JP6986789B2 - 化合物、その薬学的に許容される塩、化合物の使用および医薬組成物 - Google Patents

化合物、その薬学的に許容される塩、化合物の使用および医薬組成物 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
この出願は、2017年11月10日に出願された米国仮出願番号62/584,466号および2018年5月29日に出願された62/677,391号に基づく優先権を主張する。これらはすべて、その全体が参照することで本明細書に援用される。
(技術分野)
本開示は、TRKキナーゼ阻害剤としての(R、1E、1E)−3−フルオロ−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラザリジナシクロオクタファン−8−オン(化合物1−8)誘導体のような大環状化合物、およびそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。本開示はまた、癌、慢性疼痛、感染症、神経変性疾患、および特定の感染症を治療するための化合物および組成物の使用に関する。
ニューロトロフィン受容体のTRKファミリー、TRKA、TRKB、およびTRKC(それぞれNTRK1、NTRK2、およびNTRK3遺伝子にコードされる)、およびそれらのニューロトロフィンリガンドは、ニューロンの成長、分化、および生存を調節する。NTRKキナーゼドメインに関与する転座、TRKリガンド結合部位に関する変異、NTRKの増幅、TRKスプライスバリアント、オートクリン型/パラクリン型シグナル伝達は、さまざまな種類の腫瘍で説明されており、腫瘍形成の要因となる可能性がある。特に、ゲノム再構成は、この受容体ファミリーの発癌活性化の最も一般的なメカニズムであり、MAPKおよびAKT下流経路の活性化を通じて持続的な癌細胞増殖をもたらす。NTRK1、NTRK2、およびNTRK3遺伝子の再編成は、肺癌および結腸直腸癌を含むさまざまな腫瘍で起こる。小児悪性腫瘍では、NTRK遺伝子融合は非常にまれな腫瘍で高頻度で起こるか、またはより一般的な腫瘍で低頻度で起こる。癌化したTRKA、TRKB、またはTRKCキナーゼの薬理学的阻害により、関連する臨床抗腫瘍活性が示されている。
さらに、TRK経路は、痛み、炎症性疾患、神経変性疾患、感染症、および骨疾患との関連が示されている。
したがって、TRKキナーゼファミリーの活性を阻害する小分子の同定および開発は、癌をはじめとするさまざまなTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療のための効果的な治療アプローチとして期待されている。
本開示は、いくつかの任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オンのような、大環状環系内に少なくとも2つの環を含む、いくつかの任意に置換された大環状化合物に関する。例えば、いくつかの実施形態は、化合物、またはその薬学的に許容される塩を含み、化合物は、任意に置換された(1E,1E)−3−フルオロ−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−3−フルオロ−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オン、または任意に置換された(S,1E,1E)−3−フルオロ−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オンである。
いくつかの実施形態は、式1:
Figure 0006986789
によって表される化合物またはその薬学的に許容される塩を含み;
Figure 0006986789
(環A)は、任意に置換された6員芳香族全炭素環、またはN、OおよびSから独立して選択される1、2、もしくは3個のヘテロ原子を有する任意に置換された5員ヘテロアリール環、または、1もしくは2個の環窒素原子を有する任意に置換された6員ヘテロアリール環であり;
Figure 0006986789
(環B)は、1、2、3または4個の環窒素原子を有する任意に置換された縮合二環式ヘテロ芳香族環系であり、;XおよびYは、独立してNまたはCRA1であり、X、YおよびDは、共に
Figure 0006986789
の環系を形成し、Dは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC2−3アルキレンであり、Dの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Dの置換基の1つまたは2つは、
Figure 0006986789
の親環と共に縮合環系またはスピロ環系を形成でき、縮合環系またはスピロ環系は、任意に置換することができ、Lは、−C(O)NR−または−NR(CO)−であり、;Eは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC1−3アルキレンであり、Eの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Eの置換基のうちの2つは、結合して環を形成していてもよく;Wは共有結合、O、NR、CRA1B1、CRA1=CRB1、またはC=CRA1B1であり、;RA1およびRB1は、独立して、H、F、Cl、Br、I、またはC1-6ヒドロカルビルであり、;Rは、HまたはC1-6ヒドロカルビルである。
いくつかの実施形態は、癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療方法であって、本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容される塩を、それを必要とする患者に投与することを含む。
いくつかの実施形態は、癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療のための医薬の製造における、本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を含む。
いくつかの実施形態は、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と組み合わせて、治療有効量の本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を含む。
いくつかの実施形態は、癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と組み合わせて、それを必要とする患者に投与することを含む。
いくつかの実施形態は、本明細書に記載される化合物またはその薬学的に許容される塩と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体とを組み合わせることを含む医薬組成物の製造方法を含む。
特に明記しない限り、構造、名称、または他の手段による本明細書に記載される化合物への言及は、ナトリウム、カリウム、およびアンモニウム塩などの薬学的に許容される塩;エステルプロドラッグなどのプロドラッグ;多形、溶媒和物、水和物などの代替固体形態;互変異性体;または、化合物が本明細書に記載されたように使用される条件下で、本明細書に記載される化合物に急速に変換され得る任意の他の化学種を含む。
立体化学が示されていない場合、本明細書に記載の名称または構造の描写は、あらゆる立体異性体または立体異性体の混合物を含む。
いくつかの実施形態では、式1の化合物はR−エナンチオマーである。いくつかの実施形態では、式1の化合物はS−エナンチオマーである。
式1の化合物の任意の位置の水素原子は、重水素(deuteriumで置換されてもよい。いくつかの実施形態では、式1の化合物は重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、式1の化合物は、複数の重水素原子を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、自然存在量よりも多く、たとえば自然存在量よりも少なくとも10%または少なくとも50%多く重水素を含有する式1の化合物を含む。
特に明記しない限り、化合物またはアリールのような化学構造的特徴が「任意に置換される」と言及される場合、置換基を持たない(すなわち、置換されていない)特徴、または、1以上の置換基があることを意味する「置換されている」特徴を含む。「置換基」という用語は広義であり、親化合物または構造的特徴に結合した1以上の水素原子によって通常は占有される位置を占める部位を含む。いくつかの実施形態では、置換基は、当技術分野で既知の通常の有機部であってもよく、この部分は15g/mol〜50g/mol、15g/mol〜100g/mol、15g/mol〜150g/mol、15g/mol〜200g/mol、15g/mol〜300g/mol、または15g/mol〜500g/molの分子量(たとえば、置換基の原子の原子量の和)を有していてもよい。いくつかの実施形態では、置換基は、0〜30、0〜20、0〜10、または0〜5の炭素原子および、0〜30、0〜20、0〜10、または0〜5のヘテロ原子を含むか、またはそれらからなり、各ヘテロ原子は、独立して、N、O、S、P、Si、F、Cl、Br、またはIであってもよく、置換基には1つのC、N、O、S、P、Si、F、Cl、Br、またはI原子が含まれ、NまたはSは酸化されてもよい。置換基の例は、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アシル、アシルオキシ、アルキルカルボキシレート、チオール、アルキルチオ、シアノ、ハロ、チオカルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、N−アミド、S−スルホンアミド、N−スルホンアミド、イソシアネート、チオシアネート、イソチオシアネート、ニトロ、シリル、スルフェニル、スルフィニル、スルホニル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、トリハロメタンスルホニル、トリハロメタンスルホンアミド、アミノ、ホスホン酸等を含むが、これらに限定されない。
便宜上、「分子量」という用語は、完全な分子でなくても、分子の部位または部分に関して使用され、分子の部位または部分に含まれる原子の原子量の総和を示す。
本明細書で言及されるいくつかの化学名に関連する構造を以下に示す。これらの構造は、以下に示すように置換されていなくてもよく、また、置換されていない場合には水素原子によって通常は占有される任意の位置に、独立して存在できる置換基で置換されていてもよい。結合点が、
Figure 0006986789
で示されていない限り、水素原子によって通常が占有される任意の位置で結合が生じてもよい。
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
式1のような関連する構造の表現に関して、環Aは、任意に置換された6員芳香族全炭素環、N、OおよびSから独立して選択される1、2、もしくは3個のヘテロ原子を有する任意に置換された5員ヘテロアリール環、または1もしくは2個の環窒素原子を有する任意に置換された6員ヘテロアリール環である。いくつかの実施形態では、環Aの置換基のいずれかまたはそれぞれは、15g/mol〜50g/mol、100g/mol、または300g/molの分子量を有していてもよい。環Aの潜在的な置換基は、F、Cl、Br、Iなどのハロ;メチル、Cアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、フェニルなどのヒドロカルビル;CN0−10−20−30−4;C0−10−30−50−6;C0−10−30−70−8;C0−10−30−90−10;C0−10−30−110−12;C0−10−30−130−14;等を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、環Aは、0、1、2または3個の置換基を有する任意に置換されたピリジン−ジ−イルであり、例えば、F、Cl、Br、C1−6アルキル、−COH、−CN、−CO−C1−6−アルキル、−C(O)O−C1−6−アルキル、−C1−6アルキル−OH、OH、NHなどで置換されたピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、任意に置換されたピリジン−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、任意に置換されたピリジン−2,6−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、任意に置換されたピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、置換されていないピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、2つの置換基を有するピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、1個の置換基を有するピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、5−フルオロ−ピリジン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Aは、任意に置換された2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−1,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、W−Aは、任意に置換された(ピリジン−3−イル)2−オキシ−イルである。
式1に関して、いくつかの実施形態では、環Aは、式A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、またはA14:
Figure 0006986789
で表される。いくつかの実施形態では、環Aは、式A1で表される。いくつかの実施形態では、環Aは、式A3で表される。
式1に関して、いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式A13:
Figure 0006986789
で表される。
式A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、A13、またはA14のような関連する構造の表現に関して、Rは、HまたはR、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。結合点を有する構造の一部を以下に示す。いくつかの実施形態では、Rは、H;F;Cl;CN;CF;OH;NH;メチル、エチル、プロピル異性体(例えば、n-プロピルおよびイソプロピル)のいずれか、シクロプロピル、ブチル異性体のいずれか、シクロブチル異性体(例えば、シクロブチルおよびメチルシクロプロピル)のいずれか、ペンチル異性体のいずれか、シクロペンチル異性体のいずれか、ヘキシル異性体のいずれか、およびシクロヘキシル異性体のいずれか、等のようなC1−6アルキル;または、−O−メチル、−O−エチル、−O−プロピル異性体のいずれか、−O−シクロプロピル、−O−ブチル異性体のいずれか、−O−シクロブチル異性体のいずれか、−O−ペンチル異性体のいずれか、−O−シクロペンチル異性体のいずれか、−O−ヘキシル異性体のいずれか、−O−シクロヘキシル異性体のいずれか、等のようなC1−6アルコキシである。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
Figure 0006986789
関連する構造の表現に関して、各Rは、独立して、H、または、C1−12アルキル、C1−12アルケニル、C1−12アルキニル、フェニルのような、式C2a+1を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル、もしくは式C2a−1を有するシクロアルキルを含むC1−12ヒドロカルビルであってもよく、aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり、式CH、C、C、C、C11、C13、C15、C17、C19、C1021等の直鎖状または分岐状のアルキル、または式C、C、C、C11、C13、C15、C17、C1019等のシクロアルキル等である。いくつかの実施形態では、Rは、HまたはC1−6アルキルであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、HまたはC1−3アルキルであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、HまたはCHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。
関連する構造の表現に関して、各Rは、独立して、H、または、C1−12アルキル、C1−12アルケニル、C1−12アルキニル、フェニルのような、式C2a+1を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル、または式C2a−1を有するシクロアルキルを含むC1−12ヒドロカルビルであってもよく、aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり、式CH、C、C、C、C11、C13、C15、C17、C19、C1021等の直鎖状または分岐状のアルキル、または式C、C、C、C11、C13、C15、C17、C1019等のシクロアルキル等である。いくつかの実施形態では、Rは、HまたはC1−3アルキルであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、HまたはCHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。
式A1、A2、A3、A4、A5、A6、A13、またはA14のような関連する構造の表現に関して、Rは、Hまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONRなどのような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式A1、A3、A5、A13、またはA14のような関連する構造の表現に関して、Rは、Hまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONRなどのような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式A5のような関連する構造の表現に関して、Rは、Hまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONRなどのような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式A1のような関連する構造の表現に関して、いくつかの実施形態では、RはFである。いくつかの実施形態では、RとRの両方がHである。いくつかの実施形態では、RはHであり、RはHであり、RはFである。
式1のような関連する構造の表現に関して、環Bは、1、2、3、または4個の環窒素原子を有する、任意に置換された縮合二環式ヘテロ芳香族環系である。いくつかの実施形態では、環Bの置換基のいずれかまたはそれぞれは、15g/mol〜50g/mol、100g/mol、または300g/molの分子量を有していてもよい。環Bの可能性のある置換基は、F、Cl、Br、Iなどのハロ;メチル、Cアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、Cアルキル、Cシクロアルキル、Cアルケニル、Cアルキニル、またはフェニルなどのヒドロカルビル;CN0−10−20−30−4;C0−10−30−50−6;C0−10−30−70−8;C0−10−30−90−10;C0−10−30−110−12;またはC0−10−30−130−14;等を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、環Bは、0、1、2または3個の置換基を有する任意に置換されたピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルであり、例えば、F、Cl、Br、C1−6アルキル、−COH、−CN、−CO−C1−6−アルキル、−C(O)O−C1−6−アルキル、−C1−6アルキル−OH、OH、NHなどで置換されたピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、2個の置換基を有するピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、1個の置換基を有するピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、置換されていないピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、置換されていないピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルであり、環Bのピラゾール環は、Lに結合している。いくつかの実施形態では、環Bは、2個の置換基を有するイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3,6−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、1個の置換基を有するイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3,6−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、環Bは、置換されていないイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3,6−ジ−イルである。環Bは、置換されていないイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3,6−ジ−イルであり、環Bのイミダゾール環は、Lに結合している。
