JP6981273B2 - 車両用表示装置搭載構造 - Google Patents

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本発明は、車両用表示装置搭載構造に関する。
下記特許文献1には、車両用助手席用エアバッグ装置に関する発明が開示されている。この車両用助手席用エアバッグ装置は、助手席エアバッグとセンタエアバッグとを有している。センタエアバッグは、助手席エアバッグの車幅方向中央側かつインストルメントパネル(以下、「インパネ」と称する。)の車幅方向中央に設けられた表示装置の車両後方側にて膨張展開する。したがって、斜突時や微小ラップ衝突時(以下、「車両衝突時」と称する。)に膨張展開した助手席エアバッグとセンタエアバッグとの間の部位で乗員を拘束すると共に、センタエアバッグが表示装置に干渉するのを抑制することができる。
特開2017−24478号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、センタエアバッグは助手席エアバッグからガスの供給を受けて膨張展開することから、助手席エアバッグの展開状態によってはセンタエアバッグが表示装置に干渉する可能性がある。この場合、表示装置がセンタエアバッグの膨張展開の抵抗となり、センタエアバッグの膨張展開が遅れる可能性がある。センタエアバッグの膨張展開が遅れると、乗員の拘束を十分に行うことができないため、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両衝突時における乗員拘束の円滑化を図ることができる車両用表示装置搭載構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用表示装置搭載構造は、車室の前方側に設けられると共に、車幅方向に沿って延設されたインストルメントパネルと、前記インストルメントパネルの車幅方向中央部にて前記インストルメントパネルの上面に対して車両上方側へ突出して設けられると共に、膨張展開した助手席用エアバッグ装置のエアバッグから展開荷重を受けると略車両後方側へ移動可能とされた表示装置と、を有し、前記表示装置は、前記インストルメントパネルの内部に設けられたナビゲーションシステム装置に回転機構を介して取り付けられており、前記回転機構は、車幅方向を長手方向として前記ナビゲーションシステム装置に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材の長手方向における運転席側の一端部に設けられ、略車両上下方向を軸方向として回動可能に前記表示装置と前記ベース部材とを連結する回転軸部と、通常時に前記表示装置と前記ベース部材とを係合し、前記表示装置に対して車両後方側へ所定値以上の荷重が入力された場合に前記表示装置と前記ベース部材との係合を解除する嵌合部と、前記ベース部材の長手方向他端部側に設けられ、前記表示装置の一定以上の回動を制限するストッパ部と、を備えており、前記ストッパ部が前記表示装置の回動を制限する位置は、膨張展開した前記エアバッグが回動を制限された前記表示装置の助手席側の端部から略車幅方向外側へ向かう反力を取得可能な位置とされる
請求項1に記載の発明によれば、車室の前方側に設けられると共に車幅方向に沿って延設されたインパネにおける車幅方向中央部には、表示装置が設けられており、この表示装置は、インパネの上面に対して車両上方側へ突出して設けられている。つまり、表示装置は、乗員の視線移動が少ない位置に設けられると共に、インパネ内に収めずに大型化できるため、表示装置の視認性や利便性を向上させることができる。
ここで、表示装置は、膨張展開したエアバッグから展開荷重を受けると略車両後方側及び車両下方側の少なくとも一方へ移動可能とされている。つまり、車室側へ膨張展開するエアバッグに押圧された表示装置がいわば逃げるように移動することで、表示装置がエアバッグの膨張展開に対する抵抗となるのを抑制することができる。したがって、エアバッグの膨張展開の遅れを抑制することができる。
