JP2759819B2 - 自動車のエアバッグ装置 - Google Patents

自動車のエアバッグ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のエアバッグ装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来から、自動車の衝突に対する安全装置としてエア
バッグ装置があり、このエアバッグ装置は、エアバッ
グ、ガス発生器等を備えたエアバッグユニットを、イン
ストルメントパネルの助手席側の所定位置に形成された
開口の部分に配設してなるものであり、自動車の衝突時
に、ガス発生器が作動してエアバッグを膨張展開させ、
これにより、衝突時に前方に移動しようとする乗員の頭
部および胸部を保護するものである。上記開口の部分に
は、インストルメントパネルの他の部分にほぼ連続する
カバー部材が設けられており、このカバー部材は、エア
バッグの展開時には、該エアバッグの展開力により自動
的に開くようになっている。
このカバー部材としては、例えば米国特許第3,708,17
9号明細書に開示されているように、上下方向のほぼ中
央部に破断部となる脆弱部が形成されたプレートで構成
され、エアバッグ展開時に、該エアバッグの展開力によ
り該脆弱部から上方部分と下方部分に破断されて、観音
開き様に開くことができるようになった構造が知られて
いる。
このように、カバー部材を観音開き様に開く構造とす
ると、カバー部材の下方部分が助手席の乗員側に展開す
ることとなる。
ところで、助手席においては、子供がシートから離
れ、起立している場合があるが、このような場合にエア
バッグが展開すると、上記カバー部材の下方部分が該子
供に干渉するおそれがある。
この干渉を防止するには、インストルメントパネルの
エアバッグ装置の配置部分に、上記実開昭58-23756号公
報に開示されているような、乗員側に張り出す棚部を形
成することが考えられる。
(発明が解決しようとする課題) このようにインストルメントパネルに棚部を形成する
と、上記の状態の子供に対してのカバー部材の干渉は抑
制することができるものの、必然的にこの棚部が助手席
における居住空間を狭めるとともに、インストルメント
パネルのデザインが限定されてくるという問題がある。
そこで、本発明は、起立状態の子供に対するカバー部
材の展開時における干渉を防止することができる限度
で、上記棚部の幅を極力小さくすることのできる自動車
のエアバッグ装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、インストルメントパネルの助手席側の所定
位置に開口が形成されており、この開口の部分に、エア
バッグおよびこのエアバッグを収納するケーシング等を
有するエアバッグユニットが配設されており、上記イン
ストルメントパネルの前記開口の部分には、該インスト
ルメントパネルの他の部分にほぼ連続するカバー部材が
設けられており、上記カバー部材は、水平方向に延びる
脆弱部が形成され、エアバッグ展開時に、該エアバッグ
の展開力により該脆弱部から上方部分と下方部分に破断
されて展開されるようになっている自動車のエアバッグ
装置において、前記カバー部材の展開時に、少なくとも
前記下方部分が上記インストルメントパネル内部に向け
て移動するようになっていることを特徴とするものであ
る。
なお、上記カバー部材の下方部分は、インストルメン
トパネル内部に延びる支持部材に支持されており、この
支持部材の内方端を回転中心として、インストルメント
パネル内部に向けて回動できるように構成されているこ
とが望ましい。
(発明の作用・効果) 本発明のエアバッグ装置においては、上記のように、
カバー部材の展開時に、上記下方部分がインストルメン
トパネル内部に向かって移動するようになっているの
で、上記棚部の幅も小さくてすみ、車室内空間を広く取
ることができ、車室の居住性が向上するとともに、イン
ストルメントパネルのデザインの自由度が向上する。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施
例による自動車のエアバッグ装置について説明する。
第1実施例 第1図は、本発明の第1実施例によるエアバッグ装置
が組み込まれた自動車のインストルメントパネルを示す
図であり、第2図は、第1図の線A−Aに沿う断面図で
ある。
図において、符号1は、自動車のインストルメントパ
ネルを示し、このインストルメントパネル1の助手席側
の所定の部分に、車体幅方向に細長い開口1aが形成され
ており、この開口1a部分に本発明の実施例によるエアバ
ッグ装置2が組み込まれている。
このエアバッグ装置2が組み込まれた部分の車体構造
は、ほぼ次のようになっている。
すなわち、第2図に示されているように、エンジンル
