JP6969277B2 - 後部ドア構造 - Google Patents

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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    • E05B79/00Mounting or connecting vehicle locks or parts thereof
    • E05B79/02Mounting of vehicle locks or parts thereof
    • E05B79/04Mounting of lock casings to the vehicle, e.g. to the wing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/16Locks for luggage compartments, car boot lids or car bonnets
    • E05B83/18Locks for luggage compartments, car boot lids or car bonnets for car boot lids or rear luggage compartments

Description

本開示は、車両に設けられる後部ドア構造に関する。
車両のテールゲート(後部ドア)は、一端がヒンジ部を介して回動自在に支持され、ヒンジ部と反対側の端部にテールゲートを車体側にロックするロック機構が取り付けられている。ロック機構は、例えば、車体側に設けられるストライカと、テールゲート側に設けられ該ストライカに係止するラッチ部材(つめ部)を備えるラッチ機構本体とで構成される。
特許文献1には、ストライカに係止するラッチ部材を有するラッチ機構本体が補強板を介してテールゲートの内側壁を構成するインナパネルに取り付けられた構成が開示されている。
特開2010−070115号公報
特許文献1では、ラッチ機構本体はベース部(座面)を介して補強板に取り付けられる。ラッチ機構本体に設けられるラッチ部材は、テールゲートのヒンジ点とストライカとを結ぶ線(以下「中心線」とも言う。)に対して直交する方向へ向けて配置される。他方、補強板が設けられるインナパネルの支持部は、水平方向又は車体の前方へ向かって上昇する方向(以下「前上がり方向」とも言う。)に沿って配置されるため、座面もこの方向に沿うように設けられる。
しかし、テールゲートのヒンジ点が車体の前方側にある車両では、中心線が車体前方へ傾くため、ラッチ部材を中心線に合わせて同じ方向へ傾けると、既存のラッチ機構本体では座面も車体の後方へ向かって上昇する方向(以下「後上がり方向」とも言う。)へ傾き、座面の角度がインナパネルの支持部の角度と合わなくなる。そのため、ラッチ機構本体を新しく製造する必要が生じ、コスト高となる問題がある。
一実施形態は、上記課題に鑑み、後部ドアのヒンジ点が車体の前方側にある車両に対して、既存のロック機構を利用可能にすることで、コスト増加を抑制することを目的とする。
(1)一実施形態に係る後部ドア構造は、インナパネルとアウタパネルとが接合されて構成され、車両の後端部に形成された開口部を開閉するための後部ドアの構造であって、前記後部ドアの上端部に設けられ、車体に対して前記後部ドアを回動可能に固定するヒンジと、前記開口部の下端に位置する車体側に設けられた係止部と、前記後部ドアの下端部に設けられ、前記係止部に係止して前記後部ドアを閉じた状態でロック可能なラッチ機構本体と、前記ラッチ機構本体が取り付けられる前記インナパネルの支持部に固定される補強板と、を備え、前記インナパネルの前記支持部に開口が形成され、前記補強板は、前記開口に挿入されて前記インナパネルと前記アウタパネルとに囲まれる前記後部ドアの内部空間から外側へ膨出する凹部と、前記インナパネルに接合可能な接合部と、を有し、前記ラッチ機構本体は前記凹部の底面に取り付けられ、前記底面は、前記支持部に対して前記インナパネル側から前記アウタパネル側に向かうにつれて膨出量が小さくなるように傾斜し、前記インナパネルは、前記支持部の車体後方側端部から下方へ延在する折れ部を有し、
前記接合部は、前記折れ部に接合するように形成された後部接合部を含み、