請求項1に記載の発明に係る車両用表示装置搭載構造は、車両衝突時における乗員拘束の円滑化を図ることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する車両における車両衝突時の車室内を示す概略平面図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する車両のおける車両衝突時の車室内の助手席側を示す概略側面図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する表示装置を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する表示装置の通常状態時を示す概略正面図である。 第1実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する表示装置の通常状態時を示す概略平面図である。 図5に対して車両衝突時の状態を示す概略平面図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 第2実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する表示装置の通常状態時を示す概略正面図である。 図8に対して車両衝突時の状態を示す概略正面図である。 第3実施形態に係る車両用表示装置搭載構造を有する表示装置の車両衝突時を示す概略正面図である。 図10に対して車両側面側から見た状態を示す概略断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図7を用いて、本発明に係る車両用表示装置搭載構造の第1実施形態について説明する。なお、各図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車幅方向外側(LH)、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
(全体構成)
図1に示されるように、車両用表示装置搭載構造10を有する車両12の車室14の車両前方側における運転席16及び助手席18の前方側には、車幅方向に沿って延設されたインパネ20が設けられている。
(インパネ)
すなわち、図7に示されるように、車室14の車両前方側には、インパネリインフォースメント(以下、「リインフォース」と称する。)22が設けられている。このリインフォース22は、車幅方向の両端部に設けられた一対の図示しないフロントピラー間に架け渡されている。具体的には、車幅方向に延在する筒状に形成された筒状部22A(図5参照)と、筒状部22Aの車幅方向の両端部に設けられていると共にフロントピラーにボルト等を介して固定される図示しないフロントピラー固定部と、を含んで構成されている。このリインフォース22には、車室14内側からインパネ20が図示しない締結具を介して締結されている。
インパネ20は、一例として樹脂製の基材に発泡層及び表皮が積層した構成とされている。図1に示されるように、インパネ20における運転席16と対向する位置には、リインフォース22に支持されたステアリングホイール24を有するステアリングコラム26が設けられている。また、ステアリングコラム26の車両上方側には、車両12の速度やエンジンの回転数等を表示する図示しないインジケータが設けられている。
(助手席用エアバッグ装置)
インパネ20における助手席18に対向した位置の内部には、助手席用エアバッグ装置28が設けられている。助手席用エアバッグ装置28は、ケース(不図示)と、インフレータ(不図示)と、エアバッグ28Aとを有しており、作動していない通常時において、リインフォース22(図7参照)に取り付けられたケース内にインフレータ及び折り畳んだ状態のエアバッグ28Aが収納されている。インフレータは、図示しないセンサ及び制御装置によって車両衝突を検知するとエアバッグ28Aへとガスを供給する。
インパネ20における助手席用エアバッグ装置28に対応した部位には、図示しないエアバッグドアが形成されており、このエアバッグドアは、エアバッグ28Aが膨張展開時に開裂するティア部(不図示)によって開放される。したがって、車両衝突を検知すると、インフレータが作動して折り畳まれたエアバッグ28Aをエアバッグドアへ向けて膨張展開させる。エアバッグ28Aは、エアバッグドアを押圧して開裂させ、車両後方側、すなわち助手席18へ向けて車室14内へ膨張展開される(図2も参照)。
(表示装置)
インパネ20の車幅方向の中央部には、一例としてナビゲーションシステム装置(以下、「ナビ装置」と称する。)30が設けられている。ナビ装置30は、図5に示されるように、リインフォース22の筒状部22Aに取り付けられた一対のブラケット32にナビ装置30の側壁部から車幅方向外側へ延設された一対の締結部34を当接させかつそれぞれに締結具36を挿通させて締結している。なお。この締結部34は、ナビ装置30の側壁部における底壁側に配置されている(図4参照)。また、ナビ装置30は、一対のブラケット32の間に配置されている。
図3に示されるように、ナビ装置30は、一例として車幅方向を長手方向とする略矩形箱状に形成されている。ナビ装置30の車両後方側には、回動機構部38を介して表示装置40が取り付けられている。この表示装置40は、一例として略車両前後方向を厚さ方向とする略矩形箱状に形成されており、車室14側へ向けて設けられた図示しない液晶部によって情報表示及びナビ装置30の操作が可能とされている。
