JP2006030052A - 非破壊検査装置 - Google Patents

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Masanao Murata
雅尚 村田
Tomohisa Furuta
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Abstract

【課題】 標準的な規格の検査と、検査速度や精度を優先した検査を一台の装置で切り換えて行えるようにして、扱いの煩雑さや保管スペースの増大等を招くことのない非破壊検査装置を提供する。
【解決手段】 装置本体1に、多チャンネル検査用の発信受信回路20と単チャンネル検査用の発信受信回路21を設けると共に、これらの夫々の発信受信回路20,21を専用の検査プローブ5,6Aに接続するための多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタ3と単チャンネル検査用のプローブ接続コネクタ4Aを設けるようにした。各プローブ接続コネクタ3,4Aに多チャンネル検査用と単チャンネル検査用の検査プローブ5,6Aを夫々接続し、検査時に必要に応じて両検査プローブ5,6Aの使用を使い分ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、超音波や交流磁界等の検査信号を検査対象に当て、そのとき検査対象から戻ってくる応答信号に基づいて検査対象の表面や内部の欠陥を検査する非破壊検査装置に関するものである。
この種の非破壊検査装置は、超音波や交流磁界等の検査信号の発信と検査対象からの応答信号の受信を行う発信受信回路が装置本体に内蔵され、その装置本体に設けられたプローブ接続コネクタを通して検査プローブが接続されている(例えば、特許文献1参照)。
また、検査信号に超音波や交流磁界を用いる非破壊検査装置は、現在、単チャンネルの発信受信回路を用いたものが標準となっており、検査プローブも当然に単チャンネル用のものが採用されている。
一方、一部ではあるが、超音波を用いるものではフェイズドアレイ式、交流磁界を用いるものではマルチコイル式等、検査信号の発信や応答信号の受信を多チャンネルで処理するものも開発されている。
特開平11−148923号公報
しかし、前者の非破壊検査装置は、検査信号の発信や応答信号の受信が単一チャンネルで行われるため、検査速度や検査精度を高めるのに限界があり、充分に満足のいく性能を得ることができないというのが実情である。
また、後者の非破壊検査装置は、検査速度や精度を向上するうえでは有利であるが、現在標準となっている規格の検査を行うことができない。
一方、実際の検査に際しては、規格にあった単チャンネルでの検査中に、検査速度や精度面で優れた多チャンネル検査を併用したいという要求がある。この対策としては、従来、単チャンネル用の非破壊検査装置と多チャンネル用の非破壊検査装置を二台用意し、要求に応じてその二台の装置を適宜使い分けるしかなかったが、この場合、二台の装置の管理が煩雑になるうえ、保管スペースを大きく占有するという不具合を生じる。
そこで、この発明は、標準的な規格の検査と、検査速度や精度を優先した検査を一台の装置で切り換えて行えるようにして、扱いの煩雑さや保管スペースの増大等を招くことのない非破壊検査装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、この発明は、検査プローブが接続される装置本体に、検査信号の発信と応答信号の受信を行う発信受信回路が内蔵され、その発信受信回路で受けた応答信号に基づいて検査対象の状態を検査する非破壊検査装置において、前記装置本体に、多チャンネル検査用の発信受信回路と単チャンネル検査用の発信受信回路を設けると共に、これらの夫々の発信受信回路を専用の検査プローブに接続するための多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタと単チャンネル検査用のプローブ接続コネクタを設けるようにした。この発明の場合、各プローブ接続コネクタに多チャンネル検査用と単チャンネル検査用の検査プローブを夫々接続し、検査時に必要に応じて両検査プローブの使用を使い分けることができる。
