JPH0654510A - ステッピングモータ - Google Patents
ステッピングモータInfo
- Publication number
- JPH0654510A JPH0654510A JP20275392A JP20275392A JPH0654510A JP H0654510 A JPH0654510 A JP H0654510A JP 20275392 A JP20275392 A JP 20275392A JP 20275392 A JP20275392 A JP 20275392A JP H0654510 A JPH0654510 A JP H0654510A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- exciting coil
- rotor magnet
- outer peripheral
- pole tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 径方向の寸法が小さく、磁気特性に優れた小
形ステッピングモータを得る。 【構成】 シャフト24の外周に固定されたロータマグ
ネット50の一端側には、外ヨーク28と内ヨーク34
とからなるヨーク100が配設され、他端側には外ヨー
ク38と内ヨーク44からなるヨーク200が配設され
ている。内ヨーク34のボビン部30外周にはコイル2
6が巻回され、内ヨーク44のボビン部40の外周には
コイル36が巻回されている。主軸24の軸線方向視に
おいて、外ヨーク28の極歯部28c、28cは、内ヨ
ーク34の極歯部32、32と直交して配置され、外ヨ
ーク38の極歯部38c、38c及び内ヨーク44の極
歯部42、42は、ヨーク100の各極歯部がなす空間
部を埋めるように配設されている。
形ステッピングモータを得る。 【構成】 シャフト24の外周に固定されたロータマグ
ネット50の一端側には、外ヨーク28と内ヨーク34
とからなるヨーク100が配設され、他端側には外ヨー
ク38と内ヨーク44からなるヨーク200が配設され
ている。内ヨーク34のボビン部30外周にはコイル2
6が巻回され、内ヨーク44のボビン部40の外周には
コイル36が巻回されている。主軸24の軸線方向視に
おいて、外ヨーク28の極歯部28c、28cは、内ヨ
ーク34の極歯部32、32と直交して配置され、外ヨ
ーク38の極歯部38c、38c及び内ヨーク44の極
歯部42、42は、ヨーク100の各極歯部がなす空間
部を埋めるように配設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小形ステッピングモ
ータの、ロータマグネットとヨークの形状、構造の改良
に関する。
ータの、ロータマグネットとヨークの形状、構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ロータに永久磁石(ロータ
マグネット)を用いたステッピングモータ(以下、「モ
ータ」という。)として、例えば図5に示すようなもの
が知られている。このモータは、主軸2の外周に円筒状
のロータマグネット4が装着され、このロータマグネッ
ト4の外周を覆うように、主軸2の軸線方向に沿って2
つのヨーク6、8が配設されている。
マグネット)を用いたステッピングモータ(以下、「モ
ータ」という。)として、例えば図5に示すようなもの
が知られている。このモータは、主軸2の外周に円筒状
のロータマグネット4が装着され、このロータマグネッ
ト4の外周を覆うように、主軸2の軸線方向に沿って2
つのヨーク6、8が配設されている。
【0003】ヨーク6、8は、ロータマグネット4を駆
動するための複数の極歯を有し、その内部にはこれら極
歯を励磁するためのコイル10、12が配設されてい
る。また、ロータマグネット4は、その外周に、軸線方
向に沿って形成されたS極部4a及びN極部4bが、周
方向に交互に配列されるように着磁されている。
動するための複数の極歯を有し、その内部にはこれら極
歯を励磁するためのコイル10、12が配設されてい
る。また、ロータマグネット4は、その外周に、軸線方
向に沿って形成されたS極部4a及びN極部4bが、周
方向に交互に配列されるように着磁されている。
【0004】ところで、上記のようなモータにおいて
