JPH0635647Y2 - 液中回転電機 - Google Patents
液中回転電機Info
- Publication number
- JPH0635647Y2 JPH0635647Y2 JP1987155309U JP15530987U JPH0635647Y2 JP H0635647 Y2 JPH0635647 Y2 JP H0635647Y2 JP 1987155309 U JP1987155309 U JP 1987155309U JP 15530987 U JP15530987 U JP 15530987U JP H0635647 Y2 JPH0635647 Y2 JP H0635647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- electric machine
- short
- balance ring
- balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Induction Machinery (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、回転軸の略中央に鉄心が嵌着され、かつこ
の鉄心の両側に短絡環がそれぞれ取付けられ、これらの
短絡環の側方にバランスリングが前記回転軸に嵌込み固
着され、そして、油モータの如く、液中に漬かりかつ電
機内部にも液体が侵入した状態で使用される液中回転電
機に関する。
の鉄心の両側に短絡環がそれぞれ取付けられ、これらの
短絡環の側方にバランスリングが前記回転軸に嵌込み固
着され、そして、油モータの如く、液中に漬かりかつ電
機内部にも液体が侵入した状態で使用される液中回転電
機に関する。
モータの回転子は一般に動釣合を得るためのバランスリ
ングが設けられる。油中モータの回転子についても同様
で第2図に示すものが公知である。図において、1は回
転可能に軸受2を介して左右両側をブラケットに支持さ
れる軸、3は軸の略中央に嵌着され両側に短絡環31を有
する鉄心、5は鉄心3の左右両側方にかつ短絡環31との
間に適当な隙間Sを設けて軸1に嵌着された鉄製円板状
のバランスリングである。
ングが設けられる。油中モータの回転子についても同様
で第2図に示すものが公知である。図において、1は回
転可能に軸受2を介して左右両側をブラケットに支持さ
れる軸、3は軸の略中央に嵌着され両側に短絡環31を有
する鉄心、5は鉄心3の左右両側方にかつ短絡環31との
間に適当な隙間Sを設けて軸1に嵌着された鉄製円板状
のバランスリングである。
上記回転子は油中モータとして組立てる前に、動釣合試
験機にかけ、バランスリング5の外周上に適当な大きさ
のバランス孔51をあけて動釣合が確保される。
験機にかけ、バランスリング5の外周上に適当な大きさ
のバランス孔51をあけて動釣合が確保される。
ところで従来の回転子は、バランスリング5が油中モー
タ内の油を攪拌し、隙間Sに矢印Aの如き油の流れを形
成させる。このために油中モータの運転ロスを増大させ
る欠点があった。
タ内の油を攪拌し、隙間Sに矢印Aの如き油の流れを形
成させる。このために油中モータの運転ロスを増大させ
る欠点があった。
上記欠点に対する対策として、第3図に示す如くバラン
スリング5を短絡環31端面に密着させることも考えられ
るが、この場合鉄心3に発生する磁束により、短絡環31
端面よりバランスリング5を通して洩れる洩れ磁束Pが
発生し好ましくない。また別の対策として、洩れ磁束P
が発生しない大きさにバランスリング5の外径を小さく
することも検討されたがこの場合には、回転子の動釣合
を得るために前述のバランスリング5に比べ格段に大き
いバランス孔51をあけることを必要とし実用上適当な対
策でない。
スリング5を短絡環31端面に密着させることも考えられ
るが、この場合鉄心3に発生する磁束により、短絡環31
端面よりバランスリング5を通して洩れる洩れ磁束Pが
発生し好ましくない。また別の対策として、洩れ磁束P
が発生しない大きさにバランスリング5の外径を小さく
することも検討されたがこの場合には、回転子の動釣合
を得るために前述のバランスリング5に比べ格段に大き
いバランス孔51をあけることを必要とし実用上適当な対
策でない。
この考案は、洩れ磁束Pの発生やバランス孔51が格段に
大きくなるなどの問題が生じず、油中モータの運転ロス
を減小させることのできる液中回転電機を提供すること
を目的とする。
大きくなるなどの問題が生じず、油中モータの運転ロス
を減小させることのできる液中回転電機を提供すること
を目的とする。
このような目的は、この考案によれば、冒頭で述べた種
類の液中回転電機において、バランスリングを非磁性材
料で形成し、かつ、回転軸と短絡環との間に形成された
空間を閉鎖するようにバランスリングを短絡環の端面に
当接させて回転軸に嵌着することによって達成される。
類の液中回転電機において、バランスリングを非磁性材
料で形成し、かつ、回転軸と短絡環との間に形成された
空間を閉鎖するようにバランスリングを短絡環の端面に
当接させて回転軸に嵌着することによって達成される。
回転軸と短絡環との間に形成された空間を閉鎖するよう
にバランスリングを短絡環の端面に当接させることによ
り前記矢印Aで示す油の流れが防止され、バランスリン
グが非磁性材料であることによって磁束洩れPが発生し
