JP6965955B2 - 情報収集装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボタンの押圧情報を記憶して、記憶された情報を外部に伝送するインタフェース機能を備えた情報収集装置に関する。
紙などの折り畳み可能なシート材に通信機能を内蔵させて、ある限られた期間だけ外部との無線通信を行い、その期間が終了すると、廃棄することを前提した装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された使い捨て式自己充足型測定装置は、センサを含むデータ入力・試料採取部分とデータ取得部分とを、印字可能で折り畳み可能なシート材で密封したものである。この装置では、シート材として、紙などの安価で廃棄が容易な材料を用いることを想定している。
また、特許文献1には、シート材に、音声要素と視覚表示器等の付加的手段を設けてもよいことが記載されている。
さらに、特許文献2には、患者が自分自身の健康状態を記録して表示可能な携帯装置が開示されている。
特許5074193号公報 特許3250810号公報
特許文献1では、紙等のシート材に、使用者に選択押下させるための複数のボタンを配置しているが、シート材で形成されたボタンは、押下しても、押下したという感覚がほとんど得られないため、ボタンの押下が正しく認識されたかどうかがわからず不安になるという問題がある。
特許文献1は、視覚表示器を設けることを示唆しているが、この視覚表示器を何の目的にどのように使用するのかについては、何ら明らかにされていない。
また、特許文献2には、入力された値を表示可能にする例が開示されているが、特許文献2は物理的なボタンを備えた携帯装置を念頭に置いており、シート材にボタンを設けた場合の上述した問題とその解決策については何ら開示も示唆もない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、シート材からなる回路基板に形成されたボタンを選択押下した際の押圧確認手段を有するとともに、この押圧確認手段を容易に設置することができる情報収集装置を提供することを目的とする。
本発明は、基板と、この基板上の導電回路とを含む回路基板と、前記回路基板上に設けられ、使用者が押圧可能な複数のボタンと、前記回路基板上に設けられ、前記ボタンに接続された通信モジュールとを備え、前記通信モジュールは使用者が押圧した前記ボタンの押圧情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報を外部へ出力する出力インターフェース部とを有し、前記回路基板上に前記通信モジュールに接続されたフレキシブル確認回路を設け、前記フレキシブル確認回路はフレキシブル基材と、前記フレキシブル基材上に設けられ、前記ボタンが押圧された際に押圧確認を行う押圧確認手段と、前記フレキシブル基材上に設けられ、前記通信モジュールと前記押圧確認手段とを接続する導電部とを有することを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記押圧確認手段は発光部を含むことを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記押圧確認手段はLED発光部を含むことを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記押圧確認手段は振動子を含むことを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記押圧確認手段は発光部と振動子を含むことを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記基板は互いに折り畳まれる複数の分割基板を有し、前記フレキシブル確認回路は一方の分割基板上に設けられ、他の分割基板は前記フレキシブル確認回路上に重ね合わされるとともに、他方の分割基板に前記発光部を露出させる発光部用窓が設けられていることを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記他方の分割基板に、前記発光部用窓を覆って拡散フィルムが貼り付けられていることを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記拡散フィルムは前記他方の分割基材のうち、前記一方の分割基板側の面に貼り付けられていることを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記基板は互いに折り畳まれる複数の分割基板を有し、前記フレキシブル確認回路は一方の分割基板上に設けられ、他の分割基板は前記フレキシブル確認回路上重ね合わされるとともに、前記一方の分割基板のうち前記発光部に対応する部分に、前記発光部を露出させる追加発光部用窓が設けられていることを特徴とする情報収集装置である。
本発明は、前記一方の分割基板に、前記追加発光部用窓を覆って追加拡散フィルムが貼り付けられていることを特徴とする情報収集装置である。
