JP5317621B2 - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents

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Description

本発明は、アキシャルギャップ型モータに関する。
従来、例えば、回転軸周りに回転可能なロータと、回転軸方向の少なくとも一方側からロータに対向配置されたステータとを備え、ロータの永久磁石による界磁磁束に対して、ステータを介した磁束ループを形成するアキシャルギャップ型モータが知られている(例えば、特許文献1)。
図14に示すように、上記特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータでは、ロータコア101がテープ状の電磁鋼板102を捲回し、捲回したロータコア101に磁石片103を格納する開口104を周方向に等間隔に設けることで形成されている。
また、特許文献2には、熱処理により部分的に非磁性化した薄板を積層して構成されたロータコアを用いたリラクタンスモータが開示されている。
特開2006−166635号公報 特開2005−269900号公報
この特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータ100では、周方向で隣り合う磁石片103、103間が電磁鋼板102により形成されているため、周方向で隣り合う磁石片103、103間で磁束が短絡してしまい、これにより、モータ100の発生トルクの減少や効率低下を防止することができなかった。
また、特許文献2に記載のリラクタンスモータは、ロータコア内で磁気抵抗差を設けるため積層される薄板を部分的に非磁性化するものであり、ロータコア内での磁束の短絡を抑制するものではない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、磁石磁束の短絡を抑制できるアキシャルギャップ型モータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片(例えば、後述の実施形態における主永久磁石片41)と、テープ状の磁性板を捲回して構成され前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部(例えば、後述の実施形態におけるヨーク部42)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア1〜13D)と、を備え、回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ1〜11D)と、
回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータコアは熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部(例えば、後述の実施形態における磁束漏れ抑制部45)を有し、
前記ロータコアは、一枚の前記磁性板(例えば、後述の実施形態における磁性板14B〜14D)を捲回して構成され、回転軸方向中央にそれぞれ前記主磁石片を保持する複数の主磁石片収容部(例えば、後述の実施形態における主磁石片用孔部15)を有し、
前記磁束漏れ抑制部は周方向に隣り合う前記主磁石片収容部間に形成され、
前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副永久磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片43)を備え、
前記ロータコアは、前記磁束漏れ抑制部の前記回転軸方向の少なくとも一方側にそれぞれ前記副磁石片を保持する複数の副磁石片収容部(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片用孔部17b、磁束漏れ抑制空間16B、16C)を有し、前記副磁石片収容部の回転軸方向外側及び/又は内側に、熱処理により非磁性化された副磁束漏れ抑制部(例えば、後述の実施形態における副磁束漏れ抑制部46)を有する、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片(例えば、後述の実施形態における主永久磁石片41)と、テープ状の磁性板を捲回して構成され前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部(例えば、後述の実施形態におけるヨーク部42)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア13)と、を備え、回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ11)と、
回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータコアは熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部(例えば、後述の実施形態における磁束漏れ抑制部45)を有し、