は、径方向の寸法が大きく、狭い面積にモータを配置し
ようとする場合等に不便であり、より小形のモータが求
められていた。本発明は、上記の如き課題を解決するこ
とを目的とするものである。
は、径方向の寸法が大きく、狭い面積にモータを配置し
ようとする場合等に不便であり、より小形のモータが求
められていた。本発明は、上記の如き課題を解決するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸線回りに回
動自在に支持された主軸の外周部に、複数の磁極が形成
されたロータマグネットが軸線を一致させて装着され、
このロータマグネットの外周部に、前記複数の磁極に対
応した複数の極歯を有し励磁用コイルに接続された二つ
のヨークが、前記主軸の軸線方向に沿って設けられてな
るステッピングモータにおいて、前記2つの励磁用コイ
ルが前記ロータマグネットの両端側の該ロータマグネッ
トと重ならない位置にそれぞれ配設され、前記2つのヨ
ークのそれぞれは、前記励磁用コイルの外周側の磁束に
より励磁される外ヨークと、前記励磁用コイルの内周側
の磁束により励磁される内ヨークとから構成されたこと
を特徴とするものである。
動自在に支持された主軸の外周部に、複数の磁極が形成
されたロータマグネットが軸線を一致させて装着され、
このロータマグネットの外周部に、前記複数の磁極に対
応した複数の極歯を有し励磁用コイルに接続された二つ
のヨークが、前記主軸の軸線方向に沿って設けられてな
るステッピングモータにおいて、前記2つの励磁用コイ
ルが前記ロータマグネットの両端側の該ロータマグネッ
トと重ならない位置にそれぞれ配設され、前記2つのヨ
ークのそれぞれは、前記励磁用コイルの外周側の磁束に
より励磁される外ヨークと、前記励磁用コイルの内周側
の磁束により励磁される内ヨークとから構成されたこと
を特徴とするものである。
【0006】前記各外ヨークは、前記励磁用コイルの外
周部を覆う円筒部と、この円筒部から前記主軸の軸線方
向に延びて前記ロータマグネットの外周部に至る極歯部
(極歯)とを備えて構成され、前記各内ヨークは、内周
側に前記主軸が挿通され外周側に前記励磁用コイルが巻
回されるボビン部と、このボビン部の先端側に連なり前
記励磁用コイルの外周部に至る極歯部(極歯)とを備え
て構成されるようにしてもよい。
周部を覆う円筒部と、この円筒部から前記主軸の軸線方
向に延びて前記ロータマグネットの外周部に至る極歯部
(極歯)とを備えて構成され、前記各内ヨークは、内周
側に前記主軸が挿通され外周側に前記励磁用コイルが巻
回されるボビン部と、このボビン部の先端側に連なり前
記励磁用コイルの外周部に至る極歯部(極歯)とを備え
て構成されるようにしてもよい。
【0007】また、前記内ヨークの前記極歯部と前記ボ
ビン部との間、及び前記ボビン部と前記外ヨークとの間
には、これら内ヨークと外ヨークとの間に配置される前
記励磁用コイルの圧縮方向への移動を阻止する係合部が
形成された構成としてもよい。
ビン部との間、及び前記ボビン部と前記外ヨークとの間
には、これら内ヨークと外ヨークとの間に配置される前
記励磁用コイルの圧縮方向への移動を阻止する係合部が
形成された構成としてもよい。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例に係るモータ(以
下、「モータ」と略称する。)の構造を示す断面図であ
り、図2は図1のA−A線断面図である。
説明する。図1は、本発明の一実施例に係るモータ(以
下、「モータ」と略称する。)の構造を示す断面図であ
り、図2は図1のA−A線断面図である。
【0009】これらの図において、符号14は円筒状に
形成されたモータのケーシングであり、その内部には、
4つのキャップ材16、18、20、22が、互いに間
隔をあけてケーシング14に対して固定されている。そ
して、これらキャップ材16、18、20、22中に、
主軸24が、ケーシング14とその軸線を一致させて回
動自在に支持されている。
形成されたモータのケーシングであり、その内部には、
4つのキャップ材16、18、20、22が、互いに間
隔をあけてケーシング14に対して固定されている。そ
して、これらキャップ材16、18、20、22中に、
