JPS587821Y2 - 磁石発電機の回転子 - Google Patents

磁石発電機の回転子

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Publication number
JPS587821Y2
JPS587821Y2 JP10050877U JP10050877U JPS587821Y2 JP S587821 Y2 JPS587821 Y2 JP S587821Y2 JP 10050877 U JP10050877 U JP 10050877U JP 10050877 U JP10050877 U JP 10050877U JP S587821 Y2 JPS587821 Y2 JP S587821Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical body
rotor
magnet
outer periphery
disc
Prior art date
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Expired
Application number
JP10050877U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5426615U (ja
Inventor
河本孝人
成海英司
Original Assignee
澤藤電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 澤藤電機株式会社 filed Critical 澤藤電機株式会社
Priority to JP10050877U priority Critical patent/JPS587821Y2/ja
Publication of JPS5426615U publication Critical patent/JPS5426615U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石発電機の回転子で、とくに軸方向に着磁さ
れた円筒状のフェライト磁石と、この磁石の両側面にそ
れぞれ当接された一対の円板状継鉄と、この両継鉄の外
周にそれぞれ等間隔に突設されて交互に異極となるよう
に配設された爪形磁極とを有する回転子に関するもので
ある。
従来この種の回転子は第1図に示すようにステンレス鋼
などの非磁性材よりなる回転子軸1の外周に平行な刻み
目2を設け、これに軸方向に着磁された円筒状のフェラ
イト磁石3の両側面にそれぞれ当接した一対の円板状継
鉄4,5をそれぞれ嵌着するようにしていたが、これは
回転子軸1の全体を高価なステンレス鋼などの非磁性材
を用いるものであるから、製造コストが著るしく高価と
なり、実用には全く不向であるという欠点があった。
そこで、上記欠点を解消するため従来は第2図に示すよ
うにステンレス鋼より大巾に安価な炭素鋼などの磁性材
よりなる回転子軸11に平行な刻み目12を設け、これ
に安価なアルミ合金などの非磁性材よりなり、一端につ
ば部14を、他端には雄ネジ部15をそれぞれ設けた円
筒体13を嵌着し、この円筒体13の外周に第1図と同
様の軸方向に着磁されたフェライト磁石3および、その
磁石3の両側面にそれぞれ当接した一対の円板状継鉄4
,5を嵌挿すると共に、これらをナツト16で締め付は
固着するようにしたものが提案されている。
ところが、周知の通りフェライト磁石は一般に非常に硬
くかつ脆い性質を有するものであるから、前記ナツト1
6の締め付は時に亀裂が生じて破損するものがあり、ま
たその締め付は時に亀裂が発生するまでに致らなくとも
、その時に内部ひずみが生じ、これが発電機に装着され
てからの運転中における温度変化によるひずみなどが加
算されて亀裂が生じ破損に敗るものもあった。
そこで、上記フェライト磁石3の破損を防止するため、
ナツト16の締め付は力を減じるようにすると、今度は
発電機の回転速度の変動時に円筒体13の外周で両円板
状継鉄4,5が空転するという重大な欠点となるもので
ある。
本考案は上記の欠点を解消できる安価な回転子を提供す
ることをその目的とするもので、以下本考案−実施例を
示す第3図および第4図を参照して詳細に説明する。
この図において、回転子軸21は安価な炭素鋼などの磁
性材で形成されたものでその一部の外周に位置決め用の
大径部22を設けると共に、その大径部22の一方の外
周に平行な刻み目(平行ローレット)23が設けである
そして、その刻み目23の部分に安価なアルミ合金など
の非磁性材で形成された円筒体24が強固に嵌着されて
いる。
しかして、前記円筒体24は小外径筒部25と、大外径
筒部26と、つば部27とよシなり、このつば部27の
内面に当接するように一方の円板状継鉄28が前記大外
径筒部26に嵌挿され、取付ネジ29で固着されている
そして、前言し」1外径筒部25の外周に軸方向に着磁
されたフェライト磁石30を一方の側面が前記一方の円
板状継鉄28の内面に当接するように嵌挿し、その磁石
30の他方(第3図の左方)の側面に他方の内板状継鉄
31の内面を当接するように該継鉄31のボス部32が
前記回転子軸21の刻み目23の部分に強固に嵌着され
ている。
この場合前記継鉄31のボス部32の内面は円筒体24
の小外径筒部25の側面と当接するようになっているの