前記ロータコアは、それぞれ一枚の前記磁性板(例えば、後述の実施形態における磁性板14)を捲回して構成され、周方向に配置された前記複数の主磁石片を挟んで回転軸方向両側から対向配置された一対のロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア13,13)からなり、
周方向に隣り合う前記主磁石片間には磁束漏れ抑制空間(例えば、後述の実施形態における磁束漏れ抑制空間16)が形成され、
前記磁束漏れ抑制部は、前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された前記ロータコアの前記磁束漏れ抑制空間の回転軸方向外側に形成される、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片43)を備え、
前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された前記ロータコアは、前記磁束漏れ抑制空間の回転軸方向外側に前記副磁石片を保持する副磁石片収容部(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片用切り欠き17a)を有し、
前記磁束漏れ抑制部は、前記副磁石片収容部の回転軸方向外側に形成される、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜に記載の構成に加えて、
前記磁束漏れ抑制部は、前記テープ状の磁性板の少なくとも一部を予め熱処理することにより形成される、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片(例えば、後述の実施形態における主永久磁石片41)と、前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部(例えば、後述の実施形態におけるヨーク部42)を有するロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア1〜13D)と、を備え、回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ1〜11D)と、回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ12)と、を備え、前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片43)を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)のロータ製造方法において、
テープ状の磁性板(例えば、後述の実施形態における磁性板1〜14D)を捲回して前記ロータコアを形成するロータコア捲回工程と、
熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部(例えば、後述の実施形態における磁束漏れ抑制部45)を前記ロータコアに形成する熱処理工程と、を備え、
前記熱処理工程は、前記磁束漏れ抑制部と共に熱処理することにより非磁性化された副磁束漏れ抑制部(例えば、後述の実施形態における副磁束漏れ抑制部46)を前記ロータコアの前記副磁石片の回転軸方向外側に形成する、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の構成に加えて、
前記熱処理工程は、前記ロータコア捲回工程の前に、予め前記テープ状の磁性板の一部を熱処理することにより非磁性化する、ことを特徴とする。
請求項1及びの発明によれば、ロータコアをテープ状の磁性板を捲回して構成した場合であっても、熱処理により非磁性化した磁束漏れ抑制部により磁石磁束の短絡を抑制することができる。従って、ロータコアの製造効率を落とさずに、捲回巻きで製造するロータコア内における磁石磁束の短絡を抑制することができる。
また、磁束漏れ抑制部が周方向に隣り合う主磁石片収容部間に形成されるので、周方向で隣り合う主磁石片による磁束漏れを抑制することができる。また、ハルバッハ構造とすることで磁束発生量を増やすことができるとともに、副磁石片収容部の回転軸方向外側に、熱処理により非磁性化された副磁束漏れ抑制部を有するので、副磁束漏れ抑制部により副磁石片の回転軸方向外側における磁束の短絡を抑制することができる。
請求項の発明によれば、磁束漏れ抑制空間が周方向に隣り合う主磁石片収容部間に形成されるので、隣り合う主磁石片による磁束漏れを抑制することができるとともに、熱処理により非磁性化した磁束漏れ抑制部が、回転軸方向の少なくとも一方側に配置されたロータコアの磁束漏れ抑制空間の回転軸方向外側に形成されるので、磁束漏れ抑制部によっても磁束漏れを抑制することができる。
請求項の発明によれば、ハルバッハ構造とすることで磁束発生量を増やすことができるとともに、副磁石片収容部の回転軸方向外側に、熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部を有するので、磁束漏れ抑制部により副磁石片の回転軸方向外側における磁束の短絡を抑制することができる。
請求項及びの発明によれば、テープ状の磁性板を平板状態で熱処理できるため精度が良く、早く、安価に製造することができる。また、テープ状の磁性板を捲回した後で熱処理する場合に比べて、熱処理に要するスペースが少なくて済み、小型の熱処理施設で熱処理することができる。
