JP7094776B2 - 煙感知器試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、煙感知器試験装置に関する。
従来、オフィスや住宅等の建物内において火災が発生した場合に、火災により発生した煙を検知して警報等により注意を喚起し、可及的速やかに消火、避難、消防活動を行うことができるよう、建物内の天井等に煙感知器が設置されている。この煙感知器は、的確な感度を有し動作し得るかを建物への設置後定期的に点検することが求められており、煙感知器の感度試験に用いられる煙感知器試験装置としては、下記特許文献1に示すような疑似煙を放出して、煙感知器の感度を試験する装置が用いられている。
特許文献1に記載の煙感知器試験装置は、開口部を有し試験空間を有する収容部と、試験対象となる煙感知器を取り付ける取付ベースが設けられた上蓋と、試験空間内の煙濃度を検出する煙濃度検出部と、線香等を使用して煙を発生する煙発生部と、煙発生部から発生した煙を循環させる電動ファンと、煙感知器の火災検出信号が既定のレベルに達しているか否かを判断するレベル判断部と、規定レベルに達した時の煙濃度信号を保持するホールド部と、ホールド部で保持された煙濃度信号を表示する表示部とを備えている。また、上蓋を閉じた状態で取付ベースに取り付けられた煙感知器が試験空間内に位置するように構成されている。また、煙濃度検出部は、試験空間内の中央部に設けられた台座上に配置されており、煙発生部及び電動ファンは、台座の下部に設けられている。
さらに、煙感知器試験装置の下側には、引き出し構造のオンオフ型試験部が収納されており、オンオフ型試験部は、電源スイッチ、電源灯、発報表示灯や濃度計等を備えている。
煙感知器を検査する際、検査者は、オンオフ型試験部を試験空間から外側に向かって引き出し、検査対象となる煙感知器を取付ベースに取り付け、上蓋を閉じて、煙発生部により疑似煙を発生させる。疑似煙はファンにより試験空間内に循環される。感知器が発報すると、発報表示灯が点灯するため、検査者は、発報表示灯が点灯した時の濃度計の値を読み取る。
特開平4-599号公報
ところで、特許文献1の煙感知器試験装置を用いて煙感知器の検査をする際、検査者は、発報表示灯が点灯した時の濃度計の値を読み取り、濃度計の値が所定の範囲内である場合、煙感知器が合格であると判定し、濃度計の値が所定の範囲外である場合、煙感知器が不合格であると判定する。検査者は、煙感知器の検査が終了すると、電源スイッチをオフする。しかしながら、検査者が電源スイッチをオフし忘れると疑似煙が発生し続けたり、ファンが駆動し続けてしまい、電力を消費し続けるという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、省エネ化を図ることが可能な煙感知器試験装置の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の煙感知器試験装置は、試験対象となる煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報したときの前記試験空間内の濃度検出値を記録する記憶部を有し、前記記憶部により前記煙感知器が発報したときの前記濃度検出値が記録されていることに基づいて試験終了の条件を満たしたと判断して、前記煙発生部への電力供給を停止させる。
本発明の煙感知器試験装置によれば、前記収容部には複数の煙感知器が収容可能であり、前記制御部は、前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、前記煙発生部への電力供給を停止させてもよい。
本発明の煙感知器試験装置によれば、試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、上蓋部と、を備え、前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、を備え、前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、前記制御部は、前記各煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報した前記煙感知器を識別する番号情報と発報した時の前記試験空間内の濃度検出値とを対応付けて記録する記憶部を有し、前記制御部は、前記記憶部により前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、少なくとも前記煙発生部への電力の供給を停止させる。
本発明の煙感知器試験装置によれば、試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、上蓋部と、を備え、前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、を備え、前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、前記試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部をさらに備える。