前記装置本体には、前記単チャンネル検査用の発信受信回路に接続されるインターフェィスコネクタを設け、前記単チャンネル検査用のプローブ接続コネクタと、そのプローブ接続コネクタをプローブ接続コネクタ毎の規格の相違を吸収して前記インターフェイスコネクタに接続可能にする変換基板とを一体化したコネクタモジュールを形成し、そのコネクタモジュールを前記プローブ接続コネクタの規格の相違に応じて複数個設けると共に、その各コネクタモジュールを共通の前記インターフェイスコネクタに対して脱着可能にしても良い。この場合、コネクタ部の規格の異なる検査プローブを装置本体に接続するときには、その規格に合致したコネクタモジュールをインターフェイスコネクタに付け替え、そのコネクタモジュールのプローブ接続コネクタに検査プローブを接続する。
また、前記検査プローブが前記プローブ接続コネクタに接続されたときにのみ前記発信受信回路の駆動を可能にする駆動制限手段を設けるようにしても良い。この場合、検査プローブをプローブ接続コネクタに接続しない間は発信受信回路が非駆動状態となるため、必要外の電力消費を抑えることが可能になる。
さらに、単チャンネル検査用の検査プローブの接続部に前記コネクタモジュールを用いる場合には、コネクタモジュールが前記インターフェイスコネクタに接続されたときにのみ前記発信受信回路の駆動を可能にする駆動制限手段を設けるようにしても良い。この場合、コネクタモジュールをインターフェイスコネクタに接続しない間は発信受信回路が非駆動状態となる。このため、コネクタモジュールの交換時における必要外の電力消費を抑えることが可能になる。
この発明は、多チャンネル検査用と単チャンネル検査用の検査プローブを装置本体の各プローブ接続コネクタに接続して、必要に応じて両検査プローブの使用を使い分けることができるため、標準的な規格の単チャンネルの検査と、検査速度や精度を優先した多チャンネルの検査を一台の装置で切り換えて行うことができる。したがって、この発明によれば、二台の検査装置を用いる場合のような扱いの煩雑さや保管スペースの増大等の問題を解消することができる。
次に、この発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態については、同一部分に同一符号を付し、重複する部分については説明を省略するものとする。
まず、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。
図1,図2は、この発明にかかる非破壊検査装置の装置本体1の概略的な回路構成図と概観図を示すものである。この実施形態の非破壊検査装置は検査信号として超音波を用いるものであり、図2に示すように、ハウジング2の上面に設けられたプローブ接続コネクタ3,4A(4B)に適宜専用の検査プローブ5,6A(6B)(図1参照)が接続されるようになっている。ハウジング2は、全体が横長の直方体状に形成され、その前面に表示部である液晶パネル7と操作パネル8が配置されている。この操作パネル8には、液晶パネル7に表示される指示を選択するメニューキーMやファンクションキーFと共に、電源スイッチSや主要な機能をワンタッチで操作するためのダイレクトキーD等が配置されている。また、ハウジング2の両側部には数値設定等を行うための操作ダイヤル9とメモリーカード用スロット10が配置され、ハウジング2の上面にはプローブ接続コネクタ3,4A(4B)の他に、プリンタやリモートケーブル、イヤホンモニタ等を接続するための拡張用コネクタ11,12、さらに、VGA出力端子13やS−ビデオの入力端子14等が配置されている。
また、この非破壊検査装置は検査作業者が直接手で把持して扱うことも可能であるが、図5に示すようにソフトキャリングケース15に入れて持ち運び、そのまま操作も行えるようになっている。ソフトキャリングケース15の上面には開口16が設けられており、装置本体は液晶パネル7のある前面側を上に向け、開口16からその前面を外部に露出できるようになっている。さらに、ソフトキャリングケース15の内側の四隅には図示しない緩衝部材が配置され、その緩衝部材によって装置本体1の角部を保護するようになっている。また、ソフトキャリングケース15には、二本のショルダーベルト17が取り付けられ、そのショルダーベルト17によって検査作業者の肩から吊り下げられるようになっている。