以下、本発明に係るアキシャルギャップ型モータの各実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
<第1実施形態>
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1および図2に示すように、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向の両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
このアキシャルギャップ型モータ10は、例えばハイブリッド車両や電動車両等の車両に駆動源として搭載され、出力軸がトランスミッション(図示略)の入力軸に接続されることで、アキシャルギャップ型モータ10の駆動力がトランスミッションを介して車両の駆動輪(図示略)に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からアキシャルギャップ型モータ10に駆動力が伝達されると、アキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、例えばハイブリッド車両においては、アキシャルギャップ型モータ10の回転軸が内燃機関(図示略)のクランクシャフトに連結されると、内燃機関の出力がアキシャルギャップ型モータ10に伝達された場合にもアキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
各ステータ12は、略円環板状のヨーク部21と、ロータ11に対向するヨーク部21の対向面上で周方向に所定間隔をおいた位置から回転軸O方向に沿ってロータ11に向かい突出すると共に径方向に伸びる複数のティース22,…,22と、適宜のティース22,22間に装着される固定子巻線(図示略)とを備えて構成されている。
各ステータ12は、例えば主極が6個(例えば、U+,V+,W+,U−,V−,W)とされた6N型であって、一方のステータ12の各U+,V+,W+極に対して、他方のステータ12の各U−,V−,W−極が回転軸O方向で対向するように設定されている。例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
ロータ11は、例えば図2に示すように、一対のロータコア13、13と、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32と、非磁性材からなるロータフレーム33とを備えて構成され、主磁石部31,…,31が一対のロータコア13、13に回転軸O方向両側から挟まれて、かつ、主磁石部31と副磁石部32が周方向において交互に配置された状態で、これらロータコア13、13と、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32がロータフレーム33内に収容されている。
そして、ロータフレーム33は、周方向に所定間隔をおいて配置された複数の径方向リブ35,…,35によって接続された内周側円環状のシャフト部36と外周側円環状のリム部37とを備えて構成され、シャフト部36の内周部には、外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される出力軸が接続可能とされている。
ロータコア13は、図2及び図3に示すように、テープ状の電磁鋼板からなる磁性板14を捲回して構成され、周方向に複数配置された略扇形形状のヨーク部42,…,42と、周方向で隣り合うヨーク部42、42間を回転軸O方向外側で連結する外側連結部44とを備え、外側連結部44の回転軸O方向内側には、後述する副永久磁石片43を保持する柱状の副永久磁石片用切り欠き部17aが設けられている。
このように形成された2つのロータコア13を一対として、互いの外側連結部44が回転軸O方向外側に位置するように複数の主磁石部31,…,31を挟んで対向配置され、図4(a)に示すように、周方向で隣り合う主磁石部31、31間には磁束漏れ抑制空間16が形成され、磁束漏れ抑制空間16,…,16にはそれぞれロータフレーム33の径方向リブ35が装着されている。
主磁石部31は、厚さ方向(つまり、回転軸O方向)に磁化された略扇形板状の主永久磁石片41を備え、周方向で隣り合う各主永久磁石片41,41は、例えば図4(a)に示すように磁化方向が互いに異方向となるように設定されている。
副磁石部32は、ロータフレーム33内において径方向リブ35を挟み込む1対の副永久磁石片43,43を備えて構成され、一対のロータコア13、13により形成された副永久磁石片用切り欠き部17a、17aに装着される。回転軸O方向で対向する一対の副永久磁石片43,43は、図4(a)に示すようにそれぞれ回転軸O方向および径方向に直交する方向(略周方向)に磁化され、互いに磁化方向が異方向とされている。