主軸24が、ケーシング14とその軸線を一致させて回
動自在に支持されている。
【0010】前記キャップ材16と18との間には、励
磁用コイル(以下、「コイル」という。)26が配設さ
れており、その外側には外ヨーク28が設けられてい
る。この外ヨーク28は、図1及び図3に示すように、
リング部28aと、このリング部28aに連なる円筒部
28bと、この円筒部28bの先端部の対向する2箇所
から主軸24の軸線方向に長さL1だけ延びる2つの極
歯部(極歯)28c,28cとからなるものである。な
お、図1においては便宜上、主軸24に対する左側部分
と右側部分とに対応する切断面は一致しておらず、か
つ、後述するロータマグネット50の中間点を境とし
て、その上側部分と下側部分とに対応する切断面も異な
っている。各要素間の周方向の位置関係は、後述する図
2に示すようになっている。
磁用コイル(以下、「コイル」という。)26が配設さ
れており、その外側には外ヨーク28が設けられてい
る。この外ヨーク28は、図1及び図3に示すように、
リング部28aと、このリング部28aに連なる円筒部
28bと、この円筒部28bの先端部の対向する2箇所
から主軸24の軸線方向に長さL1だけ延びる2つの極
歯部(極歯)28c,28cとからなるものである。な
お、図1においては便宜上、主軸24に対する左側部分
と右側部分とに対応する切断面は一致しておらず、か
つ、後述するロータマグネット50の中間点を境とし
て、その上側部分と下側部分とに対応する切断面も異な
っている。各要素間の周方向の位置関係は、後述する図
2に示すようになっている。
【0011】外ヨーク28の2つの極歯部28c,28
cは、図2に示すように、主軸24の軸線方向(以下、
「軸線方向」という。)視において、互いに対向する位
置に中心角が180度ずれるように形成されている。
cは、図2に示すように、主軸24の軸線方向(以下、
「軸線方向」という。)視において、互いに対向する位
置に中心角が180度ずれるように形成されている。
【0012】前記コイル26の内側には、略円筒状をな
すボビン部30と、このボビン部30の先端側端部に連
なり該ボビン部30の対向する2箇所から図1上、下方
に向けて延びる2つの極歯部32とからなる内ヨーク3
4が配設されている。この内ヨーク34と前記外ヨーク
28は、ヨーク100を構成している。内ヨーク34の
極歯部(極歯)32,32は、外ヨーク28と同様に、
軸線方向視において、互いに中心角が180度ずれるよ
うに形成されており、各極歯部32と前記外ヨーク28
の極歯部28cとは、中心角が90度ずれている(図
2)。
すボビン部30と、このボビン部30の先端側端部に連
なり該ボビン部30の対向する2箇所から図1上、下方
に向けて延びる2つの極歯部32とからなる内ヨーク3
4が配設されている。この内ヨーク34と前記外ヨーク
28は、ヨーク100を構成している。内ヨーク34の
極歯部(極歯)32,32は、外ヨーク28と同様に、
軸線方向視において、互いに中心角が180度ずれるよ
うに形成されており、各極歯部32と前記外ヨーク28
の極歯部28cとは、中心角が90度ずれている(図
2)。
【0013】ボビン部30の後端側外周部には、リング
状の突起部30aが形成されており、この突起部30a
の先端側に前記コイル26が巻回されている。また、係
合部30aの後端側には、外ヨーク28のリング部28
aの内径部が係合せしめられている。また、極歯部3
2,32の中央部に形成された貫通孔33の内径d1
と、ボビン部30の内径d2とは略同一に形成されてお
り、極歯部32はボビン部30を通過してコイル26側
へ移動できないようになっている。
状の突起部30aが形成されており、この突起部30a
の先端側に前記コイル26が巻回されている。また、係
合部30aの後端側には、外ヨーク28のリング部28
aの内径部が係合せしめられている。また、極歯部3
2,32の中央部に形成された貫通孔33の内径d1
と、ボビン部30の内径d2とは略同一に形成されてお
り、極歯部32はボビン部30を通過してコイル26側
へ移動できないようになっている。
【0014】前記外ヨーク28及び内ヨーク34は、と
もに強磁性体から構成されており、コイル26への通電
により、極歯部28c,28cはコイル26の外周側の
