JP3421597B2 - 車両用エアバックの支持構造 - Google Patents
車両用エアバックの支持構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エアバックの支
持構造に関するものであり、さらに詳細には、助手席用
エアバックを強固に支持し、助手席用エアバックの展開
位置を所望のように維持し得る車両用エアバックの支持
構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】運転席用エアバックを備えた車両におい
て、その両端がカウルサイドパネルに結合されたステア
リング支持メンバーに、ステアリングコラムを支持さ
せ、その内部に、ステアリングシャフトを設けるととも
に、ステアリングシャフトの車室内側端部に、ステアリ
ングハンドルを取付け、このステアリングハンドル内
に、運転席用エアバックを設けることにより、運転席用
エアバックを強固に支持し、所望の位置に展開し得るよ
うにした車両が知られている。また、運転席用エアバッ
クに加えて、助手席用エアバックを備えた車両も知られ
ており、助手席用エアバックの支持構造としては、助手
席用エアバックユニットを、インストルメントパネルの
前側に取付けたフレーム体に支持させるようにしたもの
が提案されている(たとえば、特開昭62−19854
7号公報など。)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな助手席用エアバックの支持構造においては、インス
トルメントパネルはそれ自体、大きな強度を有してはい
ないから、車体前方から衝撃荷重を受けたときに、イン
ストルメントパネルが大きく変形し、これにともなっ
て、助手席用エアバックの支持部分の位置が大きく変化
するため、エアバックを所望の位置に展開させることが
できないという問題があった。一般に、運転者は、車両
を運転しているため、その姿勢はほぼ一定であるが、助
手席に座っている乗員の姿勢は種々多様であるので、助
手席用エアバックは、所望の位置に展開させることがと
くに要求されており、したがって、かかる問題は、きわ
めて重要な問題であった。 【0004】本発明は、運転席用エアバックユニットと
助手席用エアバックユニットとを備えた車両のエアバッ
ク支持構造であって、助手席用エアバックユニットを強
固に支持し、助手席用エアバックユニットの展開位置を
所望のように維持し得る車両用エアバックの支持構造を
提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、運転席用エアバックユニットと助手席
用エアバックユニットとを備えた車両エアバックの支持
構造であって、その両端がカウルサイドパネルに結合さ
れ且つダッシュアッパパネルから所定距離離間して車幅
方向にほぼ水平に延びるステアリング支持メンバーに対
してステアリングコラムがステアリングコラム支持部材
により支持され、運転席用エアバックユニットが、ステ
アリングコラム内に設けられたステアリングシャフトの
車室内側端部に取り付けられたステアリングハンドル内
に配設された車両用エアバックの支持構造において、助
手席用エアバックユニットを車幅方向に離間した少なく
とも2つの取付ブラケットによりステアリング支持メン
バーに取り付け、ダッシュアッパパネルに一端が接続さ
れ他端がステアリングコラム支持部材の上方に延びるダ
ッシュアッパパネル接続部材を設け、ステアリング支持
メンバーに対するステアリングコラムの取付け位置と助
手席エアバックユニットの取付け位置の中間部で且つ車
幅方向ほぼ中央部においてステアリングコラムの取付け
位置及び助手席エアバックユニットの取付け位置とほぼ
同じ高さで車両前後方向にほぼ水平に延びてステアリン
グ支持メンバーと前記ダッシュアッパパネルを連結する
連結部材を設け、この連結部材の下方に空調ユニットを
車幅方向に配置したことを特徴としている。本発明によ
れば、運転席用エアバックユニットのみならず、助手席
用エアバックユニットをも強固に支持することができる
とともに、車体前方より衝撃荷重を受けたときに、運転
席用エアバックおよび助手席用エアバックをともに所望
の位置に展開させることが可能となる。 【0006】すなわち、車体前方から衝撃荷重を受けた
ときには、ステアリングハンドルに加わる車体前向きの
衝撃荷重によって、ステアリング支持メンバーのステア
リングコラム支持部の車体後上方に延びるステアリング
コラムの部分が、車体前方に曲がり、これにともなっ
て、ステアリング支持メンバーが、ステアリングコラム
により前方に押され、ステアリングコラム支持部におい
て、くの字状に前方へ曲がるが、運転席用エアバックユ
ニットは、その両端がカウルサイドパネルに結合された
剛性の高いステアリング支持メンバーに支持されたステ
アリングコラム内に設けられたステアリングシャフトの
車室内側端部に取付けられたステアリングハンドルの内
方に配設されているので、かかる場合にも、運転席用エ
アバックユニットの支持部の位置や運転席用エアバック
の展開方向が、車体幅方向に変位するおそれはなく、し
たがって、車体前方から衝撃荷重を受けたときに、運転
席用エアバックを所望位置に展開させることができる。
これに対して、助手席用エアバックユニットは、ステア
リングコラム支持部から離れた位置で、ステアリング支
持メンバーに取付けられているので、車体前方から衝撃
荷重を受けたときに、ステアリングコラム支持部おい
て、ステアリング支持メンバーがくの字状に前方へ曲が
ると、その支持位置および向きが、車体幅方向に変位し
て、助手席用エアバックを所望の位置に展開させること