また、主磁石部31を介して周方向で対向する1対の副永久磁石片43,43同士は、互いに磁化方向が異方向とされている。そして、回転軸O方向の一方側に配置された一対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の一方側の磁極と同極の磁極を対向させ、回転軸O方向の他方側に配置された一対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の他方側の磁極と同極の磁極を対向させるように配置されている。
つまり、図4(a)に示すように、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側においてヨーク部42を周方向の両側から挟み込む一対の副永久磁石片43,43は、互いのN極が周方向で対向するように配置され、回転軸O方向の他方側においてヨーク部42を周方向の両側から挟み込む一対の副永久磁石片43,43は、互いのS極が周方向で対向するように配置されている。これにより、所謂永久磁石のハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片43,43の各磁束が収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
ここで、本実施形態におけるロータコア13の外側連結部44は熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部45となっている。
例えば、図4(b)に示すように、外側連結部44に磁束漏れ抑制部45が設けられていない場合には、副永久磁石片43の回転軸O方向外側においては、外側連結部44で磁石磁束が短絡してしまうが、本実施形態のように外側連結部44に磁束漏れ抑制部45を形成することで、図4(a)に示すように、主永久磁石片41による磁束と副永久磁石片43による磁束が回転軸O方向と略平行となるように磁界が形成され、副永久磁石片43の回転軸O方向外側においては、外側連結部44に形成された磁束漏れ抑制部45により磁石磁束の短絡が抑制される。
次に、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ10のロータ11の製造方法について説明する。なお、磁性板14の幅方向がロータ11の回転軸O方向であり、磁性板14の長手方向がロータ11の周方向である。
まず、ロータコア13は、テープ状の電磁鋼板からなる1枚の磁性板14に、例えばプレス成型機を用いて打ち抜き加工を施すことで、幅方向一方側に略矩形状の副永久磁石片用切り欠き部17aを形成する。これにより、磁性板14には周方向で隣り合うヨーク部42、42間を連結する外側連結部44が磁性板14の幅方向他方側に形成される。さらに、外側連結部44を熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成される(熱処理工程)。なお、熱処理は、例えばレーザー照射によって1200℃程度に加熱後水中にて急冷する等、公知の方法を適用することができる。
このように副永久磁石片用切り欠き部17aと磁束漏れ抑制部45が形成されたテープ状の磁性板14は、図5に示すように、巻芯70上に仮止めされ、巻芯70が回転することで捲回される(ロータコア捲回工程)。
磁性板14は巻芯上で捲回されるので、最内径側から一層目、二層目、三層目、・・・と長手方向長さが長くなる。そのため、図3において隣り合う副永久磁石片用切り欠き部17aの中心間距離をピッチPとすると、ピッチPは最内径側から一層目、二層目、三層目、・・・と次第に大きくなるように設定されている。そして、図6に示すように、所定の大きさに捲回された磁性板14の巻き始め14dと巻き終わり14eが巻芯の中心から径方向において同じ位置で捲回を終了し、捲回された磁性板14の巻き始め14dと巻き終わり14eを溶接することでロータコア13が形成される。なお、溶接後、磁性板14の各層を接着してもよい。
ロータフレーム33の周方向で隣り合う径方向リブ35、35間に主永久磁石片41を装着した後、上述のように製造されたロータコア13の副永久磁石片用切り欠き部17aに副永久磁石片43を装着し、2枚のロータコア13を一対として、ロータフレーム33の回転軸O方向両側から主永久磁石片41と径方向リブ35を挟みこむように装着する。このようにして、ロータコア13がロータフレーム33内に収容され、ロータ11が製造される。
上述したように、本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、ロータコア13をテープ状の磁性板14を捲回して構成した場合であっても、熱処理により非磁性化した磁束漏れ抑制部45によりロータコア13内における磁石磁束の短絡を抑制することができる。すなわち、製造効率を落とさずに、捲回巻きで製造されるロータコア内における磁石磁束の短絡を抑制することができる。
また、本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、周方向で隣り合う主永久磁石片41、41間に磁束漏れ抑制空間16が形成され、磁束漏れ抑制空間16に非磁性部材からなる径方向リブ35が装着されるので、周方向で隣り合う主永久磁石片41、41間における磁石磁束の短絡も抑制することができる。
