JP3073592U - 固定子構造 - Google Patents

固定子構造

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JP3073592U
JP3073592U JP2000003563U JP2000003563U JP3073592U JP 3073592 U JP3073592 U JP 3073592U JP 2000003563 U JP2000003563 U JP 2000003563U JP 2000003563 U JP2000003563 U JP 2000003563U JP 3073592 U JP3073592 U JP 3073592U
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JP
Japan
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convex teeth
rotor
magnetic pole
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stator
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国正 林
文喜 黄
徳財 ▲荘▼
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Delta Electronics Inc
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Delta Electronics Inc
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    • H02K1/14—Stator cores with salient poles
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    • H02K2201/12—Transversal flux machines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子が高速で回転する時に生じた振動を大
幅に低減することができ、モータの作動効率及び使用寿
命を向上させる固定子構造を提供する。 【解決手段】 固定子構造は、磁性材料により形成さ
れ、マグネットバンドを有する回転子に嵌合する固定子
構造において、実質的に所定の間隔で環状に配列され、
第一の平面上に形成された複数の上凸歯と、実質的に所
定の間隔で環状に配列され、複数の上凸歯の上側から見
て上凸歯との位置が互いに相補し、かつ第一平面に平行
する第二の平面上に形成された複数の下凸歯とを備え
る。複数の上凸歯或いは下凸歯の最外部は、回転子のマ
グネットバンド上側或いは下側位置と対向するように延
設され、磁力により回転子が回転する際の回転平衡を維
持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は固定子構造に関し、特に磁気によりモータ回転子の回転平衡を維持さ せ、振動を低減させる固定子構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、モータは固定子と回転子により構成され、固定子における磁界が交替 に変動することによって、回転子を回転させる。回転子が回転する時に、軸受を 介して固定子に連結された回転軸は、回転子の回転軸中心線を回る回転子を支持 するようになっている。
【０００３】 しかしながら、軸受には、クリアランスが必ず存在し、このクリアランスによ り回転子が高速で回転した際に発生する振動が、モータの作動効率及び使用寿命 を低減させる。
【０００４】 図１は、従来のモータの固定子を示す概略斜視図である。図１に示すように、 固定子１００は、磁性円筒１０１と、第一の平面上に略円環状に形成されている と共に、その内周が円筒１０１の上端外側に嵌合され、その外周が複数の上凸歯 が所定の間隔で配列された上磁極片１０２と、複数の上凸歯の上側から見て上凸 歯との位置が互いに相補し、かつ第一の平面に平行する第二の平面上に略円環状 に形成され、その内側が円筒１０１の下端外側に嵌合され、その外側が複数の下 凸歯が所定の間隔で配列されている下磁極片１０３と、上磁極片１０２、下磁極 片１０３と磁性円筒１０１との間に設けられた絶縁層８１０と、絶縁層８１０を とり囲むコイル８２０とを含む。
【０００５】 図２は、図１のモータの固定子と回転子との嵌合状態を示す説明図である。こ こで、図１と同一の部材は同一の符号で表す。回転子７００は、本体７０１と、 本体７０１の中心に連結された回転軸７０２と、本体７０１の内周に環状に配列 されたマグネットバンド７０３とを含む。回転子７００を固定子１００の中心線 回転させる軸受８３０は、回転軸７０２と磁性円筒１０１との間に設けられる。 マグネットバンド７０３とコイル８２０とは、互いに対向し、これにより、コイ ル８２０により生じた磁界方向の変動は、マグネットバンド７０３に作用し、回 転子７００を回転させる。
【０００６】 上述した従来の固定子は、三つの部材により構成され、磁性円筒と上下磁極片 との結合部は、磁気の伝導効果に影響を与え、更に、結合工程において、不適当 な組立てに起因して磁性円筒や上下磁極片の破損を招くという欠点を有する。
【０００７】 図３は、台湾特許第３３３７２３号公報に開示されているモータの固定子を示 す概略斜視図である。ここで、絶縁層及びコイルは図１と同様であるので、同一 の符号で表す。この固定子２００は、円環部２０１と、所定の間隔で円環部２０ １の外側に連結され、かつ、第一の平面上に形成された複数の上凸歯２０２と、 円環部２０１の周方向に沿って所定の間隔で配列され、複数の上凸歯２０２の上 側から見て上凸歯２０２との位置が互いに相補し、かつ第一の平面に平行する第 二の平面上に形成された複数の下凸歯２０３と、第一の平面と第二の平面との間 に配置され、一端が複数の上凸歯２０２と円環部２０１との連結端間における間 隔部に連結され、他端が複数の下凸歯２０３内側に連結され、磁路を形成するよ うに構成された複数の柱部２０４と、複数の上凸歯２０２と複数の下凸歯２０３ の間で、かつ、複数の柱部２０４上に設けられた絶縁層８１０と、絶縁層８１０ をとり囲むコイル８２０とを含む。