本発明によれば、制御部は、煙感知器の試験終了を表す条件が満たされると、煙発生部への電力を停止させる。これにより、検査者が電源を切り忘れたとしても、煙発生部への電力が停止されるため、省エネ化を図ることが可能となる。さらに、疑似煙を発生させる発煙剤の消費を抑えることもできるため、低コスト化を図ることが可能となる。なお、試験終了を表す条件とは、例えば、制御部が、試験対象となる複数の煙感知器が発報されたと判断したときや、制御部が、試験対象となる複数の煙感知器の検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したときなどである。
また、制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、煙発生部への電力の供給を停止させるとともに、ファンへの電力の供給を停止させる。これにより、更なる省エネ化を図ることが可能となる。
また、制御部は、試験対象となる複数の煙感知器すべてが発報されたと判断したとき、少なくとも煙発生部への電力の供給を停止させる。従って、発報の有無を確認後に疑似煙の発生が停止されるので、煙感知器の検査漏れを防ぐことが可能となる。
また、記憶部は、各煙感知器が疑似煙を感知して発報することに応じて、発報した煙感知器を識別する番号情報と発報した時の試験空間内の濃度検出値とを対応付けて記録する。そして、制御部は、記憶部により複数の煙感知器の濃度検出値が記録されていることに基づいて試験終了の条件を満たしたと判断して、少なくとも煙発生部への電力を停止させるため、煙感知器が発報した時の濃度検出値の記録漏れを防ぐことが可能となる。
また、試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部をさらに備えているため、中蓋部に煙感知器を設置する構成にすることが可能となる。これにより、より多くの煙感知器を同時に検査することが可能となる。
本発明の一実施形態の煙感知器試験装置を示す斜視図である。 図1の煙感知器試験装置を示す上面図である。 図1の煙感知器試験装置のA-A線における要部断面図である。 図1の煙感知器試験装置の上蓋部を閉じた状態を示す上面図である。 図1の煙感知器試験装置の上蓋部を閉じたときの試験空間を示す要部断面図である。 図1の煙感知器試験装置の蓋をスライドさせた状態を示す要部断面図である。 図1の煙感知器試験装置の蓋をスライドさせた状態を示す上面図である。 図1の煙感知器試験装置の側面図である。 図1の煙感知器試験装置を示すブロック図である。 図1の煙感知器試験装置の表示部を示す図である。 本発明の煙感知器試験装置の検査の流れを示すフローチャートである。 本発明の煙感知器試験装置の使用状態を示す斜視図である。 本発明の煙感知器試験装置の使用した際、表示部に表示される例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る煙感知器試験装置について、図1から図13を参照して説明する。
本実施形態の煙感知器試験装置1は、試験空間Sに、試験対象となる5つの煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eと、合否の基準となる基準煙感知器2Rとが収容可能に構成されている。煙感知器試験装置1は、収容部10と、中蓋部20と、煙発生部30と、表示部40と、上蓋部50とを備えている。
図1に示すように、収容部10は、有底筒状形状である。具体的には、収容部10は、平面視矩形状の底部15と、底部15における対向する一方の一対の縁部15aから立設される第1壁部11及び縁部15cから立設される第3壁部13と、底部15における他方の一対の縁部15bから立設される第2壁部12及び縁部15dから立設される第4壁部14とを有している。また、第1壁部11と第2壁部12と第3壁部13と第4壁部14と底部15とで囲まれた空間が試験空間Sとして構成されている。なお、第3壁部13は、検査者が第4壁部14側から煙感知器試験装置1を使用する際、検査者から見て、第1壁部11と異なる左右の側の壁部である。
収容部10の底部15に対向する上面側には、厚み方向に貫通され試験空間を開放する開口部16を有する上面板17が設けられている。この開口部16から試験対象(検査対象)となる煙感知器2A,2B,2C,2D,2Eの出し入れが行われる。
図2及び図3に示すように、煙感知器試験装置1の試験空間Sには、底部15と略平行、かつ、間隔をあけて台座18が設けられている。煙感知器試験装置1は、台座18上に設けられ、煙感知器2Bを取り付け可能な第1取付ベース60a及び煙感知器2Cを取り付け可能な第1取付ベース60bと、台座18上に設けられ、煙感知器2Aを取り付け可能な第2取付ベース62が設けられた上底部61とを備えている。台座18と上底部61により段部63が形成されている。すなわち、上底部61は所定の厚みを有しているため、台座18の上面に対して上底部61の上面の方が収容部10の上側に位置している。また、上底部61は、第2壁部12から第4壁部14に向かって延在している。