いくつかの実施形態では、環Bは、式B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、B9、またはB10:
Figure 0006986789
Figure 0006986789
で表される。いくつかの実施形態では、Bは、式B1で表される。いくつかの実施形態では、Bは、式B2で表される。
式B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、B9、またはB10のような関連する構造の表現に関して、RはHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、B9、またはB10のような関連する構造の表現に関して、RはHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、またはB9のような関連する構造の表現に関して、RはHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式B4またはB10のような関連する構造の表現に関して、RはHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NO、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、またはClであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式1のような関連する構造の表現に関して、XおよびYは独立してNまたはCRであり、X、Y、およびDは共に
Figure 0006986789
の環系を形成する。いくつかの実施形態では、XはNである。いくつかの実施形態では、YはNである。いくつかの実施形態では、XはCRである。いくつかの実施形態では、YはCRである。いくつかの実施形態では、XおよびYの両方がNである。いくつかの実施形態では、XはNであり、YはCHである。
式1のような関連する構造の表現に関して、Dは、化学的に適切な0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC2−3アルキレンであり、Dの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Dの置換基の1つまたは2つは、
Figure 0006986789
の親環と共に縮合環系またはスピロ環系を形成してもよく、縮合環系またはスピロ環系は任意に置換されている。
いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはC7:
Figure 0006986789
で表される。
いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式C4で表される。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式C1で表される。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式C5で表される。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、式C6で表される。式C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8のような関連する構造の表現に関して、RはHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、Rは、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、RはHであってもよい。いくつかの実施形態では、RはFである。
式C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、またはC8に関して、R10はHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R10は、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R10はHであってもよい。いくつかの実施形態では、R10はFである。
式C1、C3、C4、C5、またはC6に関して、R11はHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R11は、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R11はHであってもよい。いくつかの実施形態では、R11はFである。
式C4、C5、またはC6に関して、R12はHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R12は、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R12はHであってもよい。いくつかの実施形態では、R12はFである。
式C4に関して、R13はHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R13は、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R13はHであってもよい。いくつかの実施形態では、R13はFである。いくつかの実施形態では、R14はメチルである。いくつかの実施形態では、R13およびR14の両方がメチルである。
式C4に関して、R14はHまたは、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R14は、H、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R14はHであってもよい。いくつかの実施形態では、R14はFである。いくつかの実施形態では、R14はメチルである。いくつかの実施形態では、R13およびR14の両方がメチルである。
関連する構造の表現に関して、式C1のRのような置換基は、単一の置換基を表してもよく、または、たとえばR9’およびR9”のように2つの置換基を表してもよい。R9’およびR9”は同じであってもよく、たとえば、R9’はメチルであってもよく、R9”は第2のメチルであってもよい。あるいは、R9’およびR9”は異なっていてもよく、例えば、R9’はメチルであってもよく、R9”はFであってもよい。同様に、式C1のR10またはR11、式C2のRまたはR10、式C3のR10またはR11、式C4のR11、式C5のR、R10、R11、またはR12、式C6のR10、R11、またはR12、式C7のR10、または式C8のRは、R9’およびR9”、R10’およびR10”、R11’およびR11”、またはR12’およびR12”を表していてもよい。R9’、R9”、R10’、R10”、R11’、R11”、R12’、またはR12”の置換基としては、R、F、Cl、CN、−OR、CF、−NR、−COR、−CO、−OCOR、−NRCOR、もしくは−CONR等のような任意の置換基である。いくつかの実施形態では、R9’、R9”、R10’、R10”、R11’、R11”、R12’、またはR12”は、F、Cl、CN、CF、OH、NH、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであってもよい。いくつかの実施形態では、R9’、R9”、R10’、R10”、R11’、R11”、R12’、またはR12”は、Fである。いくつかの実施形態では、R9’、R9”、R10’、R10”、R11’、R11”、R12’、またはR12”は、メチルである。
式1のような関連する構造の表現に関して、いくつかの実施形態では、環Bがピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルであるとき、Lは−C(O)NRであり、LのC原子が環Bに結合しており、環Aが任意に置換されたピリジン−2,3−ジ−イルル、任意に置換されたベンゼン−1,2−ジ−イル、任意に置換された2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−1,3−ジ−イル、または任意に置換されたピリジン−2,6−ジ−イルであり、
Figure 0006986789
は非縮合のピロリジン−1,2−ジ−イルではなく、もしくは2−オキソオキサゾリジン−3,4−ジ−イルではなく、またはXがNであるとき、ピロリジン−1,2−ジ−イルではない。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は非縮合のピロリジン−1,2−ジ−イルではない。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は2−オキソオキサゾリジン−3,4−ジ−イルではない。いくつかの実施形態では、XがNであるとき、
Figure 0006986789
はピロリジン−1,2−ジ−イルではない。
いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、5,6−ジアザスピロ[2.4]ヘプタン−5,6−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,3−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、ピロリジン−1,2−ジ−イルである。いくつかの実施形態では、
Figure 0006986789
は、6,6−ジメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,3−ジ−イルである。
式1のような関連する構造の表現に関して、Lは−C(O)NR−または−NR(CO)−である。いくつかの実施形態では、Lは−NR(CO)−である。いくつかの実施形態では、Lは−C(O)NR−である。いくつかの実施形態では、Lは−C(O)NR−であり、LのC原子は環Bに直接結合している。いくつかの実施形態では、Lは−C(O)NH−であり、C原子は環Bに直接結合している。いくつかの実施形態では、Lは−NHC(O)−であり、N原子は環Bに直接結合している。
式1に関して、Eは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC1−3アルキレンであり、Eの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Eの置換基のうちの2つは、結合して環を形成していてもよく、いくつかの実施形態では、Eは、0、1または2個の置換基を有する、任意に置換されたCアルキレンである。いくつかの実施形態では、Eは、0、1、2、3または4個の置換基を有する、任意に置換されたCアルキレンである。いくつかの実施形態では、Eは、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有する、任意に置換されたCアルキレンである。いくつかの実施形態では、Eは、置換されていないC1-3アルキレンである。いくつかの実施形態では、Eは、任意に置換されたシクロプロピル置換基を有する。いくつかの実施形態では、Eは、任意に置換されたシクロプロピルメチレンである。いくつかの実施形態では、Eはシクロプロピルメチレンである。いくつかの実施形態では、Eは、任意に置換されたシクロプロピルエチレンである。いくつかの実施形態では、Eはシクロプロピルエチレンである。いくつかの実施形態では、Eは2個の置換基を有する。いくつかの実施形態では、Eは1個の置換基を有する。いくつかの実施形態では、Eは1個の置換基を有し、置換基はメチルである。
式1に関して、Wは共有結合、O、NR、CRA1B1、またはCRA1=CRB1であり、RA1およびRB1は、独立して、H、F、Cl、Br、I、またはC1−6ヒドロカルビルである。いくつかの実施形態では、Wは共有結合である。いくつかの実施形態では、WはOである。いくつかの実施形態では、WはNRである。いくつかの実施形態では、WはCRA1B1である。いくつかの実施形態では、WはCRA1=CRB1である。いくつかの実施形態では、Wは−CH−である。いくつかの実施形態では、Wは、−CH(CH)−である。いくつかの実施形態では、WはC=CHである。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。いくつかの実施形態では、E−Wは:
Figure 0006986789
である。
いくつかの実施形態は、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−2(1,2)−ピラゾリジナ−3(1,2)−ベンゼナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−3,3−ジヒドロ−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−32,8−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−4−オキサ−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロノナファン−9−オン、任意に置換された(1E,1E,2S,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−2,8−ジオン、任意に置換された(R,1E,1E)3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(5,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(3’E,4’E)−スピロ[シクロプロパン−1,4’−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン]−8’−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(4,3)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、または任意に置換された(1E,1E,2S,2S,2R)−2,2−ジメチル−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オンを含む。
いくつかの実施形態は、下記の表1に記載の化合物の1つを含み、各構造が任意に置換されていてもよい。
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
いくつかの実施形態は、表1の任意に置換された化合物またはコア構造を含む。コア構造は、CHおよびF基の置換基が除去された表1の化合物である。
式1の化合物、たとえば、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−2(1,2)−ピラゾリジナ−3(1,2)−ベンゼナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−3,3−ジヒドロ−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−32,8−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−4−オキサ−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロノナファン−9−オン、任意に置換された(1E,1E,2S,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−2,8−ジオン、任意に置換された(R,1E,1E)3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(5,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(3’E,4’E)−スピロ[シクロプロパン−1,4’−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン]−8’−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(4,3)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、または任意に置換された(1E,1E,2S,2S,2R)−2,2−ジメチル−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オンのような本明細書に記載の化合物を含む医薬組成物、またはその薬学的に許容される塩(本明細書では「主題の化合物」という)は、経口、または静脈内、筋肉内、局所、腹腔内、鼻腔、頬側、舌下、もしくは皮下投与などの非経口投与、または例えば、エアロゾルまたは空中に浮遊した微粉末の形態で呼吸器管を介した投与に適合させることができる。主題の化合物の投与量は、投与経路、体重、年齢、治療される疾患の種類および状態に応じて異なり得る。本明細書で提供される医薬組成物は、追加の治療剤なしで任意に2つ以上の主題の化合物を含んでよく、または追加の治療剤(すなわち、本明細書で提供される化合物以外の治療剤)を含んでいてもよい。例えば、本開示の化合物は、少なくとも1つの他の治療剤と組み合わせて使用することができる。治療剤には、当技術分野で知られている抗生物質、制吐剤、抗うつ剤、抗真菌剤、抗炎症剤、抗ウイルス剤、および抗癌剤が含まれるが、これらに限定されない。医薬組成物は、患者の癌、慢性疼痛、感染症、神経変性疾患、および特定の感染症の治療のために使用することができる。本明細書における「患者」という用語は、哺乳動物(例えば、ヒトまたは動物)を意味する。いくつかの実施形態では、患者は癌を患っている。
本明細書に記載の医薬組成物は、主題の化合物を、例えば、その開示全体が本明細書に援用されるRemington‘s Pharmaceutical Sciences,2005に記載されているように、選択された投与経路および標準的な製薬慣行に基づいて選択された、担体、賦形剤、充填剤、滑沢剤、香料、緩衝剤などの少なくとも1つの薬学的に許容される不活性成分と組み合わせることにより調製することができる。活性成分と担体の相対比率は、例えば、化合物の溶解度および化学的性質、選択された投与経路および標準的な製薬慣行により決定され得る。
いくつかの実施形態は、癌などのTRKキナーゼに関連する疾患または障害の治療方法であって、治療有効量の主題の化合物または主題の化合物を含む医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む。本明細書における「治療有効量」という用語は、本開示の化合物または医薬組成物がTRKキナーゼ酵素を阻害するのに有効な量であり、したがって、癌、感染症および他のTRKキナーゼ関連疾患の治療において、癌、感染症および他のTRKキナーゼ関連疾患に関連する症状を遅延もしくは最小化するため、または疾患もしくは感染症、もしくはその原因を改善するために利益を提供するのに十分な量を意味する。いくつかの実施形態では、約0.01〜1000mgの主題の化合物が、治療有効量であってもよい。「治療」という用語は、既存の症状の改善、症状の根本的な原因の改善、障害のさらなる進行の延期、防止、または治療しなければ発症すると予想される症状の重症度の軽減など、治療的に有益な効果を引き起こすことを意味する。
(実験セクション)
(化合物の調整)
本開示の化合物は、当技術分野で知られている手順を使用して製造することができる。以下の反応スキームは、典型的な手順を示すが、当業者は、他の手順もまた、これらの化合物を調製するために使用するのに適したものであり得ることを認識する。R、R、またはRが水素ではない式Iの例について、当業者であれば、以下に概説される合成方法の適切なステップで必要な試薬への変更を行うことができることを認識する。反応には、出発物質の消費のモニタリングが含まれる場合があり、モニタリング方法は、薄層クロマトグラフィー(TLC)、液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)および、核磁気共鳴分光法(NMR)が含まれるが、これらに限定されない多くの方法がある。当業者は、以下に示される実施例において特定される任意の合成方法が、適切な場合、他の非限定的な方法によって置き換えられ得ることを認識する。
いくつかの技術、溶媒および試薬は、以下のようにそれらの略語で参照することができる:
アセトニトリル:MeCNまたはACN
水性:aq.
ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート:BOP
ベンジル:Bn
ビス(ピナコレート)ジボロン:B(pin)
銅(II)トリフラート:Cu(OTf)
1−[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジニウム3−オキシドヘキサフルオロホスフェート:HATU
[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロパラジウム(II):Pd(dppf)Cl
1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ−7−エン:DBU
ジクロロメタン:DCM
アゾジカルボン酸ジエチル:DEAD
ジイソプロピルエチルアミン:DIPEA、DIEAまたはiPrNet
ジメチルアミノピリジン:DMAP
ジメトキシエタン:DME
ジメチルホルムアミド:DMF
ジメチルスルホキシド:DMSO
ジフェニルホスホリルアジド:DPPA
ジ−tert−ブチルジカーボネート:(Boc)
4,4’−ジ−tert−ブチル−2,2’−ジピリジル:dtbbpy
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド:EDCI
当量:equiv.
