JP5276473B2 - プーリ構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、相対回転可能な2つの回転体を有するプーリ構造体に関する。
従来から、相対回転可能に連結された2つの回転体を有するプーリ構造体として、2つの回転体の一方に回転変動が生じたときに、その回転変動を減衰させるための構成を備えたものが知られている。
例えば、特許文献1に記載のプーリ構造体は、ベルトが巻回されるプーリ(第1回転体)と、プーリの内側において、このプーリに対して相対回転可能に設けられ、且つ、エンジンの出力軸に連結されるハブ(第2回転体)と、プーリとハブとを連結するゴム弾性体(ゴムカップリング)とを有する。そして、エンジンのトルク変動に応じてハブに回転変動が生じたときには、ハブとプーリの間のゴム弾性体が弾性変形することによって、その回転変動を吸収するように構成されている。
また、特許文献2に記載のプーリ構造体は、クランクシャフトに組み付けられたダンパ本体(第1回転体)と、ダンパ本体内側に設けられたダンパマス(第2回転体)とを有する。ダンパマスには、周方向に配置された複数の永久磁石が固定され、一方、ダンパ本体には、ダンパマスの複数の永久磁石と対向する銅板が固定されている。そして、クランクシャフトに生じた捩り振動に起因して、ダンパ本体とダンパマスの間に回転速度差が発生すると、永久磁石と銅板の間の速度差によって銅板に渦電流が発生する。このとき、銅板に発生した渦電流によって2つの回転体(ダンパ本体とダンパマス)の間に両者間の速度差を小さくするような力が作用し、ダンパ本体の回転変動が抑制される。
実開昭63−68540号公報 特開2002−286094号公報
しかし、特許文献1のプーリ構造体のように、2つの回転体がゴム弾性体で連結されている場合には、ゴム弾性体の経年劣化や疲労破壊に起因する故障が発生する。また、一方の回転体に過大な回転変動が生じたときには、ゴム弾性体にその弾性変形の範囲を超える過大な力が作用し、ゴム弾性体が破損してしまう虞もある。さらに、ゴム弾性体の弾性変形時の発音が問題になる場合もある。
一方、特許文献2のプーリ構造体のように、永久磁石と銅板との間の速度差に起因して銅板に生じる渦電流によって、2つの回転体に両者の速度差を小さくするような抑制力を作用させる構成では、ゴム弾性体を用いる必要がないことから、上述したような問題は生じない。しかし、渦電流により2つの回転体に作用させることのできる抑制力はかなり小さいものであり、一方の回転体に生じる回転変動が大きい場合には、その回転変動を速やかに減衰させることは困難である。
本発明の目的は、ゴム弾性体を使用することなく、回転体に生じた回転変動を速やかに減衰させることが可能なプーリ構造体を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明のプーリ構造体は、第1回転体と、前記第1回転体に対して相対回転可能な第2回転体と、前記第1回転体に設けられた第1磁石と、前記第2回転体に設けられた第2磁石を有し、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの少なくとも一方の磁石の、N,S磁極の少なくとも1つの磁極面に磁性体が連結され、前記磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの前記磁性体と連結されていない磁石の磁極面と、隙間を空けて対向し、前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体は、全て、前記第1回転体及び前記第2回転体の回転軸を中心とする略扇形の形状に形成され、前記磁性体の中心角が、前記第1磁石及び前記第2磁石の中心角よりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、第1磁石と第2磁石のうちの一方の磁石の、N,S磁極の少なくとも1つの磁極面から出る磁束が、この磁極面に連結された磁性体を通り、さらに、磁性体と隙間を空けて対向する、前記磁性体と連結されていない他方の磁石の磁極面へと流れるように、磁気回路が形成されている。この状態で、第1回転体と第2回転体の一方の回転体に回転変動が生じて、両者の間に回転速度差(位相差)が生じ、両回転体にそれぞれ設けられた第1磁石と第2磁石の位相(周方向位置)がずれたときには、前記一方の磁石と連結された磁性体と前記他方の磁石の間の隙間における磁束の向きが、両者が対向する方向に対して周方向に傾く。この傾きを解消するように(即ち、回転速度差を解消するように)第1回転体と第2回転体の間にトルクが作用するため、一方の回転体に生じた回転変動が減衰される。