図2に示すように、第2取付ベース62は、第1取付ベース60aの第3壁部13側に配置されている。また、基準煙感知器2Rは、第1取付ベース60bの第3壁部13側に設けられている。基準煙感知器2R内には、濃度検出部64が設けられている。濃度検出部64は、試験空間S内の濃度を検出し、検出した濃度検出値は後述する記憶部45に送られる。
また、台座18上の、第1取付ベース60a,60bよりも第1壁部11側にはメッシュ状の整流板19が立設されている。整流板19を設けることにより、疑似煙を煙感知器2A~2Eに均一に流すことが可能となる。
図1及び図3に示すように、第1壁部11の外側面11aに第1のベルト取付部3が固定され、第3壁部13の外側面13aに第2のベルト取付部4が固定されている。検査者が肩に掛けるショルダーベルト5の一方の端部が第1のベルト取付部3に取り付けられ、ショルダーベルト5の他方の端部が第2のベルト取付部4に取り付けられている。本実施形態では、ショルダーベルト5は、第1のベルト取付部3及び第2のベルト取付部4に着脱可能に固定されている。本実施形態では、例えば、ショルダーベルト5の両端部に、第1のベルト取付部3,第2のベルト取付部4に引っ掛けるフックを有する構成を適用し、ショルダーベルト5が、第1のベルト取付部3及び第2のベルト取付部4に対して着脱可能に構成されている。なお、ショルダーベルト5は、第1のベルト取付部3及び第2のベルト取付部4に着脱不可能となるように取り付けられていてもよい。
図1に示すように、第1のベルト取付部3は、第1壁部11における第2壁部12よりも第4壁部14側(手前側)に固定されている。第2のベルト取付部4は、第3壁部13における第4壁部14よりも第2壁部12側(奥側)に固定されている。なお、手前側とは、検査者が第4壁部14側から煙感知器試験装置1を使用する際、検査者から見て第4壁部14側を示し、奥側とは、検査者から見て第2壁部12側を示している。
第1のベルト取付部3は、図3に示すように、側面視において、第2のベルト取付部4より底部15側に固定されている。第1のベルト取付部3は、第2のベルト取付部4に比べて約50mmほど底部15側に固定されている。
図2に示すように、中蓋部20は、第1壁部11側の上面板17に、例えば、蝶番により回動可能に設けられている。中蓋部20には、煙感知器2Dを取り付け可能な中蓋用取付ベース21aと、煙感知器2Eを取り付け可能な中蓋用取付ベース21bとが設けられている。
中蓋部20の大きさは、上面板17の開口部16の大きさとほぼ同じである。これにより、図4に示すように、中蓋部20を閉じることにより、開口部16を閉塞可能である。すなわち、中蓋部20を閉じることにより、試験空間Sを密閉にすることが可能である。
図5に示すように、中蓋部20を閉じた際、煙感知器2D,2Eが逆さまな状態で試験空間S内に配置される。このとき、煙感知器2Dが煙感知器2Bに対向して配置され、煙感知器2Eが煙感知器2Cに対向して配置される。本実施形態の煙感知器試験装置1では、台座18上に3つの煙感知器2A,2B,2C及び中蓋部20に2個の煙感知器2D,2Eが配置され、合計5個の煙感知器2A~2Eの感度の検査が可能である。
また、中蓋部20を閉じた際、煙感知器2Dと対向して配置された煙感知器2Bとの間に、隙間Gが形成される。同様に、煙感知器2Eと対向して配置された煙感知器2Cとの間に、隙間Gが形成される。
図1に示すように、上面板17の開口部16の第3壁部13近傍には、中蓋部20を閉じた際に接触可能なマグネットスイッチ22が設けられている。マグネットスイッチ22は、後述する制御部42に接続されており、マグネットスイッチ22のON状態、または、OFF状態に応じて、制御部42は、中蓋部20が閉じられているか否かを判断する。
煙発生部30は、発煙剤を有しており、試験空間Sに供給する疑似煙を発生させるものである。図6及び図7に示すように、煙発生部30は、台座18の下側に配置されたスライド機構31に設けられている。スライド機構31は、収容部10の底部15近傍に設けられており、収容部10の外部に向かってスライド可能である。スライド機構31は、2本のレール32と、レール32上をスライドするスライド部33と、第3壁部13の一部である蓋34とを備えている。スライド部33上に煙発生部30が配置され、スライド部33の端部に蓋34が固定されている。蓋34は、収容部10の第3壁部13に対して当設離反する方向にスライド可能となっている。すなわち、検査者が収容部10の外部から蓋34を引っ張ることで、スライド部33がレール32上をスライドし、煙発生部30は外部に露出されるように構成されている。
図6及び図7に示すように、台座18と底部15との間に位置する収容部10の第3壁部13には、試験空間Sと外部とを連通する連通口13bが形成されている。図3に示すように、蓋34は、収容部10の第3壁部13に形成された連通口13bを覆うように構成されている。煙発生部30は、収容部10側の蓋34近傍に設けられている。すなわち、蓋34を閉めた際、煙発生部30は第3壁部13近傍に位置している。
