JP6971899B2 - 煙感知器試験装置 - Google Patents
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Description
煙感知器を検査する際、検査対象となる煙感知器を取付ベースに取り付け、上蓋を閉じて、煙発生部により疑似煙を発生させる。疑似煙はファンにより試験空間内に循環される。煙感知器の火災検出信号が既定のレベルに達すると、このときの煙濃度信号がホールド部に保持され、煙濃度信号が表示部に表示される。検査者は表示部に表示される煙濃度信号が所定の範囲であるかを判断して、煙感知器の合否判定が行われる。
また、第1のベルト取付部は、第1壁部における第2壁部よりも第4壁部側に固定され、第2のベルト取付部は、第3壁部における第4壁部よりも第2壁部側に固定されることにより、検査者が感度試験装置を検査者の正面に位置するようにショルダーベルトを肩に掛けたときに感度試験装置を略水平に保持できるため、試験空間内の煙濃度に偏りが生じず、ショルダーベルトを肩にかけたままでの煙感知器の検査の信頼性を確保することができる。
また、表示部は、上蓋部に設けられた収容空間内に設けられることにより、上蓋部を閉じた際、表示部が押圧されてしまうことを防止することができる。さらに検査者が感度試験装置を検査者の正面に位置するようにショルダーベルトを肩に掛けたときに上蓋部を開けた状態で表示部を確認できるため、上蓋部を開けたままにすることで、表示部を確認、操作できる状態のまま検査を行ったり、次の検査場所に移動したりすることが可能となる。
また、中蓋部側の第1のベルト取付部を第2のベルト取付部より底部側に配置することにより、中蓋部を開け閉めする際、中蓋部がショルダーベルトと干渉するのをより抑えることができる。
中蓋部とショルダーベルトの干渉を抑えることで、ショルダーベルトを肩にかけたまま煙感知器の付け替えが行いやすくなる。
本実施形態の煙感知器試験装置1は、試験空間Sに、試験対象となる5つの煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eと、合否の基準となる基準煙感知器2Rとが収容可能に構成されている。煙感知器試験装置1は、収容部10と、中蓋部20と、煙発生部30と、表示部40と、上蓋部50とを備えている。
収容部10の底部15に対向する上面側には、厚み方向に貫通され試験空間を開放する開口部16を有する上面板17が設けられている。この開口部16から検査対象となる煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eの出し入れが行われる。
第1のベルト取付部3は、図3に示すように、側面視において、第2のベルト取付部4より底部15側に固定されている。第1のベルト取付部3は、第2のベルト取付部4に比べて約50mmほど底部15側に固定されている。
図5の矢印Fに示すように、煙発生部30により発生された疑似煙は、台座18の下部を通り、第1壁部11に沿って上昇し、第1取付ベース60a,60bを通り、第2取付ベース62に向かう。すなわち、第2取付ベース62が疑似煙の下流側になる。この疑似煙の下流側に、上底部61が配置されている。
蓋34のスライド量Dは、図6に示すように、ファン70の外形寸法より大きく設定されている。
本実施形態の番号情報は、煙感知器2Aが、番号“1”に相当し、煙感知器2Bが、番号“2”に相当し、煙感知器2Cが、番号“3”に相当し、煙感知器2Dが、番号“4”に相当し、煙感知器2Eが、番号“5”に相当する。すなわち、取付ベースの位置と番号とが対応付けられている。このように、各煙感知器2A〜2Eが発報されると、各煙感知器2A〜2Eを識別する番号情報1〜5が、受信部44に送られる。
また、番号情報と、番号情報に対応付けられた濃度検出値とを、記録媒体に記憶させることや、煙感知器試験装置1の外部に出力することも可能である。また、制御部42により検査日や検査者等を記憶部45に記憶させることも可能である。
判定部46は、濃度検出値が判定基準値内である場合は、煙感知器2A〜2Eが正常であると判断し、判定基準値より小さい場合や大きい場合は正常ではないと判断する。また、煙感知器には1種、2種、3種があり、それぞれ公称作動濃度は減光率5%、10%、15%であり、種類ごとの判定基準値が記憶部45に記憶されている。
各煙感知器2A〜2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲内である場合、制御部42は合否表示灯65を点灯させる。一方、各煙感知器2A〜2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、制御部42は合否表示灯65を点滅させる。例えば、合否表示灯65は、ランプ(電球)であってもよいし、液晶表示であってもよい。
まず、検査者Tが建物内の天井等に設置されている5個の煙感知器を取り外す。図12に示すように、検査者Tは、煙感知器試験装置1に表示部40が正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛ける。図1に示すように、5個の煙感知器を第1取付ベース60a,60b、第2取付ベース62、中蓋用取付ベース21a,21bそれぞれに取り付ける(ステップS1)。さらに、取り付けられたそれぞれの煙感知器が1種、2種、3種のいずれか操作パネル41を用いて入力する。
また、第1のベルト取付部3は、第1壁部11における第2壁部12よりも第4壁部14側に固定され、第2のベルト取付部4は、第3壁部13における第4壁部14よりも第2壁部12側に固定されることにより、検査者が煙感知器試験装置1を検査者の正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛けたときに煙感知器試験装置1を略水平に保持できるため、試験空間S内の煙濃度に偏りが生じず、ショルダーベルト5を肩にかけたままでの煙感知器2A〜2Eの検査の信頼性を確保することができる。