ーム後端に位置するダッシュロアパネル3の上端部に、
ダッシュアッパパネル4が接合されており、このダッシ
ュアッパパネル4の上端には、カウルアッパパネル5が
その後端で接合されている。更に、図示されていない
が、カウルフロントパネルが、上記カウルアッパパネル
5の前端とダッシュアッパパネル4との間に接合され
て、車幅方向に延びるカウル閉断面を備えたカウルボッ
クス6を形成している。
上記カウルアッパパネル5の所定の部分には、フロン
トウインドガラス7が接着剤8により固定されている。
更に、上記ダッシュロアパネル3の後方位置で、ダッ
シュアッパパネル4の下方位置のインストルメントパネ
ル1の内部空間には、空気調和装置としてのクーリング
ユニット9が配設されている。上記インストルメントパ
ネル1のトップデッキ下面には、上記クーリングユニッ
ト9からの温風をデフドアを介してフロントウインドガ
ラス7に送風して、該フロントウインドガラス7の曇り
止めを行うデフロスタノズル10が設けられている。上記
のクーリングユニット9の後方位置には、グローブトレ
イ11と、グローブリッド12と、グローブポケット13とを
備えたグローブボックス14が配設されている。
上記クーリングユニット9の上部後方側には、ステア
リング支持メンバ15が配置されており、このステアリン
グ支持メンバ15は、車体幅方向に延び、その両端がブラ
ケット(図示せず)を介して両側のヒンジピラー(図示
せず)に連結されている。これも図示されていないが、
上記ステアリング支持メンバ11の中央部とフロアトンネ
ル部との間には、上下方向に延びる補強部材が張架され
て、ほぼT字状のステアリング支持構造が形成されてい
る。
上記ステアリング支持メンバ15には、ブラケット16が
固定されており、このブラケット16に、エアバッグ装置
2のエアバッグユニット20がフロントマウント方式で取
り付けられている。
上記エアバッグユニット20は、第3図に示されている
ように、シート側に向かって開放する開口21aを有する
ケーシング21、このケーシング内に折り畳まれた状態で
収容されたエアバッグ22(第3図に展開状態で示し
た)、このエアバッグ内に導入すべきガスを発生するた
めのガス発生器23、および上記ケーシング21の上部を覆
うカバー部材であるリッド24等からなるものである。上
記リッド24は、インストルメントパネル1に連続する状
態で、すなわちインストルメントパネル1の一部をなす
ような状態で配置される。
上記リッド24には、ほぼその上下方向中心線C位置
に、該リッドの全幅にわたって水平方向に延びる脆弱部
25が形成されており、該リッド24は、エアバッグ22の展
開時に、該エアバッグ22の展開力により上記脆弱部25か
ら破断されて、上方部分24aと下方部分24bに分割される
ようになっている。また、上記リッド24の上方部分24a
は、第2図および第3図に示されているように、その上
方に位置するインストルメントパネル1の部分26と一体
に形成されており、このインストルメントパネル1の部
分26の所定位置には、車体幅方向に延びる切り欠きが形
成されて、上方ヒンジ部27が形成されている。一方、上
記リッド24の下方部分24bは、その下縁から一体に延び
る支持部材28により支持されている。この支持部材28
は、インストルメントパネル1の内方に向かって延びる
ものであり、その内端が、可撓性部材で構成された下方
ヒンジ部29を介して上記ステアリング支持メンバ15に支
持されている。
上記インストルメントパネル1の上記リッド24の下側
の部分には、乗員方向に張り出した棚部30が形成されて
いる。この棚部30とステアリング支持メンバ15との間で
あって、エアバッグユニット20の下方には、後に説明す
る目的のため空間31が設けられている。
以上のような構造のエアバッグ装置2において、自動
車が衝突すると、この衝突を図示しない衝突センサで検
出して、イグナイタを発火し、ガス発生器23に内蔵させ
た化学物質に着火し、この化学物質から発生するガスを
エアバッグ22内に導入して、該エアバッグを膨張展開さ
せ、これにより、衝突時に前方に移動しようとする乗員
の頭部および胸部を保護する。上記リッド24は、上記エ
アバッグ22の展開の初期において、その展開力により、
上記脆弱部25から破断され、上記上方部分24aと下方部
分24bとに分割され、それぞれ上記上方ヒンジ部27およ
び下方ヒンジ部29を中心として矢印方向に観音開き様に
開くようになっている。このとき、リッド24の下方部分
24bは、インストルメントパネル1の内方側に回動し、
第3図に示されているように上記空間31内に収められる
ようになっており、従って、インストルメントパネル1
の助手席側近傍に子供が起立していたとしても、このリ
ッド24の下方部分24bが、該子供に干渉するようなこと
がない。