前記底面と前記後部接合部との境界は、前記後部接合部と前記後部接合部以外の前記接合部との境界に対して下方に位置し、
前記開口は前記折れ部の一部まで延在している
上記(1)の構成において、補強板は上記凹部がインナパネルの支持部に形成された開口に挿入された状態でインナパネルに取り付けられる。ラッチ機構本体が取り付けられる該凹部の底面は、インナパネルの支持部に対して前記インナパネル側から前記アウタパネル側に向かうにつれて膨出量が小さくなるように傾斜しているので、凹部の底面の水平方向に対する傾斜角度を、インナパネルの支持部の水平方向に対する傾斜角度より大きくすることができる。従って、ラッチ機構本体の座面の方向が後上がり方向に傾斜してしまうような場合でも、補強板の傾斜を該座面の傾斜に合わすことができ、既存のラッチ機構本体を新たに製造し直す必要がなくなる。従って、後部ドアのヒンジ点が車体の前方側にある車両においても既存のラッチ機構本体を使用でき、コスト高とならない。
上記()の構成によれば、インナパネルの支持部に形成された開口は上記折れ部の一部まで延在し、底面と上記後部接合部との境界は、後部接合部と後部接合部以外の接合部との境界に対して下方に位置するため、底面は、後部接合部を除く接合部との間で段差を有することで、補強板及びインナパネルの車体前後方向の寸法を抑制できる。
)一実施形態では、前記(1)の構成において、前記接合部は前記凹部より車体後方にある前記インナパネルに接合するように形成された後部接合部を含み、前記後部接合部と前記後部接合部を除く前記接合部との境界に強度低下部が形成される。
後部ドア12を閉める際、後部ドアの下端部(即ち上記折れ部)は、車両の後端部の開口部の縁に設けられたウェザーストリップ等に当接し、車両後方に押される。これにより、インナパネルの支持部と該折れ部との境界を中心として、折れ部が車両後方に向かい回転しようとする。このとき、補強板が折れ部に追従して動かなければ、インナパネルと補強板との溶接部が破断する虞がある。
上記()の構成によれば、上記後部接合部と接合部の他の部位との境界に強度低下部が形成されるため、補強板を折れ部に追従して動かすことができ、溶接部の破断を防止できる。
)一実施形態では、前記(1)〜()の何れかの構成において、前記接合部は前記凹部より車体後方にある前記インナパネルに接合するように形成された後部接合部を含み、前記後部接合部は、前記ラッチ機構本体と車幅方向でラップする位置に変形許容部を有する。
後部ドアを閉める際、インナパネルはラッチ機構本体から荷重を受け、ラッチ機構本体から車両上下方向に延びる軸を中心にインナパネルを折る方向の力が加わる。
上記()の構成によれば、後部接合部は変形許容部を有することで、このときのインナパネルの動きに追従して、補強板の変形が可能になる。従って、補強板をインナパネルの動きに追従させることができ、これによって、両者を接合している溶接点の破断を防止できる。
幾つかの実施形態によれば、後部ドアのヒンジ点が車体の前方側にある車両に対しても、既存のラッチ機構本体を適用できるので、コスト高を抑制できる。
一実施形態に係る後部ドアのロック装置の断面図である。 図1の一部拡大図である。 一実施形態に係る後部ドアのロック装置の斜視図である。 一実施形態に係るラッチ機構本体の斜視図である。 一実施形態に係る補強板の斜視図である。 一実施形態に係るインナパネルの斜視図である。 (A)及び(B)は比較例に係るロック装置の模式図であり、(C)は一実施形態に係るロック装置の模式図である。 (A)は比較例に係る補強板及びインナパネルの模式図であり、(B)は一実施形態に係る補強板及びインナパネルの模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
以下、「前方」「後方」「上方」「下方」等の方向を示す表現は、後述する後部ドアを閉じた状態での方向である。
図1〜図6は、一実施形態に係る後部ドア構造10を示す。図中、矢印aは車体の後方から前方へ向かう方向を示し、矢印bはその逆方向を示している。