また、本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、ハルバッハ構造とすることで磁束発生量を増やすことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のアキシャルギャップ型モータについて図7及び図8を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
ロータ11Aは、図7に示すように、ロータコア13Aと、複数の主磁石部31,…,31と、非磁性材からなるロータフレーム33Aとを備えて構成され、複数の主磁石部31,…,31とロータコア13Aがロータフレーム33A内に収容されている。
そして、ロータフレーム33Aは、内周側円環状のシャフト部36と外周側円環状のリム部37とを備えて構成され、シャフト部36の内周部には、外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される出力軸が接続可能とされている。
ロータコア13Aは、図7及び図8に示すように、テープ状の電磁鋼板からなる磁性板14Aを捲回してなり、その回転軸O方向中央部に主永久磁石片41を収容する略扇形形状の主永久磁石片用孔部15と柱状の磁束漏れ抑制空間16Aが周方向において所定の間隔で交互に形成され、また磁束漏れ抑制空間16Aの回転軸O方向両側には、開口部を有する切り欠き18が形成されている。言い換えると、ロータコア13Aは、主永久磁石片41を回転軸O方向両側から挟むように周方向に所定の間隔で配置されたヨーク部42,…,42と、回転軸O方向に隣り合うヨーク部42、42の周方向両端を連結する軸方向連結部14a、14aと、周方向に隣り合うヨーク部42、42の回転軸O方向内側をそれぞれ連結する周方向連結部14b、14bと、を備え一体に形成されている。
ここで、本実施形態におけるロータコア13Aは、磁束漏れ抑制空間16Aを囲む一対の軸方向連結部14a、14aと一対の周方向連結部14b、14bとが熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部45となっている。
次に、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ10のロータ11Aの製造方法について説明する。なお、磁性板14Aの幅方向がロータ11Aの回転軸O方向であり、磁性板14Aの長手方向がロータ11Aの周方向である。
ロータコア13Aは、図8に示すように、テープ状の電磁鋼板からなる磁性板14Aの幅方向中央部に主永久磁石片用孔部15、磁束漏れ抑制空間16Aを、磁束漏れ抑制空間16Aの幅方向両側に開口部を有する切り欠き18を、第1実施形態と同様に層毎にピッチPを変えながら例えばプレス成型機を用いて打ち抜き加工により形成することで、幅方向に隣り合うヨーク部42、42間が軸方向連結部14a、14aに連結され、周方向に隣り合うヨーク部42、42間がそれぞれ周方向連結部14b、14bに連結された一体のロータコア13Aが形成される。
ここで、磁束漏れ抑制空間16Aの幅をTa、長手方向長さをTp、切り欠き18の長手方向長さをLsp,幅方向両側で隣り合う切り欠き18、18間距離をLsa、主永久磁石片用孔部15の幅をLma、隣り合う主永久磁石片用孔部15、15間距離をLmpとすると、Ta=Lma<Lsa、Tp<Lsp<Lmpの関係を満たすように設定されている。
続いて、磁束漏れ抑制空間16Aを囲む一対の軸方向連結部14a、14aと一対の周方向連結部14b、14bを熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成される(熱処理工程)。
そして第1実施形態と同様に、主永久磁石片用孔部15、磁束漏れ抑制空間16A、切り欠き18及び磁束漏れ抑制部45が形成されたテープ状の磁性板14Aを、巻芯上で捲回(ロータコア捲回工程)し、捲回された磁性板14Aの巻き始めと巻き終わりを溶接することでロータコア13Aが形成される。
このように製造されたロータコア13Aは、1枚のテープ状の電磁鋼板からなる磁性板14Aを捲回して構成され、その回転軸O方向中央部に主永久磁石片41を収容する略扇形形状の主永久磁石片用孔部15と柱状の磁束漏れ抑制空間16Aが周方向において交互に形成され、また磁束漏れ抑制空間16Aの回転軸O方向両側には、開口部を有する切り欠き18、18が形成される。
そして、ロータコア13Aの主永久磁石片用孔部15に主永久磁石片41を装着し、ロータコア13Aの内径側と外径側に、例えば圧入により、シャフト部36とリム部37を取り付け、ロータ11が製造される。
上述したように、本実施形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、周方向に隣り合う主永久磁石片41、41間に磁束漏れ抑制空間16Aを設け、かつ、磁束漏れ抑制空間16Aを囲む一対の軸方向連結部14a、14aと一対の周方向連結部14b、14bを熱処理により非磁性化した磁束漏れ抑制部45とすることで、周方向で隣り合う主永久磁石片41、41間における磁束の短絡を抑制し、モータ10の発生トルクの減少や効率低下を防止することができる。なお、必ずしも磁束漏れ抑制空間16Aを設ける必要はなく、周方向で隣り合う主永久磁石片41、41間を矩形状の磁束漏れ抑制部としてもよい。