次に、第4図以降を参照して、本発明の他の実施例を
説明するが、上記第1の実施例と同一の部材・部品につ
いては、第1図乃至第3図に付した符号と同一の符号を
付して、その説明を省略する。
第2実施例 第4図は、本発明の第2実施例のエアバッグユニット
の断面図、第5図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この実施例においては、エアバッグユニット40自体
が、例えば可撓性部材で形成され、ケーシング21の開口
21aを覆うカバー部材41を備えている。このカバー部材4
1には、リッド24と同様に、その全幅にわたって延びる
脆弱部42が形成されている。
なお、この実施例においては、リッド24の上方部分24
aも支持部材43で支持され、この支持部材43がインスト
ルメントパネル・コア1bに可撓性部材44を介して連結さ
れたものとした。また、ケーシング21は、ダッシュアッ
パパネルに取り付けられた支持プレート45によっても支
持されている。
以上のような構造のエアバッグユニット40において
は、エアバッグ22の展開時において、その展開力によっ
て、第5図に示したように、カバー部材41が、脆弱部42
から破断して、上下方向に分割されて観音開き様に開く
とともに、リッド24も、上記エアバッグ22の展開力によ
り、上記脆弱部25から破断され、上記上方部分24aと下
方部分24bとに分割され、それぞれ上記可撓性部材44お
よび下方ヒンジ部29を中心として観音開き様に開くよう
になっている。このとき、リッド24の下方部分24bおよ
びカバー部材41の下方部分は、インストルメントパネル
1の内方側に回動し、第5図に示されているように上記
空間31内に収められるようになっており、従って、イン
ストルメントパネル1の助手席側近傍に子供が起立して
いたとしても、このリッド24の下方部分24bが、該子供
に干渉するようなことがない。
また、この実施例においては、エアバッグユニット40
自体がカバー部材41を備え、これによって閉塞されてい
るので、エアバッグユニットの取り扱いが容易となる。
第3実施例 第6図は、本発明の第3実施例のエアバッグユニット
の断面図、第7図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この第3実施例のエアバッグユニット50においては、
ケーシング21の上壁51および下壁52に、開口53、54が形
成されている。
この構造により、自動車の衝突時においては、ガス発
生器23からのガスが、第7図に矢印で示したように上記
開口53、54を通って、リッド24およびその支持部材43、
28に作用して、リッド24の脆弱部25からの破断および、
上方部分24aと下方部分24bとに分かれての展開の補助を
行う。従って、該リッド24の展開を素早く、かつ正確に
行える。
なお、この実施例においては、ガスが上記開口53、54
を通る分だけ、ガス発生器23の容量を大きくしておくこ
とが望ましい。
この実施例においては、一端エアバッグ22内に導入さ
れたガスが、該エアバッグに設けられたベントホール22
aのみならず上記開口53、54からも排出されるので、エ
アバッグの収縮が素早くなるという利点もある。
第4実施例 第8図は、本発明の第4実施例のエアバッグユニット
の断面図、第9図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
上記の実施例においては、リッド24を観音開き様に展
開させる形式のものについて説明したが、本実施例にお
いては、該リッド24を離脱させ、この離脱されたリッド
24をインストルメントパネル1の内部に収めるように構
成されている。
このため、本実施例のエアバッグユニット60において
は、リッド24の上方部分24aの支持部材43が、所定以上
の力をうけると分断される結合部材61によって、支持プ
レート62に結合されているとともに、下方部分24bの支
持部材28も、所定以上の力を受けると分断される結合部
材63によってステアリング支持メンバ15に結合されてい
る。なお、上記支持プレート62は、インストルメントパ
ネル1またはダッシュアッパパネル等に固定されてい
る。
また、リッド24の上方部分24aと支持部材43の上方に
は、インストルメントパネル1との間に上記空間31と同
様の空間64が設けられている。
この構造により、自動車の衝突時においては、ガス発
生器23からのガスが、第9図に矢印で示したように上記
開口53、54を通って、リッド24およびその支持部材43、
28に作用して、所定以上の力が加わると、上記結合部材
61および62が破断し、これによってリッド24の上方部分
24aと支持部材43は、上記空間64内に収められるように
移動するとともに、下方部分24bとその支持部材28も上