図7に示されるように、ナビ装置30は、インパネ20に形成された開口部44からインパネ20の内部に設けられている。一方、表示装置40は、開口部44から車室14側へ設けられている。なお、表示装置40は、乗員が情報の視認及び操作をし易いようにインパネ20の上面20Aより略車両上方側へ突出するように配置されている。このインパネ20は、車両上下方向の寸法を小さく設定することですっきりとした見栄えを実現する所謂薄型インパネとされている。
図3に示されるように、回動機構部38は、ベース部材38Aと、回転軸部38Bと、ストッパ部38Cと、嵌合部38Dとを有している。ベース部材38Aは、車幅方向を長手方向とする略矩形の板材とされており、ナビ装置30の車両後方側面に接合されている。
回転軸部38Bは、ベース部材38Aの長手方向における一端部38AAに設けられており、略車両上下方向を軸方向として回動可能にベース部材38Aと表示装置40とを連結している。したがって、表示装置40は、回転軸部38Bを中心に略車両後方側へ向かって回動可能とされている(図6参照)。
ストッパ部38Cは、ベース部材38Aの長手方向の他端部38AB側に設けられていると共に、挿通部38CAと係止孔38CBとを有している。挿通部38CAは、略車両上下方向に離間した一対の延設部38CCと、延設部38CCの長手方向の一端部同士を略車両上下方向に連結する連結部38CDとで車両側面視にて車両後方側へ向けて開口された略U字状に形成された円柱部材とされている。一対の延設部38CCの長手方向の他端部は、それぞれ表示装置40の裏面に結合されている。一方、係止孔38CBは、ベース部材38Aの長手方向の他端部38ABに設けられていると共に、ベース部材38Aの板厚方向に貫通されかつ略車両上下方向に並んで2つ形成されている(図4参照)。この係止孔38CB内に挿通部38CAの延設部38CCがそれぞれ挿通されている。
嵌合部38Dは、ベース部材38Aの他端部38ABに設けられており、爪部38DA(図6参照)と嵌合孔38DBとを有している。爪部38DAは、表示装置40の裏面から車両前方側へ向けて突出するように形成されている。一方、嵌合孔38DBは、ベース部材38Aに設けられていると共に、ベース部材38Aの板厚方向に貫通して形成されている。通常時においては、図5に示されるように、この嵌合孔38DB内に爪部38DAが挿通されて係合されている。表示装置40に対して車両後方側へ所定値以上の荷重が入力されると、図6に示されるように、この嵌合孔38DBと爪部38DAとの係合が解除されるように設定されている。なお、本実施形態では、この所定値は膨張展開する助手席用エアバッグ装置28のエアバッグ28Aが表示装置40の助手席18側の端部に当接して略車両後方側へと押圧する荷重値に設定されている。
図5に示されるように、嵌合部38D及びストッパ部38Cが設けられたベース部材38Aの他端部38ABは、助手席18側のブラケット32と車幅方向にて略同一の位置に設定されている。換言すると、表示装置40の助手席18側の端部とベース部材38Aの他端部38ABとの間には、嵌合部38Dやストッパ部38Cが設けられておらず、膨張展開したエアバッグ28Aが当接しても引っかかり難い構造とされている。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
上述のように、本実施形態では、図1に示されるように、車室14の前方側に設けられると共に車幅方向に沿って延設されたインパネ20における助手席18に対応した位置には、車両衝突時に車両後方側へ膨張展開するエアバッグ28Aを備えた助手席用エアバッグ装置28が格納されている。インパネ20の車幅方向中央部には、表示装置40が設けられており、この表示装置40は、インパネ20の上面に対して車両上方側へ突出して設けられている(図7参照)。つまり、表示装置40は、乗員の視線移動が少ない位置に設けられると共に、インパネ20内に収めずに大型化できるため、表示装置40の視認性や利便性を向上させることができる。
ここで、表示装置40は、図6に示されるように、膨張展開したエアバッグ28Aから展開荷重を受けると略車両後方側及び車両下方側の少なくとも一方へ移動可能とされている。つまり、車室14側へ膨張展開するエアバッグ28Aに押圧された表示装置40がいわば逃げるように図中の矢印M1に示すような移動をすることで、表示装置40がエアバッグ28Aの膨張展開に対する抵抗となるのを抑制することができる。したがって、エアバッグ28Aの膨張展開の遅れを抑制することができる。これにより、車両衝突時に乗員の拘束をより確実に行うことができる。