ここで、第1磁石と第2磁石間に流れる磁束によって、第1回転体と第2回転体に回転速度差が小さくなるように作用するトルクは、従来の渦電流によって回転体に作用するトルクに比べると、はるかに強力である。そのため、一方の回転体に大きな回転変動が生じた場合でも、その回転変動を速やかに減衰させることが可能となる。また、回転変動を減衰するためにゴム弾性体を使用しないことから、ゴム弾性体の経年劣化や疲労破壊、あるいは、ゴム弾性体の弾性変形時の発音といった問題が生じない。
さらに、本発明では、第1回転体と第2回転体との間に比較的小さな回転速度差(位相差)が生じて、第1磁石と第2磁石の位相が周方向に少しずれても、磁性体内を通って隙間へ磁束が流れることから、磁性体と磁石との間の隙間における磁束の傾きが大きくならない。従って、2つの回転体の回転速度差が小さい場合に、この回転速度差を解消するように作用するトルクが大きくなりすぎることがなく、第1回転体と第2回転体の間で共振が発生するのを防止できる。
また、磁性体の中心角が、第1磁石及び第2磁石よりも小さい場合には、第1回転体と第2回転体との間に比較的小さな回転速度差が生じて、第1磁石と第2磁石とが周方向にわずかにずれる程度では、磁性体が、前記他方の磁石の磁極面と対向する状態が継続することになる。従って、磁性体と他方の磁石の間の隙間を流れる磁束の傾きが大きく変化することがない。
第2の発明のプーリ構造体は、前記第1の発明において、前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体により、2つの隙間を有する1つの磁気回路が形成されていることを特徴とするものである。
上述したように、第1回転体と第2回転体との間の回転速度差を解消するトルクは、磁石や磁性体の間の隙間を流れる磁束の向きが傾くことによって発生する。ここで、相対向する2種類の磁石のみで磁気回路が形成されていると、トルクを発生させる隙間を1つ形成するために磁石が2つ必要となり、1つの磁気回路の磁気抵抗が大きくなる傾向がある。一方、本発明では、2種類の磁石と磁性体とで構成される磁気回路が2つの隙間を有するため、磁石数を増やすことなく、大きなトルクを発生させることが可能となる。
また、1つの磁気回路に含まれる隙間が1つのみであると、その隙間において2種類の磁石間に作用する、引き合う方向、あるいは、反発する方向の磁力が、第1回転体と第2回転体に常に作用することになり、軸受等に無理な力が働く虞がある。本発明では、2種類の磁石と磁性体により、2つの隙間を有する1つの磁気回路が形成されており、2つの隙間において作用する磁力が互いに相殺される。そのため、軸受等に無理な力が働くことがなく、プーリ構造体の長寿命化が期待できる。
尚、第1磁石及び第2磁石と磁性体により、2つの隙間を有する磁気回路を形成するとともに、これら2つの隙間の双方において磁石同士が対向しない構成(磁石と磁性体が対向する構成)が好ましい。具体的には、前記第1磁石と前記第2磁石の一方の2つの磁極面に、2つの前記磁性体がそれぞれ連結され、前記一方の磁石に連結された前記2つの磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石の他方の2つの磁極面と、それぞれ隙間を空けて対向した構成とすることができる(第3の発明)。
第4の発明のプーリ構造体は、第1回転体と、前記第1回転体に対して相対回転可能な第2回転体と、前記第1回転体に設けられた第1磁石と、前記第2回転体に設けられた第2磁石を有し、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの少なくとも一方の磁石の、N,S磁極の少なくとも1つの磁極面に磁性体が連結され、前記磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの前記磁性体と連結されていない磁石の磁極面と、隙間を空けて対向し、
前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体により、2つの隙間を有する1つの磁気回路が形成され、前記第1磁石の一方の磁極面に前記磁性体が連結され、この磁性体は前記第2磁石の一方の磁極面と隙間を空けて対向し、前記第2磁石の他方の磁極面にも前記磁性体が連結され、この磁性体は前記第1磁石の他方の磁極面と隙間を空けて対向していることを特徴とするものである。