図1において、後部ドア12は、後部ドア12の内側壁を構成するインナパネル22と後部ドア12の外側壁を構成するアウタパネル36が接合されて構成され、車両の後端部に形成された開口部を開閉するために設けられる。後部ドア12の上端部に後部ドア12を車体に対して回動可能に固定するヒンジ部が設けられ、後部ドア12は該ヒンジ部の回転中心であるヒンジ点14を中心に車体側に開閉可能に設けられる。後部ドア12の下端部にラッチ機構本体18が設けられる。
図2及び図3に示すように、車両の後端部に形成された開口部の下端に位置する車体16側に設けられた係止部42と、後部ドア12の下端部に設けられ、係止部42に係止して後部ドア12を閉じた状態でロック可能なラッチ機構本体18とでドアロック装置を構成する。
図4に示すように、ラッチ機構本体18は補強板20に取り付けられ、補強板20は、後部ドア12の内側壁を構成するインナパネル22の支持部22aに固定される。支持部22aは、車両前後方向へ延在する面であり、インナパネル22は、支持部22aの車体前方側端部から上方へ延在する第1折れ部22bと、支持部22aの車体後方側端部から下方へ延在する第2折れ部22cとを有する。
図5に示すように、補強板20は、凹部24と接合部26とを有し、凹部24は、インナパネル22に形成された開口32(図6参照)に挿入され、インナパネル22とアウタパネル36とに囲まれる後部ドア12の内部空間から外側へ(車体内部側へ)膨出し、接合部26は、インナパネル22の表面に当接しインナパネル22に接合可能に構成される。接合部26は凹部24の周囲に設けられ、接合部26が複数のスポット溶接部Pwでインナパネル22にスポット溶接されることで、補強板20がインナパネル22に取り付けられる。凹部24の底面28にラッチ機構本体18が取り付けられる。
上記構成において、補強板20は、凹部24がインナパネル22の支持部22aに形成された開口32に挿入された状態でインナパネル22に取り付けられる。ラッチ機構本体18が取り付けられる凹部24の底面28は、支持部22aに対してインナパネル22からアウタパネル36側に向かうにつれて膨出量が小さくなるように傾斜している。すなわち、補強板20の接合部26との段差Sが車体の後方から前方へ(矢印a方向へ)向かって大きくなるように構成され、かつ底面28は、後上がり方向へ傾斜するように構成される。
係止部42は、ストライカと称され、例えば、棒状体をU字形に形成し、ラッチ機構本体18に対して上下逆U字に配置され、車体16側に立設される。
ラッチ機構本体18は、図2及び図3に示すように、座面34より下方へ突設した下部突出部38を有する。ラッチ機構本体18は、座面34が底面28の上面に接合し、下部突出部38が補強板20に形成された開口30(図5参照)から下方に突出した状態で底面28に取り付けられる。ラッチ機構本体18の下方の車体16にストライカが設けられ、下部突出部38にラッチ部材(つめ部)40が設けられる。後部ドア12が閉じられたとき、ラッチ部40がストライカを挟持することで、後部ドア12は車体16にロックされる。
図7(A)及び(B)は、比較例としての後部ドア構造100を示す。
図7(A)は、ヒンジ点14が車体後方側にある車両に後部ドア構造100を適用した場合を示す。下部突出部38に設けられるラッチ部40は、後部ドア12を閉じた状態で、ヒンジ点14と係止部42としてのストライカとを結ぶ中心線Aに対して直交する方向(図2中のラインBに沿う方向)に沿って配置される。図7(A)に示す例では、座面34は水平方向又は前上がり方向に沿って配置される補強板20の底面28及びインナパネル22の支持部22aに沿うように構成される。
図7(B)は、ヒンジ点14が車体前方側にある車両に後部ドア構造100を適用した場合を示す。この比較例では、図7(A)と同じラッチを使用した際、ラッチ部40を中心線Aと直交する方向に沿って配置すると、座面34の方向が後上がり方向となり、水平方向又は前上がり方向に配置される補強板20の底面28及びインナパネル22の支持部22aの方向と合わなくなる。また、インナパネル22は一般的にプレス加工で形成されるため、支持部22aを後上がり方向へ傾斜させることはできない。従って、ラッチ機構本体18を新たに作り直す必要が生じ、コスト高となる。