また、表示装置40は、ストッパ部38Cによって一定以上の移動が制限させる。つまり、膨張展開するエアバッグ28Aは、移動が制限された表示装置40から反力(図中矢印R)をとることができる。換言すると、移動が制限された表示装置40によって、エアバッグ28Aの車両幅方向内側(車両中央側)への揺動(ぶれ)を抑制することができる。これにより、エアバッグ28Aを早期に展開させかつより確実に乗員を拘束することができる。
なお、本実施形態では、ストッパ部38Cがベース部材38Aの他端部38AB側に設けられた構成とされているが、これに限らず、それ以外の部位に設けてもよい。また、ストッパ部38Cは、回転軸部38Bに一体的に設けて、表示装置40の回動を規制する構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、図8、図9を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置搭載構造について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態に係る車両用表示装置搭載構造50は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、エアバッグ28Aの膨張展開時(図1参照)に表示装置40が運転席16側の端部を中心に回動しながら車両下方側へ移動する点に特徴がある。
(表示装置)
すなわち、図8に示されるように、表示装置40とナビ装置30との間に設けられた回動機構部52は、ベース部材38Aと、回転軸部52Aと、ストッパ部52Bと、嵌合部38Dとを有している。
回転軸部52Aは、ベース部材38Aの長手方向における一端部38AAに設けられており、略車両前後方向を軸方向として回動可能にベース部材38Aと表示装置40とを連結している。したがって、表示装置40は、回転軸部52Aを中心に略車両下方側へ向かって回動可能とされている(図9参照)。
ストッパ部52Bは、ベース部材38Aの長手方向の他端部38AB側に設けられていると共に、挿通部52BAと係止孔52BBとを有している。挿通部52BAは、一例としてある程度の剛性を有するワイヤ状の部材により構成されており、長手方向の一端部52BCが表示装置40の裏面に結合されている(図9参照)。
係止孔52BBは、ベース部材38Aの長手方向の他端部38ABに設けられていると共に、ベース部材38Aの板厚方向に貫通されかつ略車両上下方向に並んで2つ形成されている。この係止孔52BB内に挿通部52BAの長手方向の他端部52BDがそれぞれ挿通された状態で結合されている。したがって、図9に示されるように、表示装置40が回転軸部52Aを中心に略車両下方側へ向かって回動した際に、ストッパ部52Bによって表示装置40がある程度以上回動するのを抑制することができる。なお、挿通部52BAは、通常時は折り畳んだ状態で格納されている。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、エアバッグ28Aの膨張展開時に表示装置40が運転席16側の端部を中心に回動しながら車両下方側へ移動する点以外は第1実施形態の車両用表示装置搭載構造10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、表示装置40を回転軸部52Aを中心に車両下方側へ回動させて移動させることで、膨張展開時のエアバッグ28Aに対して表示装置40の助手席18側の端部が車幅方向にて離間するように移動する。つまり、膨張展開するエアバッグ28Aの表示装置40への干渉量を小さくすることができる。したがって、エアバッグ28Aの膨張展開の遅れをより一層抑制することができる。
なお、本実施形態では、ストッパ部52Bがベース部材38Aの他端部38AB側に設けられた構成とされているが、これに限らず、それ以外の部位に設けてもよい。また、ストッパ部52Bは、回転軸部52Aに一体的に設けて、表示装置40の回動を規制する構成としてもよい。
(第3実施形態)
次に、図10、図11を用いて、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置搭載構造について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態に係る車両用表示装置搭載構造60は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、エアバッグ28Aの膨張展開時(図1参照)に表示装置40が下端側を中心として車両後方側へ倒れる点に特徴がある。
(表示装置)