磁束により励磁され、極歯部32,32は内周側の磁束
により励磁され、互いに異なる極性に励磁されるように
なっている。
もに強磁性体から構成されており、コイル26への通電
により、極歯部28c,28cはコイル26の外周側の
磁束により励磁され、極歯部32,32は内周側の磁束
により励磁され、互いに異なる極性に励磁されるように
なっている。
【0015】前記キャップ材20と22との間には、前
述のキャップ材16と18との間に配設されたコイル2
6、外ヨーク28及び内ヨーク34と全く同様の、コイ
ル36、外ヨーク38及び内ヨーク44が、それぞれ配
設されている。外ヨーク38と内ヨーク44は、ヨーク
200を構成している。前記ヨーク100の極歯部28
c,28c,32,32とヨーク200の極歯部38
c,38c,42,42との軸線方向視における位置関
係は、図2に仮想引き出し線で示すように、上側の極歯
部28c,28c,32,32がなす空間部を、下側の
極歯部38c,38c,42,42が隙間なく埋めるよ
う、中心角が90度ずれた状態で配置されている。
述のキャップ材16と18との間に配設されたコイル2
6、外ヨーク28及び内ヨーク34と全く同様の、コイ
ル36、外ヨーク38及び内ヨーク44が、それぞれ配
設されている。外ヨーク38と内ヨーク44は、ヨーク
200を構成している。前記ヨーク100の極歯部28
c,28c,32,32とヨーク200の極歯部38
c,38c,42,42との軸線方向視における位置関
係は、図2に仮想引き出し線で示すように、上側の極歯
部28c,28c,32,32がなす空間部を、下側の
極歯部38c,38c,42,42が隙間なく埋めるよ
う、中心角が90度ずれた状態で配置されている。
【0016】前記キャップ材16と22の各内側には、
メタル軸受46、48がそれぞれ固定して設けられてお
り、これらメタル軸受46、48の内径部に前記主軸2
4が嵌挿されて回動自在に支持されている。
メタル軸受46、48がそれぞれ固定して設けられてお
り、これらメタル軸受46、48の内径部に前記主軸2
4が嵌挿されて回動自在に支持されている。
【0017】主軸24の中央外周部には、中空円柱状を
なし、両端にリング状体52及び54が固着されたロー
タマグネット50が、主軸24と軸線と一にする状態で
固設されている。ロータマグネット50は、前述の図5
に示したロータマグネット4と同様に、その外周に、軸
線方向に沿って形成されたS極部(磁極)及びN極部
(磁極)が、周方向に交互に配列されるように着磁され
ている(図示省略)。そして、このロータマグネット5
0の上側外周部をヨーク100の極歯部28c,28
c,32,32が覆い、下側外周部をヨーク200の極
歯部38c,38c,42,42が覆うように構成され
ている。
なし、両端にリング状体52及び54が固着されたロー
タマグネット50が、主軸24と軸線と一にする状態で
固設されている。ロータマグネット50は、前述の図5
に示したロータマグネット4と同様に、その外周に、軸
線方向に沿って形成されたS極部(磁極)及びN極部
(磁極)が、周方向に交互に配列されるように着磁され
ている(図示省略)。そして、このロータマグネット5
0の上側外周部をヨーク100の極歯部28c,28
c,32,32が覆い、下側外周部をヨーク200の極
歯部38c,38c,42,42が覆うように構成され
ている。
【0018】上記構成にかかるモータにおいては、コイ
ル26、36への通電を制御することにより、通常のモ
ータと同様に、ロータマグネット50の外周部の各磁極
と、ヨーク100及び200の極歯部との間に作用する
磁気力により、主軸24の正逆方向の回転運動を制御す
る。
ル26、36への通電を制御することにより、通常のモ
ータと同様に、ロータマグネット50の外周部の各磁極
と、ヨーク100及び200の極歯部との間に作用する
磁気力により、主軸24の正逆方向の回転運動を制御す
る。
【0019】上記のモータによれば、前述の従来のモー
タと異なり、ヨーク100、200を励磁するコイル2
6、36がロータマグネット50の両端側に配置されて
モータの径方向の寸法が小型化されるとともに、コイル
26及び36を用いてなる磁気回路の無駄な磁束漏れ
が、外ヨーク28,38及び内ヨーク34,44により