図5に示すように、煙感知器試験装置1は、底部15上にファン70を備えている。ファン70は、収容部10の底部15と台座18との間に配置され、煙発生部30よりも収容部10内の中央部側に配置されている。これにより、煙発生部30により発生された疑似煙は、ファン70により試験空間S内に効率良く循環される。
また、側面視において、隙間Gに、第2取付ベース62に取り付けられた煙感知器2Aの煙が浸入する煙浸入口2aが位置している。
図5の矢印Fに示すように、煙発生部30により発生された疑似煙は、台座18の下部を通り、第1壁部11に沿って上昇し、第1取付ベース60a,60bを通り、第2取付ベース62に向かう。すなわち、第2取付ベース62が疑似煙の下流側になる。この疑似煙の下流側に、上底部61が配置されている。
図8に示すように、連通口13bは、第3壁部13の、ファン70と対向する位置に形成されている。連通口13bの高さ寸法L1(底部15から収容部10の上側に向かう方向の寸法)及び幅寸法L2(第2壁部12から第4壁部14に向かう方の寸法)の大きさは、ファン70の外形寸法より大きく形成されている。
蓋34のスライド量Dは、図6に示すように、ファン70の外形寸法より大きく設定されている。
図1に示すように、上蓋部50は、収容空間Pを有し、この収容空間Pに操作表示パネル47と、制御部42とが設けられている。操作表示パネル47は、収容空間Pの前面側に配置され、試験結果が表示される表示部40と、試験に係る情報を入力可能な操作パネル41とを備えている。
図8に示すように、上蓋部50は、規制部材51により収容部10に回動可能に支持されている。すなわち、収容部10と上蓋部50とは別体である。また、第1壁部11及び第3壁部13は、上蓋部50の回転軸の延在方向に交差するとともに対向して配置されている。また、上蓋部50は、規制部材51により、側面視において、上蓋部50の端面50aと収容部10の上面10aとの開口部16側でのなす角度αが180°未満となる開状態と、図8の矢印で示すように回動し、上蓋部50が収容部10の上面に載置される閉状態(図8の一点鎖線で示す状態)とになるように構成されている。すなわち、検査前や検査後など煙感知器試験装置1を持ち運ぶ際は、中蓋部20を閉じ、上蓋部50を閉じることにより、コンパクトな状態にすることが可能である。
また、上蓋部50と収容部10との開口部16側でのなす角度αは、特に限定されないが、105°~120°の範囲であることが好ましく、本実施形態では、角度αは110°である。
図8に示すように、操作パネル41は、側面視において、上蓋部50の端面50aよりも収容空間P内に配置されている。すなわち、操作パネル41は上蓋部50の端面50aよりも内側に収まっているため、上蓋部50を閉じた状態において、操作パネル41が押されてしまうのを防止することができる。
制御部42は、配線43を介して第1取付ベース60a,60bと、第2取付ベース62と、中蓋用取付ベース21a,21bとに電気的に接続されており、操作パネル41を操作することにより、各取付ベース60a,60b,62,21a,21bに電力を供給することが可能である。
制御部42は、配線43を介して煙発生部30に接続されており、操作パネル41を操作することにより、煙発生部30に電力を供給することが可能である。煙発生部30に電力が供給されると、発煙剤が加熱され疑似煙が発生する。
制御部42は、配線43を介して、ファン70に電気的に接続されており、操作パネル41を操作することにより、ファン70に電力を供給することが可能である。ファン70は、電力が供給されると回転駆動する。
図1に示すように、配線43は、操作パネル41の下部から収容部10内に向かって延びている。上蓋部50を閉じる際、配線43は、収容部10内の第3壁部13近傍の隙間10bに収容されるため、配線43が上蓋部50と収容部10との間に挟まることはない。
図9に、本実施形態の煙感知器試験装置1のブロック図を示す。煙感知器試験装置1は、煙感知器2A~2Eと、濃度検出部64と、表示部40と、煙発生部30と、ファン70と、制御部42とを備えている。制御部42は、受信部44と、記憶部45と、判定部46とを有している。
受信部44は、煙感知器2A~2Eが疑似煙を感知し発報した際、煙感知器2A~2Eを識別する番号情報を受信し、受信した番号情報を記憶部45に記憶させる。この番号情報は、取付ベースの位置に応じた番号を用いてもよいし、煙感知器を個別に識別するID情報が得られる場合には、このID情報を用いてもよい。
本実施形態の番号情報は、煙感知器2Aが、番号“1”に相当し、煙感知器2Bが、番号“2”に相当し、煙感知器2Cが、番号“3”に相当し、煙感知器2Dが、番号“4”に相当し、煙感知器2Eが、番号“5”に相当する。すなわち、取付ベースの位置と番号とが対応付けられている。このように、各煙感知器2A~2Eが発報されると、各煙感知器2A~2Eを識別する番号情報1~5が、受信部44に送られる。
