JP2000287396A - 電動機の回転子 - Google Patents

電動機の回転子

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JP2000287396A JP11088006A JP8800699A JP2000287396A JP 2000287396 A JP2000287396 A JP 2000287396A JP 11088006 A JP11088006 A JP 11088006A JP 8800699 A JP8800699 A JP 8800699A JP 2000287396 A JP2000287396 A JP 2000287396A
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宏治 河西
Hiroyuki Okudera
浩之 奥寺
Takashi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の回転子において、少ない部品でマグ
ネットを保持するとともに、防振効果を得る。 【解決手段】 回転子の外周部にマグネット10を配置
するとともに、回転子のシャフト1に固定したコア2と
前記マグネット10との間に緩衝部材のゴム11,12
を配置して同マグネット10を保持する。マグネット1
0はその一端部をシャフト1側に延ばして断面L字形状
とし、その端部にコア2側面とシャフト1との間まで延
びた底部Aを形成している。マグネット10には長方形
の孔10aを回転子の外周に沿って2つ形成し、緩衝部
材11,12を2つに分割してシャフトの軸方向から挿
入するとともに、この緩衝部材11,12の一方の端部
を断面L字形状とし、一方のゴム12の一端部をマグネ
ット10の底部Aに当接させる。マグネット11の孔1
0aにはL字の金属板13を通し、この際に金属板13
の短手部が緩衝部材11側となるようにし、また孔10
aに通した金属板13の長手部先端をシャフト1側に折
り曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家電製品に用い
る電動機の回転子に係り、特に詳しくはマグネットの保
持構造に特徴を有する電動機の回転子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電動機の回転子は、例えば図7および図
8に示すように、回転中心となるシャフト1に固定した
コア2と外周に配置したマグネット3との間に緩衝部材
(ゴム)4,5を挿入し、シャフト1の軸方向から鉄板
6,7を添えるとともに、ピン8を鉄板6,7およびゴ
ム4,5を貫通してストッパ9で止めている。この場
合、鉄板6,7がゴム4,5を内部に押し込み、ゴム4
は左右(図7で上下)に膨らんでコア2にマグネット3
を保持し、かつマグネット3の両端部の一部を抑え込
む。
【0003】前記回転子の構成によれば、ゴム4,5に
よってマグネット3を適切にコア2に保持することがで
き、しかもマグネット3の回転による振動がゴム4,5
によって吸収され、つまりコア2およびシャクト1に伝
わらず、防振効果や偏心防止効果が発揮される。なお、
図7は図8のA−AA線の概略的断面図である。
【0004】具体的には、特開平9ー149571の公
報を参照されたい。この公報においては、ゴム4,5の
緩衝部材をシャフト1の軸方向から挿入するために同緩
衝部材を2分割していることから、同緩衝部材の挿入を
し易くし、しかも2分割した緩衝部材の形状により同緩
衝部材とマグネット3との接触部、同緩衝部材とコア2
との接触部のずれによる回転子の偏心、傾きを防止する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
動機の回転子においては、マグネット3を保持し、また
回転子の防心、偏心や傾きを防止するために、2枚の鉄
板6,7、ピン8およびストッパ8の部品を必要とし、
コスト高になってしまうという欠点がある。特に、モー
タにあってはコストダウンが極めて重要な要素であるこ
とを考慮すると、コストをできるだけ下げることが好ま
しい。
【0006】この発明は、前記課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は回転子の振動防止、偏心防止や傾き
防止を低コストで実現することができるようにした電動
機の回転子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は回転磁界を発生する固定子の内側に回転
子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配置すると
ともに、前記回転子のシャフトに固定したコアと前記マ
グネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネットを保
