JP2000295803A - 電動機の回転子 - Google Patents

電動機の回転子

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JP2000295803A
JP2000295803A JP11093198A JP9319899A JP2000295803A JP 2000295803 A JP2000295803 A JP 2000295803A JP 11093198 A JP11093198 A JP 11093198A JP 9319899 A JP9319899 A JP 9319899A JP 2000295803 A JP2000295803 A JP 2000295803A
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宏治 河西
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浩之 奥寺
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孝史 鈴木
Toshiaki Tanno
俊昭 丹野
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/28Means for mounting or fastening rotating magnetic parts on to, or to, the rotor structures
    • H02K1/30Means for mounting or fastening rotating magnetic parts on to, or to, the rotor structures using intermediate parts, e.g. spiders
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/003Couplings; Details of shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の回転子において、少ない部品でマグ
ネットを保持するとともに、防振効果を得る。 【解決手段】 回転子の外周のマグネット10は、内周
にシャフト1に向けた凸部(受け部)11を所定間隔に
複数個有し、シャフト1に固定したコアは、外周にマグ
ネット10に向けた凸部(受け部)13を有しており、
それら受け部11,13を所定間隔とし、この受け部1
1,13に緩衝部材のゴム14,15を介在させる。受
け部13は、シャフト1に平行で、受け部11の間に通
る棒状部分13aを複数個有し、これら棒状部分13a
の先端は爪部13bとなっている。マグネット10の内
側には、マグネット10側の受け部11とコア12側の
受け部13との間で同受け部11を包むようにゴム1
4,15を介在させ、爪部13bをゴム15の端面に添
えた端板16に通して同端板16に係止し、この端板1
6と受け部11,13によってゴム14,15をシャフ
ト1の軸方向から押え込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電製品(空気調
和機)等に用いる電動機の回転子に係り、特に詳しく
は、マグネットの保持構造に特徴を有する電動機の回転
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機の回転子は、例えば図5(図6の
A−AA線断面図)および図6に示すように、回転中心
となるシャフト1に固定されたコア2と外周部を構成す
る円筒状のマグネット3との間に緩衝部材(ゴム)4,
5を挿入し、シャフト1の軸方向から鉄板6,7を添え
るとともに、ピン8を鉄板6,7およびゴム4,5に貫
通してストッパ9で止めるようにしている。これによれ
ば、鉄板6,7がゴム4,5を内部に押し込み、ゴム
4,5を左右(図5で上下)に膨らませることから、マ
グネット3がコア2に保持されるとともに、ゴム4,5
によってマグネット3の両端部(図5で左右)が抑え込
まれる。
【0003】上記回転子の構成によれば、ゴム4,5に
よってマグネット3をコア2に保持することができるだ
けでなく、マグネット3の回転による振動は、ゴム4,
5によって吸収されるため、コア2およびシャフト1に
は伝わらず、防振効果や偏心防止効果が発揮される。
【0004】具体的には、例えば特開平9ー14957
1の公報を参照されたいが、この先行例においては、ゴ
ム4,5の緩衝部材をシャフト1の軸方向から挿入する
ために同緩衝部材を2分割していることから、同緩衝部
材の挿入を容易にし、しかも2分割した緩衝部材の形状
によって、同緩衝部材とマグネット3との接触部、同緩
衝部材とコア2との接触部のずれによる回転子の偏心、
傾きを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、マグネット3を保持し、また回転子の防
心、偏心や傾きを防止するために、2枚の鉄板6,7、
ピン8およびストッパ8という多くの部品を必要とする
ため、コスト高になってしまうという課題を抱えてい
る。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、回転子の振動防止、偏心
防止や傾き防止を図ることができるとともに、少ない部
品数で実現することにより、低コスト化を図ることがで
きるようにした電動機の回転子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転磁界を発生する固定子の内側に配置
される回転子であって、外周部が円筒状のマグネットに
より構成されているとともに、回転軸としてのシャフト
にコアが固定されており、前記マグネットが緩衝部材を
介して前記コアに保持されている電動機の回転子におい
て、前記マグネットの内周面側に前記シャフト側に向け
て径方向に延びる凸部からなる第1受け部が形成されて
いるとともに、前記第1受け部の両側に円盤状に形成さ
れた一対の緩衝部材が配置され、前記コアの外周面には
前記一方の緩衝部材の側面に沿うように前記マグネット
側に向けて径方向に延びる凸部からなる第2受け部が形
成されており、前記第2受け部と前記他方の緩衝部材の
側面に添設された端板とが、前記緩衝部材を貫通する連