エーテルまたはジエチルエーテル:Et
酢酸エチル:AcOEtまたはEtOAc
臭化エチルマグネシウム:EtMgBr
例:Ex.またはex.
ジフェニルホスフィン酸ペンタフルオロフェニル:FDPP
グラム:g
高速液体クロマトグラフィー:HPLC
1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール:HOAT
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール:HOBTまたはHOBt
抑制:Inh.
液体クロマトグラフィー質量分析:LCMS
水素化アルミニウムリチウム:LAH
塩化メタンスルホニル:MeSOCl
ヨウ化メチル:MeI
メタノール:MeOH
マイクロリットル:μl
マイクロメートル:μm
ミリグラム:mg
ミリリットル:mL
ミリモル:mmol
n−ブチルリチウム:n−BuLi
s−ブチルリチウム:s−BuLi
核磁気共鳴分光法:NMR
酢酸パラジウム(II):Pd(OAc)
パラジウム−活性炭素:Pd/C
パラジウムテトラトリフェニルホスフィン:Pd(PPh
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム:Pd(dba)
N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド):PhNTf
p−トルエンスルホン酸:PTSA
分取HPLC:prep−HPLC
保持時間:t
ロジウム−活性炭素:Rh/C
室温(周囲、〜25℃):rtまたはRT
超臨界流体クロマトグラフィー:SFC
tert−ブチルメチルエーテル:TBME
温度:temp.
テトラヒドロフラン:THF
薄層クロマトグラフィー:TLC
トリエチルアミン:Et
トリフルオロ酢酸:TFA
トリフル酸無水物:(Tf)
4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン:Xantphos
2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’、4’、6’−トリイソプロピルビフェニル:X−phos
[4,4’−ビス(1,1−ジメチルエチル)−2,2’−ビピリジン−N1,N1’]ビス[3,5−ジフルオロ−2−[5−(トリフルオロメチル)−2ピリジニル−N]フェニル−C]イリジウム(III)ヘキサフルオロホスフェート:[Ir{dF(CF)ppy}(dtbpy)]PF
以下に記載する合成スキームにおいて、別段の記載がない限り、すべての温度は摂氏で示され、すべての割合および百分率は重量による。試薬および溶媒は、Aldrich Chemical Companyなどの商用サプライヤーから購入し、別段の記載がない限り、さらに精製することなく使用した。テトラヒドロフラン(THF)とN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)は、販売元からSure Sealボトルで購入し、受け取ったまま使用した。
以下に示す反応は、一般に、アルゴンまたは窒素の陽圧下、周囲温度で(特に記載しない限り)、無水溶媒中で行われた。ガラス製品はオーブン乾燥および/または加熱乾燥した。反応は、TLCでアッセイし、および/またはLC−MSによって分析し、出発物質の消費量から判断して終了した。分析用薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲル60 F254 0.25mmプレート(EM Science)でプレコートしたガラスプレート上で行い、UV光(254nm)で、および/または市販のリンモリブデン酸のエタノール溶液とともに加熱することで可視化した。分取薄層クロマトグラフィー(TLC)は、シリカゲル60 F254 0.5mmプレート(20×20cm、市販品)でプレコートしたガラスプレート上で行い、UV光(254nm)で可視化した。
別段の記載がない限り、後処理は通常、反応溶媒または抽出溶媒で反応体積を2倍にし、抽出体積の25体積%を使用して、指示された水溶液で洗浄することによって行われた。生成溶液を無水NaSOおよび/またはMgSOで乾燥させた後、濾過し、減圧下でロータリーエバポレーターで溶媒を蒸発させ、真空で溶媒が除去されることを確認した。カラムクロマトグラフィーは、230〜400メッシュのシリカゲルを使用し、陽圧下で完了した。
代表的な合成法の1つを以下に示す。
方法1A:
(R,1E,1E)−3−フルオロ−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラザリジナシクロオクタファン−8−オン(化合物1−8)の合成
Figure 0006986789
ステップ1:2−ブロモ−5−フルオロ−3−ヒドラジニルピリジンの合成
58.5mLの6N HCl中の10.0g(52.36mmol)の2−ブロモ−5−フルオロピリジン−3−アミンの撹拌溶液に、5.8mLのHO中の3.6gのNaNO(52.36mmol)を0℃で滴下して加えた。30分後、11.7mLの6N HCl中の29.8g(157.28mmol)のSnClの溶液を、0℃で5分間かけて滴下して加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、その後室温で一晩撹拌した。100mLの40%KOHを0℃で加えることにより反応を停止した。酢酸エチル400mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−1を得た。LC−MS:m/e=206[M+H]
ステップ2:
2mLのDMF中の0.50g(2.43mmol)の化合物1−1の溶液に、1.50g(4.85mmol)のCsCOを加え、続いて0.49g(2.43mmol)の1,3−ジブロモプロパンを加えた。混合物をN雰囲気下で、室温で6時間撹拌した。酢酸エチル10mLと水10mLを加えて反応を停止し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の33%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−2を得た。LC−MS:m/e=246[M+H]
ステップ3:
1.5mLのEtOH中の0.28g(1.14mmol)の化合物1−2の溶液に、0.31g(1.14mmol)の化合物2−2および0.026g(0.23mmol)のTFAを室温で加えた。密封チューブ内の混合物をN雰囲気下で90℃で一晩撹拌し、室温まで冷却した。酢酸エチル10mLと水50mLで希釈し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−3を得た。LC−MS:m/e=435[M+H]
ステップ4:
8mLのTHFおよび0.08mLの水中の0.16g(0.37mmol)の化合物1−3の溶液に、0.12g(0.55mmol)の化合物3−2、0.23g(1.10mmol)のKPO、0.070g(0.15mmol)のXPhos、および0.083g(0.04mmol)のPd(OAc)2を加えた。密封チューブ内の混合物を、N雰囲気下で70℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。水50mLを加えて反応を停止し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−4を得た。LC−MS:m/e=526[M+H]
ステップ5:
1mLのMeOH中の0.13g(0.25mmol)の化合物1−4の溶液に、0.13gの20%Pd(OH)/Cを室温で加えた。混合物を水素雰囲気下で、室温で1時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを20mLのMeOHで3回洗浄した。合わせた濾液を濃縮して、化合物1−5を得た。LC−MS:m/e=528[M+H]
ステップ6:
0.9mLのDCMおよび0.3mLのTFAの撹拌溶液に、0.11g(0.21mmol)の化合物1−5を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮して残留物を得、これをジクロロメタン中の10%メタノールで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−6を得た。LC−MS:m/e=428[M+H]
ステップ7:
1mLのEtOHおよび0.1mLのHO中の0.070g(0.16mmol)の化合物1−6の溶液に、0.066g(1.64mmol)のNaOHを加えた。密封チューブ内の混合物を70℃で1時間撹拌し、室温まで冷却した。これを20mLの水で希釈し、1N HCLで酸性化してpH5にし、次に10mLのDCMで3回抽出した。水層を真空下で濃縮して残留物を得、これを10mLのMeOHに懸濁し、室温で2分間撹拌した。これを濾過し、濾過ケーキを10mLのMeOHで3回洗浄した。合わせた濾液を濃縮して、化合物1−7を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。LC−MS:m/e=400[M+H]
ステップ8:
0.9mLのDMFおよび1.8mLのDCM中の0.05g(0.13mmol)の化合物1−7の攪拌溶液に、0.05g(0.35mmol)のHOBTおよび0.07g(0.40mmol)のEDCIを加えた。10分後、0.038g(0.4mmol)のTEAを滴下して加えた。混合物を室温でさらに6時間撹拌し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを分取HPLC(カラム、Poroshell HPH−C18、3.0×50mm、2.7μm;移動相A:水/5mM NHHCO、移動相B:アセトニトリル;流量:1.2mL/分;勾配:2.1分で10%B〜95%B、0.6分間保持;254nm UV)で化合物1−8を得た。LC−MS:m/e=382[M+H]
方法1B:
(R,1E,1E)−6−メチル−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-2(1,2)−ピラゾリジナ−3(1,2)−ベンザシクロオクタファン−8−オン(化合物1−17)の合成
Figure 0006986789
ステップ1:
MeOH中の、8.0g(36mmol)の(2−ブロモフェニル)ヒドラジン塩酸塩および10.2g(46.5mol)の(Boc)Oの撹拌溶液に、10.9g(107mmol)のEtNを室温で滴下して加えた。混合物を窒素雰囲気下で、50℃で5時間撹拌し、酢酸エチル500mLで希釈した。100mLの水で3回洗浄した。有機相をブライン200mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−9を得た。LC−MS:m/e=287[M+H]
ステップ2:
80mLのDMF中の5.9g(29mol)の1,3−ジブロモプロパンの撹拌溶液に、1.4g(59mmol)のNaH(石炭油中60%)を0℃で少しずつ加え、次に8.4g(29mol)の化合物1−9を少しずつ加えた。混合物を窒素雰囲気下で、室温で一晩撹拌した。400mLの氷水を加えて反応を停止し、酢酸エチル200mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して粗化合物1−10を得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。LC−MS:m/e=327[M+H]
ステップ3:
1,4−ジオキサン中の8.5g(26mmol)の化合物1−10の撹拌溶液に、ジオキサン中の40mLのHCl(4M)を室温で滴下して加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、真空下で濃縮して残留物を得、これを以下の条件の逆相フラッシュクロマトグラフィーで精製し、塩酸塩として化合物1−11を得た:カラム、C18シリカゲル;移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で60%〜70%の勾配;検出器、UV 254nm。LC−MS:m/e=227[M+H]
ステップ4:
50mLのEtOH中の2.8g(11mmol)の化合物1−11塩化水素塩および2.9g(11mmol)の化合物2の溶液に、4.35g(43.1mmol)のEtNを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、90℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−12を得た。LC−MS:m/e=416[M+H]
ステップ5:
30mLのDME中の0.30g(0.72mmol)の化合物1−12を溶液に、0.21g(0.72mmol)の化合物3、0.05g(0.04mmol)のPd(PPhおよび6mLの飽和NaHCO溶液を加えた。溶液を窒素雰囲気下で、100℃で3時間撹拌し、室温まで冷却した。酢酸エチル50mLで希釈し、水20mLで3回洗浄した。有機相をブライン20mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル;移動相、A:0.05%炭酸水素アンモニウム水溶液、B:アセトニトリル、30分間で0%〜60%の勾配;検出器、UV254nm)で化合物1−13が得られる。LC−MS:m/e=507[M+H]
ステップ6:
5mLのMeOH中の0.26g(0.51mmol)の化合物1−13の溶液に、0.23gの20重量%Pd(OH)/Cを窒素雰囲気下で添加した。混合物を水素雰囲気下、室温で30分間撹拌し、セライトパッドで濾過した;濾過ケーキを20mLのMeOHで3回洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、粗化合物1−14を得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。LC−MS:m/e=509[M+H]
ステップ7:
4mLのCHCl中の0.26g(0.51mmol)の化合物1−14の溶液に、2mLのトリフルオロ酢酸を加えた。溶液を室温で30分間撹拌し、真空下で濃縮して、粗化合物1−15をTFA塩として得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。LC−MS:m/e=409[M+H]
ステップ8:
10mLのEtOHおよび1mLの水中の0.26g(0.64mmol)の化合物1−15TFA塩の溶液に、0.25g(6.4mmol)のNaOHを加えた。溶液を70℃で30分間撹拌した。真空下で濃縮して残留物を得、これを、酢酸エチル中の33%メタノールで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物1−16を得た。LC−MS:m/e=381[M+H]
ステップ9:
3mLのDMFおよび5mLのCHCl中の0.12g(0.32mmol)の化合物1−16の溶液に、0.13g(0.95mmol)のHOBt、181mg(0.950mmol)のEDCIおよび0.096g(0.95mmol)のEtNを加えた。溶液を室温で一晩攪拌した。20mLのCHClで希釈し、10mLの水で2回洗浄した。有機相をブライン20mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、分取HPLC(カラム、XBridge Prep OBD C18カラム、30×150mm 5um;移動相、水(10mM NHHCO)およびACN(8分で25%相B〜43%;検出器、UV)で精製し、化合物1−17を得た。LC−MS:m/e=363[M+H]
方法2:
Figure 0006986789
ステップ1:
35mLのトルエン中の5.0g(24mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの撹拌溶液に、3.2g(24mmol)の(tert−ブトキシ)カルボヒドラジド、1.0g(1.4mmol)のPd(dppf)Clおよび4.0g(12mmol)のCsCOを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、105℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。混合物を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜10%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−1を得た。LC−MS:m/e=258[M+H]
ステップ2:
20mLのDMF中の1.6g(6.2mmol)の化合物2−1の撹拌溶液に、4.1g(13mmol)のCsCOおよび1.3g(6.4mmol)の1,3−ジブロモプロパンを室温で滴下して加えた。混合物を室温で一晩攪拌した。水100mLで希釈し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機層を100mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これをDCM中の0〜10%のMeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−2を得た。LC−MS:m/e=298[M+H]
ステップ3:
10mLの1,4−ジオキサン中の1.5g(5.0mmol)の化合物2−2の撹拌溶液に、室温で、1,4−ジオキサン中のHCl(4M)10mLを滴下して加えた。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これをCHCl中の0〜15%勾配のMeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−3を塩酸塩として得た。LC−MS:m/e=198[M+H]+。
ステップ4:
8mLのDMSO中の0.48g(2.1mmol)の化合物2−3の塩酸塩の撹拌溶液に、KF0.95g(16.4mmol)を室温で少しずつ加えた。30分後、上記の溶液に0.55g(2.1mmol)の化合物2を加えた。混合物を80℃でさらに2時間撹拌し、室温まで冷却した。水50mLで希釈し、30mLの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を50mLのブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜50%の勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−4を得た。LC−MS:m/e=387[M+H]
ステップ5:
アセトニトリル10mL中の0.10g(0.26mmol)の化合物2−4の攪拌溶液に、0.35g(2.6mmol)のAlClおよび0.43g(2.9mmol)のNaIを0℃で少しずつ加えた。混合物をN雰囲気下で、室温で4時間撹拌した。10mLのHOを0℃で添加することにより反応を停止し、30mLの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を50mLのブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2−5を得た。LC−MS:m/e=373[M+H]
ステップ6:
3mLのDMF中の0.25g(0.70mmol)の化合物2−5の撹拌溶液に、0.28g(1.0mmol)の化合物10および0.027g(3.4mmol)の水素化リチウムを少しずつ加えた。混合物を窒素雰囲気下で、70℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。飽和NHCl溶液で反応を停止し、酢酸エチル20mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物を20mLのブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、DCM中の5%MeOHで溶出する分取TLCにより精製し、化合物2−6および2−7を得た。化合物2−6のLC−MS:m/e=574[M+H]+。化合物2−7のLC−MS:m/e=574[M+H]
方法3:
Figure 0006986789
ステップ1:
2mLのEtOH中の0.14g(0.24mmol)の化合物2−6の撹拌溶液に、0.058g(1.2mmol)のヒドラジン水和物を少しずつ加えた。混合物を窒素雰囲気下で、70℃で1.5時間撹拌し、室温まで冷却した。それを15mLのHOで希釈し、酢酸エチル30mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物を30mLのブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して粗化合物3−1を得て、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
LC−MS:m/e=444[M+H]
ステップ2:
化合物3−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物3−2に変換された。LC−MS:m/e=416[M+H]
ステップ3
化合物3−2は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物3−3に変換された。LC−MS:m/e=398[M+H]
方法4:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物2−7は、方法3、ステップ1に記載されたものと同様の手順に従って化合物4−1に変換された。LC−MS:m/e=444[M+H]
ステップ2:
化合物4−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物4−2に変換された。LC−MS:m/e=416[M+H]