すなわち、図10に示されるように、表示装置40の車両下方側部とナビ装置30とを略車両前後方向にて連結する保持機構部62は、ベース部材38Aと、ストッパ部62Aと、嵌合部62Bとを有している。ストッパ部62Aは、ベース部材38Aの一端部38AAと他端部38ABとにそれぞれ設けられている。それぞれのストッパ部62Aは、挿通部62AAと係止孔62ABとを備えており、挿通部62AAは、一例として金属製の剛体とされかつ車両側面視にて略楕円状(略トラック形状、図11参照)の環状部材により構成されている。この挿通部62AAの長手方向の一端部62AC(図11参照)は、表示装置40の裏面に回動可能に固定されている。
係止孔62ABは、ベース部材38Aの一端部38AA及び他端部38ABにそれぞれ設けられていると共に、ベース部材38Aの板厚方向に貫通されかつ略車両上下方向に並んで2つずつ形成されている。この係止孔62AB内に挿通部62AAがそれぞれ挿通されている。
嵌合部62Bは、ベース部材38Aの一端部38AAと他端部38ABにそれぞれ設けられており、爪部38DAと嵌合孔38DB(図5参照)とをそれぞれ有している。したがって、通常時においては、この嵌合孔38DB内に爪部38DAが挿通されて係合されている。表示装置40に対して車両後方側へ所定値以上の荷重が入力されると、嵌合孔38DBと爪部38DAとの係合が解除されるように設定されている。
嵌合孔38DBと爪部38DAとの係合が解除されると、図11に示されるように、表示装置40は自重により車両下方側へ落下しようとするが、表示装置40の車両下方側部とナビ装置30との間に設けられた保持機構部62のストッパ部62Aによって表示装置40の下端側の移動が抑制される。したがって、表示装置40の下端側を中心として表示装置40の上端側が図中の矢印M2に示すように車両後方側かつ車両下方側へ向かって移動する。つまり、表示装置40は、下端側を中心に車両後方側へ向かって倒れるように移動する。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、エアバッグ28Aの膨張展開時に表示装置40が下端側を中心として車両後方側へ倒れる点以外は第1実施形態の車両用表示装置搭載構造10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、表示装置40とナビ装置30とは、ベース部材38Aとストッパ部62Aと嵌合部62Bとのみを有する構成とされている。つまり、第1、第2実施形態と比べて比較的簡易な構成とすることができるので、コストを低減することができる。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、エアバッグ28Aの膨張展開時に表示装置40が略車両後方側へ移動するか略車両下方側へ移動するかのどちらか一方とされているが、これに限らず、略車両後方側及び略車両下方側の両方に移動する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用表示装置搭載構造
14 車室
20 インパネ(インストルメントパネル)
20A 上面(インパネの上面)
28 助手席用エアバッグ装置
28A エアバッグ
40 表示装置
50 車両用表示装置搭載構造
60 車両用表示装置搭載構造

Claims (1)

  1. 車室の前方側に設けられると共に、車幅方向に沿って延設されたインストルメントパネルと、
    前記インストルメントパネルの車幅方向中央部にて前記インストルメントパネルの上面に対して車両上方側へ突出して設けられると共に、膨張展開した助手席用エアバッグ装置のエアバッグから展開荷重を受けると略車両後方側へ移動可能とされた表示装置と、
    を有し、
    前記表示装置は、前記インストルメントパネルの内部に設けられたナビゲーションシステム装置に回転機構を介して取り付けられており、
    前記回転機構は、車幅方向を長手方向として前記ナビゲーションシステム装置に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材の長手方向における運転席側の一端部に設けられ、略車両上下方向を軸方向として回動可能に前記表示装置と前記ベース部材とを連結する回転軸部と、通常時に前記表示装置と前記ベース部材とを係合し、前記表示装置に対して車両後方側へ所定値以上の荷重が入力された場合に前記表示装置と前記ベース部材との係合を解除する嵌合部と、前記ベース部材の長手方向他端部側に設けられ、前記表示装置の一定以上の回動を制限するストッパ部と、を備えており、
    前記ストッパ部が前記表示装置の回動を制限する位置は、膨張展開した前記エアバッグが回動を制限された前記表示装置の助手席側の端部から略車幅方向外側へ向かう反力を取得可能な位置とされた車両用表示装置搭載構造。
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