最小限に抑えられ、磁気特性及び効率が向上する。
タと異なり、ヨーク100、200を励磁するコイル2
6、36がロータマグネット50の両端側に配置されて
モータの径方向の寸法が小型化されるとともに、コイル
26及び36を用いてなる磁気回路の無駄な磁束漏れ
が、外ヨーク28,38及び内ヨーク34,44により
最小限に抑えられ、磁気特性及び効率が向上する。
【0020】また、上述のように、ボビン部30に対し
て外ヨーク28は図1上、下方に移動できず、内ヨーク
34の極歯部32は上方に移動できない構造となってい
るから、モータの組み立て時等において、モータに軸線
方向の力が加わっても、コイル26が外ヨーク28と内
ヨーク34との間で圧縮され、破損することがない。コ
イル36についても同様である。
て外ヨーク28は図1上、下方に移動できず、内ヨーク
34の極歯部32は上方に移動できない構造となってい
るから、モータの組み立て時等において、モータに軸線
方向の力が加わっても、コイル26が外ヨーク28と内
ヨーク34との間で圧縮され、破損することがない。コ
イル36についても同様である。
【0021】なお、図4に示すように、内ヨーク34の
極歯部32に、ボビン部30の上端部に嵌合する凹部
(係合部)32aを形成し、この凹部32aをボビン部
30に対して係合させる構成としてもよい。このような
構成とした場合には、上記実施例と同様にコイル26の
破損を防止できるとともに、モータ組み立て時の作業効
率を向上させることができる。
極歯部32に、ボビン部30の上端部に嵌合する凹部
(係合部)32aを形成し、この凹部32aをボビン部
30に対して係合させる構成としてもよい。このような
構成とした場合には、上記実施例と同様にコイル26の
破損を防止できるとともに、モータ組み立て時の作業効
率を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、2つの励磁用コイルがロータマグネットの両端側の
該ロータマグネットと重ならない位置にそれぞれ配設さ
れ、2つのヨークのそれぞれが、励磁用コイルの外周側
の磁束により励磁される外ヨークと、励磁用コイルの内
周側の磁束により励磁される内ヨークとからなる構成と
しているので、ロータマグネット駆動用の充分な磁気力
を確保しつつ、径方向の寸法の小さい小形(超小形)モ
ータを製造することができる。
ば、2つの励磁用コイルがロータマグネットの両端側の
該ロータマグネットと重ならない位置にそれぞれ配設さ
れ、2つのヨークのそれぞれが、励磁用コイルの外周側
の磁束により励磁される外ヨークと、励磁用コイルの内
周側の磁束により励磁される内ヨークとからなる構成と
しているので、ロータマグネット駆動用の充分な磁気力
を確保しつつ、径方向の寸法の小さい小形(超小形)モ
ータを製造することができる。
【0023】特に、各外ヨークが、励磁用コイルの外周
部を覆う円筒部と、この円筒部から主軸の軸線方向に延
びてロータマグネットの外周部に至る極歯部とを備えて
構成され、各内ヨークが、内周側に前記主軸が挿通され
外周側に前記励磁用コイルが巻回されるボビン部と、こ
のボビン部の先端側に連なり前記励磁用コイルの外周部
に至る極歯部とを備えてなる構成とした場合には、励磁
用コイルを用いてなる磁気回路の無駄な磁束漏れを最小
限に抑え、磁気特性に優れたモータとなる。
部を覆う円筒部と、この円筒部から主軸の軸線方向に延
びてロータマグネットの外周部に至る極歯部とを備えて
構成され、各内ヨークが、内周側に前記主軸が挿通され
外周側に前記励磁用コイルが巻回されるボビン部と、こ
のボビン部の先端側に連なり前記励磁用コイルの外周部
に至る極歯部とを備えてなる構成とした場合には、励磁
用コイルを用いてなる磁気回路の無駄な磁束漏れを最小
限に抑え、磁気特性に優れたモータとなる。
【0024】また、内ヨークの極歯部とボビン部との
間、及びボビン部と外ヨークとの間に、これら内ヨーク
と外ヨークとの間に配置される励磁用コイルの圧縮方向
への移動を阻止する係合部を形成することにより、モー
タの剛性を高められるとともに、モータに軸線方向の力
が加わっても、ロータマグネットの両端側に配置された
各励磁用コイルが破損することを防止することができ
る。
間、及びボビン部と外ヨークとの間に、これら内ヨーク
