JP6966221B2 - 間仕切り - Google Patents
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Description
上記間仕切りにおいて、前記回転ユニットは、前記受け部を備え、前記ベースに対して、前記パネルの移動に従い回転する回転ベースと、前記弾性部を備え、前記弾性部を前記回転ベースに対して前記第1接触面の方向に移動する移動ベースとを備えることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記ストッパは、前記パネルの移動に従い回転した前記回転ユニットを中間位置に戻る方向に付勢する回転付勢部材を備えることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記弾性部は、第1円弧面を備え、前記受け部は、第2円弧面を備え、前記第2円弧面の方が前記第1円弧面より緩やかな円弧面で構成されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記パネルの開方向の縦辺に縦枠を備え、前記自閉機構は、前記レールおよび前記縦枠内に延在され、一端部が前記閉方向に位置する固定部に固定される線状部材と、前記縦枠内に上下方向に移動可能に配置され、前記一端部とは反対側の前記線状部材に直接または間接的に接続される重錘とを備えることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記ストッパは、前記開方向の端部に、前記重錘の方向に垂下される前記線状部材を支持する支持部を備えることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記ストッパは、前記線状部材を案内する案内部を備えることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記制御部材は、前記第1接触部材および前記第2接触部材の間に位置し、前記第1接触部材および前記第2接触部材を変位させる制御突起を備え、前記第1接触部材および前記第2接触部材の間隔が前記制御突起より狭い状態から前記制御突起が前記間隔を広げたとき、前記第1接触部材および前記第2接触部材は、前記解放位置から前記停止位置に変位する。
〔第1実施形態〕
図1(a)〜(c)に示すように、間仕切り1は、引戸であって、パネル2a〜2cが天井面に設けられる互いに平行な上部レール3a〜3cに沿って支持されている。すなわち、パネル2aは、上部レール3aによって吊り下げ支持され、パネル2bは、上部レール3bに吊り下げ支持され、パネル2cは、上部レール3cに吊り下げ支持されている。上部レール3a〜3cは、互いに平行で、かつ、近接して天井面に設けられ、各上部レール3a〜3cに引き違い操作可能に吊り下げ支持されている。図1の例では、パネル2aが手前側でかつ全閉状態で最右に配置され、パネル2cが奥側でかつ全閉状態で最左に配置され、パネル2bは、前後方向および移動方向において、パネル2aとパネル2cの間の真ん中に配置されている。
なお、以下、単にパネル2a〜2cをパネル2ともいう。また、上部レール3a〜3cを上部レール3ともいう。
なお、第1半体36aと第2半体36bとは、ビスなどの固定部材38により結合される。
手前のパネル2aを移動させて空間を仕切っている全閉状態から全開状態にするには、先ず、全閉状態において、最も矢印D2方向に位置するパネル2aの引手14に手をかけて、パネル2aを開方向である矢印D1方向に移動する(図1参照)。すると、先ずパネル2aが同方向に移動し、パネル2aとパネル2bとが重なり(図11参照)、次いで、パネル2aの押圧突部9がパネル2bを押してパネル2bが同方向に移動する。全開状態のときには、パネル2aがパネル2bの矢印D1方向の縦框12b分矢印D2方向にずれた状態で重なる。図8に示すように、このとき、上部ランナ6aと共にストッパ5も同方向に上部レール3a内を移動する。移動ベース43の弾性部62が付勢部材44の付勢力によって上部レール3aの前壁21の内面に圧接されていることで、回転ベース42は、回転付勢部材45の付勢力に抗してストッパ5の矢印D1方向への移動に従って回転中心軸56を中心に第1回転方向である矢印D5方向に回転する。そして、弾性部62は、前壁21の内面に対して摺接しながら移動する。なお、図11はパネル2aとパネル2cとが重なった全開状態と全閉状態の中間状態を示している。
(1−1)ストッパ5は、閉方向である矢印D2方向にパネル2aが移動を開始したとき、パネル2aの同方向の移動を停止させることができる。この間に、利用者は、荷物の移動などを行うことができる。