第5の発明のプーリ構造体は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記第1磁石は周方向に複数並べて配置されるとともに、前記第2磁石も周方向に複数並べて配置され、前記複数の第1磁石と前記複数の第2磁石は、共に、周方向に隣接する磁石間で磁化の方向が逆となっていることを特徴とするものである。
第1回転体と第2回転体の間に生じた回転速度差が大きい場合には、一方の磁石に連結された磁性体は、回転速度差がないときに対向していた他方の磁石に対して周方向に隣接する、別の磁石の磁極面と主に対向するようになる。このとき、周方向に隣接し磁化の方向が逆となる2つの前記他方の磁石と、磁性体の間でも、磁束が流れて安定した磁気回路が形成されるように、第1回転体と第2回転体との間にトルクが発生する(リラクタンストルク)。このリラクタンストルクは、第1磁石と第2磁石の位相差が大きい場合には、第1磁石と第2磁石と磁性体で磁気回路が形成されることによる上述したトルク(マグネットトルク)と同じ方向に作用するため、第1回転体と第2回転体の間の大きな回転速度差を迅速に収束させることができる。
本発明の実施形態に係る補機駆動システムの概略構成図である。 プーリ構造体の回転軸を含む面に関する断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 第1磁石からなる第1環状磁石体と第2磁石からなる第2環状磁石体を回転軸方向からみた図である。 図2に示される第1磁石、第2磁石、及び、磁性体を拡大した図である。 プーリとハブの間に回転速度差があるときの、プーリ構造体の図3相当の断面図である。 変更形態に係るプーリ構造体の、第1磁石、第2磁石、及び、磁性体を拡大した図である。 別の変更形態に係るプーリ構造体の、第1磁石、第2磁石、及び、磁性体を拡大した図である。 さらに別の変更形態に係るプーリ構造体の、第1磁石、第2磁石、及び、磁性体を拡大した図である。 実施例1の第1磁石、第2磁石、及び、2つの磁性体の配置を示す図である。 磁石のみで構成された比較例1の環状磁石体の斜視図である。 実施例1〜6のプーリ構造体の回転角とトルクの関係を示すグラフである。 比較例1のプーリ構造体の回転角とトルクの関係を示すグラフである。
次に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、自動車用エンジンの出力軸のトルクによって補機を駆動する、補機駆動システムに用いられるプーリ構造体に本発明を適用した一例である。
図1は本実施形態の補機駆動システムの概略構成図である。図1に示すように、補機駆動システム100は、エンジンの出力軸101(レシプロエンジンのクランクシャフトや、ロータリーエンジンのエキセントリックシャフト等)に連結された駆動プーリ105と、ウォーターポンプやオルタネータ等の各種補機にそれぞれ連結された従動軸(補機軸)102,103と、従動軸102に取り付けられた従動プーリ104と、従動軸103に取り付けられた、本実施形態に係るプーリ構造体1のプーリ2と、駆動プーリ105、従動プーリ104、及び、プーリ構造体1のプーリ2にわたって架け渡された伝動ベルト106とを有する。尚、本実施形態では、伝動ベルト106として、ベルト長手方向に沿って互いに平行に延びる複数のVリブ106aを有するVリブドベルトが用いられている(図2参照)。
出力軸101のトルクによって駆動プーリ105が回転駆動されると、その駆動プーリ105の回転により伝動ベルト106が駆動される。すると、この伝動ベルト106の走行に伴って、従動プーリ104やプーリ構造体1のプーリ2がそれぞれ回転駆動されることにより、従動軸102,103に連結されたウォーターポンプやオルタネータ等の補機がそれぞれ駆動される。
次に、出力軸101から伝動ベルト106を介して伝達されるトルクを従動軸(補機軸)103に伝える、本実施形態のプーリ構造体1について詳細に説明する。図2は本実施形態のプーリ構造体1の回転軸Cを含む面に関する断面図である。図2に示すように、プーリ構造体1は、伝動ベルト106が巻回される円筒形状のプーリ2(第1回転体)と、従動軸(補機軸)103に連結されるとともにプーリ2の内側に設けられたハブ3(第2回転体)を備えている。また、プーリ2とハブ3は軸受5を介して相対回転可能に連結されている。尚、図2における右側をプーリ構造体1の先端側、図2における左側(従動軸(補機軸)103側)をプーリ構造体1の基端側と定義して以下説明する。
