JP5292953B2 - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents

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Description

本発明は、アキシャルギャップ型モータに関する。
従来、例えば、回転軸周りに回転可能なロータと、回転軸方向の少なくとも一方側からロータに対向配置されたステータとを備え、ロータの永久磁石による界磁磁束に対して、ステータを介した磁束ループを形成するアキシャルギャップ型モータが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
図9に示すように、例えば上記特許文献2に記載のアキシャルギャップ型モータ100は、回転軸周りに回転可能なロータ101と、回転軸方向の少なくとも一方側から挟み込むようにして対向配置されるステータ102と、を備え、ロータ101は、磁石片103及び磁性部材105などの磁気回路要素が非磁性材料からなるロータフレーム106に収容されて構成されている。また、ロータフレーム106は、周方向に所定間隔をおいて配置されて径方向に延びる複数のリブ107と、複数のリブ107によって接続されるシャフト部108及びリム部109と、を備える。
特開2008−104278号公報 特開2008−148384号公報
このアキシャルギャップ型モータ100では、通常、図10(a)に示すように磁石片103及び磁性部材105はロータフレーム106のシャフト部108とリム部109の間に嵌合されているが、ロータ101の高速回転時には、遠心力によりリム部109が変形し、剛性の比較的小さい軸方向両端においては径方向に広がり、図10(b)に示すようにロータフレーム106のシャフト部108と、磁石片103及び磁性部材105との間に径方向隙間tが生じるおそれがあった。
リム部109に磁石片103及び磁性部材105を接着により固定した場合、ロータ101の温度上昇や経年劣化などによって接着力が低下すると、ロータ101とステータ102との間に生じる磁気吸引力に対抗できなくなり、磁石片103や磁性部材105が軸方向に位置ずれするおそれがあった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、高速回転時にロータフレームが変形した場合であっても、ロータフレームに収容する構成要素を磁気吸引力に対抗保持することができるアキシャルギャップ型モータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
回転軸周りに回転可能なロータ(後述の実施形態におけるロータ11)と、
回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータは、
周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブ(後述の実施形態における径方向リブ35)と、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部(後述の実施形態におけるシャフト部36)及びリム部(後述の実施形態におけるリム部37)と、を有するロータフレーム(後述の実施形態におけるロータフレーム33)と、
回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置された主磁石片(後述の実施形態における主永久磁石片41)と、
前記回転軸方向および前記径方向に直交する方向に磁化され、前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の副磁石片(後述の実施形態における副永久磁石片43)と、
隣接する前記副磁石片間にそれぞれ配置される磁性部材(後述の実施形態における磁性部材42)と、
前記シャフト部の外周面と、前記磁性部材及び前記副磁石片と、の径方向隙間に設けられたリング部材(後述の実施形態における圧入リング50)と、を備え、
前記磁性部材の内周面(後述の実施形態における内周面42a)及び外周面(後述の実施形態における外周面42b)は、前記磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記主磁石片に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
前記副磁石片の内周面(後述の実施形態における内周面43a)及び外周面(後述の実施形態における外周面43b)は、前記副磁石片の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブに近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
前記リム部の内周面(後述の実施形態における内周面37a)は、前記リム部の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記主磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、
前記リング部材の外周面(後述の実施形態における外周面50a)は、前記リング部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記主磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され
前記磁性部材及び前記副磁石片の外周面は、前記リム部の内周面と係合し、
前記磁性部材及び前記副磁石片の内周面は、前記リング部材の外周面と係合する、ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、
回転軸周りに回転可能なロータ(後述の実施形態におけるロータ11)と、
回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータは、
周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブ(後述の実施形態における径方向リブ35)と、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部(後述の実施形態におけるシャフト部36)及びリム部(後述の実施形態におけるリム部37)と、を有するロータフレーム(後述の実施形態におけるロータフレーム33)と、
回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置された磁石片(後述の実施形態における主永久磁石片41)と、
前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の非磁性部材(後述の実施形態における非磁性部材63)と、
隣接する前記非磁性部材間にそれぞれ配置される磁性部材(後述の実施形態における磁性部材42)と、
前記シャフト部の外周面と、前記磁性部材及び前記非磁性部材と、の径方向隙間に設けられたリング部材(後述の実施形態における圧入リング50)と、を備え、