ステップ3:
化合物4−2は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物4−3に変換された。LC−MS:m/e=398[M+H]
方法5:
Figure 0006986789
ステップ1:
エタノール20mL中の1.6g(7.8mmol)の2−ブロモ−5−フルオロ−3−ヒドラジニルピリジンの攪拌溶液に、3.2g(47mmol)のEtONaと1.3g(16mmol)のメチルプロプ−2−エノエートを室温で加えた。混合物を窒素雰囲気下で、60℃で2時間撹拌し、100mLの水で希釈した。水層を100mLのEtOAcで3回抽出した。合わせた有機抽出物を100mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル、移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で0%〜100%の勾配;検出器、UV254nm)で精製し、化合物5−1を得た。LC−MS:m/e=260[M+H]
ステップ2:
10mLのジオキサン中の0.40g(1.5mmol)の化合物5−1、1.0g(3.1mmol)の化合物22−2の溶液に、2.2mg(0.0030mmol)のXantPhos、3.5mg(0.0030mmol)のPd(dba)および19mg(0.060mmol)のCsCOを室温で加えた。混合物を窒素雰囲気下で、100℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。混合物を水50mLで希釈し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物を50mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物5−2を得た。LC−MS:m/e=511[M+H]
ステップ3:
20mLの密封チューブにおける8mLのDMFに、180mg(0.35mmol)の化合物5−2、119mg(0.700mmol)のtert−ブチルN−[(2R)−ブト−3−イン−2−イル]カルバメート、13mg(0.070mmol)のCuI、89mg(0.88mmol)のi−PrNH、および50mg(0.07mmol)のPdCl(PPhを室温で加えた。混合物を窒素雰囲気下で、65℃で3時間撹拌した。混合物を水50mLで希釈し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機抽出物を50mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物5−3を得た。LC−MS:m/e=600[M+H]
ステップ4:
化合物5−3は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物5−4に変換された。LC−MS:m/e=514[M+H]
ステップ5:
化合物5−4は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物5−5に変換された。LC−MS:m/e=414[M+H]
ステップ6:
化合物5−5は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物5−6に変換された。LC−MS:m/e=396[M+H]
方法6:
Figure 0006986789
ステップ1:
DMSO20mL中の1.78g(4.80mmol)の化合物2−1および2.2g(9.7mmol)の1,1−ビス(ブロモメチル)シクロプロパンの撹拌溶液に、3.2g(9.7mmol)のCsCOを加えた。混合物をアルゴン雰囲気下で、室温で3時間撹拌し、次に水50mLで希釈し、酢酸エチル100mLで4回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、PE中の0〜15%勾配のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物6−1を得た。LC−MS:m/e=324[M+H]
ステップ2:
化合物6−1は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物6−2に変換された。LC−MS:m/e=224[M+H]
ステップ3:
30mlのEtOH中の1.1g(4.2mmol)の化合物6−2塩酸塩および1.4g(6.4mmol)のエチル5−クロロピラゾロ[1、5−a]ピリミジン−3−カルボキシレートの撹拌溶液に、(17mmol)のDIPEAを2.2gを加えた。混合物をアルゴン雰囲気下で、100℃で一晩撹拌し、次に減圧下で濃縮して残留物を得、逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル;移動相、MeCN水溶液、30分で5〜44%勾配;検出器、UV254nm)で精製し、化合物6−3を得た。LC−MS:m/e=413[M+H]
ステップ4:
化合物6−3は、方法2、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物6−4に変換された。LC−MS:m/e=399[M+H]
ステップ5:
DCM10mL中の1.12g(2.81mmol)の化合物6−4および1.19g(4.20mmol)のトリフルオロメタンスルホニルトリフルオロメタンスルホネートの撹拌溶液に、1.09g(8.5mmol)のDIPEAを室温で加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下で、室温で3時間撹拌し、次に減圧下で濃縮した。残留物を逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル;移動相、MeCN水溶液、40分で5%〜35%勾配;検出器、UV254nm)により精製し、化合物6−5を得た。LC−MS:m/e=531[M+H]
ステップ6:
5mLのTHF中の360mg(0.70mmol)の化合物6−5および219mg(1.00mmol)の化合物23−2の撹拌溶液に、79mg(0.070mmol)のPd(PPhおよび288mg(1.40mmol)のKPOを加えた。混合物をアルゴン雰囲気下で、70℃で3時間撹拌し、次に真空下で濃縮して残留物を得、これを、PE中の0〜10%勾配のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物6−6を得た。LC−MS:m/e=552[M+H]
ステップ7:
25mLのMeOH中の260mg(1.03mmol)の化合物6−6の撹拌溶液に、200mg(0.88mmol)のジオキソ白金を加えた。混合物を水素雰囲気下で、室温で1時間撹拌し、次に濾過して触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮して、化合物6−7を得た。LC−MS:m/e=554[M+H]
ステップ8:
化合物6−7は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物6−8に変換された。LC−MS:m/e=526[M+H]
ステップ9:
化合物6−8は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物6−9に変換された。LC−MS:m/e=426[M+H]
ステップ10:
化合物6−9は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物6−10に変換された。LC−MS:m/e=408[M+H]
方法7:
Figure 0006986789
ステップ1:
100mLのTHFおよび10mLのHO中の5.0g(24mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの溶液に、5.1g(24mmol)の[1−(tert−ブトキシ)カルボニル]−1H−ピロール−2−イル]ボロン酸、0.27g(1.2mmol)のPd(OAc)、2.3g(4.9mmol)のXPhos、および15.4g(72.8mmol)のKPOを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、70℃で一晩撹拌し、室温まで冷却した。混合物を500mLの水で希釈し、500mLの酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜100%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物7−1を得た。LC−MS:m/e=293[M+H]
ステップ2:
100mLのMeOH中の10.2g(3.04mmol)の化合物7−1の溶液に、10.2g(9.58mmol)の10重量% Pd/Cを室温で加えた。混合物を水素雰囲気下で、60℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。これを濾過し、濾過ケーキを100mLのMeOHで3回洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜30%の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物7−2を得た。LC−MS:m/e=297[M+H]
ステップ3:
化合物7−2は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物7−3に変換された。LC−MS:m/e=197[M+H]
ステップ4:
23mLのDMSO中の0.25g(0.92mmol)の化合物7−3二塩酸塩の溶液に、0.19g(0.86mmol)のエチル6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキシレートおよび、0.40g(6.8mmol)のKFを加えた。混合物を180℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。それを250mLの水で希釈し、250mLの酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを分取TLC(酢酸エチル/石油エーテル=1:1)により精製し、化合物7−4を得た。LC−MS:m/e=386[M+H]
ステップ5:
11mLのAcOH中の0.21g(0.56mmol)の化合物7−4の溶液に、AcOH中の1.36g(5.60mmol)のHBr(33%)を室温で加えた。混合物を90℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。混合物を飽和NaHCO溶液で塩基性化してpH8にし、酢酸エチル250mLで2回抽出した。合わせた有機層を250mLのブラインで3回洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、DCM中の6%MeOHで溶出する分取TLCにより精製し、化合物7−5を得た。LC−MS:m/e=372[M+H]
ステップ6:
1.9mLのCHCl中の0.060g(0.16mmol)の化合物7−5の溶液に、45.8mg(0.450mmol)のEtNおよび、80.6mg(0.230mmol)の1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメタン)スルホニルメタンスルホンアミドを室温で加えた。混合物を窒素雰囲気下で、0℃で2時間撹拌した。混合物を窒素雰囲気下で、室温で一晩攪拌した。2.66mLの飽和NaHCO溶液で反応を停止した。それを酢酸エチル50mLで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、DCM中の5%MeOHで溶出する分取TLCにより精製し、化合物7−6を得た。LC−MS:m/e=504[M+H]
ステップ7:
9mLのTHF中の0.3g(0.6mmol)の化合物7−6の溶液に、0.16g(0.74mmol)の[(1E,3R)−3−[[(tert−ブトキシ)カルボニル]アミノ]ブト−1−エン−1−イル]ボロン酸、20.7mg(0.02mmol)のPd(PPhおよび、0.24g(1.13mmol)のKPOを室温で加えた。混合物を窒素雰囲気下で、50℃で一晩撹拌し、酢酸エチル25mLで2回希釈した。合わせた有機層を25mLのブラインで洗浄し、次に無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル;移動相、A:0.05%重炭酸アンモニウム水溶液、B:アセトニトリル、50分で0〜40%の勾配;検出器、UV254nm)により精製し、化合物7−7を得た。LC−MS:m/e=523[M+H]
ステップ8:
化合物7−7は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物7−8に変換された。LC−MS:m/e=527[M+H]
ステップ9:
化合物7−8は、方法1、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物7−9に変換された。LC−MS:m/e=427[M+H]
ステップ10:
化合物7−9は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物7−10に変換された。LC−MS:m/e=399[M+H]
ステップ11:
化合物7−10は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って、化合物7−11および7−12に変換された。ジアステレオ異性体混合物は、分取HPLC(カラム、XBridge Prep C18 OBDカラム、19×150mm、5um;移動相A:水(10mmol/L NHHCO+0.1% NH・HO)および移動相B:ACN、勾配:8分で27%相B〜37%;254nmUV)により分離された。化合物7−11のLC−MS:m/e=381[M+H]。化合物7−12のLC−MS:m/e=381[M+H]
方法8:
Figure 0006986789
ステップ1:
0.5mLのDMF中の39mg(0.20mmol)の化合物7−3のHCl塩の溶液に、20mg(0.15mmol)のピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール、77mg(0.17mmol)のBOP、および0.13mLのDIPEAを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、室温で一晩撹拌し、10mLの10%クエン酸を加えて停止した。溶液を10mLの酢酸エチルで希釈し、10mLの飽和NaHCO溶液で2回洗浄した。合わせた有機抽出物を10mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜60%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物8−1を得た。LC−MS:m/e=314[M+H]
ステップ2:
1.5mLのトリフルオロ酢酸中の200mg(0.64mmol)の化合物8−1の溶液に、1mLのトリフルオロ酢酸中の0.2mLのHNOを室温で加えた。混合物を室温で15分間撹拌し、10mLの水で希釈した。それを酢酸エチル10mLで2回抽出し、合わせた有機抽出物を10mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、混合物を濃縮し、化合物8−2を得た。LC−MS:m/e=359[M+H]
ステップ3:
化合物8−2は、方法7、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物8−3に変換された。LC−MS:m/e=345[M+H]
ステップ4:
化合物8−3は、方法7、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物8−4に変換された。LC−MS:m/e=477[M+H]
ステップ5:
化合物8−4は、方法1のステップ5に記載されたものと同様の手順に従い、カップリング試薬として代わりにベンジル(3E)−4−(4,5−ジオキソ−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)−2,2−ジメチルブト−3−エノエートを用いて、化合物8−5に変換された。LC−MS:m/e=455[M+H]
ステップ6:
化合物8−5は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物8−6に変換された。LC−MS:m/e=427[M+H]
ステップ7:
2mLのCHOHおよび1mLの水中の180mg(0.36mmol)の化合物8−6の溶液に、86mg(3.6mmol)のLiOHを加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、10mLのHOで希釈した。混合物を2N HClで酸性化してpH5にし、酢酸エチル10mLで2回抽出した。合わせた有機抽出物を20mlのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して化合物8−7を得た。LC−MS:m/e=413[M+H]
ステップ8:
化合物8−7は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物8−8(ラセミ体)に変換された。LC−MS:m/e=395[M+H]
方法9:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物7−3は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−1に変換された。LC−MS:m/e=386[M+H]
ステップ2:
化合物9−1は、方法7、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−2に変換された。LC−MS:m/e=372[M+H]
ステップ3:
化合物9−2は、方法7、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−3に変換された。LC−MS:m/e=504[M+H]
ステップ4:
化合物9−3は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−4に変換された。LC−MS:m/e=525[M+H]
ステップ5:
化合物9−4は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−5に変換された。LC−MS:m/e=497[M+H]
ステップ6:
化合物9−5は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−6に変換された。LC−MS:m/e=397[M+H]
ステップ7:
化合物9−6は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物9−7および9−8に変換された。ジアステレオ異性体混合物は、分取HPLC(カラム、XBridge Prep C18 OBDカラム、30×150mm、5um;移動相、水(0.05%TFA)およびACN(8分間で20%相B〜40%);検出器、UV)により分離された。化合物9−7のLC−MS:m/e=379[M+H]。化合物9−8のLC−MS:m/e=379[M+H]
方法10:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物9−3は、方法5、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物10−1に変換された。LC−MS:m/e=523[M+H]
ステップ2:
30mLのTHF中の1.5g(2.9mmol)の化合物10−1の溶液に、1.5g、10重量% Pd/Cを加えた。得られた溶液を10〜15℃で3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキを20mLのTHFで3回洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮して粗化合物10−2を得、さらに精製することなく次のステップで使用した。LC−MS:m/e=525[M+H]
ステップ3:
化合物10−2は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物10−3に変換された。LC−MS:m/e=497[M+H]
ステップ4:
化合物10−3は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物10−4に変換された。LC−MS:m/e=397[M+H]
ステップ5:
化合物10−4は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物10−5および10−6に変換された。ジアステレオ異性体混合物は、分取HPLC(カラム、XBridge Prep OBD C18カラム、30×150mm、5um;移動相、水(0.05%TFA)およびACN(8分間で20%相B〜32%);検出器、UV)により分離された。化合物10−5のLC−MS:m/e=379[M+H]。化合物10−6のLC−MS:m/e=379[M+H]
方法11:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物9−3は、方法1のステップ5に記載されたものと同様の手順に従い、カップリング試薬として代わりにボロン酸エステル7を用いて、化合物11−1に変換された。LC−MS:m/e=525[M+H]
ステップ2:
化合物11−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物11−2に変換された。LC−MS:m/e=497[M+H]