図1は本発明の第1の実施形態に係る情報記録装置の外観図。 図2は図1の情報記録装置の展開図。 図3は通信モジュールの概略構成を示すブロック図。 図4はASICの内部構成の一例を示すブロック図。 図5は服薬記録カードの元となる紙基板を展開した図。 図6Aはフレキシブル回路コネクタを示す平面図。 図6Bはフレキシブル回路コネクタを示す側面図。 図7Aはフレキシブル回路コネクタを示す側断面図。 図7Bはフレキシブル回路コネクタを示す側断面図。 図8はフレキシブル確認回路と通信モジュールの接続関係を示す図。 図9は本発明の第2の実施の形態に係る情報記録装置の要部拡大図。 図10は第2の実施の形態の拡散フィルムを示す側断面図。 図11は本発明の変形例による情報記録装置の外観図。
<本発明の第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について、詳細に説明する。
本実施形態は、患者が薬を服用した日時と服用後の具合を記録する情報記録装置(回路装置ともいう)であって、図1はその外観図である。図1の情報記録装置は、シート状の服薬記録カードからなり、折り畳み式になっていて、展開すると図2のような情報入力面2が現れる。情報記録装置1としての服薬記録カードは後述する紙基板30と、紙基板30上に設けられた導電回路18Aと、この導電回路18Aに回路コネクタ90を介して接続された無線送信可能な通信モジュール10とを備えている(図3および図5参照)。
このうち紙基板30と、この紙基板30上に設けられた導電回路18Aとにより、回路基板70が構成されている。なお、回路コネクタ90は必ずしも設ける必要はなく、また回路コネクタ90はフレキシブルなコネクタでも堅固なコネクタであってもよい。
服薬記録カードからなる情報記録装置1について更に述べる。服薬記録カードは使用者、例えば患者が病院での診察を終えて、処方箋に基づいて薬の調合が終わった段階で患者に渡されるものである。この服薬記録カードでは、患者が薬を服用した後に、患者自ら選択ボタンを押圧して、体の具合を記録できるようにしている。
図2の服薬記録カードの情報入力面2は3面構成であり、第1面2aにはスタートボタン3と取り消しボタン4が設けられ、第2面2bには患者が服用すべき薬(錠剤)5が配置され、第3面2cには患者の症状の度合いを入力するための選択ボタンが配置されている。第1面2aの裏面側が図1の「服薬記録カード」と記載された面である。
第3面2cには、薬の効用に関連する複数の症状が記載されている。図2の例では、(1)症状1、(2)症状2、(3)症状3、(4)症状4および(5)症状5の計5種類の症状が記載され、各症状ごとに、3通りの度合い(重度、中度、軽度)から一つを選択可能になっている。患者は、まず、5種類の症状に対応する選択ボタン6a〜6eからなる第1ボタン列6のいずれかを押圧して、特定の症状を選択した後に、引き続いて、その症状の度合いに対応する選択ボタン7a〜7cからなる第2ボタン列7のいずれかを押圧する。これにより、患者は、薬を服用した後に特定の症状の度合いを入力できる。患者は、必ずしも5種類の症状のすべてに回答する必要はなく、一部の症状のみに回答してもよい。
第1ボタン列6を構成する各選択ボタン6a〜6eは図2のX方向に沿って配置され、第2ボタン列7を構成する各選択ボタンは、第1ボタン列6に略平行にY方向に沿って複数列にわたって配置されている。
なお、第3面2cに記載された症状とその度合いは、あくまで一例にすぎず、薬の種類によって任意に変更して構わない。
患者は、服薬記録カードの使用を開始するときに、スタートボタン3を押圧する。その後、患者は、第2面2bに配置された錠剤5のケース5aを指で押し込んで、第2面2bの下面側から薬を取り出して、服用する。そして、服用後の症状の度合いに該当する選択ボタン6、7を押圧する。
患者が押圧したスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5の各ケースおよび各選択ボタン6、7の情報は、服薬記録カード内に内蔵された通信モジュール10に自動的に記憶される仕組みになっている。
図3は上述した無線通信可能な通信モジュール10の概略構成を示すブロック図である。図3の通信モジュール10は、樹脂基板11の上に実装されたICチップとしてのASIC(Application Specific Integrated Circuit)12と、水晶振動子13と、ボタン電池14と、スピーカ15と、樹脂基板11の長辺に沿って形成される複数のパッド16と、樹脂基板11の外縁部に沿って形成されるアンテナパターン17aと、樹脂基板11上に形成される導電パターン17bとを有する。
図3は通信モジュール10の内部構成を機能化したブロック図であり、実際の各回路部品やパターンの配置やサイズ、形状、個数は任意に変更可能である。
図4はASIC12の内部構成の一例を示すブロック図である。図4のASIC12は、患者が押圧したスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5の各ケースおよび各選択ボタンの情報を時刻情報とともに時系列で記憶する記憶部21と、記憶部21に押圧情報を記憶する制御を行う制御部22と、不図示のホストコンピュータとの間で無線通信を行う無線通信部(出力インターフェース部)23とを有する。
