体に嵌り込むリブと、
    前記樹脂部の外周面から径方向外側に伸び、前記弾性体に嵌り込むリブと、
    を備えた請求項1に記載の電動機の回転子。
  3. 前記弾性体は、軸方向に分割される2つの弾性体に区分され、
    前記各弾性体は、前記回転子マグネット樹脂成形部品のリブと前記樹脂部のリブとが嵌り込むように形成されている請求項2に記載の電動機の回転子。
  4. 前記弾性体の一方の軸方向の端面には、前記シャフト樹脂成形部品のフランジが嵌る嵌め合い部が形成され、
    前記弾性体の他方の軸方向の端面には、前記弾性体押さえ部品が嵌る嵌め合い部が形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の電動機の回転子。
  5. 前記弾性体押さえ部品が嵌る嵌め合い部と前記シャフト樹脂成形部品のフランジが嵌る嵌め合い部は、前記弾性体押さえ部品および前記シャフト樹脂成形部品の軸方向と径方向の動きを規制する弾性体で形成されている請求項4に記載の電動機の回転子。
  6. 前記弾性体押さえ部品と前記シャフト樹脂成形部品のそれぞれの端面に軸受けを当接させる請求項5に記載の電動機の回転子。
  7. 前記弾性体を組付けた回転子マグネット樹脂成形部品を、前記シャフト樹脂成形部品に組付ける方向と、前記弾性体押さえ部品を前記回転子マグネット樹脂成形部品に組付ける方向とが同じである請求項6に記載の電動機の回転子。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の電動機を送風機用電動機として用いる空気調和機。
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