ができなくなるおそれがあるが、本発明においては、ス
テアリング支持メンバーに対するステアリングコラムの
取付け位置と助手席エアバックユニットの取付け位置の
中間部で且つ車幅方向ほぼ中央部においてステアリング
コラムの取付け位置及び助手席エアバックユニットの取
付け位置とほぼ同じ高さで車両前後方向にほぼ水平に延
びてステアリング支持メンバーとダッシュアッパパネル
を連結する連結部材を設けたので、ステアリングコラム
支持部おいて、ステアリング支持メンバーが前方へ曲が
っても、その影響は、連結部材により遮断され、連結部
材より助手席用エアバックユニットの支持部側のステア
リング支持メンバーには及ばないので、車体前方から衝
撃荷重を受けたときにも、助手席用エアバックの支持位
置および向きを一定に保つことが可能になり、助手席用
エアバックを所望の位置に展開させることができる。 【0007】また、本発明によれば、助手席用エアバッ
クユニットが、車幅方向に離間した少なくとも2つのブ
ラケットにより、ステアリング支持メンバーに取付けら
れているため、支持剛性を向上させることができ、同時
に、衝突時の変形を防止することが可能になる。さら
に、本発明によれば、連結部材の下方に空調ユニットを
車幅方向に配置したので、連結部材と空調ユニットの配
置を両立させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施例につき、詳細に説明を加える。第1図は、本
発明の実施例にかかる車両用エアバックの支持構造の略
斜視図である。第1図においては、インストルメントパ
ネルが取り外された状態が示されており、第1図におい
て、その両端が、カウルサイドパネル1に結合され、車
体幅方向に延びるステアリング支持メンバー2には、助
手席用エアバックユニット3が、2つの取付ブラケット
4a、4bにより取付けられるとともに、ステアリング
コラム5が、支持部材6により取付けられ、ステアリン
グコラム5内には、図示しないステアリングシャフトが
設けられ、その車室内側端部には、ステアリングハンド
ル7が取付けられている。さらに、第1図に示すよう
に、ダッシュアッパパネル9にその一端が接続されその
他端がステアリング支持部材6の上方に延びるダッシュ
アッパパネル接続部材15が設けられている。ステアリ
ングハンドル7の内方には、運転席用エアバックユニッ
ト8が取付けられている。ステアリング支持メンバー2
に取付けられたステアリングコラム5の支持部材6と助
手席用エアバックユニット3の取付ブラケット4aとの
間には、ステアリング支持メンバー2とダッシュアッパ
パネル9とを連結する連結部材10が設けられている。
助手席用エアバックユニット3、運転席用エアバックユ
ニット8には、それぞれ、エアバックを展開するための
スリット11、12が設けられている。また、13はブ
ロワ、14は空調ユニットである。 【0009】第2図は、ステアリング支持メンバー2と
ダッシュアッパパネル9とを連結する連結部材10の構
造を示す略斜視図である。第2図に示されるように、連
結部材10は、ステアリング支持メンバー2を受け容れ
て、支持する半円筒状の受容れ部20と、ダッシュアッ
パパネル9に取付けられる取付部21および受容れ部2
0と取付部21とを連結する連結部22より構成されて
いる。第3図は、連結部材10とステアリング支持メン
バー2との連結状態を示す略中央縦断面図である。第4
図は、本発明の実施例にかかる車両用エアバックの支持
構造における助手席用エアバックユニットの支持構造お
よび連結部材の取付構造の詳細を示す略縦断面図であ
る。 【0010】第4図において、ダッシュロアパネル30
の上端部は、ダッシュアッパパネル9の前端部およびカ
ウルフロントパネル31の下端部に、それぞれ結合さ
れ、ダッシュアッパパネル9は、その上端部において、
カウルフロントパネル31の上端部に結合されたカウル
アッパパネル32の後端部と結合されるとともに、ブラ
ケット33によりカウルアッパパネル32と結合され、
カウルボックス34およびウィンドガラス35を保持す
るための閉断面36を形成している。略鉛直面を形成し
ているダッシュアッパパネル9の後面部には、連結部材
10の取付部21が取付けられ、連結部材10の受容れ
部20には、ステアリング支持メンバー2が受け容れら
れ、支持されている。さらに、助手席用エアバックユニ
ット3が、取付ブラケット4aを介して、ステアリング
支持メンバー2に取付けられている。助手席用エアバッ
クユニット3は、インストルメントパネル37により覆
われており、助手席用エアバックユニット3の車室内側
面に対向するインストルメントパネル37の部分には、
エアバックを展開するためのスリット38が設けられて
いる。インストルメントパネル37内には、さらに、デ
フダクト39、グローブボックス40が形成され、ま
た、空調ユニット14およびニープロテクタ41が設け
られている。42は、開閉リッドである。第5図は、助
手席用エアバックユニット3の構造を示す略斜視図であ
り、その中央部分は切り欠かれている。 【0011】第5図において、助手席用エアバックユニ
ット3は、助手席用エアバック50、助手席用エアバッ
ク50を収納している助手席用エアバックケース51お
よびガスを発生し、助手席用エアバック50を展開させ
る3つのインフレータ52より構成され、助手席用エア
バックケース51は、サイドプレート53により、ステ
アリング支持メンバー2に固定されている。助手席用エ
アバックケース51の前面には、助手席用エアバック5
0の作動時に開口し、助手席用エアバック50を車室内
に展開可能させるためのスリット11が設けられてい