プーリ2の外周部には、その周方向に沿って延びる複数のV溝11が形成されている。そして、伝動ベルト106は、その腹面側に形成された複数のVリブ106aが、複数のV溝11にそれぞれ係合した状態で、プーリ2の外周に巻回される。
ハブ3は、回転軸方向に沿って同軸状に並ぶ2つの円筒部材3a,3bを有し、これら2つの円筒部材3a,3bは図示しない部分において連結され、一体化されている。このハブ3の2つの円筒部材3a,3bには従動軸103の先端部が嵌挿され、ボルト等の適宜の連結手段によって従動軸103とハブ3とが相対回転不能に連結される。尚、プーリ2、及び、ハブ3を構成する2つの円筒部材3a,3bは、それぞれ非磁性材料(常磁性体や反磁性体、あるいは、反強磁性体)で形成されている。尚、非磁性材料としては、例えば、アルミニウム合金、チタン合金、あるいは、合成樹脂等を挙げられる。
2つの円筒部材3a,3bのうち、基端側に位置する円筒部材3aに軸受5が設けられ、この軸受5を介してプーリ2が円筒部材3aに回転自在に連結されている。一方、先端側に位置する円筒部材3bと、プーリ2との間には、環状の磁石収容室16が形成され、この磁石収容室16内に、プーリ2に固定された第1環状磁石体20と、ハブ3の円筒部材3bに固定された2つの第2環状磁石体21が収容されている。
図3は、図2のIII-III線断面図、図4は、第1環状磁石体20と第2環状磁石体21を回転軸方向から見た図である。第1環状磁石体20はその外周面においてプーリ2に固定されている。図3、図4に示すように、この第1環状磁石体20は、周方向に並べて配置された8つの第1磁石17で構成されている。また、各々の第1磁石17は、回転軸Cを中心とする中心角が45度の略扇形形状を有するものであり、その厚み方向(回転軸Cと平行な方向:図2の左右方向))に磁化されている。さらに、図4に示すように、周方向に隣接する第1磁石17間で、磁化の方向、即ち、回転軸方向における端面(磁極面)の磁極が、互いに逆になっている。
第2環状磁石体21はその内周面においてハブ3に固定されるとともに、第1環状磁石体20の内側に配置されている。図3、図4に示すように、この第2環状磁石体21は、周方向に並べて配置された8つの第2磁石18で構成されている。また、各々の第2磁石18は、回転軸Cを中心とする中心角が45度の略扇形形状を有するものであり、第1磁石17と同様に、その厚み方向(回転軸Cと平行な方向)に磁化されている。さらに、図4に示すように、周方向に隣接する第2磁石18間で、磁化の方向、即ち、回転軸方向における端面(磁極面)の磁極が、互いに逆になっている。
尚、第1磁石17と第2磁石18は、それぞれ永久磁石で構成されている。永久磁石としては、ネオジム、サマリウムコバルト、フェライト、アルニコ、プラチナ、クロム、鉄、マンガン、アルミニウム、プラセオジムなどを成分とするものを使用できる。
さらに、図2、図3に示すように、各第1磁石17の回転軸方向に関する両端面(磁極面)には、それぞれ磁性材料(好ましくは軟磁性材料)からなる2つの磁性体25(ヨーク)が連結されている。図3に示すように、磁性体25も、回転軸Cを中心とする略扇形形状を有するが、その中心角は、第1磁石17及び第2磁石18よりもやや小さくなっている。そして、各磁性体25の先端部(径方向外側端部)は第1磁石17の磁極面に固定されるとともに、磁性体25の基端部(径方向内側端部)は、第2磁石18の磁極面と隙間を空けて対向している。
また、磁性体25を構成する磁性材料としては、軟鉄やフェライト(Ni−Zn系フェライト、Mn−Zn系フェライト)等が挙げられる。他に、パーマロイ、センダスト、パーメンジュール、ケイ素鋼等が使用できる。
尚、本実施形態では、第1環状磁石体20はプーリ2の内周面に取り付けられているが、その取付方法としては、接着や、圧入、あるいは、ネジやボルト等による固定等の方法を採用できる。また、第2環状磁石体21は、ハブ3(円筒部材3b)の外周面に取り付けられているが、この第2環状磁石体21のハブ3への取付方法も、接着や、圧入、あるいは、ネジやボルト等による固定等の方法を採用できる。
