JP7091980B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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本開示の実施の形態は、ボタンの押圧情報を、通信モジュール内に記録するシート状の情報記録装置に関する。
シート上に導電パターンをシルク印刷し、導電パターンの端子部に導電性接着剤を介して通信モジュールのパッドを電気的に接続したシート状の情報記録装置が実用化されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された情報記録装置は、郵便物としてユーザに送付でき、受け取ったユーザが表紙を剥がすと、内側の頁には、いくつかの選択ボタンとその説明文が設けられており、説明文の内容にしたがって任意の選択ボタンを押圧すると、その情報が紙基板に埋め込まれた通信モジュールに記憶され、記憶された情報は近接無線通信でホスト装置で読み出せるようにしている。
特表2008-516248号公報
ところで、このようなシート状の情報記録装置において、情報記録装置に数多くの選択ボタンを設けたい要請がある。
しかしながら、通信モジュールの端子の数には限りがあるため、選択ボタンの数を増やすためには複数の情報記録装置を作製し、各情報記録装置に別個の選択ボタンを設ける必要がある。
本開示の実施の形態はこのような点を考慮してなされたものであり、多数の選択ボタンを配置することができる情報記録装置を提供することを目的とする。
本開示の実施の形態は、紙基板と、前記紙基板上に設けられた配線と、前記紙基板上に設けられ、前記配線に接続され、制御部と記憶部とを有する通信モジュールとを備え、前記紙基板は前記配線が設けられた裏面基板と、この裏面基板上に重ね合わされた表面基板と、を備え、前記表面基板の外面に、押圧情報を前記配線を介して前記通信モジュールに送る押圧可能な複数の第1ボタンが設けられ、前記裏面基板の外面に、押圧情報を前記配線を介して前記通信モジュールに送る押圧可能な複数の第2ボタンが設けられ、前記表面基板の外面または前記裏面基板の外面に、表面指定ボタンまたは裏面指定ボタンを設け、前記制御部は、前記表面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第1ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶するか、または前記裏面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第2ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶する、情報記録装置である。
本開示の実施の形態は、前記表面基板の外面および前記裏面基板の外面に、各々表面指定ボタンおよび裏面指定ボタンを設け、前記制御部は前記表面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第1ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶し、かつ前記裏面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第2ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶する、情報記録装置である。
本開示の実施の形態は、前記表面指定ボタンと前記裏面指定ボタンは、互いに重なり合わない位置に配置されている、情報記録装置である。
本開示の実施の形態は、前記表面基板に設けられた前記第1ボタンと、前記裏面基板に設けられた前記第2ボタンは、互いに重なり合う位置に配置されている、情報記録装置である。
本開示の実施の形態は、前記配線は複数のスイッチ接点を有し、前記表面基板の内面であって、前記第1ボタンおよび前記第2ボタンに重なり合う位置に、前記スイッチ接点を導通させる導電部が設けられている、情報記録装置である。
本開示の実施の形態は、前記紙基板は前記裏面基板と前記表面基板との間に介在されたスペーサ基板を備えた、情報記録装置である。