る。以上のように構成された本発明の実施例にかかる車
両用エアバックの支持構造によれば、車体前方から衝撃
荷重を受けたとき、ステアリングハンドル7に加わる車
体前向きの衝撃荷重によって、ステアリングコラム支持
部材6の車体後上方に延びるステアリングコラム5のス
テアリングコラム支持部材6の上側部分が車体前方に曲
がり、これにともなって、ステアリング支持メンバー2
が、ステアリングコラム5により車体前方に押され、ス
テアリングコラム支持部材6の取付け部において、くの
字状に前方へ曲がった場合にも、ステアリング支持メン
バー2は、ステアリングコラム5の支持部材6と助手席
用エアバックユニット3の取付ブラケット4aとの間
で、連結部材10により、ダッシュアッパパネル9に連
結されているので、連結部材10より助手席用エアバッ
クユニット3のステアリング支持メンバー2は、ステア
リングコラム支持部材6の取付け部におけるステアリン
グ支持メンバー2の変形の影響を受けて変形することが
なく、したがって、助手席用エアバックユニット3の位
置は変化しないから、助手席用エアバック50を所望の
位置に展開することが可能になる。 【0012】第6図は、本発明の他の実施例にかかる車
両用エアバックの支持構造における連結部材10とステ
アリング支持メンバー2の構造を示す略斜視図であり、
第7図は、これらの連結状態を示す略中央断面図であ
る。第6図において、連結部材10のステアリング支持
メンバー受容れ部20は、逆コ形断面形状を有してお
り、また、ステアリング支持メンバー2と連結部材10
の連結部およびこれより助手席用エアバックユニット3
側のステアリング支持メンバー2内には、発泡材60が
充填されており、運転席用エアバックユニット8側のス
テアリング支持メンバー2に比して、その剛性が高くな
るように構成されている。第7図に示すように、発泡材
が充填され、その剛性が高められたステアリング支持メ
ンバー2は、連結部材10のステアリング支持メンバー
受容れ部20によって支持されている。 【0013】このように構成することにより、連結部材
10より助手席用エアバックユニット3のステアリング
支持メンバー2は、ステアリングコラム支持部材6の取
付け部におけるステアリング支持メンバー2の変形の影
響をより受けにくく、したがって、車体前方より衝撃荷
重を受けたときにも、助手席用エアバックユニット3の
位置は変化せず、助手席用エアバック50を所望の位置
に展開することができる。第8図は、本発明の実施例に
かかる車両用エアバックの支持構造の助手席用エアバッ
クユニット3の他の例を示す略斜視図であり、第9図
は、そのX−X線略断面図である。第8図および第9図
において、ステアリング支持メンバー2には、大径部7
0が設けられ、その大径部70は、第9図に示されるよ
うに、半円筒状に切り欠かれ、半円筒状部71内には、
円筒状のインフレータ72が装填され、半円筒状部71
は、助手席用エアバックケースの一部を形成している。
インフレータ72の両端部には、それぞれ、サイドプレ
ート73およびジョイント74が設けられて、助手席用
エアバックユニット3が、ステアリング支持メンバー2
に固定されている。第8図には、省略されているが、イ
ンフレータ72の車室内側には、助手席用エアバック8
0が配置されており、車体前方より衝撃荷重を受けたと
きは、第9図に示すように、車室内に向けて展開するよ
うに構成されている。第8図及び第9図には、図示され
ていないが、助手席用エアバック80の車室内側には、
スリットが設けられたカバーが配置され、ステアリング
支持メンバー2の半円筒状部71とともに、助手席用エ
アバックケースを形成している。 【0014】このように、ステアリング支持メンバー2
を、助手席用エアバックユニット3の一部として利用す
ることにより、助手席用エアバックユニット3の装着ス
ペースを減少させることが可能になる。本発明は、以上
の実施例に限定されることなく特許請求の範囲に記載さ
れた発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも
本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまで
もない。たとえば、第6図および第7図においては、連
結部材10によって、ステアリング支持メンバー2とダ
ッシュアッパパネル9とを連結するとともに、ステアリ
ング支持メンバー2と連結部材10の連結部およびこれ
よって助手席用エアバックユニット3側のステアリング
支持メンバー2内に、発泡材60を充填し、運転席用エ
アバックユニット8側のステアリング支持メンバー2に
比して、その剛性が高くなるように構成しているが、ス
テアリングコラム支持部材6より助手席用エアバックユ
ニット3側のステアリング支持メンバー2内に、発泡材
60を充填し、その剛性が高くなるように構成した場合
には、ステアリング支持メンバー2が、ステアリングコ
ラム支持部材6の取付け部において、前方にくの字状に
変形しても、その影響が、ステアリング支持メンバー2
の助手席用エアバックユニット3が取付けられた部分に
及ぶことを防止することが可能になり、したがって、助
手席用エアバックユニット3の支持位置を一定に保ち、
助手席用エアバック50を所望の位置に展開させること
ができるから、このようにステアリング支持メンバー2
と連結部材10の連結部およびこれより助手席用エアバ
ックユニット3側のステアリング支持メンバー2を高剛
性に構成したときには、連結部材10を設けなくともよ
い。また、ステアリング支持メンバー2と連結部材10
の連結部およびこれより助手席用エアバックユニット3