記憶部45は、濃度検出部64からの濃度検出信号を受信する。煙感知器の作動試験に用いる煙濃度の単位は1mあたりの減光率で表記される為、濃度検出信号を減光率に変換した値を記憶する方がより好適である。以降特記なき場合、濃度検出値は減光率に変換したものとする。記憶部45は、受信部44から送られてきた煙感知器2A~2Eを識別する番号情報1~5と濃度検出部64から送られてきた濃度検出値とを対応付けて記憶する。具体的には、濃度検出部64から濃度検出値は随時読取を行い、表示部40に現在濃度として表示可能とする。制御部42は、煙感知器2A~2Eが発報したタイミングで現在の濃度検出値と発報した煙感知器2A~2Eを識別する番号情報とを対応付けて記憶部45に書き込む。記憶部45に記憶され番号情報に対応付けられた濃度検出値は制御部42により表示部40に表示可能である。
また、番号情報と、番号情報に対応付けられた濃度検出値とを、記録媒体に記憶させることや、煙感知器試験装置1の外部に出力することも可能である。また、制御部42により検査日や検査者等を記憶部45に記憶させることも可能である。
判定部46は、各煙感知器2A~2Eが疑似煙を感知し発報したときの濃度検出値が基準範囲内であるか否かを判定基準値と比較し、煙感知器2A~2Eの感度が正常であるか否かを判定する。すなわち、判定部46により自動判定が行われる。
判定部46は、濃度検出値が判定基準値内である場合は、煙感知器2A~2Eが正常であると判断し、判定基準値より小さい場合や大きい場合は正常ではないと判断する。また、煙感知器には1種、2種、3種があり、それぞれ公称作動濃度は減光率5%、10%、15%であり、種類ごとの判定基準値が記憶部45に記憶されている。
表示部40には、判定部46の判定結果に基づいて、煙感知器2A~2Eが既定の範囲内で疑似煙を感知するか否かの判定結果が表示される。表示部40には、図10に示すように、番号に対応した煙感知器2A~2Eの濃度検出値が表示される表示欄40aが設けられている。また、各番号に対応した位置、すなわち、判定結果表示領域には、合否表示灯(発光部)65がそれぞれ設けられている。表示部40は、表示欄40aのみが、例えば、液晶表示やセグメント表示のように表示が切り替わる画面であってもよく、番号を含めた表示部40全体が液晶表示やセグメント表示であってもよい。
合否表示灯65は、通常消灯しているが、煙感知器2A~2Eの感度が正常である場合、点灯し、煙感知器2A~2Eの感度が正常ではない場合、点滅する。
各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲内である場合、制御部42は合否表示灯65を点灯させる。一方、各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、制御部42は合否表示灯65を点滅させる。例えば、合否表示灯65は、ランプ(電球)であってもよいし、液晶表示であってもよい。
制御部42は、すべての煙感知器2A~2Eが発報されると、各取付ベース60a,60b,62,21a,21b、煙発生部30、ファン70への電力の供給を停止させる。
次に、煙感知器試験装置1を用いて煙感知器を検査する方法について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、検査者Tが建物内の天井等に設置されている5個の煙感知器を取り外す。図12に示すように、検査者Tは、感度試験装置が正面に位置するようにショルダーベルト5を肩に掛ける。図1に示すように、5個の煙感知器を第1取付ベース60a,60b、第2取付ベース62、中蓋用取付ベース21a,21bそれぞれに取り付ける(ステップS1)。さらに、取り付けられたそれぞれの煙感知器が1種、2種、3種のいずれか操作パネル41を用いて入力する。
次に、図4に示すように、検査者Tにより中蓋部20が閉じられると、マグネットスイッチ22がON状態になり、制御部42は中蓋部20が閉じられたと判断する。検査者Tは、操作パネル41を操作して、制御部42により、各取付ベース60a,60b、62、21a,21bと、煙発生部30と、ファン70とに電力が供給される(ステップS2)。煙発生部30は加熱されると、発煙剤である水溶性液体が気化する。気化した疑似煙は、図5の矢印Fで示すように、ファン70の回転により、台座18の下部を通り第1壁部11に向かい、第1壁部11に沿って上昇する。上昇した疑似煙は、メッシュ状の整流板19を通過し、疑似煙の一部が煙感知器2B,2C,2D,2Eの煙浸入口2aから浸入し、残りの疑似煙は隙間Gを通過し、煙感知器2Aの煙浸入口2aから浸入する。
煙感知器2A~2Eは疑似煙を感知すると発報信号を出力する。このとき、発報された煙感知器2A~2Eを識別する番号情報が受信部44を介して記憶部45に送られ、濃度検出部64により検出された濃度検出値が記憶部45に送られる。そして、煙感知器2A~2Eを識別する番号情報と濃度検出値とが対応付けられて記憶部45に記憶される(ステップS3)。