と外ヨークとの間に配置される励磁用コイルの圧縮方向
への移動を阻止する係合部を形成することにより、モー
タの剛性を高められるとともに、モータに軸線方向の力
が加わっても、ロータマグネットの両端側に配置された
各励磁用コイルが破損することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモータの構造を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の外ヨーク28を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るモータの部分構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】従来のモータの構成を示す側面図である。
24 主軸 26,36 励磁用コイル 28,38 外ヨーク 28b,38b 外ヨークの円筒部 28c,38c 外ヨークの極歯部 30,40 内ヨークのボビン部 30a,40a,32a 係合部 32,42 内ヨークの極歯部 34,44 内ヨーク 50 ロータマグネット 100,200 ヨーク
フロントページの続き (72)発明者 井上 暁 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社メカトロ・生産システ ム開発センター内
Claims (3)
- 【請求項1】軸線回りに回動自在に支持された主軸の外
周部に、複数の磁極が形成されたロータマグネットが軸
線を一致させて装着され、このロータマグネットの外周
部に、前記複数の磁極に対応した複数の極歯を有し励磁
用コイルに接続された二つのヨークが、前記主軸の軸線
方向に沿って設けられてなるステッピングモータにおい
て、 前記2つの励磁用コイルが前記ロータマグネットの両端
側の該ロータマグネットと重ならない位置にそれぞれ配
設され、 前記2つのヨークのそれぞれは、前記励磁用コイルの外
周側の磁束により励磁される外ヨークと、前記励磁用コ
イルの内周側の磁束により励磁される内ヨークとから構
成されたことを特徴とするステッピングモータ。 - 【請求項2】前記各外ヨークは、前記励磁用コイルの外
周部を覆う円筒部と、この円筒部から前記主軸の軸線方
向に延びて前記ロータマグネットの外周部に至る極歯部
とを備えて構成され、 前記各内ヨークは、内周側に前記主軸が挿通され外周側
に前記励磁用コイルが巻回されるボビン部と、このボビ
ン部の先端側に連なり前記励磁用コイルの外周部に至る
極歯部とを備えて構成されたことを特徴とする請求項1
記載のステッピングモータ。 - 【請求項3】前記内ヨークの前記極歯部と前記ボビン部
との間、及び前記ボビン部と前記外ヨークとの間には、
これら内ヨークと外ヨークとの間に配置される前記励磁
用コイルの圧縮方向への移動を阻止する係合部が形成さ
れたことを特徴とする請求項2記載のステッピングモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4202753A JP2750056B2 (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2006158088A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Nidec Copal Corp | ステッピングモータ |
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JPS62118752A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ステツピングモ−タ |
-
1992
- 1992-07-29 JP JP4202753A patent/JP2750056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JPWO2019186682A1 (ja) * | 2018-03-27 | 2020-10-22 | 三菱電機株式会社 | 電動機、圧縮機、送風機、及び冷凍空調装置 |
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