ここで、図1に示す装置本体の概略回路構成について説明すると、電源系統を除く装置本体1内の主な回路は、装置全般の演算・制御を行うCPU回路18と、検査プローブ5または6A(6B)からの受信信号を画像信号に変換処理する画像処理回路19と、多チャンネル検査であるフェイズドアレイ用の超音波信号(検査信号)の発信とその応答信号の受信を行う多チャンネル検査用の発信受信回路20と、単チャンネル検査用の超音波信号(検査信号)の発信とその応答信号の受信を行う単チャンネル検査用の発信受信回路21と、から構成されている。
多チャンネル検査用と単チャンネル検査用の各発信受信回路20,21は超音波発信素子22a,22bを有する発信部と、バッファ23a,23b及びアンプ24a,24bを有する受信部とから成り、各発信受信回路20,21の発信部の出力端と受信部の入力端が多チャンネル検査用と単チャンネル検査用の各プローブ接続コネクタ3,4A(4B)に接続されると共に、各受信部の出力端が画像処理回路19のA/D変換部25a,25bに接続されている。尚、多チャンネル検査用の発信受信回路20はハウジング2から露出した対応するプローブ接続コネクタ3に直接接続されているが、単チャンネル検査用の発信受信回路21はインターフェイスコネクタ26に結線され、そのインターフェイスコネクタ26を介して対応するプローブ接続コネクタ4A(4B)に接続されるようになっている。
多チャンネル側のプローブ接続コネクタ3には、相互に接続されることよって発信受信回路20の発信部の駆動電源を有効にする一対の駆動端子27a,27bが設けられ、プローブ接続コネクタ3に検査プローブ5のコネクタ28が取り付けられたときにのみ駆動端子27a,27bが接続されるようになっている。具体的には、検査プローブ5のコネクタ28には内部で相互に導通する一対の導通端子29a,29bが設けられ、このコネクタ28をプローブ接続コネクタ3に取り付けたときに駆動端子27a,27bが導通端子29a,29bによって導通するようになっている。この実施形態においては、駆動端子27a,27bと導通端子29a,29bがコネクタ28の非接続時に発信受信回路20の駆動を制限する。
一方、単チャンネル側の各プローブ接続コネクタ4A,4Bは、図1,図3,図4に示すようにハウジング2に脱着可能にビス止めされる個別のサブパネル30に取り付けられ、そのサブパネル30の背部に支持された変換基板31に接続されている。この変換基板31の背部には発信受信回路21側のインターフェイスコネクタ26に接続可能なコネクタ(以下、「基板コネクタ32」と呼ぶ。)が設けられ、サブパネル30をハウジング2に着脱する際にインターフェイスコネクタ26と変換基板31の接続と切断を容易に行えるようになっている。プローブ接続コネクタ4A,4Bは、サブパネル30とその背部に支持された変換基板31等とともにコネクタモジュール33A,33Bを構成している。このコネクタモジュール33A,33Bは、プローブ接続コネクタ4A,4Bの規格の異なるものが二種類用意され、使用する検査プローブ6A,6Bのコネクタ34の規格に応じて取り替えられるようになっている。つまり、各コネクタモジュール33A,33Bの変換基板31は、プローブ接続コネクタ4A,4B毎の規格の相違を吸収する機能を有し、いずれの規格のコネクタ34(検査プローブ6A,6B)を用いる場合にも、共通のインターフェイスコネクタ26に不具合無く接続できるようになっている。
また、インターフェイスコネクタ26には、多チャンネル側のプローブ接続コネクタ3と同様に、相互に接続されることよって発信受信回路21の発信部の駆動電源を有効にする一対の駆動端子(図1には、一方の駆動端子35aのみ図示し、他方の駆動端子は図示を省略している。)が設けられ、インターフェイスコネクタ26にいずれかのコネクタモジュール33A,33Bが取り付けられたときにのみ駆動端子同士が接続されるようになっている。この部分の基本的な構造と機能は多チャンネル側のプローブ接続コネクタ3部分と同様であるため詳細な説明は省略する。