本開示の実施の形態によれば、情報記録装置に多数のボタンを配置することができる。
図1は本開示の実施形態に係る情報記録装置の外観図。 図2Aは図1の情報記録装置の表面基板の外面を示す図。 図2Bは図1の情報記録装置の裏面基板の外面を示す図。 図3は通信モジュールの概略構成を示すブロック図。 図4はASICの内部構成の一例を示すブロック図。 図5は図1の症状記録カードの使用手順の一例を示すフローチャート。 図6は症状記録カードの元となる紙基板を展開した図。
以下、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。
本実施形態による情報記録装置は、患者が薬を服用した日時と服用後の具合を記録するものである。図1は本実施形態に係る情報記録装置の外観図である。図1の情報記録装置は、紙またはプラスチックシートからなるシート状の症状記録カード1であり、折り畳み式になっていて、展開すると図2Aのような情報入力面となる表面基板30aの外面2、あるいは図2Bに示す表面基板30aの外面2と反対側の情報入力面となる裏面基板30bの外面2Aが現れる。
図1の症状記録カード1は、患者が病院での診察を終えたとき、患者に渡されるものである。この症状記録カード1では、患者が薬を服用した後に、患者自ら選択ボタンを押圧して、体の具合を記録できるようにしている。
図2Aに示す症状記録カード1のうち、情報入力面となる表面基板30aの外面2は3面構成をもち、第1面2aにはスタートボタン3と取り消しボタン4と表面指定ボタン5とが設けられ、第2面2bおよび第3面2cには患者の症状の度合いを入力するための選択ボタン6が配置されている。さらに第1面2aの裏面側が後述する裏面基板30bの外面のうち第1面2a1に対応する面である。
第2面2bおよび第3面2cには、薬の効用に関連する複数の症状が記載されている。図2Aの例では、症状1、症状2、症状3、症状4、症状5…の計10種類の症状が記載され、各症状ごとに、3通りの度合い(重度、中度、軽度)から一つを選択可能になっている。患者は、10種類の症状に対応する選択ボタン6のいずれかを押圧する。これにより、患者は、特定の症状の度合いを入力できる。患者は、必ずしも10種類の症状のすべてに回答する必要はなく、一部の症状のみに回答してもよい。
患者は、図2Aに示す症状記録カード1の情報入力面2を初めて使用するときに、スタートボタン3を押圧する。その後、患者は、表面指定ボタン5を押圧し、症状の度合いに該当する選択ボタン6を押圧する。
患者が押圧したスタートボタン3,取り消しボタン4、および各選択ボタン6の情報は、症状記録カード1内に内蔵された通信モジュール10に自動的に記憶される。ここで、図2Aに示す情報入力面2の取り消しボタン4、および選択ボタン6は第1ボタンとなる。
また患者は図2Bに示す症状記録カード1の裏面基板30bの外面(情報入力面)2Aに対しても情報を入力することができる。
図2Bに示す症状記録カード1のうち、裏面基板30bの外面2Aは3面構成をもち、第1面2a1にはスタートボタン3Aと取り消しボタン4Aと裏面指定ボタン5Aとが設けられ、第2面2b1および第3面2c1には、患者の症状の度合いを入力するための選択ボタン6Aが配置されている。
第2面2b1および第3面2c1には、薬の効用に関連する複数の症状が記載されている。図2Bの例では、症状11、症状12、症状13、症状14、症状15…の計10種類の症状が記載され、各症状ごとに、3通りの度合い(重度、中度、軽度)から一つを選択可能になっている。患者は、10種類の症状に対応する選択ボタン6Aのいずれかを押圧する。これにより、患者は、薬を服用した後に特定の症状の度合いを入力できる。患者は、必ずしも10種類の症状のすべてに回答する必要はなく、一部の症状のみに回答してもよい。
患者は、図2Bに示す症状記録カード1の情報入力面2Aを初めて使用するときに、スタートボタン3Aを押圧する。その後、患者は、裏面指定ボタン5Aを押圧し、症状の度合い該当する選択ボタン6Aを押圧する。
患者が押圧したスタートボタン3A、取り消しボタン4A、および各選択ボタン6Aの情報は、症状記録カード1内に内蔵された通信モジュール10に自動的に記憶される。