【０００８】 図４は、図３の固定子と回転子との嵌合状態を示す説明図である。ここで、回 転子は図２と同様であるので、同一の符号で表す。また、図３と同一の部材も同 一の符号で表す。
【０００９】 図４に示す固定子と回転子との嵌合状態は、図２と同一である。回転子７００ は本体７０１と、本体７０１の中心に連結された回転軸７０２と、本体７０１の 内周にはめこまれたマグネットバンド７０３とを含む。回転子７００を固定子２ ００の中心線を回転させる軸受８３０は、回転軸７０２と柱部２０４の内側との 間に設けられる。マグネットバンド７０３とコイル８２０とは、互いに対向して 、これにより、コイル８２０により生じた磁界方向の変動は、マグネットバンド ７０３を誘導し、回転子７００を回転させる。
【００１０】 上述した従来の技術は、固定子における磁路が一体に成形されているので、磁 力線の伝導効果を向上させることができるという利点を有するが、一般にモータ における回転子と固定子との間は、軸受のみで互いに連結され、軸受のクリアラ ンスにより振動を容易に引き起こすという欠点を解決していない。
【００１１】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、回転子が高速で回転する時に生じた振動を大幅に低減するこ とができ、モータの作動効率及び使用寿命を向上させる固定子構造を提供するこ とにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係わる固定子構造は、実質的に所定の間隔 で環状に配列され、第一の平面上に形成された複数の上凸歯と、実質的に所定の 間隔で環状に配列され、複数の上凸歯の上側から見て上凸歯との位置が互いに相 補し、かつ第一平面に平行する第二の平面上に形成された複数の下凸歯と、を備 え、 下凸歯或いは上凸歯の最外部は、回転子のマグネットバンド下側或いは上側位置 に対向するよう延設され、磁力により回転子が回転する際の回転平衡を維持させ ることを特徴とする。
【００１３】 本考案によれば、軸受で固定子と回転子を連結されると同時に、回転子と固定 子の周囲の磁力で回転子の回転平衡を維持させるので、回転子が回転する時に、 軸受のクリアランスにより生じた振動を大幅に低減することができると共に、固 定子の構造は変更されていないので、回転子の回転平衡を保持させるための余計 な工程或いは部材を増加する必要はない。
【００１４】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本考案に係る実施例における固定子構造を説明す る。
【００１５】 図５は、本考案に係る実施例における固定子構造を示す概略斜視図である。こ こで、前記した従来の技術と同一の部材は同一の符号で表す。図５に示すように 、本考案に係る実施例における固定子３００は、円環部３０１と、所定の間隔で 、円環部３０１の外側に連結され、かつ、第一の平面上に形成された複数の上凸 歯３０２と、円環部３０１の周方向に沿って所定の間隔で配列され、複数の上凸 歯３０２の上側から見て上凸歯３０２との位置が互いに相補し、かつ第一平面に 平行する第二の平面上に形成された複数の下凸歯３０３と、第一の平面と第二の 平面との間に配置され、一端が複数の上凸歯３０２と円環部３０１との連結端間 における間隔部に連結され、他端が複数の下凸歯３０３内側に連結され、磁路を 形成するように構成された複数の柱部３０４と、複数の上凸歯３０２と複数の下 凸歯３０３の間で、かつ複数の柱部３０４との間に形成された絶縁層８１０と、 絶縁層８１０をとり囲むコイル８２０とを備えている。
【００１６】 前記固定子は、図３の従来の固定子２００と類似しており、異なるのは、その 下凸歯３０３が更に外側に延設されていることである。
【００１７】 図６は、図５の固定子と回転子との嵌合状態を示す説明図である。ここで、前 記した従来の技術と同一の部材は同一の符号で表す。図６に示すように、下凸歯 ３０３の外部は外側に延設されているので、モータの回転子７００におけるマグ ネットバンド７０３の下面と対向することができる。これにより、各下凸歯３０ ３の最も外側はマグネットバンド７０３に対し、回転軸方向に磁力を発生させる 。
【００１８】 マグネットバンド７０３は、回転子７００に内周縁をとり囲まれているので、 回転軸方向の磁力は軸心を中心として対称となる。マグネットバンド７０３下側 に作用する回転軸方向の磁力により、回転子７００が回転した際に、回転軸が容 易に軸受８３０のクリアランスにより傾くことがなく、回転に際して回転子２０ ０の傾きによる振動を回避することができる。
【００１９】 また、上凸歯３０２と、円環部３０１と、柱部３０４と、下凸歯３０３とから なる磁路は一体に成形されているので、余計な部材や工程を不要にし、回転子７ ００の振動を低減することが可能である。
【００２０】 また、本考案は他の方式で実施することもできる。例えば、図１に示す従来の 固定子において、下磁極片の凸歯を外側に延設すれば、余計な固定子部材や工程 を増加することがなく、本考案の目的を達成することができる。また、図５及び 図６に示すような実施例において、上凸歯を外側に延設すれば、マグネットバン ドの上面と対向し、同一の機能を達成し、且つ本考案の要旨を逸脱しない。
【００２１】 以上、本考案の実施例について、図面を参照して説明したが、本考案は、これ に限定されることなく、様々の変更を加えることができることは言うまでもない 。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のモータの固定子を示す概略斜視図であ
る。
【図２】図１に示す固定子と回転子との嵌合状態を示す
説明図である。
【図３】従来の他の固定子を示す概略斜視図である。
【図４】図３に示す固定子と回転子との嵌合状態を示す
説明図である。
【図５】本考案に係る実施例における固定子を示す概略
斜視図である。
【図６】本考案に係る実施例における固定子と回転子と
の嵌合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１００…モータの固定子 １０１…円筒 １０２…上磁極片 １０３…下磁極片 ２００…固定子 ２０１…円環部 ２０２…上凸歯 ２０３…下凸歯 ２０４…柱部 ３００…固定子 ３０１…円環部 ３０２…上凸歯 ３０３…下凸歯 ３０４…柱部 ７００…回転子 ７０１…本体 ７０２…回転軸 ７０３…マグネットバンド ８１０…絶縁層 ８２０…コイル ８３０…軸受