結手段により同緩衝部材を圧縮するように連結されてい
ることを特徴としている。
【0008】連結手段はボルトおよびナットからなるも
のであってもよいが、前記第2受け部側から前記シャフ
トの軸線に対して平行に前記端板側に延びる係合爪と、
前記端板側に穿設された係合孔とからなることが好まし
い態様として挙げられる。
【0009】また、前記コア側の第2受け部が、プラス
チック樹脂により同コアと一体的に形成されていること
が好ましく、これによれば、マグネットの保持機構の製
造容易性、軽量化、低コスト化が図れる。
【0010】マグネット保持機構の強度および耐久性を
高めるには、前記係合爪の軸線と前記係合孔の軸線と
が、嵌合に支障をきさない程度にずらされていることが
好ましいと言える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図4を参照して詳しく説明する。なお、図中、図
5と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。また、図1は図2に示すB−BB線の概略的断面図
であり、図3は図1の左側からの平面図である。
【0012】図1ないし図3において、本発明の電動機
の回転子は、外周部を構成する円筒状のマグネット10
の内周にシャフト1側に向けた所定厚さの凸部を第1受
け部11として当該円周方向で等間隔に複数個(例えば
4個)設け、これら受け部11からシャフト1の軸方向
に所定間隔を置いてコア12の外周にもマグネット10
に向けた所定厚さの凸部を第2受け部13とし、これら
受け部11,13の間に一対の緩衝部材(ゴム)14,
15を介在させ、かつ、このゴム14,15によって受
け部11を挟持するとともに、ゴム14の端部に端板1
6を添え、この端板16と受け部13とを連結してゴム
14,15を内部に押し込み、これらゴム14,15を
マグネット10の内周面およびコア12の外周面に押し
付けて同マグネット10を同コア12に保持する。な
お、受け部11はマグネット10と一体成形し、受け部
13はコア12と一体成形するとよい。
【0013】コア12側の第2受け部13は単なる凸部
でなく、この受け部13は、係合爪としてのシャフト1
に平行な棒状部分13aを有し、この棒状部分13aを
回転子の中心から所定距離で上記受け部11の間の位置
として複数個有する。しかも、これら棒状部分13aの
先端には、受け部13と端板16とを連結するために同
棒状部分13aに対して垂直方向の爪部13bが設けら
れている。なお、棒状部分13aおよび爪部13bを有
する受け部13はコア12と一体的に形成するとよい。
【0014】一対のゴム14,15は、マグネット10
の内周面およびコア12の外周面に接する中空の円形
で、シャフト1に垂直軸に対して断面対称の形で、マグ
ネット10とコア12の間に勘合する形状としている。
つまり、ゴム14,15は、マグネット10側の受け部
13を挟持し、マグネット10の内周面、コア12の外
周面だけなく、受け部11にも接する。また、各ゴム1
4,15は、コア12側の棒状部分13aを貫通する孔
14a,15aを有している。
【0015】一対のゴム14,15のうちの一方のゴム
15の端面に添える端板16は、少なくともコア12の
径より大きい径の孔を有する円形であり、この端板16
は爪部13bに対応した孔16aを有している。
【0016】なお、図2および図3に示すように、棒状
部分13aは円柱形状になっているが、角柱形状であっ
てもよく、また爪部13bの先端形状が矩形であるが、
楕円形状(舌形状)であってもよい。
【0017】さらに、各ゴム14,15に形成する孔1
4a,15aの形状は、爪部13bより多少小さい孔で
もよく、端板16に形成する孔16aの形状は、爪部1
3bより半径方向に短く、爪部13bが端板16に確実
に係止する大きさにする必要がある。
【0018】上記構造とした回転子によると、図4に示
すように、まずゴム14,15をマグネット10の内部
に装着し、このゴム14,15をそれぞれシャフト1の
左右軸方向から挿入してマグネット10の凸部を挟持す
る。なお、図4は図1に対応している。この場合、上述
したように、ゴム14,15の外周側面は、マグネット
10の内周面に当接する。
【0019】続いて、コア12に形成した受け部13を
シャフト1の軸方向(図4の右側)からマグネット10
に挿入するとともに、その棒状部分13aおよび爪部1
3bを孔14a,15aに通す。このとき、孔14a,
15aの形状が爪部13bの形状より多少小さくとも、
ゴム14,15の柔軟性により、棒状部分13aおよび
爪部13bを容易にその孔14a,15aに通すことが
できる。
【0020】続いて、コア12側の受け部13と端板1
6とを連結するために、端板16をゴム15の端部に添
えて押し付け、この端板16の孔16aを受け部13の
棒状部分13aの先端の爪部13bに押し込み、この爪
部13bを端板16に係止させる。この場合、爪部13
bの頭辺が斜めであることから、端板16の孔16aを
爪部13bにはめることでき、各爪部13bを同時に端
板16に係止させることができる。
【0021】なお、コア12は、シャフト1と一体的に
成形し、その材料としてプラスチック樹脂を用いる。ま
た、受け部13、棒状部分13aおよび爪部13bの材
質としてはブラスチック樹脂を用い、端板16の材質と
しては金属あるいは同じプラスチック樹脂を用いると、
製造の容易性、回転子の軽量化、低コスト化が図れる。
【0022】さらに、爪部13bおよび端板16を同じ
金属材料で構成することも可能である。この場合、端板
16の孔16aは、爪部13bに合った形状とし、その
孔16aの中心を爪部13bの中心より少しずらせば、
その分、爪部13bを端板16の面に係止させることが
できる。
【0023】受け部13の棒状部分13aの長さは、ゴ
ム14,15の厚さ(シャフト1の軸方向の厚さ)と端
板16の厚さを考慮し、例えば、端板16をゴム15の
端部に添えたときに爪部13bを確認することができる
程度とする。これにより、爪部13bと端板16の孔1
6aとの位置合わせを容易に行なうことができる。
【0024】このように、マグネット10側の受け部1
1とコア12側の受け部13とを強固に連結するだけで
なく、端板16をゴム15側に押え込み、かつ、受け部
13をゴム14側に押え込むとになり、ゴム14,15