また、多チャンネル側の検査プローブ5のコネクタ28部分には、検査プローブ5の製品識別のためのIDや個々の検査プローブ5の補正データ等を格納したROM36が内蔵されている。ROM36に格納されたデータは、コネクタ28をプローブ接続コネクタ3に差し込んだときに制御回路37に読み込まれ、そのデータが検査プローブ5毎のバラつき補正等に利用される。
以上の構成の非破壊検査装置によって実際に検査を行う場合には、検査プローブ5,6A(6B)を装置本体1のプローブ接続コネクタ3,4A(4B)に適宜に接続し、目的に応じて多チャンネル用、若しくは、単チャンネル用の検査プローブ5,6A(6B)を用いて検査を行う。この非破壊検査装置の場合、装置本体1に、多チャンネル検査用の発信受信回路20と単チャンネル検査用の発信受信回路21が内蔵されると共に、これらの各発信受信回路20,21に接続されたプローブ接続コネク3,4A(4B)が設けられているため、多チャンネル検査用の検査プローブ5と単チャンネル検査用の検査プローブ6A(6B)を適宜装置本体1に付け替えて検査を行うことも可能であるが、単チャンネル検査用と多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタ3,4A(4B)に同時に両検査プローブ5,6A(6B)を取り付け、その状態のまま非破壊検査を行うことも可能である。
例えば、標準的な検査規格に則した単チャンネルの非破壊検査を行っている途中で、多チャンネル検査によって一部を重点的に検査したい場合には、検査プローブを単チャンネルのもの(6Aまたは6B)から多チャンネルのもの(5)に持ち替え、そのまま多チャンネルの検査に迅速に切り換えることができる。また、多チャンネルの検査から単チャンネルの検査に切り換えるときも同様である。
したがって、この非破壊検査装置を用いた場合、一台の装置のみで単チャンネルの検査と多チャンネルの検査を切り換えて行うことができることから、二台の専用装置を用いて検査を行う場合に比較して取り扱いが容易になるうえ、保管スペースも大きく占有することがなくなる。
また、この実施形態の非破壊検査装置の場合、単チャンネル側については、コネクタモジュール33A,33Bが検査プローブ6A,6Bのコネクタ34の規格の相違に応じて二種類用意され、これらのコネクタモジュール33A,33Bがインターフェイスコネクタ26に対して脱着可能となっているため、使用する検査プローブ6A,6Bに応じてコネクタモジュール33A,33Bを交換しさえすれば、コネクタ34の規格の異なる二種類の検査プローブ6A,6Bを変換ケーブルなしで利用することができる。
また、コネクタモジュール33A,33Bの交換にあたっては、既に取り付けられているコネクタモジュール33Aの基板コネクタ32をインターフェイスコネクタ26から外し、そのインターフェイスコネクタ26に別のコネクタモジュール33Bの基板コネクタ32を接続するが、最初のコネクタモジュール33Aが取り外されて次のコネクタモジュール33Bが取り付けられるまでは駆動端子35a等が駆動を制限するように維持されるため、この間、発信受信回路21の駆動は停止する。したがって、この交換作業に時間を要した場合にあっても、発信受信回路21の駆動による電源消費は抑制される。
さらに、多チャンネル側のプローブ接続コネクタ3部分には、そのプローブ接続コネクタ3に検査プローブ5が接続されたときにのみ発信受信回路20の駆動を許容する駆動端子27a,27bと導通端子29a,29bが設けられているため、多チャンネル側の検査プローブ5を接続しないときにおける発信受信回路20の必要外の作動がなくなり、その分電力消費が抑制される。
尚、以上説明した実施形態では、多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタ3部分と単チャンネル検査用のインターフェイスコネクタ26部分に、相手コネクタとの接続によって発信受信回路を閉じる駆動端子27a,27b,35aを設けたが、プローブ接続コネクタ3やインターフェイスコネクタ26に相手コネクタを接続するときにのみ機械的にオン側に連動作動するスイッチを発信受信回路20に設け、それによって駆動を制限するようにしても良い。