具体的には、煙感知器2Aが発報信号を出力すると、制御部42は、煙感知器2Aの煙感知器信号と、煙感知器2Aが発報した時の濃度検出値とを記憶部45に書き込む。これにより、煙感知器2A、すなわち、番号“1”と、濃度検出値5とが対応付けられて、記憶部45に記憶される。制御部42は、5個すべての煙感知器2A~2Eが発報されたか否かを判断する(ステップS4)。
制御部42は、5個すべての煙感知器2A~2Eが発報されていないと判断した場合(ステップS4のNO)、ステップS3に戻る。
続いて、煙感知器2Cが発報信号を出力すると、煙感知器2Cを識別する番号情報と、煙感知器2Cが発報したときの濃度検出値とが記憶部45に送られる。煙感知器2C、すなわち、番号“3”と、濃度検出値9とが対応付けられて、記憶部45に記憶される。
続いて、煙感知器2Bが発報すると、番号“2”と、濃度検出値11とが対応付けられて、記憶部45に記憶される。続いて、煙感知器2Dが発報すると、番号“4”と、濃度検出値15とが対応付けられて、記憶部45に記憶される。続いて、煙感知器2Eが発報すると、番号“5”と、濃度検出値16とが対応付けられて、記憶部45に記憶される。このようにして、5個すべての煙感知器2A~2Eが発報し、発報された煙感知器2A~2Eを識別する番号情報と濃度検出部64により検出された濃度検出値とが対応付けられて記憶部45に記憶される。
次に、制御部42は、5個すべての煙感知器2A~2Eが発報されたと判断した場合(ステップS4のYES)、制御部42により、各取付ベース60a,60b、62、21a,21bと、煙発生部30と、ファン70への電力の供給が停止される(ステップS5)。
次に、制御部42により、濃度検出部64により送られて濃度検出値と判定基準値とを比較する(ステップS6)。例えば、1種の基準判定値は3から7までの範囲、2種の基準判定値は6から14の範囲、3種の基準判定値は8から22の範囲に設定されている。煙感知器2A~2Cが2種であり、煙感知器2D、2Eが3種だったとき、制御部42は、番号“1”,“2”,“3”の煙感知器の濃度検出値が6から14までであるか判定し、番号“4”,“5”の煙感知器の濃度検出値が8から22までであるか判定する。その結果、番号“2”,“3”,“4”,“5”の煙感知器2B,2C,2D,2Eの感度が正常(合格)であると判断する(ステップS6のYES)。制御部42は、図13に示すように、表示欄40aに番号2,3,4,5に対応する濃度検出値を表示させ、合否表示灯65を点灯する(ステップS7-1)。
一方、番号“1”の濃度検出値は5であるため、制御部42は、煙感知器2Aの感度は正常ではない(不合格)と判断し(ステップS6のNO)、番号1に対応する合否表示灯65を点滅させる(ステップS7-2)。なお、制御部42は、煙感知器2A~2Eの合否判定結果を記憶部45に記憶させてもよく、必要に応じて記録媒体に記録したり、外部に出力することも可能である。
煙感知器2A~2Eの合否結果が表示されたら、中蓋部20を開け、各取付ベース60a,60b、62、21a,21bから煙感知器2A~2Eを取り外し、所定の位置に戻す。以上より、煙感知器2A~2Eの感度の検査が終了する。
本実施形態によれば、制御部は、煙感知器2A~2Eの試験終了を表す条件が満たされる、すなわち、本実施形態では、制御部42は、煙感知器2A~2Eすべてが発報されたと判断すると、煙発生部30への電力を停止させる。これにより、検査者が電源を切り忘れたとしても、煙発生部30への電力が停止されるため、省エネ化を図ることが可能となる。さらに、疑似煙を発生させる発煙剤の消費を抑えることもできるため、低コスト化を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、制御部42は、試験終了を表す条件が満たされると、煙発生部30への電力の供給を停止させるとともに、ファン70への電力の供給を停止させる。すなわち、試験が終了すると、煙発生部30及びファン70の駆動が停止するため、更なる省エネ化を図ることが可能となる。
また、制御部42は、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたと判断したとき、少なくとも煙発生部30への電力の供給を停止させる。従って、発報の有無を確認後に疑似煙の発生が停止されるので、煙感知器2A~2Eの検査漏れを防ぐことが可能となる。
また、試験空間Sを開放する開口部16を閉塞可能な中蓋部20をさらに備えているため、中蓋部20に煙感知器2D,2Eを設置する構成にすることが可能となる。これにより、より多くの煙感知器を同時に検査することが可能となる。
なお、制御部42が、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eが発報されたと判断したときに、煙発生部30とファン70への電力の供給を停止させたが、少なくとも煙発生部30の電力の供給を停止させればよい。