記空間31内に収められるように移動する。従って、リッ
ド24は、展開した後も完全にインストルメントパネル1
内に位置するので、安全度が極めて高い。
第5実施例 第10図は、本発明の第5実施例のエアバッグユニット
の断面図、第11図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この実施例におけるエアバッグユニット70において
は、リッド24が箱形のケーシング71の一部として構成さ
れている。このケーシング71のリッド24とは反対側の壁
72は、ケーシング21の底壁73に対して、離脱可能に密着
固定されている。この壁72の底壁73に対しての固定は、
例えば、耐熱性の小さい接着剤、ビス、その他の係合部
材等によって行われるが、所定以上の力が加わったとき
外れ、ケーシング71全体が車体前方に移動できるように
なっている。また、上記底壁73には、開口74が形成され
ている。なお、この実施例においては、ガス発生器23の
ガスの吹き出し口23aを底壁73側に設けることが望まし
い。また、図示はしていなが、ガスの浄化を図るため
に、メッシュ状ののフィルタを設けることが望ましい。
この構造において、自動車が衝突して、ガス発生器23
が作動すると、このガス発生器からのガスは、第11図に
示したように、開口74を通ってケーシング71の壁72に作
用し、該ケーシング71をケーシング21から外して、車体
前方側に移動させ、インストルメントパネル1内部に収
めさせる。
第6実施例 第12図は、本発明の第6実施例のエアバッグユニット
の断面図、第13図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この実施例においては、エアバッグユニット80は、そ
れぞれ入れ子式に形成された上方部分81と下方部分82を
有するカバー部材83を有している。この上方部分81と下
方部分82の合わせ部のエアバッグ22側には、エアバッグ
22の展開時に、該エアバッグにより、上方部分81には上
方に向かう力が、下方部分82には下方に向かう力が作用
するように、それぞれ傾斜したガイド面84、85が形成さ
れている。このカバー部材83の車室内側は、インストル
メントパネルの表皮と略同材質の薄い表皮材86で覆われ
ていることが望ましい。
この実施例においては、エアバッグ22が展開すると、
この展開の初期において、展開しつつあるエアバッグ22
が上記ガイド面84、85に作用して、第13図に示されてい
るように、上方部分81を上方に向けて短縮させる一方、
下方部分82を下方に向けて短縮させ、カバー部材83を開
放するようになっている。なお、このとき、上記表皮材
86は、展開するエアバッグ22によって破断されるものと
する。
第7実施例 第14図は、本発明の第7実施例のエアバッグユニット
の断面図、第15図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この実施例におけるエアバッグユニット90は、それぞ
れ軟質材で形成された上方部分91および下方部分92を有
するカバー部材93を有している。カバー部材93のこれら
の上方部分91および下方部分92の合わせ面は、接着剤等
により軽く接合されていることが望ましい。上記上方部
分91および下方部分92の合わせ部には、それぞれエアバ
ッグ22側に斜めに延びる延長部94および95が形成されて
いる。
これらの延長部94および95の先端には、それぞれワイ
ヤ96、97が結合されており、このワイヤ96、97は、転向
部材98、99によって転向して延び、その他端が、折り畳
まれてケーシング21内に収容されたエアバッグ22の所定
位置に結合されている。
この構造において、エアバッグ22が展開すると、該エ
アバッグ22は、この展開の初期において上記ワイヤ96、
97を引っ張り、このワイヤの作用によりカバー部材93の
上方部分91および下方部分92を、第15図に示されている
ように、曲げた状態で車体前方側に引っ張り、カバー部
材93を開くようになっている。
第8実施例 第16図は、本発明の第8実施例のエアバッグユニット
の断面図、第17図は、上記エアバッグユニットにおける
エアバッグの展開状態を示す断面図である。
この実施例におけるエアバッグユニット100は、それ
ぞれ硬質材で形成された上方部分101および下方部分102
を有するカバー部材103を有している。上記上方部分101
および下方部分102は、上方および下方の支持部材104、
105の端部に、所定以上の力が加わったとき離脱するよ
うに接合されている。
上記上方部分101のエアバッグ22側面の上端近傍、お
よび下方部分102のエアバッグ22側面の下端近傍には、
それぞれワイヤ106、107がその一端で結合されている。
これらのワイヤ106、107は、上記一端から転向部材10
