JPH082334Y2 - 非常進入口窓の外部ハンドル装置 - Google Patents

非常進入口窓の外部ハンドル装置

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JPH082334Y2
JPH082334Y2 JP1990130230U JP13023090U JPH082334Y2 JP H082334 Y2 JPH082334 Y2 JP H082334Y2 JP 1990130230 U JP1990130230 U JP 1990130230U JP 13023090 U JP13023090 U JP 13023090U JP H082334 Y2 JPH082334 Y2 JP H082334Y2
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JP
Japan
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window
external handle
slider
stopper
shoji
Prior art date
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Application number
JP1990130230U
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JPH0486866U (ja
Inventor
忠兵衛 西村
浩 小林
かおり 名木
Original Assignee
日本建鐵株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、室外側から外部ハンドルの操作により開放
して進入することができる非常進入口窓の外部ハンドル
装置に関するものである。
〈従来の技術〉 建築基準法により高さが3階以上で31m以下の建築物
については、非常進入口を設けることが定められてい
る。
このような非常進入口にガラス窓を設けた場合、非常
進入する時、薄いガラスであれば破壊して進入すること
もできるが危険であるため、最近では厚いガラスとし、
室外側から外部ハンドルの操作により開放して進入でき
るようにしたものが見られるようになった。
しかし、窓としの機能から考えると、室内側から開閉
でき、しかも、窓を好みの角度に開放保持できることが
望ましく、このためには、窓のロック,解錠装置と併
せ、建築物に加わる風速を考慮して、予め設定して角度
に窓を開放保持可能なストッパー付きの窓開放保持装置
を設ける必要があり、このストッパーは内部ハンドルに
より窓を開けたとき所定角度で自動的に作動し、かつ内
部ハンドルの操作により簡便に解除されるものであるこ
とが望まれるが、このような装置を設けると室外側から
外部ハンドルを操作しても窓を開けることができなくな
るため非常進入口としての機能が損なわれることにな
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記したように非常進入口用として設定した窓を室内
側から一般の窓のようにロック,解錠,所定角度での開
放保持ができるようにすると、室外側から外部ハンドル
の操作により窓を開けることができなくなって非常進入
が不可能になる問題があった。
本考案は上記の問題を解消するためになされたもの
で、非常進入口窓に室内側からロック,解錠,所定角度
での開放保持ができるような装置を設けても、外部ハン
ドルの操作により窓を全開にすることができる非常進入
口窓の外部ハンドル装置を得ることを目的とするもので
ある。
〈課題を解決するための手段〉 上記した課題を解決するため、本考案に係る非常進入
口窓の外部ハンドル装置は、障子に内部ハンドルの回動
によりスライド可能なスライダを設け、同スライダに設
けたローラーボルトと枠材側の受けとの係脱により窓の
ロック,解錠を可能にするとともに、前記スライダによ
り窓を開けたとき作動して窓を所定角度に開放保持する
窓開放保持装置のストッパーを解除して窓の開閉を可能
にした非常進入口窓の室外側に回動自在の外部ハンドル
と、同外部ハンドルの回動によりスライドして前記スト
ッパーの作動を不能にする外部ハンドル動作片を設け、
同外部ハンドル作動片と前記スライダとを外部ハンドル
の操作にのみ、両者連動可能に連結したことを特徴とす
るものである。
〈作用〉 本考案に係る非常進入口窓の外部ハンドル装置は上記
のように構成されているため、室内側からは内部ハンド
ルを操作してスライダをスライドさせ、ロックを解錠し
て窓を開き、所定角度でストッパーを作動させて、その
角度に窓を開放保持し、また、内部ハンドルの操作でス
ライダをスライドさせ、上記ストッパーを解除すること
により窓をさらに開放、あるいは閉じることができ、一
方、室外側からも外部ハンドルの操作により外部ハンド