ステップ3:
化合物11−2は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物11−3に変換された。LC−MS:m/e=397[M+H]
ステップ4:
化合物11−3は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物11−4および11−5に変換された。化合物11−4のLC−MS:m/e=379[M+H]。化合物11−5のLC−MS:m/e=379[M+H]
ステップ5:
化合物11−4は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物11−6に変換された。LC−MS:m/e=381[M+H]。メチル基の立体配置は決定されない。
方法12:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物12−1は、方法7、ステップ1に記載されたものと同様の手順に従って、4−ブロモ−2−フルオロ−5−メトキシピリジンから調製された。LC−MS:m/e=293[M+H]
ステップ2:
化合物12−1は、方法10、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−2に変換された。LC−MS:m/e=297[M+H]
ステップ3:
化合物12−2は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−3に変換された。LC−MS:m/e=197[M+H]
ステップ4:
化合物12−3は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−4に変換された。LC−MS:m/e=386[M+H]
ステップ5
2mLのDME中の440mg(1.14mmol)の化合物12−4の攪拌溶液に、2.0mL(21mmol)のBBrを0℃で滴下して加えた。混合物を60℃で一晩撹拌した。MeOHで0℃で反応を停止し、減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(Kinextex XB−C18(50×3.0mm)2.6μm;A:0.1%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で10%〜30%の勾配;検出器、UV254nm)で精製し、化合物12−5を得た。LC−MS:m/e=344[M+H]
ステップ6:
3mgのDCM中の190mg(0.55mmol)の化合物12−5の攪拌溶液に、3mLの塩化オキサリルおよび0.01mLのDMFを加え、窒素雰囲気下で、室温で3時間攪拌した。混合物を減圧下で濃縮した。上記の混合物に2mLのEtOHを0℃で滴下して加えた。得られた混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをDCM中の6%MeOHで溶出する分取TLCにより精製し、化合物12−6を得た。LC−MS:m/e=372[M+H]
ステップ7:
化合物12−6は、方法6、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−7に変換された。LC−MS:m/e=504[M+H]
ステップ8:
化合物12−7は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−8に変換された。LC−MS:m/e=525[M+H]
ステップ9:
化合物12−8は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−9に変換された。LC−MS:m/e=527[M+H]
ステップ10:
化合物12−9は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−10に変換された。LC−MS:m/e=499[M+H]
ステップ11:
化合物12−10は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物12−11に変換された。LC−MS:m/e=399[M+H]
ステップ12:
化合物12−11は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って、2つのジアステレオ異性体の混合物として、さらに分離することなく化合物12−12に変換された。LC−MS:m/e=381[M+H]
方法13:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物13−1は、方法7、ステップ1に記載されたものと同様の手順に従って、5−ブロモ−4−メトキシピリミジンから調製された。LC−MS:m/e=276[M+H]
ステップ2:
化合物13−1は、方法7、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−2に変換された。LC−MS:m/e=280[M+H]
ステップ3:
化合物13−2は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−3に変換された。LC−MS:m/e=180[M+H]
ステップ4:
化合物13−3は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−4に変換された。LC−MS:m/e=369[M+H]
ステップ5:
6mLのDMF中の0.75g(2.0mmol)の化合物13−4の攪拌溶液に、1.36g(10.2mmol)のLiIおよび1.75g(10.2mmol)のPTSAを加えた。混合物を120℃で1時間撹拌し、室温まで冷却した。それを濃縮して残留物を得、以下の条件下で逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、化合物13−5を得た:カラム、C18シリカゲル;移動相A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で5%〜40%の勾配;検出器、UV254nm。LC−MS:m/e=355[M+H]
ステップ6:
6mLのトルエン中の0.29g(0.82mmol)の化合物13−5の撹拌溶液に、0.38g(2.5mmol)のPOClおよび0.26g(2.1mmol)のDIEAを加えた。混合物を70℃で1時間撹拌し、室温まで冷却した。それを濃縮して残留物を得、これを、MeOH中の0〜5%勾配のDCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物13−6を得た。LC−MS:m/e=373[M+H]
ステップ7:
化合物13−6は、方法6、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−7に変換された。LC−MS:m/e=508[M+H]
ステップ8:
化合物13−7は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−8に変換された。LC−MS:m/e=510M+H]
ステップ9:
化合物13−8は、方法1、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−9に変換された。LC−MS:m/e=410[M+H]
ステップ10:
化合物13−9は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−10に変換された。LC−MS:m/e=382[M+H]
ステップ11:
化合物13−10は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物13−11に変換された。化合物13−11のLC−MS:m/e=364[M+H]。化合物13−12のLC−MS:m/e=364[M+H]
方法14:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物14−1は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って、tert−ブチル2−エチニルピロリジン−1−カルボキシレートから調製した。それをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。
ステップ2:
化合物14−1は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物14−2に変換された。LC−MS:m/e=285[M+H]
ステップ3:
5mLのt−BuOHおよび0.5mLのHO中の300mg(1.1mmol)の化合物14−2の攪拌溶液に、271.3mg(1.300mmol)の化合物27−2、5.3mg(0.020mmol)のCuSO・5HO、および21mg(0.11mmol)のアスコルビン酸ナトリウムを室温で加えた。混合物を30℃で一晩撹拌した。混合物を水50mLで希釈し、酢酸エチル50mLで3回抽出した。合わせた有機層をブライン50mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、DCM中の2%MeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物14−3を得た。LC−MS:m/e=499[M+H]
ステップ4:
化合物14−3は、方法1、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物14−4に変換された。LC−MS:m/e=399[M+H]
ステップ5:
化合物14−4は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物14−5に変換された。LC−MS:m/e=371[M+H]
ステップ6:
化合物14−5は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物14−6および14−7に変換された。化合物14−6のLC−MS:m/e=353[M+H]。化合物14−7のLC−MS:m/e=353[M+H]
方法15:
Figure 0006986789
ステップ1:
DCM200mL中の5.0g(25mmol)のtert−ブチル(R)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−カルボキシレートの攪拌溶液に、15.8g(37.3mmol)のデス−マーチンペルヨーディナンを0℃で少しずつ加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、50mLの飽和NaHCO溶液および50mLのNa溶液を加えることで停止した。それを酢酸エチル100mLで3回抽出し、合わせた有機抽出物をブライン100mLで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、MeOH中の0〜20%勾配のDCMで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物15−1を得た。
ステップ2:
40mLのCHCl中の2.90g(11.1mmol)のPPhおよび1.66g(5.00mmol)のCBrの攪拌溶液に、5mLのCHCl中の0.50g(2.5mmol)の化合物15−1を、室温で滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、50mLの飽和NaHCO溶液を加えることで停止した。それを100mLのCHClで3回抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、CHCl中の0〜5%勾配のMeOHで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物15−2を得た。
ステップ3:
20mLのTHF中の800mg(2.3mmol)の化合物15−2の撹拌溶液に、3.49mL(ヘキサン中1.3M)のs−BuLiを、窒素雰囲気下で、−78℃で滴下して加えた。混合物を−78℃で1時間撹拌し、飽和NHCl溶液で停止した。それを酢酸エチル30mLで3回抽出し、合わせた有機層を20mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜20%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物15−3を得た。
ステップ4:
化合物15−3は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物15−4に変換された。
ステップ5:
化合物15−4は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物15−5に変換された。
ステップ6:
10mLのDMF−MeOH(10:1)の溶液に、500mg(1.8mmol)の化合物15−5、306mg(2.70mmol)のアジドトリメチルシラン、および34mg(0.18mmol)のCuIを室温で加えた。混合物に100℃で1時間マイクロ波を照射し、室温まで冷却した。それを減圧下で濃縮して残留物を得、それを以下の条件下で逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、化合物15−6を得た:カラム、C18シリカゲル、移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で0%〜20%の勾配;検出器、UV254nm。LC−MS:m/e=328[M+H]
ステップ7:
14mgのDMF中の280mg(0.86mmol)の化合物15−6の撹拌混合物に、323.5mg(1.28mmol)のtert−ブチルN−[(2R)−4−ブロモブタン−2−イル]カルバメート化合物および、355mg(2.57mmol)のKCOを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル、移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で0〜40%の勾配;検出器、UV254nm)で精製し、化合物15−7を得た。LC−MS:m/e=499[M+H]
ステップ8:
化合物15−7は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物15−8に変換された。LC−MS:m/e=471[M+H]
ステップ9
化合物15−8は、方法1、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物15−9に変換された。LC−MS:m/e=371[M+H]
ステップ10
化合物15−9は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物15−10に変換された。LC−MS:m/e=353[M+H]
方法16:
Figure 0006986789
ステップ1:
トルエン200mL中の5.0g(24mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの溶液に、5.2g(31mmol)のピロリジン−2−カルボン酸メチル塩酸塩、3.0g(4.9mmol)のBINAP、31.6g(97.0mmol)のCsCOおよび2.5g(2.4mmol)のPd(dba)3・CHClを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、90℃で一晩撹拌した。それを200mLの酢酸エチルで希釈し、50mLの水で3回洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の18%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムでのクロマトグラフィーにより精製し、化合物16−1を得た。LC−MS:m/e=255[M+H]
ステップ2:
化合物16−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−2に変換された。LC−MS:m/e=241[M+H]
ステップ3:
DMF80mL中の0.58g(2.4mmol)の化合物16−2の溶液に、0.54g(2.0mmol)の5−ブロモピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−カルボン酸エチル、0.24g(0.9mmol)のdtbbpy、2.0g(6.0mmol)のCsCO、0.055g(0.050mmol)の[Ir(dF−CF−ppy)](dtbbpy)PFおよび0.055g(0.25mmol)のNiCl2・glymeを加えた。窒素流を20分間バブリングすることで混合物を脱気し、40Wの青色LEDを25℃で一晩照射した。それを300mLの飽和NaHCO溶液で希釈し、100mLの酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物を100mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物16−3を得た。LC−MS:m/e=386[M+H]
ステップ4:
化合物16−3は、方法2、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−4に変換された。LC−MS:m/e=372[M+H]
ステップ5:
化合物16−4は、方法7、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−5に変換された。LC−MS:m/e=504[M+H]
ステップ6:
化合物16−5は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−6に変換された。LC−MS:m/e=525[M+H]
ステップ7:
10mLの酢酸エチル中の0.39g(0.74mmol)の化合物16−6の溶液に、0.20gの50重量%のRh/Cを加えた。混合物を水素雰囲気下で、室温で24時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキを20mLの酢酸エチルで3回洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮して、粗化合物16−7を得た。LC−MS:m/e=527[M+H]
ステップ8:
化合物16−7は、方法1、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−8に変換された。LC−MS:m/e=427[M+H]
ステップ9:
2mLのTHFおよび1mLのHO中の0.20g(0.47mmol)の化合物16−8のTFA塩の溶液に、0.056g(2.4mmol)のLiOHを加えた。得られた混合物を30℃で一晩撹拌した。混合物を2NのHClで酸性化してpH6にした。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを逆相フラッシュクロマトグラフィー(カラム、C18シリカゲル、移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル、30分で5%〜16%の勾配;検出器、UV254nm)で精製し、化合物16−9を得た。LC−MS:m/e=399[M+H]
ステップ10:
化合物16−9は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物16−10および16−11に変換された。化合物16−10のLC−MS:m/e=381[M+H]。化合物16−11のLC−MS:m/e=381[M+H]。ピロリジン環の配置は任意に割り当てられる。
方法17:
Figure 0006986789
ステップ1:
150mLのAcOH中の10.0g(71.4mmol)の6,6−ジメチル−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,4−ジオンの攪拌溶液に、11.9g(71.4mmol)の(2、4−ジメトキシフェニル)メチルアミンおよび0.87g(7.1mmol)のDMAPを室温で加えた。混合物をAr雰囲気下で8時間加熱還流し、室温まで冷却した。混合物を濃縮し、残留物を200mLの飽和NaHCOで希釈し、30mLのDCMで3回抽出した。合わせた有機抽出物を50mLの1N HClで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、PE中の0〜30%勾配のEAで溶離するシリカゲルカラムにより精製し、化合物17−1を得た。LC−MS:m/e=290[M+H]
ステップ2:
63mLの無水THF中の18.0g(87.4mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの溶液に、67.0mL(87.1mmol、THF中1.3M)のi−PrMgCl・LiClを0℃でゆっくりと加えた。混合物をAr雰囲気下で、室温で4時間撹拌した。
10mLのDCM中の12.6g(43.6mmol)の化合物17−1の攪拌溶液に、130mLの上記グリニャール試薬(THF中約0.4M)を−78℃で加えた。混合物をAr雰囲気下で、室温で一晩撹拌し、次に200mLの飽和NHClを0℃で加えることで停止した。有機相を分離し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、HO中の0〜30%勾配のACN(0.5%NHHCO)で溶出するC18カラムにより精製し、化合物17−2を得た。LC−MS:m/e=417[M+H]
ステップ3:
120mLの無水THF中の2.0g(4.8mmol)の化合物17−2の溶液に、12mL(12mmol、THF中1M)のLAHを室温で加えた。混合物を3時間加熱還流し、0℃に冷却し、50mLの飽和NHClの添加により停止した。有機相を分離し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、HO中の0〜80%勾配のACN(0.5%NHHCO)で溶出するC18カラムにより精製し、化合物17−3を得た。LC−MS:m/e=387[M+H]
