JPH052768Y2 - - Google Patents

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JPH052768Y2
JPH052768Y2 JP13202887U JP13202887U JPH052768Y2 JP H052768 Y2 JPH052768 Y2 JP H052768Y2 JP 13202887 U JP13202887 U JP 13202887U JP 13202887 U JP13202887 U JP 13202887U JP H052768 Y2 JPH052768 Y2 JP H052768Y2
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rail
sliding door
stopper
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grip body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は換気のために引戸を部分的に開放した
状態に規制する引戸ストツパに係り、引戸の開き
量を任意に設定でき、引戸用レールに装着して引
戸の移動を接当規制する形式のものである。
〔従来の技術〕
内外の障子どうしを錠止装置によつて所定の開
き位置で連結固定することが、例えば実開昭61−
87863号公報および同61−37365号公報などに公知
である。そこでは障子の擦れ違い面で対向する枠
体の一方に、例えば揺動変位して擦れ違い面から
出没する掛け止め具を設け、他方の枠体に設けた
掛け止め溝に前記掛け止め具を係合させて内外の
障子を一体的に連結している。
また、引戸用ストツパの一種として、全開放状
態において引戸のクレセント錠が戸枠に衝突する
のを避けるために、レール端に戸当たりを装着す
ることが、例えば実公昭61−441号公報あるいは
同61−442号公報に公知である。この戸当たりは
引戸のレールを利用して装着し、その一端をサツ
シの縦溝内に嵌め込んで保持している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の錠止装置は、引戸を部分的に開放して換
気を行う際に、引戸が全開放されることを阻止し
て外部からの不法侵入を防ぐことができる。しか
し、病院やデパートなど不特定多数の人が出入り
する建物では、故意にあるいは悪戯などによつて
錠止装置が容易に開錠されるおそれがあり、とく
に窓からの転落事故や不法侵入を防止するうえで
問題がある。
また、錠止装置は外障子に設けた掛け止め溝の
形成位置によつて引戸の開放量が一定に固定され
ており、開き量を任意に変更できないこと、およ
び既存の引戸に適用するには追加工を要すること
等の点で不利があつた。
本考案は、悪戯などにより引戸ストツパの解除
を防止できるものとして、窓からの転落事故や不
法侵入を未然に防止することを主眼とする。
本考案の目的は、既存の引戸にも簡単に装着で
き、しかも引戸の開き量を任意に変更できる引戸
ストツパを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の引戸ストツパ4はレール3に装着固定
して引戸1の移動を接当規制するものであつて、
引戸ストツパ4のレール3に対する着脱操作をス
トツパ本体8から分離自在な鍵体9で行うもので
ある。そこでは内蔵のグリツプ体6でレール3を
その厚み方向に挟持してストツパ本体8をレール
3に固定することにより、引戸ストツパ4をレー
ル3の長手方向に任意位置に装着固定できる。但
し、取り付け対象のレール3は、突端のレール頭
部3bが立壁部3aより側方に膨出していること
を前提とする。
詳しくは、例えば第1図に示すようにレール3
を厚み方向に挟持してレール頭部3bを抜け止め
保持されるグリツプ体6と、グリツプ体6を挟持
姿勢とレール3から抜き外し可能な解除姿勢とに
切り換え操作する着脱手段7と、ストツパ本体8
から分離自在な鍵体9とからなり、鍵体9で着脱
手段7を介してグリツプ体6を切り換え操作でき
るようにしたものである。
〔作用〕
引戸ストツパ4をレール3に装着した状態で
は、鍵体9がない限りグリツプ体6を解除姿勢に
切り換えてストツパ本体8を取り外すことはでき
ない。
また、レール3をグリツプ体6でその厚み方向
に挟持して引戸ストツパ4の固定を行うので、引
戸ストツパ4をレール3の長手方向の任意位置に
固定できる。しかも追加工などを行う必要もなく