ここで、図2Bに示す情報入力面2Aの取り消しボタン4A、および選択ボタン6Aは第2ボタンを構成する。また、スタートボタン3およびスタートボタン3Aは、共通ボタンであって、通信モジュール10を起動させるボタンとなる。
図3は通信モジュール10の概略構成を示すブロック図である。図3の通信モジュール10は、紙厚よりも薄い薄膜状であり、フィルム基板11の上に実装されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)12と、水晶振動子13と、ボタン電池14と、スピーカ15と、フィルム基板11の長辺に沿って形成される複数のパッド16と、フィルム基板11の外縁部に沿って形成されるアンテナパターン17と、フィルム基板11上に形成される導電パターン17aとを有する。
図3は通信モジュール10の内部構成を機能化したブロック図であり、実際の各回路部品やパターンの配置やサイズ、形状、個数は任意に変更可能である。
図4はASIC12の内部構成の一例を示すブロック図である。図4のASIC12は、患者が押圧したスタートボタン3,3A、取り消しボタン4,4A、各選択ボタン6,6Aの情報を時刻情報とともに時系列で記憶する記憶部21と、記憶部21に押圧情報を記憶するための制御を行う制御部22と、ホストコンピュータ25との間で無線通信を行う無線通信部23とを有する。また制御部22は、後述のように、表面指定ボタン5が押圧された際、通信モジュール10に入力される押圧情報は第1ボタン4,6からの押圧情報であり、裏面指定ボタン5Aが押圧された際、通信モジュール10に入力される押圧情報が第2ボタン4A,6Aからの押圧情報である旨、記憶部21に記憶する。次にホストコンピュータ25は通信モジュール10からの信号に基づいて、表面指定ボタン5が押圧された場合、以後の押圧情報はすべて、第1ボタン4,6からの押圧情報であり、裏面指定ボタン5Aが押圧された場合、以後の押圧情報はすべて第2ボタン4A,6Aからの押圧情報であると判別する。
記憶部21は、患者が押圧したボタンを特定する情報と、そのボタンが押圧された時刻情報とを組にして記憶する。取り消しボタン4,4Aは、取り消しボタン4,4Aが押圧される直前に押圧されたボタンの情報を取り消すことを意図したものである。ホストコンピュータは、記憶部21に取り消しボタン4,4Aの押圧を特定する情報と、そのボタンが押圧された時刻情報とが記憶されている場合は、取り消しボタン4,4Aの直前に押圧されたボタンの情報を取り消す。
このような取り消しボタン4,4Aを設けることで、その直前に押圧したボタンの情報を取り消すことができる。実際には、記憶部21に一度記憶した情報を削除したり、上書きすることはできないが、記憶部21に誤った情報を記憶してしまったときは、取り消しボタン4を押圧することで、その情報が誤っている旨の情報を追加で記憶する。これにより、ホストコンピュータで読み出したときには、情報が正しいかどうかを簡易かつ正確に判別できる。また、患者は、何度でも、ボタン操作をやり直すことができ、間違いが許されないという精神的な負担から解放される。
無線通信部23は、ホストコンピュータ25との間で、いわゆるNFC(Near Field Communication、近接無線通信)を行って、情報の送受を行う。無線通信部23が無線通信に用いる方式や周波数帯域は特に制限されるものではなく、例えば13.56MHzの帯域でISO14443に準拠した無線方式で無線通信を行う。
NFCでは、規格上電力の送受もできるため、電池なしで通信モジュール10を駆動することも原理的には可能である。ただし、本実施形態の通信モジュール10は、スピーカ15も備えており、電力の消費量が比較的大きいため、ボタン電池14を搭載している。
ボタン電池14を搭載する以上、長期間使用すると、バッテリ切れを起こすが、本実施形態に係る症状記録カード1は、紙製であることも多く、長期間の使用には耐えられないことから、バッテリ切れを起こしたら、症状記録カード1自体を交換することを念頭に置いている。