次に、本実施形態のプーリ構造体1の作用について説明する。図3に示すように、プーリ2とハブ3の間に回転速度差(位相差)がない状態では、プーリ2に固定された第1環状磁石体20の8つの第1磁石17と、ハブ3に固定された第2環状磁石体21の8つの第2磁石18の、位相(周方向位置)が一致した状態である。このとき、第1磁石17の磁極面に連結された磁性体25は、第2磁石18の磁極面の、周方向に関する中央領域と対向した状態となる。
図5は、図2に示される、第1磁石17、第2磁石18、及び、磁性体25を拡大した図である。図5に示すように、回転軸方向に磁化された第1磁石17のN極から出た磁束Bは、このN極の磁極面に連結された磁性体25を通り、磁性体25から隙間27を通って第2磁石18のS極に至る。同じく、回転軸方向に磁化された第2磁石18のN極から流れ出た磁束Bは、隙間28を通って磁性体25へ流れ、磁性体25内を通って第1磁石17のS極に至る。即ち、第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25により、2つの隙間27,28を有する1つの磁気回路が形成されている。
プーリ2とハブ3との間に回転速度差がなく、第1磁石17と第2磁石18の間に位相(周方向位置)のずれがない状態では、第2磁石18と2つの磁性体25との2つの隙間27,28における磁束Bの向きは、回転軸Cの方向(第2磁石18と磁性体25が対向する方向)と平行となる。従って、第1環状磁石体20が設けられているプーリ2と、第2環状磁石体21が設けられているハブ3との間で、トルクは発生していない。
このように、プーリ2とハブ3が一体的に回転している状態から、エンジンで発生したトルク変動がベルト106を介して伝達されて、プーリ2に回転変動が生じると、プーリ2とハブ3の間には回転速度差(位相差)が生じる。
図6は、プーリ2とハブ3との間に回転速度差が生じたときの、プーリ構造体1の断面図である。図6に示すように、プーリ2とハブ3との間に回転速度差が生じると、プーリ2に固定された第1磁石17と、ハブ3に固定された第2磁石18の、位相(周方向位置)がずれることになる。このとき、第1磁石17と連結された2つの磁性体25と、第2磁石18の間の、2つの隙間27,28における磁束Bの向きが、回転軸Cの方向(第2磁石18と磁性体25が対向する方向)に対して、周方向に傾く。従って、この傾きを解消するように(即ち、回転速度差を解消するように)プーリ2とハブ3の間にトルクが作用するため、プーリ2に生じた回転変動が減衰される。
ここで、プーリ2とハブ3に、両者の間の回転速度差が小さくなるように作用する、第1磁石17と第2磁石18の間の磁力は、従来の渦電流によって回転体に作用する抑制力に比べると、はるかに強力である。そのため、プーリ2に大きな回転変動が生じた場合でも、その回転変動を速やかに減衰させることが可能となる。また、回転変動を減衰するためにゴム弾性体を使用しないことから、ゴム弾性体の経年劣化や疲労破壊、あるいは、ゴム弾性体の弾性変形時の発音といった問題が生じない。
さらに、本実施形態のプーリ構造体1においては、第1磁石17の磁極面に磁性体25が連結され、この磁性体25が第2磁石18の磁極面と隙間27,28を空けて対向している。そして、プーリ2とハブ3の間に生じた回転速度差が比較的小さく、第1磁石17と第2磁石18の位相のずれが小さい場合には、図6に示すように、第1磁石17に連結された磁性体25は、第2磁石18の磁極面の周方向端部と対向した状態となる。このとき、第1磁石17のN極から出た磁束は、第2磁石18の周方向端部と対向する磁性体25内を通って隙間27へ磁束が流れる。そのため、隙間27,28における磁束の、回転軸方向に対する周方向への傾きは、2つの磁石の磁極面同士が隙間を空けて直接対向しているような構成と比べると、それほど大きくはならない。従って、プーリ2とハブ3の回転速度差が小さい場合に、この回転速度差を解消するように作用するトルクが大きくなりすぎることがなく、プーリ2とハブ3の間で共振が発生するのを防止できる。
特に、図3、図6に示すように、磁性体25の中心角が、第1磁石及び第2磁石よりも小さくなっていると、第1磁石17と第2磁石18の位相がわずかにずれた程度では、磁性体25が、第2磁石18の磁極面とのみ対向した状態が継続することになる。そのため、磁性体25と第2磁石18の間の隙間27,28を流れる磁束が、回転軸方向に対して周方向に大きく傾くことはない。