また、本実施形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、磁束漏れ抑制部45の回転軸O方向外側に開口部を有する切り欠き18を設けたので、切り欠き18によっても磁束漏れを抑制することができ、磁束漏れ抑制部45と、磁束漏れ抑制空間16Aと、切り欠き18により周方向で隣り合う主永久磁石片41、41による磁束漏れを抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態のアキシャルギャップ型モータについて図9を参照しながら説明する。なお、第1及び第2実施形態と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
ロータ11Bは、図9(a)に示すように、ロータコア13Bと、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32と、非磁性材からなるロータフレーム33とを備えて構成され、ロータコア13B内で主磁石部31と副磁石部32が周方向において交互に配置された状態で、ロータコア13B、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32がロータフレーム33内に収容されている。
ロータコア13Bは、図9(b)に示すテープ状の電磁鋼板からなる磁性板14Bを捲回してなり、図9(a)に示すように、その回転軸O方向中央部に後述する主永久磁石片41を収容する略扇形形状の主永久磁石片用孔部15と磁性板14Bの幅方向長さより僅かに短い幅方向長さを有する磁束漏れ抑制空間16Bが周方向において所定の間隔で交互に形成されている。言い換えると、ロータコア13Bは、主永久磁石片41を回転軸O方向両側から挟むように周方向に所定の間隔で配置されたヨーク部42,…,42と、回転軸O方向に隣り合うヨーク部42、42の周方向両端を連結する軸方向連結部14a、14aと、周方向に隣接するヨーク部42、42間の回転軸O方向外側をそれぞれ連結する外側連結部44、44と、を備え一体に形成されている。なお、磁束漏れ抑制空間16Bは、一対の副永久磁石片43、43を収容する副永久磁石片用孔部を兼ねている。
ここで、本実施形態においては、磁束漏れ抑制空間16Bの周方向両側に位置する一対の軸方向連結部14a、14aを熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成され、磁束漏れ抑制空間16Bの回転軸O方向両側に位置する一対の外側連結部44、44を熱処理により非磁性化することで副磁束漏れ抑制部46が形成される。
本実施形態のアキシャルギャップ型モータ10は、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32を備える点で第1実施形態と共通しており、ロータコア13Bが一枚のテープ状の電磁鋼板からなる磁性板14Bを捲回して構成される点においては第2実施形態と共通し、上述した製造方法を援用することができる。
上述したように、本実施形態によるアキシャルギャップ型モータ10によれば、磁束漏れ抑制空間16Bの周方向両側に位置する一対の軸方向連結部14a、14aを熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成されるので、隣り合う主永久磁石片41、41による磁束漏れを抑制することができる。
また、ハルバッハ構造とすることで磁束発生量を増やすことができるとともに、副永久磁石片43、43の回転軸方向外側に、磁束漏れ抑制空間16Bの回転軸O方向両側に位置する一対の外側連結部44、44を熱処理により非磁性化された副磁束漏れ抑制部46を有するので、副磁束漏れ抑制部46により副永久磁石片43の回転軸方向外側における磁束の短絡を抑制することができる。なお、本実施形態において、副永久磁石片43、43は、磁束漏れ抑制空間16B内の回転軸O方向両側にそれぞれ接着により装着される。
図10は本発明の第3実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10の第1変形例を示す図である。
図10(a)及び(b)に示すように、磁束漏れ抑制空間16Cの周方向両側に位置する一対の軸方向連結部14a、14aの回転軸O方向両側にはそれぞれ周方向に突設した突起部14c、14cが形成され、磁束漏れ抑制空間16Cの周方向両側に位置する一対の軸方向連結部14a、14aと突起部14c、14c、14c、14cを熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成され、磁束漏れ抑制空間16Cの回転軸O方向両側に位置する一対の外側連結部44、44を熱処理により非磁性化することで副磁束漏れ抑制部46が形成される。
これにより、第3実施形態のアキシャルギャップ型モータと同様の作用・効果を有するとともに、突起部14cにより副永久磁石片43の位置決めをすることができる。
図11は本発明の第3実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10の第2変形例を示す図である。
図11(a)及び(b)に示すように、本変形例においては、第1変形例における周方向に対向して突設した突起部14c、14cが接続されて周方向連結部14bを形成し、磁束漏れ抑制空間16Cが磁束漏れ抑制空間16Dと回転軸O方向両側の副永久磁石片用孔部17b、17bに分割されている。