また制御部22は、患者がボタンを押圧した際、その押圧された情報を後述するフレキシブル確認回路100のLED発光部102を駆動させて発光させる。
記憶部21は、患者が押圧したボタンを特定する情報と、そのボタンが押圧された時刻情報とを組にして記憶する。取り消しボタン4は、取り消しボタン4が押圧される直前に押圧されたボタンの情報を取り消すことを意図したものである。ホストコンピュータは、記憶部21に取り消しボタン4の押圧を特定する情報と、そのボタンが押圧された時刻情報とが記憶されている場合は、取り消しボタン4の直前に押圧されたボタンの情報を取り消す。
無線通信部23は、ホストコンピュータとの間で、いわゆるNFC(Near Field Communication、近接無線通信)やBluetooth(登録商標)等の非接触通信を行って、情報の送受を行う。無線通信部23が無線通信に用いる方式や周波数帯域は特に制限されるものではなく、例えば13.56MHzの帯域でISO14443に準拠した無線方式で無線通信を行い、Bluetoothの場合は規格で定めた周波数(例えば2.4GHz)で無線通信を行う。
NFCでは、規格上電力の送受もできるため、電池なしで通信モジュール10を駆動することも原理的には可能である。ただし、本実施形態の通信モジュール10は、スピーカ15も備えており、電力の消費量が比較的大きいため、ボタン電池14を搭載している。
次に、本実施形態に係る服薬記録カードの具体的構造について説明する。上述した服薬記録カード1は、1枚の紙基板を縦方向に三等分して折り畳んだ三層構造であり、その表面に図2に示す情報入力面2が現れるようにしている。これをさらに後述する折曲線64に沿って横方向に三等分して折り畳むと図1に示す構造になる。以下では、大元の1枚の紙基板に形成される導電パターンについて説明する。
図5は服薬記録カードの元となる紙基板30を展開した図である。図5の紙基板30を縦方向に延びる折り目61で三等分に分割した各分割基板30a、30b、30cには、それぞれ異なる導電パターン18や切り欠き等が設けられる。なお、これら3つの分割基板30a〜30cは、折り目61で折り曲げ可能とされており、物理的に切り離されるものではない。また、各分割基板30a、30b、30cは上述のように折曲線64を有し、各分割基板30a、30b、30cは横方向に延びる各々の折曲線64を介して三等分に折り畳まれる。図5において、便宜上、各分割基板30a、30b、30cには2本の単一の折曲線64が設けられているが単一の折曲線64の代わりに一対の平行する折曲線64、64を設けてもよい(図1参照)。
図5の中央の分割基板30bは、最下層に配置されて導電パターン18が形成される最下層基板30bである。その右側の分割基板30cは、主に切り欠き62とミシン目63を有し、最下層基板30bの上に配置される中間層基板30cである。最下層基板30bの左側の分割基板30aは、スイッチ接点の導通/遮断を行う導電パターン38を有し、中間層基板30cの上に配置される最上層基板30aである。
後述するように、三等分された最下層基板30bに中間層基板30cを折り畳んで熱圧着した後に、その上に錠剤5を収納するケース5a含む成形シートを載せ、その上に最上層基板30aを折り畳んで熱圧着することにより、図2の構造が得られる。したがって、図5に示す最上層基板30aの裏面側が、図2に示す情報入力面2になる。
最下層基板30bの上に中間層基板30cを折り畳んで熱圧着する前に、最下層基板30bに通信モジュール10が接合され、その上に最上層基板30aが熱圧着される。このように、通信モジュール10は、最下層基板30bと最上層基板30aの間に挟み込まれる。これにより、最下層基板30bの表面に形成された導電パターン18と通信モジュール10は、服薬記録カードの完成状態では、外見に現れない。同様に、最上層基板30a上の導電パターンも、中間層基板30cの上に折り畳まれて熱圧着されるため、外見に現れない。
次に、最下層基板30bの表面に形成された導電パターン18について図5を用いて説明する。図5の導電パターン18は、三等分された第1〜第3面2a〜2cからなる情報入力面2に対応した第1〜第3パターン面30b1〜30b3を有する。
第1パターン面30b1は、スタートボタン3に対応したスイッチ接点31と、取り消しボタン4に対応したスイッチ接点32とを有する。第2パターン面30b2は、錠剤5の各ケースに対応した計6つのスイッチ接点33を有する。第3パターン面30b3は、患者の症状および症状の程度を選択する各選択ボタンに対応した計15個のスイッチ接点34〜37を有する。
これらスイッチ接点31〜37のうち、錠剤5の各ケースに5a対応した計6つのスイッチ接点33は初期状態で導通しており、それ以外の全てのスイッチ接点31、32、34〜37は初期状態で遮断されている。
錠剤5の各ケース5aに対応したスイッチ接点33は、ケース5aを押圧して錠剤5を取り出す際に物理的に破断されて、電気的導通が遮断される。それ以外のスイッチ接点31、32、34〜37は、対応するボタンを押圧したときに、情報入力面2の裏面側に設けられた円形の導電パターン38が対応するスイッチ接点に接触して、押圧している間だけ一時的に導通する。
