JP7094776B2 - 煙感知器試験装置 - Google Patents
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Description
さらに、煙感知器試験装置の下側には、引き出し構造のオンオフ型試験部が収納されており、オンオフ型試験部は、電源スイッチ、電源灯、発報表示灯や濃度計等を備えている。
本実施形態の煙感知器試験装置1は、試験空間Sに、試験対象となる5つの煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eと、合否の基準となる基準煙感知器2Rとが収容可能に構成されている。煙感知器試験装置1は、収容部10と、中蓋部20と、煙発生部30と、表示部40と、上蓋部50とを備えている。
収容部10の底部15に対向する上面側には、厚み方向に貫通され試験空間を開放する開口部16を有する上面板17が設けられている。この開口部16から試験対象(検査対象)となる煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eの出し入れが行われる。
第1のベルト取付部3は、図3に示すように、側面視において、第2のベルト取付部4より底部15側に固定されている。第1のベルト取付部3は、第2のベルト取付部4に比べて約50mmほど底部15側に固定されている。
図5の矢印Fに示すように、煙発生部30により発生された疑似煙は、台座18の下部を通り、第1壁部11に沿って上昇し、第1取付ベース60a,60bを通り、第2取付ベース62に向かう。すなわち、第2取付ベース62が疑似煙の下流側になる。この疑似煙の下流側に、上底部61が配置されている。
蓋34のスライド量Dは、図6に示すように、ファン70の外形寸法より大きく設定されている。
本実施形態の番号情報は、煙感知器2Aが、番号“1”に相当し、煙感知器2Bが、番号“2”に相当し、煙感知器2Cが、番号“3”に相当し、煙感知器2Dが、番号“4”に相当し、煙感知器2Eが、番号“5”に相当する。すなわち、取付ベースの位置と番号とが対応付けられている。このように、各煙感知器2A~2Eが発報されると、各煙感知器2A~2Eを識別する番号情報1~5が、受信部44に送られる。
また、番号情報と、番号情報に対応付けられた濃度検出値とを、記録媒体に記憶させることや、煙感知器試験装置1の外部に出力することも可能である。また、制御部42により検査日や検査者等を記憶部45に記憶させることも可能である。
判定部46は、濃度検出値が判定基準値内である場合は、煙感知器2A~2Eが正常であると判断し、判定基準値より小さい場合や大きい場合は正常ではないと判断する。また、煙感知器には1種、2種、3種があり、それぞれ公称作動濃度は減光率5%、10%、15%であり、種類ごとの判定基準値が記憶部45に記憶されている。
各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲内である場合、制御部42は合否表示灯65を点灯させる。一方、各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、制御部42は合否表示灯65を点滅させる。例えば、合否表示灯65は、ランプ(電球)であってもよいし、液晶表示であってもよい。
まず、検査者Tが建物内の天井等に設置されている5個の煙感知器を取り外す。図12に示すように、検査者Tは、感度試験装置が正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛ける。図1に示すように、5個の煙感知器を第1取付ベース60a,60b、第2取付ベース62、中蓋用取付ベース21a,21bそれぞれに取り付ける(ステップS1)。さらに、取り付けられたそれぞれの煙感知器が1種、2種、3種のいずれか操作パネル41を用いて入力する。
また、試験終了を表す条件は、本実施形態では、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたときとしたが、これに代えて、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したときであってもよい。すなわち、本実施形態のステップS4に代えて、制御部42は、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したとき試験終了を表す条件が満たされたと判断してもよい。
また、試験終了を表す条件が、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたとき、及び試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したときのいずれか一方を満たしたときであってもよい。この場合、何らかの理由により、すべての複数の煙感知器2A~2Eが発報しない場合でも、所定時間経過後に煙発生部30への電力の供給を停止することが可能となる。また、所定時間前にすべての煙感知器2A~2Eが発報した場合は、試験終了となるため省エネ化を図ることが可能となる。
また、試験終了を表す条件が満たされると、制御部42により煙感知器試験装置1の主電源のスイッチを停止させるようにしてもよい。これにより、煙発生部30やファン70を含む装置への電力供給を一括して停止することが可能となる。
また、煙感知器2A~2Eは、特に限定されず、通常の煙感知器やプチタイプの感知器を検査することが可能である。
上記実施形態では上蓋部50に表示部40を取付けているが、収容部10内に表示部40を設けるようにしても良い。例えば、中蓋部20の上部に表示部40を設けるようにしても良いし、中蓋部20を観音開きに構成し、第1の中蓋の裏側に煙感知器を取り付けられるようにし、第2の中蓋に表示部40を設けるようにしても良い。中蓋部20を上記実施形態の半分程度の長さに構成した上で、試験空間Sの上面のうち、中蓋部20が閉塞しない場所に天板を設け、その上に表示部40を設けるようにしても良い。
また、操作部で指定した回線の感知器が発報したときに試験終了とみなしファンと発煙部の電源をOFFするようにしても良い。
また、ファンと発煙部の電源をOFFする条件を、感知器の発報によらず指定した濃度に達したときに行うようにしても良いし、設定した時間経過後に行うようにしても良い。
中蓋のマグネットスイッチにより中蓋の開閉を検出し、中蓋が開いている場合はファン・発煙動作を行わないようにしてもよい。中蓋が開いている場合に試験開始操作を行ったとき、中蓋が開いている旨を音声・表示等で報知しても良い。
10 収容部
15 底部
16 開口部
20 中蓋部
30 煙発生部
40 表示部
42 制御部
45 記憶部
50 上蓋部
Claims (4)
- 試験対象となる煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報したときの前記試験空間内の濃度検出値を記録する記憶部を有し、
前記記憶部により前記煙感知器が発報したときの前記濃度検出値が記録されていることに基づいて試験終了の条件を満たしたと判断して、
前記煙発生部への電力供給を停止させることを特徴とする煙感知器試験装置。 - 前記収容部には複数の煙感知器が収容可能であり、
前記制御部は、前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、前記煙発生部への電力供給を停止させる請求項1に記載の煙感知器試験装置。 - 試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、
上蓋部と、
を備え、
前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、
を備え、
前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、
前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、
前記制御部は、前記各煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報した前記煙感知器を識別する番号情報と発報した時の前記試験空間内の濃度検出値とを対応付けて記録する記憶部を有し、
前記制御部は、前記記憶部により前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、少なくとも前記煙発生部への電力供給を停止させることを特徴とする煙感知器試験装置。 - 試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、
上蓋部と、
を備え、
前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、
を備え、
前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、
前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、
前記試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部をさらに備えることを特徴とする煙感知器試験装置。
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JP2018101519A JP7094776B2 (ja) | 2018-05-28 | 2018-05-28 | 煙感知器試験装置 |
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