次に、本実施形態に係る症状記録カード1の具体的構造について説明する。上述した症状記録カード1は、1枚の紙基板を縦方向に三等分して折り畳んだ三層構造であり、その表面に図2Aに示す情報入力面としての表面基板30aの外面2、およびその裏面に図2Bに示す情報入力面としての裏面基板30bの外面2Aが現れる。これをさらに横方向に三等分して折り畳むと図1に示す構造になる。以下では、大元の1枚の紙基板に形成される導電パターンについて説明する。
図6は症状記録カード1の元となる紙基板30を展開した図である。図6の紙基板30を縦方向に三等分した折り目61で分割した各分割基板30a,30b,30cには、それぞれ異なる導電パターン18や切り欠き等が設けられる。なお、これら3つの分割基板30a~30cは、折り目61で折り曲げ可能とされており、物理的に切り離されるものではない。
図6の中央の分割基板30bは、最下層に配置されて導電パターン18が形成される最下層基板(裏面基板ともいう)30bである。その左側の分割基板30cは、主に切り欠き62が形成され、最下層基板30bの上に配置される中間層基板(スペーサ基板ともいう)30cである。最下層基板30bの右側の分割基板30aは、スイッチ接点の導通/遮断を行う導電パターン(導電部ともいう)38が形成され、中間層基板30cの上に配置される最上層基板(表面基板ともいう)30aである。
後述するように、三等分された最下層基板30bに中間層基板30cを折り畳んで熱圧着した後に、その上に最上層基板30aを折り畳んで熱圧着することにより、図2Aおよび図2Bに示す構造が得られる。したがって、図6に示す最上層基板30aの外面(図6の裏側の面)2が図2Aに示す情報入力面となり、最下層基板30bの外面(図6の裏側の面)2Aが図2Bに示す情報入力面となる。すなわち、図2Aおよび図2Bに示すように、症状記録カード1は最上層基板30aの外面2および最下層基板30bの外面2Aの2つの情報入力面を有する。
最下層基板30bの上に中間層基板30cを折り畳んで熱圧着する前に、最下層基板30bに通信モジュール10が接合され、その上に中間層基板30cが熱圧着される。このように、通信モジュール10は、最下層基板30bと中間層基板30cの間に挟み込まれる。これにより、最下層基板30bの表面に形成された導電パターン18と通信モジュール10は、症状記録カード1の完成状態では、外見に現れない。同様に、最上層基板30a上の導電パターンも、中間層基板30cの上に折り畳まれて熱圧着されるため、外見に現れない。
次に、最下層基板30bの表面に形成された導電パターン18について図6を用いて説明する。図6の導電パターン18は、最下層基板30bの内面(図6の表側の面)に設けられ、三等分された第1~第3面2a~2cからなる情報入力面2および三等分された第1~第3面2a1~2c1からなる情報入力面2Aに対応した最下層基板30b内面上の第1~第3パターン面30b1~30b3を有する。
第1パターン面30b1は、スタートボタン3,3Aに対応したスイッチ接点31と、取り消しボタン4,4Aに対応したスイッチ接点32とを有する。第2パターン面30b2および第3パターン面30b3は、患者の症状および症状の程度を選択する各選択ボタン6,6Aに対応した計30個のスイッチ接点33を有する。
また図6に示すように、第1パターン面30b1には、表面指定ボタン5に対応したスイッチ接点35と、裏面指定ボタン5Aに対応したスイッチ接点36とが設けられている。上述のように表面指定ボタン5を押圧してスイッチ接点35を導通させることにより、ホストコンピュータ25は以後の押圧情報はすべて、第1ボタン4,6からの押圧情報であると判別できる。また、ホストコンピュータ25は、裏面指定ボタン5Aを押圧してスイッチ接点36を導通させることにより、以後の押圧情報はすべて第2ボタン4A,6Aからの押圧情報であると判別する。
これらスイッチ接点31~36は初期状態で遮断されている。
このように、スイッチ接点31~36は電気的に遮断されており、各スイッチ接点31~33に別の導電パターン38を接触させることにより、スイッチ接点の状態を切り替えることができる。