このように、スイッチ接点31〜37の中には、初期状態で電気的に導通しているものと、電気的に遮断されているものとがある。各スイッチ接点を物理的に破断するか、各スイッチ接点に別の導電パターンを接触させることにより、スイッチ接点の状態を切り替えることができる。
図5に示す各スイッチ接点31〜37の一端は、導電パターン18を介して第1パターン面30b1上の端子部39の対応する端子に接続され、他端はいずれも導電パターン18を介して接地端子に接続されている。端子部39には、スイッチ接点の総数分の端子が設けられ、これに加えて、端子部39の両端側には接地端子が設けられている。接地端子から延びる導電パターン(以下、接地パターン18a)は、第1〜第3パターン面30b3の外縁に沿って、他の導電パターンとスイッチ接点を取り囲むように形成されている。
この接地パターン18aは、ノイズの低減を図るために、他の導電パターンよりも太く形成されている。
ここで上述した導電パターン18と接地パターン18aとにより、導電回路18Aが構成される。また導電回路18Aに端子部39が接続される。また紙基板30と、紙基板30上に形成された導電回路18Aとにより通信モジュール10が接合される前の回路基板70が構成される。
このように、すべてのスイッチ接点が、対応する端子と接地パターン18aとの間に接続されている。したがって、いずれかのスイッチ接点の状態が変化すると、その変化した情報が、専用の端子を介して通信モジュール10に伝達されることになる。通信モジュール10内の記憶部21は、接点の状態が変化したスイッチ接点を特定する情報と、すなわち押圧された選択ボタンまたは破断位置を特定する情報と、接点の状態が変化した時刻情報とを記憶する。
第3パターン面30b3上の各スイッチ接点は、X方向に沿って配置される第1ボタン列に対応する第1スイッチ接点列34と、第1ボタン列に略平行にY方向に沿って配置される複数の第2ボタン列に対応する複数の第2スイッチ接点列35〜37とにグループ分けされている。
第2スイッチ接点列35〜37のそれぞれにおける計5個のスイッチ接点の一端側はいずれも共通の端子に接続され、他端側はいずれも接地端子に接続されており、これら5個のスイッチ接点は並列接続されている。図5の例では、計5個のスイッチ接点が並列接続された第2スイッチ接点列35〜37が計3個設けられている。
並列接続された各スイッチ接点列35〜37内のどのスイッチ接点の状態が変化しても、その状態変化情報は同じ端子を介して通信モジュール10に伝達されるため、通信モジュール10では、どのスイッチ接点が変化したのかをその情報だけでは特定できない。そこで、本実施形態では、第2スイッチ接点列35〜37内のスイッチ接点の状態を変化させる前に、第1スイッチ接点列34内のスイッチ接点の状態を変化させるようにルール化することで、第2スイッチ接点列35〜37内のどのスイッチ接点の状態が変化したかを特定している。
より具体的には、まず第1スイッチ接点列34内のいずれかのスイッチ接点の状態を変化させて、このスイッチ接点のX方向位置を検出する。そして、同じX方向位置にある第2スイッチ接点列35〜37内の計3個のスイッチ接点を選択候補として決定する。次に、これら3個のスイッチ接点の中で、状態が変化したものがあれば、そのスイッチ接点の情報を通信モジュール10に伝達する。
このように、第1スイッチ接点列34内のスイッチ接点の状態変化情報と、第2スイッチ接点列35〜37内のスイッチ接点の状態変化情報とを組み合わせることで、第2スイッチ接点列35〜37内の特定のスイッチ接点の状態を正しく通信モジュール10に伝達することができる。
複数のスイッチ接点を並列接続して、一端側を共通の端子に接続することは、端子部39内の端子の総数と導電パターン18の数を削減できることから、特にパターン面積が限られている場合に有効である。第2スイッチ接点列35〜37内の複数のスイッチ接点を並列接続しても、第2スイッチ接点列35〜37と平行に配置された第1スイッチ接点列34内のスイッチ接点の状態と組み合わせることで、第2スイッチ接点列35〜37内の特定のスイッチ接点の状態を正確に特定できるため、実用上の問題は起きない。
このように、本実施形態に係る服薬記録カード1は、スタートボタン3や各種の選択ボタンの他に、直前のボタン操作を取り消すための取り消しボタン4を具備するため、ボタンの誤操作による誤った情報が取消情報なく通信モジュール10に伝達されるおそれがなくなり、通信モジュール10およびホストコンピュータに伝達される情報の信頼性が向上する。
ところで、上述のように各分割基板30a、30b、30cは、横方向に延びる各々の折曲線64を介して三等分に折り畳まれる。
このうち最下層基板30bには、導電パターン18と接地パターン18aとからなる導電回路18Aが設けられている。また最下層基板30bの折曲線64近傍には、折曲線64を介して最下層基板30bを繰り返し折り曲げた場合でも、導電回路18Aが破断したり破損することを防止するため、フレキシブル回路コネクタ80A、80Bが設けられている。