逆に、プーリ2とハブ3の間に生じた回転速度差が比較的大きい(図3、図6の例では、45度以上)場合には、第1磁石17に連結された磁性体25は、回転速度差がないときに対向していた第2磁石18に隣接する、別の第2磁石18と主に対向するようになる。このとき、周方向に隣接し、磁化の方向が逆となる2つの第2磁石18と、2つの磁性体25の間でも安定した磁気回路が形成されるように、プーリ2とハブ3の間にトルクが発生する(リラクタンストルク)。このリラクタンストルクは、磁気回路が最も安定する角度(上の例では45度)に位相差が収束する方向に作用する。そして、位相差が前記角度以上である場合には、このリラクタンストルクの方向は、第1磁石17と第2磁石18と磁性体25で磁気回路が形成されることによる上述したトルク(マグネットトルク)と同じ方向となるため、トルクの総和が大きくなる。従って、プーリ2とハブ3の間の大きな回転速度差を迅速に収束させることができる。
さらに、本実施形態のプーリ構造体1においては、第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25によって、2つの隙間27,28を有する1つの磁気回路が形成されている。これによれば、以下の効果が得られる。
プーリ2とハブ3の間の回転速度差を解消するトルクは、磁石や磁性体の間の隙間を流れる磁束が、磁石等が対向する方向(ここでは回転軸方向)に対して周方向に傾くことによって発生する。ここで、相対向する2種類の磁石のみで1つの磁気回路が形成されている場合には、トルクを発生させる隙間を1つ形成するために磁石が2つ必要となり、回路の磁気抵抗が大きくなる傾向がある。一方、本実施形態の構成では、2種類の磁石17,18と磁性体25とで構成される磁気回路が2つの隙間27,28を有するため、磁石数を増やすことなく、より大きなトルクを発生させることが可能となる。
また、1つの磁気回路の隙間が1つのみであると、その1つの隙間において2種類の磁石17,18間に作用する、引き合う方向、あるいは、反発する方向の磁力が、プーリ2とハブ3に作用することで、軸受5等に無理な力が働く虞がある。本実施形態では、2種類の磁石17,18と2つの磁性体25により、2つの隙間27,28を有する1つの磁気回路が形成されており、2つの隙間27,28において作用する磁力が互いに相殺される。具体的には、図5において、図中右側の隙間27と左側の隙間28において、それぞれ、磁性体25と第2磁石18の間に引き合う方向の磁力が作用するため、互いに相殺される。そのため、軸受5等に無理な力が働くことがなく、プーリ構造体1の長寿命化が期待できる。
尚、本実施形態では、第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25によって形成された1つの磁気回路の、2つの隙間27,28の両方が、磁石(第2磁石18)と磁性体25によって形成された隙間となっている。2つの隙間のうち一方を、第1磁石17と第2磁石18の磁極面同士が直接対向するような隙間としてもよいのだが、そのような構成と比べると、本実施形態では、両方の隙間において、位相差が小さいときの磁束の傾きを小さく抑える効果が得られ、共振を防止する効果が大きくなる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]第1磁石17、第2磁石18、及び、磁性体25のサイズ、形状、数、材質、配置等は、プーリやハブの形状や発生しうる回転変動の程度等に応じて、適宜変更可能である。
1つの環状磁石体20,21を構成する磁石17,18や磁性体25の数は8つである必要はなく、適宜変更できる。別の言い方をすれば、略扇状に形成された磁石17,18や磁性体25の中心角を、前記実施形態とは別の角度に変更してもよい。
また、第1磁石17や第2磁石18が周方向全周にわたって配置されて環状の磁石体を構成している必要はなく、周方向一部分にのみ磁石17,18が配置された構成であってもよい。
2]磁性体25の配置を、前記実施形態から適宜変更することも可能である。例えば、図7に示すように、第1磁石17のN極の磁極面に磁性体25aが連結され、この磁性体25aが第2磁石18のS極の磁極面と隙間27を空けて対向する一方で、第2磁石18のN極の磁極面にも磁性体25bが連結され、この磁性体25bが第1磁石17のS極の磁極面と隙間28を空けて対向するように構成されてもよい。この場合でも、第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25a,25bにより、磁性体25と磁石17,18とに挟まれる隙間27,28を2つ有する1つの磁気回路が形成される。