持する構造とした電動機の回転子であって、前記マグネ
ットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端部に前記
コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面L字形状
の底部を形成し、前記緩衝部材の一端部を前記底部に当
接するとともに、該緩衝部材の他端部側を抑えることに
より、前記マグネットをコアに保持するようにしたこと
を特徴としている。
【0008】この発明は、回転磁界を発生する固定子の
内側に回転子を有し、該回転子の外周部にマグネットを
配置するとともに、前記回転子のシャフトに固定したコ
アと前記マグネットとの間に緩衝部材を配置して同マグ
ネットを保持する構造とした電動機の回転子であって、
前記マグネットの一端部を前記シャフト側に延ばして断
面L字形状とし、該端部に前記コア側面と前記シャフト
との間まで延びた底部を形成し、かつ、前記マグネット
には長方形の孔を前記回転子の外周に沿って複数個形成
し、前記緩衝部材を2つに分割してシャフトの軸方向か
ら挿入可能とするとともに、該緩衝部材の一方の端部を
断面L字形状とし、一方の緩衝部材の一端部を前マグネ
ットの底部に当接とし、前記マグネットの孔に勘合する
L字の板状部材を同孔に通す際、同板状部材の短手部が
前記緩衝部材側となるようにし、前記孔に通したL字の
板状部材の長手部先端を前記シャフト側に折り曲げて前
記マグネットをコアに保持するようにしたことを特徴と
している。
【0009】この発明は回転磁界を発生する固定子の内
側に回転子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配
置するとともに、前記回転子のシャフトに固定したコア
と前記マグネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネ
ットを保持する構造とした電動機の回転子であって、前
記マグネットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端
部に前記コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面
L字形状の底部を形成し、前記緩衝部材を2つに分割し
てシャフトの軸方向から挿入可能とするとともに、該緩
衝部材の端部を断面L字形状とし、一方の緩衝部材の一
端部を前マグネットの底部に、該緩衝部材の他端部側に
板を当接させ、該板、前記マグネットの底部および緩衝
部材を貫通してピンを通し、ストッパで止めて前記マグ
ネットをコアに保持するようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明は回転磁界を発生する固定子の内
側に回転子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配
置するとともに、前記回転子のシャフトに固定したコア
と前記マグネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネ
ットを保持する構造とした電動機の回転子であって、前
記マグネットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端
部に前記コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面
L字形状の底部を形成し、他端部の内側に前記コアの端
部面に一致する段差面を形成し、前記緩衝部材を2つに
分割してシャフトの軸方向から挿入可能とし、該緩衝部
材の一方の端部を断面L字形状とし、かつ、他端部を断
面T字形状するとともに、該緩衝部材の一端部を前マグ
ネットの底部に、該緩衝部材の他端部を前記マグネット
の段差に、該緩衝部材の他端部側に板を当接させ、該
板、前記マグネットの底部および緩衝部材を貫通してピ
ンを通し、ストッパで止めて前記マグネットをコアに保
持するようにしたことを特徴としている。
【0011】前記緩衝部材のうち、前記マグネットおよ
びコアに当接する箇所について、前記緩衝部材の外径を
前記マグネットの内径より小さく、前記緩衝部材の内径
を前記コアの外径より大きくすると好ましい。
【0012】前記緩衝部材のうち、少なくとも前記コア
に当接する箇所について、前記緩衝部材の中心側ほど肉
薄にするとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図6を参照して詳しく説明する。なお、図中、
図7と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略す
る。また、図1は図2に示すB−BB線の概略的断面
図、図3は図4に示すC−CC線の概略的断面図、図5
は図6に示すD−DD線の概略的断面図である。
【0014】この発明の電動機の回転子は、外周に配置