また、試験終了を表す条件は、本実施形態では、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたときとしたが、これに代えて、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したときであってもよい。すなわち、本実施形態のステップS4に代えて、制御部42は、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したとき試験終了を表す条件が満たされたと判断してもよい。
また、試験終了を表す条件が、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたとき、及び試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eの検査を開始してから所定の時間が経過したと判断したときのいずれか一方を満たしたときであってもよい。この場合、何らかの理由により、すべての複数の煙感知器2A~2Eが発報しない場合でも、所定時間経過後に煙発生部30への電力の供給を停止することが可能となる。また、所定時間前にすべての煙感知器2A~2Eが発報した場合は、試験終了となるため省エネ化を図ることが可能となる。
また、試験終了を表す条件は、本実施形態では、試験対象となる複数の煙感知器2A~2Eすべてが発報されたときとしたが、記憶部45は、各煙感知器2A~2Eが疑似煙を感知して発報することに応じて、発報した煙感知器2A~2Eを識別する番号情報と発報した時の試験空間S内の濃度検出値とを対応付けて記録するので、本実施形態のステップS4に代えて、制御部42は、記憶部45によりすべての煙感知器2A~2Eの濃度検出値が記録されていることに基づいて試験終了の条件を満たしたと判断してもよい。これにより、煙感知器2A~2Eが発報した時の濃度検出値の記録漏れを防ぐことが可能となる。
また、試験終了を表す条件が満たされると、制御部42により煙感知器試験装置1の主電源のスイッチを停止させるようにしてもよい。これにより、煙発生部30やファン70を含む装置への電力供給を一括して停止することが可能となる。
煙感知器試験装置1は、中蓋部20及び上蓋部50を備える構成としたが、中蓋部20は設けられている必要はないが、本実施形態で示したように、中蓋部20を備えることにより、中蓋部20に煙感知器2A~2Eを設置することが可能となる。これにより、より多くの煙感知器2A~2Eを同時に検査することが可能となる。
また、収容部10を平面視矩形状としたが、これに限らず、台形や五角形以上の多角形であってもよい。五角形以上の多角形場合は、辺の数に応じて壁部が増えるが、対向する第1の壁部に第1のベルト取付部3が設けられ及び第3壁部に第2のベルト取付部4が設けられていればよい。
また、煙感知器2A~2Eは、特に限定されず、通常の煙感知器やプチタイプの感知器を検査することが可能である。
また、各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲内である場合、合否表示灯(発光部)65を点灯させ、各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、合否表示灯65を点滅させたが、これに限らない。例えば、各煙感知器2A~2Eが発報されたときの濃度検出値が基準範囲外である場合、合否表示灯65を2のままにしてもよい。
また、表示部40への表示は、すべての煙感知器2A~2Eの判定結果をまとめて表示させる構成としたが、煙感知器2A~2Eの判定結果を一つずつ表示させてもよい。この場合、操作パネル41を操作することにより、所望の煙感知器の判定結果を表示させるようにしてもよい。また、煙感知器2Aから順に、所定の時間間隔ごとに順次煙感知器の判定結果を表示させてもよい。
なお、マグネットスイッチがOFF状態、すなわち、中蓋部20が閉じていない場合は、操作パネル41を操作しても、制御部42により、各取付ベース60a,60b、62、21a,21bと、煙発生部30と、ファン70とに電力が供給されないように構成されていてもよい。
また、検査している煙感知器と表示される番号とを対応づけるために、取付ベース近傍に番号が振られていてもよい。
上記実施形態では上蓋部50に表示部40を取付けているが、収容部10内に表示部40を設けるようにしても良い。例えば、中蓋部20の上部に表示部40を設けるようにしても良いし、中蓋部20を観音開きに構成し、第1の中蓋の裏側に煙感知器を取り付けられるようにし、第2の中蓋に表示部40を設けるようにしても良い。中蓋部20を上記実施形態の半分程度の長さに構成した上で、試験空間Sの上面のうち、中蓋部20が閉塞しない場所に天板を設け、その上に表示部40を設けるようにしても良い。
上記実施形態に加え、上蓋部50と収容部10に固定部を設け、上蓋部50に対して開放方向に力を加える機構を備えるようにしても良い。例えば、上蓋部50と収容部10との間のヒンジ部に開放方向へ力を加えるようにしたトルクヒンジを採用しても良い。このような機構を設けることで、意図しない上蓋部50の閉鎖を防ぐことが可能となり、中蓋部20を開いて煙感知器を取り付けている最中に上蓋部50が閉まることで生じる煙感知器と上蓋部50との接触を防ぐことが可能となる。また、中蓋部の奥側から壁面を立設させ保護板として機能させるようにしても良い。保護板は中蓋部20閉鎖時に下向き方向となり試験空間Sに収容され、中蓋部20開放時に上向き方向となり、上蓋部50の閉鎖経路上に存在するようにし、中蓋部20を開いて煙感知器を取り付けている最中に上蓋部50が閉まることで生じる煙感知器と上蓋部50の接触を防ぐことが可能となる。