あるいは、図8に示すように、第1磁石17が、N極の磁極面に連結された磁性体25を介してプーリ2に固定されるとともに、ハブ3に固定された第2磁石18が第1磁石17と回転軸Cの方向に隙間27を空けて配置された上で、さらに、磁性体25が第2磁石のS極の磁極面と隙間28を空けて対向するように構成されてもよい。この場合でも、第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25により、隙間27,28を2つ有する1つの磁気回路が形成される。但し、この形態では、一方の隙間27は、第1磁石17と第2磁石18が直接対向する隙間となっている。
3]第1磁石17と第2磁石18は、回転軸方向に磁化されたものには限られず、図9に示すように、回転軸Cと直交する径方向に磁化されたものであってもよい。
4]プーリ2に生じた回転変動が非常に大きいと、第1磁石17と第2磁石18との間の磁力だけでは回転変動をすぐに減衰させることができないこともあり得る。そこで、プーリ2とハブ3との位相差が一定の角度に達したときに、それ以上の位相差の増大を抑制するストッパー構造が設けられてもよい。例えば、プーリ2の内周面とハブ3の内周面にそれぞれ突出部が設けられ、プーリ2とハブ3の位相差が一定の角度となったときに両者の突出部が周方向に当接(係合)することによりプーリ2とハブ3とを一体回転させ、位相差が増大する方向への相対回転するのを防止するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態として、エンジンの補機駆動システムのプーリ構造体に本発明を適用した一例について説明したが、本発明の適用対象はこれに限られるものではない。例えば、建築建材、家具、機械装置などの分野において、窓、ドア、蓋等の開閉部材の開閉角度に応じてトルクを変化させるために使用されるプーリ構造体など、様々な用途に使用されるプーリ構造体にも適用することが可能である。
次に、本発明の具体的な実施例について比較例と共に説明する。
(実施例1)
プーリ2に設けられる第1磁石17としては、外径52mm、内径42mm、厚み20mmで、中心角60度の扇形の形状を有し、厚み方向に着磁されたネオジム磁石を6個使用した。第1磁石17に連結される磁性体25としては、外径52mm、内径26mm、第1磁石17と連結される部分(薄部)の厚み6mm、第2磁石18と対向する部分(厚部)の厚み8.2mmで、中心角56度の扇形の形状を有する、軟磁性体SUY(軟鉄)製のものを使用した。ハブ3に設けられる第2磁石18としては、外径40mm、内径22mm、厚み15mmで、中心角60度の扇形の形状を有し、厚み方向に着磁されたネオジム磁石を6個使用した。
そして、6個の第1磁石17を、非磁性体SUS304製のプーリ2の内周面に環状に固定するとともに、各第1磁石17の一方の磁極面と外径を合わせて磁性体25を固定した。次に、6個の第2磁石18を、非磁性体SUS304製のハブ3の外周面に環状に固定し、このハブ3を軸受を介してプーリ2に圧入した。最後に、各第1磁石17の他方の磁極面と外径を合わせて磁性体25を固定した。これにより、各第1磁石17の2つの磁極面に2つの磁性体25がそれぞれ連結され、2つの磁性体25と各第2磁石18の2つの磁極面とが隙間(0.3mm)を空けて対向した、プーリ構造体を作製した(即ち、図3において磁石17,18や磁性体25の数を6個とした構成)。図10に、実施例1の第1磁石17、第2磁石18、及び、2つの磁性体25の配置を示す。尚、図10の寸法単位はmmである。
(実施例2〜6)
磁性体25の中心角を、実施例2では50度、実施例3では40度、実施例4では30度、実施例5では20度、実施例6では10度とした。上記以外は実施例1と同じ仕様とした。
(比較例1)
図11に示すように、外径58mm、内径26mm、厚み6mm、中心角が45度で、回転軸Cの方向に磁化された第1磁石17を8個周方向に並べて第1環状磁石体120を構成した。また、第1磁石17と同形状で、同様に回転軸Cの方向に磁化された第2磁石18を8個周方向に並べて第2環状磁石体121を構成した。そして、1つの第1環状磁石体120を2つの第2環状磁石体121で回転軸Cの方向に関して挟むように、3つの環状磁石体121,120,121を配置した。尚、周方向に並ぶ8個の磁石17(18)は、隣接する磁石間で、別の環状磁石体との対向面(図11の左右側面)の磁極が反対となるように配置されている。また、左右2つの環状磁石体121の、環状磁石体120と対向していない面に、バックヨークとして外径56mm、内径24mm、厚み5mmのS25C材を取り付けた。