で、このボス部32を第3図に示す矢印×の方向にプレ
ス機械などで強力に押圧してもフェライト磁石30はそ
の押圧力により破壊されることは全くない。
な訃、符号28’ 、31’は前記両継鉄28゜30
の外周にそれぞれ等間隔に突設され交互に異極となるよ
う配設された爪形磁極を表している。
本考案−実施例の回転子は以上のように、一方の円板状
継鉄28は円筒体24のつば部27に取付ネジ29によ
りまた、他方の円板状継鉄31は回転軸21の刻み目2
3の部分にそのボス部32が強固に固着されているので
発電機の回転変動時に回転軸21に対して空転するよう
な事故は全くない。
なお、一方の円板状継鉄28が円筒体24の大外径筒部
26の外周に嵌挿しているのは第3図に示すように回転
軸21を介する漏洩磁束φの通過をなるべくすくなくす
るためである。
以上述べたように本考案によれば磁性材よりなる回転子
軸の外周に刻み目を設けると共に、これに非磁性材より
なる円筒体を嵌着し、この円筒体の外周に軸方向に着磁
されたフェライト磁石を固着するように一対の円板状継
鉄の一方を前記円筒体の一端に形成したつば部内面に当
接して固着し、他方を前記回転子軸に設けた刻み目部分
に嵌着するようにしたものであるから、その構成は簡単
で、第1図に示すように、回転子軸全体をステンレス鋼
のような高価なものを用いなくてもよいので、製造コス
トは安価であると共に、非常に硬くかつ脆い性質を有す
るフェライト磁石を破損することは全くなく、発電機の
回転変動などにより側円板状継鉄が回転子軸に対して空
転するという重大な事故は完全に防止できるなど、その
実用的顕著な効果大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来この種回転子の断面図、第3
図は本考案−実施例を示す回転子の断面図、第4図は第
3図の右側面図である。 図中、21は回転子軸、23は刻み目、24は円筒体、
27はつば部、28は一方の円板状継鉄、29は取付ネ
ジ、30はフェライト磁石、31は他方の円板状継鉄、
32はボス部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に着磁された円筒状のフェライト磁石と、この磁
    石の両側面にそれぞれ当接された一対の円板状継鉄とと
    の両継鉄の外周にそれぞれ等間隔に突設され交互に異極
    となるよう配設された爪形磁極とを有する磁石発電機の
    回転子において、磁性材よりなる回転子軸の外周に刻み
    目を設けると共に、これに非磁性材よりなる円筒体を嵌
    着しこの円筒体の外周に前記フェライト磁石を固着する
    ように、前記一対の円板状継鉄の一方は前記円筒体の一
    端に形成したつば部内面に当接して固着し、他方は前記
    回転子軸の外周に設けた刻み目部分に該継鉄のボス部を
    嵌着すると共に、このボス部の内面を前記円筒体の小外
    径筒部側面に当接して固着したことを特徴とする磁石発
    電機の回転子。
JP10050877U 1977-07-27 1977-07-27 磁石発電機の回転子 Expired JPS587821Y2 (ja)

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JP10050877U JPS587821Y2 (ja) 1977-07-27 1977-07-27 磁石発電機の回転子

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JP10050877U JPS587821Y2 (ja) 1977-07-27 1977-07-27 磁石発電機の回転子

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Publication Number Publication Date
JPS5426615U JPS5426615U (ja) 1979-02-21
JPS587821Y2 true JPS587821Y2 (ja) 1983-02-10

Family

ID=29038274

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JP10050877U Expired JPS587821Y2 (ja) 1977-07-27 1977-07-27 磁石発電機の回転子

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Cited By (2)

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JP2013183617A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Asmo Co Ltd ロータ及びモータ
US9276444B2 (en) 2012-02-15 2016-03-01 Asmo Co., Ltd. Rotor and motor

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JPS5426615U (ja) 1979-02-21

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