するマグネットの一方の端部をシャフト側に延ばし、つ
まり、マグネットを断面L字形状として緩衝部材の一端
部を受ける底を設ければ、緩衝部材を抑え込むための鉄
板を少なくとも1枚省くことができることに着目したも
のである。
【0015】そのため、図1および図2に示す第1の実
施例では、回転子の外周となるマグネット10の一方の
端部を内側(シャフト1の方向)に延ばして断面L字形
状とし(底部Aを形成し)、コア2とマグネット10と
の間の緩衝部材(ゴム)11,12をシャフト1の軸の
両方向から挿入可能とするために同ゴム11,12を2
分割し、このゴム11,12の一端部を断面L字形状と
し、一方のゴム12の端部をマグネット10の断面L字
形状の底部Aに当接する。
【0016】前記マグネット10には、長方形の孔10
aを外周に沿って複数個形成し、これら孔10aにL字
形状の金属板(L字の板状部材;足付き鉄板)13を通
し、この金属板13の一端で前記ゴム11の一端を抑え
るとともに、この金属板13の他端を内側(シャフト1
方向)に折り曲げてコ字形状とし、ゴム11,12をコ
ア2およびマグネット10側に膨らませて同マグネット
10をコア2に保持する。
【0017】具体的に説明すると、シャフト1にコア2
を取り付けた後、2分割してなる断面L字形状のゴム1
1,12をコア2に当接するようにしてゴム11,12
をシャフト1の軸の両方向から挿入する。
【0018】ゴム11,12のうち、コア2の外周側お
よびマグネット10の内周側に当接する箇所について、
ゴム11,12の外径をマグネット10の内径より小さ
く、ゴム11,12の内径をコア2の外径より大きくす
る。したがって、コア2とゴム11,12との間および
ゴム11,12とマグネット10との間には僅かな隙間
が生じることになる。この場合、少なくともコア2と接
触するゴム11,12の中心側(2分割箇所側)ほど肉
薄にするとよい(テーパー状にするとよい)。
【0019】前記マグネット10には、L字形状の金属
板(いわゆる足付鉄板)13を通す長方形の孔10aを
外周方向に沿って4個(90度毎に1個)形成するが、
マグネット10の材質をプラスチックマグネットとすれ
ば、孔10aを容易に形成することができる。
【0020】前記L字形状の金属板13は、その長手が
マグネット10の軸方向寸法より長く、その短手が孔1
0aからゴム11までの寸法と同ゴム11の端部寸法と
を加えた値より長い寸法である。したがって、金属板1
3の短手をシャフト1側に向けて同金属板13を孔10
aに通し、その短手をゴム11の端部に当接させる。
【0021】このとき、金属板13の長手の一部がマグ
ネット11の端部側に出ることから、この出ている部分
を内側(シャフト1側)に折り曲げる。つまり、その折
り曲げた部分が爪となるため、金属板13の長手部分が
ゴム11の端面を抑え込むことになり、結果、ゴム1
1,12がコア2およびマグネット10側に膨らみ、コ
ア2とゴム11,12との隙間およびゴム11,12と
マグネット10との隙間が埋まってマグネット10をコ
ア2に保持することができる。
【0022】このように、緩衝部材のゴム11,12の
介在によってマグネット10をコア2に適切に保持する
ことができ、しかもその緩衝部材によりマグネット10
の回転による振動を防止するとともに、偏心防止や傾き
防止の効果を発揮する。また従来と比較すると、緩衝部
材を抑える部品は金属板13だけでよく、部品点数の削
減にともない、モータの低コスト化を実現することがで
きる。
【0023】図3および図4はこの発明の第2の実施例
を説明する概略的断面図および概略的平面図である。な
お、図中、図1と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0024】図3および図4において、この回転子は、
外周となるマグネット20の一方の端部を内側(シャフ
ト1の方向)に延ばして断面L字形状として底部Aを形
成し、コア2とマグネット20との間の緩衝部材をシャ
フト1の軸の両方向から挿入可能とするために、同緩衝
部材(ゴム)21,22を2分割し、このゴム21,2
2の一端部を断面L字形状とし、一方のゴム22の端部
をマグネット20の断面L字形状の底部Aに当接させ、
他方のゴム21の端部側に円形状の鉄板(添え板)23
を当接させる。
【0025】鉄板23および前記ゴム21,22には、
少なくとも2つの孔24を形成し、これら孔24にピン
25を通し、ストッパ26で止め、ゴム11,12をコ
ア2およびマグネット10側に膨らませて同マグネット
20をコア2に保持する。
【0026】具体的に説明すると、2分割してなるゴム
21,22は断面L字形状であり、このL字形状の内側
をコア2に当接するようにしてゴム21,22をシャフ
ト1の軸の両方向から挿入する。
【0027】ゴム21,22のうちコア2の外周側およ
びマグネット20の内周側に当接する箇所について、ゴ
ム21,22の外径をマグネット20の内径より小さ