上述した実施例1〜6のプーリ構造体のそれぞれについて、プーリとハブの位相差とトルクとの関係を求めた。具体的には、ハブに装着された回転軸をトルクメータ(石戸電気製作所製:トルク測定機)の回転軸に挿入して、ハブをトルクメータと一体に回転可能とする一方で、プーリの表面を回転不能に機械的に固定した。この状態で、トルクメータを1.5rpmで反時計回り(正転)に回転させたときの、回転角とトルクの関係を求めた。その結果を図12(実施例1〜6)、図13(比較例1)に示す。
図12、図13に示すように、周方向に磁化された磁石と磁性体とを組み合わせた実施例1〜6では、回転角の小さい初期のトルク変化率(傾き)が、比較例1(約1.2Nm/degree)と比べてかなり小さくなっている。つまり、プーリ2とハブ3の回転速度差が小さいときのトルクが小さく抑えられており、共振が起こりにくい。
1 プーリ構造体
2 プーリ
3 ハブ
17 第1磁石
18 第2磁石
25 磁性体
27,28 隙間

Claims (5)

  1. 第1回転体と、
    前記第1回転体に対して相対回転可能な第2回転体と、
    前記第1回転体に設けられた第1磁石と、
    前記第2回転体に設けられた第2磁石を有し、
    前記第1磁石と前記第2磁石のうちの少なくとも一方の磁石の、N,S磁極の少なくとも1つの磁極面に磁性体が連結され、
    前記磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの前記磁性体と連結されていない磁石の磁極面と、隙間を空けて対向し、
    前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体は、全て、前記第1回転体及び前記第2回転体の回転軸を中心とする略扇形の形状に形成され、
    前記磁性体の中心角が、前記第1磁石及び前記第2磁石の中心角よりも小さいことを特徴とするプーリ構造体。
  2. 前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体により、2つの隙間を有する1つの磁気回路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプーリ構造体。
  3. 前記第1磁石と前記第2磁石の一方の2つの磁極面に、2つの前記磁性体がそれぞれ連結され、
    前記一方の磁石に連結された前記2つの磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石の他方の2つの磁極面と、それぞれ隙間を空けて対向していることを特徴とする請求項2に記載のプーリ構造体。
  4. 第1回転体と、
    前記第1回転体に対して相対回転可能な第2回転体と、
    前記第1回転体に設けられた第1磁石と、
    前記第2回転体に設けられた第2磁石を有し、
    前記第1磁石と前記第2磁石のうちの少なくとも一方の磁石の、N,S磁極の少なくとも1つの磁極面に磁性体が連結され、
    前記磁性体は、前記第1磁石と前記第2磁石のうちの前記磁性体と連結されていない磁石の磁極面と、隙間を空けて対向し、
    前記第1磁石、前記第2磁石、及び、前記磁性体により、2つの隙間を有する1つの磁気回路が形成され、
    前記第1磁石の一方の磁極面に前記磁性体が連結され、この磁性体は前記第2磁石の一方の磁極面と隙間を空けて対向し、
    前記第2磁石の他方の磁極面にも前記磁性体が連結され、この磁性体は前記第1磁石の他方の磁極面と隙間を空けて対向していることを特徴とするプーリ構造体。
  5. 前記第1磁石は周方向に複数並べて配置されるとともに、前記第2磁石も周方向に複数並べて配置され、
    前記複数の第1磁石と前記複数の第2磁石は、共に、周方向に隣接する磁石間で磁化の方向が逆となっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のプーリ構造体。
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