JPS6019226B2 - 永久磁石同期電動機の回転子 - Google Patents
永久磁石同期電動機の回転子Info
- Publication number
- JPS6019226B2 JPS6019226B2 JP53160173A JP16017378A JPS6019226B2 JP S6019226 B2 JPS6019226 B2 JP S6019226B2 JP 53160173 A JP53160173 A JP 53160173A JP 16017378 A JP16017378 A JP 16017378A JP S6019226 B2 JPS6019226 B2 JP S6019226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnetic pole
- rotor
- joint
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は永久磁石同期電動機の回転子に関する。
極低温機器に用いるヘリウム液化機の圧縮機は従来往復
勤形のものが用いられていた。
勤形のものが用いられていた。
しかし運転の信頼性の点や潤滑油によるヘリウム汚染な
どがあり最近はターボ形のものが検討されている。ター
ボのものは効率上回転数は数万Ｒ．Ｐ．Ｍ．に達する超
高速の回転子が必要である。かかる電動機はかご形誘導
電動機よりも回転が安定で出力が大きく回転子の過熱が
少ないという特長から永久磁石同期電動機が検討されて
いる。しかして超高速機械であるため２極とするのが普
通であり、従来の永久磁石同期電動機の回転子を第１図
および第２図に示す。図において、１はアルニコ等の強
磁性材の円柱形の永久磁石、２は永久磁石１の外周にそ
の轍方向に沿って配置した磁性材の例えば９％Ｎｉ網の
セクタ状の磁極、３は磁極２の間に配置した非磁性材の
例えばオーステナィト系不銭綱の間隔片、４は非磁性材
の回転軸である。磁極２と間隔片３とは各２個を交互に
配置して２極を構成し、磁極２と間隔片３との接合部５
は鞠方向に例えばェレクトロビーム溶接して円筒状に溶
着し、軸万向の長さは永久磁石１より長くし、回転軸４
の鞠端の突部４ａに挿着し、回転軸４との接合部６を全
周方向に例えばェレクトロビーム溶接で溶着して一体に
なっている。回転子は超高速回転体であるため大きな遠
心力を受けるので、特に溶接部は接合全面にわたり完全
に行なわれることが必要である。
どがあり最近はターボ形のものが検討されている。ター
ボのものは効率上回転数は数万Ｒ．Ｐ．Ｍ．に達する超
高速の回転子が必要である。かかる電動機はかご形誘導
電動機よりも回転が安定で出力が大きく回転子の過熱が
少ないという特長から永久磁石同期電動機が検討されて
いる。しかして超高速機械であるため２極とするのが普
通であり、従来の永久磁石同期電動機の回転子を第１図
および第２図に示す。図において、１はアルニコ等の強
磁性材の円柱形の永久磁石、２は永久磁石１の外周にそ
の轍方向に沿って配置した磁性材の例えば９％Ｎｉ網の
セクタ状の磁極、３は磁極２の間に配置した非磁性材の
例えばオーステナィト系不銭綱の間隔片、４は非磁性材
の回転軸である。磁極２と間隔片３とは各２個を交互に
配置して２極を構成し、磁極２と間隔片３との接合部５
は鞠方向に例えばェレクトロビーム溶接して円筒状に溶
着し、軸万向の長さは永久磁石１より長くし、回転軸４
の鞠端の突部４ａに挿着し、回転軸４との接合部６を全
周方向に例えばェレクトロビーム溶接で溶着して一体に
なっている。回転子は超高速回転体であるため大きな遠
心力を受けるので、特に溶接部は接合全面にわたり完全
に行なわれることが必要である。
また永久磁石は材質的な許容温度は約５５００○以下で
あるので溶接熱の影響がないように特に注意する必要が
ある。しかしながら第１図に示す従来の回転子では次の
ような欠点があった。
あるので溶接熱の影響がないように特に注意する必要が
ある。しかしながら第１図に示す従来の回転子では次の
ような欠点があった。
すなわち、■円周方向の接合部６の溶接は外周から行う
が、内面に逃げがないので全面の均一な溶接が困難であ
り、特にカーボン含有の多い材料を使用した場合は溶接
不良を生じ易い。■回転軸４の突部４ａの鉄合部分の付
線の応力集中が大きい。■永久磁石１は接合部６の全周
溶接時に舷合部からの伝熱が大きく過熱するおそれがあ
る。本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、回転軸の
円周方向の接合部の溶接が完全に行なえ、永久磁石への
溶接熱の伝導が少なく、応力集中を生ずる部分をなくし
た永久磁石同期電動機の回転子を提供することを目的と
する。
が、内面に逃げがないので全面の均一な溶接が困難であ
り、特にカーボン含有の多い材料を使用した場合は溶接
不良を生じ易い。■回転軸４の突部４ａの鉄合部分の付
線の応力集中が大きい。■永久磁石１は接合部６の全周
溶接時に舷合部からの伝熱が大きく過熱するおそれがあ
る。本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、回転軸の
円周方向の接合部の溶接が完全に行なえ、永久磁石への
溶接熱の伝導が少なく、応力集中を生ずる部分をなくし
た永久磁石同期電動機の回転子を提供することを目的と
する。
以下本発明を図面に示す一実施例について説明する。