前記磁性部材の内周面(後述の実施形態における内周面42a)及び外周面(後述の実施形態における外周面42b)は、前記磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記磁石片に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
前記非磁性部材の内周面(後述の実施形態における内周面63a)及び外周面(後述の実施形態における外周面63b)は、前記非磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブに近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
前記リム部の内周面(後述の実施形態における内周面37a)は、前記リム部の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、
前記リング部材の外周面(後述の実施形態における外周面50a)は、前記リング部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され
前記磁性部材及び前記非磁性部材の外周面は、前記リム部の内周面と係合し、
前記磁性部材及び前記非磁性部材の内周面は、前記リング部材の外周面と係合する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記シャフト部の外周面には、隣接する前記リブ間に径方向外側に突出した段部(後述の実施形態における段部36b)が形成され、
前記リング部材は、前記段部と当接することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、リム部の内周面及びリング部材の外周面のテーパ形状と、磁性部材及び副磁石片の外周面及び内周面のテーパ形状が係合することにより、高速回転時にロータフレームが変形した場合であっても、ロータフレームに収容する磁性部材及び副磁石片を磁気吸引力に対抗して保持することができる。
請求項2の発明によれば、リム部の内周面及びリング部材の外周面のテーパ形状と、磁性部材及び非磁性部材の外周面及び内周面のテーパ形状が係合することにより、高速回転時にロータフレームが変形した場合であっても、ロータフレームに収容する磁性部材及び非磁性部材を磁気吸引力に対抗して保持することができる。
請求項3の発明によれば、シャフト部の外周面には、隣接するリブ間に径方向外側に突出した段部が形成されているので、リング部材を段部に当接させて、リング部材の軸方向の位置決めをすることができる。
以下、本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1および図2に示すように、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向の少なくとも一方側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
このアキシャルギャップ型モータ10は、例えばハイブリッド車両や電動車両等の車両に駆動源として搭載され、出力軸がトランスミッション(図示略)の入力軸に接続されることで、アキシャルギャップ型モータ10の駆動力がトランスミッションを介して車両の駆動輪(図示略)に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からアキシャルギャップ型モータ10に駆動力が伝達されると、アキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、例えばハイブリッド車両においては、アキシャルギャップ型モータ10の回転軸が内燃機関(図示略)のクランクシャフトに連結されると、内燃機関の出力がアキシャルギャップ型モータ10に伝達された場合にもアキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
各ステータ12は、略円環板状のヨーク部21と、ロータ11に対向するヨーク部21の対向面上で周方向に所定間隔をおいた位置から回転軸O方向に沿ってロータ11に向かい突出すると共に径方向に伸びる複数のティース22,…,22と、適宜のティース22,22間に装着される固定子巻線(図示略)とを備えて構成されている。
各ステータ12は、例えば主極が6個(例えば、U+,V+,W+,U−,V−,W)とされた6N型であって、一方のステータ12の各U+,V+,W+極に対して、他方のステータ12の各U−,V−,W−極が回転軸O方向で対向するように設定されている。例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
ロータ11は、例えば図3に示すように、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32と、圧入リング(リング部材)50,50と、非磁性材からなるロータフレーム33とを備えて構成され、主磁石部31と副磁石部32とは、周方向において交互に配置された状態で、ロータフレーム33内に収容されている。
そして、ロータフレーム33は、例えば図3及び図4に示すように、周方向に所定間隔をおいて配置された複数の径方向リブ35,…,35によって接続された内周側円環状のシャフト部36と外周側円環状のリム部37とを備えて構成され、シャフト部36の内周部には、外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される出力軸が接続可能とされている。
主磁石部31は、厚さ方向(つまり、回転軸O方向)に磁化された略扇形板状の主永久磁石片41と、この主永久磁石片41を厚さ方向の少なくとも一方側から挟み込む1対の略扇形板状の磁性部材42,42とを備えて構成され、周方向で隣り合う主磁石部31,31の各主永久磁石片41,41は、図5に示すように磁化方向が互いに異方向となるように設定されている。
そして、ロータフレーム33内に収容された複数の主磁石部31,…,31は、径方向の少なくとも一方側からシャフト部36とリム部37とにより挟み込まれると共に、径方向リブ35を介して周方向で隣り合うように配置されている。
ロータフレーム33内において、各主磁石部31の主永久磁石片41は2つの径方向リブ35によって周方向の少なくとも一方側から挟み込まれ、主永久磁石片41の回転軸O方向での厚さは、径方向リブ35の回転軸O方向での厚さと同等とされている。また、主永久磁石片41は、2つの径方向リブ35間にリム部36の外周面36aから径方向外側に突出し、径方向リブ35と同等の軸方向厚さを有する段部36bとリム部37の内周面に挟み込まれて保持されている。
副磁石部32は、ロータフレーム33内において回転軸O方向の少なくとも一方側から径方向リブ35を挟み込む1対の副永久磁石片43,43を備えて構成され、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43は、図5に示すようにそれぞれ回転軸O方向および径方向に直交する方向(略周方向)に磁化され、互いに磁化方向が異方向とされている。