具体的には最下層基板30bは、横方向に延びる2本の折曲線64を介して三等分に折り畳まれるが、この場合、最下層基板30bは2本の折曲線64により、第1基板91と第2基板92と第3基板95とに区画され、第1基板91と第2基板92との間に折曲線64を跨いでフレキシブル回路コネクタ80Aが設けられ、第2基板92と第3基板95との間に折曲線64を跨いでフレキシブル回路コネクタ80Bが設けられている。
フレキシブル回路コネクタ80A、80Bは、略同様の構造をもつため、ここではフレキシブル回路コネクタ80Aについて図6Aおよび図6Bにより説明する。
図6Aおよび図6Bに示すように、導電回路18Aのうち第1基板91上の導電回路は、第1導電回路93となっており、第2基板92上の第2導電回路94となっている。
フレキシブル回路コネクタ80Aは最下層基板30bのうち、折曲線64を介して連結された第1基板91と第2基板92との間に折曲線64を跨いで設けられ、第1基板91側の第1導電回路93と第2基板92側の第2導電回路94とを接続するものである。この場合、第1基板91上の第1導電回路93と第2基板92上の第2導電回路94は互いに離間し、フレキシブル回路コネクタ80Aを設けることにより、初めて導通するようになっている。しかしながら、フレキシブル回路コネクタ80Aがない場合でも、第1基板91上の第1導電回路93と第2基板92上の第2導電回路94を接続しておいてもよい。この場合、フレキシブル回路コネクタ80Aは、第1導電回路93と第2導電回路94が切断した際のバックアップ回路として機能する。
次にフレキシブル回路コネクタ80Aについて更に述べる。
図5、図6Aおよび図6Bに示すように、フレキシブル回路コネクタ80Aは、絶縁性基材81と、絶縁性基材81の一側に設けられた一側端子部83と、絶縁性基材81の他側に設けられた他側端子部84と、これら一側端子部83と他側端子部84とを接続する複数の導電部(導電インキ)82とを有する。
この場合、導電部82は一側端子部83から他側端子部84まで直線状に延びている。
また一側端子部83および他側端子部84上には、ヒートシール時に異方導電性能を発現する異方導電性接着剤87が設けられている。
ところで、一側端子部83は第1基板91上の第1導電回路93に接続される端子部であり、他側端子部84は第2基板92上の第2導電回路94に接続される端子部である。
また絶縁性基材81上には、一側端子部83と一側端子部83上の異方導電性接着剤87、他側端子部84と他側端子部84上の異方導電性接着剤87を露出させ、導電部82上を覆ってアクリルからなる絶縁層88が設けられている。
絶縁層88の材質としては、特に限定はなく、ビニル系、ゴム系などの材料を使用できる。また、図7Aに示すように、フレキシブル回路コネクタ80の絶縁層88として、異方導電性接着剤製のものを使用することもできる。
図7Aにおいて、導電部82上に同一の異方導電性接着剤を印刷することにより、異方導電性接着剤からなり異方導電性能を発現する予定となる異方導電性能発現予定部87aと、異方導電性能を発現しない異方導電性接着剤製の絶縁層88とを同時に形成することができ、製造効率の向上を図ることができる。
図7Bに示すように、フレキシブル回路コネクタ80Aを第1導電回路93または第2導電回路94にヒートシールする際、異方導電性接着剤からなる異方導電性能発現予定部87aがヒートシールされて、異方導電性能を発現する異方導電性能発現部87bに変わる。図7Bにおいて、絶縁層88は、異方導電性接着剤からなるが、異方導電性能は発現していない。
なお、フレキシブル回路コネクタ80の絶縁性基材81は、柔軟性基材、例えばポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレート製の基材からなる。そしてフレキシブル回路コネクタ80は一側端子部83および他側端子部84を下方に向けて、一側端子部83と第1基板91の第1導電回路93を接続させ、他側端子部84と第2基板92の第2導電回路94とを接続させて、第1導電回路93と第2導電回路94とを接続する(図6Aおよび図6B参照)。
このように最下層基板30bの第1基板91と第2基板92との間に折曲線64を跨いで、第1導電回路93と第2導電回路94を接続してフレキシブル回路コネクタ80Aを設けることにより、最下層基板30bを折曲線64を介して繰り返し折り曲げたり拡げたりした場合であっても、フレキシブル回路コネクタ80Aが破断することはない。このことにより、第1基板91の第1導電回路93と第2基板92の第2導電回路94との間で、破断したり破損することなく、常に安定的に第1導電回路93と第2導電回路94との間の導通を得ることができる。
また上述のように、紙基板30のうち分割基板30bに、通信モジュール10が配置されるが、この分割基板30bと通信モジュール10との間にフレキシブル確認回路100が介在される(図5参照)。このフレキシブル確認回路100はいずれかのボタン、例えばスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5のケース5a、選択ボタン6および選択ボタン7のいずれかのボタンが押圧された際に、この押圧確認を行うLED発光部102等の押圧確認手段を含む。図5において、このLED発光部102は通信モジュール10の右端から手前側へ露出している。