側のステアリング支持メンバー2を高剛性に構成する方
法は、前述した発泡材60を充填する方法に限らず、種
々の方法を用いることができることはいうまでもない。 【0015】また、連結部材10の形状、構成も、第2
図ならびに第3図および第6図ならびに第7図に示され
たものに限定されるものではなく、ステアリング支持メ
ンバー2とダッシュアッパパネル9とを所定の強度で連
結し得るものであればよい。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、運転席用エアバックユ
ニットと助手席用エアバックユニットとを備えた車両の
エアバック支持構造であって、助手席用エアバックを強
固に支持し、助手席用エアバックの展開位置を所望のよ
うに維持し得る車両用エアバックの支持構造を得ること
が可能となる。
持構造に関するものであり、さらに詳細には、助手席用
エアバックを強固に支持し、助手席用エアバックの展開
位置を所望のように維持し得る車両用エアバックの支持
構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】運転席用エアバックを備えた車両におい
て、その両端がカウルサイドパネルに結合されたステア
リング支持メンバーに、ステアリングコラムを支持さ
せ、その内部に、ステアリングシャフトを設けるととも
に、ステアリングシャフトの車室内側端部に、ステアリ
ングハンドルを取付け、このステアリングハンドル内
に、運転席用エアバックを設けることにより、運転席用
エアバックを強固に支持し、所望の位置に展開し得るよ
うにした車両が知られている。また、運転席用エアバッ
クに加えて、助手席用エアバックを備えた車両も知られ
ており、助手席用エアバックの支持構造としては、助手
席用エアバックユニットを、インストルメントパネルの
前側に取付けたフレーム体に支持させるようにしたもの
が提案されている(たとえば、特開昭62−19854
7号公報など。)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな助手席用エアバックの支持構造においては、インス
トルメントパネルはそれ自体、大きな強度を有してはい
ないから、車体前方から衝撃荷重を受けたときに、イン
ストルメントパネルが大きく変形し、これにともなっ
て、助手席用エアバックの支持部分の位置が大きく変化
するため、エアバックを所望の位置に展開させることが
できないという問題があった。一般に、運転者は、車両
を運転しているため、その姿勢はほぼ一定であるが、助
手席に座っている乗員の姿勢は種々多様であるので、助
手席用エアバックは、所望の位置に展開させることがと
くに要求されており、したがって、かかる問題は、きわ
めて重要な問題であった。 【0004】本発明は、運転席用エアバックユニットと
助手席用エアバックユニットとを備えた車両のエアバッ
ク支持構造であって、助手席用エアバックユニットを強
固に支持し、助手席用エアバックユニットの展開位置を
所望のように維持し得る車両用エアバックの支持構造を
提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、運転席用エアバックユニットと助手席
用エアバックユニットとを備えた車両エアバックの支持
構造であって、その両端がカウルサイドパネルに結合さ
れ且つダッシュアッパパネルから所定距離離間して車幅
方向にほぼ水平に延びるステアリング支持メンバーに対
してステアリングコラムがステアリングコラム支持部材
により支持され、運転席用エアバックユニットが、ステ
アリングコラム内に設けられたステアリングシャフトの
車室内側端部に取り付けられたステアリングハンドル内
に配設された車両用エアバックの支持構造において、助
手席用エアバックユニットを車幅方向に離間した少なく
とも2つの取付ブラケットによりステアリング支持メン
バーに取り付け、ダッシュアッパパネルに一端が接続さ
れ他端がステアリングコラム支持部材の上方に延びるダ
ッシュアッパパネル接続部材を設け、ステアリング支持
メンバーに対するステアリングコラムの取付け位置と助
手席エアバックユニットの取付け位置の中間部で且つ車
幅方向ほぼ中央部においてステアリングコラムの取付け
位置及び助手席エアバックユニットの取付け位置とほぼ
同じ高さで車両前後方向にほぼ水平に延びてステアリン
グ支持メンバーと前記ダッシュアッパパネルを連結する
連結部材を設け、この連結部材の下方に空調ユニットを
車幅方向に配置したことを特徴としている。本発明によ
れば、運転席用エアバックユニットのみならず、助手席
用エアバックユニットをも強固に支持することができる
とともに、車体前方より衝撃荷重を受けたときに、運転
席用エアバックおよび助手席用エアバックをともに所望
の位置に展開させることが可能となる。 【0006】すなわち、車体前方から衝撃荷重を受けた
ときには、ステアリングハンドルに加わる車体前向きの
衝撃荷重によって、ステアリング支持メンバーのステア
リングコラム支持部の車体後上方に延びるステアリング
コラムの部分が、車体前方に曲がり、これにともなっ
て、ステアリング支持メンバーが、ステアリングコラム
により前方に押され、ステアリングコラム支持部におい
て、くの字状に前方へ曲がるが、運転席用エアバックユ
ニットは、その両端がカウルサイドパネルに結合された
剛性の高いステアリング支持メンバーに支持されたステ
アリングコラム内に設けられたステアリングシャフトの
車室内側端部に取付けられたステアリングハンドルの内
方に配設されているので、かかる場合にも、運転席用エ
アバックユニットの支持部の位置や運転席用エアバック
の展開方向が、車体幅方向に変位するおそれはなく、し