既存のレール3に簡単に装着できる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本考案の窓用の引戸スト
ツパに適用した第1実施例を示している。
第1図において、1は引戸、2は引戸用のサツ
シ、3は引戸案内用レール、4はレール3に装着
される本案のストツパである。
レール3は平板状の立壁部3aと円形のレール
頭部3bとを有する断面きのこ状に形成してあ
り、レール頭部3bが立壁部3aの両側方に膨出
している。
第2図において、引戸ストツパ4は、箱状のハ
ウジング5内にグリツプ体6および着脱手段7を
収容してなるストツパ本体8と、ストツパ本体8
に対して分離自在な鍵体9とからなる。
ハウジング5は下向きに開口する室10を有
し、この室10の左右側壁にレール3を跨ぐ縦溝
11を設ける。さらに室10の天井壁の中央に貫
通状のねじ孔12を設けてあり、このねじ孔12
の上部の上向きに開口する鍵座13を形成してあ
る。
グリツプ体6はレール3を厚み方向に挟んで対
向する一対のピンチアーム14,14と、両アー
ム14,14の上端どうしを連結する支軸15と
でヒンジ状に構成する。ピンチアーム14が断面
く字状に形成し、その上端に支軸15が挿通され
るボス14aを定ピツチ置きに突設し、板面下端
のレール3との対向面にゆるやかな凸弧状の挟圧
面14bを形成する。ボス14aに連なる両アー
ム14,14の上部外面が上すぼまりの傾斜操作
面14c,14cとしてある。この操作面14c
を後述する要領で着脱手段7にて下向きに押圧す
ると、両ピンチアーム14,14が接近揺動して
レール3の立壁部3aを内外から挟持する。前記
支軸15の両端はハウジング5の左右側壁に支持
してあり、この組み込み状態において両ピンチア
ーム14,14が室10内で開閉揺動自在に支軸
15を介して吊り提げ支持されている。なお、挟
圧面14bには必要に応じて増摩擦用の突起群あ
るいは突条群を形成しておく。
着脱手段7は、室10の周壁に上下動自在に案
内支持されるコ字形断面のスライダ17と、該ス
ライダ17を上下動させる鍵軸18とからなる。
鍵軸18はハウジング5の上面側からねじ孔12
にねじ込み、鍵軸18の下端をスライダ17の上
壁に回転自在に連結して一体化する。スライダ1
7の内壁下端には両ピンチアーム14,14の操
作面14c,14cに接当するカム面19を四半
円状に形成してある。
鍵軸18はハウジング5のねじ孔12と同じサ
イズのねじ軸20を有し、その上端に鍵座13内
に納まる連結頭部21を備えている。この連結頭
部21の下端に張り出したフランジの周縁3箇所
に、符号溝22を有する。連結頭部21に鍵体9
を装着して鍵軸18を進退操作することにより、
グリツプ体6を動かすことになる。
鍵体9は鍵座13に内嵌して同時に連結頭部2
1に外嵌するキヤツプ部23と、該キヤツプ部2
3の上面に固定される操作つまみ24とからな
る。キヤツプ部23の下端に前記3個の符号溝2
2に同時係合する符号片25を下向きに突設して
あり、符号片25と符号溝22の大きさ及び位相
位置が一致して初めて鍵軸18を回転操作でき
る。
レール3に引戸ストツパ4を取り付けるに際し
ては、第3図に示すごとく鍵軸18を鍵体9で回
転操作してスライダ17を引き上げる。これでグ
リツプ体6の挟圧面14b,14bの対向間隔を
レール頭部3bの幅より大きく拡げことができる
ように用意しておく。このようにグリツプ体6を
解除姿勢にしたままハウジング5の縦溝11をレ
ール3に被せ付けると、両ピンチアーム14,1
4がレール頭部3bに接当して左右に押し開かれ
れ、立壁部3aに外接する。
次に、引戸1の開き量に応じてストツパ本体8
をレール3に沿つて任意の位置に移動させたの
ち、ハウジング5を保持した状態で鍵軸18を鍵
体9でねじ込み操作すると、スライダ17が下降
してそのカム面19,19が両ピンチアーム1
4,14の操作面14c,14cに接当し、今度
はピンチアーム14,14が支軸15まわりに互
いに接近するよう揺動操作される。そして、鍵軸
18をねじ込み操作ができなくなるまでねじ込む
と、第1図に示すごとく挟圧面14b,14bが
レール3の立壁部3aに圧接する挟持姿勢とな
り、ストツパ本体8これ全体をレール長手方向に
移動不能に固定できる。同時にグリツプ体6がレ
ール頭部3bで抜け止め保持されることにより、
ストツパ本体8の上方への抜け止めを図る。
なお、引戸ストツパ4は引戸1の障子枚数や錠
止装置の設定形態などによつて使用数が決定され
る。本実施例では室内側のレール3に限つて装着
した場合を示している。
〔第2実施例〕 第4図は本考案の第2実施例を示す。これで