ロータ11Dを構成するロータコア13Dは、略扇形形状の主永久磁石片用孔部15と柱状の磁束漏れ抑制空間16Dが周方向において所定の間隔で交互に形成され、また磁束漏れ抑制空間16Dの回転軸O方向両側には、副永久磁石片43を収容する柱状の副永久磁石片用孔部17b、17bが形成されている。言い換えると、ロータコア13Dは、主永久磁石片41を回転軸O方向両側から挟むように周方向に所定の間隔で配置されたヨーク部42,…,42と、回転軸O方向に隣接するヨーク部42、42の周方向両端を連結する軸方向連結部14a、14aと、周方向に隣接するヨーク部42、42の回転軸O方向内側をそれぞれ連結する周方向連結部14b、14bと、周方向に隣接するヨーク部42、42の回転軸O方向外側をそれぞれ連結する外側連結部44、44と、を備え一体に形成されている。
ここで、本変形例におけるロータコア13Dの磁束漏れ抑制空間16Dを囲む一対の軸方向連結部14a、14aと一対の周方向連結部14b、14bを熱処理により非磁性化することで磁束漏れ抑制部45が形成され、磁束漏れ抑制空間16Dの回転軸O方向両側に位置する一対の外側連結部44、44を熱処理により非磁性化することで副磁束漏れ抑制部46が形成される。
これにより、第3実施形態のアキシャルギャップ型モータと同様の作用・効果を有するとともに、副磁石用孔部17bにより副永久磁石片43の位置決めをすることができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、副磁束漏れ抑制部46を、図12に示すように、回転軸O方向外側に行くに従って周方向長さが長くなるようにテーパ状に非磁性化してもよい。ヨーク部42の周方向両端部に形成されたテーパ状の磁性部42aの傾きを選択することにより極弧角を調整し、これによりステータ12、12間での磁気抵抗の急激な変化を抑制し、トルクリップルの発生を抑制することができる。
また、熱処理工程は、ロータコア捲回工程前に限らず、捲回後に熱処理工程により非磁性化して磁束漏れ抑制部45や副磁束漏れ抑制部46を形成してもよい。
さらに、ロータフレーム33、33Aの代わりに、図13に示すロータフレーム33Bを用いてもよい。ロータフレーム33Bは、シャフト部36Bに径方向リブ35Bが装着される円形状の貫通孔であるシャフト部側リブ装着穴36aが周方向に等間隔で複数形成され、リム部37Bに径方向リブ35Bが装着される矩形状の貫通孔であるリム部側リブ装着穴37aが周方向に等間隔で複数形成されている。
また、径方向リブ35Bは、略T字形状を有し、この径方向内方側端部35aは略円形断面を有し雄ねじ部が形成され、径方向外方側端部35b及び径方向中途部35cは矩形断面を有し、径方向外方側端部35bは径方向中途部35cから径方向外側に向かうにつれて周方向長さが次第に長くなるとともに、一様な軸方向長さを有するように構成されている。
そして、内径側と外径側からシャフト部36Bとリム部37Bに、主永久磁石片41を備えたロータコア13A又は主永久磁石片41と副永久磁石片43を備えたロータコア13B〜13Dを挟んで、リム部37のリム部側リブ装着穴37aから径方向リブ35Bを挿入する。挿入された径方向リブ35Bは、径方向中途部35cが磁束漏れ抑制空間16A〜16Dを挿通し、径方向内方側端部35aがシャフト部側リブ装着穴36aに装着され、シャフト部36Bの内径側からナット38を螺合され、シャフト部36Bに固定される。
これにより、一枚の磁性板14A〜14Dからなるロータコア33A〜33Dをより強固にロータフレーム33B内に保持することができる。
本発明に係る第1実施形態のアキシャルギャップ型モータの全体斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータのロータコアを構成する磁性板の平面図である。 (a)は図1に示すロータコアの磁束の流れを説明する説明図であり、(b)は比較例のロータコアの磁束の流れを説明する説明図である。 テープ状の磁性板を捲回する工程を説明する説明図である。 ロータコアの部分斜視図である。 本発明に係る第2実施形態のアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図5に示すアキシャルギャップ型モータのロータコアを構成する磁性板の平面図である。 (a)は第3実施形態のロータの分解斜視図であり、(b)は(a)のロータコアを構成する磁性板の平面図である。 (a)は第3実施形態の第1変形例のロータの分解斜視図であり、(b)は(a)のロータコアを構成する磁性板の平面図である。 (a)は第3実施形態の第2変形例のロータの分解斜視図であり、(b)は(a)のロータコアを構成する磁性板の平面図である。 ヨーク部に形成されたテーパ状の磁性部を周方向から見た模式図である。 変形例のロータフレームの分解斜視図である。 特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。
符号の説明
10 アキシャルギャップ型モータ
11 ロータ
12 ステータ
13 ロータコア
14 テープ状の磁性板
15 主永久磁石片用孔部(主磁石片収容部)