たがって、車体前方から衝撃荷重を受けたときに、運転
席用エアバックを所望位置に展開させることができる。
これに対して、助手席用エアバックユニットは、ステア
リングコラム支持部から離れた位置で、ステアリング支
持メンバーに取付けられているので、車体前方から衝撃
荷重を受けたときに、ステアリングコラム支持部おい
て、ステアリング支持メンバーがくの字状に前方へ曲が
ると、その支持位置および向きが、車体幅方向に変位し
て、助手席用エアバックを所望の位置に展開させること
ができなくなるおそれがあるが、本発明においては、ス
テアリング支持メンバーに対するステアリングコラムの
取付け位置と助手席エアバックユニットの取付け位置の
中間部で且つ車幅方向ほぼ中央部においてステアリング
コラムの取付け位置及び助手席エアバックユニットの取
付け位置とほぼ同じ高さで車両前後方向にほぼ水平に延
びてステアリング支持メンバーとダッシュアッパパネル
を連結する連結部材を設けたので、ステアリングコラム
支持部おいて、ステアリング支持メンバーが前方へ曲が
っても、その影響は、連結部材により遮断され、連結部
材より助手席用エアバックユニットの支持部側のステア
リング支持メンバーには及ばないので、車体前方から衝
撃荷重を受けたときにも、助手席用エアバックの支持位
置および向きを一定に保つことが可能になり、助手席用
エアバックを所望の位置に展開させることができる。 【0007】また、本発明によれば、助手席用エアバッ
クユニットが、車幅方向に離間した少なくとも2つのブ
ラケットにより、ステアリング支持メンバーに取付けら
れているため、支持剛性を向上させることができ、同時
に、衝突時の変形を防止することが可能になる。さら
に、本発明によれば、連結部材の下方に空調ユニットを
車幅方向に配置したので、連結部材と空調ユニットの配
置を両立させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施例につき、詳細に説明を加える。第1図は、本
発明の実施例にかかる車両用エアバックの支持構造の略
斜視図である。第1図においては、インストルメントパ
ネルが取り外された状態が示されており、第1図におい
て、その両端が、カウルサイドパネル1に結合され、車
体幅方向に延びるステアリング支持メンバー2には、助
手席用エアバックユニット3が、2つの取付ブラケット
4a、4bにより取付けられるとともに、ステアリング
コラム5が、支持部材6により取付けられ、ステアリン
グコラム5内には、図示しないステアリングシャフトが
設けられ、その車室内側端部には、ステアリングハンド
ル7が取付けられている。さらに、第1図に示すよう
に、ダッシュアッパパネル9にその一端が接続されその
他端がステアリング支持部材6の上方に延びるダッシュ
アッパパネル接続部材15が設けられている。ステアリ
ングハンドル7の内方には、運転席用エアバックユニッ
ト8が取付けられている。ステアリング支持メンバー2
に取付けられたステアリングコラム5の支持部材6と助
手席用エアバックユニット3の取付ブラケット4aとの
間には、ステアリング支持メンバー2とダッシュアッパ
パネル9とを連結する連結部材10が設けられている。
助手席用エアバックユニット3、運転席用エアバックユ
ニット8には、それぞれ、エアバックを展開するための
スリット11、12が設けられている。また、13はブ
ロワ、14は空調ユニットである。 【0009】第2図は、ステアリング支持メンバー2と
ダッシュアッパパネル9とを連結する連結部材10の構
造を示す略斜視図である。第2図に示されるように、連
結部材10は、ステアリング支持メンバー2を受け容れ
て、支持する半円筒状の受容れ部20と、ダッシュアッ
パパネル9に取付けられる取付部21および受容れ部2
0と取付部21とを連結する連結部22より構成されて
いる。第3図は、連結部材10とステアリング支持メン
バー2との連結状態を示す略中央縦断面図である。第4
図は、本発明の実施例にかかる車両用エアバックの支持
構造における助手席用エアバックユニットの支持構造お
よび連結部材の取付構造の詳細を示す略縦断面図であ
る。 【0010】第4図において、ダッシュロアパネル30
の上端部は、ダッシュアッパパネル9の前端部およびカ
ウルフロントパネル31の下端部に、それぞれ結合さ
れ、ダッシュアッパパネル9は、その上端部において、
カウルフロントパネル31の上端部に結合されたカウル
アッパパネル32の後端部と結合されるとともに、ブラ
ケット33によりカウルアッパパネル32と結合され、
カウルボックス34およびウィンドガラス35を保持す
るための閉断面36を形成している。略鉛直面を形成し
ているダッシュアッパパネル9の後面部には、連結部材
10の取付部21が取付けられ、連結部材10の受容れ
部20には、ステアリング支持メンバー2が受け容れら
れ、支持されている。さらに、助手席用エアバックユニ
ット3が、取付ブラケット4aを介して、ステアリング
支持メンバー2に取付けられている。助手席用エアバッ
クユニット3は、インストルメントパネル37により覆
われており、助手席用エアバックユニット3の車室内側
面に対向するインストルメントパネル37の部分には、
エアバックを展開するためのスリット38が設けられて
いる。インストルメントパネル37内には、さらに、デ
フダクト39、グローブボックス40が形成され、ま
た、空調ユニット14およびニープロテクタ41が設け
られている。42は、開閉リッドである。第5図は、助
手席用エアバックユニット3の構造を示す略斜視図であ
り、その中央部分は切り欠かれている。 【0011】第5図において、助手席用エアバックユニ