は、各ピンチアーム14の上端から操作アーム2
7,27をV字形状に突出し、このアーム27,
27をスライダ17のカム面19で押して拡開操
作できることにより、ピンチアーム14,14で
レール3を挟持するように変更したものである。
〔別実施態様例〕 このようにグリツプ体6の具体的な操作形式は
適宜変更できる。場合によつてはピンチアーム1
4をスライダ17に連結して開閉両方向に強制操
作できるようにしてもよい。また、スライダ17
が上昇するときにグリツプ体6がレール3を挟む
ようにすることもできる。
上記の各実施例では、一対のピンチアーム1
4,14でレール3を挟むものとしたが、これに
限られない。例えば、レール3の一側をハウジン
グ5の縦溝11あるいは室10の内壁で受け止
め、レール3の他壁を単一のピンチアーム14で
押し付けて挟み固定してもよいからである。
市販されている鍵付き錠をハウジング5に組み
込み、その鎖錠装置に連動してグリツプ体6がレ
ール3を挟むように着脱手段7を変更することも
できる。なお、レール3の断面形状はきのこ形以
外にT字状あるいは円形のレール頭部3bが立壁
部3aの一側方に限つて膨出している形状などで
もよい。
〔考案の効果〕
本考案ではレール3をグリツプ体6で挟み固定
して引戸ストツパ4を取りつけるものとし、グリ
ツプ体6の挟持姿勢を解除姿勢との切り換えをス
トツパ本体8に対して分離自在な鍵体9で着脱手
段7を介して行う。従つて、引戸ストツパ4をレ
ール3に固定したのち鍵体9を抜き取つておけ
ば、引戸ストツパ4を取り外したり移動させたり
することができなくなる。その結果、引戸ストツ
パが悪戯や悪意によつて解除操作されるのを確実
に防止でき、とくに不特定多数の人が出入りする
建物などにおいて、引戸1の開き量を制限して転
落事故を未然に防止できることになり、防犯の面
でも有利である。
グリツプ体6でレール3を挟み固定して引戸ス
トツパ4を固定するので、既存のサツシ2にでも
簡単に引戸ストツパ4を取りつけることができ、
追加工が不必要な点でも有効である。更に、レー
ル3の長手方向の任意の位置に引戸ストツパ4を
装着できるので、例えば気温や風量などに応じて
引戸1の開き量を一定範囲で自由に変更でき、事
故防止を図りながら効果的に換気を行える利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る引戸ストツ
パの第1実施例を示しており、第1図は縦断側面
図、第2図は分解斜視図、第3図は解除状態での
縦断側面図である。第4図は本考案に係る引戸ス
トツパの第2実施例を示す縦断側面図である。 1……引戸、3……レール、3a……立壁部、
3b……レール頭部、4……引戸ストツパ、6…
…グリツプ体、7……着脱手段、8……ストツパ
本体、、9……鍵体、14……ピンチアーム、1
7……スライダ、18……鍵軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 突端のレール頭部3bが立壁部3aより側方に
    膨出されたレール3に装着されて引戸1の開き移
    動を接当規制する引戸ストツパであつて、 レール3をその厚み方向に挟持してレール頭部
    3bで抜け止め保持されるグリツプ体6と、グリ
    ツプ体6をこれがレール3を挟持する姿勢とレー
    ル3から抜き外し可能な解除姿勢とに切り換え操
    作する着脱手段7とを有し、 グリツプ体6が、ストツパ本体8から分離自在
    な鍵体9で着脱手段7を介して切り換え操作可能
    に構成してある引戸ストツパ。
JP13202887U 1987-08-28 1987-08-28 Expired - Lifetime JPH052768Y2 (ja)

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JP13202887U JPH052768Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JP13202887U JPH052768Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JP2006090109A (ja) * 2004-09-25 2006-04-06 Okuda Seisakusho:Kk 引き戸の補助ロック装置
JP6966221B2 (ja) * 2017-05-15 2021-11-10 立川ブラインド工業株式会社 間仕切り

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