ステップ4:
30mLのTFA中の550mg(1.4mmol)の化合物17−3の溶液を、Ar雰囲気下で5時間加熱還流し、次に真空下で濃縮して粗製化合物17−4をTFA塩として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。LC−MS:m/e=237[M+H]
ステップ5:
化合物17−4は、方法7、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−5に変換された。LC−MS:m/e=426[M+H]
ステップ6:
化合物17−5は、方法2、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−6に変換された。LC−MS:m/e=412[M+H]
ステップ7:
化合物17−6は、方法6、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−7に変換された。LC−MS:m/e=544[M+H]
ステップ8:
化合物17−7は、方法6、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−8に変換された。LC−MS:m/e=565[M+H]
ステップ9:
化合物17−8は、方法7、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−9に変換された。LC−MS:m/e=567[M+H]
ステップ10:
化合物7−9は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−10に変換された。LC−MS:m/e=539[M+H]
ステップ11:
化合物17−10は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物17−11に変換された。LC−MS:m/e=439[M+H]
ステップ12:
化合物17−11は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従い、HOBTの代わりにHOATを用いて、化合物17−12および17−13に変換された。化合物17−12のLC−MS:m/e=421[M+H]。化合物17−13のLC−MS:m/e=421[M+H]
方法18:
Figure 0006986789
ステップ1:
300mLのジオキサン中の15.0g(72.8mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの溶液に、17.2g(102mmol)のtert−ブチル2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシレート、3.80g(14.5mmol)のPPh、30.30g(219.2mmol)のKCOおよび、1.6g(7.3mmol)のPd(OAc)を加えた。溶液を窒素雰囲気下で、100℃で一晩撹拌し、室温まで冷却した。混合物を水1000mLで希釈し、酢酸エチル300mLで3回抽出した。合わせた有機層を300mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の6%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物18−1を得た。LC−MS:m/e=295[M+H]
ステップ2:
20mLのエーテル中の400mg(1.4mmol)の化合物18−1の撹拌溶液に、30.5mg(0.14mmol)のPd(OAc)および85mL(エーテル中0.2M)の新たに調製されたジアゾメタンを0℃で滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌して濾過し、濾過ケーキを50mLのエーテルで2回洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを以下の条件下で逆相フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、化合物18−2を得た:カラム、C18シリカゲル;移動相、A:0.05%ギ酸水溶液、B:ACN、30分で5%〜70%の勾配;検出器、UV220nm。LC−MS:m/e=309[M+H]
ステップ3:
化合物18−2は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−3に変換された。LC−MS:m/e=209[M+H]
ステップ4:
化合物18−3は、方法1、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−4に変換された。LC−MS:m/e=398[M+H]
ステップ5:
化合物18−4は、方法7、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−5に変換された。LC−MS:m/e=384[M+H]
ステップ6:
化合物18−5は、方法6、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−6に変換された。LC−MS:m/e=516[M+H]
ステップ7:
化合物18−6は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−7に変換された。LC−MS:m/e=537[M+H]
ステップ8:
化合物18−7は、方法7、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−8に変換された。LC−MS:m/e=539[M+H]
ステップ9:
化合物18−8は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−9に変換された。LC−MS:m/e=511[M+H]
ステップ10:
化合物18−9は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−10に変換された。LC−MS:m/e=411[M+H]
ステップ11:
化合物18−10は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物18−11および18−12に変換された。化合物18−11のLC−MS:m/e=393[M+H]。化合物18−12のLC−MS:m/e=393[M+H]
方法19:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物18−6は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従い、代わりにボロン酸エステル8を用いて、化合物19−1に変換された。LC−MS:m/e=549[M+H]
ステップ2:
化合物19−1は、方法1、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物19−2に変換された。LC−MS:m/e=551[M+H]
ステップ3
化合物19−2は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物19−3に変換された。LC−MS:m/e=523[M+H]
ステップ4:
化合物19−3は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物19−4変換された。LC−MS:m/e=423[M+H]
ステップ5:
化合物19−4は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物19−5および19−6に変換された。化合物19−5のLC−MS:m/e=405[M+H]。化合物19−6のLC−MS:m/e=405[M+H]
方法20:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物18−6は、方法5、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従い、カップリング試薬として代わりに中間体14を用いて、化合物20−1に変換された。LC−MS:m/e=565[M+H]
ステップ2:
化合物20−1は、方法7、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物20−2変換された。LC−MS:m/e=569[M+H]
ステップ3:
化合物20−2は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物20−3変換された。LC−MS:m/e=541[M+H]
ステップ4:
化合物20−3は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物20−4変換された。LC−MS:m/e=437[M+H]
ステップ5:
化合物20−4は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物20−5および20−6に変換された。化合物20−5のLC−MS:m/e=419[M+H]
方法21:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物18−6は、方法1、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従い、カップリング試薬として代わりにボロン酸エステル7を用いて、化合物21−1に変換された。LC−MS:m/e=537[M+H]
ステップ2:
化合物21−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物21−2に変換された。LC−MS:m/e=509[M+H]
ステップ3:
化合物21−2は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物21−3に変換された。LC−MS:m/e=409[M+H]
ステップ4:
化合物21−3は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物21−4および21−5に変換された。2つのジアステレオ異性体を、分取HPLC[XBridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19×150mm;移動相、水(10mM NHHCO+0.1% NH3・O)およびアセトニトリル(10分間で27%相B〜33%);検出器、254nmUV]で分離した。化合物21−4のLC−MS:m/e=391[M+H]。化合物21−5のLC−MS:m/e=391[M+H]
方法22:
Figure 0006986789
ステップ1:
300mg(0.78mmol)の化合物18−5および206mg(1.17mmol)のtert−ブチルN−[(2R)−2−ヒドロキシプロピル]カルバメートの混合物を、DCM/トルエンとの共蒸発により乾燥させ、8mLのDCMに溶解させた。上記の混合物に、308mg(1.17mmol)のPPhをAr雰囲気下で、室温で少しずつ加えた。出発物質が完全に溶解するまで混合物を室温で30分間撹拌し、204mg(1.17mmol)のDEADを滴下して加えた。混合物を3時間撹拌し、減圧下で濃縮した。残留物をDCM(10mL)に溶解し、ブラインで洗浄し(3x10mL)、無水NaSOで乾燥させた。それを濾過し、濾液を濃縮して残留物を得、これをDCM中の2%MeOHで溶出する分取TLCにより精製し、主生成物として化合物22−1、および少量の化合物22−2を得た。化合物22−1のLC−MS:m/e=541[M+H]。化合物22−2のLC−MS:m/e=541[M+H]
ステップ2:
化合物22−1は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物22−3に変換された。LC−MS:m/e=513[M+H]
ステップ3:
化合物22−3は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物22−4および22−5に変換された。2つのジアステレオ異性体を、分取HPLC[XBridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19×150mm;移動相A:水(10mM NHHCO+0.1% NH3・O)、移動相B:ACN;流量:25mL/分;勾配:11分で15%B〜24%B;220nm]で分離した。化合物22−4のLC−MS:m/e=413[M+H]。化合物22−5のLC−MS:m/e=413[M+H]
ステップ4:
化合物22−4は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物22−6に変換された。LC−MS:m/e=395[M+H]
同様に、化合物22−5は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物22−7に変換された。LC−MS:m/e=395[M+H]
方法23:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物22−2は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物23−1に変換された。LC−MS:m/e=513[M+H]
ステップ2:
化合物23−1は、方法2、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物23−2に変換された。LC−MS:m/e=413[M+H]
ステップ3:
化合物23−2は、方法1、ステップ9に記載されたものと同様の手順に従って化合物23−3および23−4に変換された。2つのジアステレオ異性体を、分取HPLC[Xselect CSH OBD、30×150mm、5μm;移動相A:水(10mM NHHCO)、移動相B:ACN;流量:60mL/分;勾配:9分で12%B〜42%B;254/220nm]で分離した。化合物23−3のLC−MS:m/e=395[M+H]。化合物23−4のLC−MS:m/e=395[M+H]
方法24:
Figure 0006986789
ステップ1:
2mLのACNおよび15mLのHO中の827mg(20.7mmol)のNaOHおよび2670mg(9.9mmol)のペルオキシ二硫酸カリウムの撹拌溶液に、1000mg(9.0mmol)の6,6−ジメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサンをアルゴン雰囲気下で、−5℃で添加した。混合物を−3℃で4時間撹拌した。上記の混合物に、0.5mLの水中の15.3mg(0.09mmol)のAgNOを−5℃で滴下して加えた。混合物を0℃でさらに2時間撹拌し、30mLのTBMEで3回抽出した。合わせた有機層を50mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して化合物24−1を得、それをさらに精製することなく次のステップで使用した。LC−MS:m/e=110[M+H]
ステップ2:
30mLのTHF中の5.40g(26.0mmol)の3−ブロモ−5−フルオロ−2−メトキシピリジンの撹拌溶液に、19.9mL(26.0mmol)のクロロ(プロパン−2−イル)マグネシウムを、窒素雰囲気下で、0℃で滴下して加えた。混合物を0℃で2時間撹拌し、−78℃に冷却し、10mLのTHF中の700mg(6.40mmol)の化合物24−1の溶液を滴下して加えた。混合物を室温まで加熱し、2時間撹拌し、0℃で水により停止した。1N HClでpH6に調整し、20mLの酢酸エチルで2回抽出した。水層を減圧下で濃縮して化合物24−2をHCl塩として得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。LC−MS:m/e=237[M+H]
ステップ3:
化合物24−2は、方法7、ステップ4に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−3に変換された。LC−MS:m/e=426[M+H]
ステップ4:
化合物24−3は、方法2、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−4に変換された。LC−MS:m/e=412[M+H]
ステップ5:
化合物24−4は、方法6、ステップ5に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−5に変換された。LC−MS:m/e=544[M+H]
ステップ6:
化合物24−5は、方法6、ステップ6に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−6に変換された。LC−MS:m/e=565[M+H]
ステップ7:
化合物24−6は、方法6、ステップ7に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−7に変換された。LC−MS:m/e=567[M+H]
ステップ8:
化合物24−7は、方法1、ステップ8に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−8に変換された。LC−MS:m/e=539[M+H]
ステップ9:
化合物24−8は、方法1、ステップ3に記載されたものと同様の手順に従って化合物24−9に変換された。LC−MS:m/e=439[M+H]
ステップ10:
3.5mLのDMF/DCM(2.5/1)中の15.0mg(0.034mmol)の化合物24−9および44.2mg(0.34mmol)のDIEAの撹拌溶液に、13.67mg(0.036mmol)のFDPPを加えた。混合物をN雰囲気下で、室温で4時間撹拌し、濃縮した。それを10mLのHOで希釈し、20mLのDCMで3回抽出した。合わせた有機層を10mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これをEtOAcで溶離するPrep−TLCにより精製して残留物を得、これを分取HPLC[Xselect CSH OBDカラム 30×150mm 5μm;移動相、水(0.1%FA)およびACN(9分で30%相B〜58%);流量:60mL/分、検出器、UV]により精製し、化合物24−10および24−11を得た。化合物24−10のLC−MS:m/e=421[M+H]。LC−MS化合物24−11:m/e=421[M+H]
(中間体の合成)
1.中間体2の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
250mLのDMF中の27.9g(193mmol)のエチル(2E)−3−エトキシプロプ−2−エノエートの溶液に、20.0g(129mmol)のエチル3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートおよび63.0g(193mmol)のCsCOを加えた。混合物をN雰囲気下で、100℃で15時間攪拌し、1Lの水で希釈し、次に500mLの酢酸エチルで3回抽出した。有機相を廃棄し、水相を1N HClで酸性化してpH3にし、酢酸エチル500mLで4回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を約500mLの容積に濃縮し、その時点で、溶液から多くの固形物が沈殿した。濾過後、固体を真空下で乾燥させて、化合物1を得た。LC−MS:m/e=208[M+H]
ステップ2:
30mLのMeCN中の3.0g(14.48mmol)の化合物1の溶液に、0.041g(0.14mmol)のPOBrを加えた。混合物をN雰囲気下で、60℃で2時間撹拌し、0℃の氷水を100mL加えて停止した。得られた混合物を飽和NaHCO水溶液で塩基性化してH7にし、100mLの酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物2を得た。LC−MS:m/e=270[M+H]
3.中間体3および4の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
18mLのジオキサン中の0.50g(2.95mmol)のtert−ブチルN−[(2R)−ブト−3−イン−2−イル]カルバメートの溶液に、0.90g(3.5mmol)のBPin、0.028g(0.30mmol)のt−BuONa、0.053g(0.15mmol)のCu(OTf)、0.078g(0.30mmol)のPPhおよび、0.28g(8.9mmol)のMeOHを室温で加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、50mLの水を加えて停止した。それを酢酸エチル50mLで3回抽出し、合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の5%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物3を得た。LC−MS:m/e=242[M+H−Bu]
ステップ2:
80mLのアセトンおよび40mLの水中の0.78g(2.6mmol)の化合物23−1の溶液に、1.74g(8.14mmol)のNaIOおよび0.61g(7.9mmol)のNHOAcを加えた。混合物をN雰囲気下で、室温で一晩撹拌し、200mLの水を加えることで停止した。それを200mLの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物4を得た。LC−MS:m/e=160[M+H−Bu]
3.中間体6の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