具体的には、図5および図8に示すように、フレキシブル確認回路100はビニル系、ゴム系の材料からなる絶縁性のフレキシブル基材101と、このフレキシブル基材101上に実装されたLED発光部102と、フレキシブル基材101上に設けられ、LED発光部102と通信モジュール10とを接続するとともに、線状に形成された導電部103とを有する。
ここで、図8は分割基板30bに配置される通信モジュールの裏面と、この通信モジュール10の裏面上に取付けられたフレキシブル確認回路100とを示す。
そしてフレキシブル確認回路100のLED発光部102は、紙基板30のうち分割基板30aに形成された発光部用窓105を介して外方へ露出する。そしてLED発光部102は、ボタン3、4、5a、6および7のうちいずれかのボタンが患者により押圧された際、通信モジュール10の制御部22により発光して発光部用窓105から発光状態を外方へ現わすようになっている。
このようにLED発光部102は、ボタンが押圧された際に押圧確認を行う押圧確認手段として機能するが、このような押圧確認手段として他の押圧確認手段、例えば他の発光部を用いてもよく、発光部以外に押圧確認手段としては振動を発生させる振動子を用いてもよい。さらに、押圧確認手段として、発光部と振動子を組み合わせてもよい。
ところでLED発光部102としては、例えばチップ状のLED素子を用いることができ、LED発光部102の電源は通信モジュール10内のボタン電池から供給される。
次に、紙基板30に対してフレキシブル確認回路100を設置する方法について図5および図8により説明する。
まずフレキシブル基材101上に印刷等により線状の導電部103が形成され、この導電部103の一側端部(図8の左側端部)に、チップ状のLED素子からなるLED発光部102が導電性接着剤等により実装される。このようにしてフレキシブル基材101と、導電部103と、LED発光部102とを有するフレキシブル確認回路100が構成される。
次に、このようにして構成されたフレキシブル確認回路100は、導電部103およびLED発光部102を通信モジュール10側へ向けて、通信モジュール10の裏面に取付けられる。本実施形態においては、フレキシブル確認回路100は、通信モジュール10のスピーカ端子部に接続されている。この場合、スタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5のケース5a、選択ボタン6および選択ボタン7のいずれかのボタンが押圧された際にスピーカからブザー音が鳴るように設定しておくことで、ブザー音に連動してLED発光部102が発光する。また、ボタン毎にブザー音を変えておくとLEDの発光も変化する為、発光状態でどのボタンが押されたか視覚的に確認することが可能になる。
このとき、通信モジュール10は、フレキシブル確認回路100の導電部103の他側端部(図8の右側端部)に導電性接着剤を用いて接続される。
このように予めフレキシブル確認回路100と通信モジュール10とを接続しておき、互いに接続された通信モジュール10とフレキシブル確認回路は、その後、紙基板30の分割基板30b上に載置される。
この際、通信モジュール10は分割基板30b上に設けられた導電回路18Aに、回路コネクタ90を介して接続される。
使用に際して、患者(使用者)がいずれかのボタン、例えばスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5のケース5a、選択ボタン6および選択ボタン7のうちいずれかのボタンを押圧した際、通信モジュール10の制御部22により、フレキシブル確認回路100のLED発光部102を発光させる。このときLED発光部102の発光状態は、発光部用窓105から外方へ現れる。このことにより、患者は、自らがいずれかのボタンを押圧したことを直ちに確認することができる。
一般に紙基板30に設けられたボタン3、4、5a、6、7を押圧した場合、この押圧したという感覚はボタンから得ることはできない。このためボタン3、4、5a、6、7を押圧しても押圧したか否か不安になることも考えられるが、本実施の形態によれば、ボタン3、4、5a、6、7を押圧した場合、患者は直ちに発光部用窓105を介してLED発光部102の発光状態を確認することができるため、ボタンを押圧したことを直ちに確認することができる。
また、フレキシブル確認回路100は、予めフレキシブル基材101上にLED発光部102を実装することにより得られ、このようにして得られたフレキシブル確認回路100を通信モジュール10に簡単に接続することができる。またフレキシブル確認回路100が接続された通信モジュール10は、紙基板30の分割基板30b上に設けられた導電回路18Aに回路コネクタ90を介して接続されるため、紙基板30にて対して通信モジュール10およびフレキシブル確認回路100を容易かつ簡単に取り付けることができる。
すなわち、フレキシブル確認回路100を用いることなく、紙基板30の分割基板30b上にLED発光部を設け、このLED発光部と通信モジュールを別個の導電線に接続することも考えられるが、導電線の引き回し作業、あるいは導電部と通信モジュールおよびLED発光部との接続作業を紙基板30上で実行する必要があり、接続作業は煩雑である。