8、109によって転向して延び、その他端が、折り畳まれ
てケーシング21内に収容されたエアバッグ22の所定位置
に結合されている。
この構造において、エアバッグ22が展開すると、該エ
アバッグ22は、この展開の初期において上記ワイヤ10
6、107を引っ張り、このワイヤの作用によりカバー部材
103の上方部分91および下方部分102を、第17図に示され
ているように、支持部材104、105の端部から離脱させ、
ケーシング21側に移動させ、カバー部材103を開くよう
になっている。
以上説明したように、本発明においては、展開したカ
バー部材がインストルメントパネル内に移動するように
なっているので、助手席側に子供が起立していたとして
も、このカバー部材がこの子供に干渉するようなことが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例によるエアバッグ装置が
組み込まれた自動車のインストルメントパネルを示す
図、 第2図は、第1図の線A−Aに沿う断面図、 第3図は、上記エアバッグ装置のエアバッグを展開状態
で示した第2図と同様の図、 第4図は、本発明の第2実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第5図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第6図は、本発明の第3実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第7図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第8図は、本発明の第4実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第9図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第10図は、本発明の第5実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第11図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第12図は、本発明の第6実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第13図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第14図は、本発明の第7実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第15図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図、 第16図は、本発明の第8実施例のエアバッグユニットの
断面図、 第17図は、上記エアバッグユニットにおけるエアバッグ
の展開状態を示す断面図である。 1……インストルメントパネル 1a……開口 2……エアバッグ装置 20……エアバッグユニット 24……リッド 24a……上方部分 24b……下方部分 31……空間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルの助手席側の所定
    位置に開口が形成されており、この開口の部分に、エア
    バッグおよびこのエアバッグを収納するケーシング等を
    有するエアバッグユニットが配設されており、前記イン
    ストルメントパネルの前記開口の部分には、該インスト
    ルメントパネルの他の部分にほぼ連続するカバー部材が
    設けられており、前記カバー部材は、水平方向に延びる
    脆弱部が形成され、エアバッグ展開時に、該エアバッグ
    の展開力により該脆弱部から上方部分と下方部分に破断
    されて展開されるようになっている自動車のエアバッグ
    装置において、前記カバー部材の展開時に、少なくとも
    前記下方部分が前記インストルメントパネル内部に向け
    て移動するようになっていることを特徴とする自動車の
    エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】前記カバー部材の下方部分は、インストル
    メントパネル内部に延びる支持部材に支持されており、
    この支持部材の内方端を回転中心として、インストルメ
    ントパネル内部に向けて回動できるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項第1項記載の自動車のエアバ
    ッグ装置。
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