は、マグネット10およびコア12側に膨らみ、マグネ
ット10をコア12に保持させることができる。しか
も、その保持部品としてはゴム14,15および端板1
6だけでよく、少ない部品で済ますことができる。
【0025】なお、前述した実施例では、マグネット1
0側の受け部11は、当該円周方向に複数個設けられ、
これらの受け部11の間に、コア12側の受け部13の
棒状部分13bが位置しているが、マグネット10側の
受け部を1つとし、この受け部に棒状部分13aおよび
爪部13bを貫通する孔を形成する。つまり、コア12
側の受け部13に対してマグネット10側に受け部を形
成し、この受け部に棒状部分13bおよび爪部13bの
形状より大きい孔を形成する。なお、棒状部分13aお
よび爪部13bを貫通する孔はできるだけ大きくすれば
よい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下に述
べる効果を奏する。すなわち、本発明は、マグネット側
の受け部とコア側の受け部とを連結してそれら受け部の
間の緩衝部材(ゴム)を押圧し、しかもその緩衝部材
(ゴム)がマグネットの内周およびコアの外周に当接
し、押圧していることから、マグネットをコアに確実に
保持させることができるという効果がある。
【0027】また、そのマグネットの保持は、緩衝部材
によって行われていることから、回転子の回転時の振動
防止、偏心防止や傾き防止を図ることができるという効
果がある。
【0028】さらに、コア側の受け部、棒状部分および
爪部を一体形成し、またマグネット側の受け部について
も一体形成することにより、マグネットの保持のために
は、緩衝部材、板を用いるだけよいことから、部品点数
を削減することができ、電動機のコストダウンを図るこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す電動機の回転子の
概略的断面図。
【図2】図1に示す回転子の概略的平面図。
【図3】図1に示す回転子の概略的平面図。
【図4】図1に示す回転子を説明するための回転子の概
略的断面図。
【図5】従来の電動機の回転子の概略的断面図。
【図6】図5に示す回転子の概略的平面図。
【符号の説明】
1 シャフト(回転軸) 10 マグネット 11 受け部(マグネット10側の) 12 コア 13 受け部(コア12側の) 13a 棒状部分 13b 爪部 14,15 ゴム(緩衝部材) 14a,15b 孔 16 端板 16a 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝史 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 丹野 俊昭 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5H622 CA01 CA05 CB06 PP04 PP10 PP11 PP13 PP16 PP20 QA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁界を発生する固定子の内側に配置
    される回転子であって、外周部が円筒状のマグネットに
    より構成されているとともに、回転軸としてのシャフト
    にコアが固定されており、前記マグネットが緩衝部材を
    介して前記コアに保持されている電動機の回転子におい
    て、 前記マグネットの内周面側に前記シャフト側に向けて径
    方向に延びる凸部からなる第1受け部が形成されている
    とともに、前記第1受け部の両側に円盤状に形成された
    一対の緩衝部材が配置され、前記コアの外周面には前記
    一方の緩衝部材の側面に沿うように前記マグネット側に
    向けて径方向に延びる凸部からなる第2受け部が形成さ
    れており、前記第2受け部と前記他方の緩衝部材の側面
    に添設された端板とが、前記緩衝部材を貫通する連結手
    段により同緩衝部材を圧縮するように連結されているこ
    とを特徴とする電動機の回転子。
  2. 【請求項2】 前記連結手段が、前記第2受け部側から
    前記シャフトの軸線に対して平行に前記端板側に延びる
    係合爪と、前記端板側に穿設された係合孔とからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電動機の回転子。
  3. 【請求項3】 前記コア側の第2受け部が、プラスチッ
    ク樹脂により同コアと一体的に形成されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の電動機の回転子。
  4. 【請求項4】 前記係合爪の軸線と前記係合孔の軸線と
    が、嵌合に支障をきさない程度にずらされていることを
    特徴とする請求項2に記載の電動機の回転子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6114535A (en) * 1998-06-15 2000-09-05 American Cyanamid Company Process and intermediates for the manufacture of pyridine-2,3-dicarboxylate compounds
JP2015142436A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社富士通ゼネラル 回転子および永久磁石電動機
JP2015220794A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 三菱電機株式会社 電動機の回転子、および空気調和機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015142436A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社富士通ゼネラル 回転子および永久磁石電動機
JP2015220794A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 三菱電機株式会社 電動機の回転子、および空気調和機

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