また、表示部40は、上蓋部50に設けられた収容空間P内に設けられることにより、上蓋部50を閉じた際、表示部40が押圧されてしまうことを防止することができる。さらに検査者が煙感知器試験装置1を検査者の正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛けたときに上蓋部50を開けた状態で表示部40を確認できるため、上蓋部50を開けたままにすることで、表示部40を確認、操作できる状態のまま検査を行ったり、次の検査場所に移動したりすることが可能となる。
また、表示部40は、上蓋部50に設けられた収容空間P内に設けられているため、上蓋部50を閉じた際、表示部40が押圧されてしまうことを防止することができる。さらには、上蓋部50を開けたまま、検査を行ったり、次の検査場所に移動したりすることが可能となる。
煙感知器試験装置1は、中蓋部20及び上蓋部50を備える構成としたが、どちらは一方だけ設けられていてもよい。上蓋部50が設けられておらず、中蓋部20が設けられている場合は、表示部40の位置は特に限定されない。上記実施形態では上蓋部50に表示部40を取付けているが、収容部10内に表示部40を設けるようにしても良い。例えば、中蓋部20の上部に表示部40を設けるようにしても良いし、中蓋部20を観音開きに構成し、第1の中蓋の裏側に煙感知器を取り付けられるようにし、第2の中蓋に表示部40を設けるようにしても良い。中蓋部20を上記実施形態の半分程度の長さに構成した上で、試験空間Sの上面のうち、中蓋部20が閉塞しない場所に天板を設け、その上に表示部40を設けるようにしても良い。
また、収容部10を平面視矩形状としたが、これに限らず、台形や五角形以上の多角形であってもよい。五角形以上の多角形の場合は、辺の数に応じて壁部が増えるが、第1の壁部に第1のベルト取付部3が設けられ、第1壁部に対向する第3壁部に第2のベルト取付部4が設けられていればよい。
また、5個全ての煙感知器が発報されたと判断した場合に試験終了するとしたが、取付ベースに取り付けられる煙感知器全てが発報されたかどうかを判断して試験終了するようにしても良い。煙感知器が取り付けられているかどうかの判定は例えば以下のように行う。煙感知器取付後、試験開始前に操作パネル41を操作して取付ベースに取り付けられているか入力させる、または煙感知器取付時に種類を入力するため種類未入力の取付ベースについては煙感知器が取り付けられていないと判定する。または、試験開始後、煙感知器が取り付けられていない取付ベースについては断線することから断線検出を行い、煙感知器が取り付けられているかどうかを判定するようにしても良い。
上記実施形態に加え、第1のベルト取付部3と第2のベルト取付部4は、取り付けられた壁面に対して平行に回転自在な構成としても良い。このような構成とすることで、検査者が煙感知器試験装置1を肩掛けする際、ショルダーベルト5の方向にベルト取付部が回転するため、ショルダーベルトに余分な負荷がかからないようにできる。
なお、複数の煙感知器2A〜2Eを検査する煙感知器試験装置1を例に挙げて説明したが、煙感知器を1つだけ設置可能な煙感知器試験装置であってもよい。
2A〜2E 煙感知器
3 第1のベルト取付部
4 第2のベルト取付部
5 ショルダーベルト
10 収容部
11 第1壁部
12 第2壁部
13 第3壁部
14 第4壁部
15 底部
16 開口部
20 中蓋部
30 煙発生部
40 表示部
50 上蓋部
Claims (6)
- 試験対象となる1以上の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記煙感知器の判定結果が表示される表示部が取り付けられた上蓋部と、
を備え、
前記収容部は、底部と、前記底部における対向する一対の縁部から立設される第1壁部及び第3壁部と、前記底部における対向する一対の縁部から立設される第2壁部及び第4壁部とを有し、
前記上蓋部が前記第2壁部に取り付けられ、
前記第1壁部の外側面に第1のベルト取付部が固定され、前記第3壁部の外側面に第2のベルト取付部が固定され、
前記第1のベルト取付部と前記第2のベルト取付部にショルダーベルトが取り付けられていることを特徴とする煙感知器試験装置。 - 前記第1のベルト取付部は、前記第1壁部における前記第2壁部よりも前記第4壁部側に固定され、
前記第2のベルト取付部は、前記第3壁部における前記第4壁部よりも前記第2壁部側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の煙感知器試験装置。 - 前記表示部は、前記上蓋部に設けられた収容空間内に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の煙感知器試験装置。
- 前記試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部が前記第1壁部側に設けられており、側面視において、前記第1のベルト取付部が前記第2のベルト取付部より前記底部側に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の煙感知器試験装置。
- 試験対象となる1以上の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
を備え、
前記収容部は、底部と、前記底部における対向する一対の縁部から立設される第1壁部及び第3壁部と、前記底部における対向する一対の縁部から立設される第2壁部及び第4壁部とを有し、
前記第1壁部の外側面に第1のベルト取付部が固定され、前記第3壁部の外側面に第2のベルト取付部が固定され、
前記第1のベルト取付部と前記第2のベルト取付部にショルダーベルトが取り付けられ、
前記第1のベルト取付部は、前記第1壁部における前記第2壁部よりも前記第4壁部側に固定され、
前記第2のベルト取付部は、前記第3壁部における前記第4壁部よりも前記第2壁部側に固定され、
前記第1のベルト取付部と前記第2のベルト取付部にショルダーベルトが取り付けられていることを特徴とする煙感知器試験装置。 - 前記中蓋部が前記第1壁部側に設けられており、
側面視において、前記第1のベルト取付部が前記第2のベルト取付部より前記底部側に固定されていることを特徴とする請求項5に記載の煙感知器試験装置。
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