く、ゴム21,22の内径をコア2の外径より大きくす
る。したがって、コア2とゴム21,22との間および
ゴム21,22とマグネット20との間には僅かな隙間
が生じることになる。この場合、少なくともコア2と接
触するゴム21,22の中心側(2分割箇所側)ほど肉
薄にするとよい(テーパー状にするとよい)。
【0028】また、マグネット20の底部A、ゴム2
1,21および鉄板23には、ピン25を通す孔20
a,24,23aが180度の間隔を置いて2個形成さ
れるが、マグネット20の材質をプラスチックマグネッ
トとすれば、孔20aを容易に形成することができる。
【0029】そして、ゴム21,22をシャフト1の軸
の両方向から挿入してコアの外周面に当接した後、ゴム
21の一端側に鉄板23を添えるとともに、ピン25を
孔20a,24,23aに通してストッパ26で止め、
鉄板23によってゴム21,22を抑え込む。このと
き、ゴム21,22はコア2およびマグネット20側に
膨らみ、コア2とゴム21,22との隙間およびゴム2
1,22とマグネット20との隙間が埋まってマグネッ
ト10をコア2に保持することができる。
【0030】このように、緩衝部材のゴム21,22の
介在によってマグネット20をコア2に適切に保持する
ことができる。したがって、緩衝部材によりマグネット
20の回転による振動を防止し偏心防止や傾き防止の効
果を発揮することができる。また、従来と比較すると、
緩衝部品を抑える部品として鉄板23、ピン25および
ストッパ26で済ませられ、この部品点数の削減によっ
てモータの低コスト化を実現することができる。
【0031】この場合、鉄板23は、外周のマグネット
20までかかる半径を有しているために、マグネト20
に吸引されて同マグネット20をより確実に保持するこ
とになる。なお、振動防止の面において問題が生じる場
合には、鉄板23はゴム21までかかる半径にするとよ
い。
【0032】図5および図6はこの発明の第3の実施例
を説明する概略的側断面図および平面図である。なお、
図中、図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を
省略する。
【0033】図5および図6において、この回転子は、
外周となるマグネット30の一方の端部を内側(シャフ
ト1の方向)に延ばして断面L字形状として底部Aを形
成し、他方の端部にコア2の側面に一致する(いわゆる
面一致の)段差Bを形成する。このとき、コア2とマグ
ネット30との間の緩衝部材をシャフト1の軸の両方向
から挿入可能とするため、緩衝部材(ゴム)31,32
を2分割するとともに、このゴム31の一端を断面T字
形状とし、ゴム32の一端部を断面L字形状としてマグ
ネット20の断面L字形状の底部Aに当接させ、他方の
ゴム21の端部側に円形状の鉄板(添え板)33を当接
すさせる。
【0034】この鉄板33および前記ゴム31,32に
は少なくとも2つの孔34を形成し、これら孔34にピ
ン35を通し、ストッパ36で止め、ゴム31,32を
コア2およびマグネット30側に膨らませて同マグネッ
ト30をコア2に保持する。
【0035】具体的に説明すると、2分割してなるゴム
31,32は断面L字形状であり、このL字形状の内側
をコア2に当接するようにしてゴム31,32をシャフ
ト1の軸方向から挿入する。
【0036】ゴム31,32のうちコア2の外周側およ
びマグネット30の内周側に当接する箇所について、ゴ
ム31,32の外径をマグネット30の内径より小さ
く、ゴム31,32の内径をコア2の外径より大きくす
る。したがって、すなわち、コア2とゴム31,32と
の間およびゴム31,32とマグネット30との間には
僅かな隙間が生じることになる。この場合、少なくとも
コア2と接触するゴム31,32の中心側(2分割箇所
側)ほど肉薄にするとよい(テーパー状にするとよ
い)。
【0037】前記ゴム31の断面T字形状については、
鉄板33によって抑えた際にそのT字部分がマグネット
30の段差Bをはみ出ない程度とする。これにより、マ
グネット30の側面(内周面)からだでなく、マグネッ
ト30を端部面からも抑えることができ、つまりマグネ
ット30をコア2により適切に保持することができる。
【0038】また、マグネット30の底部A、ゴム3
1,31および鉄板33には、ピン35を通す孔30
a,34,33aを180度の間隔を置いて2個形成さ
れるが、マグネット30の材質をプラスチックマグネッ
トとすれば、その孔30aを容易に形成することができ
る。
【0039】そして、ゴム31,32をシャフト1の軸
方向から挿入してコアの外周面に当接した後、ゴム31
の一端側に鉄板33を添えるとともに、ピン35を孔3
0a,34,33aに通してストッパ36で止め、鉄板
33によってゴム31,32を抑え込む。すると、ゴム
31,32は、コア2およびマグネット30側に膨ら
み、コア2とゴム31,32との隙間およびゴム31,
32とマグネット30との隙間が埋まってマグネット3