化合物5は、スキーム21、ステップ1に記載されたものと同様の手順に従って、3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸ベンジルから調製された。LC−MS:m/e=270[M+H]
ステップ2:
化合物5は、スキーム21、ステップ2に記載されたものと同様の手順に従って化合物6に変換された。LC−MS:m/e=332[M+H]
4.中間体7の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
60mLのトルエン中の2.5g(14.8mmol)のtert−ブチルN−[(2R)−ブト−3−イン−2−イル]カルバメートの撹拌混合物に、0.15g(1.5mmol)のCuCl、4.13g(0.016mmol)の4,4,5,5−テトラメチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロランおよび、0.21g(2.1mmol)のt−BuONaを加えた。上記の溶液に、アルゴン雰囲気下で、5mL(2mmol、トルエン中10%)のP(t−Bu)を−50℃で滴下して加え、0.95g(0.030mmol)のメタノールを加えた。混合物を−50℃で1時間撹拌し、真空下で濃縮して残留物を得、石油エーテル中の0〜30%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物7を得た。LC−MS:m/e=298[M+H]
5.中間体8の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
10mLジオキサン中の500mg(2.78mmol)のtert−ブチルN−(1−エチニルシクロプロピル)カルバメートの溶液に、841mg(3.30mmol)の4,4,5,5−テトラメチル−2−(4、4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン、49.9mg(0.140mmol)のCu(OTf)、72.4mg(0.280mmol)のPPh、26.5mg(0.280mmol)のナトリウム2−メチルプロパン−2−オレートおよび、265mg(8.30mmol)のMeOHを加えた。混合物を窒素雰囲気下で、室温で2時間撹拌し、50mLの水を加えて停止した。それを15mLの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を30mLのブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の0〜5%勾配の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物8を得た。LC−MS:m/e=295[M−Me+H]
6.中間体10の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
キシレン30mL中の1.6g(18mmol)の(R)−3−アミノブタン−1−オールの撹拌溶液に、2.8g(19mmol)の1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン−1,3−ジオンを室温で加えた。混合物を140℃で一晩攪拌し、室温まで冷却した。それを100mLの酢酸エチルで希釈し、50mLの飽和NaHCO溶液および50mLの10%クエン酸溶液で洗浄した。有機相を無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して粗化合物9を得、これをさらに精製することなく次のステップで直接使用した。LC−MS:m/e=220[M+H]
ステップ2:
30mLのCHCl中の1.0g(4.6mmol)の化合物9の撹拌溶液に、1.8g(5.5mmol)のCBrを0℃で少しずつ加えた。上記の混合物に、1.3g(5.0mmol)のPPhを0℃で少しずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次に真空下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の15%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物10を得た。LC−MS:m/e=282、284[M+H]
7.中間体12の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
10mLのCHCl中の0.50g(5.6mmol)(3R)−3−アミノブタン−1−オールおよび0.85g(8.4mmol)のEtNの攪拌溶液に、1.35g(6.2mmol)のBocOを0℃で少しずつ加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、20mLの水で希釈した。それを20mLのCHClで3回抽出した。合わせた有機層を20mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の50%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物11を得た。H NMR:1H NMR(300MHz、DMSO−d)δ6.62(d、J=8.4Hz、1H)、4.34(t、J=5.1Hz、1H)、3.55(p、J=7.0Hz、1H)、3.40(ddt、J=10.1、6.8、3.4Hz、2H)、1.63−1.40(m、2H)、1.39(s、9H)、1.02(d、J=6.6Hz、3H)。
ステップ2:
20mLのトルエン中の0.70g(3.7mmol)の化合物11および1.3g(4.8mmol)のDPPAの撹拌溶液に、窒素雰囲気下で、0.73g(4.1mmol)のDBUを滴下して加えた。得られた混合物を室温で1時間、その後80℃でさらに2時間撹拌した。それを100mLの水で希釈し、100mLのCHClで3回抽出した。合わせた有機層を100mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の5%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物12を得た。H NMR(300MHz、DMSO−d)δ7.67−7.15(m、1H)、6.75(d、J=8.4Hz、1H)、3.60−3.49(m、1H)、3.32(dd、J=14.2、1.7Hz、1H)、1.60(qd、J=7.1、3.5Hz、2H)、1.39(s、9H)、1.04(d、J=6.6Hz、3H)。
8.中間体14の合成:
Figure 0006986789
ステップ1:
120mLのTHF中の2.00g(28.5mmol)のシクロプロパンカルバルデヒドの攪拌溶液に、3.80g(31.4mmol)の(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドおよび、13.0g(57.1mmol)のTi(OEt)を加えた。混合物を75℃で2時間撹拌し、室温まで冷却した。それを100mLの酢酸エチルおよび100mLの水で希釈し、濾過して、濾過ケーキを50mLの酢酸エチルで洗浄した。濾液を60mLの酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を100mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の20%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物13を得た。LC−MS:m/e=174[M+H]
ステップ2:
3mLのCHCl中の200mg(1.15mmol)の化合物13の撹拌溶液に、7mL(0.35mmol、THF中0.5M)のブロモ(エチニル)マグネシウムを窒素雰囲気下で、0℃で滴下して加えた。混合物を窒素雰囲気下で、室温で一晩攪拌し、0℃の飽和NHCl溶液を10mL加えることにより停止した。10mLのCHClで3回抽出した。合わせた有機抽出物を10mLのブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。濾過後、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これを、石油エーテル中の25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、化合物14を得た。LC−MS:m/e=200[M+H]
上記の実験手順で使用されるLC−MS条件:
条件A:Shimadzu LC20AD/LCMS2020;カラム:Shim−pack XR−ODS(50×3.0mm)2.2μm;移動相:A:0.05%トリフルオロ酢酸水溶液、B:アセトニトリル中0.05%トリフルオロ酢酸;勾配:1.1分間で95:5〜0:100(A:B)、0.55分間で0:100(A:B)、流速:1.2ml/分。UV検出:190−400nm。
条件B:Shimadzu LC30AD/LCMS2020、カラム:CORTECS−C18(50×2.1mm)2.7μm;移動相:A:0.1%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;勾配:1.1分で90:10〜0:100(A:B)、0.50分間で0:100(A:B)、流速:1.0ml/分、UV検出:190−400nm。
条件C:Shimadzu LC3OAD/LCMS2020、カラム:Ascentis Express(50×3.0mm)2.7μm;移動相:A:0.05%トリフルオロ酢酸水溶液、B:アセトニトリル中0.05%トリフルオロ酢酸;勾配:1.2分間で95:5〜0:100(A:B)、0.50分間で0:100(A:B)、流速:1.5ml/分、UV検出:190−400nm。
条件D:Shimadzu LC20ADXR/LCMS2020、カラム:Poroshell HPH−C18(50×3.0mm)2.7μm;移動相:A:5mM炭酸水素アンモニウム水溶液、B:アセトニトリル;勾配:1.2分で90:10〜5:95(A:B)、0.50分間で5:95(A:B)、流量:1.2mL/分、UV検出:190−400nm。
条件E:Shimadzu LC20ADXR/LCMS2020、カラム:Kinextex EVO C18(50×3.0mm)2.6μm;移動相:A:5mM炭酸水素アンモニウム水溶液、B:アセトニトリル。勾配:1.2分で90:10から5:95(A:B)、0.50分間で5:95(A:B)、流速:1.2ml/分、UV検出:190−400nm。
条件F:Shimadzu LC20ADXR/LCMS2020、カラム:Kinextex XB−C18(50×3.0mm)2.6μm;移動相:A:0.1%ギ酸水溶液、B:アセトニトリル中0.1%ギ酸;勾配:1.1分間で90:10〜0:100(A:B)、0.50分間で0:100(A:B)、流速:1.5ml/分、UV検出:190−400nm。
(アッセイ)
本開示の化合物の記述された効力を決定するために使用され得るプロトコルを、以下に記載する。
Anastassiadisら、Nat Biotechnol.29:1039−45、2011に記載されているように、HotSpotアッセイプラットフォームを使用してキナーゼ/阻害剤相互作用を測定した。簡潔には、各反応について、キナーゼと基質を、20mM HEPES(pH7.5)、10mM MgCl、1mM EGTA、0.02% Brij35、0.02mg/mL BSA、0.1mM NaVO、2mM DTT、および1%DMSOを含むバッファー中で混合した。次に、化合物を各反応混合物に加えた。20分間のインキュベーション後、ATP(Sigma−Aldrich)および[γ−33P]ATP(PerkinElmer)を、最終合計濃度が100μMになるように添加した。反応を室温で2時間行い、P81イオン交換セルロースクロマトグラフィーペーパー(Whatman)にスポットした。ろ紙を0.75%リン酸中で洗浄して、取り込まれていないATPを除去した。ビヒクル含有(DMSO)キナーゼ反応に対する残存キナーゼ活性の百分率は、各キナーゼ/阻害剤ペアについて計算した。Anastassiadisら、Nat Biotechnol.29:1039−45、2011に記載されているように、外れ値を特定し、除外した。IC50値は、Prism5(GraphPad)を用いて計算した。選択した化合物の試験結果を表2にまとめるが、表中のAは100nM未満のIC50値を表し、Bは100〜1000nMのIC50値を表し、Cは1000nM超のIC50値を表す。
Figure 0006986789
別段の記載がない限り、本明細書で使用される成分の量、分子量、反応条件などの特性を表すすべての数字は、すべての場合において「約」という用語によって修飾されるものと理解されるべきである。各数値パラメータは、報告された有効数字の数に照らして、通常の丸め手段を適用することによって、少なくとも解釈されるべきである。したがって、反対に示されない限り、数値パラメータは、達成されることが求められる所望の特性に応じて変更されてもよく、したがって、本開示の一部と見なされるべきである。少なくとも、ここに示されている例は、説明のみを目的としており、本開示の範囲を制限しようとするものではない。
本開示の実施形態を説明する文脈で(特に以下の請求項の文脈で)使用される用語「a」、「an」、「the」、および類似の言及は、別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、単数形および複数形の両方をカバーすると解釈されるべきである。本明細書に記載されるすべての方法は、本明細書に別段の記載がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書で提供されるあらゆる全ての例、または例示的な記載(例えば、「のような」)の使用は、本開示の実施形態をよりよく明らかにすることを意図しいるにすぎず、特許請求の範囲に限定を課すものではない。本明細書中の記載は、本開示の実施形態の実施に不可欠な、請求項以外の要素を示すものと解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている代替の要素または実施形態のグループ化は、制限として解釈されるべきではない。各グループの構成要素は、個別に、またはグループの他の構成要素または本明細書で見られる他の要素との任意の組み合わせで参照され、主張され得る。利便性や特許性の理由から、グループの1以上の構成要素が、グループに含まれるか、またはグループから削除されることが予想される。
本明細書では、実施形態を実施するための発明者が知る最良の形態を含む、本発明のいくつかの実施形態について記載されている。もちろん、これらの説明された実施形態の変形は、前述の記載を読めば当業者に明らかである。発明者は、当業者がそのような変形を適切に使用することを期待し、発明者は、本開示の実施形態が本明細書に具体的に記載された以外の方法で実施されることを意図している。したがって、特許請求の範囲には、適用される法律で許可されているように、請求項に記載された主題の変更および同等物の一切が含まれる。さらに、本明細書で別段の指示がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、そのすべての可能な変形における上記の要素の任意の組み合わせが考えられる。
最後に、本明細書に開示される本発明の実施形態は、特許請求の範囲の原理を例示するものであることを理解すべきである。採用され得る他の変更は、請求項の範囲内である。したがって、代替実施形態は、限定されずに例として、本明細書の教示に従って利用することができる。したがって、特許請求の範囲は、示され、記載されたとおりの実施形態に正確に限定されるものではない。
(付記)
(付記1)

Figure 0006986789
で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
Figure 0006986789
(環A)は、任意に置換されたフェニレン、またはN、OおよびSから独立して選択される1、2、もしくは3個のヘテロ原子を有する任意に置換された5員ヘテロアリール環、または1もしくは2個の環窒素原子を有する任意に置換された6員ヘテロアリール環であり、
Figure 0006986789
(環B)は、1、2、3、または4個の環窒素原子を有する任意に置換された縮合二環式ヘテロ芳香環系であり、
XおよびYは、独立してNまたはCRであり、
Dは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC2−3アルキレンであり、Dの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Dの置換基の1つまたは2つは、
Figure 0006986789
の親環と共に縮合環系またはスピロ環系を形成することができ、
Lは、−C(O)NR−または−NR(CO)−であり、
Eは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC1−3アルキレンであり、Eの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Eの置換基のうちの2つは、結合して環を形成していてもよく、
Wは共有結合、O、NR、CRA1B1、CRA1=CRB1、またはC=CRA1B1であり、
A1およびRB1は、独立して、H、F、Cl、Br、I、またはC1−6ヒドロカルビルであり、
は、HまたはC1−6ヒドロカルビルである、
化合物。
(付記2)
環Aが、任意に置換されたピリジン−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記3)
環Aが、任意に置換されたピリジン−2,3−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記4)
環Aが、任意に置換された5−フルオロ−ピリジン−2,3−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記5)
環Aが、任意に置換されたピリダジン−3,4−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記6)
環Aが、任意に置換された2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−1,3−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記7)
Figure 0006986789
が、任意に置換された(ピリジン−3−イル)2−オキシ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記8)
環Aが、任意に置換された3−オキソ−2,3−ジヒドロピリダジン−2,4−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記9)
環Aが、任意に置換されたベンゼン−1,2−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記10)
環Aが、任意に置換された1H−ピラゾール−1,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記11)
環Aが、任意に置換されたオキサゾール−2,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記12)
環Aが、任意に置換された1H−1,2,3−トリアゾール−1,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記13)
環Aが、任意に置換された1H−イミダゾール−2,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記14)
環Aが、任意に置換されたチアゾール−2,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記15)
環Aが、任意に置換されたピリミジン−4,5−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記16)
環Aが、任意に置換された1H−1,2,3−トリアゾール−1,4−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記17)
環Aが、任意に置換された(ピリジン−3−イル)2−オキシ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記18)
環Aが、任意に置換されたピリジン−3,4−ジ−イルを含む、付記1に記載の化合物。
(付記19)

Figure 0006986789
でさらに表される付記3の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(付記20)
環Bが、任意に置換されたピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記21)
環Bが、任意に置換されたイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記22)
環Bが、任意に置換されたイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記23)
環Bが、任意に置換されたイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記24)
環Bが、任意に置換された1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−3,5−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記25)
環Bが、任意に置換された[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記26)