図7(C)は、ヒンジ点14が車体前方側にある車両に一実施形態に係る後部ドア構造10を適用した場合を示す。この実施形態では、補強板20に形成される凹部24がインナパネル22に形成された開口32に挿入され、凹部24の底面28は補強板20の接合部26との段差が車体の後方から前方に向かって大きくなるように構成され、かつ底面28は後上がり方向に沿って配置される。すなわち、底面28の水平方向に対する傾斜角度を、支持部22aの水平方向に対する傾斜角度より大きくすることができる。従って、座面34の方向が後上がり方向に傾斜してしまうような場合でも、補強板20の傾斜を座面34の傾斜に合わすことができ、既存のラッチ機構本体18を新たに製造し直す必要がなくなる。従って、後部ドア12のヒンジ点14が車体の前方側にある車両においても既存のラッチ機構本体を使用でき、コスト高とならない。
一実施形態では、図5に示すように、補強板20の接合部26は、凹部24の車体前方にある第1折れ部22bに接合するように形成された前部接合部20aと、凹部24の車体後方にある第2折れ部22cに接合するように形成された後部接合部20bと、を有する。前部接合部20a及び後部接合部20bは補強板20の他の部位と一体に構成される。そして、前部接合部20aが第1折れ部22bに接合され、後部接合部20bが第2折れ部22cに接合されることで、補強板20をインナパネル22に安定して固定できる。
一実施形態では、補強板20の底面28と接合部26との間の段差Sに、底面28と接合部26とを繋ぐ隔壁29が形成される。隔壁29は、底面28の前端から後端にわたって設けられる。この隔壁29によって補強板20の強度を向上できる。
図5に示すように、前述のように、接合部26は後部接合部20bを有する。また、図6に示すように、開口32は第2折れ部22cの一部まで延在している。そして、底面28は、車体後方端部において第2折れ部22cの一部に形成された開口32にまで達している。即ち、接合部26と後部接合部20bとの境界に対して、底面28と後部接合部20bとの境界は下方に位置する。
この実施形態によれば、底面28は、後部接合部20bを除く接合部26との間に段差Sを有することとなるので、補強板20及びインナパネル22の車体前後方向の寸法を抑制できる。
即ち、図5に示すように、底面28は後部接合部20bを除く接合部26に対して、後方側端部(後述する境界Rb付近)も含んで接合部26と少なくとも段差Sを残しているため、補強板20及びインナパネル22の車体前後方向の寸法も抑制できる。
図8(A)は、底面28と底面28の後部接合部20bとの間に段差がなくなるまで凹部24を車体後方まで延在させた比較例を示し、図8(B)は、一実施形態に係る後部ドア構造10の補強板20及びインナパネル22の構成を示す。
後部ドア構造10では、底面28が接合部26との間で(即ち、インナパネル22との間で)底面28の車体後方側端部においても、段差Sを残している。このように、段差Sを解消するまで補強板20を車体前後方向へ延在させないので、比較例と比べてΔLだけ補強板20及びインナパネル22の車体前後方向の寸法を抑制できる。
一実施形態では、補強板20はプレス加工により形成される。すなわち、1枚の薄板をプレスすることにより底面28、隔壁29のうち底面28の両側端に形成される側壁29a、及び底面28の前端に形成される前壁29bを形成する。このとき、底面28と、側壁29a、前壁29bにより形成される角部29cを滑らかに形成することにより、加工の際のひび割れ等を防止できる。本実施形態では、角部29cを緩やかに湾曲する曲面としている。
一実施形態では、図5に示すように、後部接合部20bと接合部26との境界Rbの少なくとも一部に強度低下部44が形成される。本実施形態では、強度低下部44は境界Rbの両端部に形成された切欠きで構成される。
後部ドア12を閉める際、後部ドア12の下端部(すなわち、第2折れ部22c)は、車両の後端部の開口部の縁に設けられたウェザーストリップ45(図2参照)等に当接し、車両後方に押される。これにより、インナパネル22の支持部22aと第2折れ部22cとの境界を中心として、第2折れ部22cが車両後方に向かい回転しようとする。このとき、補強板20が第2折れ部22cに追従して動かなければ、インナパネル22と補強板20とのスポット溶接部Pwが破断する虞がある。