ない。
にバランスリングを短絡環の端面に当接させることによ
り前記矢印Aで示す油の流れが防止され、バランスリン
グが非磁性材料であることによって磁束洩れPが発生し
ない。
第1図はこの考案の実施例を示すもので、第2図および
第3図と共通あるいは同一の部分は同じ符号で示す。
第3図と共通あるいは同一の部分は同じ符号で示す。
第1図において、バランスリング5は適当な厚さの銅板
を使用し従来と略同じ外径に形成され、短絡環31の端面
に密着するように軸1に嵌着される。
を使用し従来と略同じ外径に形成され、短絡環31の端面
に密着するように軸1に嵌着される。
前述の構成において、バランスリング5の外周上にバラ
ンス孔51をあけて、回転子は従来と同様に動釣合が確保
される。また油中モータの運転時に、回転子は第2図の
矢印Aで示すような油の流れが生じずまたバランスリン
グ5が非磁性なので第4図に示す如き洩れ磁束Pが発生
しない。従って油中モータは極めて高い運転特性が得ら
れる。
ンス孔51をあけて、回転子は従来と同様に動釣合が確保
される。また油中モータの運転時に、回転子は第2図の
矢印Aで示すような油の流れが生じずまたバランスリン
グ5が非磁性なので第4図に示す如き洩れ磁束Pが発生
しない。従って油中モータは極めて高い運転特性が得ら
れる。
この考案によれば、バランスリングを非磁性材料で形成
し、かつ鉄心の側面に当接させて軸に嵌着するようにし
たので、回転子の動釣合を得るのに支障が生じず、また
液の攪拌による運転ロスの増大や、バランスリングを通
しての磁束洩れが防止できて液中電機は高い運転特性が
得られる。
し、かつ鉄心の側面に当接させて軸に嵌着するようにし
たので、回転子の動釣合を得るのに支障が生じず、また
液の攪拌による運転ロスの増大や、バランスリングを通
しての磁束洩れが防止できて液中電機は高い運転特性が
得られる。
第1図はこの考案の実施例の要部を示す断面図、第2図
は従来の液中回転電機の要部を示す断面図、第3図は洩
れ磁束の発生を示す説明図である。 1……軸、3……鉄心、5……バランスリング。
は従来の液中回転電機の要部を示す断面図、第3図は洩
れ磁束の発生を示す説明図である。 1……軸、3……鉄心、5……バランスリング。
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸の略中央に鉄心が嵌着され、かつこ
の鉄心の両側に短絡環がそれぞれ取付けられ、これらの
短絡環の側方にバランスリングが前記回転軸に嵌込み固
着され、そして液中に漬かりかつ電機内部にも液体が侵
入した状態で使用される液中回転電機において、前記バ
ランスリング(5)を非磁性材料で形成し、かつ、前記
回転軸(1)と短絡環(31)との間に形成された空間を
閉鎖するように前記バランスリング(5)を前記短絡環
(31)の端面に当接させて前記回転軸(1)に嵌着した
ことを特徴とする液中回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987155309U JPH0635647Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 液中回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987155309U JPH0635647Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 液中回転電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0161851U JPH0161851U (ja) | 1989-04-20 |
JPH0635647Y2 true JPH0635647Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31432824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987155309U Expired - Lifetime JPH0635647Y2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 液中回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635647Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS435781Y1 (ja) * | 1965-12-22 | 1968-03-13 | ||
JPS494646U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-16 | ||
JPS53100517U (ja) * | 1977-01-18 | 1978-08-14 |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP1987155309U patent/JPH0635647Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0161851U (ja) | 1989-04-20 |
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