これに対して本実施の形態によれば、予めフレキシブル確認回路100と通信モジュール10とを接続しておき、紙基板30に対して互いに接続された通信モジュール10およびフレキシブル確認回路100を取り付けるため、通信モジュール10およびフレキシブル確認回路100を容易かつ簡単に紙基板30に対して取付けることができる。
本実施形態にかかる情報収集装置は、服薬記録カードに限らず、種々の目的(例えば、糖尿病治療経過記録カード、リウマチ用治療経過記録カード、疼痛・服薬記録カードなど)に適用可能である。用途も、必ずしも医療目的でなくてもなく、生活記録、アンケート収集など、何らかの情報を記録して、記録した情報を無線通信でホストコンピュータに送信可能なものであれば、どのような用途に用いてもよい。
<第2の実施の形態>
次に図9乃至図11により本発明の第2の実施の形態について述べる。
図9乃至図11に示す第2の実施の形態は、紙基板30の分割基板30aに形成された発光部用窓105を覆って、分割基板30aに拡散フィルム110を設けたものである。
図9乃至図11に示す第2の実施の形態において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、図9および図10に示すように、紙基板30のうち分割基板(一方の基板ともいう)30bに、通信モジュール10が配置される。この分割基板30bと通信モジュール10との間に、フレキシブル確認回路100が介在される(図9参照)。このフレキシブル確認回路100はいずれかのボタン、例えばスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5のケース5a、選択ボタン6および選択ボタン7のいずれかのボタンが押圧された際に、この押圧確認を行うLED発光部102等の押圧確認手段を含む。図9において、このLED発光部102は通信モジュール10の右端から手前側へ露出している。
具体的には、図8および図9に示すように、フレキシブル確認回路100はビニル系、ゴム系の材料からなる絶縁性のフレキシブル基材101と、このフレキシブル基材1010上に実装されたLED発光部102と、フレキシブル基材101上に設けられ、LED発光部102と通信モジュール10とを接続するとともに、線状に形成された導電部103とを有する。
ここで、図8は分割基板30bに配置される通信モジュールの裏面と、この通信モジュール10の裏面上に取付けられたフレキシブル確認回路100とを示す。
そしてフレキシブル確認回路100のLED発光部102は、紙基板30のうち分割基板30aに形成された発光部用窓105および後述する拡散フィルム110を介して外方へ露出する。そしてLED発光部102は、ボタン3、4、5a、6および7のうちいずれかのボタンが患者により押圧された際、通信モジュール10の制御部22により発光して発光部用窓105から発光状態を外方へ現わすようになっている(図2参照)。
ところでLED発光部102としては、例えばチップ状のLED素子を用いることができ、LED発光部102の電源は通信モジュール10内のボタン電池から供給される。
また図9に示すように、紙基板30の分割基板(他方の基板)30aに、分割基板30aに形成された発光部用窓105を覆って上述のように、拡散フィルム110が貼り付けられている。図9において、拡散フィルム110は分割基板30aの分割基板(一方の基板)30b側の面に貼り付けられている。
このような拡散フィルム110は、図10に示すように、PET(ポリエチレンテレフタレート)製の透明基材111と、透明基材111上に設けられたシリカ粒子等の光を拡散する光拡散粒子113と、この光拡散粒子113を保持するバインダ112とを有し、拡散フィルム110は透明基材111を分割基板30a側に向けて粘着剤114により分割基板30aに貼り付けられている。
この拡散フィルム110は基材111上に光拡散粒子113とバインダ112とを有するインキをコーティングし、乾燥させることにより得られる。
使用に際して、患者(使用者)がいずれかのボタン、例えばスタートボタン3、取り消しボタン4、錠剤5のケース5a、選択ボタン6および選択ボタン7のうちいずれかのボタンを押圧した際(図2参照)、通信モジュール10の制御部22により、フレキシブル確認回路100のLED発光部102を発光させる。このときLED発光部102の発光状態は、発光部用窓105および拡散フィルム110を介して外方へ現れる。このことにより、患者は、自らがいずれかのボタンを押圧したことを直ちに確認することができる。
一般に紙基板30に設けられたボタン3、4、5a、6、7を押圧した場合、この押圧したという感覚はボタンから得ることはできない。このためボタン3、4、5a、6、7を押圧しても押圧したか否か不安になることも考えられるが、本実施の形態によれば、ボタン3、4、5a、6、7を押圧した場合、患者は直ちに発光部用窓105を介してLED発光部102の発光状態を確認することができるため、ボタンを押圧したことを直ちに確認することができる。