ル作動片を介して上記スライダを作動させて窓のロック
を解錠して窓を開くことができ、しかも、窓を開く際、
外部ハンドル作動片がストッパーの作動を不能にするた
め、開放途中でストッパーが作動して開放できなくなる
こともなく窓を全開することができる。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を図面(a)乃至(i)に基づ
いて説明する。
図において、1は障子、2は枠材、3は障子1に支軸
4を介して回動自在に設けられた内部ハンドル、5は支
軸4に設けられたピニオン、6は障子1にスライド可能
に設けられたラックでピニオン5と噛み合っている。7
は障子1にスライド可能に設けられたスライダでラック
6に連結され、内部ハンドル3の回動によりスライドさ
れるようになっている。8はスライダ7に設けられたロ
ーラーボルトで枠材2側に設けられた受け9に対し内部
ハンドル3を下向きにすることにより、係合して窓を開
けることができないようロックし、内部ハンドル3を横
向きにすることにより解錠され窓を開けることができる
よう構成されている。
10は一端を障子1に、他端を枠材2に連結した一定長
さの障子レバー、11は障子1に設けられたストッパープ
レートで、所定位置に適宜数のストッパ穴12を形成した
スロット溝13を有している。14は一端を障子レバー1に
連結し、他端をストッパープレート11のスロット溝13に
同スロット溝13内を移動可能でストップ穴12位置でバネ
により押し上げられ同ストップ穴に係合するストッパー
軸15を介して連結したストッパーアーム、16はスライダ
ー7のストッパープレート11に沿う部分7aに設けられた
ストッパー作動片で、内部ハンドル3及び後述する外部
ハンドル17の操作によりスライダ7がスライドされたと
き、ストップ穴12に係合しているストッパー軸15に接し
てこれを押し下げ、ストップ穴12から離脱させるもので
ある。17は障子1の室外側に回動自在に設けられた外部
ハンドルで、同ハンドル17の回転を直線運動に変換する
ラックピニオン18を有している。19はラックピニオン18
のラックに連結されてスライドする外部ハンドル作動片
で、内部ハンドル3の回動によりスライドするスライダ
7aのストロークに相当する長さのスロット孔20を有して
おり、スライダ7aと平行に設けられ、外部ハンドル17の
操作によりスライダ7aとともにスライドし、ストッパー
プレート11のストップ穴12位置へ移動してストッパー軸
15が押し上げられるのを阻止してストッパー軸15の作動
を不能にする機能を有している。21はスライド7aに設け
られた外部ハンドル用作動軸で、スロット穴20に挿入さ
れており、スライダ7aと外部ハンドル作動片19とを外部
ハンドル17の操作時にのみ両者連動可能に連結してい
る。なお、スロット孔20をスライダ7a側に、外部ハンド
ル用作動軸21を外部ハンドル作動片19側に設けてもよ
い。
上記構成において、非常進入口窓22は、室内側からは
内部ハンドル3を横向きにし、スライダ7を下方にスラ
イドさせてローラーボルト8を受け9から離脱させるこ
とにより開放することができ所定の角度まで開くとスト
ッパー軸15がストップ穴12に自動的に係合するため、窓
はこの角度に開放保持される。この位置で、内部ハンド
ル3を下向きにすると、スライダ7がスライドし、スラ
イダ7aに設けられたストッパー作動片16がストップ穴22
位置に移動し、ストッパー軸15に接して、これを押し下
げ係合状態を解除するため、窓をさらに開放、あるいは
閉じることができる。なお、室内側から内部ハンドル3
を操作してもスライダ7aに設けた外部ハンドル用作動軸
21はスロット孔20内を移動するだけであるため外部ハン
ドル17には何ら影響を与えることはない。
一方、室外側からは外部ハンドル17を操作することに
より外部ハンドル作動片19がスライドし、このとき外部
ハンドル用作動軸21はスロット孔20の一端に接し、押さ
れていっしょに移動されるためスライダ7aも同時にスラ
イドされる。従って外部ハンドル17の操作によってもロ
ーラーボルト8と受け9との係合を離脱させて解錠し、
窓22を開けることができる。また、スライドした外部ハ
ンドル作動片19はストッパープレート11のストップ穴12
位置に移動し、窓を開放していく途中でストッパー軸15
がストッパ穴12位置となっても、その上昇を阻止してス
トッパー軸15が作動を不能にするため、開放途中でスト
ッパー軸15が作動することがなく窓を全開状態まで開放
することができる。
従って、非常進入口窓に室内側からロック,解錠,所
定角度での開放保持ができるような装置を設けても室外
側から外部ハンドルの操作により窓を全開に開放して非
常進入することが可能な非常進入口窓を得ることができ
る。
〈考案の効果〉 以上に説明したように、本考案に係る非常進入口窓の
外部ハンドル装置によると、非常進入口用として設定し
た窓を室内側からロック,解錠及び所定角度に開放保持