図6に示す各スイッチ接点31~36の一端は、導電パターン18を介して第1パターン面30b1上の端子部39の対応する端子に接続され、端子部39はフレキシブル回路コネクタ90を介して通信モジュール10に接続されている。各スイッチ接点31~36の他端はいずれも導電パターン18を介して接地端子に接続されている。端子部39には、スイッチ接点の総数分の端子が設けられ、これに加えて、端子部39の両端側には接地端子が設けられている。接地端子から延びる導電パターン(以下、接地パターン18a)は、第1~第3パターン面30b3の外縁に沿って、他の導電パターン18とスイッチ接点31~36を取り囲むように形成されている。この接地パターン18aは、ノイズの低減を図るために、他の導電パターンよりも太く形成されている。
このように、すべてのスイッチ接点31~36が、対応する端子と接地パターン18aとの間に接続されている。したがって、いずれかのスイッチ接点の状態が変化すると、その変化した情報が、専用の端子を介して通信モジュール10に伝達されることになる。通信モジュール10内の記憶部21は、接点の状態が変化したスイッチ接点31~36を特定する情報と、スイッチ接点31~36の状態が変化した時刻情報とを記憶する。
ところで、図6に示すように、紙基板30は最上層基板30aと、最下層基板30bと、中間層基板30cとを有し、このうち最下層基板30bは一対の折曲線64からなる2つの折曲部64Aにより3等分して折り畳み可能となっている。また最上層基板30aと中間層基板30cは、各々2本の分離部65を介して3つに分離されている。
なお、最下層基板30b上に設けられた導電パターン18および接地パターン18aは、配線を構成し、これら導電パターン18および接地パターン18aは最下層基板30bの3つのパターン面30b1,30b2,30b3に渡って延びる。そして、最下層基板30bの2つの折曲部64Aにはフレキシブル回路コネクタ80A,80Bが設けられている。3つのパターン面30b1,30b2,30b3に渡って延びる導電パターン18および接地パターン18aは、この折曲部64Aに設けられたフレキシブル回路コネクタ80A,80Bによって互いに接続されている。
次に最上層基板30aの外面2に設けられた各種ボタン3,4,6および最下層基板30bの外面2Aに設けられた各種ボタン3A,4A,6Aの平面上の位置関係について述べる。最下層基板30b上に中間層基板30cを介して最上層基板30aを重ね合わせた状態で、最上層基板30aの外面2に設けられたスタートボタン3、取り消しボタン4、表面指定ボタン5、および選択ボタン6は、各々最上層基板30aの内面に設けられた導電部38を介して、最下層基板30bの内面に設けられた導電パターン18のスイッチ接点31,32,35,33に重なり合う位置にくる。同様に最下層基板30bの外面2Aに設けられたスタートボタン3A、取り消しボタン4A、裏面指定ボタン5A、および選択ボタン6Aは、各々最下層基板30bの内面に設けられた導電パターン18のスイッチ接点31,32,36,33および対応する導電部38に重なり合う位置にくる。
このため最上層基板3aの外面(情報入力面)2に設けられたボタン3,4,5,6を押圧することにより、導電部38を介して対応するスイッチ接点31,32,35,33を導通させることができる。
同様に最下層基板3bの外面(情報入力面)2Aに設けられたボタン3A,4A,5A,6Aを押圧することにより、導電部38を介して対応するスイッチ接点31,32,36,33を導通させることができる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図5は図1の症状記録カード1の使用手順の一例を示すフローチャートである。まず、病院の医師または医療関係者は、処方箋に従って所定の薬が組み込まれた症状記録カード1を、ホストコンピュータ25に接続されたリーダ(図示せず)にかざして、症状記録カード1を初期化した後に、症状記録カード1内の記憶部21に患者を特定する情報を記憶する(ステップS1)。