つづいて、図6〜図9に基づいてこの発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態の非破壊検査装置は、外観は、図2に示した第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、検査信号が超音波でなく交流磁界である点が大きく異なっている。交流磁界を検査信号として用いるこの検査方式自体は渦流探傷と呼ばれる周知の技術であるが、多チャンネルで渦流探傷を行う多チャンネル検査と、単一チャンネルで渦流探傷を行う単チャンネル検査を第1の実施形態と同様に適宜切り換えられるようになっている。
具体的には、装置本体1には、図6に示すように多チャンネル検査用の発信受信回路120と、単チャンネル検査用の発信受信回路121が設けられると共に、これらの各発信受信回路120,121に接続されたプローブ接続コネクタ103,104が設けられている。多チャンネル検査用の発信受信回路120は、交流電源40を有する発信部の出力端がプローブ接続コネクタ103に接続される一方で、入力端がプローブ接続コネクタ103に接続された受信部がアンプ41とA/D変換部42を介して画像処理回路119に接続されている。単チャンネル検査用の発信受信回路121は、多チャンネル側と同様に交流電源43を有する発信部と、アンプ44とA/D変換部45を有する受信部とを有し、発信部の出力端と受信部の入力端が夫々プローブ接続コネクタ104に接続されている。単チャンネル側のプローブ接続コネクタ104には、発信、受信用の一対の電磁コイル46を有する検査プローブ106がコネクタ49を介して接続され、多チャンネル側のプローブ接続コネクタ103には、複数の電磁コイル47を有する検査プローブ105がコネクタ50を介して接続される。ただし、多チャンネル側のプローブ接続コネクタ103には後述するボルトホールスキャナ48(図9参照。)が交換接続可能となっている。
また、多チャンネル検査用の検査プローブ105には、複数の電磁コイル47を時分割駆動するためのマルチプレクサ回路51と、検査プローブ105の個別データを格納したROM36が設けられている。これに対し、多チャンネル側の発信受信回路120には、マルチプレクサ回路51を制御するためのマルチプレクサ制御部52と、ROM36のデータを読み込んで検査プローブ105毎の補正処理を行う制御回路53が設けられている。
多チャンネル側のプローブ接続コネクタ103と、このプローブ接続コネクタ103に接続されるボルトホールスキャナ48の詳細については後に述べるが、この実施形態の非破壊検査装置の場合は、第1の実施形態と同様に単チャンネルの検査プローブ106と多チャンネルの検査プローブ105を対応するプローブ接続コネクタ104,103に接続し、両検査プローブ106,105を適宜切り換えて検査を効率良く行うことができる。したがって、この実施形態の非破壊検査装置においても、二台の専用装置を用いる場合に比較して取り扱いが容易になると共に、保管場所を小スペース化する上で有利となる。
ここで、ボルトホールスキャナ48について説明すると、ボルトホールスキャナ48は、金属部材に形成されたボルト孔内の亀裂等を渦流探傷によって検査するものであり、ボルト孔に挿入される棒状部に、図9に示すように発信、受信用の電磁コイル55が配置され、その電磁コイル55がモータMによって回転駆動されるようになっている。このボルトホールスキャナ48の場合、電磁コイル55による探傷のシステムは単チャンネル側の検査プローブ106と同様であるが、電磁コイル55をモータMによって回転させることによってボルト孔内を360°の範囲で検査することができる。また、ボルトホールスキャナ48には、装置本体1側から信号を受けてモータMを制御するモータ制御回路56や、受信信号を処理するためのアンプ57、さらにボルトホールスキャナ48の個別情報を格納したROM58等が内蔵されている。
また、ボルトホールスキャナ48側のコネクタ59は、図9に示すように少なくとも以下のa〜aのコネクタピンを備えている。
…モータ駆動電源用のコネクタピン(Vcc)
…モータ駆動電源用のコネクタピン(GND)
…モータ制御信号の入力用のコネクタピン