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 磁性材料により形成され、マグネットバ
    ンドを有する回転子に嵌合する固定子構造において、 実質的に所定の間隔で環状に配列され、第一の平面上に
    形成された複数の上磁極凸歯と、 実質的に所定の間隔で環状に配列され、前記複数の上磁
    極凸歯の上側から見て上磁極凸歯との位置が互いに相補
    し、かつ前記第一平面に平行する第二の平面上に形成さ
    れた複数の下磁極凸歯と、を備え、 前記複数の下磁極凸歯の最外部は、前記回転子の前記マ
    グネットバンド下側位置に対向するよう延設され、磁力
    により前記回転子が回転する際の回転平衡を維持させる
    ことを特徴とする固定子構造。
  2. 【請求項２】 前記磁性材料は、ケイ素鋼プレートであ
    ることを特徴とする請求項１記載の固定子構造。
  3. 【請求項３】 磁性材料により形成され、マグネットバ
    ンドを有する回転子に嵌合する固定子構造において、 実質的に所定の間隔で環状に配列され、第一の平面上に
    形成された複数の上磁極凸歯と、 実質的に所定の間隔で環状に配列され、前記複数の上磁
    極凸歯の上側から見て上磁極凸歯との位置が互いに相補
    し、かつ前記第一平面に平行する第二の平面上に形成さ
    れた複数の下磁極凸歯と、を備え、 前記複数の上磁極凸歯の最外部は、前記回転子の前記マ
    グネットバンド上側位置に対向するよう延設され、磁力
    により前記回転子が回転する際の回転平衡を維持させる
    ことを特徴とする固定子構造。
  4. 【請求項４】 前記磁性材料はケイ素鋼プレートである
    ことを特徴とする請求項３記載の固定子構造。
JP2000003563U 1999-11-01 2000-05-26 固定子構造 Expired - Lifetime JP3073592U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW088218652U TW453574U (en) 1999-11-01 1999-11-01 Improved stator structure
TW88218652 1999-11-01

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JP3073592U true JP3073592U (ja) 2000-11-30

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ID=21655604

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JP2000003563U Expired - Lifetime JP3073592U (ja) 1999-11-01 2000-05-26 固定子構造

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DE (1) DE20006039U1 (ja)
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