その後、症状記録カード1を患者に手渡す(ステップS2)。患者は、症状記録カード1を開いて、まずスタートボタン3を押圧し(ステップ3)、次に、表面指定ボタン5を押圧する(ステップ4)。このとき、通信モジュール10の制御部22は、以後の押圧情報は、すべて最上層基板3aの外面(情報入力面)2に設けられた第1ボタン4,6からの押圧情報である旨、記憶部21に記憶する。次に、通信モジュール10は記憶部21内の「以後の押圧情報は、すべて最上層基板3aの外面(情報入力面)2に設けられた第1ボタン4,6からの押圧情報である旨」の情報をホストコンピュータ25へ送り、ホストコンピュータ25は、通信モジュール10からの信号に基づいて、以後の押圧情報はすべて第1ボタン4,6からの押圧情報であると判別する。
患者は、次に該当する症状の度合いに対応する選択ボタン6を押圧する(ステップS5)。
患者が押圧したスタートボタン3や、選択ボタン6の押圧情報は、時刻情報とともに、通信モジュール10の記憶部21に自動的に記憶される。また、スタートボタン3や選択ボタン6を押し間違えたときは、その直後に取り消しボタン4を押圧することで、直前の押圧情報が間違いであることを示す情報が記憶部21に記憶される。これにより、事実上、間違ったボタン操作を取り消すことができる。
患者は、次の診療時に、症状記録カード1を病院に手持ちする(ステップS6)。そして、病院の医師または医療関係者は、患者から症状記録カード1を受け取って、ホストコンピュータに接続されたリーダにかざして、症状記録カード1の記憶部21に記憶された情報をホストコンピュータに読み込んで、画面に表示する(ステップS7)。医師は、画面に表示された症状記録カード1に記憶された情報を見ながら、患者の症状を確認して、患者の診察を行う(ステップS8)。
このように、症状記録カード1は、患者が薬を服用した後に、患者がどのような症状を覚えたかを逐一記憶しているため、医師は、患者の記憶に頼らずに、患者の症状を正確かつ具体的に時系列的に把握でき、患者の治療を的確に行うことができ、誤診も防止できる。
次に最下層基板3bの外面(情報入力面)2Aに設けられたボタン3A,4A,6Aを操作する場合の作用について述べる。まず患者はスタートボタン3Aを押圧し(ステップS3)、次に裏面指定ボタン5Aを押圧する(ステップ4)。このとき通信モジュール10の制御部22は、以後の押圧情報は、最下層基板3bの外面(情報入力面)2Aに設けられた第2ボタン4A,6Aからの押圧情報である旨、記憶部21に記憶する。次に、通信モジュール10は記憶部21内の「以後の押圧情報は、最下層基板3bの外面(情報入力面)2Aに設けられた第2ボタン4A,6Aからの押圧情報である旨」の情報をホストコンピュータ25に送り、ホストコンピュータ25は、通信モジュール10からの信号に基づいて、以後の押圧情報はすべて第2ボタン4A,6Aからの押圧情報であると判別する。
患者は、次に、該当する症状の度合いに対応する選択ボタン6Aを押圧する(ステップS5)。
患者が押圧したスタートボタン3Aや、選択ボタン6Aの押圧情報は、時刻情報とともに、通信モジュール10の記憶部21に自動的に記憶される。また、スタートボタン3Aや選択ボタン6Aを押し間違えたときは、その直後に取り消しボタン4Aを押圧することで、直前の押圧情報が間違いであることを示す情報が記憶部21に記憶される。これにより、事実上、間違ったボタン操作を取り消すことができる。
患者は、次の診療時に、症状記録カード1を病院に手持ちする(ステップS6)。そして、病院の医師または医療関係者は、患者から症状記録カード1を受け取って、ホストコンピュータに接続されたリーダにかざして、症状記録カード1の記憶部21に記憶された情報をホストコンピュータに読み込んで、画面に表示する(ステップS7)。医師は、画面に表示された症状記録カード1に記憶された情報を見ながら、患者の症状を確認して、患者の診察を行う(ステップS8)。
このように本実施の形態によれば、症状記録カード1の最上層基板3aの外面2にスタートボタン3、取り消しボタン4および選択ボタン6を設けることができ、かつ最下層基板3bの外面2Aにスタートボタン3A、取り消しボタン4Aおよび選択ボタン6Aを設けることができる。このように症状記録カード1の最上層基板3aの外面2および最下層基板3bの外面2Aの双方を用いて多数のスタートボタン3,3A、取り消しボタン4,4Aおよび選択ボタン6,6Aを設置することができ、このことにより 異なる種類のボタンを有する複数の症状記録カード1を作製する必要はない。