…電磁コイル55に対する発信信号を入力するためのコネクタピン
…電磁コイル55の受信信号を出力するためのコネクタピン
…モータ制御回路56やアンプ57に電源供給するためのコネクタピン(Vcc)
…モータ制御回路56やアンプ57に電源供給するためのコネクタピン(GND)
…ROM接続用のコネクタピン
一方、マルチコイル式の検査プローブ105(MC)は、この実施形態の場合、具体的には20個の電磁コイル47が用いられ、このうちの5個ずつの電磁コイル47が1チャンネルとしてまとめられ、合計4チャンネルで用いられている。即ち、この実施形態の場合、各チャンネルの5個の電磁コイル47が夫々マルチプレクサ回路51によって時分割駆動される。ただし、各電磁コイル47に対する発信はすべてのチャンネルで同じ信号であっても問題がないため、各チャンネルには一つの信号線からパラレルに発信信号が送られるようになっている(図8参照。)。
装置本体1側のプローブ接続コネクタ103に接続されるプローブ側のコネクタ50は、図8に示すように少なくとも以下のb〜bのコネクタピンを備えている。
…マルチプレクサ回路51を制御のためのコネクタピン
…電磁コイル47に発信信号を送るためのコネクタピン(1チャンネル)
〜b…電磁コイル47の受信信号を装置本体1側に出力するコネクタピン(4チャンネル)
…マルチプレクサ回路51に電源供給するためのコネクタピン(Vcc)
…マルチプレクサ回路51に電源供給するためのコネクタピン(GND)
…ROM接続用のコネクタピン
また、プローブ接続コネクタ103は、図7に示すように少なくとも以下のc〜c11のピン穴を備えている。
…モータ駆動電源用のピン穴(Vcc)
…モータ駆動電源用のピン穴(GND)
…マルチプレクサ制御信号の入力、または、モータ制御信号の入力に用いるピン穴
…電磁コイル47に対する発信(マルチコイル式の検査プローブ105)、または、電磁コイル55に対する発信(ボルトホールスキャナ48)に用いるピン穴
…電磁コイル47の受信信号の出力(マルチコイル式の検査プローブ105)、または、電磁コイル55の受信信号の出力(ボルトホールスキャナ48)に用いるピン穴
〜c…電磁コイル47の受信信号の出力(マルチコイル式の検査プローブ105)に用いるピン穴。
…マルチプレクサ回路51に対する電源供給(Vcc)(マルチコイル式の検査プローブ105)、または、モータ制御回路56やアンプ57に対する電源供給(Vcc)(ボルトホールスキャナ48)に用いるピン穴。
10…マルチプレクサ回路51に対する電源供給(GND)(マルチコイル式の検査プローブ105)、または、モータ制御回路56やアンプ57に対する電源供給(GND)(ボルトホールスキャナ48)に用いるピン穴。
11…ROM接続用のピン穴。
以上のようにプローブ接続コネクタ103は、マルチコイル式の検査プローブ105とボルトホールスキャナ48で共用するために複数のピン穴c〜c11を備えるが、可能な限りピン穴数を減らすために次のような工夫がなされている。
<マルチプレクサ制御信号、モータ制御信号>
マルチプレクサ制御信号とモータ制御信号はデジタル信号であるため、スイッチ60(図6,図8,図9参照。)によってピン穴cの接続をマルチプレクサ制御側とモータ制御側のいずれかに切り換え、それによってピン穴cを共用できるようにしている。
<発信、受信信号>
ボルトホールスキャナ48は、発信部で1チャンネル、受信部で1チャンネルを使用し、マルチコイル式の検査プローブ105は、発信部で1チャンネル、受信部で4チャンネル使用し、しかも、ボルトホールスキャナ48と検査プローブ105は基本的に同じ探傷の仕組みを利用している。このため、発信部に接続されるピン穴cと受信部に接続される一つのピン穴cを共用するようにしている。尚、ボルトホールスキャナ48の利用時には、ピン穴c〜cの3つが余る。
<マルチプレクサ回路、モータ制御回路等の電源>
マルチコイル式の検査プローブ105の電源と、ボルトホールスキャナ48のモータ制御回路56等電源は同じ電源電圧を使用することで共用するようにしている。ただし、異なる電圧を用いる場合には、GND側のみを共用する。
尚、モータ駆動電源用のピン穴c1,c2は、検査プローブ105側の他の回路とは共用しておらず、ボルトホールスキャナ48の接続時にモータMの駆動部を単独でバッテリに直付けするようになっている。