16 磁束漏れ抑制空間
17a 副永久磁石片用切り欠き部(副磁石片収容部)
17b 副永久磁石片用孔部(副磁石片収容部)
18 切り欠き
41 主永久磁石片(主磁石片)
42 ヨーク部
43 副永久磁石片(副磁石片)
45 磁束漏れ抑制部
46 副磁束漏れ抑制部
O 回転軸

Claims (6)

  1. 回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片と、テープ状の磁性板を捲回して構成され前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部を有するロータコアと、を備え、回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータコアは熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部を有し、
    前記ロータコアは、一枚の前記磁性板を捲回して構成され、回転軸方向中央にそれぞれ前記主磁石片を保持する複数の主磁石片収容部を有し、
    前記磁束漏れ抑制部は周方向に隣り合う前記主磁石片収容部間に形成され、
    前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副磁石片を備え、
    前記ロータコアは、前記磁束漏れ抑制部の前記回転軸方向の少なくとも一方側にそれぞれ前記副磁石片を保持する複数の副磁石片収容部を有し、前記副磁石片収容部の回転軸方向外側及び/又は内側に、熱処理により非磁性化された副磁束漏れ抑制部を有する、
    ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  2. 回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片と、テープ状の磁性板を捲回して構成され前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部を有するロータコアと、を備え、回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータコアは熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部を有し、
    前記ロータコアは、それぞれ一枚の前記磁性板を捲回して構成され、周方向に配置された前記複数の主磁石片を挟んで回転軸方向両側から対向配置された一対のロータコアからなり、
    周方向に隣り合う前記主磁石片間には磁束漏れ抑制空間が形成され、
    前記磁束漏れ抑制部は、前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された前記ロータコアの前記磁束漏れ抑制空間の回転軸方向外側に形成される、ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  3. 前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副磁石片を備え、
    前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された前記ロータコアは、前記磁束漏れ抑制空間の回転軸方向外側に前記副磁石片を保持する副磁石片収容部を有し、
    前記磁束漏れ抑制部は、前記副磁石片収容部の回転軸方向外側に形成される、
    ことを特徴とする請求項に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  4. 前記磁束漏れ抑制部は、前記テープ状の磁性板の少なくとも一部を予め熱処理することにより形成される、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  5. 回転軸方向に着磁され周方向に配置された複数の主磁石片と、前記主磁石片の回転軸方向に対向配置されるヨーク部を有するロータコアと、を備え、回転軸周りに回転可能なロータと、回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備え、前記ロータは、前記回転軸方向の少なくとも一方側に、回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化された複数の副磁石片を備えるアキシャルギャップ型モータのロータ製造方法において、
    テープ状の磁性板を捲回して前記ロータコアを形成するロータコア捲回工程と、
    熱処理により非磁性化された磁束漏れ抑制部を前記ロータコアに形成する熱処理工程と、を備え
    前記熱処理工程は、前記磁束漏れ抑制部と共に熱処理することにより非磁性化された副磁束漏れ抑制部を前記ロータコアの前記副磁石片の回転軸方向外側に形成する、ことを特徴とするロータ製造方法。
  6. 前記熱処理工程は、前記ロータコア捲回工程の前に、予め前記テープ状の磁性板の一部を熱処理することにより非磁性化する、ことを特徴とする請求項に記載のロータ製造方法。
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