環Bが、任意に置換されたピリド[3,2−d]ピリミジン−4,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記27)
環Bが、任意に置換された1,7−ナフチリジン−2,8−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記28)
環Bが、任意に置換されたピリド[3,4−b]ピラジン−3,5−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記29)
環Bが、任意に置換されたプテリジン−4,6−ジ−イルである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、または19に記載の化合物。
(付記30)
環Bが、置換されていないピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルであり、環Bのピラゾール環がLに結合している、付記20に記載の化合物。
(付記31)
XがNである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記32)
YがNである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記33)
XがCRである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記34)
YがCRである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記35)
XおよびYの両方がNである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記36)
XがNであり、YがCHである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30に記載の化合物。
(付記37)
Figure 0006986789
が、任意に置換されたピラゾリジン−1,2−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記38)
Figure 0006986789
が、任意に置換された3−オキソピラゾリジン−1,2−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記39)
Figure 0006986789
が、任意に置換された5−オキソピロリジン−1,2−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記40)
Figure 0006986789
が、任意に置換された3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,3−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記41)
Figure 0006986789
が、任意に置換された5,6−ジアザスピロ[2.4]ヘプタン−5,6−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記42)
Figure 0006986789
が、任意に置換されたピロリジン−1,2−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記43)
Figure 0006986789
が、任意に置換された6,6−ジメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,3−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記44)
Figure 0006986789
が、任意に置換された2−オキソオキサゾリジン−3,4−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記45)
Figure 0006986789
が、任意に置換された2−オキソアゼチジン−1,4−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記46)
Figure 0006986789
が、置換されていない5,6−ジアザスピロ[2.4]ヘプタン−5,6−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記47)
Figure 0006986789
が、置換されていない3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2,3−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記48)
Figure 0006986789
が、置換されていないピロリジン−1,2−ジ−イルを含む、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、または36に記載の化合物。
(付記49)
Lが−C(O)NR−である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、または48に記載の化合物。
(付記50)
Lが−C(O)NR−であり、LのC原子が環Bに結合している、付記49に記載の化合物。
(付記51)
Lが−C(O)NR−であり、LのC原子が環Bに結合しており、環Aがピリジン−2,3−ジ−イル、ベンゼン−1,2−ジ−イル,2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−1,3−ジ−イル、またはピリジン−2,6−ジ−イルである、付記20に記載の化合物。
(付記52)
Figure 0006986789
が、1)非縮合のピロリジン−1,2−ジ−イルではなく、2)2−オキソオキサゾリジン−3,4−ジ−イルではなく、または3)XがNであるとき、ピロリジン−1,2−ジ−イルではない、付記51に記載の化合物。
(付記53)
Lが−C(O)NH−であり、LのC原子が環Bに結合している、付記50に記載の化合物。
(付記54)
Lが−NR(CO)−である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、または48に記載の化合物。
(付記55)
Lが−NH(CO)−であり、LのN原子が環Bに結合している、付記54に記載の化合物。
(付記56)
Eが任意に置換されたCアルキレンである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、または55に記載の化合物。
(付記57)
Eが任意に置換されたCアルキレンである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、または55に記載の化合物。
(付記58)
WがCRA1B1である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、または57に記載の化合物。
(付記59)
Wが共有結合である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、または57に記載の化合物。
(付記60)
WがOである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、または57に記載の化合物。
(付記61)
E−Wが
Figure 0006986789
であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記62)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記63)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記64)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記65)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記66)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記67)
E−Wが
Figure 0006986789
である、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、または60に記載の化合物。
(付記68)
任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−2(1,2)−ピラゾリジナ−3(1,2)−ベンゼナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(5,4)−ピリミジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−3,3−ジヒドロ−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−32,8−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−4−オキサ−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロノナファン−9−オン、任意に置換された(1E,1E,2S,3Z)−3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(4,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン−2,8−ジオン、任意に置換された(R,1E,1E)3H−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(5,1)−トリアゾラ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(3’E,4’E)−スピロ[シクロプロパン−1,4’−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピラゾリジナシクロオクタファン]−8’−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2R,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(2,1)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(2S,E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E)−8−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4E)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(S,1E,1E,4Z)−7−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−4−エン−8−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(S,1E,1E)−4−メチレン−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(R,1E,1E)−6−アザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(E)−7−アザ−1(6,3)−イミダゾ[1,2−b]ピリダジナ−3(4,3)−ピリジナ−2(1,2)−ピロリジナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−3,3−ジヒドロ−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,1)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−3,7−ジオン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、または任意に置換された(1E,1E,2S,2S,2R)−2,2−ジメチル−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オンである化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(付記69)
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
Figure 0006986789
を含む化合物またはその薬学的に許容される塩。
(付記70)
前記化合物がR−エナンチオマーである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、または69に記載の化合物。
(付記71)
前記化合物がS−エナンチオマーである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、または69に記載の化合物。
(付記72)
前記化合物が単一のジアステレオマーである、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、または69に記載の化合物。
(付記73)
前記化合物が重水素化されている、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、または69に記載の化合物。
(付記74)
癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療方法であって、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、または73に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含む、方法。
(付記75)
癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療のための医薬の製造における、付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、または73に記載の化合物の使用。
(付記76)
少なくとも1つの薬学的に許容される担体と組み合わせて、治療有効量の付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、または73に記載の化合物を含む、医薬組成物。
(付記77)
治療有効量の付記76に記載の医薬組成物を、それを必要とする患者に投与することを含む、癌および他のTRKキナーゼ関連疾患または障害の治療方法。
(付記78)
付記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、または73に記載の化合物と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、を含む医薬組成物の製造方法。

Claims (23)


  1. Figure 0006986789
    で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
    Figure 0006986789

    Figure 0006986789
    であり、環窒素原子が環Bに結合し、
    Figure 0006986789
    (環A)は、0、1、2、または3個の置換基で任意に置換されたピリジン−ジ−イルであり、各置換基は独立してR 、F、Cl、Br、I、CN、−OR 、CF 、−NO 、−NR 、−COR 、−CO 、−OCOR 、−OCONR 、−NR COR 、または−CONR であり、
    Figure 0006986789
    (環B)は、0、1、2、または個の置換基で任意に置換されたピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジ−イルであり、各置換基は独立してR 、F、Cl、Br、I、CN、−OR 、CF 、−NO 、−NR 、−COR 、−CO 、−OCOR 、−OCONR 、−NR COR 、または−CONR であり
    は、炭素原子が環Bに結合した−C(O)NR −であり、
    Eは、化学的に適切な、0、1、2、3、4、5、または6個の置換基を有するC1−3アルキレンであり、Eの置換基は、独立して、F、Cl、Br、I、OH、=O、C1−6アルキルまたはC1−6シクロアルキルであり、Eの置換基のうちの2つは、Eの結合した炭素原子とともに結合して飽和3員環を形成していてもよく、
    Wは共有結合、O、NR、CRA1B1、CRA1=CRB1、またはC=CRA1B1であり、
    A1およびRB1は、独立して、H、F、Cl、Br、I、またはC1−6ヒドロカルビルであり、
    およびR は、独立してHまたはC1−6ヒドロカルビルであ
    1a およびR 2a は、独立してH、OH、C 1−3 アルキル、F、Cl、またはBrであり、
    Rは、ピロリジン環の任意の環炭素原子における0、1、2、3、4、または5個の置換基を表し、各Rは、独立してH、OH、C 1−3 アルキル、F、Cl、またはBrである、
    化合物。
  2. 環Aが、任意に置換されたピリジン−2,3−ジ−イルである、請求項1に記載の化合物。
  3. 環Aが、任意に置換された5−フルオロ−ピリジン−2,3−ジ−イルである、請求項1に記載の化合物。
  4. Figure 0006986789
    が、任意に置換された(ピリジン−3−イル)2−オキシ−イルである、請求項1に記載の化合物。

  5. Figure 0006986789
    で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
    、R 、R 、R 、R 、R 、またはR は、独立してR 、F、Cl、Br、I、CN、−OR 、CF 、−NO 、−NR 、−COR 、−CO 、−OCOR 、−OCONR 、−NR COR 、または−CONR である、請求項1に記載の化合物。
  6. R、R 1a 、またはR 2a が、独立してHまたはCH である、請求項に記載の化合物。
  7. CH である、請求項1に記載の化合物。
  8. Oである、請求項1に記載の化合物。
  9. C=CH である、請求項1に記載の化合物。

  10. Figure 0006986789
    である、請求項1に記載の化合物。

  11. Figure 0006986789
    である、請求項1に記載の化合物。

  12. Figure 0006986789
    である、請求項1に記載の化合物。

  13. Figure 0006986789
    である、請求項1に記載の化合物。
  14. E−Wが
    Figure 0006986789
    であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
  15. E−Wが
    Figure 0006986789
    であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
  16. E−Wが
    Figure 0006986789
    であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
  17. E−Wが
    Figure 0006986789
    であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
  18. E−Wが
    Figure 0006986789
    であり、アスタリスクはC原子のLとの結合点を示す、請求項1に記載の化合物。
  19. 意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−メチレン−2,6−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロヘプタファン−7−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2S,2S)−4−オキサ−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、任意に置換された(1E,1E,2R,2R,2S)−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,2)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オン、または任意に置換された(1E,1E,2S,2S,2R)−2,2−ジメチル−2,7−ジアザ−1(5,3)−ピラゾロ[1,5−a]ピリミジナ−3(3,2)−ピリジナ−2(3,4)−ビシクロ[3.1.0]ヘキサナシクロオクタファン−8−オンである請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  20. Figure 0006986789
    である請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  21. 前記化合物が重水素化されている、請求項1に記載の化合物。
  22. TRKキナーゼ関連または他のTRKキナーゼ関連疾患もしくは障害の治療のための医薬の製造における、請求項1に記載の化合物の使用。
  23. 請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と、を含む、医薬組成物。
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