0をコア2に保持することができる。
【0040】このように、緩衝部材のゴム31,32の
介在によってマグネット30をコア2に適切に保持する
ことができる。このとき、緩衝部材によりマグネット3
0の回転による振動を防止し、偏心防止や傾き防止の効
果が発揮される。また、従来と比較すると、緩衝部材を
抑える部品として鉄板33、ピン35およびストッパ3
6だけでよく、この部品点数の削減にともないモータの
低コスト化を実現することができる。
【0041】このとき、鉄板33は、外周のマグネット
30までかかる半径を有しているために、マグネト30
に吸引されて同マグネット30をより確実に保持するこ
とになる。なお、振動防止の面において問題が生じる場
合、鉄板33はゴム31までかかる半径にするとよい。
【0042】さらに、ゴム31の断面T字形状部分につ
いて、その端部を小さくすれば、シャフト1の軸の一方
向から挿入可能となるため、緩衝部材のゴムを2分割す
る必要もなく、1つのゴムで済ませることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この電動機の回転
子の請求項1記載の発明によると、回転磁界を発生する
固定子の内側に回転子を有し、この回転子の外周部にマ
グネットを配置するとともに、前記回転子のシャフトに
固定したコアと前記マグネットとの間に緩衝部材を配置
して同マグネットを保持する構造とした電動機の回転子
であって、前記マグネットの一端部を前記シャフト側に
延ばし、この端部に前記コア側面と前記シャフトとの間
まで延びた断面L字形状の底部を形成し、前記緩衝部材
の一端部を前記底部に当接するとともに、この緩衝部材
の他端部側を抑えることにより、前記マグネットをコア
に保持するようにしたので、緩衝部材の一端側をマグネ
ットの底部で抑え、その他端側を他の手段(例えば鉄板
等)で抑え込んで緩衝部材をマグネットおよびコア側に
膨らませることができる。したがって、マグネットをコ
アに適切に保持することができるとともに、振動防止、
偏心防止や傾き防止の効果が発揮される。また、緩衝部
材を抑える部品点数の削減によりモータのコストダウン
が図れるという効果がある。
【0044】請求項2記載の発明は、回転磁界を発生す
る固定子の内側に回転子を有し、この回転子の外周部に
マグネットを配置するとともに、前記回転子のシャフト
に固定したコアと前記マグネットとの間に緩衝部材を配
置して同マグネットを保持する構造とした電動機の回転
子であって、前記マグネットの一端部を前記シャフト側
に延ばして断面L字形状とし、この端部に前記コア側面
と前記シャフトとの間まで延びた底部を形成し、かつ、
前記マグネットには長方形の孔を前記回転子の外周に沿
って複数個形成し、前記緩衝部材を2つに分割してシャ
フトの軸方向から挿入可能とするとともに、この緩衝部
材の一方の端部を断面L字形状とし、一方の緩衝部材の
一端部を前マグネットの底部に当接させ、前記マグネッ
トの孔に勘合するL字の板状部材を同孔に通す際同板状
部材の短手部が前記緩衝部材側となるようにし、前記孔
に通したL字の板状部材の長手部先端を前記シャフト側
に折り曲げて前記マグネットをコアに保持するようにし
たので、緩衝部材の一端側をマグネットの底部で抑え、
その他端側を複数個の金属板で抑え込むだけで、緩衝部
材をマグネットおよびコア側に膨らませることができ
る。したがって、マグネットをコアに適切に保持するこ
とができるとともに、振動防止、偏心防止や傾き防止の
効果が発揮される。また、緩衝部材を抑える部品は複数
個の金属板で済ませられ、この部品点数の削減により、
モータのコストダウンが図れるという効果がある。
【0045】請求項3記載の発明によると、回転磁界を
発生する固定子の内側に回転子を有し、この回転子の外
周部にマグネットを配置するとともに、前記回転子のシ
ャフトに固定したコアと前記マグネットとの間に緩衝部
材を配置して同マグネットを保持する構造とした電動機
の回転子であって、前記マグネットの一端部を前記シャ
フト側に延ばし、この端部に前記コア側面と前記シャフ
トとの間まで延びた断面L字形状の底部を形成し、前記
緩衝部材を2つに分割してシャフトの軸方向から挿入可
能とするとともに、この緩衝部材の端部を断面L字形状
とし、一方の緩衝部材の一端部を前マグネットの底部
に、該緩衝部材の他端部側に板を当接させ、この板、前
記マグネットの底部および緩衝部材を貫通してピンを通
し、ストッパで止めて前記マグネットをコアに保持する
ようにしたので、緩衝部材の一端側をマグネットの底部
で抑え、その他端側を板で抑え込んで緩衝部材をマグネ
ットおよびコア側に膨らませることができる。したがっ
て、マグネットをコアに適切に保持することができると
ともに、振動防止、偏心防止や傾き防止の効果が発揮で
きる。また、緩衝部材を抑える部品の鉄板を減して部品
点数の削減を図ることによりモータのコストダウンを実
現することができる。