(1−2)パネル2aの閉方向である矢印D2方向への移動を再開させるには、引手14に手をかけてパネル2aを、再度同方向にパネル2aに押すだけでよく、操作を簡易なものとすることができる。
(1−5)回転ベース42は、回転付勢部材45により、回転ベース42が中立状態に位置するように付勢されている。したがって、回転ベース42の回転を確実に制御することができる。
(1−7)ストッパ5は、弾性部62が前壁21の内面に接触し受け部59が後壁22に接触する構成とすることで、上部レール3の上下方向の寸法を短くし小型化することができる。
(1−9)ストッパ5は、上部ランナ6aに対して矢印D1方向に位置しており、コード31を介して重錘35を確実に支持することができる。
(1−10)重錘35の荷重は、滑車54でも支持することができる。
(1−11)ストッパ5は、カバー46上に延在するコード31を案内溝67で案内することができる。
・ストッパ5において、弾性部62が上壁23および支持片25の何れか一方に圧接されるようにし、受け部59が何れか他方に当接されるようにしてもよい。このような構成によっても、同様な効果を得ることができる。
・自閉機構4の構成は、動滑車33や移動体32を備えていなくてもよい。すなわち、コード31に重錘35が直接的に取り付けられているだけの構成でもよい。これにより、移動範囲は狭くなることを許容できる用途の間仕切りであれば、自閉機構4の構成の簡素化を実現することができる。また、自閉機構4は、図2〜図5に示したような構成に限定されるものではない。
・弾性部62と受け部59の円弧面の半径は同じであってもよいし、弾性部62の方が緩やかな円弧面であってもよい。弾性部62より受け部59の方が低摩擦であればよい。
・ストッパ5は、パネル2aにおいて上部ランナ6bに連結されていてもよい。また、パネル2bやパネル2cの上部ランナ6aや上部ランナ6bに連結されていてもよい。
・ストッパ5は、上部ランナ6aに直接接続されていなくてもよい。一例として、ストッパ5と上部ランナ6aとの間に中間部材を介在させてもよい。また、ストッパ5は、横框13aに設けられた別部材によって支持され、上部レール3内に配置されるようにしてもよい。
図12に示すように、第2実施形態のストッパ70は、上部ランナ6aに対して、閉方向である矢印D2方向側に連結されている。ストッパ70は、第1ベース部72および第2ベース部73で構成されるケース71と、第1ベース部72に回動可能に支持される第1接触部材74と、第2ベース部73に回動可能に支持される第2接触部材75と、第1接触部材74および第2接触部材75の回動を制御する制御部材76とを備えている。
パネル2が空間を仕切っている全閉状態から全開状態にするには、先ず、パネル2aを開方向である矢印D1方向に移動する。すると、図12に示すように、上部ランナ6aと共にストッパ70も同方向に上部レール3a内を移動する。パネル2aを矢印D1方向に移動する際に、制御部材76の動きは上部ランナ6aの動きに連動する。そして、図14に示すように、制御突起76aは、第1係合片74cおよび第2係合片75cに係合する。制御突起76aは、第1係合片74cおよび第2係合片75cに係合し同方向に押圧することで、第1接触部材74および第2接触部材75を第1回動軸74aおよび第2回動軸75aを中心に矢印D7方向に回動させる。そして、第1押圧部74bおよび第2押圧部75bとを互いに離間させ、支持片25を解放する(解放位置)。これにより、上部ランナ6aは、上部レール3a内を矢印D1方向に移動することができる。なお、パネル2aを全開状態となったとき、移動体32は、縦框12a内において最上位置となる。
(2−1)ストッパ70は、閉方向である矢印D2方向にパネル2aが移動を開始したとき、パネル2aの同方向の移動を停止させることができる。
(2−2)パネル2aの矢印D2方向への移動を再開させるには、パネル2aを、再度同方向にパネル2aに押すだけでよい。
(2−3)制御部材76を上部ランナ6aの移動に連動させて、第1接触部材74および第2接触部材75を回動させて、開放位置から停止位置に移動させることによって、閉方向(矢印D2方向)に移動するパネル2aを停止させることができる。
・第1押圧部74bおよび第2押圧部75bは、矢印D1方向および矢印D2方向に移動しているときに、支持片25に対して移動の妨げとならない範囲で軽く接触していてもよい。
・第1接触部材74および第2接触部材75の何れか一方を回動片とし、他方を固定片としてもよい。このような場合にも、可動片が固定片と協働して挟み込むことで、上部ランナ6aの移動を停止することができる。
・上部ランナ6aと制御部材76とは直接連結されていなくてもよく、例えば上部ランナ6aと制御部材76との間の長さ調整のため中間部材が介在していてもよい。
・ストッパ70は、上部ランナ6a以外のランナに連結されていてもよい。例えば、パネル2a以外のパネル2の上部ランナに連結されていてもよい。