副永久磁石片43の回転軸O方向での厚さは、磁性部材42の回転軸O方向での厚さと同等とされ、副永久磁石片43の周方向幅は、径方向リブ35の周方向幅と同等とされている。
そして、ロータフレーム33内において、周方向で隣り合う副磁石部32,32の副永久磁石片43,43同士は、主磁石部31の磁性部材42を周方向の少なくとも一方側から挟み込んでいる。
なお、ロータ11のロータフレーム33と、ロータフレーム33以外の構成要素(つまり、主磁石部31および副磁石部32)とを分離して示す図3においては、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43間および周方向で隣り合う主永久磁石片41,41間に、ロータフレーム33の径方向リブ35が配置される空間部43aが形成されている。
また、磁性部材42を介して周方向で対向する1対の副永久磁石片43,43同士は、互いに磁化方向が異方向とされている。そして、回転軸O方向の一方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の一方側の磁極と同極の磁極を対向させ、回転軸O方向の他方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の他方側の磁極と同極の磁極を対向させるように配置されている。
つまり、図5に示すように、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側において磁性部材42を周方向の少なくとも一方側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのN極が周方向で対向するように配置され、回転軸O方向の他方側において磁性部材42を周方向の少なくとも一方側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのS極が周方向で対向するように配置されている。 これにより、所謂永久磁石のハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片43,43の各磁束が収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
磁性部材42は、略扇形板状体であり、複数の電磁鋼板を積層した構成、あるいは、鉄粉などの粉体を成形・焼結して製作される。
圧入リング50は、例えば、ステンレス鋼板などの非磁性材から形成され、シャフト部36の外周面36aと磁性部材42及び副磁石片43との隙間に圧入され、先端が段部36b及び径方向リブ35に当接するとともに、磁性部材42及び副磁石片43をリム部37に向けて付勢している。
ここで、ロータフレーム33のリム部37の内周面37aは、図6及び図7に示すように、回転軸O方向において主永久磁石片41及び径方向リブ35に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成されている。すなわち、図2のVI−VI線断面では、図6に示すように、リム部37の径方向寸法が回転軸方向Oにおいて主永久磁石片41に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、図2のVII−VII線断面では、図7に示すように、径方向リブ35に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成されている。
また、磁性部材42の内周面42a及び外周面42bは、図6に示すように、その径方向寸法が回転軸O方向において主永久磁石片41に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、磁性部材42の外周面42bがリム部37のテーパ形状の内周面37aと係合する。
また、副永久磁石片43の内周面43a及び外周面43bは、図7に示すように、その径方向寸法が回転軸O方向において径方向リブ35に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、副永久磁石片43の外周面43bがリム部37のテーパ形状の内周面37aと係合する。
シャフト部36の外周面36aと磁性部材42及び副磁石片43との隙間に圧入される圧入リング50の外周面50aは、圧入リング50の径方向寸法が回転軸O方向において主永久磁石片41及び径方向リブ35に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、磁性部材42の内周面42a及び副永久磁石片43の内周面43aと係合する。すなわち、図2のVI−VI線断面では、図6に示すように、圧入リング50の径方向寸法が回転軸方向Oにおいて主永久磁石片41に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、磁性部材42の内周面42aと係合する。図2のVII−VII線断面では、図7に示すように、径方向リブ35に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、副永久磁石片43の内周面43aと係合する。
このように構成されたアキシャルギャップ型モータ10によれば、圧入リング50をシャフト部36の外周面36aと、磁性部材42及び副磁石片43と、の隙間に圧入することで、磁性部材42及び副磁石片43をリム部37の内周面37aに向けて付勢する。従って、高速回転時にロータフレーム33が変形した場合であっても、径方向隙間が生じにくい。また、例え径方向隙間が生じた場合であっても、リム部37の内周面37a及び圧入リング50の外周面50aのテーパ形状と、磁性部材42及び副永久磁石片43の外周面42b、43b及び内周面42a、43aのテーパ形状が係合することにより、ロータフレーム33に収容する磁性部材42及び副永久磁石片43をステータの磁気吸引力に対抗して保持することができる。
また、リム部37の径方向寸法が回転軸方向Oにおいて主永久磁石片41に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成されているので、剛性の高いリブ37との当接部においては薄肉化され、遠心力による影響を受けやすい軸方向両端部の剛性を確保することができる。これにより、高速回転時におけるロータフレーム33の変形を抑制できる。
また、シャフト部36の外周面36aには、隣接する径方向リブ35間に径方向外側に突出した段部36bが形成されているので、圧入時に、圧入リング50を段部36bに当接させることができる。これにより、圧入リング50の軸方向の位置決めをすることができる。
また、圧入リング50の外周面50aが圧入リング50の径方向寸法が回転軸O方向において主永久磁石片41及び径方向リブ35に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成されているので、圧入リング50の圧入荷重も低減される。これにより、高い圧入荷重を発生できる大型で高価な圧入装置が不要となるので、モータ10の製造コストを低減することができる。また、圧入時の途中焼付きなどの不具合の発生を防止することができる。さらに、圧入する際のガイドとして利用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、回転軸O方向の何れか一方側にのみステータ12を備えてもよいし、副磁石部32は回転軸O方向の何れか一方側にのみに副永久磁石片43を備えてもよい。