第３図および第４図において第１図および第２図と同じ
作用をする部品は同一符号としたので説明は省略する。
異なるところは磁極２と間隔片３は鞠方向長さを円柱状
の永久磁石１より長くし、且つ一方の端部に永久磁石１
の挿入時に位置決めするため内周側に突部２ａを設けて
ある。回転軸４の磁極２と間隔片３とに接合する側は内
周、外周共磁極２および間隔片３と同じ寸法の突部４ｂ
を設けて永久磁石亀と回転軸４との間に凹部を形成し、
両者を接合した場合に空隙を構成させる。７は前記空隙
を充填する非磁材の円板状のスペースであって、円周方
向の接合部６の位置に一致するように溝７ａが設けてあ
る。
作用をする部品は同一符号としたので説明は省略する。
異なるところは磁極２と間隔片３は鞠方向長さを円柱状
の永久磁石１より長くし、且つ一方の端部に永久磁石１
の挿入時に位置決めするため内周側に突部２ａを設けて
ある。回転軸４の磁極２と間隔片３とに接合する側は内
周、外周共磁極２および間隔片３と同じ寸法の突部４ｂ
を設けて永久磁石亀と回転軸４との間に凹部を形成し、
両者を接合した場合に空隙を構成させる。７は前記空隙
を充填する非磁材の円板状のスペースであって、円周方
向の接合部６の位置に一致するように溝７ａが設けてあ
る。
２ｂは永久磁石１の両端に相当する位贋に磁極２および
間隔片３に設けた気抜用の小孔「 ４ｃは回転軸４の突
部４ｂに凹部の底面の位直に半径方向に設け気抜用の小
孔である。
間隔片３に設けた気抜用の小孔「 ４ｃは回転軸４の突
部４ｂに凹部の底面の位直に半径方向に設け気抜用の小
孔である。
回転子の製作は先ず磁極２と間隔片３とを接合部５に沿
い軸方向にエレクトロンビーム溶接等で円筒状に溶着し
機械加工する。
い軸方向にエレクトロンビーム溶接等で円筒状に溶着し
機械加工する。
次は内側に永久磁石１を挿入し、スベーサ７を当綾ごせ
て冷いよめなどで鉄着する。次に回転軸４の突部４ｂを
同機にスペース７に鼓着し、円周方向の接合部６の全周
をエレクトロンビーム溶接等で落着し、外周を機械加工
して完成する。しかして、磁極２と間隔片３の突部２ａ
は永久磁石１の挿入の位置決めをし、反対側のスベーサ
７によって永久磁石１を鶴方向に移動しないように固定
する作用をしている。小孔２ｂおよび４ｃは接着時に内
部の空気を抜き、総７ａは接合部６の溶接時に溶接裏の
逃げの作用をするので溶接が完全に行なうことができる
。以上の様に本発明によれば、永久磁石同期電動機の回
転子において磁極と間隔片の軸方向の長さを中心の永久
磁石より長くし、回転子軸の磁極および間隔片に溶着さ
れる端部に内周外周共磁極および間隔片と同一寸法の突
部を設けて形成された凹部を設け、前記漆着部に一致す
る円周方向の溝を有する円板状のスべ−サを前記凹部に
挿入して前記溶着を行うようにしたので、スべ−サの溝
が円周接合部の溶接時に溶接裏の逃げとなって溶接を完
全に行なうことができ、永久磁石への熔接熱の伝導が少
なく、回転軸の端部には応力集中を生ずる部分が少ない
ので回転子の機械的強度が向上するなどのすぐれた効果
がある。
て冷いよめなどで鉄着する。次に回転軸４の突部４ｂを
同機にスペース７に鼓着し、円周方向の接合部６の全周
をエレクトロンビーム溶接等で落着し、外周を機械加工
して完成する。しかして、磁極２と間隔片３の突部２ａ
は永久磁石１の挿入の位置決めをし、反対側のスベーサ
７によって永久磁石１を鶴方向に移動しないように固定
する作用をしている。小孔２ｂおよび４ｃは接着時に内
部の空気を抜き、総７ａは接合部６の溶接時に溶接裏の
逃げの作用をするので溶接が完全に行なうことができる
。以上の様に本発明によれば、永久磁石同期電動機の回
転子において磁極と間隔片の軸方向の長さを中心の永久
磁石より長くし、回転子軸の磁極および間隔片に溶着さ
れる端部に内周外周共磁極および間隔片と同一寸法の突
部を設けて形成された凹部を設け、前記漆着部に一致す
る円周方向の溝を有する円板状のスべ−サを前記凹部に
挿入して前記溶着を行うようにしたので、スべ−サの溝
が円周接合部の溶接時に溶接裏の逃げとなって溶接を完
全に行なうことができ、永久磁石への熔接熱の伝導が少
なく、回転軸の端部には応力集中を生ずる部分が少ない
ので回転子の機械的強度が向上するなどのすぐれた効果
がある。
図面の総単な説明
第１図は従釆の永久磁石同期電動機の回転子を示す１部
欠載正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う縦断面図
、第３図は本発明の永久磁石同期電動機の回転子の−実
施例を示す１部欠戦正面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ線
に沿う縦断面図である。
欠載正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線に沿う縦断面図
、第３図は本発明の永久磁石同期電動機の回転子の−実
施例を示す１部欠戦正面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ線
に沿う縦断面図である。
１……永久磁石Ｌ ２・・…・磁石、３…・・・間隔片
、亀…・・・回転子、５・…・・接合部「 ６…・・・
接合部、７“・〇”スベーサ。
、亀…・・・回転子、５・…・・接合部「 ６…・・・
接合部、７“・〇”スベーサ。
第１図
第２図
第３図
第４図
Claims (1)
- １ 円柱形の永久磁石、この永久磁石の外周にその軸方