現場感度試験器は感知器が取り付けられているかどうかを識別する機能を有していても良い。感知器取付ベースに感知器取付時にONとなる物理的スイッチを設けても良いし、感知器と通信を行うようにしても良い。このような構成とすることで感知器が取り付けられている試験回線を確認できるため、感知器が取り付けられている試験回線が全て発報することで試験終了を把握することが可能となる。また、試験終了を表示部で表示するようにしても良い。
また、操作部で指定した回線の感知器が発報したときに試験終了とみなしファンと発煙部の電源をOFFするようにしても良い。
また、ファンと発煙部の電源をOFFする条件を、感知器の発報によらず指定した濃度に達したときに行うようにしても良いし、設定した時間経過後に行うようにしても良い。
中蓋のマグネットスイッチにより中蓋の開閉を検出し、中蓋が開いている場合はファン・発煙動作を行わないようにしてもよい。中蓋が開いている場合に試験開始操作を行ったとき、中蓋が開いている旨を音声・表示等で報知しても良い。
1 煙感知器試験装置
10 収容部
15 底部
16 開口部
20 中蓋部
30 煙発生部
40 表示部
42 制御部
45 記憶部
50 上蓋部

Claims (4)

  1. 試験対象となる煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
    前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
    前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と
    備え、
    前記制御部は、
    前記煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報したときの前記試験空間内の濃度検出値を記録する記憶部を有し、
    前記記憶部により前記煙感知器が発報したときの前記濃度検出値が記録されていることに基づいて試験終了の条件を満たしたと判断して、
    前記煙発生部への電力供給を停止させることを特徴とする煙感知器試験装置。
  2. 前記収容部には複数の煙感知器が収容可能であり、
    前記制御部は、前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、前記煙発生部への電力供給を停止させる請求項1に記載の煙感知器試験装置。
  3. 試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
    前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
    前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、
    上蓋部と、
    を備え、
    前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、
    を備え、
    前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、
    前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、
    前記制御部は、前記各煙感知器が前記疑似煙を感知して発報することに応じて、発報した前記煙感知器を識別する番号情報と発報した時の前記試験空間内の濃度検出値とを対応付けて記録する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部により前記複数の煙感知器の前記濃度検出値が記録されていることに基づいて前記試験終了の条件を満たしたと判断して、少なくとも前記煙発生部への電力供給を停止させることを特徴とする煙感知器試験装置。
  4. 試験対象となる複数の煙感知器が収容される試験空間を有する収容部と、
    前記試験空間に供給する疑似煙を発生させる煙発生部と、
    前記煙感知器が既定の範囲内で前記疑似煙を感知するか否かの判定を行う制御部と、
    上蓋部と、
    を備え、
    前記煙発生部から発生した前記疑似煙を前記試験空間内に循環させるファンと、
    を備え、
    前記制御部は、前記煙発生部及び前記ファンへの電力の供給の制御を行い、
    前記制御部は、試験終了を表す条件が満たされると、前記煙発生部への電力を停止させ、
    前記試験空間を開放する開口部を閉塞可能な中蓋部をさらに備えることを特徴とする煙感知器試験装置。
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