また、本発明のアキシャルギャップ型モータは、ハルバッハ型に限らず、変形例として図8に示すように副磁石部32に副永久磁石片43の代わりに非磁性部材63を配設してもよい。
本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態の全体斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータのロータを構成する磁石片と磁性部材の要部分解斜視図である。 図2に示すロータのVI−VI線に沿う軸方向断面図ある。 図2に示すロータのVII−VII線に沿う軸方向断面図ある。 本発明に係るアキシャルギャップ型モータの変形例の分解斜視図である。 特許文献2に記載のアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図9に示すロータの遠心力による変移を説明する軸方向断面図であり、(a)はロータフレームが変形していない状態の軸方向断面図、(b)はロータフレームが径方向外側に変形した状態の径方向断面図である。
符号の説明
10 アキシャルギャップ型モータ
11 ロータ
12 ステータ
31 主磁石部
32 副磁石部
33 ロータフレーム
35 径方向リブ
36 シャフト部
36a シャフト部の外周面
36b 段部
37 リム部
37a リム部の内周面
41 主永久磁石片
42 磁性部材
42a 磁性部材の内周面
42b 磁性部材の外周面
43 副永久磁石片
43a 副永久磁石片の内周面
43b 副永久磁石片の外周面
50 圧入リング(リング部材)
50a 圧入リングの外周面
63 非磁性部材
63a 非磁性部材の内周面
63b 非磁性部材の外周面
O 回転軸

Claims (3)

  1. 回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータは、
    周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブと、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部及びリム部と、を有するロータフレームと、
    回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置された主磁石片と、
    前記回転軸方向および前記径方向に直交する方向に磁化され、前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の副磁石片と、
    隣接する前記副磁石片間にそれぞれ配置される磁性部材と、
    前記シャフト部の外周面と、前記磁性部材及び前記副磁石片と、の径方向隙間に設けられたリング部材と、を備え、
    前記磁性部材の内周面及び外周面は、前記磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記主磁石片に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記副磁石片の内周面及び外周面は、前記副磁石片の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブに近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記リム部の内周面は、前記リム部の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記主磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記リング部材の外周面は、前記リング部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記主磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され
    前記磁性部材及び前記副磁石片の外周面は、前記リム部の内周面と係合し、
    前記磁性部材及び前記副磁石片の内周面は、前記リング部材の外周面と係合する、ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  2. 回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータは、
    周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブと、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部及びリム部と、を有するロータフレームと、
    回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置された磁石片と、
    前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の非磁性部材と、
    隣接する前記非磁性部材間にそれぞれ配置される磁性部材と、
    前記シャフト部の外周面と、前記磁性部材及び前記非磁性部材と、の径方向隙間に設けられたリング部材と、を備え、
    前記磁性部材の内周面及び外周面は、前記磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記磁石片に近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記非磁性部材の内周面及び外周面は、前記非磁性部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブに近づくに従って大きくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記リム部の内周面は、前記リム部の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され、
    前記リング部材の外周面は、前記リング部材の径方向寸法が前記回転軸方向において前記リブ及び前記磁石片に近づくに従って小さくなるようにテーパ形状に形成され
    前記磁性部材及び前記非磁性部材の外周面は、前記リム部の内周面と係合し、
    前記磁性部材及び前記非磁性部材の内周面は、前記リング部材の外周面と係合する、ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  3. 前記シャフト部の外周面には、隣接する前記リブ間に径方向外側に突出した段部が形成され、
    前記リング部材は、前記段部と当接することを特徴とする請求項1又は2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
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