向に沿つて配置した磁性材の磁極と、この磁極の間に配
置した非磁性材の間隔片と、この間隔片と前記磁極の両
端部に接合した非磁性材の回転軸とからなり、前記磁極
と前記間隔片の軸方向の長さを前記永久磁石より長くし
、前記回転軸の前記磁極および前記間隔片に接合する側
は内周外周前記磁極と前記間隔片と同一寸法の突出を設
けて接合部に凹部を形成し、この凹部に接合部に一致す
る円周方向の溝を設けた非磁性材の円板状のスペースを
挿入して前記接合部を溶着したことを特徴する永久磁石
同期電動機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53160173A JPS6019226B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 永久磁石同期電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53160173A JPS6019226B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 永久磁石同期電動機の回転子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5588552A JPS5588552A (en) | 1980-07-04 |
| JPS6019226B2 true JPS6019226B2 (ja) | 1985-05-15 |
Family
ID=15709420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53160173A Expired JPS6019226B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 永久磁石同期電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6019226B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010010863A (ko) * | 1999-07-23 | 2001-02-15 | 구자홍 | 비엘디시 모터의 회전자구조 |
| JP6988699B2 (ja) * | 2018-05-31 | 2022-01-05 | 株式会社豊田自動織機 | 回転電機のロータ、及び回転電機 |
| JP2020089228A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 株式会社明電舎 | 回転電機のロータ及びその製造方法 |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP53160173A patent/JPS6019226B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5588552A (en) | 1980-07-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH02241339A (ja) | ターボチャージヤ直結回転機用永久磁石回転子 | |
| CN105191069B (zh) | 永磁体嵌入式旋转电机 | |
| JPH0424766Y2 (ja) | ||
| CN111478472A (zh) | 一种转子结构及采用该转子结构的电机、空压机 | |
| JPH0880015A (ja) | 回転電機 | |
| JPH06205554A (ja) | 同期回転電機の回転子 | |
| JPS6019226B2 (ja) | 永久磁石同期電動機の回転子 | |
| EP1521348B1 (en) | Electrical machine | |
| JP3659012B2 (ja) | 永久磁石型回転電機のロータ及びその製造方法 | |
| JP2000156946A (ja) | 永久磁石界磁形回転子 | |
| JP7080278B2 (ja) | ロータ、ロータの製造方法及び回転電機 | |
| MXPA01010235A (es) | Maquina electrica. | |
| JP3604900B2 (ja) | 静圧磁気複合軸受およびスピンドル装置 | |
| JP3073592U (ja) | 固定子構造 | |
| JPH05111201A (ja) | くし形回転電機の回転子 | |
| JPH051692Y2 (ja) | ||
| CN113224874B (zh) | 转子、转子的制造方法及旋转电机 | |
| RU2817342C1 (ru) | Машина с парамагнитной оболочкой и магнитом | |
| JPH0635647Y2 (ja) | 液中回転電機 | |
| JP4035791B2 (ja) | アウターロータ形ギャップワインデイングモータ | |
| JP2023532643A (ja) | 常磁性シェルと磁石を備えた機械 | |
| JPS61214736A (ja) | 密閉形圧縮機 | |
| JPS6149640A (ja) | 磁石式回転子 | |
| CN117639331A (zh) | 一种新型电机转子结构及电机 | |
| JPH057940B2 (ja) |