【0046】請求項4記載の発明によると、回転磁界を
発生する固定子の内側に回転子を有し、この回転子の外
周部にマグネットを配置するとともに、前記回転子のシ
ャフトに固定したコアと前記マグネットとの間に緩衝部
材を配置して同マグネットを保持する構造とした電動機
の回転子であって、前記マグネットの一端部を前記シャ
フト側に延ばし、この端部に前記コア側面と前記シャフ
トとの間まで延びた断面L字形状の底部を形成し、他端
部の内側に前記コアの端部面に一致する段差面を形成
し、前記緩衝部材を2つに分割してシャフトの軸方向か
ら挿入可能とし、この緩衝部材の一方の端部を断面L字
形状とし、かつ他端部を断面T字形状にするとともに、
該緩衝部材の一端部を前マグネットの底部に、この緩衝
部材の他端部を前記マグネットの段差に、この緩衝部材
の他端部側に板を当接させ、この板、前記マグネットの
底部および緩衝部材を貫通してピンを通し、ストッパで
止めて前記マグネットをコアに保持するようにしたの
で、緩衝部材の一端側をマグネットの底部で抑え、その
他端側を板で抑え込んで緩衝部材をマグネットおよびコ
ア側に膨らませることができる。また、緩衝部材の断面
T字形状の部分によってマグネットを端部側からも保持
し、マグネットをコアにより確実に保持することができ
るとともに、振動防止、偏心防止や傾き防止の効果が発
揮される。また、緩衝部材を抑える部品点数の削減によ
りモータのコストダウンが図れるという効果がある。
【0047】請求項5記載の発明によると、請求項1,
2,3または4において、前記緩衝部材のうち前記マグ
ネットおよびコアに当接する箇所について、前記緩衝部
材の外径を前記マグネットの内径より小さく、前記緩衝
部材の内径を前記コアの外径より大きくしたので、請求
項1,2,3または4の効果に加え、緩衝部材を抑え込
んだ際同緩衝部材とコアの外面およびマグネットの内周
面との隙間を埋めるとともに、緩衝部材とコアおよびマ
グネットとの間には十分な力が働くため、マグネットの
保持をより確実なものとして振動防止、偏心防止や傾き
防止の効果を上げることができる。
【0048】請求項6記載の発明によると、請求項1,
2,3または4において、前記緩衝部材のうち前記コア
に当接する箇所について、前記緩衝部材の中心側ほど肉
薄としたので、請求項1,2,3または4の効果に加
え、緩衝部材を抑え込んだ際同緩衝部材の中心側(2分
割箇所側)におけるコアの外面およびマグネットの内周
面との隙間を埋めるとともに、緩衝部材とコアおよびマ
グネットとの間には十分な力が働くため、マグネットの
保持をより確実なものとして振動防止、偏心防止や傾き
防止の効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す電動機の回転子
の概略的断面図。
【図2】図1に示す回転子の概略的平面図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す電動機の回転子
の概略的断面図。
【図4】図3に示す回転子の概略的平面図。
【図5】この発明の第3の実施例を示す電動機の回転子
の概略的断面図。
【図6】図5に示す回転子の概略的平面図。
【図7】従来の電動機の回転子の概略的断面図。
【図8】図7に示す回転子の概略的平面図。
【符号の説明】 1 シャフト(回転軸) 2 コア(鉄心) 10,20,30 マグネット 10a 孔(金属板13の通し孔;長方形孔) 11,12,21,22,31,32 緩衝部材(ゴ
ム) 13 金属板(L字の板状部材;足付き鉄板) 20a,24,23a 孔(ピン25の通し孔) 23,33 鉄板(抑え板) 25,35 ピン 26,36 ストッパ 30a,34,33a 孔(ピン35の通し孔) A 底部(マグネット10,20,30の) B 段差(マグネット30の)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝史 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5H002 AA08 AB04 AC09 AE08 5H622 CA01 CA05 CA10 CB04 PP04 PP10 PP11 PP12 PP14 PP17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁界を発生する固定子の内側に回転
    子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配置すると
    ともに、前記回転子のシャフトに固定したコアと前記マ
    グネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネットを保
    持する構造とした電動機の回転子であって、前記マグネ
    ットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端部に前記
    コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面L字形状
    の底部を形成し、前記緩衝部材の一端部を前記底部に当
    接するとともに、該緩衝部材の他端部側を抑えることに
    より、前記マグネットをコアに保持するようにしたこと
    を特徴とする電動機の回転子。
  2. 【請求項2】 回転磁界を発生する固定子の内側に回転
    子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配置すると
    ともに、前記回転子のシャフトに固定したコアと前記マ
    グネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネットを保
    持する構造とした電動機の回転子であって、前記マグネ
    ットの一端部を前記シャフト側に延ばして断面L字形状
    とし、該端部に前記コア側面と前記シャフトとの間まで
    延びた底部を形成し、かつ、前記マグネットには、長方
    形の孔を前記回転子の外周に沿って複数個形成し、前記
    緩衝部材を2つに分割してシャフトの軸方向から挿入可
    能とするとともに、該緩衝部材の一方の端部を断面L字
    形状とし、一方の緩衝部材の一端部を前マグネットの底
    部に当接とし、前記マグネットの孔に勘合するL字の板
    状部材を同孔に通す際、同板状部材の短手部が前記緩衝
    部材側となるようにし、前記孔に通したL字の板状部材
    の長手部先端を前記シャフト側に折り曲げて前記マグネ
    ットをコアに保持するようにしたことを特徴とする電動
    機の回転子。
  3. 【請求項3】 回転磁界を発生する固定子の内側に回転
    子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配置すると
    ともに、前記回転子のシャフトに固定したコアと前記マ
    グネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネットを保
    持する構造とした電動機の回転子であって、前記マグネ
    ットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端部に前記
    コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面L字形状
    の底部を形成し、前記緩衝部材を2つに分割してシャフ
    トの軸方向から挿入可能とするとともに、該緩衝部材の
    端部を断面L字形状とし、一方の緩衝部材の一端部を前
    マグネットの底部に、該緩衝部材の他端部側に板を当接
    させ、該板、前記マグネットの底部および緩衝部材を貫
    通してピンを通し、ストッパで止めて前記マグネットを
    コアに保持するようにしたことを特徴とする電動機の回
    転子。
  4. 【請求項4】 回転磁界を発生する固定子の内側に回転
    子を有し、該回転子の外周部にマグネットを配置すると
    ともに、前記回転子のシャフトに固定したコアと前記マ
    グネットとの間に緩衝部材を配置して同マグネットを保
    持する構造とした電動機の回転子であって、前記マグネ
    ットの一端部を前記シャフト側に延ばし、該端部に前記
    コア側面と前記シャフトとの間まで延びた断面L字形状
    の底部を形成し、他端部の内側には、前記コアの端部面
    に一致する段差面を形成し、前記緩衝部材を2つに分割
    してシャフトの軸方向から挿入可能とし、該緩衝部材の
    一方の端部を断面L字形状に、かつ、他端部を断面T字
    形状にするとともに、該緩衝部材の一端部を前マグネッ
    トの底部に、該緩衝部材の他端部を前記マグネットの段
    差に、該緩衝部材の他端部側に板を当接させ、該板、前
    記マグネットの底部および緩衝部材を貫通してピンを通
    し、ストッパで止めて前記マグネットをコアに保持する
    ようにしたことを特徴とする電動機の回転子。
  5. 【請求項5】 前記緩衝部材のうち、前記マグネットお
    よびコアに当接する箇所について、前記緩衝部材の外径
    を前記マグネットの内径より小さく、前記緩衝部材の内
    径を前記コアの外径より大きくしてなる請求項1,2,
    3または4記載の電動機の回転子。
  6. 【請求項6】 前記緩衝部材のうち、前記コアに当接す
    る箇所について、前記緩衝部材の中心側ほど肉薄として
    なる請求項1,2,3または4記載の電動機の回転子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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