・ストッパ70は、上部ランナ6aに直接接続されていなくてもよい。一例として、ストッパ70と上部ランナ6aとの間に中間部材を介在させてもよい。また、ストッパ70は、横框13aに設けられた別部材によって支持され、上部レール3内に配置された制御部材76によって、第1接触部材74および第2接触部材75を解放位置と停止位置に変位させる制御を行うようにしてもよい。
・引手14は、全てのパネル2の縦框12a,12bの両面に配置してもよい。また、手前に位置するパネル2aについては、図1(a)のように、手前の面の縦框12bに配置し、奥側に位置するパネル2cについては、奥側の面の縦框12aに配置するようにしてもよい。
・パネル2a〜2cは、下ランナを横框13bに設け、床面に設けた下部レールでの案内するようにしてもよい。これにより、安定してパネル2a〜2cを移動させることができる。
・間仕切りとしては、引戸だけでなく、折引戸、アコーディオンカーテン、パネルスクリーンなどの間仕切りにも適用可能である。開閉操作は、引手14以外の手段で行うことができるようにしてもよい。一例として、パネルスクリーンの場合、スクリーンの上端部に連結されたバトンなどの操作棒で行うようにしてもよい。
・パネル2の枚数は3枚に限定されるものではなく、1枚や2枚であってもよいし、4枚以上であってもよい。
Claims (11)
- レールに沿って移動するランナによってパネルを開閉方向に移動可能とし、かつ、自閉機構によって前記パネルを自動的に閉方向に移動させる間仕切りにおいて、
前記パネルが前記閉方向に移動を開始すると、前記パネルを停止させ、さらに前記パネルを前記閉方向に移動させると停止を解除可能なストッパを備え、
前記ストッパは、前記パネルの移動に従い回転する回転ユニットを備え、
前記回転ユニットは、前記レールの第1接触面に接触される弾性部と、
前記第1接触面と対向する第2接触面に当接する受け部とを備え、
前記ストッパは、前記レール内を、前記ランナに接続され、前記ランナとともに移動するベースを備える
間仕切り。 - 前記回転ユニットは、前記受け部を備え、前記ベースに対して、前記パネルの移動に従い回転する回転ベースと、
前記弾性部を備え、前記弾性部を前記回転ベースに対して前記第1接触面の方向に移動する移動ベースとを備える
請求項1に記載の間仕切り。 - 前記回転ユニットは、前記弾性部を前記第1接触面の方向に押圧する付勢部材を備え、
前記受け部は、前記付勢部材の反力を受ける
請求項1または2に記載の間仕切り。 - 前記ストッパは、前記パネルの移動に従い回転した前記回転ユニットを中間位置に戻る方向に付勢する回転付勢部材を備える
請求項1ないし3のうち、何れか1項に記載の間仕切り。 - 前記弾性部は、第1円弧面を備え、前記受け部は、第2円弧面を備え、
前記第2円弧面の方が前記第1円弧面より緩やかな円弧面で構成されている
請求項1ないし4のうち、何れか1項に記載の間仕切り。 - 前記第1接触面および前記第2接触面は、前記レールにおいて、前記パネルの吊り下げ方向に延びる一対の側面である
請求項1ないし5のうち、何れか1項に記載の間仕切り。 - 前記パネルの開方向の縦辺に縦枠を備え、
前記自閉機構は、前記レールおよび前記縦枠内に延在され、一端部が前記閉方向に位置する固定部に固定される線状部材と、
前記縦枠内に上下方向に移動可能に配置され、前記一端部とは反対側の前記線状部材に直接または間接的に接続される重錘とを備える
請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の間仕切り。 - 前記ストッパは、前記ランナに対して開方向に位置している
請求項1ないし7のうち何れか1項に記載の間仕切り。 - 前記ストッパは、前記開方向の端部に、前記重錘の方向に垂下される前記線状部材を支持する支持部を備える
請求項7に記載の間仕切り。 - 前記ストッパは、前記線状部材を案内する案内部を備える
請求項7または9に記載の間仕切り。 - レールに沿って移動するランナによってパネルを開閉方向に移動可能とし、かつ、自閉機構によって前記パネルを自動的に閉方向に移動させる間仕切りにおいて、
前記パネルが前記閉方向に移動を開始すると、前記パネルを停止させ、さらに前記パネルを前記閉方向に移動させると停止を解除可能なストッパを備え、
前記ストッパは、前記パネルの移動に従い回転する回転ユニットを備え、
前記回転ユニットは、前記レールの上下方向に延びる側面に接触される弾性部と、
前記弾性部を前記側面の方向に押圧する付勢部材とを備え、
前記ストッパは、前記レール内を、前記ランナに接続され、前記ランナとともに移動するベースを備える
間仕切り。
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