ット3は、助手席用エアバック50、助手席用エアバッ
ク50を収納している助手席用エアバックケース51お
よびガスを発生し、助手席用エアバック50を展開させ
る3つのインフレータ52より構成され、助手席用エア
バックケース51は、サイドプレート53により、ステ
アリング支持メンバー2に固定されている。助手席用エ
アバックケース51の前面には、助手席用エアバック5
0の作動時に開口し、助手席用エアバック50を車室内
に展開可能させるためのスリット11が設けられてい
る。以上のように構成された本発明の実施例にかかる車
両用エアバックの支持構造によれば、車体前方から衝撃
荷重を受けたとき、ステアリングハンドル7に加わる車
体前向きの衝撃荷重によって、ステアリングコラム支持
部材6の車体後上方に延びるステアリングコラム5のス
テアリングコラム支持部材6の上側部分が車体前方に曲
がり、これにともなって、ステアリング支持メンバー2
が、ステアリングコラム5により車体前方に押され、ス
テアリングコラム支持部材6の取付け部において、くの
字状に前方へ曲がった場合にも、ステアリング支持メン
バー2は、ステアリングコラム5の支持部材6と助手席
用エアバックユニット3の取付ブラケット4aとの間
で、連結部材10により、ダッシュアッパパネル9に連
結されているので、連結部材10より助手席用エアバッ
クユニット3のステアリング支持メンバー2は、ステア
リングコラム支持部材6の取付け部におけるステアリン
グ支持メンバー2の変形の影響を受けて変形することが
なく、したがって、助手席用エアバックユニット3の位
置は変化しないから、助手席用エアバック50を所望の
位置に展開することが可能になる。 【0012】第6図は、本発明の他の実施例にかかる車
両用エアバックの支持構造における連結部材10とステ
アリング支持メンバー2の構造を示す略斜視図であり、
第7図は、これらの連結状態を示す略中央断面図であ
る。第6図において、連結部材10のステアリング支持
メンバー受容れ部20は、逆コ形断面形状を有してお
り、また、ステアリング支持メンバー2と連結部材10
の連結部およびこれより助手席用エアバックユニット3
側のステアリング支持メンバー2内には、発泡材60が
充填されており、運転席用エアバックユニット8側のス
テアリング支持メンバー2に比して、その剛性が高くな
るように構成されている。第7図に示すように、発泡材
が充填され、その剛性が高められたステアリング支持メ
ンバー2は、連結部材10のステアリング支持メンバー
受容れ部20によって支持されている。 【0013】このように構成することにより、連結部材
10より助手席用エアバックユニット3のステアリング
支持メンバー2は、ステアリングコラム支持部材6の取
付け部におけるステアリング支持メンバー2の変形の影
響をより受けにくく、したがって、車体前方より衝撃荷
重を受けたときにも、助手席用エアバックユニット3の
位置は変化せず、助手席用エアバック50を所望の位置
に展開することができる。第8図は、本発明の実施例に
かかる車両用エアバックの支持構造の助手席用エアバッ
クユニット3の他の例を示す略斜視図であり、第9図
は、そのX−X線略断面図である。第8図および第9図
において、ステアリング支持メンバー2には、大径部7
0が設けられ、その大径部70は、第9図に示されるよ
うに、半円筒状に切り欠かれ、半円筒状部71内には、
円筒状のインフレータ72が装填され、半円筒状部71
は、助手席用エアバックケースの一部を形成している。
インフレータ72の両端部には、それぞれ、サイドプレ
ート73およびジョイント74が設けられて、助手席用
エアバックユニット3が、ステアリング支持メンバー2
に固定されている。第8図には、省略されているが、イ
ンフレータ72の車室内側には、助手席用エアバック8
0が配置されており、車体前方より衝撃荷重を受けたと
きは、第9図に示すように、車室内に向けて展開するよ
うに構成されている。第8図及び第9図には、図示され
ていないが、助手席用エアバック80の車室内側には、
スリットが設けられたカバーが配置され、ステアリング
支持メンバー2の半円筒状部71とともに、助手席用エ
アバックケースを形成している。 【0014】このように、ステアリング支持メンバー2
を、助手席用エアバックユニット3の一部として利用す
ることにより、助手席用エアバックユニット3の装着ス
ペースを減少させることが可能になる。本発明は、以上
の実施例に限定されることなく特許請求の範囲に記載さ
れた発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも
本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまで
もない。たとえば、第6図および第7図においては、連
結部材10によって、ステアリング支持メンバー2とダ
ッシュアッパパネル9とを連結するとともに、ステアリ
ング支持メンバー2と連結部材10の連結部およびこれ
よって助手席用エアバックユニット3側のステアリング
支持メンバー2内に、発泡材60を充填し、運転席用エ
アバックユニット8側のステアリング支持メンバー2に
比して、その剛性が高くなるように構成しているが、ス
テアリングコラム支持部材6より助手席用エアバックユ
ニット3側のステアリング支持メンバー2内に、発泡材
60を充填し、その剛性が高くなるように構成した場合
には、ステアリング支持メンバー2が、ステアリングコ
ラム支持部材6の取付け部において、前方にくの字状に
変形しても、その影響が、ステアリング支持メンバー2
の助手席用エアバックユニット3が取付けられた部分に