できるようにしても、室外側から外部ハンドルで容易に
窓を全開にして進入することができるため、非常進入口
窓としての機能を損うことなく、しかも、室内側からは
非常進入口窓を一般の窓と同様の機能を持った窓として
利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面(a)乃至(i)は、本考案の一実施例を示す図
で、 (a)は、内部ハンドル部の正面図、 (b)は、(a)図の平面図、 (c)は、ローラーボルト部の横断面図、 (d)は、(a)図の部分側面図、 (e)は、窓開放保持部分の拡大正面図、 (f)は、ストッパープレートの平面図、 (g)は、外部ハンドル部の縦断面図、 (h)は、(g)図の平面図、 (i)は、窓の内観図である。 尚、図中1は障子,2は枠材,3は内部ハンドル,4は支軸,5
はピニオン,6はラック,7,7aはスライダ,8はローラーボ
ルト,9は受け,10は障子レバー,11はストッパープレー
ト,12はストップ穴,13はスロット溝,14はストッパーア
ーム,15はストッパー軸,16はストッパー作動片,17は外
部ハンドル,18はラックピニオン,19は外部ハンドル作動
片,20はスロット孔,21は外部ハンドル用作動軸,22は窓
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部ハンドルの回動によりスライド可能な
    スライダが障子に設けられ、該スライダに設けたローラ
    ボルトと枠材側の受けとの係脱により窓のロック、解錠
    を可能にするとともに、 前記スライダにより窓が開けられた際に作動して窓を所
    定角度に解放保持する窓開放保持装置が設けられ、 前記窓開放保持装置のストッパーを解除して窓の室外側
    から窓の開閉を可能にする回動自在の外部ハンドルが設
    けられた非常進入口窓の外部ハンドル装置であって、 前記窓開放保持装置は、一端を障子に、他端を枠材に連
    結した障子レバーと、前記障子に設けられたストッパー
    プレートと、一端を前記障子レバーに連結し他端を前記
    ストッパープレートのストップ穴に係合したストッパー
    軸に連結したストッパーアームとからなり、 前記スライダの前記ストッパープレートに沿う部分に設
    けられるとともに、前記スライダのスライドにより前記
    ストッパー軸を押し上げるとともに前記ストップ穴から
    離脱させるストッパー作動片と、 前記スライダと平行に設けられ前記外部ハンドルにより
    該スライダとともにスライドし、前記ストッパープレー
    トのストップ穴の位置に移動して前記ストッパ軸の押し
    上げを阻止する外部ハンドル作動片と、 前記スライダに設けられるとともに、前記外部ハンドル
    の操作時のみ前記スライダと前記外部ハンドル作動片と
    の連結を可能にする外部ハンドル用作動軸とからなる非
    常進入窓の外部ハンドル装置。
JP1990130230U 1990-11-30 1990-11-30 非常進入口窓の外部ハンドル装置 Expired - Lifetime JPH082334Y2 (ja)

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JP1990130230U JPH082334Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 非常進入口窓の外部ハンドル装置

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JPH0486866U JPH0486866U (ja) 1992-07-28
JPH082334Y2 true JPH082334Y2 (ja) 1996-01-24

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JP1990130230U Expired - Lifetime JPH082334Y2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 非常進入口窓の外部ハンドル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58128268U (ja) * 1982-02-24 1983-08-31 日本建鐵株式会社 内外連動ハンドル
JP2794448B2 (ja) * 1989-05-15 1998-09-03 株式会社竹中工務店 非常用進入口の障子の外部ハンドル装置

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JPH0486866U (ja) 1992-07-28

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