この場合、LED発光部102からの光は拡散フィルム110を通って発光部用窓105から外方へ放出される。この際、LED発光部102からの光は拡散フィルム110により拡散されて外方へ出ていくことになる。このため使用者が発光部用窓105を斜めからみたり、あるいは発光部用窓105を離してみた場合であっても視認性良くLED発光部102からの光を確実に確認することができる。
次に本実施の形態の変形例について述べる。上記実施の形態において、紙基板30の分割基板(一方の基板)30bと通信モジュール10との間にフレキシブル確認回路100が介在され、フレキシブル確認回路100のLED発光部102を通信モジュール10の右端から手前側へ露出させる例を示したが(図9参照)、これに限らずLED発光部102が図9において分割基板30bの裏面側(奥側)へ向くようフレキシブル確認回路100を設けてもよい。
この場合、分割基板30bに、LED発光部102からの光を通過させる追加発光部用窓105Aを設ける(図9および図11参照)。また分割基板30bに追加発光部用窓105Aを覆って拡散フィルム110を設けてもよい。
図9および図11に示す変形例において、服薬記録カード1の紙基板30を縦方向に三等分して折り畳み、これをさらに折曲線64に沿って横方向に三等分して折り畳む。このように紙基板30を図11に示すように小さく折り畳んだ場合であっても、追加発光部用窓105Aを介してLED発光部102からの光を外部から確認することができる。
1 服薬記録カード
2 情報入力面
3 スタートボタン
4 取り消しボタン
5 薬(錠剤)
5a ケース
6(6a〜6e) 選択ボタン
7(7a〜7c) 選択ボタン
10 通信モジュール
11 樹脂基板
12 ASIC
13 水晶振動子
14 ボタン電池
15 スピーカ
16 パッド
17 アンテナパターン
18 導電パターン
18A 導電回路
18a 接地パターン
30 紙基板
30a、30b、30c 分割基板
30b1 第1パターン面
30b2 第2パターン面
30b3 第3パターン面
31〜37 スイッチ接点
39 端子部
61 折り目
62 孔(切り欠き)
63 ミシン目
64 折曲線
70 回路基板
80 フレキシブル回路コネクタ
90 回路コネクタ
100 フレキシブル確認回路
101 フレキシブル基材
102 LED発光部
103 導電部
110 拡散フィルム
111 透明基材
112 バインダ
113 光拡散粒子

Claims (10)

  1. 基板と、この基板上の導電回路とを含む回路基板と、
    前記回路基板上に設けられ、使用者が押圧可能な、錠剤を収納した複数の錠剤ケースと、
    前記回路基板上に設けられ、前記錠剤ケースに接続された通信モジュールとを備え、
    前記通信モジュールは使用者が押圧した前記錠剤ケースの押圧情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報を外部へ出力する出力インターフェース部とを有し、
    前記回路基板上に前記通信モジュールに接続されたフレキシブル確認回路を設け、
    前記フレキシブル確認回路は前記回路基板上に前記回路基板と別体に設けられたフレキシブル基材と、前記フレキシブル基材上に設けられ、前記錠剤ケースが押圧された際に押圧確認を行う押圧確認手段と、前記フレキシブル基材上に設けられ、前記通信モジュールと前記押圧確認手段とを接続する導電部とを有することを特徴とする情報収集装置。
  2. 前記押圧確認手段は発光部を含むことを特徴とする請求項1記載の情報収集装置。
  3. 前記押圧確認手段はLED発光部を含むことを特徴とする請求項2記載の情報収集装置。
  4. 前記押圧確認手段は振動子を含むことを特徴とする請求項1記載の情報収集装置。
  5. 前記押圧確認手段は発光部と振動子を含むことを特徴とする請求項1記載の情報収集装置。
  6. 前記基板は互いに折り畳まれる複数の分割基板を有し、
    前記フレキシブル確認回路は一方の分割基板上に設けられ、他の分割基板は前記フレキシブル確認回路上に重ね合わされるとともに、
    他方の分割基板に前記発光部を露出させる発光部用窓が設けられていることを特徴とする請求項2記載の情報収集装置。
  7. 前記他方の分割基板に、前記発光部用窓を覆って拡散フィルムが貼り付けられていることを特徴とする請求項6記載の情報収集装置。
  8. 前記拡散フィルムは前記他方の分割基材のうち、前記一方の分割基板側の面に貼り付けられていることを特徴とする請求項7記載の情報収集装置。
  9. 前記基板は互いに折り畳まれる複数の分割基板を有し、
    前記フレキシブル確認回路は一方の分割基板上に設けられ、他の分割基板は前記フレキシブル確認回路上に重ね合わされるとともに、
    前記一方の分割基板のうち前記発光部に対応する部分に、前記発光部を露出させる追加発光部用窓が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の情報収集装置。
  10. 前記一方の分割基板に、前記追加発光部用窓を覆って追加拡散フィルムが貼り付けられていることを特徴とする請求項9記載の情報収集装置。
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