この実施形態によれば、後部接合部20bと接合部26との境界Rbの少なくとも一部に強度低下部44が形成されるため、補強板20を第2折れ部22cに追従して動かすことができ、溶接点の破断を防止できる。
一実施形態では、ラッチ機構本体18は後部ドア12の車幅方向中央部に設けられ、図5に示すように、補強板20の後部接合部20bは変形許容部である凸部46を有する。凸部46は、ラッチ機構本体18と車幅方向でラップする位置に設けられる。
後部ドア12を閉める際、インナパネル22はラッチ機構本体18から荷重を受け、ラッチ機構本体18から車両上下方向に延びる軸を中心に折れようとする。凸部46は、このときのインナパネル22に動きに追従して、補強板20の変形を許容するためのものである。
この実施形態によれば、補強板20をインナパネル22に追従して動かすことができ、補強板20とインナパネル22とを接合する溶接点の破断を防止できる。
一実施形態では、凸部46は、後部接合部20bの他の面に対して段差を形成して上方に突出し、かつ突出した凸面は平坦面を有するように構成される。インナパネル22が折れる際に、凸部46が車幅方向に引き伸ばされることで、補強板20がインナパネル22に追従して変形することを許容する。
幾つかの実施形態によれば、後部ドアのヒンジ点が車体の前方側にある車両に対して、既存のロック機構を利用可能にすることで、コスト増加を抑制できる。
10、100 後部ドア構造
12 後部ドア
14 ヒンジ点
16 車体
18 ラッチ機構本体
20 補強板
20a 前部接合部
20b 後部接合部
22 インナパネル
22a 支持部
22b 第1折れ部
22c 第2折れ部(折れ部)
24 凹部
26 接合部
28 底面
29 隔壁
29a 側壁
29b 前壁
29c 角部
30、32 開口
34 座面
36 アウタパネル
38 下部突出部
40 ラッチ部材
42 係止部
44 第1強度低下部
45 ウェザーストリップ
46 凸部
A 中心線
Rb 境界
Pw スポット溶接部

Claims (3)

  1. インナパネルとアウタパネルとが接合されて構成され、車両の後端部に形成された開口部を開閉するための後部ドアの構造であって、
    前記後部ドアの上端部に設けられ、車体に対して前記後部ドアを回動可能に固定するヒンジと、
    前記開口部の下端に位置する車体側に設けられた係止部と、
    前記後部ドアの下端部に設けられ、前記係止部に係止して前記後部ドアを閉じた状態でロック可能なラッチ機構本体と、
    前記ラッチ機構本体が取り付けられる前記インナパネルの支持部に固定される補強板と、
    を備え、
    前記インナパネルの前記支持部に開口が形成され、
    前記補強板は、前記開口に挿入されて前記インナパネルと前記アウタパネルとに囲まれる前記後部ドアの内部空間から外側へ膨出する凹部と、前記インナパネルに接合可能な接合部と、を有し、
    前記ラッチ機構本体は前記凹部の底面に取り付けられ、前記底面は、前記支持部に対して前記インナパネル側から前記アウタパネル側に向かうにつれて膨出量が小さくなるように傾斜し、
    前記インナパネルは、前記支持部の車体後方側端部から下方へ延在する折れ部を有し、
    前記接合部は、前記折れ部に接合するように形成された後部接合部を含み、
    前記底面と前記後部接合部との境界は、前記後部接合部と前記後部接合部以外の前記接合部との境界に対して下方に位置し、
    前記開口は前記折れ部の一部まで延在していることを特徴とする後部ドア構造。
  2. 前記接合部は前記凹部より車体後方にある前記インナパネルに接合するように形成された後部接合部を含み、
    前記後部接合部と前記後部接合部以外の前記接合部との境界に強度低下部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の後部ドア構造。
  3. 前記接合部は前記凹部より車体後方にある前記インナパネルに接合するように形成された後部接合部を含み、
    前記後部接合部は、前記ラッチ機構本体と車幅方向でラップする位置に変形許容部を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の後部ドア構造。
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