及ぶことを防止することが可能になり、したがって、助
手席用エアバックユニット3の支持位置を一定に保ち、
助手席用エアバック50を所望の位置に展開させること
ができるから、このようにステアリング支持メンバー2
と連結部材10の連結部およびこれより助手席用エアバ
ックユニット3側のステアリング支持メンバー2を高剛
性に構成したときには、連結部材10を設けなくともよ
い。また、ステアリング支持メンバー2と連結部材10
の連結部およびこれより助手席用エアバックユニット3
側のステアリング支持メンバー2を高剛性に構成する方
法は、前述した発泡材60を充填する方法に限らず、種
々の方法を用いることができることはいうまでもない。 【0015】また、連結部材10の形状、構成も、第2
図ならびに第3図および第6図ならびに第7図に示され
たものに限定されるものではなく、ステアリング支持メ
ンバー2とダッシュアッパパネル9とを所定の強度で連
結し得るものであればよい。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、運転席用エアバックユ
ニットと助手席用エアバックユニットとを備えた車両の
エアバック支持構造であって、助手席用エアバックを強
固に支持し、助手席用エアバックの展開位置を所望のよ
うに維持し得る車両用エアバックの支持構造を得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造の略斜視図である。 【図2】図2は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造の連結部材の略斜視図である。 【図3】図3は、連結部材とステアリング支持メンバー
との連結状態を示す略中央縦断面図である。 【図4】図4は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造における助手席用エアバックユニットの
支持構造および連結部材の取付構造の詳細を示す略縦断
面図である。 【図5】図5は、助手席用エアバックユニットの構造を
示す略斜視図である。 【図6】図6は、本発明の他の実施例にかかる車両用エ
アバックの支持構造における連結部材とステアリング支
持メンバーの構造を示す略斜視図である。 【図7】図7は、連結部材とステアリング支持メンバー
の連結状態を示す略中央断面図である。 【図8】図8は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造の助手席用エアバックユニットの他の例
を示す略斜視図である。 【図9】図9は、図8のX−X線略断面図である。 【符号の説明】 1 カウルサイドパネル 2 ステアリング支持メンバー 3 助手席用エアバックユニット 4a、4b 取付ブラケット 5 ステアリングコラム 6 ステアリングコラム支持部材 7 ステアリングハンドル 8 運転席用エアバックユニット 9 ダッシュアッパパネル 10 連結部材 11、12 スリット 13 ブロワ 14 空調ユニット 20 受容れ部 21 取付部 22 連結部 30 ダッシュロアパネル 31 カウルフロントパネル 32 カウルアッパパネル 33 ブラケット 34 カウルボックス 35 ウィンドガラス 36 閉断面 37 インストルメントパネル 38 スリット 39 デフダクト 40 グローブボックス 41 ニープロテクタ 42 開閉リッド 50、80 助手席用エアバック 51 助手席用エアバックケース 52、72 インフレータ 53、73 サイドプレート 60 発泡材 70 ステアリング支持メンバーの大径部 71 半円筒状部 74 ジョイント
ックの支持構造の略斜視図である。 【図2】図2は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造の連結部材の略斜視図である。 【図3】図3は、連結部材とステアリング支持メンバー
との連結状態を示す略中央縦断面図である。 【図4】図4は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造における助手席用エアバックユニットの
支持構造および連結部材の取付構造の詳細を示す略縦断
面図である。 【図5】図5は、助手席用エアバックユニットの構造を
示す略斜視図である。 【図6】図6は、本発明の他の実施例にかかる車両用エ
アバックの支持構造における連結部材とステアリング支
持メンバーの構造を示す略斜視図である。 【図7】図7は、連結部材とステアリング支持メンバー
の連結状態を示す略中央断面図である。 【図8】図8は、本発明の実施例にかかる車両用エアバ
ックの支持構造の助手席用エアバックユニットの他の例
を示す略斜視図である。 【図9】図9は、図8のX−X線略断面図である。 【符号の説明】 1 カウルサイドパネル 2 ステアリング支持メンバー 3 助手席用エアバックユニット 4a、4b 取付ブラケット 5 ステアリングコラム 6 ステアリングコラム支持部材 7 ステアリングハンドル 8 運転席用エアバックユニット 9 ダッシュアッパパネル 10 連結部材 11、12 スリット 13 ブロワ 14 空調ユニット 20 受容れ部 21 取付部 22 連結部 30 ダッシュロアパネル 31 カウルフロントパネル 32 カウルアッパパネル 33 ブラケット 34 カウルボックス 35 ウィンドガラス 36 閉断面 37 インストルメントパネル 38 スリット 39 デフダクト 40 グローブボックス 41 ニープロテクタ 42 開閉リッド 50、80 助手席用エアバック 51 助手席用エアバックケース 52、72 インフレータ 53、73 サイドプレート 60 発泡材 70 ステアリング支持メンバーの大径部 71 半円筒状部 74 ジョイント