また最上層基板3aの外面2に設置されたボタンからの押圧情報と、最下層基板3bの外面2Aに設置されたボタンからの押圧情報は、表面指定ボタン5および裏面指定ボタン5Aのいずれを押圧するだけで切り換え可能となっているため、押圧情報の切り換え作業を簡単な構造で容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態において、最上層基板3aの外面2に表面指定ボタン5を設け、最下層基板3bの外面2Aに裏面指定ボタン5Aを設けた例を示したが、最上層基板3aの外面2のみに表面指定ボタン5を設け、裏面指定ボタン5Aは必ずしも設ける必要はない。
この場合は、表面指定ボタン5の押圧情報のみで、最上層基板3aの外面2に設けられたボタンとからの押圧情報と、最下層基板3bの外面2Aに設けられたボタンからの押圧情報を切り換えることができる。
1 症状記録カード
2,2A 情報入力面
3,3A スタートボタン
4,4A 取り消しボタン
5 表面指定ボタン
5A 裏面指定ボタン
6,6A 選択ボタン
10 通信モジュール
11 フィルム基板
12 ASIC
13 水晶振動子
14 ボタン電池
15 スピーカ
16 パッド
17 アンテナパターン
18 導電パターン
18a 接地パターン
22 制御部
30 紙基板
30a,30b,30c 分割基板
30b1 第1パターン面
30b2 第2パターン面
30b3 第3パターン面
31~36 スイッチ接点
39 端子部

Claims (6)

  1. 紙基板と、
    前記紙基板上に設けられた配線と、
    前記紙基板上に設けられ、前記配線に接続され、制御部と記憶部とを有する通信モジュールとを備え、
    前記紙基板は前記配線が設けられた裏面基板と、この裏面基板上に重ね合わされた表面基板と、を備え、
    前記表面基板の外面に、押圧情報を前記配線を介して前記通信モジュールに送る押圧可能な複数の第1ボタンが設けられ、
    前記裏面基板の外面に、押圧情報を前記配線を介して前記通信モジュールに送る押圧可能な複数の第2ボタンが設けられ、
    前記表面基板の外面または前記裏面基板の外面に、表面指定ボタンまたは裏面指定ボタンを設け、前記制御部は、前記表面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第1ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶するか、または前記裏面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第2ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶する、情報記録装置。
  2. 前記表面基板の外面および前記裏面基板の外面に、各々表面指定ボタンおよび裏面指定ボタンを設け、前記制御部は前記表面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第1ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶し、かつ前記裏面指定ボタンが押圧された際、前記配線からの押圧情報は前記第2ボタンからの押圧情報である旨、前記記憶部に記憶する、請求項1記載の情報記録装置。
  3. 前記表面指定ボタンと前記裏面指定ボタンは、互いに重ならない位置に配置されている、請求項1または2記載の情報記録装置。
  4. 前記表面基板に設けられた前記第1ボタンと、前記裏面基板に設けられた前記第2ボタンは、互いに重なり合う位置に配置されている、請求項1乃至3のいずれか記載の情報記録装置。
  5. 前記配線は複数のスイッチ接点を有し、前記表面基板の内面であって、前記第1ボタンおよび前記第2ボタンに重なり合う位置に、前記スイッチ接点を導通させる導電部が設けられている、請求項4記載の情報記録装置。
  6. 前記紙基板は前記裏面基板と前記表面基板との間に介在されたスペーサ基板を備えた、請求項1乃至5のいずれか記載の情報記録装置。
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