この実施形態の非破壊検査装置は、以上のように共通のプローブ接続コネクタ103をマルチコイル式の検査プローブ105とボルトホールスキャナ48で共用することができるため、装置本体1に配置するコネクタ数や配線数を減らすことができる。したがって、この装置においては、装置重量の増加と製造コストの高騰を抑えることが可能である。
尚、この発明の実施形態は以上で説明したものに限るものではなく、この他にも種々の態様が採用可能である。
この発明の第1の実施形態を示す装置本体の概略回路構成図。 同実施形態示す装置本体の斜視図。 同実施形態を示すコネクタモジュールの斜視図。 同実施形態を示す他のコネクタモジュールの斜視図。 同実施形態を示すものであり、ソフトキャリングケースに収納した装置を作業者が持った外観図。 この発明の第2の実施形態を示す装置本体の概略回路構成図。 同実施形態を示すものであり、多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタに接続される装置本体側の機能ブロックを示すブロック図に、マルチコイル利用時とボルトホールスキャナ利用時における各機能ブロックの使用状況を併せて記載した図。 同実施形態を示すものであり、多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタに接続される装置本体側の機能ブロックとマルチコイル式の検査プローブの接続状態を示す概略構成図。 同実施形態を示すものであり、多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタに接続される装置本体側の機能ブロックとボルトホールスキャナの接続状態を示すブロック。
符号の説明
1 装置本体
3,4A,4B,103,104 プローブ接続コネクタ
5,6A,6B,105,106 検査プローブ
20,21,120,121 発信受信回路
26 インターフェイスコネクタ
27a,27b,35a 駆動端子(駆動制限手段)
29a,29b 導通端子(駆動制限手段)
31 変換基板
33A,33B コネクタモジュール

Claims (4)

  1. 検査プローブが接続される装置本体に、検査信号の発信と応答信号の受信を行う発信受信回路が内蔵され、その発信受信回路で受けた応答信号に基づいて検査対象の状態を検査する非破壊検査装置において、
    前記装置本体に、多チャンネル検査用の発信受信回路と単チャンネル検査用の発信受信回路を設けると共に、これらの夫々の発信受信回路を専用の検査プローブに接続するための多チャンネル検査用のプローブ接続コネクタと単チャンネル検査用のプローブ接続コネクタを設けたことを特徴とする非破壊検査装置。
  2. 前記装置本体に、前記単チャンネル検査用の発信受信回路に接続されるインターフェィスコネクタを設け、
    前記単チャンネル検査用のプローブ接続コネクタと、そのプローブ接続コネクタをプローブ接続コネクタ毎の規格の相違を吸収して前記インターフェイスコネクタに接続可能にする変換基板とを一体化したコネクタモジュールを形成し、
    そのコネクタモジュールを前記プローブ接続コネクタの規格の相違に応じて複数個設けると共に、その各コネクタモジュールを共通の前記インターフェイスコネクタに対して脱着可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の非破壊検査装置。
  3. 前記検査プローブが前記プローブ接続コネクタに接続されたときにのみ前記発信受信回路の駆動を可能にする駆動制限手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の非破壊検査装置。
  4. 前記コネクタモジュールが前記インターフェイスコネクタに接続されたときにのみ前記発信受信回路の駆動を可能にする駆動制限手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の非破壊検査装置。

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