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭64−12970(JP,A)
特開 平2−197449(JP,A)
実開 平2−68250(JP,U)
実開 昭61−108666(JP,U)
実開 昭63−192160(JP,U)
実開 昭61−115776(JP,U)
実開 昭63−67378(JP,U)
実開 昭59−83165(JP,U)
実開 昭63−18379(JP,U)
実開 昭63−114767(JP,U)
実公 平4−41006(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 21/16 - 21/20
B62D 25/08
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 運転席用エアバックユニットと助手席用
エアバックユニットとを備えた車両エアバックの支持構
造であって、その両端がカウルサイドパネルに結合され
且つダッシュアッパパネルから所定距離離間して車幅方
向にほぼ水平に延びるステアリング支持メンバーに対し
てステアリングコラムがステアリングコラム支持部材に
より支持され、前記運転席用エアバックユニットが、前
記ステアリングコラム内に設けられたステアリングシャ
フトの車室内側端部に取り付けられたステアリングハン
ドル内に配設された車両用エアバックの支持構造におい
て、前記助手席用エアバックユニットを車幅方向に離間した
少なくとも2つの取付ブラケットにより前記ステアリン
グ支持メンバーに取り付け 、ダッシュアッパパネルに一端が接続され他端が前記ステ
アリングコラム支持部材の上方に延びるダッシュアッパ
パネル接続部材を設け 、前記ステアリング支持メンバーに対する前記ステアリン
グコラムの取付け位置と前記助手席エアバックユニット
の取付け位置の中間部で且つ車幅方向ほぼ中央部におい
て前記ステアリングコラムの取付け位置及び助手席エア
バックユニットの取付け位置とほぼ同じ高さで車両前後
方向にほぼ水平に延びて前記ステアリング支持メンバー
と前記ダッシュアッパパネルを連結する連結部材を設
け 、この連結部材の下方に空調ユニットを車幅方向に配置し
た ことを特徴とする車両用エアバッグの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33057998A JP3421597B2 (ja) | 1989-03-24 | 1998-11-20 | 車両用エアバックの支持構造 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1072627A JP2888854B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 車両用エアバックの支持構造 |
JP33057998A JP3421597B2 (ja) | 1989-03-24 | 1998-11-20 | 車両用エアバックの支持構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1072627A Division JP2888854B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 車両用エアバックの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227552A JPH11227552A (ja) | 1999-08-24 |
JP3421597B2 true JP3421597B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=26413760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33057998A Expired - Fee Related JP3421597B2 (ja) | 1989-03-24 | 1998-11-20 | 車両用エアバックの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3421597B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112005001036T5 (de) | 2004-05-21 | 2007-05-03 | Showa Denko K.K. | Lenkungsträger |
JP4716780B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2011-07-06 | 昭和電工株式会社 | ステアリングサポートビーム及びインストルメントパネル取付構造体 |
KR101506864B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2015-03-30 | (주)지엔에스케이텍 | 카 크로스 빔 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP33057998A patent/JP3421597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11227552A (ja) | 1999-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |